JP2505817B2 - スクロ―ス誘導体の製造法 - Google Patents
スクロ―ス誘導体の製造法Info
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- JP2505817B2 JP2505817B2 JP62233624A JP23362487A JP2505817B2 JP 2505817 B2 JP2505817 B2 JP 2505817B2 JP 62233624 A JP62233624 A JP 62233624A JP 23362487 A JP23362487 A JP 23362487A JP 2505817 B2 JP2505817 B2 JP 2505817B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H13/00—Compounds containing saccharide radicals esterified by carbonic acid or derivatives thereof, or by organic acids, e.g. phosphonic acids
- C07H13/02—Compounds containing saccharide radicals esterified by carbonic acid or derivatives thereof, or by organic acids, e.g. phosphonic acids by carboxylic acids
- C07H13/04—Compounds containing saccharide radicals esterified by carbonic acid or derivatives thereof, or by organic acids, e.g. phosphonic acids by carboxylic acids having the esterifying carboxyl radicals attached to acyclic carbon atoms
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は新規スクロース誘導体、スクロースの環状4,
6−オルソエステルに関し、更には出発物質として4,6−
オルソエステルを使つてスクロース6−エステルを製造
する方法に関する。スクロース6−エステルはスクラロ
ース、これはスクロースの甘味の数百倍を有する高度甘
味剤(英国特許第1,543,167号明細書)、の一製造方法
の重要な中間体である。
6−オルソエステルに関し、更には出発物質として4,6−
オルソエステルを使つてスクロース6−エステルを製造
する方法に関する。スクロース6−エステルはスクラロ
ース、これはスクロースの甘味の数百倍を有する高度甘
味剤(英国特許第1,543,167号明細書)、の一製造方法
の重要な中間体である。
スクラロースの製造は塩素原子を1′−および6′−
位に導入(3つの一級ヒドロキシ基のうち2つと置換)
および4−位(2級ヒドロキシ基の置換)することであ
る。6−位の3番目の一級ヒドロキシ基は未反応状態に
残さねばならない。
位に導入(3つの一級ヒドロキシ基のうち2つと置換)
および4−位(2級ヒドロキシ基の置換)することであ
る。6−位の3番目の一級ヒドロキシ基は未反応状態に
残さねばならない。
スクラロースへの重要な経路は、反応させる3つのヒ
ドロキシ基を保護せず、すべて残りのヒドロキシ基を保
護する2,3,6,3′,4′−ペンタ−O−アセチルスクロー
スの製造である(例えば、米国特許第4,362,869号明細
書又はEP31,651B号明細書参照)。
ドロキシ基を保護せず、すべて残りのヒドロキシ基を保
護する2,3,6,3′,4′−ペンタ−O−アセチルスクロー
スの製造である(例えば、米国特許第4,362,869号明細
書又はEP31,651B号明細書参照)。
3つの位置を塩素化させながら、5つの位置を塩素化
しないように選択的に保護するのは多くの技術的困難を
伴なう。別法としては、適当な条件下で4,1′および
6′位に選択的に塩素化しうるスクロース6−エステル
を製造する方法である。スクロース6エステルの製造法
およびそのスクラロースへの転換法は英国特許第2,079,
749B号明細書に開示されている。しかし、この方法は主
な位置の1つ以上に置換基を有するアシル化スクロース
誘導体混合物であるが、大部分が6−モノアシル化スク
ロースを製造するものである。この方法はスクラロース
への魅力的な経路であるが、スクロース6−エステルの
一層選択的な製造法のニーズがある。
しないように選択的に保護するのは多くの技術的困難を
伴なう。別法としては、適当な条件下で4,1′および
6′位に選択的に塩素化しうるスクロース6−エステル
を製造する方法である。スクロース6エステルの製造法
およびそのスクラロースへの転換法は英国特許第2,079,
749B号明細書に開示されている。しかし、この方法は主
な位置の1つ以上に置換基を有するアシル化スクロース
誘導体混合物であるが、大部分が6−モノアシル化スク
ロースを製造するものである。この方法はスクラロース
への魅力的な経路であるが、スクロース6−エステルの
一層選択的な製造法のニーズがある。
新規なスクロース誘導体を容易に得ることができかつ
これらの誘導体、4,6−オルソエステルを加水分解して
スクロース4−および6−エステルの混合物を得ること
ができ、それを簡単に異性化して、実質的に4−エステ
ルのない高収量の6−エステルを供しうるという知見に
基づいて本発明はなされた。
これらの誘導体、4,6−オルソエステルを加水分解して
スクロース4−および6−エステルの混合物を得ること
ができ、それを簡単に異性化して、実質的に4−エステ
ルのない高収量の6−エステルを供しうるという知見に
基づいて本発明はなされた。
炭水化物の環状オルソエステルは報告されている。こ
れらの最良のものは二環状1,2−グリコピラノシル誘導
体で、これはグリコシルハライドから製造でき、ジサツ
カライドの合成の中間体として使われた(Kochetkou &
Bochkou,Methods in Carbohydrate Chemistry,VI,アカ
デミツクプレス、ニユーヨークとロンドン、1972、48
0)。他の位置のオルソエステルは余り知られてなく、F
errierとCollins(Monosaccharide Chemistry,ペンギン
ブツク、196)によれば、適当な炭水化物ジオールとト
リアルキルオルソエステルの酸触媒反応により製造でき
ると言われている。酸接触下トリアルキルオルソエステ
ルをスクロースと反応させると、他の異性体を含まず高
収量の4,6−オルソエステルを得ることが分つた。これ
らのスクロース4,6−オルソエステルは新規化合物であ
る。
れらの最良のものは二環状1,2−グリコピラノシル誘導
体で、これはグリコシルハライドから製造でき、ジサツ
カライドの合成の中間体として使われた(Kochetkou &
Bochkou,Methods in Carbohydrate Chemistry,VI,アカ
デミツクプレス、ニユーヨークとロンドン、1972、48
0)。他の位置のオルソエステルは余り知られてなく、F
errierとCollins(Monosaccharide Chemistry,ペンギン
ブツク、196)によれば、適当な炭水化物ジオールとト
リアルキルオルソエステルの酸触媒反応により製造でき
ると言われている。酸接触下トリアルキルオルソエステ
ルをスクロースと反応させると、他の異性体を含まず高
収量の4,6−オルソエステルを得ることが分つた。これ
らのスクロース4,6−オルソエステルは新規化合物であ
る。
本発明で使う新規スクロース誘導体はスクロースアル
キル4,6−オルソアシレート、即ち、一般式 (式中、R1はアルキル基であり、特に炭素原子1−3個
のアルキル基、例えばメチル、エチル又はプロピル基で
あり、R2はアルキル基又はアリール基であり、炭素1−
4個のアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル又
はブチル基であり、又はフエニル基が望ましい)を有す
る化合物である。一般式Iの特に有用な化合物はスクロ
ースメチル4,6−オルソアセテート、スクロースエチル
4,6−オルソアセテート、スクロースメチル4,6−オルソ
ブチレートおよびスクロースメチル4,6−オルソベンゾ
エートである。これらの新規化合物は本発明の一つの特
徴である。
キル4,6−オルソアシレート、即ち、一般式 (式中、R1はアルキル基であり、特に炭素原子1−3個
のアルキル基、例えばメチル、エチル又はプロピル基で
あり、R2はアルキル基又はアリール基であり、炭素1−
4個のアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル又
はブチル基であり、又はフエニル基が望ましい)を有す
る化合物である。一般式Iの特に有用な化合物はスクロ
ースメチル4,6−オルソアセテート、スクロースエチル
4,6−オルソアセテート、スクロースメチル4,6−オルソ
ブチレートおよびスクロースメチル4,6−オルソベンゾ
エートである。これらの新規化合物は本発明の一つの特
徴である。
本発明によれば、スクロースアルキル4,6−オルソア
シレートを温和な水性酸加水分解に供し、スクロースの
4−および6−モノエステル混合物を得て、ついでその
エステル混合物を塩基で処理して、スクロース4−エス
テルをスクロース6−エステルに転換する、スクロース
6−アシレートの製造法を供する。
シレートを温和な水性酸加水分解に供し、スクロースの
4−および6−モノエステル混合物を得て、ついでその
エステル混合物を塩基で処理して、スクロース4−エス
テルをスクロース6−エステルに転換する、スクロース
6−アシレートの製造法を供する。
特に、一般式II (式中、R2はアルキル基又はアリール基である)のスク
ロースエステルの製造法において、一般式I (式中、R1はアルキル基であり、R2は上記定義の通りで
ある)のオルソエステルを温和な水性酸条件下で処理し
て、ついで塩基で処理する、上記方法を供する。
ロースエステルの製造法において、一般式I (式中、R1はアルキル基であり、R2は上記定義の通りで
ある)のオルソエステルを温和な水性酸条件下で処理し
て、ついで塩基で処理する、上記方法を供する。
最初の温和な酸処理はトルエンp−スルホン酸や塩酸
のような触媒量の酸の存在下水溶液中にて行なうことが
できる。しかし、この反応は若干の水や上記のような酸
を含むDMFやピリジンの如き不活性極性有機溶媒、又は
ピリジン塩酸塩溶液中にて行なうのが望ましい。水の添
加量は理論所要量より多くあるべきで、一般にはスクロ
ースエステルに基づいて3〜10モル等量、例えば4〜8M
Eである。酸はpHを約5−6となればよい。反応は室温
で有効に進行する。
のような触媒量の酸の存在下水溶液中にて行なうことが
できる。しかし、この反応は若干の水や上記のような酸
を含むDMFやピリジンの如き不活性極性有機溶媒、又は
ピリジン塩酸塩溶液中にて行なうのが望ましい。水の添
加量は理論所要量より多くあるべきで、一般にはスクロ
ースエステルに基づいて3〜10モル等量、例えば4〜8M
Eである。酸はpHを約5−6となればよい。反応は室温
で有効に進行する。
塩基と反応して、4−エステルを6−エステルに異性
化するのは同じ溶液で行なうのがよく、単に十分量の塩
基を添加して酸を中和しかつ少し過剰を供する。一般的
な塩基としては三級アミン、例えばピリジンおよびその
類似体や三級アルキルアミン例えばt−ブチルアミンが
ある。また、反応は室温で進行する。
化するのは同じ溶液で行なうのがよく、単に十分量の塩
基を添加して酸を中和しかつ少し過剰を供する。一般的
な塩基としては三級アミン、例えばピリジンおよびその
類似体や三級アルキルアミン例えばt−ブチルアミンが
ある。また、反応は室温で進行する。
上記の例外はオルソベンゾエートの場合で、分解には
一層の苛酷な条件(即ち、低pHと室温より高い温度)を
必要とする。
一層の苛酷な条件(即ち、低pHと室温より高い温度)を
必要とする。
本発明の方法はスクロース6−エステルへの容易かつ
選択的な経路であり、これらは容易に塩素化することが
できるから、スクラロースへの簡単直接経路を供する。
したがつて、本発明の別の特徴によれば、スクロースを
反応させてスクロース6−エステルを得、このスクロー
ス6−エステルを4−、1′−および6′−位で選択的
塩素化を行ない得る塩素化剤と反応させ、任意には生成
したスクラロース6−エステルをパ−エステル化し、反
応混合物から分離する前又は後にスクラロースエステル
を脱エステル化し、そしてスクラロースを回収する、ス
クラロースの製造法において、スクラロース6−エステ
ルの生成は温和な酸水性条件下スクラロースアルキル4,
6−オルソアシレートを分解し、ついで塩基で処理する
ことにより行なう、上記製造法を供する。
選択的な経路であり、これらは容易に塩素化することが
できるから、スクラロースへの簡単直接経路を供する。
したがつて、本発明の別の特徴によれば、スクロースを
反応させてスクロース6−エステルを得、このスクロー
ス6−エステルを4−、1′−および6′−位で選択的
塩素化を行ない得る塩素化剤と反応させ、任意には生成
したスクラロース6−エステルをパ−エステル化し、反
応混合物から分離する前又は後にスクラロースエステル
を脱エステル化し、そしてスクラロースを回収する、ス
クラロースの製造法において、スクラロース6−エステ
ルの生成は温和な酸水性条件下スクラロースアルキル4,
6−オルソアシレートを分解し、ついで塩基で処理する
ことにより行なう、上記製造法を供する。
塩素化工程は適当な塩素系、例えば英国特許第2,079,
749B号明細書に記載のもの(例えば、バイルスマイヤー
型試薬、即ちN,N−ジアルキル−(クロロメタンイミニ
ウム)クロライド、トリアリールホスフイン又はトリア
リールホスフアイト、又はスルフリルクロライド)を使
つて行なうことができる。別の有用な塩素化系はトリフ
エニルホスフインオキサイドの存在下塩化チオニルであ
る(英国特許第2,182,039A号明細書)。
749B号明細書に記載のもの(例えば、バイルスマイヤー
型試薬、即ちN,N−ジアルキル−(クロロメタンイミニ
ウム)クロライド、トリアリールホスフイン又はトリア
リールホスフアイト、又はスルフリルクロライド)を使
つて行なうことができる。別の有用な塩素化系はトリフ
エニルホスフインオキサイドの存在下塩化チオニルであ
る(英国特許第2,182,039A号明細書)。
出発物質として使うスクロース4,6−オルソエステル
は、酸触媒の存在下ジメチルホルムアミドやピリジンの
ような適当な不活性有機溶媒中スクロースとトリアルキ
ルオルソエステルとを直接反応させて選択的に製造する
ことができる。反応はわずか微量のスクロースと中間体
成分を存在させて室温で1時間以内に完了する。中和
(例えば、適当なイオン交換樹脂)しかつ濾過した後、
真空下濾液を蒸発させて澄明な無色のシロツプとして生
成物を回収することができる。比較的温和な反応条件に
より望ましくない副生成物を生成しない。
は、酸触媒の存在下ジメチルホルムアミドやピリジンの
ような適当な不活性有機溶媒中スクロースとトリアルキ
ルオルソエステルとを直接反応させて選択的に製造する
ことができる。反応はわずか微量のスクロースと中間体
成分を存在させて室温で1時間以内に完了する。中和
(例えば、適当なイオン交換樹脂)しかつ濾過した後、
真空下濾液を蒸発させて澄明な無色のシロツプとして生
成物を回収することができる。比較的温和な反応条件に
より望ましくない副生成物を生成しない。
本発明によれば、不活性有機溶媒又は懸濁剤中酸触媒
の存在下スクロースをトリアルキルオルソエステルと反
応させて、スクロース4,6−オルソエステルを製造する
方法を供する。
の存在下スクロースをトリアルキルオルソエステルと反
応させて、スクロース4,6−オルソエステルを製造する
方法を供する。
触媒は任意の強酸でよく、p−トルエンスルホン酸、
ピリジニウムクロライド、トシレート又はトルエンスル
ホン酸を使うのが有利であることが分つた。
ピリジニウムクロライド、トシレート又はトルエンスル
ホン酸を使うのが有利であることが分つた。
次の例により本発明を例示する。
例1 スクロースメチル4,6−オルソアセテートの製造 ジメチルホルムアミド(27.5ml)中スクロース(3.42
g)溶液にトリメチルオルソアセテート(1.91ml;1.5M
E)と触媒量のp−トルエンスルホン酸(25mg)を加え
た。室温で1時間後、わずかなスクロース(Rf0.40)と
中間体成分(Rf0.54)を存在させて、新規化合物(Rf0.
62)への完全反応はTLC(n-BuOH/EtOH/H2O,5:3:2)で確
認した。この溶液はアンバーライト1RA93(OH-)イオン
交換樹脂を使つて中和し、濾過し、濾液を真空下蒸発さ
せ、澄明無色シロツプ(4.0g)を得た。この物質の試料
は無水酢酸/ピリジンを使う常法によりアセチル化し
た。アセテートの1HNMRスペクトルは構造と一致した。
ヘキサアセテートのマススペクトルによつても構造は一
致し、M+−OCH3=619を得た。
g)溶液にトリメチルオルソアセテート(1.91ml;1.5M
E)と触媒量のp−トルエンスルホン酸(25mg)を加え
た。室温で1時間後、わずかなスクロース(Rf0.40)と
中間体成分(Rf0.54)を存在させて、新規化合物(Rf0.
62)への完全反応はTLC(n-BuOH/EtOH/H2O,5:3:2)で確
認した。この溶液はアンバーライト1RA93(OH-)イオン
交換樹脂を使つて中和し、濾過し、濾液を真空下蒸発さ
せ、澄明無色シロツプ(4.0g)を得た。この物質の試料
は無水酢酸/ピリジンを使う常法によりアセチル化し
た。アセテートの1HNMRスペクトルは構造と一致した。
ヘキサアセテートのマススペクトルによつても構造は一
致し、M+−OCH3=619を得た。
例2 スクロース6−アセテートの製造 スクロースメチル4,6−オルソアセテート(1g)を水
(10ml)に溶解した、溶液pH5。室温で1時間後、微量
のオルソアセテート(Rf0.62)と少しのスクロース(Rf
0.40)が残存して、Rf0.54の主成分はTLC(n-BuOH/EtOH
/H2O,5:3:2)により確認した。2時間後溶液をHPLC分析
して、特に保持時間3.46(スクロース)、4.66(スクロ
ース4−アセテート)および8.63(スクロース6−アセ
テート)を7:49:43の比で主成分を示した。ついでピリ
ジン(1ml)を水溶液に加えた。周期的HPLC分析によ
り、経時的にスクロース6−アセテート濃度は増加しか
つスクロース4−アセテートの減少を示した。4時間
後、スクロース:スクロース4−アセテート:スクロー
ス6−アセテートの比は11:3:85であつた。ついで溶液
を濃縮乾固し、残渣をピリジンに溶かし、真空下蒸発
し、シロツプを得、残存水分を除いた。シロツプ/ピリ
ジン(10ml)溶液を分子篩(4A)で一晩貯蔵し、例3に
記載のように塩素化用に供した。
(10ml)に溶解した、溶液pH5。室温で1時間後、微量
のオルソアセテート(Rf0.62)と少しのスクロース(Rf
0.40)が残存して、Rf0.54の主成分はTLC(n-BuOH/EtOH
/H2O,5:3:2)により確認した。2時間後溶液をHPLC分析
して、特に保持時間3.46(スクロース)、4.66(スクロ
ース4−アセテート)および8.63(スクロース6−アセ
テート)を7:49:43の比で主成分を示した。ついでピリ
ジン(1ml)を水溶液に加えた。周期的HPLC分析によ
り、経時的にスクロース6−アセテート濃度は増加しか
つスクロース4−アセテートの減少を示した。4時間
後、スクロース:スクロース4−アセテート:スクロー
ス6−アセテートの比は11:3:85であつた。ついで溶液
を濃縮乾固し、残渣をピリジンに溶かし、真空下蒸発
し、シロツプを得、残存水分を除いた。シロツプ/ピリ
ジン(10ml)溶液を分子篩(4A)で一晩貯蔵し、例3に
記載のように塩素化用に供した。
例3 スクラロースの製造 塩化チオニル(1.52ml,8ME)をトリフエニルホスフイ
ンオキサイド(2.17g,3ME)/ピリジン(8ml)溶液に加
えた。例2のスクロース6−アセテート/ピリジン(約
1g/10ml)溶液を加える前に、上記溶液を50°に加熱し
た。混合物を95°に加熱し、この温度で1時間保つた。
ついで混合物は無水酢酸/ピリジンを使つて常法でアセ
チル化し、アセチル化反応混合物のTLC(ジエチルエー
テル/ペトロール4:1)はスクラロースペンタアセテー
トに相当する主成分、微量のテトラクロロガラクトスク
ローステトラアセテートおよびベースライン物質を示し
た。スクラロースペンタアセテートはメタノール中結晶
分離し、常法でナトリウムメトキシドにより処理して脱
アセチル化し、スクラロース(約0.5g)を得た。
ンオキサイド(2.17g,3ME)/ピリジン(8ml)溶液に加
えた。例2のスクロース6−アセテート/ピリジン(約
1g/10ml)溶液を加える前に、上記溶液を50°に加熱し
た。混合物を95°に加熱し、この温度で1時間保つた。
ついで混合物は無水酢酸/ピリジンを使つて常法でアセ
チル化し、アセチル化反応混合物のTLC(ジエチルエー
テル/ペトロール4:1)はスクラロースペンタアセテー
トに相当する主成分、微量のテトラクロロガラクトスク
ローステトラアセテートおよびベースライン物質を示し
た。スクラロースペンタアセテートはメタノール中結晶
分離し、常法でナトリウムメトキシドにより処理して脱
アセチル化し、スクラロース(約0.5g)を得た。
例4 スクロースメチル4,6−オルソブチレートの製造(ヘキ
サアセテートとして特徴づけられる) スクロース(10g)/ピリジン(50ml)サスペンジヨ
ンを75℃、2.5時間トリメチルオルソブチレート(5.2m
l、1.1ME)とピリジニウムトシレート(500mg)で処理
した。生成溶液を30°に冷却し、無水酢酸(35ml)を加
え、温度を60°に上げた。60°で1時間後、溶液を室温
に冷却し、メタノール(20ml)を加えた。ついで溶液を
濃縮乾固し、酢酸エチル(50ml)を加え、シリカゲル
(メルク7734)で蒸発させた。
サアセテートとして特徴づけられる) スクロース(10g)/ピリジン(50ml)サスペンジヨ
ンを75℃、2.5時間トリメチルオルソブチレート(5.2m
l、1.1ME)とピリジニウムトシレート(500mg)で処理
した。生成溶液を30°に冷却し、無水酢酸(35ml)を加
え、温度を60°に上げた。60°で1時間後、溶液を室温
に冷却し、メタノール(20ml)を加えた。ついで溶液を
濃縮乾固し、酢酸エチル(50ml)を加え、シリカゲル
(メルク7734)で蒸発させた。
ジエチルエーテル/石油エーテル(2:1)40-60°で溶
離するカラムクロマトグラフイで純スクロースメチル4,
6−オルソブチレートヘキサアセテート(16.2g、82%)
を得、これをジエチルエーテル/石油エーテル(40-60
°)より再結した、mp84-85°;[α]D+55.2°(C2.
0、CHCl3)。1 HNMR(CDCl3) 類似の方法により、相当するトリアルキルオルソエス
テルを使つて、次の化合物を調製した。
離するカラムクロマトグラフイで純スクロースメチル4,
6−オルソブチレートヘキサアセテート(16.2g、82%)
を得、これをジエチルエーテル/石油エーテル(40-60
°)より再結した、mp84-85°;[α]D+55.2°(C2.
0、CHCl3)。1 HNMR(CDCl3) 類似の方法により、相当するトリアルキルオルソエス
テルを使つて、次の化合物を調製した。
スクロースメチル4,6−オルソアセテートヘキサアセテ
ート[4,6−o−(1−メトキシエチリデン)−スクロ
ースヘキサアセテート] 結晶、ジエチルエーテル/石油エーテル40-60° mp79-81°[α]+61.0°(c2.0,CHCl3) スクロースエチル4,6−オルソアセテートヘキサアセテ
ート[4,6−o−(1−エトキシエチリデン)−スクロ
ース・ヘキサアセテート 結晶、ジエチルエーテル/石油エーテル40-60° mp93-95°[α]D+59.2°(c2.0,CHCl3)1 HNMR(CDCl3) スクロースメチル4,6−オルソベンゾエート、ヘキサア
セテート シロツプ[α]D+40.8°(c2.0,CHCl3)1 HNMR(CDCl3) 例5 オルソエステルの分解 例1の方法を行なつた。ついで例の方法の代りに、次
の方法を分解工程について使つた。
ート[4,6−o−(1−メトキシエチリデン)−スクロ
ースヘキサアセテート] 結晶、ジエチルエーテル/石油エーテル40-60° mp79-81°[α]+61.0°(c2.0,CHCl3) スクロースエチル4,6−オルソアセテートヘキサアセテ
ート[4,6−o−(1−エトキシエチリデン)−スクロ
ース・ヘキサアセテート 結晶、ジエチルエーテル/石油エーテル40-60° mp93-95°[α]D+59.2°(c2.0,CHCl3)1 HNMR(CDCl3) スクロースメチル4,6−オルソベンゾエート、ヘキサア
セテート シロツプ[α]D+40.8°(c2.0,CHCl3)1 HNMR(CDCl3) 例5 オルソエステルの分解 例1の方法を行なつた。ついで例の方法の代りに、次
の方法を分解工程について使つた。
オルソエステルの生成が完了すると、10容量%の水
(スクロースに対し8ME)を、p−トルエンスルホン酸
の中和をせずにDMF溶液に添加してpH5.5にした。これら
の条件下できれいにおきたオルソエステルの分解は少な
くとも1時間を要したが、かなりの量のスクロースを再
生できた。最初の4mgから6mg/gスクロースまで酸濃度を
増すことにより、分解時間は約20分に減少しかつスクロ
ースは余り再生しなかつた(第1表)。添加水が5%
(4ME)に半減した時、分解は殆んど急であつたが、ア
セテートの移行はゆつくりであつた。
(スクロースに対し8ME)を、p−トルエンスルホン酸
の中和をせずにDMF溶液に添加してpH5.5にした。これら
の条件下できれいにおきたオルソエステルの分解は少な
くとも1時間を要したが、かなりの量のスクロースを再
生できた。最初の4mgから6mg/gスクロースまで酸濃度を
増すことにより、分解時間は約20分に減少しかつスクロ
ースは余り再生しなかつた(第1表)。添加水が5%
(4ME)に半減した時、分解は殆んど急であつたが、ア
セテートの移行はゆつくりであつた。
例6 DMF中のアセテートの移行 例2の方法の改良法において、ピリジンの代りにt−
ブチルアミンを使用して、アセテートの移行を行なつ
た。2.5容量%を湿DMF溶液に添加して、pHを約9に上げ
た。これらの条件下で、アセテートの移行は1時間以内
に完了し、87%スクロース6−アセテート、3%スクロ
ース4−アセテートおよび10%スクロースが存在するこ
とをHPLCは示した(第2表)。t−ブチルアミンを1.25
%、又は水を5%に減少してかなりの移行を示し、スク
ロース濃度の増大となつた。移行が完了した時、溶液を
真空下濃縮し、粘稠なシロツプを得、トルエンで共蒸発
させてDMFをそこから除いた。
ブチルアミンを使用して、アセテートの移行を行なつ
た。2.5容量%を湿DMF溶液に添加して、pHを約9に上げ
た。これらの条件下で、アセテートの移行は1時間以内
に完了し、87%スクロース6−アセテート、3%スクロ
ース4−アセテートおよび10%スクロースが存在するこ
とをHPLCは示した(第2表)。t−ブチルアミンを1.25
%、又は水を5%に減少してかなりの移行を示し、スク
ロース濃度の増大となつた。移行が完了した時、溶液を
真空下濃縮し、粘稠なシロツプを得、トルエンで共蒸発
させてDMFをそこから除いた。
例7 スクロース6−アセテートの製造 例5と6の方法を次のように組み合わせた。
スクロース(50g)/DMF(200ml)の撹拌サスペンジヨ
ンは20℃でトリメチルオルソアセテート(21ml、1.1M
E)とp−トルエンスルホン酸(300mg)で処理した。2.
5時間後、水(20ml、8ME)をその澄明溶液に加えた。更
に20分後に、t−ブチルアミン(5ml)を加えた。混合
物を真空濃縮する前に、更に1時間撹拌を続けた。トル
エンで繰り返えし共蒸発させて、DMFを除き(トルエン:
2×200ml位)、無色濃厚シロツプとして粗スクロース6
−アセテートを得た。
ンは20℃でトリメチルオルソアセテート(21ml、1.1M
E)とp−トルエンスルホン酸(300mg)で処理した。2.
5時間後、水(20ml、8ME)をその澄明溶液に加えた。更
に20分後に、t−ブチルアミン(5ml)を加えた。混合
物を真空濃縮する前に、更に1時間撹拌を続けた。トル
エンで繰り返えし共蒸発させて、DMFを除き(トルエン:
2×200ml位)、無色濃厚シロツプとして粗スクロース6
−アセテートを得た。
収量約83g(25%DMF含有)。
大体の炭水化物組成:スクロース6−アセテート87
%、スクロース4−アセテート3%、スクロース10%。
%、スクロース4−アセテート3%、スクロース10%。
全体の順序は、1.5ml/分で水性アセトニトリル(85%
v/v)で溶離し、Zorbax NH2カラムを使いかつニート反
応混合物2μlを注入して、HPLCによりモニターした。
v/v)で溶離し、Zorbax NH2カラムを使いかつニート反
応混合物2μlを注入して、HPLCによりモニターした。
例8 DMF中スクロース6−アセテートの100gバツチの製造 スクロース6−アセテートの5つのバツチ(100g)は
次の製造法を使つて製造した。
次の製造法を使つて製造した。
スクロース(100g、24時間/60℃で真空オーブン中に
て乾燥したアイシングシユガー)、トリメチルオルソア
セテート(48ml、1.25ME)およびp−トルエンスルホン
酸(600mg)をDMF(400ml)中懸濁し、混合物を室温(2
0-22℃)で3時間撹拌した。反応の進行はHPLCでモニタ
ーした。1.25時間後に反応混合物は澄明になつた。その
時点でHPLC用に最初に試料を採つた。最初の反応段階は
完全であると考えられた。その場合連続的トレースは区
別できないことが分つた。
て乾燥したアイシングシユガー)、トリメチルオルソア
セテート(48ml、1.25ME)およびp−トルエンスルホン
酸(600mg)をDMF(400ml)中懸濁し、混合物を室温(2
0-22℃)で3時間撹拌した。反応の進行はHPLCでモニタ
ーした。1.25時間後に反応混合物は澄明になつた。その
時点でHPLC用に最初に試料を採つた。最初の反応段階は
完全であると考えられた。その場合連続的トレースは区
別できないことが分つた。
この段階で水(40ml、8ME)を室温で反応混合物に加
え、4,6−オルソアセテート環を分解した。HPLCによれ
ば、オルソアセテート環をスクロース4−および6−ア
セテート混合物に分解するのは約1時間で完了した。
え、4,6−オルソアセテート環を分解した。HPLCによれ
ば、オルソアセテート環をスクロース4−および6−ア
セテート混合物に分解するのは約1時間で完了した。
4−アセテートを6−位に移行させるために、t−ブ
チルアミン(10ml)を加え、反応混合物を周囲温度で1.
25時間撹拌した。HPLCによりこれ以上の移行がおきない
ことが分つた時、反応混合物を濃縮し(減圧下、80°−
85℃)、シロツプを得た。
チルアミン(10ml)を加え、反応混合物を周囲温度で1.
25時間撹拌した。HPLCによりこれ以上の移行がおきない
ことが分つた時、反応混合物を濃縮し(減圧下、80°−
85℃)、シロツプを得た。
生成物の平均分析:重量154g HPLCにより炭水化物組成 スクロース6−アセテート 84% スクロース4−アセテート 4% スクロース 12% 残留溶媒 DMF 24% メタノール 0.1% トルエン 1.0% 水 1.5% 生成物は塩素化用に使い、例3のようなスクラロース
を得た。
を得た。
スクロース6−アセテートの試料はメタノールから結
晶化させて精製し、mp94-96℃、[α]D+60.3°(c2.
0、H2O)13 C NMR(DMSO−d6)ppm を得た。
晶化させて精製し、mp94-96℃、[α]D+60.3°(c2.
0、H2O)13 C NMR(DMSO−d6)ppm を得た。
Claims (4)
- 【請求項1】スクロースアルキル4,6−オルソアシレー
ト。 - 【請求項2】一般式I (式中、R1はアルキル基であり、R2はアルキル基または
アリール基である)を有する、請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】スクロースメチル4,6−オルソアセテー
ト、スクロースエチル4,6−オルソアセテート、スクロ
ースメチル4,6−オルソブチレートおよびスクロースメ
チル4,6−オルソベンゾエートから選択される、請求項
1又は2記載の化合物。 - 【請求項4】スクロースを不活性有機溶媒溶液又はサス
ペンジョンで酸触媒の存在下トリアルキルオルソアシレ
ートと反応させることを特徴とする、スクロースアルキ
ル4,6−オルソアシレートの製造法。
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GB868622345A GB8622345D0 (en) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | Sucrose derivatives |
GB8622345 | 1986-09-17 |
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