JP2505510Y2 - 弁棒の支持方式 - Google Patents

弁棒の支持方式

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JP2505510Y2
JP2505510Y2 JP10054891U JP10054891U JP2505510Y2 JP 2505510 Y2 JP2505510 Y2 JP 2505510Y2 JP 10054891 U JP10054891 U JP 10054891U JP 10054891 U JP10054891 U JP 10054891U JP 2505510 Y2 JP2505510 Y2 JP 2505510Y2
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JP
Japan
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valve stem
valve
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annular
upper lid
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JP10054891U
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JPH0530659U (ja
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源昭 広田
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Shimizu Alloy Manufacturing Co Ltd
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Shimizu Alloy Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は仕切弁などの各種の弁に
使用できる、弁棒の支持方式に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、仕切弁の弁棒は、一般に弁ケー
シングの上蓋に支持されている。この際、弁棒は回転の
みが可能で、上下方向には移動不能に支持しなければな
らない。この為、従来、その支持部の構造は、弁棒に鍔
を設けると共に、上蓋を更に上下に分割して、その上下
の分体間で弁棒の鍔を挟み込むようにして支持する方式
が一般に採用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記の従来
の支持方式では、先ず、弁棒に鍔が必要である。この
為、弁棒の製造は、太い丸棒素材から切削加工する方式
を採らねばならず、素材ロスが多い上に、加工コストが
高くなる欠点がある。その上、従来方式では、上蓋が分
割されていて、両者をボルトで締付固定する方式である
から、製作や組立に手間がかかる欠点があり、かつ、使
用中にボルトが緩んで、ガタ付きを起こすおそれがあ
る。
【0004】本考案はこのような点に鑑み、製造コスト
が低く、使用中のガタ付きなどがなく、メンテナンスが
容易な弁棒の支持方式を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の弁棒支持方式の
技術的手段は、弁ケーシングの上蓋と、上蓋に貫通状に
取付けられる弁棒と、上蓋の孔と弁棒との間に介装され
る弁棒受けとからなり、弁棒受けは弁棒に対して回転自
在で、軸方向移動不可能に嵌合され、また、上蓋の孔に
は弁棒受け嵌着部が設けられ、この嵌着部の一方端には
衝突段部があり、他端は開放で、その内壁面には環状の
抜け止め切込段部が形成されており、弁棒受けの端面に
は環状の切込を有し、この切込にクサビを圧入させて、
弁棒受けの角端を外方に張り出し変形させ、その角端を
抜け止め切込段部に嵌入させて、弁棒受けを嵌着部に固
定させることにある。
【0006】また、弁棒受けは2つ割構造で、更に、弁
棒受けと弁棒との接合面は、環状の凹凸結合になすこと
も可能である。
【0007】更に、弁棒受けの内面と、弁棒の外面とに
それぞれ、互いに接合することにより断面円形の環状空
間となる環状溝が形成され、この環状空間に複数のボー
ルが装填され、更に弁棒受けの側面には開閉自在なボー
ル挿入用の孔が設けられているようにすることも可能で
ある。
【0008】
【作用】本考案の弁棒支持方式では、上蓋の弁棒受け嵌
着部に弁棒受けが嵌め込まれる。嵌着部の一方端には衝
突段部があるので、弁棒受けの片面はこの段部によって
係止される。嵌着部の他方端は開放であるので、ここか
らの弁棒受けの出入は自由である。ただし、その内壁面
には抜け止め切込段部があるので、弁棒受けの環状切込
にクサビを圧入して、角端を外方に張り出し変形させる
と、その角端は抜け止め切込段部に嵌り込み、係止され
る。この結果、弁棒受けはその両端で係止されることに
なり、弁棒受けと上蓋とは完全な一体状態になり、両者
の結合強度は高くて、使用時に弁棒受けのガタ付きを起
こすことがない。
【0009】また、弁棒受けを2つ割構造となし、弁棒
受けと弁棒とを環状凹凸で結合させたものでは、弁棒と
弁棒受けとの相対回転は自由で、軸方向の移動が不能と
いう必要要件を満たした支持ができる。
【0010】更に、弁棒と弁棒受けとをボールベアリン
グ式に結合させたものでは、回転自在、軸方向移動不能
の必要要件を満たす他、弁棒の回転が極めてスムーズで
あるという利点を有する。
【0011】
【実施例】本考案の弁棒支持方式の一実施例を図面につ
いて説明する。図示例はソフトシール仕切弁(弾性体弁
座仕切弁)に関するものである。。1は上蓋で、全体が
一体物となるように鋳造製作されている。この上蓋1は
弁ケーシング本体(図示せず)の上面開放部にボルト締
めで固定される。
【0012】2は弁棒で、上蓋1の頂部3を貫通するよ
うに取付られる。4は弁棒挿通用の孔である。図示例は
仕切弁である為、弁棒2の下部はネジ部12になってい
て、ここに弁体(図示せず)が螺着され、弁棒2の回転
操作に伴って弁体が上下動し、弁の開閉を行う。
【0013】5は弁棒受けで、その装填前の状態の詳細
な構造は図2に示されている。弁棒受け5は金属製であ
り、図2のものは2つ割構造で、接合状態ではリング状
である。弁棒受け5の内面には細い環状溝6が複数設け
られていて、ここに弁棒2に設けられた環状小鍔7が嵌
入する。この環状小鍔7は弁棒2の側面を切込加工して
形成されており、決して従来のような弁棒の径外に突出
する大きな鍔ではない。また、弁棒受け5の端面には環
状の切込8が設けられており、ここにクサビが圧入され
る。
【0014】上蓋1の弁棒挿通用の孔4には弁棒受け嵌
着部9が設けられている。この嵌着部9は下端が開放
で、ここから弁棒受け5を挿入する。嵌着部9の上端に
は衝突段部13があって、ここで弁棒受け5の上端が係
止される。他方、嵌着部9の下端には、その内壁面を切
込加工することによって、環状の抜け止め切込段部10
が形成されている。そして、この段部10には、弁棒受
け5の張り出し変形した角端11が嵌り込み、弁棒受け
5は嵌着部9に固定支持される。
【0015】弁棒受け5の装填手法は図4に示されてい
る。図中、20はプレス機、21はプレス受台、22は
圧入用治具である。弁棒2に弁棒受け5を取付け、上蓋
1に嵌め込んだ上で、これらを倒立状態でプレス機20
にセットし、圧入用治具22の先端のクサビ部23を、
弁棒受け5の環状切込8に押し込む。このクサビ部23
の圧入により、弁棒受け5の角端11が外方に張り出し
変形して、抜け止め段部10に嵌り込む。
【0016】なお、図中、14は弾性材製のダストシー
ル、15はパッキン箱、16は弾性材製のバックシート
である。これらにより、水洩れ防止や、土砂の咬み込み
防止が行われる。
【0017】図5には他の実施例の弁棒受け30を用い
たものが示されている。この弁棒受け30は一体物で、
2つ割構造でない。弁棒受け30の内面には、断面半円
弧状の環状溝31が形成されている。他方、弁棒2の側
面にも同様の環状溝32が形成されており、この両方の
環状溝31,32は互いに対面接合して、断面円形の環
状空間になる。そして、ここにボール33が装填され
る。34はボール挿入用の孔、35は孔蓋である。この
弁棒受け30は2つ割構造でないので、強度や制作上の
点で秀れ、かつ、ボール式であるので、弁棒の回転がス
ムーズである。
【0018】なお、本考案に於いて、弁棒受け5や嵌着
部9の詳細な構造は、前記の図示実施例に限定されるも
のではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された範囲
で自由に変形実施可能である。
【0019】
【考案の効果】本考案の弁棒支持方式では、弁棒受け
を、上蓋の弁棒受け嵌着部に直接固定する形式であり、
かつ、その固定手段が、弁棒受けの切込にクサビを圧入
して、弁棒受けの角端を外方に張り出し変形させて、嵌
着部に設けられた段部に嵌入させるものである為、弁棒
受けと上蓋とは分離できない完全一体状態で結合され
る。従って、結合強度は大で、使用中にガタ付くことが
なく、その上、上蓋の構造が簡単となり、製造コストが
低いなどの利点がある。
【0020】請求項2のものでは、弁棒と弁棒受けとの
結合構造が簡単であるので、製造や組立が容易である。
【0021】請求項3のものでは、弁棒と弁棒受けとは
ボールベアリング形式で結合されているので、弁棒の回
転がスムーズであり、弁棒受けを2つ割構造にする必要
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の弁棒支持方式の一実施例の縦断面図。
【図2】弁棒受けの斜視図。
【図3】要部の分解状態の断面図。
【図4】組立作業状況を示す縦断面図。
【図5】他の実施例の縦断面図。
【図6】図5のA−A線断面図。
【符号の説明】
1 上蓋 2 弁棒 4 弁棒挿通用の孔 5 弁棒受け 6 環状溝 7 環状小鍔 8 環状切込 9 弁棒受け嵌着部 10 抜け止め切込段部 11 角端 13 衝突段部 30 弁棒受け 31,32 環状溝 33 ボール 34 ボール挿入孔 35 孔蓋

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ケーシングの上蓋と、上蓋に貫通状に
    取付けられる弁棒と、上蓋の孔と弁棒との間に介装され
    る弁棒受けとからなり、弁棒受けは弁棒に対して回転自
    在で、軸方向移動不可能に嵌合され、また、上蓋の孔に
    は弁棒受け嵌着部が設けられ、この嵌着部の一方端には
    衝突段部があり、他端は開放で、その内壁面には環状の
    抜け止め切込段部が形成されており、弁棒受けの端面に
    は環状の切込を有し、この切込にクサビを圧入させて、
    弁棒受けの角端を外方に張り出し変形させ、その角端を
    抜け止め切込段部に嵌入させて、弁棒受けを嵌着部に固
    定させることを特徴とする弁棒の支持方式。
  2. 【請求項2】 弁棒受けは2つ割構造で、更に、弁棒受
    けと弁棒との接合面は、環状の凹凸結合になっている請
    求項1記載の弁棒の支持方式。
  3. 【請求項3】 弁棒受けの内面と、弁棒の外面とにそれ
    ぞれ、互いに接合することにより断面円形の環状空間と
    なる環状溝が形成され、この環状空間に複数のボールが
    装填され、更に弁棒受けの側面には開閉自在なボール挿
    入用の孔が設けられている請求項1記載の弁棒の支持方
    式。
JP10054891U 1991-10-01 1991-10-01 弁棒の支持方式 Expired - Lifetime JP2505510Y2 (ja)

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JP10054891U JP2505510Y2 (ja) 1991-10-01 1991-10-01 弁棒の支持方式

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JP10054891U JP2505510Y2 (ja) 1991-10-01 1991-10-01 弁棒の支持方式

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Publication Number Publication Date
JPH0530659U JPH0530659U (ja) 1993-04-23
JP2505510Y2 true JP2505510Y2 (ja) 1996-07-31

Family

ID=14277002

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JP10054891U Expired - Lifetime JP2505510Y2 (ja) 1991-10-01 1991-10-01 弁棒の支持方式

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