JP2505073Y2 - 光ディスク検査用ケ―ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、光学的に情報を記録および／または再生あ
るいは消去可能な光ディスクの検査用ケースに関する。

（従来の技術およびその課題） 光学的に情報を記録および／または再生あるいは消去
可能な光ディスクは、傷付あるいはほこりの付着等の保
護のため、第２図に斜視図で示すように、光ディスクＡ
を上ケースおよび下ケースとからなるケースＢ内に収納
し、シャッタＣ等の部品を組込んだ後、上ケースおよび
下ケースをビス止めして光ディスクカートリッジとする
ことが知られている。

こうして光ディスクを組込んだ光ディスクカートリッ
ジが記録再生装置によって支障なく機能するかどうかの
実装検査を行うが、従来においては、光ディスクに欠陥
があった場合には、ケースＢを分解して、欠陥のある光
ディスクＡを取り出し、ついで新たな光ディスクＡを収
納した後、同様な検査を繰り返す必要があるため、検査
・組立工程で手間を要するという問題点があった。

（課題を解決するための手段） 本考案は上記従来の点に鑑みなされたものであって、
光学的に情報を記録および／または再生あるいは消去可
能な光ディスクをケースに収納してなる光ディスクカー
トリッジのケースの片面に、光ディスクを脱着可能な切
欠部を形成し、該切欠部から光ディスクを装着して光デ
ィスクの検査を行うことができるようにして、ケースの
分解、再組立をすることなく、光ディスクを実装検査す
ることができるようにしたものである。

（実施例） 以下、本考案の具体的構成を第１図に示す実施例に基
づいて説明する。

第１図は本考案の光ディスク検査用ケースの一実施例
を示す斜視図である。

第１図において、１は光学的に情報を記録および／ま
たは再生あるいは消去可能な光ディスクであり、２は本
考案の光ディスク検査用ケースである。該ケース２の片
面には、光ディスク１よりやや大きい切欠部３が形成し
てある。またシャッタ21は光ディスク１が脱着すること
ができるように切欠いてある。本考案の光ディスク検査
用ケース２は、切欠部３を形成した点、およびシャッタ
21を光ディスク１が脱着することができるように切欠い
た点以外は、第２図に示した従来の光ディスクカートリ
ッジのケースＢと同様な機能を有している。

本願考案の光ディスク検査用ケース２の使用方法を説
明すると、光ディスク１をケース２に形成した切欠部３
から装着した後、記録再生装置に実装して光ディスク１
を検査する。この検査で合格した光ディスク１は、第２
図に示した従来のようにケースＢに収納してシャッタ等
の部品を組立て製品として出荷する。

記録再生装置の実装検査で不合格となった光ディスク
１は、光ディスク１の情報記録層あるいは光ディスク１
の中心に設けられたハブに欠陥があると考えられるの
で、ケース組立工程には送らないようにする。

（考案の効果） 以上の通り、本考案によれば、光ディスク検査用ケー
スに形成した切欠部から光ディスクを装着し、実際に装
着されるのと同じ状態で光ディスク１を検査することが
でき、しかも、光ディスクに欠陥がある場合には、該欠
陥のある光ディスクは、ケース組立工程に送らないよう
にして、従来必要であったケースの分解、再組立の手間
を要しないから、光ディスクの検査・組立工程の手間を
大巾に削減することができる等の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の光ディスク検査用ケースの一実施例を
示す斜視図、第２図は従来の光ディスクカートリッジを
示す斜視図である。 図中、１は光ディスク、２は光ディスク検査用ケース、
21はシャッタ、３は切欠部である。

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】光学的に情報を記録および／または再生あ
   るいは消去可能な光ディスクをケースに収納してなる光
   ディスクカートリッジのケースの片面に、光ディスクを
   脱着可能な切欠部を形成し、該切欠部から光ディスクを
   装着して光ディスクの検査を行うことができるようにし
   たことを特徴とする光ディスク検査用ケース。