JP2504804B2 - ろう付け用カ―ボン治具 - Google Patents

ろう付け用カ―ボン治具

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JP2504804B2
JP2504804B2 JP9911888A JP9911888A JP2504804B2 JP 2504804 B2 JP2504804 B2 JP 2504804B2 JP 9911888 A JP9911888 A JP 9911888A JP 9911888 A JP9911888 A JP 9911888A JP 2504804 B2 JP2504804 B2 JP 2504804B2
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carbon
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正夫 黒田
実 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、部材同志をろう付けしたり、部材にろう材
を取付けたりする為に、これらをセットする多数の孔を
有するろう付け用カーボン治具の改良に関する。
(従来の技術) 従来のろう付け用カーボン治具は、第4図に示す如く
矩形のカーボンプレート1の縦、横即ち長手方向及び幅
方向に、部材やろう材を挿入セットする多数の穴2を一
定間隔に配列穿設して成るものである。
斯かる構造のろう付け用カーボン治具3は、第5図に
示す如くカーボン板4上に載せ、穴2に部材、ろう材等
を挿入セットし、コンベヤ5上に載せて電気炉6中を通
過させ、穴2内のろう材を溶融して部材同志をろう付け
したり、部材にろう材を溶着したりする。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記ろう付け用カーボン治具3を炉中を通
過させてろう材を溶融した際、ろう付け用カーボン治具
3は熱伝導の関係で周辺部の温度が高く、とりわけ左右
両側部が高く、中央部が低かった。この温度差は通常10
〜20℃であった。この為、ろう材の溶け方が周辺部と中
央部とでばらつき、ろう流れが一様でなくなり、ろう付
け強度がばらつくという問題点があった。
(発明の目的) 本発明は、上記問題点を解決するためになされたもの
で、ろう材の溶け方にばらつきが生じないようにしたろ
う付け用カーボン治具を提供することを目的とするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための本発明のろう付け用カー
ボン治具は、部材、ろう材を挿入する穴を多数一定間隔
に配列穿設して成るろう付け用カーボン治具に於いて、
該カーボン治具の中央部長手方向に中抜き孔が貫通穿設
されて成るものである。
(作用) 本発明のろう付け用カーボン治具は、中央部長手方向
に中抜き孔が貫通穿設されているので、熱伝導が周辺部
は中央部とで差が無くなり、全体が均熱化する。従って
ろう材の溶け方にばらつきが無くなり、ろう流れが一様
となって、ろう付け強度が安定するものである。
(実施例) 本発明のろう付け用カーボン治具の一実施例を第1図
によって説明すると、幅120mm、長さ250mm、厚さ14mmの
カーボンプレート1の幅方向及び長手方向に、直径3mm
の穴2を5mm間隔に配列穿設され、且つ中央部長手方向
に幅15mm、長さ120mmの長孔7が貫通穿設されている。
斯かる構造のろう付け用カーボン治具3′を第2図に
示す如く長孔7と同じ孔を設けたカーボン板4′上に載
せ、多数の穴2内に、夫々直径2.8mm、高さ12mmのCuよ
り成るベース材8、粒径0.65mmのAg−Cu−Inより成るろ
う材9、直径2.8mm、厚さ0.9mmのAg−CdOより成る接点
材10を挿入セットし、コンベヤ5上に載せて750℃の電
気炉6中を30cm/minの速さで通過させ、穴2内のろう材
9を溶融してベース材8と接点材10をろう付けして第3
図に示す如くクラッド接点材10を得た。
一方、中央部長手方向に長孔7を有しない実施例のろ
う付け用カーボン治具3′と同一寸法の従来例の第4図
に示すろう付け用カーボン治具3を第5図に示す如くカ
ーボン板4上に載せ多数の穴2内に実施例と同じベース
材8、ろう材9、接点材10を挿入セットし、コンベヤ5
上に載せて800℃の高周波誘導加熱炉6中を30cm/minの
速さで通過させ、穴2内のろう材を溶融してベース材8
と接点材10をろう付けして第3図に示す如くクラッド接
点材10を得た。
こうして得られた実施例及び従来例のクラッド接点材
10のろう付け強度を測定した処、従来例のクラッド接点
材10は、カーボン治具3の中央部と周辺部の穴2内のも
のとでろう付け強度が5〜10kg/mm2とばらつきが大きか
ったのに対し、実施例のクラッド接点材10はカーボン治
具3′の穴2の位置に関係なく10kg/mm2前後の略均一な
ろう付け強度であった。これはひとえに本発明のろう付
け用カーボン治具3′に中央部に長孔7が貫通穿設され
ていて、熱伝導が周辺部と中央部とで差が無く、全体が
均熱化し、ろう材の溶け方にばらつきが無くなり、ろう
流れが一様となるからに他ならない。
尚、上記実施例では、カーボン治具3′は中央部長手
方向に長孔7を貫通穿設しているが、長孔7に限るもの
では無く、円孔を複数配列穿設しても良いものであり、
また円孔に限らず方形、三角形等の孔でも良いものであ
る。
また上記実施例では長孔を設けたカーボン板4′を用
いたが、他の形状の孔或いは孔の無いカーボン板4を用
いても良いものである。
(発明の効果) 以上の説明で判るように本発明のカーボン治具によれ
ば、部材同志のろう付け及び部材に対するろう材の取付
けに於いて、ろう材の溶け方にばらつきが生じないの
で、ろう流れが一様となって、ろう付け強度が安定する
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のろう付け用カーボン治具の一実施例を
示す斜視図、第2図は本発明のろう付け用カーボン治具
の穴内にベース材、ろう材、接点材を挿入セットして炉
中ろう付けする状態を示す要部斜視断面図、第3図はク
ラッド接点材の斜視図、第4図は従来のろう付け用カー
ボン治具を示す斜視図、第5図は従来のろう付け用カー
ボン治具の穴内にベース材、ろう材、接点材を挿入セッ
トして炉中ろう付けする状態を示す要部斜視断面図であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部材、ろう材を挿入する穴を多数一定間隔
    に配列穿設して成るろう付け用カーボン治具に於いて、
    該カーボン治具の中央部長手方向に中抜き孔が貫通穿設
    されていることを特徴とするろう付け用カーボン治具。
JP9911888A 1988-04-21 1988-04-21 ろう付け用カ―ボン治具 Expired - Lifetime JP2504804B2 (ja)

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JPH01271067A JPH01271067A (ja) 1989-10-30
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JP2010090027A (ja) * 2009-11-18 2010-04-22 Toyo Tanso Kk セラミックろう付け用黒鉛治具
EP2886246A1 (de) * 2013-12-19 2015-06-24 MAHLE Behr France Hambach S.A.S Fügevorrichtung

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