JP2504611Y2 - 自動車のリヤドアデフロスタ構造 - Google Patents

自動車のリヤドアデフロスタ構造

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JP2504611Y2
JP2504611Y2 JP1990065240U JP6524090U JP2504611Y2 JP 2504611 Y2 JP2504611 Y2 JP 2504611Y2 JP 1990065240 U JP1990065240 U JP 1990065240U JP 6524090 U JP6524090 U JP 6524090U JP 2504611 Y2 JP2504611 Y2 JP 2504611Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のリヤドアウインドガラス内面に付
着した露を蒸発させたり、外面に張り付いた霜、氷を融
かしたりすることにより、ガラスを晴らして視界を確保
する曇り止め用としてのリヤドアデフロスタ構造に関す
る。
(従来の技術) 従来、ドライバーの視界確保のために、フロントドア
ウインドガラスの曇り止めとしてサイドデフロスタが設
定されている。第4図は、従来のサイドデフロスタを概
略的に例示したものである。図示のように、フロントド
ア21のインナパネルとアウタパネルとにより作られる空
間部内にドアダクト22が配設されており、そしてフロン
トドア21の閉止状態ではドアダクト22の開口端部がイン
ストルメントパネル側のダクトの開口端部と連通し、イ
ンパネ側から送られる風を吹き出し口23からフロントド
アウインドガラス24に吹き付けて曇りを取るようにして
いる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来のサイドデフロスタは、
あくまでもフロントドアウインドガラス用でしかなく、
そのため、車庫入れや駐車等のための車両後退時におい
て、斜め後方の確認が必要な場合にリヤドアウインドガ
ラスが曇って良好な後方視界が得られないことがある。
このようなときは、交通安全上、手拭きによりリヤドア
ウインドガラスの曇りを取ることが望ましいが、実際に
は面倒であることから、視界不良のまま後退するような
ことがある。
また、換気効果の面においても、前席の乗員は、サイ
ドデフロスタからの冷風又は温風による換気効果を得ら
れるものの、後席の乗員は前席の乗員ほどは換気効果が
得られない。
そこで本考案は、上述の問題に鑑み、リヤドアウイン
ドガラスの曇り止め用として有効なリヤドアデフロスタ
構造を提供することを、その目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本考案は次のように構成
したものである。すなわち、本考案に係る自動車のリヤ
ドアデフロスタ構造は、フロントドア内に配設されたフ
ロントドアダクトと、リヤドア内に配設されたリヤドア
ダクトとを備え、センタピラーの外側において、前記フ
ロントドアの後端部とリヤドアの前端部が互いに重なり
合うように配置され、前記フロントドアダクトの後端部
と、前記リヤドアダクトの前端部とがそれぞれ前記ドア
重合部まで延長されるとともにドア閉止時に突き合わせ
状に連通され、しかも前記リヤドアダクトの後端部に設
けた吹き出し口がリヤドアのベルトライン付近に開口さ
れて風をリヤドアガラス内面に吹き付ける構成としたこ
とを特徴とする。
(作用) 上述のように構成された本考案のリヤドアデフロスタ
構造によれば、ドアの閉止状態において、必要に応じて
吹き出し口から温風あるいは冷風を吹き出させてリヤド
アウインドガラスの曇りを取ることができ、また後席側
の換気性能が前席側なみに高められる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。
リヤドアデフロスタは、第1図に示すようにフロント
ドア1内に配設されるフロントドアダクト3と、リヤド
ア2内に配設されるリヤドアダクト4とを基本的構成部
材としている。
第1図のII−II線に沿う断面を表した第2図乃び第1
図のIII−III線に沿う断面を表した第3図に示すよう
に、フロントドアダクト3は、フロントドアアウタパネ
ル1aとフロントドアインナパネル1bとにより囲まれる空
間部内において、フロントドアアウタパネル1a沿いにフ
ロントドアウインドガラス8と干渉しないように横向き
に延在配置されている。そして、フロントドアダクト3
の前端開口部3aは、詳しい図示については省略するが、
フロントドアインナパネル1bに形成された開口部に臨ん
でいて、フロントドア1の閉止時においてインストルメ
ントパネル側のエアコンデショナのエアダクト(図示省
略)の開口端部と連通されるように構成される。
また、フロントドアダクト3の後端開口部3bは、セン
タピラー部7において、フロントドアインナパネル1bに
形成された開口部に臨んでいる。本実施例の場合、フロ
ントドアインナパネル1bのリヤ側の端部は、具体的には
外面側が前記センタピラー部7の外面側に被さる如く、
つまり後側に張り出すように段差状に折り曲げ形成され
ており、そしてその外側張出部1cの内面に形成された開
口部に前記フロントドアダクト3の後端開口部3bが臨ん
でいる。
一方、リヤドアダクト4はリヤドアアウタパネル2aと
リヤドアインナパネル2bとで囲まれる空間内に配置され
ている。本実施例の場合、リヤドア2の前端部は、具体
的には幅方向のほぼ中間部が前方に張り出す如く折り曲
げ形成され、この中央張出部2cが前記フロントドア1の
外側張出部1cとセンタピラー部7との間に入れ込むよう
に配置されている。そして、リヤドアダクト4は中央張
出部2cの中を通って延在し、その前端開口部4aが該中央
張出部2cの外面、つまりリヤドアアウタパネル2aに形成
された開口部に臨んでおり、ドアの閉止状態で前記フロ
ントドアダクト3の後端開口部3bと連通し得るようにな
っている。
すなわち、センタピラー部7において、フロントドア
1の後端部とリヤドア2の前端部とが一部重なり合う構
成となっており、この重合部分においてフロントドアダ
クト3の後端開口部3bとリヤドアダクト4の前端開口部
4aとが同芯的に対向し、それらはドア閉止時にシール部
材5,6を介して当接し連通される。
また、リヤドアダクト4はリヤドアウインドガラス9
を避けるようにして該リヤドアウインドガラス9の内面
側に回り込むとともに、上方に向けて延在されており、
その上端部には風をリヤドアウインドガラス9に向けて
吹き出させるための吹き出し口10が設けられており、こ
の吹き出し口10は望ましくはドアのベルトライン近くの
前寄りに設定される。
なお、リヤドア2はセンタピラー部7に図示省略のド
アヒンジを介して取り付けられるが、第2図に示すA点
がそのときの回動中心である。従って、リヤドア2の開
放時には、リヤドア2の中央張出部2cは仮想線で示すよ
うにセンタピラー部7に干渉することなく移動し、リヤ
ドアダクト4の前端開口部4aはフロントドアダクト3の
後端開口部3bから離れる。
また、第2図に仮想線で示される11、12はセンタピラ
ー部7とフロント及びリヤドア1,2との間に設けられた
ウェザストリップである。
上述のように構成された本実施例のリヤウインドデフ
ロスタによれば、フロント及びリヤドア1,2の閉止状態
において、インストルメントパネル側に設置される風発
生源から送られる風をリヤドア側まで導いて、リヤドア
ウインドガラス9に吹き付けることにより、曇り取りと
して作用する。このように作用するデフロスタは、ベン
チレータとして利用できることは勿論のことであり、従
って後席の乗員に対する環境を前席の乗員と同程度まで
高めることが可能となる。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、必要に応じて
リヤドアウインドガラスの曇り取りを行うことができる
ため、車両後退時の安全の確認並びに後席乗員の眺望の
向上に大きく役立つものであり、また換気性能を高める
上でも有効である。
また、本考案にあっては、フロントドアダクト及びリ
ヤドアダクトをそれぞれドア内に配設するとともに、セ
ンタピラーの外側でフロントドアとリヤドアの相互の重
合構造を利用して前後の両ダクトが連通する構成とした
ので、室内側への出っ張りがなく室内スペースを広く使
用することができ、また単純な突き合わせによる連通が
可能となり、その構造を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のリヤドアデフロスタ構造の実施例を示
す斜視図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は
第1図のIII−III線断面図、第4図は従来のサイドデフ
ロスタ構造を示す斜視図である。 1…フロントドア 2…リヤドア 3…フロントドアダクト 4…リヤドアダクト 9…リヤドアウインドガラス 10…吹き出し口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントドア内に配設されたフロントドア
    ダクトと、リヤドア内に配設されたリヤドアダクトとを
    備え、センタピラーの外側において、前記フロントドア
    の後端部とリヤドアの前端部が互いに重なり合うように
    配置され、前記フロントドアダクトの後端部と、前記リ
    ヤドアダクトの前端部とがそれぞれ前記ドア重合部まで
    延長されるとともにドア閉止時に突き合わせ状に連通さ
    れ、しかも前記リヤドアダクトの後端部に設けた吹き出
    し口がリヤドアのベルトライン付近に開口されて風をリ
    ヤドアガラス内面に吹き付ける構成とした自動車のリヤ
    ドアデフロスタ構造。
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JPS5875017U (ja) * 1981-11-14 1983-05-20 日産自動車株式会社 自動車用ア−ムレスト
JPS6340219U (ja) * 1986-09-03 1988-03-16

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