JP2504609Y2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JP2504609Y2
JP2504609Y2 JP1990054880U JP5488090U JP2504609Y2 JP 2504609 Y2 JP2504609 Y2 JP 2504609Y2 JP 1990054880 U JP1990054880 U JP 1990054880U JP 5488090 U JP5488090 U JP 5488090U JP 2504609 Y2 JP2504609 Y2 JP 2504609Y2
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connector housing
engaging
contactor
contact
moving rod
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Inventor
和彦 阿部
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株式会社カンセイ
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、コネクタハウジング内に挿入した電気接
続子を、ケースランスと係止部材との二部材とによって
二重に係止構造の電気コネクタに関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種のものとして、実開昭61−153975号(実
公平2−49656号)がある。これは、第4図及び第5図
に示す如く、電気絶縁材料からなるコネクタハウジング
40からなり、このコネクタハウジング40には、複数個の
接触子収容室50が設けられ、これら接触子収容室50には
電気接触子41がそれぞれ収納されており、各電気接触子
41は、コネクタハウジング40に設けられた肩部42と、当
接すると共にランス43が電気接触子41に係合して接触子
収容室50から電気接触子41が抜け出ないようになってい
る。さらに上記電気接触子41方向と逆の引き抜き方向の
係止力を高めるために、係止部材44が設けられている。
この係止部材44は、コネクタハウジング40の幅方向に長
い移動杆45と、この移動杆45の長手方向に隔設され、か
つそれと一体に形成された複数の接触子係合肩部46を有
し、さらに上記移動杆45の両側端には、一体形成された
弾性バンド47を介してコネクタハウジング40に連結支持
されており、また各接触子係合肩部46の反対側端部に
は、コネクタハウジング40との係合部48が形成されてい
るものである。49は各接触子41と対応させてコネクタハ
ウジング40に設けられた開口部であって、この開口部49
に、前記の接触子係合肩部46を嵌入したとき、接触子係
合肩部46はコネクタハウジング40内に収納されている接
触子41の段部41′に当接すると共に、開口部49の開口縁
49′と係合し、また前記の係合部48も開口部49の開口縁
49′と係合されるようになっている。
そして、係止部材44を、第5図の実線で示す状態のと
き、そのコネクタハウジング40内に各接触子41を挿入
し、接触子41の先端部がコネクタハウジング40の肩部42
に当接されるまで挿入する。これによって接触子41はラ
ンス43とも係止される。次いで係止部材44の各接触子係
合肩部46を、コネクタハウジング40に設けた開口部49よ
りコネクタハウジング40内に差し込むことにより、その
係合肩部46及び係合部48は開口部49の開口縁49′に係止
されると共に、上記係合肩部46は、接触子41の段部41′
にも当接されるために、その係止部材44によっても接触
子41の引き抜きが阻止されるものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような電気コネクタにあっては、
弾性バンド47によりコネクタハウジング40に連結されて
いる係止部材44が、その係止部材44の挿着前にあっては
第5図で示すようにそのコネクタハウジング40の上面よ
り浮き上がっているために、この係止部材44のぶらつき
や他の電気コネクタの係止部材44とのからみつきが生じ
て、該係止部材44又は弾性バンドの損傷が生じやすいと
いう問題点があった。
[課題を解決するための手段] 本考案は、かかる従来の問題点に着目してなされたも
ので、コネクタハウジングに弾性バンドを介して連結さ
れる移動杆をそのコネクタハウジングに仮嵌合させてお
く構造となして、その移動杆の浮き上りを解消し、さら
にその移動杆をコネクタハウジング内に本嵌合させ、こ
れによって移動杆に設けた接触子係合肩部を、この接続
端子の受け入れ軌跡内に突出させることで接続端子の二
重係止を可能ならしめると共に、前記移動杆及び弾性バ
ンドの損傷を未然に防止することができる電気コネクタ
を提供することにある。
[実施例] 以下に本考案を第1図乃至第3図に示す実施例に基い
て詳細に説明する。
1は絶縁材料からなるコネクタハウジングであって、
2はそのコネクタハウジング1に複数個形成されている
接触子収容室である。3はコネクタハウジング1の外側
面より弾性バンド4を介して連結されている移動杆であ
って、この移動杆3には、各接触子収容室2毎に形成さ
れている透孔5を通して、接触子収容室2内に入り込む
夫々の接触子係合片6が一体形成されている。またこの
接触子係合片6の後端部には前記透孔5の開口縁に係合
する係合突起7が形成され、この係合突起7の開口縁に
対する係合は、弾性バンドの弾性力によって保持され、
これによって移動杆3は第2図に示すように透孔5に仮
嵌合するようになっている。またその接触子係合片6の
前端部には接触子係合肩部8が形成されている。9は前
記移動杆3の前縁部に一体形成されている弾性爪片であ
って、この弾性爪片9は、第3図に示すように、前記透
孔5の開口縁10に係止して移動杆3は透孔5に本嵌合す
るものである。11は各接触子収容室2内に挿入される電
気接触子であって、この接触子11には前記接触子係合肩
部8との係止段部12が形成されている。
以上が本実施例の構成であるが、次にその作用につい
て述べると、接触子11を挿入する前のコネクタハウジン
グ1にあっては、第2図に示すように、各接触子係合片
6の係合突起7を各透孔5の開口縁の内側に係合し、移
動杆3を透孔5に仮嵌合する。これによって移動杆3及
び弾性バンド4がぶらついたり、揺動されることなく安
定保持されるので、この状態でコネクタハウジング1を
運搬する。次いでそのコネクタハウジング1の各接触子
収容室2内へ接触子11を挿入収容する。このときは接触
子係合肩部8が第2図で示すように弾性バンド4の弾性
力で押し上がっているために、その接触子係合肩部8に
邪魔されることなく接触子11を収容室2内へ収容するこ
とができる。この接触子11の収容が完了した時点で不図
示のケースランスが接触子11に係止される。次に第3図
に示すように、その移動杆3を押下してその弾性爪片9
を透孔5の開口縁10の内側に係止させることにより、移
動杆3が透孔5に本嵌合し、接触子係合片6の接触子係
合肩部8が接触子11の収容軌跡内に突出し、上記ケース
ランスの係止作用と相まって接触子11の抜け防止を二重
に行なうものである。
このように本実施例によればコネクタハウジング1に
設けられている移動杆3の接触子係合片6後端部を透孔
5の開口縁に係合させて移動杆3を仮嵌合することによ
りその移動杆3及びこの移動杆3に設けられている弾性
バンド4の揺動が解消され、従ってそのコネクタハウジ
ング1の搬送、積重ね時等において移動杆3及び弾性ベ
ルト4等の損傷を未然に防止できる。またコネクタハウ
ジング1内への接触子11の挿入完了後、移動杆3を押下
してその弾性爪片9と孔縁10とを係止させて移動杆3を
透孔5に本嵌合させることで、すなわちワンタッチで接
触子11の抜け防止を二重に達成させるものである。
またこの実施例にあっては、接触子11の収容室2内へ
の挿入が不完全であるときは、接触子係合爪6が接触子
11と当接して、その接触子係合爪6の押下げが不能とな
るため、これによって接触子11の不完全挿入の判断がき
わめて容易に検知できる。
[考案の効果] この考案は、前記のようであって、前記透孔5の開口
縁に係合する係合突起7を、前記移動杆3の前記弾性バ
ンド4が接続する側と反対側の縁部に設けて前記弾性バ
ンド4の弾性力によって前記係合突起7の係合を保持さ
せて前記移動杆3を前記透孔5に仮嵌合させ、前記移動
杆3の前記透孔5に対する仮嵌合状態は確実に保たれ
る。
すなわち、前記移動杆3の前記弾性バンド4が接続す
る側と反対側の縁部に設けたから前記弾性バンド4の弾
性力によって前記係合突起7の係合を保持させて運搬時
の振動等によって仮嵌合状態が簡単に解除されることは
ない他、仮嵌合状態が確実に保持されて接触子収容室へ
の接触子の収容作業が容易に行える。
さらに、前記透孔5の開口縁に係止する弾性爪片9を
前記移動杆3の前記弾性バンド4が接続する側の縁部に
設け、前記移動杆3を押圧して前記弾性爪片9を弾性変
位させて前記弾性爪片9を前記透孔5の開口縁に係止さ
せて前記移動杆3を前記透孔5に本嵌合し前記接触子係
合肩部8が前記電気接触子11の受け入れ軌跡内に突出す
るようにしたので、前記移動杆3の前記透孔5に対する
本嵌合作業は、前記移動杆3を前記透孔5に向けて押圧
するだけで前記弾性爪片が弾性変位して前記透孔5の開
口縁に係止し簡単かつ容易に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案よりなる電気コネクタの実施例を示した
要部斜視図、第2図はその断面説明図、第3図はその作
用説明図、第4図及び第5図は従来例の正面図及びその
A−A線断面図である。 1…コネクタハウジング、2…接触子収容室 3…移動杆、4…弾性バンド 5…透孔、6…接触子係合片 7…係合突起、8…接触子係合肩部 9…弾性爪片、10…開口縁 11…接触子、12…係止段部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一列状をした複数個の電気接触子(11)を
    受け入れ、かつ保持するようになっているコネクタハウ
    ジング(1)を有し、前記各電気接触子(11)が前記コ
    ネクタハウジング(1)中の肩部(42)によって一方の
    軸線方向への運動を阻止されると共に、前記コネクタハ
    ウジング(1)に弾性バンド(4)を介して接続された
    移動杆(3)に設けられた複数個の接触子係合爪(6)
    の接触子係合肩部(8)によって他方の軸線方向への運
    動を阻止されるようになっており、前記移動杆(3)は
    前記電気接触子(11)が前記コネクタハウジング(1)
    に受け入れられる開位置と前記接触子係合肩部(8)が
    前記各電気接触子(11)の運動を阻止する閉位置との間
    を移動可能に保持され、前記コネクタハウジング(1)
    に前記接触子係合肩部(8)が嵌入する複数個の透孔
    (5)を設けた電気コネクタにおいて、前記透孔(5)
    の開口縁に係合する係合突起(7)を、前記移動杆
    (3)の前記弾性バンド(4)が接続する側と反対側の
    縁部に設けて前記弾性バンド(4)の弾性力によって前
    記係合突起(7)の係合を保持させて前記移動杆(3)
    を前記透孔(5)に仮嵌合させ、さらに、前記透孔
    (5)の開口縁に係止する弾性爪片(9)を前記移動杆
    (3)の前記弾性バンド(4)が接続する側の縁部に設
    け、前記移動杆(3)を押圧して前記弾性爪片(9)を
    弾性変位させて前記弾性爪片(9)を前記透孔(5)の
    開口縁に係止させて前記移動杆(3)を前記透孔(5)
    に本嵌合し前記接触子係合肩部(8)が前記コネクタハ
    ウジング(1)の電気接触子(11)受け入れ軌跡内に突
    出するようにしたことを特徴とする電気コネクタ。
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JPH0414378U JPH0414378U (ja) 1992-02-05
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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2581477Y2 (ja) * 1993-05-07 1998-09-21 住友電装株式会社 コネクタ
JP2581487Y2 (ja) * 1993-09-16 1998-09-21 住友電装株式会社 コネクタ
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