JP2504296Y2 - 自動車のリヤサイドメンバ構造 - Google Patents

自動車のリヤサイドメンバ構造

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JP2504296Y2
JP2504296Y2 JP1989097195U JP9719589U JP2504296Y2 JP 2504296 Y2 JP2504296 Y2 JP 2504296Y2 JP 1989097195 U JP1989097195 U JP 1989097195U JP 9719589 U JP9719589 U JP 9719589U JP 2504296 Y2 JP2504296 Y2 JP 2504296Y2
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光洋 川村
征夫 田中
基之 鈴木
伸治 森岡
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のリヤサイドメンバ構造、特に左右の
リヤサイドメンバの後端に該リヤサイドメンバよりも下
方へ突出するエクステンション材を設けて両エクステン
ション材間にリヤバンパを架設したリヤサイドメンバ構
造に関するものである。
[従来技術] 自動車のリヤフロアの左右両側には一般にホイールハ
ウスの上部が突出しているが、車種によつてはリヤフロ
アをホイールハウスよりも上位置に設けてリヤフロア全
体をフラットにしたものがある。かかる型式の車種では
一般に小型のホイールを用いてはいるが、リヤフロアお
よびこれを支持するリヤサイドメンバの位置は他の車種
よりも高くなる。
一方、リヤバンパは、リヤサイドメンバの後端位置に
架設されるが、上記のようにリヤサイドメンバの位置が
高い車種では、これにリヤバンパを架設すると適正位置
よりも高くなつてしまうので、かかる場合には第4図に
示すように、リヤサイドメンバ1の後端下部にエクステ
ンション材2を設け、これを介してリヤバンパ3を取付
けることで、リヤバンパ位置をリヤサイドメンバ1より
も下方へオフセットせしめている。なお、リヤバンパ3
は一般に、左右のエクステンション材2間に架設したク
ロスメンバを被覆する構造としている。
ところで、かかるリヤサイドメンバ構造において、障
害物との衝突等によりリヤバンパ3に後方から強い衝撃
荷重(矢印A)が加えられると、リヤサイドメンバ1に
曲げモーメント(矢印B)が作用し、リヤサイドメンバ
1に折れが生じるおそれがある。リヤサイドメンバ1の
直下には燃料パイプ6等が設けられており、もしリヤサ
イドメンバ1に折れが生じると燃料パイプ6等に接触し
て、これ等を破損するおそれがある。
これに対する対策としては、一般にリヤサイドメンバ
1の後端のエクステンション材接合部に補強材を設けて
いる。しかしながら、リヤサイドメンバ1の折れ発生の
おそれを完全になくすためには、エクステンション接合
部よりも更に前方へ長い範囲にわたつて補強材を設ける
必要があり、重量増およびコスト増を招く。
[本考案が解決しようとする課題] そこで本考案は、左右のリヤサイドメンバの後端下部
にエクステンション材を設け、このエクステンション材
間にリヤクロスメンバを架設してリヤクロスメンバをリ
ヤサイドメンバよりも下方にオフセットした位置とし、
このリヤクロスメンバにリヤバンパを取付けた自動車の
リヤサイドメンバ構造において、補強材を別に設けるこ
となく、後方からの衝撃荷重に対してリヤサイドメンバ
に折れ発生のおそれをなくすことを課題としてなされた
ものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、左右のリヤサイドメンバの後端に下方へ突
出するエクステンション材を設け、両エクステンション
材間にリヤクロスメンバを、リヤサイドメンバよりも下
方へオフセットせしめて架設して、リヤクロスメンバに
リヤバンパを取付け、上記エクステンション材にはその
下端部に、後方からの衝撃荷重により座屈変形するビー
ドないしは孔を設けたことを特徴とする。
[作用] 障害物との衝突等によりリヤバンパに衝撃荷重が加え
られると、エクステンション材はその下部から座屈変形
してリヤクロスメンバが前方へ移動する。その後、衝撃
荷重をリヤサイドメンバが直接的に受けるようになるた
め、リヤサイドメンバには主として軸方向の荷重が作用
し、リヤサイドメンバに大きな曲げモーメントは作用し
ない。従って、リヤサイドメバの折れ発生が防止され
る。
[実施例] 以下、本考案の詳細を第1図ないし第3図に示す実施
例により説明する。
リヤサイドメンバ1は断面U字形で左右の上端縁およ
び後端縁にはフランジが形成してあり、リヤフロアパネ
ル5が支持せしめてある。
エクステンション材2は断面U字形で、その側壁は上
端縁と後端縁がほぼ直角をなす直角三角形状としてあ
る。そして、上部開口をリヤサイドメンバ1の底部の外
側へ嵌合するようにしてリヤサイドメンバ1に溶接固着
してある。リヤサイドメンバ1の後端とエクステンショ
ン材2の後端とは上下の位置関係となつており、深さは
双方ほぼ同じで、リヤサイドメンバ1の後端のフランジ
と、エクステンション材2の両側壁21、22の後端に形成
したフランジ23、24とはほぼ面一としてある。
エクステンション材2の側壁21、22の底面へ続く下部
には、それぞれ前後2個所にビード25、26が形成してあ
る。後側のビード26は、その高さおよび深さともに前側
のビード25よりも大きく形成してある。
左右のサイドメンバ1に固定したエクステンション材
2にはこれ等にかけ渡すようにしてリヤクロスメンバ4
が固着してあり、このリヤクロスメンバ4にはこれに沿
うようにして樹脂製のリヤバンパ3が取付けてある。こ
の結果、リヤバンパ3はリヤサイドメンバ1に対して下
方へオフセットした位置となつている。リヤクロスメン
バ4はアウタとインナとで構成され、かつインナ側は上
方に延長されてこの延長部40がリヤサイドメンバ1およ
びリヤフロアパネル5の後端に溶接固定してある。な
お、図において7はスプリングハンガーである。
以上のように構成したリヤサイドメンバ構造におい
て、障害物との衝突等によりリヤバンパ3を介してリヤ
クロスメンバ4に後方から大きな衝撃荷重が加えられる
と、先ずエクステンション材2にはビード25、26からつ
ぶれが生じて全体が前方へつぶされ、クロスメンバ4が
取付けられた後端は傾くように前方へ移動する。しかる
後、障害物がリヤクロスメンバ4のインナ延長部40でカ
バーされたリヤサイドメンバ1の後端に当接し、これを
軸方向に圧縮する。従ってリヤサイドメンバ1にはこれ
を折り曲げるような曲げモーメントは生じない。
なお、ビードは側壁の2個所に限らず1個所または3
個所以上としてもよく、要は、衝撃荷重で先ずエクステ
ンション材を座屈変形させ、しかる後に衝撃荷重がリヤ
サイドメンバに直接的に作用する構造であればよい。ビ
ードに代え、エクステンション材に、後方からの衝撃に
よりこれを座屈変形させる孔を形成してもよい。
[効果] しかして本考案によれば、エクステンション材を座屈
変形させることで、リヤサイドメンバの板厚を厚くした
り補強材を付設することなく、リヤバンパからの強い衝
撃に対してリヤサイドメンバの折れ発生のおそれをなく
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図はリヤサイドメンバの後部側面図、第2図は第1
図のII−II線断面図、第3図はリヤサイドメンバの後部
斜視図、第4図は従来のリヤサイドメンバの後部側面図
である。 1……リヤサイドメンバ 2……エクステンション材 25、26……ビード 3……リヤバンパ 4……リヤクロスメンバ 5……リヤフロアパネル 6……燃料パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森岡 伸治 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−63479(JP,A) 特開 昭64−67482(JP,A) 実開 昭63−117666(JP,U) 実開 昭59−196372(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右のリヤサイドメンバ後端に該リヤサイ
    ドメンバよりも下方へ突出するエクステンション材を設
    け、両エクステンション材間にリヤクロスメンバを架設
    してリヤクロスメンバをリヤサイドメンバに対して下方
    へオフセットした位置とし、該クロスメンバにリヤバン
    パを取付けた自動車のリヤサイドメンバ構造において、
    上記エクステンション材の下端部に後方からの衝撃荷重
    によりエクステンション材を座屈変形させるビードもし
    くは孔を形成したことを特徴とする自動車のリヤサイド
    メンバ構造。
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JPS6467482A (en) * 1987-09-04 1989-03-14 Mazda Motor Automobile frame structure

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