JPH077266Y2 - 自動車のサイドメンバ構造 - Google Patents

自動車のサイドメンバ構造

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JPH077266Y2
JPH077266Y2 JP7796789U JP7796789U JPH077266Y2 JP H077266 Y2 JPH077266 Y2 JP H077266Y2 JP 7796789 U JP7796789 U JP 7796789U JP 7796789 U JP7796789 U JP 7796789U JP H077266 Y2 JPH077266 Y2 JP H077266Y2
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beads
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plastic deformation
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薫 小家石
信忠 ▲高▼山
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、衝突時の衝撃エネルギーを効果的に吸収す
る自動車のサイドメンバ構造に関する。
(従来の技術) 上記サイドメンバ構造には、例えば、実開昭57−24178
号公報で示されるものがある。
これの、特に第1図のものによれば、サイドメンバの長
手方向に沿って一定間隔で複数のビードが形成されてい
る。そして、上記サイドメンバにおける車体外方端側の
端部に対し、衝突により衝撃が与えられたときには、こ
のサイドメンバの特にビード部から塑性変形が始り、こ
の塑性変形がサイドメンバの他部に拡がることによっ
て、衝撃エネルギーが吸収されるようになっている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来構成によると、ビードは一定間隔で形成されて
いるため、サイドメンバの強度はその長手方向各部にお
いてそれぞれほぼ均一である。このため、上記したよう
にサイドメンバの長手方向に向って衝撃が与えられたと
きには、サイドメンバの前後いずれかの部分から塑性変
形が始まることとなる。
ところで、この場合、上記塑性変形がサイドメンバの端
部から離れた位置で始まると、この位置を中心としてサ
イドメンバが簡単に折れ曲がってしまうことがある。そ
して、この折れ曲がりが生じると、この折れ曲がった部
分には塑性変形が生じないことから、その分、サイドメ
ンバのその長手方向における塑性変形量が少なくなり、
つまり、衝撃エネルギーの吸収量が少なくなるという不
都合がある。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、サイドメンバが衝撃を受けた際、その衝撃エネルギ
ーの吸収が効果的に行われるようにすることを目的とす
る。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするところ
は、サイドメンバの長手方向に沿って補強メンバを設
け、上記両メンバのうちいずれか一方のメンバにその長
手方向に沿って所定間隔で第1ビードを複数形成し、上
記複数の第1ビードのうちサイドメンバの車体外方端寄
りに位置する一部の第1ビードに対応させて、他のメン
バに第2ビードを形成した点にある。
(作用) 上記構成による作用は次の如くである。
リヤサイドメンバ(サイドメンバ)2と補強メンバ14の
うちいずれか一方のメンバに、所定間隔で形成された複
数の第1ビード20,20′のうち、リヤサイドメンバ2の
車体外方端寄りに位置する第1ビード20′に、他方のメ
ンバに形成した第2ビード21を対応させたため、リヤサ
イドメンバ2の上記車体外方端に向うに従い、第2ビー
ド21の数が増える分だけ、塑性変形がし易くなる。
よって、第1図で示すように、リヤサイドメンバ2が後
端部(車体外方端側の端部)から衝撃Fを受けたときに
は、まず、第1ビード20′に加え、第2ビード21が設け
られて強度の低い端側l1が塑性変形しようとする。この
際、上記端側l1は、リヤサイドメンバ2の全体から見て
短いため、その分、この端側l1に折れ曲がりの生じるこ
とが防止される。よって、この端側l1に、長手方向に沿
った塑性変形が得られることとなる。
そして、上記端側l1の塑性変形が進行すると、次に、第
1ビード20だけが設けられて上記端側l1よりも強度の大
きい中間側l2が塑性変形を始める。そして、この場合に
も、この中間側l2はリヤサイドメンバ2の全体からみて
短いため、その分、この中間側l2に折れ曲がりの生じる
ことが防止されて、これも、その長手方向に沿って塑性
変形が進行することになる。
即ち、リヤサイドメンバ2が端部から衝撃Fを受けた
際、このリヤサイドメンバ2は折れ曲がりが防止され
て、上記端部から長手方向前方に向って順序よく塑性変
形されることとなる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第2図から第5図において、1は自動車の車体で、図中
矢印Frはこの車体1の前方を示している。
上記車体1はその後部に左右一対のサイドメンバたるリ
ヤサイドメンバ2を有し、これら左右リヤサイドメンバ
2上には、第3図で示すようにリヤフロア3が支持され
ている。
上記リヤサイドメンバ2は板金製で、板材をプレス加工
することにより断面ほぼU字状に形成されている。即
ち、このリヤサイドメンバ2は左右に対面する一対の側
板5,5と、この側板5,5の下縁同士を結ぶ底板6と、同上
各側板5の上縁に形成されるフランジ7とで構成されて
いる。また、第2図で示すように、上記リヤサイドメン
バ2は、その前後中途部が上下に屈曲された屈曲部9を
有し、この屈曲部9を境として、リヤサイドメンバ2の
前部10よりも後部11が上方に偏位させられている。
第2図と第3図において、上記リヤサイドメンバ2の屈
曲部9内には、断面ほぼU字状の板金製補強メンバ13が
嵌め込まれて溶接されている。また、同上リヤサイドメ
ンバ2の後部11内にも断面ほぼU字状の板金製のもう一
つの補強メンバ14が嵌め込まれて溶接されており、これ
ら補強メンバ13,14は共に板材をプレス加工することに
より形成されている。15は燃料タンクで、この燃料タン
ク15は屈曲部9の下方に設置されている。
第1図、および第4図から第7図において、上記したも
う一つの補強メンバ14は左右に対面する一対の側板17,1
7と、この側板17,17の下縁同士を結ぶ底板18とで構成さ
れている。そして、上記各側板17はリヤサイドメンバ2
の後部11の側板5に溶接されると共に、上記底板18は同
上リヤサイドメンバ2の後部11の底板6に溶接されてい
る。また、上記補強メンバ14後部の各側板17には、前後
等間隔で、それぞれ五つの第1ビード20,20′が形成さ
れている。
一方、上記リヤサイドメンバ2の後部11の各側板5に
は、上記第1ビード20,20′と同じ間隔で、それぞれ三
つの第2ビード21が形成され、これら第2ビード21は後
方に進むに従い、その上下寸法が漸次長くなっている。
つまり、衝突時には、車両後方の第2ビード21から塑性
変形しやすいように工夫されている。また、22は他のビ
ードである。
そして、上記第1ビード20,20′のうちリヤサイドメン
バ2の後端寄りに位置する一部の第1ビード20′に第2
ビード21が対応してそれぞれ嵌合している。
即ち、上記構成によれば、リヤサイドメンバ2の後端に
向うに従い、第2ビード21の数が増え、かつ、上下寸法
が長くなる分だけ、塑性変形がし易くなる。
よって、第1図で示すように、リヤサイドメンバ2が後
端部から衝撃Fを受けたときには、まず、第1ビード2
0′に加え、第2ビード21が設けられて強度の低い端側l
1が塑性変形し始める。この際、上記端側l1は、リヤサ
イドメンバ2の全体からみて短いため、その分、この端
側l1に折れ曲がりの生じることが防止される。よって、
この端側l1に、長手方向に沿った塑性変形が得られるこ
ととなる。
そして、上記端側l1の塑性変形が進行すると、次に、第
1ビード20だけが設けられて上記端側l1よりも強度の大
きい中間側l2が塑性変形を始める。そして、この場合に
も、この中間側l2はリヤサイドメンバ2の全体からみて
短いため、その分、この中間側l2に折れ曲がりの生じる
ことが防止されて、これも、その長手方向に沿って塑性
変形が進行することになる。
即ち、リヤサイドメンバ2が端部から衝撃Fを受けた
際、このリヤサイドメンバ2の折れ曲がりが防止され
て、上記端部から長手方向前方に向って順序よく塑性変
形されることとなる。
このため、リヤサイドメンバ2から車体1の各部に衝撃
の伝わることが防止され、かつ、燃料タンク15にまで衝
突の影響が及ぶことも防止される。
なお、以上は図示の例によるが、上記構成は車体1の前
部を構成するフロントサイドメンバに適用してもよい。
また、上記リヤサイドメンバ2に第1ビード20,20′を
形成し、補強メンバ14に第2ビード21を形成してもよ
い。更に、第1ビード20′と第2ビード21とは互いに嵌
合させなくてもよい。
(考案の効果) この考案によれば、サイドメンバと補強メンバのうちい
ずれか一方のメンバに所定間隔で形成された複数の第1
ビードのうち、サイドメンバの車体外方端寄りに位置す
る第1ビードに、他方のメンバに形成した第2ビードを
対応させたため、サイドメンバの上記車体外方端に向う
に従い、第2ビードの数が増える分だけ、塑性変形がし
易くなる。
よって、サイドメンバが車体外方端側の端部から衝撃を
受けたときには、このサイドメンバの折れ曲がりが防止
されて、上記端部から長手方向に沿って順序よく塑性変
形されることとなる。この結果、サイドメンバの長さに
見合った十分の塑性変形量が得られて、衝撃エネルギー
の吸収が効果的に行われることとなる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は第5図の部分拡
大断面図、第2図は側面図、第3図は平面図、第4図は
第2図の部分拡大断面図、第5図は第3図の部分拡大
図、第6図は斜視展開図、第7図は第4図のVII−VII線
矢視断面図である。 1……車体、2……リヤサイドメンバ(サイドメン
バ)、14……補強メンバ、20,20′……第1ビード、21
……第2ビード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サイドメンバの長手方向に沿って補強メン
    バを設け、上記両メンバのうちいずれか一方のメンバに
    その長手方向に沿って所定間隔で第1ビードを複数形成
    し、上記複数の第1ビードのうちサイドメンバの車体外
    方端寄りに位置する一部の第1ビードに対応させて、他
    のメンバに第2ビードを形成した自動車のサイドメンバ
    構造。
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