JP2504014Y2 - 建設機械の作業機油圧制御回路 - Google Patents

建設機械の作業機油圧制御回路

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JP2504014Y2
JP2504014Y2 JP1990108416U JP10841690U JP2504014Y2 JP 2504014 Y2 JP2504014 Y2 JP 2504014Y2 JP 1990108416 U JP1990108416 U JP 1990108416U JP 10841690 U JP10841690 U JP 10841690U JP 2504014 Y2 JP2504014 Y2 JP 2504014Y2
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和憲 吉野
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願考案は、建設機械の作業機油圧制御回路に関し、
特に、油圧パワーショベルの流量制御回路を有する油圧
装置に関し、省エネルギ化を促進することに加えて操作
性を向上するためにブームシリンダとアームシリンダと
の同時操作性を改善し、ブームを下降操作させる際に生
じるブームの位置エネルギを再生させてポンプ動力を軽
減することにより省エネルギ化をはかるものに関する。
〔従来の技術〕
大型機械を使用する時には、大きい力をだすために大
量のエネルギを必要とするのであるが、不必要なエネル
ギを使用しないで省エネルギの効果をあげることについ
ては、従来から種々研究されてきた。それ故に大型機械
の一種である建設機械においても省エネルギに係る研究
が重ねられてきたのであるが、中でも第2図に示した技
術開発を本願出願人が行い、さらに、第3図に示した油
圧パワーショベルの油圧回路を開発したのである。
次に、第2図及び第3図について説明すると、第2図
は前述のように本願出願人の出願に係る実願昭2−0076
17の第1の実施例であるが第2図について構成を説明す
ると、容量制御機構2によって吐出流量が制御される可
変容量ポンプ4と、パイロットポンプ6が備えられ、そ
の両ポンプはエンジンEにより駆動される。
前記可変容量ポンプ4は、信号オリフィス8を有する
バイパス油路10を介して油タンク12に接続されている。
前記パイロットポンプ6は、オリフィス14の下流側に形
成されるオートデセル信号油路16を介して油タンク12に
接続されている。そしてバイパス油路10の信号オリフィ
ス8上流側と、オートデセル信号油路16のオリフィス14
下流側には、それらを同時に開閉する操作弁18が設けら
れ、その中立時には上記両油路を開き、操作時には閉じ
るように制御される。
前記操作弁18は、ブームシリンダ20を制御する弁であ
り、ピストンのヘッド側が、負荷側室22、ピストンロッ
ド側が非負荷側室24となっている。荷重Wは、作業装置
が接地していない場合負荷側室22に、負荷保持圧として
作用する。
そして、前記操作弁18は、負荷側室パイロット油路26
及び非負荷側室パイロット油路28により、それぞれ接続
された図示しない減圧弁のパイロット2次圧により、そ
の位置が切り換え制御される。前記操作弁18の、バイパ
ス油路10制御側は、6ポート3位置切換弁からなり、図
の符号#1の中立位置、#2のアクチュエータ負荷側室
作用位置及び#3のアクチュエータ非負荷側室作用位置
に切り換えられる。また、そのオートデセル信号油路16
制御側は、2ポート3位置切換弁からなり、図の#4の
中立位置、#5のアクチュエータ負荷側室作用位置及び
#6のアクチュエータ非負荷側室作用位置に切り換えら
れる。
バイパス油路10の、操作弁18の上流側と、オートデセ
ル信号油路16の、後述するオートデセル圧信号油路30の
上流側において、両油路を、中立時には開、操作時には
閉とする他の操作弁32が設けられている。他のアクチュ
エータを制御する他の操作弁32も、他の減圧弁のパイロ
ット2次圧によりその位置が切り換え制御される。他の
操作弁32のバイパス油路10制御側は、6ポート3位置切
換弁よりなり、#7の中立位置、#8及び#9の操作位
置に切り換えられる。また、そのオートデセル信号油路
16制御側は、2ポート3位置切換弁よりなり、#10の中
立位置、#11及び#12の操作位置に切り換えられる。各
操作弁18及び32を制御する減圧弁は、運転席に設けられ
た操作レバーにより制御される。
なお、各操作弁18及び32の操作時に、可変容量ポンプ
4の吐出圧をそれぞれの油圧シリンダに供給するため、
可変容量ポンプ4と各操作弁18及び32とは、メーン油路
11により接続されている。
オートデセル信号油路16には、信号油路34を介して圧
力スイッチ36が設けられている。圧力スイッチ36は、オ
ートデセル信号油路16が各操作弁18及び32により閉じら
れたときにON、開かれたときにOFFとなる。圧力スイッ
チ36がONのとき、エンジンEの調速機レバーGの操作マ
グネットMが励磁され、調速機レバーGを定格スピード
位置へ移動させる。圧力スイッチ36がOFFのとき、マグ
ネットMが非励磁となり、調速機レバーGを低速位置へ
移動させる。
バイパス油路10の信号オリフィス8の上流側と容量制
御機構2とは、バイパス圧信号油路38により接続されて
いる。また、パイロットポンプ6と容量制御機構2と
は、パイロット圧伝達油路39を介して接続されている。
容量制御機構2は容量制御シリンダよりなり、供給され
る油圧が大のときは矢印Bで示し流量少、油圧が少のと
きは矢印Aで示す流量大、の方向にそれぞれ制御され
る。
バイパス圧信号油路38とパイロット圧伝達油路39と
は、第1のパイロット弁40により開閉される。第1のパ
イロット弁40のパイロットポート側は、オートデセル圧
信号油路30を介して、オートデセル信号油路16の操作弁
18上流側と接続されている。オートデセル圧信号油路30
は、第2のパイロット弁42により開閉される。第2のパ
イロット弁42のパイロットポート側はパイロット圧信号
油路44を介して操作弁18の負荷側室パイロット油路26に
接続されている。パイロット圧信号油路44にパイロット
圧が作用したとき、第2のパイロット弁42はオートデセ
ル圧信号油路30を閉じ(図の#14の位置)、パイロット
圧が作用しないとき、同油路を開いている(図の#13の
位置)。
第2のパイロット弁42は3ポート2位置切換弁よりな
り、図示のようにオートデセル圧信号油路30を開いた#
13の位置のとき、同油路30が、一方の油路46を介して第
1のパイロット弁40のパイロットポート側へ、また、オ
リフィス48を有する他方の分岐油路50を介して油タンク
12へ、それぞれ接続されるよう、その内部油路が構成さ
れている。
第1のパイロット弁40は、4ポート2位置切換弁より
なり、図の#16の位置でバイパス圧信号油路38を開くと
ともに、パイロット圧伝達油路39を閉じる。また#15の
位置でバイパス圧信号油路38を閉じるとともに、パイロ
ット圧伝達油路39を開く。第1のパイロット弁40は、パ
イロット圧伝達油路39を開いた位置で、パイロット伝達
油路39が一方において、2つのオリフィス52及び54を有
する油路56を介して油タンク12へ、また他方において、
油路56の両オリフィス52及び54の間から分岐する油路58
及びバイパス圧信号油路38を介して容量制御機構2へ、
それぞれ接続されるよう、その内部油路が構成されてい
る。
次に、操作弁18の各位置における油圧回路についての
構成及び作用を説明する。
中立位置 操作弁18は、バイパス油路10及びオートデセル信号油
路16において、符号#1及び#4で示す第2図の位置に
ある。他の操作弁32は中立位置にあるものとする。
バイパス油路10及びオートデセル信号油路16は、とも
に開路されている。圧力スイッチ36はOFF、調速機レバ
ーGは低速位置にある。第2のパイロット弁42は、図の
#13の位置でオートデセル圧信号油路30を開いている
が、オートデセル圧が低いため、第1のパイロット弁40
は#16の位置にあってパイロット圧伝達油路39を閉じ、
バイパス圧信号油路38を開く。容量制御機構2へは、バ
イパス圧信号油路38を介して可変容量ポンプ4の吐出圧
が供給される。したがってこの中立位置では、バイパス
圧信号油路38に供給される油圧は、信号オリフィス8の
機能により最大となり、可変容量ポンプ4の吐出流量は
最少に制御されている。油圧シリンダ20には圧油は供給
されない。
油圧シリンダ非負荷側室作用位置(ブーム自重降下
時) 操作弁18には、図示しない減圧弁からのパイロット2
次圧が非負荷側室パイロット油路28を介して作用し、バ
イパス油路10及びオートデセル信号油路16において、#
3及び#6の位置に切り換えられる。
バイパス油路10及びオートデセル信号油路16は、とも
に閉路される。圧力スイッチ36はON、調速機レバーGは
定格スピード位置にシフトされる。第2のパイロット弁
42は、図の#13の位置でオートデセル圧信号油路30を開
いているが、オートデセル信号油路16が閉じ、かつ分岐
油路50のオリフィス48が機能してオートデセル圧が上昇
するため、第1のパイロット弁40は#15の位置に切り換
えられる。バイパス圧信号油路38は閉じられ、パイロッ
ト圧伝達油路39が開かれる。容量制御機構2へは、パイ
ロットポンプ6のパイロット圧伝達油路39の圧力と、油
路56のオリフィス54と52の開度比で決定される中間圧力
が伝達される。したがって可変容量ポンプ4の吐出流量
は中間に制御される。
このように制御された可変容量ポンプ4の吐出圧油
は、メーン油路11、操作弁18の絞り60を有する内部油路
62及び油路64を介して油圧シリンダ20の非負荷側室24へ
供給される。
作業装置Sの荷重Wの自重作用により高圧化された負
荷側室22の負荷保持圧油は、油路66を経て、操作弁18の
別の内部油路68に供給される。別の内部油路68に供給さ
れた後、その負荷保持圧油は、一方において、内部油路
68に設けた絞り70を通り、リターン油路46を経て油タン
ク12へ戻される。また、他方において、その一部が更に
別の内部油路72のチエック弁74及び油路64を経て、油圧
シリンダ20の非負荷側室24へ供給される。
以上により、ブームシリンダは降下する。
油圧シリンダ非負荷側室作用位置(作業時) ブームが降下・接地した後、更に油圧シリンダ20の非
負荷側室24に圧油を供給し、作業装置によって地面に対
し作業する場合がある。
ブームが降下・接地すると、非負荷側室24は負荷側に
転ずる。負荷側室22の油圧はきわめて低くなり、油タン
ク12のライン圧力と同等になり非負荷側室24への圧油の
供給もなくなる。可変容量ポンプ4の吐出流量は中間に
制御された状態に保持されているが、バイパス油路10は
閉路されているので、非負荷側室24への圧油の供給は安
定・継続して行われる。
油圧シリンダ負荷側室作用位置 操作弁18には、図示しない減圧弁からのパイロット2
次圧が負荷側室パイロット油路26を介して作用し、バイ
パス油路10及びオートデセル信号油路16において、#2
及び#5の位置に切り換えられる。
バイパス油路10及びオートデセル信号油路16は、とも
に閉路される。圧力スイッチ36はON、調速機レバーGは
定格スピード位置にシフトされる。第2のパイロット弁
42は、パイロット圧信号油路44を介してパイロット2次
圧を受け、図の#14の位置に切り換えられ、オートデセ
ル圧信号油路30を閉じる。第1のパイロット弁40は、#
16の位置に切り換えられるので、バイパス圧信号油路38
は開き、パイロット圧伝達油路39が閉じる。バイパス圧
信号油路38は開かれるが、バイパス油路10が操作弁18に
より閉じじられているので、バイパス圧信号油路38の油
圧はタンク圧となる。可変容量ポンプ4の吐出流量は最
大に制御される。
可変容量ポンプ4の吐出圧油は、メーン油路11、操作
弁18の内部油路76及び油路66を介して、油圧シリンダ20
の負荷側室22へ供給される。
以上により、ブーム即ち、作業装置は上昇される。
操作弁18の、上記いずれの状態においても、他の操作
弁32を操作位置、すなわち#9と#12、又は#8と#11
の各位置に切り換えた場合には、バイパス油路10はオリ
フィス8の上流側において、またオートデセル信号油路
16はオートデセル圧信号油路30の上流側において、それ
ぞれ閉路される。
したがって、バイパス圧信号油路38が第1のパイロッ
ト弁40により開路されている、操作弁18の中立位置及び
負荷側室用位置においては、バイパス圧信号油路38の油
圧はタンク圧となり、可変容量ポンプ4の吐出流量は最
大に制御される。
また操作弁18の非負荷側室作用位置においては、オー
トデセル圧信号油路30の圧油が、第2のパイロット弁42
のオリフィス48を有する分岐油路50を介して油タンク12
へ抜けるので、第1のパイロット弁40は#16の位置に切
り換えられる。バイパス圧信号油路38の油圧はタンク圧
となり、可変容量ポンプ4の吐出流量は最大に制御され
る。
他の操作弁32が操作位置にあるとき、圧力スイッチ36
はON、調速機レバーGは定格スピード位置にシフトされ
る。
通常油圧パワーショベルの油圧回路に適用される場合
は、第3図に示される如く、ブームシリンダ操作弁18の
下流のバイパス路を開閉する切換弁102と、その中間の
バイパス路10bより逆止弁103を経て方向切換弁104に通
じ、また、一方ポンプ供給通路11より逆止弁103a、絞り
103cを経て、圧油を供給される方向切換弁104とからな
る回路により、アームシリンダ101が制御される。
次に、ブームシリンダの作動態様を3つの作動態様に
別けて説明する。
1)ブームシリンダ20を負荷Wの降下側、即ちシリンダ
収縮側に動かす時、操作弁18は#3,#6の位置となり、
ヘッド室22よりの圧油の一部は#3中のチエック弁より
ロッド室24へ回生されると共に、通路16に発生した圧力
がパイロット弁40を#16の位置から#15の位置へ切換え
る。これにより流量制御信号通路100に、絞り52,54で発
生したパイロットポンプ6の吐出圧より低圧の中間圧が
供給され、ポンプ吐出流量は減少する方向Bへ向い、ポ
ンプ4の吐出流量(第4図の中間流量)は減少し、エン
ジンEの負荷が軽減されるが、ブームシリンダロッドへ
は先の様に、ヘッドよりの油が回生されるため、降下ス
ピードが遅くなる不具合は生じない。また、更にアーム
シリンダを操作するため操作弁104を104a又は104cへ切
換えると、通路200は、操作弁104の所で遮断され通路16
の圧力がパイロット弁42の絞り48よりドレインされて、
パイロット弁40は#16の位置へ切換わり、流路制御信号
通路100は、バイパス路下流のオリフィス8で発生する
圧力を通路38より供給される事になるが、18,102の弁の
作動でバイパス路が閉ざされているため、オリフィス8
の上流10cでは圧が立たず、ポンプ4の吐出流量は増大
の方向Aへ向い、ブームとアームの連動スピードは遅く
ならない。
2)ブームシリンダ20を負荷Wを持ち上げる側即ちシリ
ンダ伸張側に動かす時、操作弁18は、パイロット圧26に
より#1より過渡期の位置#1aまたは#2へ操作されパ
イロット弁42は#14へ切換えられる。このため、通路16
に圧力が発生しても、パイロット弁40は位置#16を維持
し、流量制御信号通路100へはオリフィス8の上流圧が
供給される。
3)ブームシリンダ20を微操作でインチング持上げ操作
する時、操作弁18は#1aの位置であるので、バイパスは
完全に閉止されずオリフィス8へ圧油が流入し、10c部
で圧力が発生し、ポンプ4の吐出量は少流量となる。こ
の時よりやや経過して、アームシリンダ操作のため、操
作弁104及びバイパス弁102をフルに切換えると、オリフ
ィス8への通油がなくなり、ポンプ4の吐出量が急に増
加し、第3図bで示す様にアームシリンダスピードが速
くなるのと同時にブームシリンダスピードまでジャンプ
アップし、インチングの意図に反し、操作感が悪化す
る。また、アームシリンダ101を微操作インチングする
時、この時よりやや遅れてブームシリンダを持上げ操作
のため、操作弁18をフルに切換えると、オリフィス8へ
の通油がなくなり、ポンプ4の吐出量が急増し、チエッ
ク弁103a,絞り103cより大量の油が第3図cの様にアー
ムへ流入し、ジャンプアップし、操作性が損われるので
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ブームシリンダが伸縮する過程で、特にブームシリン
ダの降下時に生じるブーム位置エネルギの活用をよりよ
くさせる必要がある。そこで、第2図及び第3図に示さ
れた油圧回路を開発したが、その油圧回路では、まだ不
十分である。そこで、上記の問題点を改善するため、本
願考案は油圧回路に新しい弁機構をそなえた油圧回路を
組込むことにより、さらに、省エネルギ化を促進し、か
つ操作性の向上をはかるようにすることを目的とするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
次に上記目的を達成するための具体的構成を図面に従
い説明すると、 エンジンにより駆動される可変容量ポンプ4とパイロ
ットポンプ6とを有し、該油圧により作業機を駆動する
建設機械の作業機油圧制御回路において、ブームシリン
ダ20の操作用のブームシリンダ操作弁18と、アームシリ
ンダ101操作用のアームシリンダ用操作弁104と、 該可変容量ポンプ4のパイロット圧を制御する第1の
パイロット弁と、該パイロット弁のパイロット圧を制御
する第2のパイロット弁42と、 該可変容量ポンプ4の圧油を各アクチュエータへ供給
する油路11と油路11より分岐し、ブームシリンダ20の操
作用の操作弁18へ圧油を供給するバイパス油路10とアー
ムシリンダ用操作弁104の両端の操作パイロット圧の高
い圧を選択する第1シャトル弁105と該第1シャトル弁1
05の油圧をパイロット圧として開閉する該ブームシリン
ダ操作弁18の負荷側バイパス油路106の下流に設けた第
3パイロット弁と、 第1シャトル弁105の出力圧とブームシリンダ操作弁1
8のブーム伸長側操作パイロット圧の高い方を選択する
第2シャトル弁108と、 該第2シャトル弁108の出力圧を第1のパイロット弁2
02に接続するパイロット油路300と、前記パイロットポ
ンプ6の圧油供給油路200より分岐したオートデセルパ
イロット油路34と、 ブームシリンダ用操作弁18のブーム伸長側パイロット
油路26から分岐し、第2のパイロット弁42を開閉するパ
イロット油路44と、 パイロット圧油のドレン油路16から分岐し、第2のパ
イロット弁42に接続するパイロット油路30を備え、 各パイロット弁の開閉用パイロット圧は、ブームシリ
ンダ用操作弁18及びアームシリンダ用操作弁104の入出
力ポートの開閉パイロット圧より低くしたことを特徴と
する建設機械の作業機油圧制御回路である。
[実施例] 第1図に本考案の実施例を示す。そこで具体的構成に
係る特徴を以下説明する。
ブーム用操作弁をシリンダ伸張側に切換えるパイロッ
ト圧26と、アーム用操作弁104と連動してバイパス切換
弁102を切換えるためのパイロット圧を発生させるシャ
トル弁105の出力側圧力とを高圧選択するシャトル弁108
を設け、ポンプ流量制御信号圧力を切換え可能なパイロ
ット弁202を設け、上記シャトル弁108の出力信号圧力に
より切換わる位置#17を含み、本位置では、パイロット
ポンプ6の吐出ライン及び流量制御信号オリフィス8よ
りの信号ラインが遮断され、ポンプに通じる流量制御信
号通路100内の圧力が、タンクラインへドレンされる。
また、この位置#17への切換え圧力は、方向制御弁18,1
04の各ポンプよりアクチュエータ供給通路及びアクチュ
エータよりタンクへのリターン通路が開口するに要する
切換えパイロット圧をより低圧になるようにし、ポンプ
4の吐出流量は、ブームシリンダ伸張作用及び、または
アームシリンダ収縮・伸張作用を行うべく、パイロット
圧26,106,107等を加えた際、各アクチュエータが作動を
始める前に、最大吐出状態となるようにし、パイロット
弁42が、位置#13より#14へ切換る時のパイロット圧
力、各操作弁の#4,#10,#20の位置が各#5,#11,#2
1,または#6,#12,#22へ切換る時の各切換え用パイロ
ット圧力は、各操作弁の各ポンプよりアクチェータへの
供給通路及びアクチュエータよりタンクへのリターン通
路が、開口するに要する切換えパイロット圧より低いよ
うにばね力及びスプールのランド形状が構成されるよう
にしてなる建設機械の流量制御回路を有する油圧装置で
ある。
次に示す表は、第1図実施例による回路構成であっ
て、ブームとアームに関連する各操作を行った時のパイ
ロット弁42,202の作動位置及び流量制御信号通路100の
圧力の状況を整理して下表に示す。
Aはドレン圧を意味し、Bはパイロットポンプの中間
圧を意味し、Cはオリフィス8の上流圧を意味する。
(注)表中の各欄の表記は、第1番目がパイロット弁42
の位置、第2番目がパイロット弁202の位置、第3番目
が流量制御信号通路100内の圧力を示す。又、パイロッ
トポンプ中間圧とは、パイロット弁202の位置#15の通
路58での圧力を示す。
通路100内の圧力がドレン圧の時は、第4図で示され
る如くポンプは最大吐出量も維持し、ブームとアームの
同時操作を行っても各々のアクチュエータ操作スピード
はポンプ吐出流量が急変しないので操作性が阻害されな
い効果がある。
また、ブーム単独収縮作業時は、流量制御信号通路10
0中の圧力はパイロットポンプ中間圧となり、ポンプ吐
出流量は第4図に示す中間流量となるが、ヘッド側より
ロッドへの圧油の再生があるため、ブームシリンダの収
縮スピードは低下せず、また、ポンプ動力も吐出流量が
減少して、軽減され、省エネルギが達成される効果があ
る。
そして、上記構成の負流量制御システムを有する油圧
回路に於て、アームの操作及びブームシリンダ伸張操作
を検出するシャトル弁群を設け、中立時は流量制御信号
オリフィスの上流圧を利用し、また、一方の切換ファン
クションではパイロットポンプ吐出圧より低圧の中間圧
を利用し、また他方の切換ファンクションでは、ドレン
圧を利用して、ポンプ流量制御信号ラインへ信号を伝達
するパイロット弁を設け、そのパイロット弁とこれを操
作切換えるもう1つのパイロット弁とを具備する制御機
構を働かせることによりブーム・アームの同時操作性を
改善することができ、また、ブーム下げ操作でのシリン
ダヘッド側位置エネルギ再生作用時、ポンプ動力を軽減
して省エネルギを達成することができる効果がある。
そして、本考案は、エンジンにより駆動される可変容
量ポンプ4とパイロットポンプ6とを有し、該油圧によ
り作業機を駆動する建設機械の作業機油圧制御回路にお
いて、ブームシリンダ20の操作用のブームシリンダ操作
弁18と、アームシリンダ101操作用のアームシリンダ用
操作弁104と、 該可変容量ポンプ4のパイロット圧を制御する第1の
パイロット弁と、該パイロット弁のパイロット圧を制御
する第2のパイロット弁42と、 該可変容量ポンプ4の圧油を各アクチュエータへ供給
する油路11と油路11より分岐し、ブームシリンダ20の操
作用の操作弁18へ圧油を供給するバイパス油路10とアー
ムシリンダ用操作弁104の両端の操作パイロット圧の高
い圧を選択する第1シャトル弁105と該第1シャトル弁1
05の油圧をパイロット圧として開閉する該ブームシリン
ダ操作弁18の負荷側バイパス油路106の下流に設けた第
3パイロット弁と、 第1シャトル弁105の出力圧とブームシリンダ操作弁1
8のブーム伸長側操作パイロット圧の高い方を選択する
第2シャトル弁108と、 該第2シャトル弁108の出力圧を第1のパイロット弁2
02に接続するパイロット油路300と、前記パイロットポ
ンプ6の圧油供給油路200より分岐したオートデセルパ
イロット油路34と、 ブームシリンダ用操作弁18のブーム伸長側パイロット
油路26から分岐し、第2のパイロット弁42を開閉するパ
イロット油路44と、 パイロット圧油のドレン油路16から分岐し、第2のパ
イロット弁42に接続するパイロット油路30を備え、 各パイロット弁の開閉用パイロット圧は、ブームシリ
ンダ用操作弁18及びアームシリンダ用操作弁104の入出
力ポートの開閉パイロット圧より低くしたことを特徴と
する建設機械の作業機油圧制御回路であるから、ブーム
伸長時および/またはアーム収縮・伸長時、各アクチュ
エータが作動し始める前に、ポンプが最大吐出量とな
り、操作性が向上する効果がある。そして、また、本考
案は、第1のパイロット弁202は、片側ポジションに減
圧回路を有し、ブームシリンダ用操作弁18のブーム収縮
側ポジションには、圧油の供給及び戻り側油路をチェッ
ク弁を介し、連通する再生回路を設けたことを特徴とす
る建設機械の作業機油圧制御回路であるから、ブーム収
縮時に、シリンダヘッド側よりロッド側へ圧油が再生さ
れることから、収縮速度は減少せず、ポンプ動力も軽減
される効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案を施した建設機械の流量制御回路を有
する油圧装置の油圧回路図であり、第2図は本考案出願
人のこの出願より前に出願したものに係る油圧回路図で
あり、第3図は第2図の油圧回路に係る技術を油圧パワ
ーショベルに施した油圧回路図であり、第3図aはブー
ムシリンダを微操作でインチング持上げ操作する時ブー
ムシリンダ操作弁18の各位置における油路の構造図であ
り、第3図b及び第3図cは第3図aに示した位置で、
圧油のジャンピングが生じた状態を示す図であり、第4
図はポンプ吐出流量と油路の圧力の関係を示す図であ
る。 2……容量制御機構、4……可変容量ポンプ 6……パイロットポンプ 8……バイパス油路10の下流の信号オリフィス 10……バイパス油路、10a……通路 10b……バイパス路、10c……バイパス路 11……メーン油路となるポンプ圧油供給通路 12……油タンク、14……オリフィス 16……オートデセル信号油路 18……ブームシリンダ操作弁の方向切換制御弁 20……ブームシリンダ 22……ヘッド室 24……ロッド室 26……負荷側室パイロット油路 28……非負荷側室パイロット油路 30……オートデセル圧信号油路 32……操作弁 34……信号油路 36……圧力スイッチ 38……バイパス圧信号油路 39……パイロット圧信号油路 40……第1のパイロット弁 42……第2のパイロット弁 44……パイロット圧信号油路 46……一方の油路 48……オリフィス 50……他方の分岐油路 52……オリフィス 54……オリフィス 56……油路 58……油路 60……絞り 62……内部油路 64……油路 66……油路 68……別の内部油路 70……絞り 72……内部油路 74……チエック弁 76……内部油路 100……流量制御信号通路 101……アームシリンダ 102……パイロット弁即ち2位置切換弁 103……逆止弁 103a……逆止弁 103c……絞り 104……アーム用操作弁即ち方向切換弁 104a……操作弁104のa位置 104b……操作弁104のb位置 104c……操作弁104のc位置 105……シャトル弁 106……パイロット圧 107……パイロット圧 108……シャトル弁 200……通路 201……通路 202……パイロット弁即ち3位置切換弁 E……エンジン M……マグネット G……調速機レバー

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンにより駆動される可変容量ポンプ
    4とパイロットポンプ6とを有し、該油圧により作業機
    を駆動する建設機械の作業機油圧制御回路において、ブ
    ームシリンダ20の操作用のブームシリンダ操作弁18と、
    アームシリンダ101操作用のアームシリンダ用操作弁104
    と、 該可変容量ポンプ4のパイロット圧を制御する第1のパ
    イロット弁と、該パイロット弁のパイロット圧を制御す
    る第2のパイロット弁42と、 該可変容量ポンプ4の圧油を各アクチュエータへ供給す
    る油路11と油路11より分岐し、ブームシリンダ20の操作
    用の操作弁18へ圧油を供給するバイパス油路10とアーム
    シリンダ用操作弁104の両端の操作パイロット圧の高い
    圧を選択する第1シャトル弁105と該第1シャトル弁105
    の油圧をパイロット圧として開閉する該ブームシリンダ
    操作弁18の負荷側バイパス油路106の下流に設けた第3
    パイロット弁と、 第1シャトル弁105の出力圧とブームシリンダ操作弁18
    のブーム伸長側操作パイロット圧の高い方を選択する第
    2シャトル弁108と、 該第2シャトル弁108の出力圧を第1のパイロット弁202
    に接続するパイロット油路300と、前記パイロットポン
    プ6の圧油供給油路200より分岐したオートデセルパイ
    ロット油路34と、 ブームシリンダ用操作弁18のブーム伸長側パイロット油
    路26から分岐し、第2のパイロット弁42を開閉するパイ
    ロット油路44と、 パイロット圧油のドレン油路16から分岐し、第2のパイ
    ロット弁42に接続するパイロット油路30を備え、 各パイロット弁の開閉用パイロット圧は、ブームシリン
    ダ用操作弁18及びアームシリンダ用操作弁104の入出力
    ポートの開閉パイロット圧より低くしたことを特徴とす
    る建設機械の作業機油圧制御回路。
  2. 【請求項2】上記第1のパイロット弁202は、片側ポジ
    ションに減圧回路を有し、ブームシリンダ用操作弁18の
    ブーム収縮側ポジションには、圧油の供給及び戻り側油
    路をチェック弁を介し、連通する再生回路を設けたこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲1記載の建設機械
    の作業機油圧制御回路。
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