JP2503261Y2 - 手摺部材の連結構造 - Google Patents

手摺部材の連結構造

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JP2503261Y2
JP2503261Y2 JP1991098230U JP9823091U JP2503261Y2 JP 2503261 Y2 JP2503261 Y2 JP 2503261Y2 JP 1991098230 U JP1991098230 U JP 1991098230U JP 9823091 U JP9823091 U JP 9823091U JP 2503261 Y2 JP2503261 Y2 JP 2503261Y2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、二以上の手摺部材を簡
易、迅速且つ強固に連結する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から階段の手摺あるいは吹き抜けの
二階部分に設けられる手摺等の施工においては手摺自体
を途中で連結しなければならない場合があった。特に手
摺が長い場合あるいは手摺の途中に屈曲部分がある手摺
等の場合にこのような必要があった。
【0003】このような連結に際して、連結される二つ
の手摺部材については各々が別加工によって作られ、こ
れを相互に現場で直接連結する施工方法が取られていた
ため、現場での施工に熟練を必要とし、施工に多大な時
間を必要としていた。又、従来の手摺の連結において
は、二つの手摺部材を各々、手摺子あるいは親柱あるい
は中間柱等に固定し、それらの親柱あるいは中間柱、手
摺子等に固定された手摺相互を更に直接固定するように
形成されていたものの、各々の手摺が強固に連結され
ず、長年の使用等によって二つの手摺部材の間に間隙が
生じるような恐れもあった。
【0004】更に、手摺を特に木製等で形成した場合に
あっては、一年間を通じての湿度の増大あるいは減少等
の変化によって手摺自体が伸びたり縮んだりすることに
なるが、このような手摺の伸縮によって、二つの手摺部
材の間に間隙が生じてしまうこともあった。又、このよ
うな連結に際しては、連結される二つの手摺部材につい
て各々を別加工によって作った後にこれらを現場で連結
する施工方法であったため、これらの連結部分を厳密に
面合せにして連結しようとすると、その表面の一致性を
担保することが極めて困難なこととなっていた。
【0005】従って、これらの施工に熟練と多大な時間
を必要とし、施工時に連結部分の表面の一致性を確保で
きず、施工後に連結した手摺部材間で間隙が生じたりす
ることは、いずれも手摺を設置し使用する上で種々の問
題点となっており、早急な解決が望まれていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案のうち請
求項1に記載の考案は、別加工による手摺部材の連結に
際し、手摺部材を簡易、迅速に連結させることができる
ような手摺の連結状態を提供することを目的とする。更
に、本考案のうち請求項2に記載の考案は、請求項1に
記載の考案の目的を達成すると共に、その連結状態を更
に強固なものとし、且つ長期間の使用に置いても強固な
連結状態を維持できるような手摺の連結状態を提供する
ことを目的とする。
【0007】又、更に本考案のうち請求項3に記載の考
案は、手摺部材の連結に際し、連結に要する係合部材を
外部に露出させず見映えをよくすると共に係合部材に触
れて生ずるケガなどを防止し、且つ、手摺部材同志の表
面の一致性の確保をも目的とするものである。又、更に
本考案のうち請求項4に記載の考案は、手摺部材と連結
部材の連結部分をわからないようにし、手摺部材と連結
部材との木目等の一致に苦慮することがないようにする
と共にその連結部分と同様の模様を手摺部材全長に渡っ
て設けることにより手摺部材の使用に対して使い勝手が
よいような手摺部材の連結構造を提供すること目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は所定間隔を置いて配置された一対の手摺部
材と、この一対の手摺部材の間に取付けられる連結部材
とからなり、前記両手摺部材の連結部材側の各端面には
手摺係合部材が設けられ、前記連結部材の両端面には前
記手摺係合部材と係合する連結係合部材が設けられてい
ると共に、手摺係合部材は縦断面略角U字状雄型又は水
平断面ハット溝型鋼状雌型のいずれか一方を用い、連結
係合部材は縦断面略角U字状雄型又は水平断面ハット溝
型鋼状雌型のいずれか他方を用いた。
【0009】ここで、本考案は前記連結係合部材、ある
いは前記手摺係合部材の相手方接触面の一方には、下方
から上方に向かって連結部材側に近接するテ−パを設け
てもよい。又、本考案は前記の手摺部材の端面と前記連
結部材の端面の少なくとも一方に前記手摺係合部材及び
連結係合部材を収納する凹部を下方から設けてもよい。
【0010】又、本考案は前記手摺部材と前記連結部材
とが連結している部分の周囲に溝状部を形成しこれを連
結溝状部とすると共に、前記手摺部材の長手方向の軸心
に直交する周囲に所定の間隔を置いて前記連結溝状部と
同様の手摺溝状部を複数本設けてもよい。
【0011】
【作用】この考案においては、手摺部材と連結部材が前
記のように形成されているので、連結しようとする一対
の手摺部材を所定の間隔を置いて配置し、この手摺部材
の間に連結部材を配置し、手摺係合部材あるいは連結係
合部材のうち水平断面ハット溝型鋼状雌型の係合部材を
設けた方を縦断面略角U字状雄型の係合部材を設けた方
に差し込むと、この両手摺部材は連結部材を介して相互
に連結される。
【0012】尚、この考案において、手摺係合部材ある
いは連結係合部材の相手方接触面の一方に下方から上方
に向かって連結部材側に近接するテ−パを形成すると、
手摺部材の端面に有する手摺係合部材と、連結部材の両
端面に有する連結係合部材とを係合させた場合、相手方
接触面に形成されたテ−パにより、手摺部材と係合部材
が相互に強く引き付けられる。
【0013】尚、この考案において、手摺部材の端面と
連結部材の端面の少なくとも一方に下方から角溝状の凹
部を形成すると、手摺部材の端面に有する手摺係合部材
と、連結部材の両端に有する連結係合部材とを係合させ
た場合、この角溝状の凹部に係合状態の手摺係合部材及
び連結係合部材の全てが収納されるので、手摺部材と連
結部材の端面が密着する。
【0014】尚、この考案において、手摺部材と連結部
材とが連結している部分の周囲に溝状部を連結溝状部と
して形成し、手摺部材の長手方向の軸心に直交する周囲
に所定の間隔を置いて前記連結溝状部と同様の手摺溝状
部を複数本設けると、連結部分をわからなくすると共
に、連結し設置した手摺を手で握り使用した場合、手の
引っ掛かりとなり手摺滑り止めとなる。
【0015】
【実施例】本考案の実施例について、以下の各図を用い
て説明する。図1は本考案の1実施例を示す、一対の手
摺部材AとBを連結部材Cで連結する状態を示す説明図
である。図2は本考案の手摺部材Aの端面13を示す正
面図である。図3は本考案の連結部材Cの端面25を示
す正面図である。図4は手摺部材AとBを連結部材Cで
連結する前の状態を示す要部断面図である。図5は手摺
部材AとBを連結部材Cで連結した後の状態を示す要部
断面図である。
【0016】これらの図において、手摺部材A,Bは所
定間隔を置いて直角状に配置され、この一対の手摺部材
A,Bの間には直角状に湾曲した連結部材Cが配置され
ている。手摺部材A,Bは長尺の部材からなり、且つ、
手摺部材A,Bの断面形状は下部が切断された略イチョ
ウの葉状をなしている。手摺部材A,Bの各端面13,
13の正面方向から見た左右方向中心の高さ方向のやや
上部に相当する端面には縦断面略角U字状の雄型の手摺
係合部材1,1が取付けられている。
【0017】この手摺係合部材1の形状は、この手摺係
合部材1を手摺部材A,Bに取付けるための垂直な取付
け板14と、この取付け板14の下端から水平方向に延
設した水平板15と、この水平板15の端部から上方に
立設させた立設板11とからなっている。ここで取付け
板14の横幅は立設板11及び水平板15の横幅よりも
長い。そして、この手摺係合部材1は取付け板14の左
右からねじ込んだ取付けネジ12により手摺部材A及び
Bの端面13,13に取付けられている。
【0018】連結部材Cは直角状に湾曲した部材からな
り、且つ、連結部材Cの断面形状は手摺部材A,Bと同
一形状、すなわち、下部が切断された略イチョウの葉状
をなしていると共に、その端面25には連結係合部材
2,2が取付けられている。またここで、連結部材Cの
各端面25,25には手摺係合部材1及び連結係合部材
2とを係合状態で収納するために下方が開放され、且
つ、下方から上方に貫通しない角溝状の凹部23が設け
られている。ここで、前記角溝状の凹部23の横幅は手
摺係合部材1の横幅とほぼ一致した幅に形成している。
【0019】ここで、連結係合部材2の取付けを更に詳
しく説明すると、連結係合部材2は、凹部23,23内
の正面方向から見た左右方向中心の高さ方向のやや上部
に相当する面に前記の手摺部材A,B側の雄型の手摺係
合部材1に対応するように設けられ、且つこの手摺部材
A,B側の雄型の手摺係合部材1に係合するように取付
けられている。またここで、連結係合部材2の横幅は、
手摺係合部材1の横幅とほぼ一致するように形成されて
いる。
【0020】この連結係合部材2の形状は、垂直の底板
22とこの底板22の両端から平行に立設させた二つの
立設板26と立設板26の上端から互いの立設板26か
ら離れる方向に延設させたつば部27とからなる全体形
状ハット溝型鋼状となっている。そして、ここで用いら
れている底板22は下方から上方に向かって連結部材C
の内部側に近接するテ−パを有している。
【0021】この連結係合部材2は溝部を垂直方向に位
置するようにつば部27の左右からねじ込んだ取付けネ
ジ24により連結部材Cの両端面25,25の凹部2
3,23内上部に取付けられている。又、端面25の凹
部23の深さは、手摺部材A,Bの手摺係合部材1と連
結部材Cの連結係合部材2とが係合状態でそのまま全部
収納できる深さとなっている。尚、連結部材Cの両端の
隅角部には下部を除いてほぼ全周に渡って角状に形成し
た切欠き部3が設けられている。
【0022】次に、図4、図5を用いて、手摺部材A,
Bを連結部材Cで連結する場合について説明する。先
ず、連結しようとする手摺部材A及びBを所定間隔を置
いて直角状態で配置し、手摺部材A及びBの間に直角状
に湾曲した連結部材Cを配置する。この後、手摺部材A
及びBの端面13,13に突出するように形成された雄
型の手摺係合部材1,1に、連結部材Cの両端面25,
25に形成された雌型の連結係合部材2,2を上方から
差し込むように嵌込む。すると、雄型の手摺係合部材
1,1の立設板11の先端が雌型の連結係合部材2,2
の底板22の内側に位置し、その状態で更に連結部材C
を押し込むことにより立設板11の内面が底板22の内
面に擦れながら差し込まれる。このとき底板22が上が
内側に向いたテ−パ状に形成されているので、差し込む
ことにより手摺部材A又はBと連結部材Cの距離が徐々
に狭められ、その結果、連結部材Cを最後まで差し込む
ことにより、連結部材Cの端面13,13と手摺部材A
又はBの端面25,25とが完全に密着することにな
る。
【0023】ところで、連結部材の端面25,25に
は、下方が開放された角溝状の係合部材の収納凹部2
3,23を有し、この凹部23,23内に雌型の連結係
合部材2,2を有する。このため、手摺部材AとBを連
結部材Cを介して連結した場合、手摺部材A及びBの雄
型の手摺係合部材1,1と連結部材Cの両端の雌型の連
結係合部材2,2の各々が係合状態でそのまま収納凹部
23,23に全部収納されることになる。従って、連結
部材Cの両端面13,13と手摺部材AとBの対向する
端面25,25が各々完全に密着するような構造となっ
ている。
【0024】このような手摺部材の連結構造としたこと
から、所定間隔を置いて直角状態で配置された一対の手
摺部材AとBは、この手摺部材AとBの間に直角状に湾
曲して取付けられた連結部材Cを介して、簡易、迅速且
つ強固に連結される。更に、連結部材Cの両端面25,
25の隅角部に角状の切欠き部3を形成したことから、
手摺部材AとBが連結部材Cを介して連結された場合、
連結部材Cの両端面25,25の隅角部に形成された角
状の切欠き部3と手摺部材AとBの端面13,13の周
縁部とから連結溝状部が形成される。
【0025】このため、手摺部材AとBが連結部材Cを
介して連結された場合に生じることのあるわずかな精度
誤差があっても、この連結溝状部がこれを触覚上、視覚
上目立たないように吸収してしまうことで、手摺部材A
とBの連結における表面の一致性をより完全なものとす
ることができる。図6の実施例は、本考案の他の実施例
を示す、一対の手摺部材AとBを連結部材Cで連結する
状態を示す説明図である。この実施例に示す考案は、所
定間隔を置いて直角状態で、配置された一対の手摺部材
A,Bと、この一対の手摺部材A,Bの間に直角状に湾
曲した連結部材Cとを配置する点は、図1乃至図5に説
明する実施例と同じである。ただ、この実施例は、手摺
部材AとBを連結部材Cで連結することで連結部材Cの
端面13の隅角部の角状の切欠き部3と手摺部材A,B
の端面13の周縁とから構成される連結溝状部に対応す
るように、手摺部材A及びBの長手方向の軸心に直交す
る周囲に所定の間隔を置いて、複数本の手摺溝状部3
1,31,31,31,31を形成したものである。
【0026】このように、手摺部材AとBを連結部材C
を介して連結する構造において、手摺部材AとBの長手
方向の軸心に直交する周囲に複数本の手摺溝状部31,
31,31を形成したことから、連結された場合に生じ
ることのあるわずかな精度誤差があっても、連結溝状部
とこれに続く複数本の手摺溝状部31,31,31によ
り触覚上、視覚上目立たないように吸収してしまい、手
摺部材A,Bの連結における表面の一致性を更に完全な
ものとすることができる。又、これらの連結溝状部と複
数本の手摺溝状部31,31,31は、手摺が使用され
た場合に丁度スベリ止めの効果を発揮し、握力の弱い特
に病人、老人、子供等であっても使用効率を高めること
ができ、危険の少ない、使い勝手のよい奇麗な仕上りの
手摺部材を提供できる。
【0027】図7の実施例は、本考案の手摺部材A,B
と連結部材Cにおける雄型係合部と雌型係合部を各々逆
に取り付けた場合の一実施例である。ここで、この実施
例について説明すると、手摺部材A,Bの各端面13,
13の正面方向から見た左右方向中心の高さ方向のやや
上部に相当する端面には雌型の手摺係合部材2,2を設
けている。この手摺係合部材2の形状は、垂直の底板2
2とこの底板22の両端から平行に立設させた二つの立
設板26と立設板26の上端から互いの立設板26から
離れる方向に延設させたつば部27とからなる全体形状
ハット溝型鋼状となっている。そして、ここで用いられ
ている底板22は上方から下方に向かって手摺部材A,
Bのそれぞれ内部側に近接するテ−パを有している。
【0028】又、連結部材Cの両端面25,25には、
下方が開放され、且つ、下方から上方に貫通しない角溝
状の凹部23,23が設けている。ここで、角溝状の凹
部23,23内の正面方向から見た左右方向中心の高さ
方向のやや上部には前記雌型の手摺係合部材2,2に対
応するように設けられ、且つ手摺係合部材2に係合する
雄型の連結係合部材1,1を設けている。この連結係合
部材1の形状は、垂直な取付け板14と、この取付け板
14の上端から水平方向に延設した水平板15と、この
水平板15の端部から下方に垂下させた垂下板11とか
らなっている。
【0029】次に、この実施例における手摺部材A,B
を連結部材Cで連結する場合について説明する。この実
施例の場合、手摺部材A,Bの各端面13,13に突出
するように設けられた雌型の手摺係合部材2,2に、連
結部材Cの両端面25,25に設けられた雄型の連結係
合部材1,1を上方から差し込むように嵌込む。する
と、雌型の手摺係合部材2,2の底板22は下が内側に
向いたテ−パを有しているので雄型の連結係合部材1,
1の垂下板11を雌型の手摺係合部材2,2に差し込む
ことで、手摺部材AとBが連結部材Cを介して強固に連
結される。
【0030】尚、上記説明及び図面にあっては、屈曲す
る手摺部材A,Bの相互の連結について説明したが、本
考案は直線状態にある一対の手摺部材の相互間の連結に
も同様に使用できることは当然である。又、手摺部材
A,Bの長手方向の軸心に直交する周囲に所定の間隔を
置いて形成される複数本の手摺溝状部31,31,31
は周囲の全部に渡って設ける場合に限らず、間欠的に形
成する場合もある。
【0031】又、手摺の施工の際に、連結部材Cの両端
面、一対の手摺部材A,Bの端面に接着剤を塗布した後
に連結させることで、手摺部材A,Bの連結はより恒久
的なものとなる。
【0032】
【考案の効果】請求項1の考案によれば、一対の手摺部
材の間に連結部材を差し込むだけで、これらの手摺部材
が連結されるので、手摺部材を簡易、迅速に連結させる
ことができる。又、請求項2の考案によれば、雄型又は
雌型の連結係合部材又は手摺係合部材の相手方接触面の
少なくとも一方にテーパを設けたので、連結部材を差し
込むと、手摺部材と連結部材が相互に引き付けあい、手
摺部材相互を強固に連結させることができる。
【0033】又、請求項3の考案のよれば、手摺部材の
端面と連結部材の端面の少なくとも一方に、係合部材を
収納する凹部を形成したので、手摺部材を連結部材で連
結すると、この凹部に手摺係合部材と連結係合部材が係
合状態ですべて収納され、手摺部材側の端面と連結部材
側の端面とが完全に密着し、連結する手摺部材同志の表
面の一致性が確保される。又、連結に要する手摺係合部
材と連結係合部材を外部に露出させることなく見映えを
よくすると共に、この手摺係合部材、連結係合部材に触
れて生ずるケガなどの防止もできる。
【0034】又、請求項4の考案によれば、手摺部材と
連結部材とが連結している部分の周囲に溝状部を形成
し、手摺部材の周囲に所定間隔を置いて前記溝状部と同
様の溝状部を複数本形成したので、手摺部材と連結部材
との木目等に一致に苦慮することがない。又、手摺が使
用される場合に、溝状部に手が引っ掛かり丁度スベリ止
めの効果を発揮し、特に握力の弱い病人、老人、子供等
の手摺の使用の際の危険を少なくし、使用効率を高め、
使い勝手のよい手摺部材の連結構造を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一対の手摺部材を連結部材で連結する状態を示
す説明図である。
【図2】手摺部材の端面を示す正面図である。
【図3】連結部材の端面を示す正面図である。
【図4】手摺部材を連結部材で連結する前の状態を示す
要部断面図である。
【図5】手摺部材を連結部材で連結した後の状態を示す
要部断面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す、一対の手摺部材を
連結部材で連結する状態を示す説明図である。
【図7】本考案の他の実施例を示す要部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
A・B 手摺部材 C 連結部材 1 手摺係合部材 13 手摺部材側の
端面 2 連結係合部材 22 底板 23 凹部 25 連結部材側
の端面 3 隅角切欠き部 31 手摺溝状部

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔を置いて配置された一対の手摺
    部材と、この一対の手摺部材の間に取付けられる連結部
    材とから成り、前記両手摺部材の連結部材側の各端面に
    は手摺係合部材が設けられ、前記連結部材の両端面には
    前記手摺係合部材と係合する連結係合部材が設けられて
    いると共に、手摺係合部材は縦断面略角U字状雄型又は
    水平断面ハット溝型鋼状雌型のいずれか一方を用い、連
    結係合部材は縦断面略角U字状雄型又は水平断面ハット
    溝型鋼状雌型のいずれか他方を用いたことを特徴とする
    手摺部材の連結構造。
  2. 【請求項2】 前記連結係合部材、あるいは前記手摺係
    合部材の相手方接触面の一方には、下方から上方に向か
    って連結部材側に近接するテ−パを設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の手摺部材の連結構造。
  3. 【請求項3】 前記の手摺部材の端面と前記連結部材の
    端面との少なくとも一方に前記手摺係合部材及び連結係
    合部材を収納する凹部を下方から形成したことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の手摺部材の連結構
    造。
  4. 【請求項4】 前記手摺部材と前記連結部材とが連結し
    ている部分の周囲に溝状部を形成しこれを連結溝状部と
    すると共に、前記手摺部材の長手方向の軸心に直交する
    周囲に所定の間隔を置いて前記連結溝状部と同様の手摺
    溝状部を複数本設けたことを特徴とする請求項1,請求
    項2又は請求項3に記載の手摺部材の連結構造。
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JP5223544B2 (ja) * 2008-09-01 2013-06-26 積水ハウス株式会社 手摺壁等のコーナー部における笠木取付構造と笠木取付方法

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