JP2503195Y2 - コアチャック - Google Patents

コアチャック

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JP2503195Y2
JP2503195Y2 JP3693491U JP3693491U JP2503195Y2 JP 2503195 Y2 JP2503195 Y2 JP 2503195Y2 JP 3693491 U JP3693491 U JP 3693491U JP 3693491 U JP3693491 U JP 3693491U JP 2503195 Y2 JP2503195 Y2 JP 2503195Y2
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昭 白井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は製紙業界で一般に用いら
れているウェブ巻取装置のコアチャックに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のコアチャックの1例を図4により
説明すると、回転筒1のスピンドル2はシリンダ3のロ
ッド4に連結されており、同回転筒1はコア6の内面に
圧着されている。またシリンダ3はスリーブ5に取付け
られており、同スリーブ5の他端には移動ねじ28が加
工され、同移動ねじ28部には内面に同様の移動ねじを
加工された歯車7の同ねじ部が係合している。歯車7の
外周面の歯には歯車8が噛合っており、歯車8はモータ
9に連結されている。またスリーブ5,歯車7,歯車8
及びモータ9は、チャック本体10にそれぞれ組込まれ
ており、シリンダ3には方向制御弁24が取付けられて
いる。
【0003】図2は従来のウェブ巻取装置にコアチャッ
クを配置した状態を示しており、ロール11,ロール1
2の間には数本或いは1本物のコア6が並べられてい
る。またロール11にはウェブ14が巻付けられてお
り、ウェブ端はコア6表面に接着され、コア6の両端に
は、コアチャック15及び16が夫々昇降可能なスライ
ド17及びスライド18上に取付けられて配置されてい
る。更にロール11とロール12には夫々モータ22及
びモータ23が連結されており、コア6の真上には昇降
可能なロール21が配設されている。
【0004】さて図3に示すように、コア6上に昇降可
能なロール21を押し付けた後、モータ22及び23を
回転させると、ロール11及び12を介してウェブ14
はコア6に巻き付き、時間経過と共にロールを形成する
(以降このロールを製品ロール13と称する)。また製
品ロール13が形成される段階では、後述するが軸方向
の規制が必要である。即ち、コア6の一番外側の両端面
はコアチャック15及び16で支持するが、図4に示す
ようにコア6の端面は回転筒1の端面でシリンダ3によ
って圧着されている。この時シリンダ3のロッド4はシ
リンダのストローク限まで押出されており、スライド1
7及び18は製品ロール13が形成される際のコアチャ
ックの上下方向の移動を可能とするものである。また製
品ロール13の全長は、使用先の要求により異なる為コ
ア6の合計全長寸法も一定でない。
【0005】従って回転筒1の移動限は調整が必要であ
り、この為モータ9を回転させ、歯車8を介して歯車7
を回転させると、移動ねじ28の作用でスリーブ5が軸
方向に移動する。この結果回転筒1の移動限も調整され
る。なお、キー19及び20はスリーブ5,スピンドル
2の回転止めである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ウェブ巻取装置におい
て、ウェブが製品ロール13を形成する段階で、ロール
11及び12等の芯出しや、ウェブ自身の巾方向での不
均一な厚さ、張力の影響によって製品ロール自体が軸方
向に移動しようとする推力を持つことが多い。例えば、
ウェブ14の左右の厚さが異なると、円錐状のロールと
なるが、図6に示す如く製品ロール13が回転すると矢
印の如く推力が生じる。そしてこの推力による移動を制
止させるためにコアチャックが必要となる。この推力に
対し抵抗力が弱いために回転筒1が押戻されると、製品
ロール端面は竹の子状となるため、推力に抗するよう約
500kgf 以上の抵抗力を必要とする。またコア6は通
常紙製であるが、製作上の誤差や保管中の湿度の影響等
でコアの合計全長寸法に数mmの差を生じることがある。
この為回転筒1の移動限の調整を当該機では6〜10分
間毎に必要とするが、操業上の時間制約や微調整の煩わ
しさもあり、モータ9による微調整は製品ロール長さの
呼称長さが同一の場合には行なわず、コア6に約500
kgf 以上の圧着力を加えて作業を容易化しているのが実
状である。
【0007】このことは図5に示すように、コア6に座
屈や過度の内力を与えていることになるが、ウェブを巻
取る際にウェブの巻締め力により座屈は矯正されるた
め、コア6は軸方向に伸びようとするし、過度の内力も
発散しようとするため、回転筒1には押戻力が常に作用
している。更にシリンダ3の加圧ラインには方向制御弁
24が設けられてあって、推力に対抗するようにしてい
るが、現状は流体の洩れを完全に制止することが出来な
い。この結果巻取中に回転筒1が押戻されると、過敏な
ウェブにおいては皺入りや、製品ロールの端面が不揃い
となる。またコア付近の巻き方が不具合な場合には、運
転中に巻太ってくる過程で変形が助長され、製品ロール
自身が振動したりウェブが切断する等の欠点があった。
本考案はコアの座屈や過度の内力発生を防止し、推力に
対して十分強固な抵抗力を持ったコアチャックを提供せ
んとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、ウェ
ブ巻取装置の巻取ロール用コアチャックにおいて、0kg
f 付近よりそれ以上の圧着力を調整可能なチャック機構
と、500kgf 程度からそれ以上の推力を受けた場合に
も動かないロック機構を備え、チャック圧とロック力を
別調整可能としてなるもので、これを課題解決のための
手段とするものである。
【0009】
【作用】出口が0kgf 付近から容易に制御出来るシリン
ダでチャック力を適当値に設定することにより、コアに
対し座屈や過度な内力が発生するのを防止し、また回転
筒のスピンドル若しくはシリンダロッドに取付けたロッ
ク装置は、製品ロール側で生じた推力に対し強固な抵抗
力があるため、巻取ロールの軸方向移動を防止出来る。
【0010】
【実施例】以下本考案を図面の実施例について説明する
と、図1は本考案の実施例を示す。なお、図1において
図4と同一部分は同一の符号で示すことにする。さて図
1において、コアチャックの回転筒1のスピンドル2
は、シリンダ3のロッド4に連結されている。またスリ
ーブ5にはロック装置25が装備されており、同ロック
装置25にはピストン26とブレーキシュー27が組込
まれている。一方シリンダ3はスリーブ5に取付けられ
ており、スリーブ5の他端には移動ねじ28が加工さ
れ、この移動ねじ28部には内面に同様の移動ねじが加
工された歯車7が同移動ねじを介して係合されている。
歯車7の外周面の歯には歯車8が噛合っており、歯車8
はモータ9に連結されている。またスリーブ5,歯車
7,歯車8及びモータ9は、チャック本体10にそれぞ
れ組込まれている。
【0011】次に作用を説明すると、シリンダ3に圧着
時の力がコア6に座屈等を生じない大きさの流体圧力を
作用させ、ロッド4を介してスピンドル2と回転筒1を
押し出し、コア6端面を圧着する。この時ロッド4はシ
リンダのストローク限に達する必要はなく、A部に余裕
があってもよい。またスリーブ5は圧着する前にコア6
の合計全長寸法に合せ、事前にモータ9により歯車8を
介して歯車7を回転させ、移動ねじ28の作用によりス
リーブ5の軸方向調整を行なっておく。なお、A部に余
裕を持たせられるため調整精度は粗くてよい。
【0012】次にロック装置25に組込まれたピストン
26に流体圧力を作用させ、ブレーキシュー27をスピ
ンドル2に押付ける。この結果スピンドル2はブレーキ
シュー27によって軸方向の移動を制止される。即ち、
推力に対し抵抗力を持つこととなる。なお、図1の実施
例では、簡略な図示を行なっているが、500kgf 程度
からそれ以上の抵抗力を得る為のロック機構は、一般的
に用いられている電磁ブレーキや、機械式ブレーキ等に
置換することも出来る。またスピンドル2でなく、ロッ
ド4に対してロック機構を取付けてもよい。
【0013】
【考案の効果】以上詳細に説明した如く本考案によれ
ば、コアチャックのスピンドルに加わる圧着力と、推力
による抵抗力をそれぞれ個別に調整することで、皺や端
面不揃いのない良好な製品ロールを作り、また運転中の
振動やウェブ切断等のトラブルを軽減することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るコアチャックの側断面図
である。
【図2】従来のウェブ巻取装置の全体を示す斜視図であ
る。
【図3】図2のウェブ巻取装置の巻取状態を示す斜視図
である。
【図4】従来のコアチャックの1例を示す側断面図であ
る。
【図5】従来のコアチャックにおけるコアの座屈状態を
示す説明図である。
【図6】円錐状製品ロールの推力発生状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 回転筒 2 スピンドル 3 シリンダ 4 ロッド 5 スリーブ 6 コア 7,8 歯車 9 モータ 10 チャック本体 25 ロック装置 26 ピストン 27 ブレーキシュー 28 移動ねじ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブ巻取装置の巻取ロール用コアチャ
    ックにおいて、0kgf 付近よりそれ以上の圧着力を調整
    可能なチャック機構と、500kgf程度からそれ以上の
    推力を受けた場合にも動かないロック機構を備え、チャ
    ック圧とロック力を別調整可能としたことを特徴とする
    コアチャック。
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JPH04122545U JPH04122545U (ja) 1992-11-04
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