JP3266935B2 - 巻取り心棒ならびに巻取り装置および方法 - Google Patents
巻取り心棒ならびに巻取り装置および方法Info
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、巻取られる材料の初期
の巻取りの間において、材料の先端によって形成される
しわをなくすための手段および方法に関する。材料を引
張り巻わくの心棒上に巻取るとき、心棒に係止する材料
の先端がその圧痕を初期の巻取り層に残すので、しわが
初期の巻取り層の数層にわたってしばしば広げられる。
の巻取りの間において、材料の先端によって形成される
しわをなくすための手段および方法に関する。材料を引
張り巻わくの心棒上に巻取るとき、心棒に係止する材料
の先端がその圧痕を初期の巻取り層に残すので、しわが
初期の巻取り層の数層にわたってしばしば広げられる。
【０００２】巻取られた材料のしわを有する部分の長さ
は、その使用可能性がなめらかで傷のない表面を有する
かどうかに依存する最終製品を製造するのに使用するこ
とができない。自動車、冷蔵庫あるいは洗濯機などの露
出パネルに用いられる電気めっきされた鋼板は、その製
造工程において、巻取られかつしわができやすい材料の
うちの１つである。説明を簡単にするため、本発明は電
気めっき鋼に関して記載されるが、本発明が、例えばア
ルミニウム、銅、プラスチックなどの巻取られるときに
しわができやすい他の材料に関しても応用され得ること
が理解されるべきである。
は、その使用可能性がなめらかで傷のない表面を有する
かどうかに依存する最終製品を製造するのに使用するこ
とができない。自動車、冷蔵庫あるいは洗濯機などの露
出パネルに用いられる電気めっきされた鋼板は、その製
造工程において、巻取られかつしわができやすい材料の
うちの１つである。説明を簡単にするため、本発明は電
気めっき鋼に関して記載されるが、本発明が、例えばア
ルミニウム、銅、プラスチックなどの巻取られるときに
しわができやすい他の材料に関しても応用され得ること
が理解されるべきである。
【０００３】電気めっきされた鋼帯の場合、引張り巻わ
くに巻取られるとき、内側の約１００巻あるいは数イン
チの巻取り層にわたって、巻取られる材料の先頭が巻取
られる材料の幅の圧痕を生じる。この圧痕が表面に最終
製品における欠陥を生じさせ、この結果約１８０から３
００フィート（約５５から９０m ）の鋼帯を廃棄しなけ
ればならなくなる。
くに巻取られるとき、内側の約１００巻あるいは数イン
チの巻取り層にわたって、巻取られる材料の先頭が巻取
られる材料の幅の圧痕を生じる。この圧痕が表面に最終
製品における欠陥を生じさせ、この結果約１８０から３
００フィート（約５５から９０m ）の鋼帯を廃棄しなけ
ればならなくなる。
【０００４】本発明は、接近感知器の連結と、その内部
に狭くてやわらかい部分を有する独特の心棒のスリーブ
取付具あるいははめ付け具とを有利に備えることによっ
て、しわが生じるという問題をまったくなくする。本発
明は、しわが生じるという問題をなくしながら材料を迅
速かつ効果的に巻取るために、鋼帯の先端と心棒のスリ
ーブ取付具上のやわらかい部分とを有利に係合させる。
に狭くてやわらかい部分を有する独特の心棒のスリーブ
取付具あるいははめ付け具とを有利に備えることによっ
て、しわが生じるという問題をまったくなくする。本発
明は、しわが生じるという問題をなくしながら材料を迅
速かつ効果的に巻取るために、鋼帯の先端と心棒のスリ
ーブ取付具上のやわらかい部分とを有利に係合させる。
【０００５】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】連続する
巻取りにおいてしわが生じることを防止するために、や
わらかいおおいを備えた心棒あるいは引張り巻わくを提
供する広い概念が知られている。さらに２段硬度の心棒
スリーブが使用されてきており、これはやわらかい外部
コーティングに被われた固い内部コーティングを有す
る。しかしこれらの試みでは、スリーブあるいははめ付
け具に鋼帯の残りの部分より十分意味深くはめ込まれる
ように鋼帯の先頭を配置しないので、これらの試みはし
わが生じるといる問題を十分に解決しない。従来技術の
方法においては、はめ付け具の全体が圧縮される。もし
鋼帯が強固に巻取られると、圧縮されたゴム製のはめ付
け具は先端を吸収することができず、連続する巻取り層
にしわが形成される。逆に鋼帯がゆるく巻取られると、
巻取られた鋼帯の内側の巻取り層が崩れ、使用者は連続
するまだ巻取られていない製品のための心棒を挿入する
ことができない。
巻取りにおいてしわが生じることを防止するために、や
わらかいおおいを備えた心棒あるいは引張り巻わくを提
供する広い概念が知られている。さらに２段硬度の心棒
スリーブが使用されてきており、これはやわらかい外部
コーティングに被われた固い内部コーティングを有す
る。しかしこれらの試みでは、スリーブあるいははめ付
け具に鋼帯の残りの部分より十分意味深くはめ込まれる
ように鋼帯の先頭を配置しないので、これらの試みはし
わが生じるといる問題を十分に解決しない。従来技術の
方法においては、はめ付け具の全体が圧縮される。もし
鋼帯が強固に巻取られると、圧縮されたゴム製のはめ付
け具は先端を吸収することができず、連続する巻取り層
にしわが形成される。逆に鋼帯がゆるく巻取られると、
巻取られた鋼帯の内側の巻取り層が崩れ、使用者は連続
するまだ巻取られていない製品のための心棒を挿入する
ことができない。
【０００６】
【課題を解決するための手段】しわが生じることにとも
なう問題を克服するために本発明は、巻取られる材料の
先端と係合するための細長い部分を有するスリーブ取付
具を具備する巻取り心棒の改良を提供する。細長い部分
はスリーブ取付具の外側円周上の狭い部分を形成し、外
部表面の他の部分より圧縮性に富んでおり、より圧縮性
に富んでいる部分はスリーブ取付具内に軸線方向に延び
る空隙を形成することにより形成され、これによって材
料の先端が、より圧縮性に富んでいるあるいはやわらか
い部分において、重ねて巻取られる層でしわが生じるこ
とを防止するように取付具の表面に向かって押し下げら
れる。
なう問題を克服するために本発明は、巻取られる材料の
先端と係合するための細長い部分を有するスリーブ取付
具を具備する巻取り心棒の改良を提供する。細長い部分
はスリーブ取付具の外側円周上の狭い部分を形成し、外
部表面の他の部分より圧縮性に富んでおり、より圧縮性
に富んでいる部分はスリーブ取付具内に軸線方向に延び
る空隙を形成することにより形成され、これによって材
料の先端が、より圧縮性に富んでいるあるいはやわらか
い部分において、重ねて巻取られる層でしわが生じるこ
とを防止するように取付具の表面に向かって押し下げら
れる。
【０００７】スリーブ取付具は弾性材料の単一層から作
ることができるが、好ましい実施態様においては、スリ
ーブ取付具は弾性材料の内部層と外部層とを具備し、前
記外部層は、前記内部層よりやわらかくかつ巻取られる
材料の先端と接触するための軸線方向に細長い部分を有
する。スリーブが単一層からなっても複数の層からなっ
ても、そのやわらかい部分は外部層の外部表面の狭い部
分を形成し、また外部表面の他の部分より圧縮性に富ん
でおり、より圧縮性に富んでいる部分はスリーブ取付具
内に軸線方向に延びる空隙を形成することにより形成さ
れる。巻取られる材料の先端はしたがって、より圧縮性
に富んでいるあるいはやわらかい部分において、重ねら
れた巻部分でしわが生じることを防止するように取付具
の表面に向かって押し下げられる。
ることができるが、好ましい実施態様においては、スリ
ーブ取付具は弾性材料の内部層と外部層とを具備し、前
記外部層は、前記内部層よりやわらかくかつ巻取られる
材料の先端と接触するための軸線方向に細長い部分を有
する。スリーブが単一層からなっても複数の層からなっ
ても、そのやわらかい部分は外部層の外部表面の狭い部
分を形成し、また外部表面の他の部分より圧縮性に富ん
でおり、より圧縮性に富んでいる部分はスリーブ取付具
内に軸線方向に延びる空隙を形成することにより形成さ
れる。巻取られる材料の先端はしたがって、より圧縮性
に富んでいるあるいはやわらかい部分において、重ねら
れた巻部分でしわが生じることを防止するように取付具
の表面に向かって押し下げられる。
【０００８】好ましい実施態様においてスリーブ取付具
は、巻取り心棒と、心棒に材料を送る移送手段と、前記
材料を心棒の周りに巻取らせる手段とを具備する巻取り
装置と組み合わされる。好ましい装置は、巻取り心棒に
対する前記材料の先端の位置を感知する第１の手段と、
やわらかい部分の回転する位置を感知する第２の手段と
を含む。
は、巻取り心棒と、心棒に材料を送る移送手段と、前記
材料を心棒の周りに巻取らせる手段とを具備する巻取り
装置と組み合わされる。好ましい装置は、巻取り心棒に
対する前記材料の先端の位置を感知する第１の手段と、
やわらかい部分の回転する位置を感知する第２の手段と
を含む。
【０００９】本発明のさらなる目的は、巻取られる材料
をある長さだけ巻取り心棒に向かって段階的に供給し、
心棒のスリーブ取付具によって心棒の外部表面に形成さ
れる軸方向に細長いやわらかい部分の回転する位置を感
知し、また巻取られる材料の先端の心棒に対する位置を
感知し、前記やわらかい部分と巻取られる材料の先端と
を係合させて、材料を巻取りながら、巻取られる材料の
先端でしわが生じるのを防止する方法である。
をある長さだけ巻取り心棒に向かって段階的に供給し、
心棒のスリーブ取付具によって心棒の外部表面に形成さ
れる軸方向に細長いやわらかい部分の回転する位置を感
知し、また巻取られる材料の先端の心棒に対する位置を
感知し、前記やわらかい部分と巻取られる材料の先端と
を係合させて、材料を巻取りながら、巻取られる材料の
先端でしわが生じるのを防止する方法である。
【００１０】さらにより好ましいのは、狭くてやわらか
い部分を有することである。狭くてやわらかい部分を有
することによって、巻取られた材料の内側の巻取り層に
平らな部分を形成しないでしわが生じることを防止し、
その結果まだ巻取られていない材料のための心棒を使用
者は用意しなくてもよくなる。有利には、本発明は巻取
りの方向が時計回りであっても反時計回りであっても、
利用できる。
い部分を有することである。狭くてやわらかい部分を有
することによって、巻取られた材料の内側の巻取り層に
平らな部分を形成しないでしわが生じることを防止し、
その結果まだ巻取られていない材料のための心棒を使用
者は用意しなくてもよくなる。有利には、本発明は巻取
りの方向が時計回りであっても反時計回りであっても、
利用できる。
【００１１】本発明のこれらおよびその他の目的が、以
下の開示を参照することによって、通常の熟練した技術
者にとって明らかとなろう。
下の開示を参照することによって、通常の熟練した技術
者にとって明らかとなろう。
【００１２】
【実施例】本発明の第１の態様によれば、心棒のスリー
ブ取付具１が提供される。この取付具は、引張り巻わく
の心棒の外側円周上に密着し被うスリーブの形状を呈す
る。この取付具が、先端でしわが生じるという問題をと
もなう他の巻わくあるいは心棒型のものに利用できるこ
とが、認識されるべきである。図示するように、心棒の
スリーブ取付具１は内部層２と、外部層３と、やわらか
い部分４とを具備し、２層のスリーブが好ましい実施態
様である。内部層２および外部層３は例えばゴムのよう
な弾性材料から作られ、内部層２は外部層３より高い硬
度を有する。同様に、外部層３はやわらかい部分４より
高い硬度かつあるいは低い弾性を有する。したがって、
やわらかい部分は他の外部層より圧縮性に富んでいる。
ブ取付具１が提供される。この取付具は、引張り巻わく
の心棒の外側円周上に密着し被うスリーブの形状を呈す
る。この取付具が、先端でしわが生じるという問題をと
もなう他の巻わくあるいは心棒型のものに利用できるこ
とが、認識されるべきである。図示するように、心棒の
スリーブ取付具１は内部層２と、外部層３と、やわらか
い部分４とを具備し、２層のスリーブが好ましい実施態
様である。内部層２および外部層３は例えばゴムのよう
な弾性材料から作られ、内部層２は外部層３より高い硬
度を有する。同様に、外部層３はやわらかい部分４より
高い硬度かつあるいは低い弾性を有する。したがって、
やわらかい部分は他の外部層より圧縮性に富んでいる。
【００１３】好ましい実施態様において、内部層の硬度
は約６０から約９０、外部層の硬度は約４５から約６
０、やわらかい部分４の硬度は約３０から約４５であ
る。各層の硬度はしかしながら、巻取られる材料が変わ
るときの必要に応じて変更することができる。
は約６０から約９０、外部層の硬度は約４５から約６
０、やわらかい部分４の硬度は約３０から約４５であ
る。各層の硬度はしかしながら、巻取られる材料が変わ
るときの必要に応じて変更することができる。
【００１４】やわらかい部分４の軸方向の幅は、巻取ら
れる製品の幅と同じ幅だけあれば十分であるが、好まし
くはスリーブ取付具の軸方向の長さだけ延びている。製
品の幅は、圧延機の規模、めっき装置の規模あるいは使
用者の必要性のようないくつかの要素によって変化す
る。例えば、製鋼所における通常製品の幅は、巻取られ
る鋼帯では７２インチ（約１９０cm）である。
れる製品の幅と同じ幅だけあれば十分であるが、好まし
くはスリーブ取付具の軸方向の長さだけ延びている。製
品の幅は、圧延機の規模、めっき装置の規模あるいは使
用者の必要性のようないくつかの要素によって変化す
る。例えば、製鋼所における通常製品の幅は、巻取られ
る鋼帯では７２インチ（約１９０cm）である。
【００１５】一般にやわらかい部分は、巻取り装置がそ
の一部をなす製造工程での作動速度において、その表面
に鋼帯の先端をはめ込むことができ、かつ先端がやわら
かい部分上に位置する可能性を過度に制限しない限り、
できるだけ狭くすべきである。普通やわらかい部分はそ
の幅が、０．５から２．５インチ（約１．３から６．４
cm）の間にある。心棒の寸法が増加すると、どんな回転
速度でも、スリーブの表面速度は増加し、またやわらか
い部分上への先端の配置の難易度も増加する。一般に、
しかしながら、やわらかい部分はスリーブの円周の０．
４％から５．０％の間にあるべきである。その幅の限界
値は、スリーブ取付具の円周上において測定されたよう
に、巻取られた材料の内側円周上に平らな部分を作れる
ほどやわらかい部分の幅が広くないという値である。も
しやわらかい部分の幅が非常に広ければ、やわらかい部
分を橋渡ししている巻取られた材料の内側の巻取り層
が、やわらかい部分を横切るように平らに巻取られるで
あろう。平らな部分は、平らな部分の両端に１つずつ、
２つのしわあるいはくぼみを生じる。このため使用者が
巻取っていない心棒に巻取られた製品を取り付けるのが
困難になり、その結果巻取られた製品の初期の数巻は廃
棄されなければならない。
の一部をなす製造工程での作動速度において、その表面
に鋼帯の先端をはめ込むことができ、かつ先端がやわら
かい部分上に位置する可能性を過度に制限しない限り、
できるだけ狭くすべきである。普通やわらかい部分はそ
の幅が、０．５から２．５インチ（約１．３から６．４
cm）の間にある。心棒の寸法が増加すると、どんな回転
速度でも、スリーブの表面速度は増加し、またやわらか
い部分上への先端の配置の難易度も増加する。一般に、
しかしながら、やわらかい部分はスリーブの円周の０．
４％から５．０％の間にあるべきである。その幅の限界
値は、スリーブ取付具の円周上において測定されたよう
に、巻取られた材料の内側円周上に平らな部分を作れる
ほどやわらかい部分の幅が広くないという値である。も
しやわらかい部分の幅が非常に広ければ、やわらかい部
分を橋渡ししている巻取られた材料の内側の巻取り層
が、やわらかい部分を横切るように平らに巻取られるで
あろう。平らな部分は、平らな部分の両端に１つずつ、
２つのしわあるいはくぼみを生じる。このため使用者が
巻取っていない心棒に巻取られた製品を取り付けるのが
困難になり、その結果巻取られた製品の初期の数巻は廃
棄されなければならない。
【００１６】やわらかい部分は、様々な方法で心棒のス
リーブ取付具の外部層に形成することができる。ある１
つの方法によれば、みぞが外部層に形成され、前記外部
層より低い硬度を有する弾性材料の帯がみぞに固着され
得る。やわらかい部分の帯は、外部層のみぞに接着剤あ
るいは他の公知の固定手段によって接着することができ
る。ここで用いられているように、弾性材料という語
は、ゴム、プラスチックまたポリマのような弾性を有
し、スリーブを作ることができるどんな物質をも意味す
る。適当な弾性材料の選択は、本開示により熟練した技
術の範囲で十分である。
リーブ取付具の外部層に形成することができる。ある１
つの方法によれば、みぞが外部層に形成され、前記外部
層より低い硬度を有する弾性材料の帯がみぞに固着され
得る。やわらかい部分の帯は、外部層のみぞに接着剤あ
るいは他の公知の固定手段によって接着することができ
る。ここで用いられているように、弾性材料という語
は、ゴム、プラスチックまたポリマのような弾性を有
し、スリーブを作ることができるどんな物質をも意味す
る。適当な弾性材料の選択は、本開示により熟練した技
術の範囲で十分である。
【００１７】もう１つの方法によれば、取付具の外部層
は２つの段階によって作られ、その第１の段階は内部層
２上に薄い層を形成することである。所望のやわらかい
部分と同じ幅の薄い金属帯が、このとき、心棒のスリー
ブの幅を横切るように重ねられる。最後に、前記の薄い
層と同じ硬度を有する弾性材料の薄い層が、金属帯上に
形成される。外部層がきれいに形成された後、心棒の軸
方向の幅だけ延びるやわらかい部分を作る空隙４ａか
ら、金属帯が取り除かれる。このように前記の薄い層は
前記外部層３を完全に形成する。同様に、いくつかの小
さい帯が、複数の空隙を形成するのに用いられる。
は２つの段階によって作られ、その第１の段階は内部層
２上に薄い層を形成することである。所望のやわらかい
部分と同じ幅の薄い金属帯が、このとき、心棒のスリー
ブの幅を横切るように重ねられる。最後に、前記の薄い
層と同じ硬度を有する弾性材料の薄い層が、金属帯上に
形成される。外部層がきれいに形成された後、心棒の軸
方向の幅だけ延びるやわらかい部分を作る空隙４ａか
ら、金属帯が取り除かれる。このように前記の薄い層は
前記外部層３を完全に形成する。同様に、いくつかの小
さい帯が、複数の空隙を形成するのに用いられる。
【００１８】やわらかい部分の本質は、やわらかい部分
が外部層の他の円周部分よりやわらかく、したがってよ
り圧縮性に富んでいる心棒のスリーブ取付具の円周上の
狭い部分からなる限り、厳密なものではない。やわらか
い部分と心棒のスリーブ取付具とを製造する手段は、従
来のゴムやポリマの製造技術で利用されている熟練した
技術の範囲で十分である。
が外部層の他の円周部分よりやわらかく、したがってよ
り圧縮性に富んでいる心棒のスリーブ取付具の円周上の
狭い部分からなる限り、厳密なものではない。やわらか
い部分と心棒のスリーブ取付具とを製造する手段は、従
来のゴムやポリマの製造技術で利用されている熟練した
技術の範囲で十分である。
【００１９】前記記載のように、本発明はいずれの方向
の巻取りにも利用できる。すなわち製品の鋼帯の巻取り
に過不足が生じてもよく、したがって巻取る方向が時計
回り、反時計回りのいずれの方向においても、しわを発
生させることなく十分に巻き取りが可能である。使用者
は、製品をどのように巻取るかを決めるだけである。
の巻取りにも利用できる。すなわち製品の鋼帯の巻取り
に過不足が生じてもよく、したがって巻取る方向が時計
回り、反時計回りのいずれの方向においても、しわを発
生させることなく十分に巻き取りが可能である。使用者
は、製品をどのように巻取るかを決めるだけである。
【００２０】取付具１はまた、巻取り装置に配置された
接近感知器によって感知できる手段を具備する。好まし
くは手段５は、やわらかい部分の位置に対してあらかじ
め決められた心棒の取付具の端部に半径方向に配置され
得る金属製の小片である。本実施態様において、この小
さな金属片はどんな特定の時刻においてもやわらかい部
分の位置を特定できるように、非接触式の接近スイッチ
あるいは感知器を通過しながら、心棒のスリーブ取付具
とともに回転できる。他の同様な感知器あるいは組み合
わせ手段、例えばバーコードとバーコード読み取り装置
あるいは光感知器、が本発明に適していることが認識さ
れるべきである。
接近感知器によって感知できる手段を具備する。好まし
くは手段５は、やわらかい部分の位置に対してあらかじ
め決められた心棒の取付具の端部に半径方向に配置され
得る金属製の小片である。本実施態様において、この小
さな金属片はどんな特定の時刻においてもやわらかい部
分の位置を特定できるように、非接触式の接近スイッチ
あるいは感知器を通過しながら、心棒のスリーブ取付具
とともに回転できる。他の同様な感知器あるいは組み合
わせ手段、例えばバーコードとバーコード読み取り装置
あるいは光感知器、が本発明に適していることが認識さ
れるべきである。
【００２１】本発明の取付具の全体の大きさはほとんど
の部分が、引張り巻わくおよび心棒のサイズに関する産
業標準に記されたとおりである。例えば米国において
は、産業あるいは技術の種類にかかわらず、心棒には代
表的な４つの標準サイズが用いられている。最も一般的
な心棒のサイズは、直径が２４インチ（約６１cm）であ
る。他の標準的な心棒の直径は、１６、２０、３６イン
チ（約４１、５１、９１cm）である。結果として、周囲
を取り巻くようにすなわち引き伸ばされも圧縮されもし
ないような当該心棒のスリーブ取付具の厚さは、心棒に
取り付けられたとき、最終的な外径が標準的な心棒のサ
イズのうちの１つに一致するように選ばれる。
の部分が、引張り巻わくおよび心棒のサイズに関する産
業標準に記されたとおりである。例えば米国において
は、産業あるいは技術の種類にかかわらず、心棒には代
表的な４つの標準サイズが用いられている。最も一般的
な心棒のサイズは、直径が２４インチ（約６１cm）であ
る。他の標準的な心棒の直径は、１６、２０、３６イン
チ（約４１、５１、９１cm）である。結果として、周囲
を取り巻くようにすなわち引き伸ばされも圧縮されもし
ないような当該心棒のスリーブ取付具の厚さは、心棒に
取り付けられたとき、最終的な外径が標準的な心棒のサ
イズのうちの１つに一致するように選ばれる。
【００２２】好ましい実施態様において、スリーブ取付
具の内径は約２０インチ（約５１cm）、また外径は約２
４インチ（約６１cm）であり、スリーブ取付具の厚さは
したがって約２インチ（約５cm）である。本実施態様に
おいて、内部層２は厚さが約１インチ（約２．５cm）、
外部層３は厚さが約１インチ（約２．５cm）である。さ
らに、図３に示すようにやわらかい部分が外部層に空隙
４ａを作ることによって形成されるとき、空隙より外部
の層におけるスリーブ取付具の外部表面までの半径方向
に関する厚さは好ましくは、約１／４から約３／８イン
チ（約０．６４から約０．９５cm）であり、空隙自身に
ついては半径方向の高さが約０．０５インチ（約０．１
３cm）、円周方向の幅が約２インチ（約５cm）である。
スリーブおよびいくつかの層の厚さは、当然、使用され
る材料に依存して変更することができる。
具の内径は約２０インチ（約５１cm）、また外径は約２
４インチ（約６１cm）であり、スリーブ取付具の厚さは
したがって約２インチ（約５cm）である。本実施態様に
おいて、内部層２は厚さが約１インチ（約２．５cm）、
外部層３は厚さが約１インチ（約２．５cm）である。さ
らに、図３に示すようにやわらかい部分が外部層に空隙
４ａを作ることによって形成されるとき、空隙より外部
の層におけるスリーブ取付具の外部表面までの半径方向
に関する厚さは好ましくは、約１／４から約３／８イン
チ（約０．６４から約０．９５cm）であり、空隙自身に
ついては半径方向の高さが約０．０５インチ（約０．１
３cm）、円周方向の幅が約２インチ（約５cm）である。
スリーブおよびいくつかの層の厚さは、当然、使用され
る材料に依存して変更することができる。
【００２３】図４を参照すると、当該の心棒のスリーブ
取付具が、鋼帯の先端が取付具のやわらかい部分上に位
置することを保証ししたがって引張り巻わくにおけるし
わの問題を削除するための接近感知器と組み合わされて
使用される。
取付具が、鋼帯の先端が取付具のやわらかい部分上に位
置することを保証ししたがって引張り巻わくにおけるし
わの問題を削除するための接近感知器と組み合わされて
使用される。
【００２４】スリーブ取付具上のやわらかい部分の位置
を特定する接近感知器に加えて、材料である鋼帯の先端
が巻取り装置に近づくとき、その位置を感知することが
できる第２の非接触式のスイッチあるいは感知器が，巻
取り装置の前に配置される。この感知器は、例えば、巻
取られる材料の鋼帯を巻取り心棒の向きに案内する案内
台に配置することができる。当該の取付具と密着する巻
取り心棒の回転はしたがって、鋼帯の端部が心棒のやわ
らかい部分上にあるように、鋼帯の供給と関連付けられ
る。心棒のスリーブ取付具のやわらかい部分を接近感知
器で感知した位置にあらかじめ配置し、材料の先端をや
わらかい部分に配置するように引張り巻わくの回転と第
２の感知器とを同期させることによって、狭くてやわら
かい部分を有利に利用することができる。この方法によ
って、鋼帯の先端の配置を、±１／２インチ（約１．３
cm）の範囲で容易に制御することができる。さらに、現
在の巻取り装置にともなう高い生産速度に対する深刻な
傷害なしに、しわが生じるという問題をなくすことがで
きる。
を特定する接近感知器に加えて、材料である鋼帯の先端
が巻取り装置に近づくとき、その位置を感知することが
できる第２の非接触式のスイッチあるいは感知器が，巻
取り装置の前に配置される。この感知器は、例えば、巻
取られる材料の鋼帯を巻取り心棒の向きに案内する案内
台に配置することができる。当該の取付具と密着する巻
取り心棒の回転はしたがって、鋼帯の端部が心棒のやわ
らかい部分上にあるように、鋼帯の供給と関連付けられ
る。心棒のスリーブ取付具のやわらかい部分を接近感知
器で感知した位置にあらかじめ配置し、材料の先端をや
わらかい部分に配置するように引張り巻わくの回転と第
２の感知器とを同期させることによって、狭くてやわら
かい部分を有利に利用することができる。この方法によ
って、鋼帯の先端の配置を、±１／２インチ（約１．３
cm）の範囲で容易に制御することができる。さらに、現
在の巻取り装置にともなう高い生産速度に対する深刻な
傷害なしに、しわが生じるという問題をなくすことがで
きる。
【００２５】しわが生じるという問題をなくする方法の
探究において、いったん材料の先端がやわらかい部分上
に配置され、少なくとも初めの数巻、通常２巻の間は、
ベルト式巻取り装置の張力を弱めて巻取ることが有益で
ある。この方法によって、やわらかい部分がその吸収機
能を果たすように、取付具の外部のゴム層とやわらかい
部分の圧縮性が弱まる。初期の巻取りがなされると、張
力（巻取り圧力）は製造過程の標準値まで増加すること
ができる。巻取られる材料が金属でもプラスチックでも
あるいは他の帯状材料であっても、巻取り速度および圧
力が、材料の選択された厚さ、幅あるいは他の製品特性
に依存して変更できることが、この技術に熟練した者に
とって十分よく知られている。
探究において、いったん材料の先端がやわらかい部分上
に配置され、少なくとも初めの数巻、通常２巻の間は、
ベルト式巻取り装置の張力を弱めて巻取ることが有益で
ある。この方法によって、やわらかい部分がその吸収機
能を果たすように、取付具の外部のゴム層とやわらかい
部分の圧縮性が弱まる。初期の巻取りがなされると、張
力（巻取り圧力）は製造過程の標準値まで増加すること
ができる。巻取られる材料が金属でもプラスチックでも
あるいは他の帯状材料であっても、巻取り速度および圧
力が、材料の選択された厚さ、幅あるいは他の製品特性
に依存して変更できることが、この技術に熟練した者に
とって十分よく知られている。
【００２６】さらに特別なことに、移送操作員が巻取ら
れる材料６を引張り巻わく７に連続的に供給し始める
と、このプロセスが開始する。このとき、ベルト式巻取
り装置８は２点鎖線８ａで示された初期の位置から移動
し、引張り巻わくの心棒９上に取り付けられた当該心棒
のスリーブ取付具１の周りに巻取る。
れる材料６を引張り巻わく７に連続的に供給し始める
と、このプロセスが開始する。このとき、ベルト式巻取
り装置８は２点鎖線８ａで示された初期の位置から移動
し、引張り巻わくの心棒９上に取り付けられた当該心棒
のスリーブ取付具１の周りに巻取る。
【００２７】いったんベルト式巻取り装置が作用する位
置まで移動すると、引張り巻わくと心棒のスリーブ取付
具とが、もう１つの感知器（図示しない）が心棒のスリ
ーブ取付具の内部あるいは取付具上にあってやわらかい
部分４の位置を表す金属指示片５を感知するまで回転す
る。いったん金属指示片が感知されると、やわらかい部
分が心棒の回転内の公知の位置に位置するように、心棒
の回転が止められる。鋼帯はこのとき、案内圧延機１１
あるいは他の供給装置を介して、引張り巻わくの心棒ま
で供給されようとしている。典型的には、案内圧延機は
鋼帯をあらかじめ決められた速度で出口の案内台１２を
横切るように移送する。鋼帯の先頭６ａは、典型的には
案内台に配置される第２の接近感知器１３によって感知
される。いったん鋼帯の先端が感知されると、第２の感
知器は引張り巻わくと心棒のスリーブ取付具の回転を始
動させる。鋼帯の先端が高速であっても心棒のスリーブ
取付具のやわらかい部分上に正確に配置されるように、
マイクロプロセッサが鋼帯の速度と引張り巻わくの加速
度および定常回転とを等しくする。
置まで移動すると、引張り巻わくと心棒のスリーブ取付
具とが、もう１つの感知器（図示しない）が心棒のスリ
ーブ取付具の内部あるいは取付具上にあってやわらかい
部分４の位置を表す金属指示片５を感知するまで回転す
る。いったん金属指示片が感知されると、やわらかい部
分が心棒の回転内の公知の位置に位置するように、心棒
の回転が止められる。鋼帯はこのとき、案内圧延機１１
あるいは他の供給装置を介して、引張り巻わくの心棒ま
で供給されようとしている。典型的には、案内圧延機は
鋼帯をあらかじめ決められた速度で出口の案内台１２を
横切るように移送する。鋼帯の先頭６ａは、典型的には
案内台に配置される第２の接近感知器１３によって感知
される。いったん鋼帯の先端が感知されると、第２の感
知器は引張り巻わくと心棒のスリーブ取付具の回転を始
動させる。鋼帯の先端が高速であっても心棒のスリーブ
取付具のやわらかい部分上に正確に配置されるように、
マイクロプロセッサが鋼帯の速度と引張り巻わくの加速
度および定常回転とを等しくする。
【００２８】ベルト式巻取り装置が、巻取られる材料を
やわらかい部分まで案内する。鋼帯がスリーブ取付具に
向かって移動する間、引張り巻わくは鋼帯が移動する方
向に回転する。引張り巻わくの心棒上に鋼帯が数巻巻取
られた後、ベルト式巻取り装置は初期の位置まで戻って
供給張力制御装置が励勢され、引張り巻わくは製品特性
のためにプログラムされた自動制御の移送に決められる
移送速度まで加速される。
やわらかい部分まで案内する。鋼帯がスリーブ取付具に
向かって移動する間、引張り巻わくは鋼帯が移動する方
向に回転する。引張り巻わくの心棒上に鋼帯が数巻巻取
られた後、ベルト式巻取り装置は初期の位置まで戻って
供給張力制御装置が励勢され、引張り巻わくは製品特性
のためにプログラムされた自動制御の移送に決められる
移送速度まで加速される。
【図１】本発明による心棒のスリーブ取付具の端面図で
ある。
ある。
【図２】本発明による心棒のスリーブ取付具の斜視図で
ある。
ある。
【図３】本発明による空隙を有した心棒のスリーブ取付
具の斜視図である。
具の斜視図である。
【図４】周辺機器における心棒のスリーブ取付具の概略
図である。
図である。
１…心棒のスリーブ取付具 ２…内部層 ３…外部層 ４…やわらかい部分 ４ａ…空隙 ５…金属指示片 ６…鋼帯 ６ａ…鋼帯の先端 ７…引張り巻わく ８…ベルト式巻取り装置 ９…引張り巻わくの心棒 １１…案内圧延機 １２…案内台 １３…第２の接近感知器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−263515（ＪＰ，Ａ) 実開 平４−104211（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−73571（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−109313（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭46−4059（ＪＰ，Ｂ１) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B21C 47/28 B21C 47/06
Claims (18)
- 【請求項１】 巻取り材料の巻部分を受け取る巻取り心
棒において、巻取られる材料の先端と係合するための軸
線方向に細長い部分を有するスリーブ取付具を具備し、
前記細長い部分が前記スリーブ取付具の外側円周上の外
部表面の狭い部分からなりまた外部表面の他の部分より
圧縮性に富んでおり、より圧縮性に富んでいる部分はス
リーブ取付具内に軸線方向に延びる空隙を形成すること
により形成され、それによって、重ねられた巻部分でし
わが生じることを防止するために、材料の先端がスリー
ブ取付具の表面のより圧縮性に富んでいる部分に押し下
げられるようになっている巻取り心棒。 - 【請求項２】 前記細長い部分の回転する位置を感知す
るための手段を含む請求項１に記載の巻取り心棒。 - 【請求項３】 より圧縮性に富んでいる部分の幅が、前
記スリーブ取付具の円周の約５％以下である請求項１に
記載の巻取り心棒。 - 【請求項４】 より圧縮性に富んでいる部分の幅が、前
記スリーブ取付具の円周の約0.4 ％から５％である請求
項１に記載の巻取り心棒。 - 【請求項５】 巻取り材料の巻部分を受け取る巻取り心
棒において、弾性材料の内部層および外部層を具備する
スリーブ取付具からなり、前記外部層は前記内部層より
やわらかくまた巻取られる材料の先端と接触するための
軸線方向に細長い部分を有しており、さらに前記細長い
部分は前記外部層の外側円周上の外部表面の狭い部分か
らなりまた他の表面より圧縮性に富んでおり、より圧縮
性に富んでいる部分はスリーブ取付具内に軸線方向に延
びる空隙を形成することにより形成され、それによっ
て、重ねられた巻部分でしわが生じることを防止するた
めに、巻取られる材料の先端がスリーブ取付具の表面の
より圧縮性に富んでいる部分に押し下げられるようにな
っている巻取り心棒。 - 【請求項６】 より圧縮性に富んでいる部分の回転する
位置を感知する手段を含む請求項５に記載の巻取り心
棒。 - 【請求項７】 より圧縮性に富んでいる部分の幅が、前
記スリーブ取付具の円周の約５％以下である請求項５に
記載の巻取り心棒。 - 【請求項８】 より圧縮性に富んでいる部分の幅が、前
記スリーブ取付具の円周の約0.4 ％から５％である請求
項５に記載の巻取り心棒。 - 【請求項９】 より圧縮性に富んでいる部分の幅が、約
０．５から２．５インチ（約1.3 から6.4cm)である請求
項１あるいは請求項５に記載の巻取り心棒。 - 【請求項１０】 より圧縮性に富んでいる部分の幅が２
インチ（約5.1cm)である請求項１あるいは請求項５に記
載の巻取り心棒。 - 【請求項１１】 より圧縮性に富んでいる部分の回転す
る位置を感知する前記の手段が、金属感知器で検知され
るべくスリーブ取付具に取り付けられた金属片である請
求項１あるいは請求項５に記載の巻取り心棒。 - 【請求項１２】 巻取り心棒と、前記巻取り心棒に材料
を移送する移送手段と、前記材料を心棒の周りに巻取ら
せる手段とを具備する巻取り装置において、巻取られる
材料の先端と係合するための軸線方向に細長い部分を有
する前記心棒上に配設されるスリーブ取付具を具備し、
前記細長い部分は前記スリーブ取付具の外側円周上の外
部表面の狭い部分からなりまた他の外部表面より圧縮性
に富んでおり、より圧縮性に富んでいる部分はスリーブ
取付具内に軸線方向に延びる空隙を形成することにより
形成され、それによって、重ねられた巻部分でしわが生
じることを防止するために、材料の先端がスリーブ取付
具の表面のより圧縮性に富んでいる部分に押し下げられ
るようになっている巻取り装置。 - 【請求項１３】 巻取り心棒に対して前記材料の先端の
位置を感知する手段と、より圧縮性に富んでいる部分の
回転する位置を感知する手段とを含む請求項１２に記載
の巻取り装置。 - 【請求項１４】 より圧縮性に富んでいる部分の回転す
る位置を感知する前記手段が非接触式の金属接近感知器
である請求項１２に記載の巻取り装置。 - 【請求項１５】 巻取られる材料をある長さだけ巻取り
心棒に供給する段階と、心棒のスリーブ取付具によって
心棒の外部層の外側円周上の外部表面上に形成される軸
線方向に細長くより圧縮性に富んでいる部分の回転する
位置を感知する段階と、心棒に対する巻取られる材料の
先端の位置を感知する段階と、前記のより圧縮性に富ん
でいる部分を巻取られる材料の先端と係合させる段階
と、材料を巻取る段階とを含み、より圧縮性に富んでい
る部分がスリーブ取付具内に軸線方向に延びる空隙を形
成することにより形成されており、それによって、重ね
られた巻部分でしわが生じることを防止するために、材
料の先端がスリーブ取付具の表面により圧縮性に富んで
いる部分に押し下げられるようになっている、巻取られ
た材料の先端でしわが生じることを防止する方法。 - 【請求項１６】 初期の巻取りにおいては、弱い張力で
引張り巻わくに材料を巻取る請求項１５に記載の方法。 - 【請求項１７】 より圧縮性に富んでいる部分に対する
材料の先端の配置が、±1/2 インチ（約1.3cm)の範囲内
に制御される請求項１５に記載の方法。 - 【請求項１８】 巻取られた材料の先端でしわが生じる
ことを防止する装置において、巻取られる材料の先端と
係合するための軸線方向に細長い部分を有する心棒のス
リーブ取付具が密着している巻取り心棒であって、前記
細長い部分は、前記スリーブ取付具の外側円周上の外部
表面の狭い部分からなりまた他の外部表面より圧縮性に
富んでおり、より圧縮性に富んでいる部分はスリーブ取
付具内に軸線方向に延びる空隙を形成することにより形
成され、それによって、重ねられた巻部分でしわが生じ
ることを防止するために、材料の先端がスリーブ取付具
の表面により圧縮性に富んでいる部分に押し下げられる
ようになっており、さらに前記より圧縮性に富んでいる
部分の回転する位置を感知する手段を有する巻取り心棒
と、前記巻取り心棒と係合することができ前記巻取り心
棒の周りに材料の帯を巻取らせることができるベルト式
巻取り装置と、材料をある長さだけ前記巻取り心棒に移
送する移送手段であって、前記の巻取られる材料が前記
巻取り心棒に近づいたとき、巻取られる材料の先端の位
置を感知する感知器を有する移送手段と、より圧縮性に
富んでいる部分の回転する位置の指示器を感知する手段
と、前記巻取られる材料が前記巻取り心棒と係合すると
き、前記先端が正確に前記のより圧縮性に富んでいる部
分上に位置するように、前記巻取られる材料の先端と前
記の心棒のスリーブ取付具のより圧縮性に富んでいる部
分とを係合させるためのマイクロプロセッサとを具備す
る装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US75096591A | 1991-08-28 | 1991-08-28 | |
| US750965 | 2000-12-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05146822A JPH05146822A (ja) | 1993-06-15 |
| JP3266935B2 true JP3266935B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=25019879
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13209492A Expired - Lifetime JP3266935B2 (ja) | 1991-08-28 | 1992-05-25 | 巻取り心棒ならびに巻取り装置および方法 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US5441212A (ja) |
| EP (1) | EP0535328A1 (ja) |
| JP (1) | JP3266935B2 (ja) |
| AU (1) | AU658649B2 (ja) |
| BR (1) | BR9203215A (ja) |
| CA (1) | CA2076916A1 (ja) |
| MX (1) | MX9204950A (ja) |
Cited By (2)
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| US9629374B2 (en) | 2008-11-07 | 2017-04-25 | Kraft Foods Group Brands Llc | Home-style meat product and method of producing same |
| US9848631B2 (en) | 2008-11-07 | 2017-12-26 | Kraft Foods Group Brands Llc | Home-style meat product and method of producing same |
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