JP2502939Y2 - Icのバ―ンイン用ボ―ド装置 - Google Patents

Icのバ―ンイン用ボ―ド装置

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JP2502939Y2
JP2502939Y2 JP1991072901U JP7290191U JP2502939Y2 JP 2502939 Y2 JP2502939 Y2 JP 2502939Y2 JP 1991072901 U JP1991072901 U JP 1991072901U JP 7290191 U JP7290191 U JP 7290191U JP 2502939 Y2 JP2502939 Y2 JP 2502939Y2
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JP1991072901U
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JPH0517578U (ja
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圭市 橋本
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Nippon Avionics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フラットパック型IC
のバーンインに用いるボードを含むバーンイン用ボード
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術および考案の背景】製造されたICは、市
場に出す前にその特性を安定化するため、一定の環境下
で一定時間通電して実際に動作させる。この工程はバー
ンイン(焼きいれ、枯し運転)、エージングなどと呼ば
れる。このようなバーンイン工程ではICを実際に電気
的に接続する必要がある。このためこのバーンイン専用
のボード(バーンイン用ボード)を用意しておき、ここ
にICをセットしてバーンインを行っていた。
【0003】ここにバーンイン用ボードにはICをはん
だ付けすることなく確実に電気的に接続することが必要
であるが、特にフラットパッケージ型ICではそのリー
ドがパッケージの外周方向に突出しているためにこのバ
ーンイン用ボードへのセットが困難であった。
【0004】そこでフラットパッケージ型ICに対して
は専用のソケットを用意し、このソケットをボードのス
ルーホールにはんだ付けする一方、このソケットにIC
を着脱可能にセットすることが従来より行われている。
ここに用いるソケットは、下ケースと蓋とを備え、下ケ
ース内に装填したICを蓋で押さえることにより電気的
接続を行うものである。しかしこの方法では専用ソケッ
トが必要で、このソケットをボードに予めはんだ付けす
る必要があり、またボードの製作が面倒でもあった。
【0005】そこでソケットを用いない図4、5に示す
方法が提案された。図4はこの従来方法を示す側断面
図、図5はそのV−V線断面図である。これらの図で符
号10はバーンイン用ボードであり、その上・下面には
所定の回路パターンがプリント配線により形成されてい
る。このボード10の上面には位置決め用ガイドプレー
ト12が適宜の位置に固定されている。フラットパッケ
ージ型IC14はそのリード16やパッケージ18がこ
のプレート12に当って位置決めされる。
【0006】ボード10の上面には、ここに位置決めさ
れたIC14のリード16の下にのびる多数の端子パタ
ーン20が形成されている。このボード10は下構造体
22に置かれている。24は上構造体、26はこの上構
造体24とIC14との間に挾まれた加圧用パッドであ
る。
【0007】このように従来の方法は、IC14をガイ
ドプレート12で位置決めしてリード16を端子パター
ン20に載せる一方、パッケージ18を加圧用パッド2
6で押圧していた。このためパッケージ18を押圧した
時にリード16が湾曲して変形し易いという問題があっ
た。またこのリード16の変形によりリード16の先端
側が端子パターン20から浮き上がり、両者間の接触不
良が発生し易いという問題もあった。
【0008】またこのボード10にはガイドプレート1
2を固定するが、この固定は通常熱硬化性接着剤による
接着によるため、接着剤が端子パターン20上や他のス
ルーホール等に流出して電気的接続の信頼性を低下させ
るという問題もあった。
【0009】一方このボード10は加圧した状態で繰り
返し高温に曝されるため変形し易く、この変形によりリ
ード16と端子パターン20との接触が悪くなるという
問題も生じ得る。
【0010】
【考案の目的】本考案は以上のような事情に鑑みなされ
たものであり、バーンイン時にICのリードが変形する
おそれがなく、電気的接続が確実で信頼性の高いバーン
イン処理を行うことができ、また加圧・高温下でのバー
ンイン処理に対してバーンイン用ボードが変形しにくく
信頼性を高めることができるバーンイン用ボード装置
提供することを目的とする。
【0011】
【考案の構成】本考案によればこの目的は、パッケージ
の外周方向へ突出する多数のリードを有するフラットパ
ッケージ型ICに用いるバーンイン用ボード装置におい
て、前記ICを裏返して上から入れて位置決め保持する
ように上下に貫通する開口部とこの開口部の縁付近の
面に形成され前記リードが上方から接触する多数の端子
パターンとを有するバーンイン用ボードと、上端面がこ
のボードの前記端子パターンの下方付近の下面に接着さ
れ下端面が下構造体に支持された補強部材と、前記バー
ンイン用ボードの上方に保持されその下面で前記リード
を前記端子パターンへ押圧する上構造体とを備えること
を特徴とするICのバーンイン用ボード装置により達成
される。
【0012】
【実施例】図1は本考案の一実施例の側断面図、図2は
そのII−II線断面図、図3はICのセット状態を示
す一部を省略した平面図である。
【0013】 これらの図において50はバーンイン用ボ
ードであり、矩形の適宜数の開口部52が形成されてい
る。この開口部52は、フラットパッケージ型のIC5
4、例えば対向する2辺にリード56を有するSOP型
ICを裏返して上から落し込んで位置決め保持するよう
にその寸法が決められている。すなわちアングル状に折
曲されて外周方向へのびる各リード56の折曲部分が開
口部52の2つの対向辺に係止され、IC54のパッケ
ージ58の他の2辺が開口部52の他の2辺に係止され
て位置決めされる。
【0014】ここにボード50の厚さは十分に薄くさ
れ、例えば開口部52にIC54を入れた時にはIC5
4の一部がこのボード50の下面より僅かに下方へ突出
するようにしている。
【0015】 ボード50の上・下面には所定の回路パタ
ーンがプリント配線によって形成され、これらは適宜数
のスルーホール60により接続されている。上面の回路
パターンの一部は開口部52の前記リード56が係止さ
れる2つの辺に向ってのびる多数の端子パターン62と
なっている。これらの端子パターン62はIC54を開
口部52に入れた状態で、各リード56の下方に位置す
るものである。
【0016】 このボード50の下面には、適宜数の補強
部材64が固定されている。これらの補強部材64は例
えば絶縁性の硬質樹脂で、柱状あるいはリブ状に形成さ
れ、ボード50の下面、特に開口部52の端子パターン
62側の2辺の下面に接着される。柱状の補強部材64
はIC54のリード56の総数が少ない場合、例えば3
6個以下の場合に適する。リブ状の補強部材64はリー
ド数が多い場合、例えば40を超える大型のIC54の
場合に適する。これらの補強部材64は下構造体66に
載せられる。
【0017】 68はボード50の上面全体を覆う上構造
体であり、適宜数の位置決めピン(図示せず)によって
ボード50に対して一定の位置に位置決めされる。この
上構造体68の下面にはゴムなどの絶縁性弾性材70が
接着されている。この弾性材70はIC54のリード5
6を上から押圧するためのものであり、この実施例では
IC54のリード56を持つ2つの辺に沿ってのびる凸
条となっている。
【0018】 この実施例においてIC54のバーンイン
を行う場合には、上構造体68を開きIC54を裏返し
てボード50の開口部52に落し込み位置決め固定す
る。そして上構造体68を閉じれば、弾性材70はリー
ド56を端子パターン62に押圧して両者を電気的に接
続する。この状態で全体を所定の温度に加熱し、さらに
ボード50に接続された制御装置からの信号によりIC
54を作動させてバーンインを行う。
【0019】 この時リード56は弾性材70により端子
パターン62にしっかりと押圧されているから、電気的
接続が確実である。またボード50自身はバーンイン処
理の度に高温に加熱され、この高温状態で弾性材70に
より加圧されるから変形し易いものである。しかし本考
案ではこのボード50を十分に薄くすることができ、か
最も大きい圧力が加わる端子パターン62付近の下面
補強部材64支持しているから、ボード50の変形
特に端子パターン62付近の変形を確実に防止すること
ができる。
【0020】 以上の実施例ではSOP型IC54を用い
たが、本考案はパッケージの4辺にリードを有するQF
P型ICであってもよく、この場合には端子パターンは
開口部の4辺に形成する。またこの実施例の弾性材70
は、リード56の上面だけを押圧するように凸条型に作
られているが、フラットパッケージ型ICをボード50
にセットした状態では通常パッケージ58がリード54
のはんだ取付面より低くなるから、この場合には上構造
体68の下面全体に広がる平板状の弾性材を用いてもよ
い。
【0021】
【考案の効果】請求項1の考案は以上のように、ボード
にICの位置決め固定用の開口部を上下に貫通するよう
形成すると共に、ここに裏返してセットしたICのリ
ードが接触する端子パターンをこのボードの上面に形成
したものであるから、この開口部に裏返してセットした
ICのリード部分を上から押圧することにより各リード
を端子パターンに確実に接続することができる。
【0022】 通常ICのパッケージはリードのはんだ取
付面から僅かに浮いた状態になるから、これを裏返して
開口部にセットすればパッケージはリードより低くな
る。このため通常平板状の上構造体で押圧すればリード
が端子パターンに強く押圧されることになる。またリー
ドだけを押圧するように上構造体に凸条を設けておいて
もよい。このためリードの変形が発生せず電気的接続が
確実になる。
【0023】 またボードに設ける開口部はこのボードを
貫通しているから、ボードの厚さを十分に薄くすること
ができ、その端子パターン下方の下面に補強部材接着
して固定したので、ボードの変形特に端子パターン付近
の変形を防止でき、このためリードと端子パターンとの
接続の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の側断面図
【図2】そのII−II線断面図
【図3】ICのセット状態を一部省略して示す平面図
【図4】従来方法を示す側断面図
【図5】そのV−V線断面図
【符号の説明】
50 バーンイン用ボード 52 開口部 54 IC 56 リード 58 パッケージ 62 端子パターン 64 補強部材 66 下構造体 68 上構造体 70 弾性体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージの外周方向へ突出する多数の
    リードを有するフラットパッケージ型ICに用いるバー
    ンイン用ボード装置において、前記ICを裏返して上か
    ら入れて位置決め保持するように上下に貫通する開口部
    とこの開口部の縁付近の上面に形成され前記リードが上
    方から接触する多数の端子パターンとを有するバーンイ
    ン用ボードと、上端面がこのボードの前記端子パターン
    の下方付近の下面に接着され下端面が下構造体に支持さ
    れた補強部材と、前記バーンイン用ボードの上方に保持
    されその下面で前記リードを前記端子パターンへ押圧す
    る上構造体とを備えることを特徴とするICのバーンイ
    ン用ボード装置。
JP1991072901U 1991-08-19 1991-08-19 Icのバ―ンイン用ボ―ド装置 Expired - Lifetime JP2502939Y2 (ja)

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JPH0517578U JPH0517578U (ja) 1993-03-05
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5792327A (en) * 1980-11-28 1982-06-08 Canon Inc Body of single-lens reflex camera
JPS57145547A (en) * 1981-03-05 1982-09-08 Toshiba Corp Monitor for spark of brush

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JPH0517578U (ja) 1993-03-05

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