JP2502927Y2 - ショツトブラスト装置 - Google Patents

ショツトブラスト装置

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JP2502927Y2
JP2502927Y2 JP1989066918U JP6691889U JP2502927Y2 JP 2502927 Y2 JP2502927 Y2 JP 2502927Y2 JP 1989066918 U JP1989066918 U JP 1989066918U JP 6691889 U JP6691889 U JP 6691889U JP 2502927 Y2 JP2502927 Y2 JP 2502927Y2
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光也 倉地
清 須藤
信之 唐沢
明典 中山
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昭和炭酸 株式会社
株式会社 ニッサンキ
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えばプラスチックス成形品やダイカスト
成形品等に有するバリを低温で脆化させて除去すること
も可能なショットプラスト装置に関する。
「従来の技術」 一般に、プラスチックス成形品やダイカスト成形品に
残存するバリを低温下で投射材を投射して除去するバリ
取り装置は、例えば特公昭37-3125号公報に記載された
考案のように、樽の頭にエンドレスのエプロン型コンベ
ヤを支持させ、被処理品に噴射媒体を投射させて摩擦媒
体によってバリを取り、廃棄物と摩擦媒体をエレベータ
ーによって高所に設置された回転篩で再使用可能な摩擦
剤を分離させてバリ取りを行なう装置や、大阪酸素カタ
ログに記載されている、第4図に示すようにキャビネッ
トA内にバリ取り製品を収納する収納バスケットBを斜
設させ、投射材投射ホイールCと冷媒スプレイノズルD
が設けられ、バリ取り終了後のバリと投射材を移送管E
を通して、高所に設置された丸型振動篩F、Gに落下供
給し、振動篩F、Gの直下に設置された貯蔵ホッパーH
から分離された投射材を輸送管Iを通して再び投射装置
Jへ移送されるように構成されている。
このように構成された従来のバリ取り装置は、低温下
で脆化されたバリを効率良く除去することができるとと
もに、選別された投射材を効率良く再使用することがで
きるという長所を有するが、投射材とバリを分離するた
めの振動篩が高所に設置されているため、振動篩の保守
管理が面倒であるとともに、投射材とバリの混合物や再
使用の投射材を移送するための装置の保守管理や運転
費、冷却コストがかかり、かつ設備費が割高になるとい
う欠点があった。
「本考案の目的」 本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、バスケット
内に収納したバリ取り製品を投射機より投射される投射
材と均等に衝突するようにかきまぜることができ、効率
良くバリを除去することのできる、構造が簡単で、安価
に製造できるショットブラスト装置を得るにある。
「本考案の目的を達成するための手段」 本考案は開口部に開閉扉を備えた筐体と、この筐体内
に回転可能に所定の傾斜角で取付けられた支持体と、こ
の支持体を回転させる回転装置と、前記支持体に着脱可
能に取付けられるバリ取り製品が収納されたバスケット
と、前記筐体に備えられた前記バスケットに収納された
バリ取り製品に投射材を投射することのできる投射機と
を備えたショットブラスト装置において、前記バスケッ
トを多孔板によって円筒状に形成されたバスケット本体
と、このバスケット本体の底部に傾斜状態で固定された
底板と、前記バスケット本体の回転により下部内底部に
位置するバリ取り製品を順次開口部側に移動させること
ができるように該バスケット本体の内壁面に傾斜状態に
取付けられた複数本の攪拌翼とで構成したことを特徴と
している。
「本考案の実施例」 以下、図面に示す実施例により、本考案を詳細に説明
する。
第1図ないし第3図の実施例において、1は気密に保
持された筐体である。
2は前記筐体1内を上部処理室3と下部処理室4とに
仕切るように該筐体1内に固定されたホッパーである。
5は前記上部処理室3が位置する部位の前記筐体1に
形成された開口部6を密閉可能に開閉する片開きの開閉
扉である。
7は前記上部処理室3内にバリ取り製品を収納するバ
スケット8を回転させる回転装置で、この回転装置7は
前記筐体1の外壁面1aと前記ホッパー2とに、例えば30
〜60°の傾斜状態で回転可能に取付けられた回転軸9
と、この回転軸9の先端部に固定された前記バスケット
8を着脱可能に支持する支持体10と、前記回転軸9の後
端部に接続された該回転軸9を回転させる前記筐体1に
取付けられたモーター11とから構成されている。
前記バスケット8は、第2図および第3図に示すよう
に多孔板によって円筒状に形成されたバスケット本体12
と、このバスケット本体12の底部に、底面より例えば30
°の傾斜状態で固定された多孔板製の底板13と、前記バ
スケット本体12の回転により下部内底部に位置するバリ
取り製品を順次開口部側に移動させることができるよう
に該バスケット本体12の内壁面に傾斜状態に取付けられ
た複数本、本実施例では4本の攪拌翼14、14、14、14と
で構成されている。
15は前記下部処理室4内でかつ前記ホッパー2の開口
部2aの直下に振動が該ホッパー2に伝わるように設置さ
れた選別装置で、この選別装置15は前記ホッパー2の開
口部2aの直下に設置された投射材よりも大きなバリを選
別するバリ選別用振動篩16と、このバリ選別用振動篩16
の下部位置に備えられた投射材を選別する投射材選別用
振動篩17と、この投射材選別用振動篩17の下部位置に支
持台18を介して備えられた投射材よりも小さなダストを
収納するダスト収納容器19と、前記バリ選別用振動篩16
で選別されたバリを排出管20を介して収納するバリ収納
タンク21と、前記投射材選別用振動篩17で選別された投
射材を投射材貯槽22へ導く排出管23と、前記ダスト収納
容器19内に収納されたダストを排出管24を介して収納す
るダスト収納タンク25とから構成されている。
26は前記バリ収納タンク21と前記ダスト収納タンク25
との位置する部位の前記筐体1に形成された開口部27を
密閉状態で開閉することのできる片開きの開閉扉であ
る。
前記投射材貯槽22は投射材が収納される投射材貯槽本
体28と、この投射材貯槽本体28の側面に取付けられた該
投射材貯槽本体28内に収納された投射材に振動を与える
振動モーター29と、前記投射材貯槽本体28の前記排出管
23の下部に位置し、該排出管23からの投射材をほぼ中央
部へ導くように投射材貯槽本体28に取付けられたシュー
ト30とから構成されている。
31は前記筐体1の天板1b部位にインペラー32部分を覆
体33で覆った投射材を前記バスケット8内に収納された
バリ取り製品へ投射することのできる投射機である。
34は前記投射機31の駆動によって前記投射材貯槽22内
の投射材を吸引供給する投射材輸送管で、この投射材輸
送管34は一端が前記投射材貯槽22内に開口し、他端が前
記投射機31の吸引側に接続された投射材輸送管本体35
と、一端が前記投射機31側の投射材輸送管本体35に連通
され、他端が前記筐体1の上部処理室3内に開口された
吸引圧力を調整する調節弁36を介装したバイパス管37と
から構成されている。
38は前記投射材輸送管34での投射材の輸送を効率良く
行なわせるための不活性ガス等の供給装置で、この不活
性ガス等の供給装置38は一端が前記下部処理室4内に開
口され、他端が前記投射材輸送管本体35のラッパ状の開
口部35aに位置するように前記投射材貯槽22に取付けら
れた吸気管39と、この吸気管39の排出口側の部位に接続
された不活性ガスを調節弁40を介して供給するガス供給
管41とから構成されている。
42は前記上部処理室3内に、例えば液化窒素、液化炭
酸ガス等の液化不活性ガス等の冷媒を供給する冷媒供給
装置で、この冷媒供給装置42は前記上部処理室3内へ冷
媒を供給する電磁弁43が介装された冷媒供給管44と、前
記上部処理室3内の温度を測定する温度センサー45と、
この温度センサー45からの指令によって前記電磁弁43の
開閉操作をさせ、冷媒の供給量を調整する制御器46とか
ら構成されている。
47は前記上部処理室3に開口するように筐体1の天板
1bに取付けられた、該上部処理室3で発生した気化ガス
を大気中に放出する排気筒である。
「本考案の実施例の作用」 上記構成のショットブラスト装置48はバスケット8内
にバリ取り製品を収納し、冷媒供給装置42を作動させて
上部処理室3内を所定の低温に冷却する。
しかる後、回転装置7、選別装置15、振動モーター2
9、不活性ガス供給装置38および投射機31を作動させ
る。
これらの各装置の作動によって、投射材貯槽22内の投
射材49は投射機31のインペラー32の駆動によって吸引さ
れ、バスケット8内のバリ取り製品に投射される。
この時、バスケット8は回転するため、内部に収納さ
れたバリ取り製品は攪拌翼14、14、14、14や傾斜された
底板13によって効率良くかきまわされるため、効率良く
投射材がバリ取り製品に投射されるとともに、冷却によ
るバリの脆化により、効率良くバリが除去される。
また上部処理室3内に投射された投射材49はホッパー
2によって選別装置15へ落下し、該選別装置15で投射材
より大きいバリと、投射材と、投射材より小さなダスト
とに選別され、選別された投射材49は投射材貯槽22内へ
自然に落下供給される。
投射材貯槽22内に収納された投射材は、投射機31のイ
ンペラー32の駆動によって投射材輸送管34を通って投射
機31へ吸引されるが、この時、投射材と不活性ガス等の
供給装置38によって不活性ガス等と混合状態で吸引され
るため、効率良くスムーズに吸引移送される。
また、バイパス管37の調整弁36を調整して、投射機31
へ吸引される投射材の吸引圧力を調整して使用する。
バスケット8内のバリ取り製品からバリが除去される
と、投射機31および回転装置7の作動を停止させ、開閉
扉5を開放して開口部6よりバスケット8内の処理済み
製品を取出した後、未処理のバリ取り製品を収納し、前
述と同様な操作によってバリ取り作業を行なう。
「本考案の効果」 以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次
に列挙する効果が得られる。
(1)所定の傾斜角で取付けられた支持体に着脱可能に
取付けられて回転されるバスケットのバスケット本体の
底面に傾斜状態で固定された底板によって、バスケット
本体の内底下部に位置するバリ取り製品を底板の傾斜分
だけ余分に前方へ押し出すように移動させることができ
る。
したがって、バスケット本体の回転によりバリ取り製
品が効率よく攪拌され、バリを除去することができる。
また、バスケット本体の内壁面に取付けられた複数本
の攪拌翼がバスケット本体の回転によって、バスケット
本体の内底下部に位置するバリ取り製品をすくい上げ、
順次開口部側に移動させながら下部へ落下させることが
できる。
したがって、バリ取り製品がより効率よく移動攪拌さ
れ、バリを効率よく均一に短時間に除去することができ
る。
(2)前記(1)によって、構造が簡単であるので、安
価に製造することができる。
(3)前記(1)によって、底板を傾斜状態で設置する
だけで良いので、故障が少なく、耐久性の向上を図るこ
とができる。
(4)前記(1)によって、短時間にバリを除去できる
ので、稼働コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略断面図、第2図は
バスケットを示す側面図、第3図は第2図の3−3線に
沿う断面図、第4図は従来の説明図である。 1:筐体、2:ホッパー、3:上部処理室、4:下部処理室、5:
開閉扉、6:開口部、7:回転装置、8:バスケット、9:回転
軸、10:支持体、11:モーター、12:バスケット本体、13:
底板、14:攪拌翼、15:選別装置、16:バリ選別用振動
篩、17:投射材選別用振動篩、18:支持台、19:ダスト収
納容器、20:排出管、21:バリ収納タンク、22:投射材貯
槽、23:排出管、24:排出管、25:ダスト収納タンク、26:
開閉扉、27:開口部、28:投射材貯槽本体、29:振動モー
ター、30:シュート、31:投射機、32:インペラー、33:覆
体、34:投射材輸送管、35:投射材輸送管本体、36:調節
弁、37:バイパス管、38:不活性ガス等の供給装置、39:
吸気管、40:調節弁、41:ガス供給管、42:冷媒供給装
置、43:電磁弁、44:冷媒供給管、45:温度センサー、46:
制御器、47:排気筒、48:ショットブラスト装置、49:投
射材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 須藤 清 東京都千代田区三崎町3丁目3番23号 昭和炭酸株式会社内 (72)考案者 唐沢 信之 東京都千代田区三崎町3丁目3番23号 昭和炭酸株式会社内 (72)考案者 中山 明典 千葉県柏市高田1116番地50 日本産業機 械販売株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−34270(JP,A) 特公 昭59−46742(JP,B2) 実公 昭58−56134(JP,Y2) 実公 昭53−24949(JP,Y2) 実公 昭52−22714(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部に開閉扉を備えた筐体と、この筐体
    内に回転可能に所定の傾斜角で取付けられた支持体と、
    この支持体を回転させる回転装置と、前記支持体に着脱
    可能に取付けられるバリ取り製品が収納されたバスケッ
    トと、前記筐体に備えられた前記バスケットに収納され
    たバリ取り製品に投射材を投射することのできる投射機
    とを備えたショットブラスト装置において、前記バスケ
    ットを多孔板によって円筒状に形成されたバスケット本
    体と、このバスケット本体の底部に傾斜状態で固定され
    た底板と、前記バスケット本体の回転により下部内底部
    に位置するバリ取り製品を順次開口部側に移動させるこ
    とができるように該バスケット本体の内壁面に傾斜状態
    に取付けられた複数本の攪拌翼とで構成したことを特徴
    とするショットブラスト装置。
JP1989066918U 1989-06-08 1989-06-08 ショツトブラスト装置 Expired - Lifetime JP2502927Y2 (ja)

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JPH01170561U JPH01170561U (ja) 1989-12-01
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JPS5324949U (ja) * 1976-08-11 1978-03-02
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