JP2502878Y2 - 産業用車両の冷却空気排気装置 - Google Patents

産業用車両の冷却空気排気装置

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JP2502878Y2
JP2502878Y2 JP4698890U JP4698890U JP2502878Y2 JP 2502878 Y2 JP2502878 Y2 JP 2502878Y2 JP 4698890 U JP4698890 U JP 4698890U JP 4698890 U JP4698890 U JP 4698890U JP 2502878 Y2 JP2502878 Y2 JP 2502878Y2
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明彦 藤本
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東洋運搬機株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は小型建設用車両やフォークリフトなどの産業
用車両においてラジエータ冷却用に使用された冷却空気
の排気装置に関する。
従来の技術 従来、小型建設用車両やフォークリフトなどは、車両
の前部に作業装置を備える関係上、エンジンは後部に配
置されている。これに応じてラジエータは車両後面に配
設され、冷却空気はこのラジエータを通ってリヤダクト
より後方に排出されていた。このため車両後方の排気騒
音は高いものであった。
考案が解決しようとする課題 しかし、上記従来のリヤダクトでは、後方騒音を低減
させるために特別な消音装置を設けると、リヤダクト内
に排熱がたまり、エンジンがオーバーヒートする恐れが
あり、これを防ぐためには大きなリヤダクトが必要であ
った。
本考案は上記問題点を解決して、リヤダクトの寸法を
小さくしながらも、冷却空気の後方への排気音を低減で
きる産業用車両の冷却空気排気装置を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案は、車両後部に配
置したラジエータの後方に、上方排気口と後方排気口と
を有するリヤダクトを設け、このリヤダクト内に、その
外面により後方排気口を閉じる閉塞位置と後方排気口を
開放する開動位置の間で揺動自在なダンパを設け、この
ダンパを、その内面を前記ラジエータに傾斜して対向す
べく開動付勢する付勢具を設けたものである。
作用 上記構成によると、エンジンの低回転時には、ラジエ
ータ側からの排気流の風圧が低いことからダンパは付勢
具の付勢力によって開動位置にあり、したがって排気流
は両排気口を通して上方ならびに後方に排出される。そ
して排気流の風圧が高くなって行くと、その風圧に応じ
て、リアダクト内のダンパを付勢具に抗して後方へ揺動
させることになり、このダンパは付勢具と力の釣り合っ
た位置まで移動し、したがって排気流は、上方排気口へ
の排気量を増加させて両排気口から排出される。さらに
ハイアイドル時のように風圧が高くなると、ダンパは外
面により後方排気口を閉じる位置まで揺動し、したがっ
て全ての排気流が上方排気口から排出されることにな
る。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
車両本体1の後部にはエンジン2が配置され、このエ
ンジン2の後部には、エンジン2の出力軸にファンベル
トを介して連動される冷却ファン3が設けられる。この
冷却ファン3の後部にラジエータ4が設けられ、冷却フ
ァン3からの冷却空気はラジエータ4に送られる。この
ラジエータ4の後方でかつ車両本体1後面にはリヤダク
ト5が取り付けられ、このリヤダクト5に、スリット状
の上方排気口6aと後方排気口6bが設けられている。この
リヤダクト5内には、その外面により後方排気口6bを閉
じる閉塞位置と後方排気口6bを開放する開動位置との間
で揺動自在なダンパ7が上下複数段に設けられている。
すなわちリヤダクト5の側板間に左右方向の軸8を配設
し、この軸8に前記ダンパ7が前後に揺動自在に取付け
られ、後方への揺動により外面7bをリヤダクト5の後板
側に当接することで後方排気口6bを閉じ、また前方への
揺動により後方排気口6bを開放する。各ダンパ7は、そ
の遊端間を左右一対の連結棒9で連結することによっ
て、一体的に揺動すべく構成してある。各ダンパ7の内
面7aは、その前面に取り付けた吸音材7cによって形成さ
れるが、これはダンパ7全体を吸音材で形成してもよ
い。最上段のダンパ7の遊端とリヤダクト5の上板との
間には左右一対の引張りばね10が設けられ、この引張り
ばね10は、ダンパ7の内面7aを前記ラジエータ4に傾斜
して対向すべく、ダンパ7を開動付勢する付勢具の一例
となる。その際に最大傾斜角度はストッパ(図示せず)
などにより規制される。
次に作用について説明する。
冷却ファン3により発生した冷却空気はラジエータ4
に送られ、ラジエータ4からの排気流11aはリヤダクト
5内に送られる。その際にエンジン2の低回転時には、
ラジエータ4側からの排気流11aの風圧が低いことか
ら、ダンパ7は引張りばね10の付勢力により第1図、第
2図の実線で示すように開動位置にあり、したがって排
気流11aは、ダンパ内面7aに当った後、上方排気口6aか
ら排気される上方排気流11bと、ダンパ7間を通って後
方排気口6bから排気される後方排気流11cとに分けられ
る。このように、エンジン2の回転数が低いときは、後
方排気口6bが開放されるため後方排気流11cが多量とな
り、リヤダクト5内の排熱が容易に外部に放出される。
排気流11aの風圧が高くなって行くと、その風圧に応
じた力でダンパ内面7aを押すことになり、ダンパ7は軸
8を支点として、引張りばね10の付勢力と釣り合った位
置まで、後方排気口6bの方向に揺動される。これにより
上方排気流11bと後方排気流11cの排気量の割合を、上方
排気流11bが増加するように変化させる。
さらにハイアイドル時のようにエンジン2の回転数が
高いときは、排気流11aの風圧が強くなって、ダンパ7
は第1図、第2図の仮想線で示すように、外面7bが後方
排気口6bの内面に接する位置まで揺動して、後方排気口
6bを閉塞し、したがって、排気流11aは全て上方排気口6
aから排気される。このように、エンジン2の回転数が
高くなると、後方排気流11cがなくなって全て上方排気
流11bとなり、後方の排気騒音を低減させ得る。
なお排気流11aが吸音材7cに衝突することで、排気流1
1aの排気音の一部が吸着される。
上記実施例では3枚のダンパ7を使用しいるが、これ
は他の複数枚であってもよく、また単数枚であってもよ
い。
考案の効果 以上に述べたごとく本考案によれば、ハイアイドル時
のような高速回転のとき、ラジエータからの排気流の風
圧でダンパを作動させ、後方排気口を閉じることがで
き、したがって全ての排気流を上方排気口から排出でき
て、車両後方の排気騒音を大幅に低減できる。また、エ
ンジンの回転数が低いときは、後方排気口を通して排気
することができることにより、フレーム内からリヤダク
ト内にたまった排熱を容易に外部へ放出できる。このよ
うに、非常に簡単な構造で騒音低減ができ、排熱の放出
も容易なためリヤダクトの寸法を小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は車両本体後部
の縦断面図、第2図は第1図におけるA−A矢視図であ
る。 1…車両本体、2…エンジン、3…冷却ファン、4…ラ
ジエータ、5…リヤダクト、6a…上方排気口、6b…後方
排気口、7…ダンパ、7a…ダンパ内面、7b…ダンパ外
面、7c…吸音材、8…軸、9…連結棒、10…引張りばね
(付勢具)、11a…排気流、11b…排気流、11c…排気
流。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両後部に配置したラジエータの後方に、
    上方排気口と後方排気口とを有するリヤダクトを設け、
    このリヤダクト内に、その外面により後方排気口を閉じ
    る閉塞位置と後方排気口を開放する開動位置の間で揺動
    自在なダンパを設け、このダンパを、その内面を前記ラ
    ジエータに傾斜して対向すべく開動付勢する付勢具を設
    けたことを特徴とする産業用車両の冷却空気排気装置。
JP4698890U 1990-05-02 1990-05-02 産業用車両の冷却空気排気装置 Expired - Fee Related JP2502878Y2 (ja)

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JPH045118U JPH045118U (ja) 1992-01-17
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