JP2502627Y2 - 切屑受け装置の切屑排出口の構造 - Google Patents

切屑受け装置の切屑排出口の構造

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JP2502627Y2
JP2502627Y2 JP1990024826U JP2482690U JP2502627Y2 JP 2502627 Y2 JP2502627 Y2 JP 2502627Y2 JP 1990024826 U JP1990024826 U JP 1990024826U JP 2482690 U JP2482690 U JP 2482690U JP 2502627 Y2 JP2502627 Y2 JP 2502627Y2
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行雄 榎本
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榎本工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は工作機械から排出される切屑を搬出する切屑
受け装置付きコンベヤ並びに同装置における切屑排出口
の構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、工作機械から排出される切屑には切削油が付着
し、そのまま切屑がコンベヤから切屑捨て箱に落とされ
て捨てられていた。
[考案が解決しようとする課題] そのため、切屑に付着している切屑油も捨てられ、大
変無駄になっていた。
本考案は切削油が付着している切屑から切削油を効率
良く分離して無駄なく回収することができる切屑受け装
置付きコンベヤ並びに同装置の切屑排出口の構造を提供
することを目的としている。
考案の構成 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために請求項1の考案では、工作
機械から排出される切屑を受ける切屑受け装置を切屑搬
出コンベアの搬出側に設置し、同切屑受け装置のケース
に設けた中空体にて形成した切屑排出口には溜まった油
をケース側に導く油回収手段を設けたことを要旨とす
る。請求項2の考案では、工作機械から排出される切屑
を受ける切屑受け装置を切屑搬出コンベアの搬出側に設
置し、同切屑受け装置のケースの底壁に油切り孔を設
け、このケースに設けた筒状の切屑排出口の内底面には
油回収通路を設け、この油回収通路をケースの底壁上に
連通させたことを要旨とする。
また、請求項3の考案では、工作機械から排出される
切屑を受ける切屑受け装置を切屑搬出コンベアの搬出側
に設置し、同切屑受け装置のケースの底壁に油切り孔を
設け、このケースに設けた筒状の切屑排出口の外側には
その出口で内底面に接続した油案内杆を設け、この油案
内杆を油受けに連通させたことを要旨とする。
[作用] 上記のような構成とすることにより、請求項1の考案
では切屑はケースから筒状の切屑排出口方向に排出さ
れ、切屑排出口内を移動する途中で切屑に残った油が分
離して油回収手段によってケース側に導かれる。請求項
2の考案では切屑はケースから筒状の切屑排出口方向に
排出され、切屑排出口内を移動する途中で切屑に残った
油が分離して油回収通路に集まり、ケースの底壁内に戻
る。請求項3の考案では切屑はケースから筒状の切屑排
出口方向に排出され、切屑排出口内を移動する途中で切
屑に残った油の一部は油案内杆を伝って油受けに導かれ
る。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
第1図に示すように切屑受け装置1はチップコンベヤ
2の搬出側に対応して設置されている。
第3図に示すように切屑受け装置1のケース3の前壁
3aには円筒状の切屑排出口4がケース3内と連通するよ
うに取着され、ケース3の外側へ若干上向きに傾斜して
突設されている。ケース3内には搬送コンベヤ5が設け
られている。この搬送コンベヤ5はケース3の後壁3bか
ら切屑排出口4の入口4a側へ向けて水平に延びる回転軸
6と、この回転軸6の外周に取着された螺旋羽根7とか
らなる。回転軸6はケース3内の途中まで延設され、回
転軸6の先端部からさらに螺旋羽根7のみが切屑排出口
4の入口4a付近まで延設されている。ケース3の後壁3b
の外側には回転軸6を回転させる電動モータ8が取付け
られている。なお、ケース3の後壁3bの若干内側におい
て回転軸6の外周には突起9が取着されている。
ケース3内にはその前後両壁3a,3b間全体に渡り底壁1
0が設けられ、この底壁10は第5図に示すように螺旋羽
根7の下方でこれに沿うように断面半円弧状をなし、同
底壁10の左右両端縁が回転軸6よりも若干上方でケース
3の左右両側壁3c,3dの内面に取着されている。この底
壁10の全体には多数の油切り孔11が形成され、底壁10の
うちケース3の左側壁3c側の底壁10の下側に閉塞板12が
取着されて底壁10の各油切り孔11が塞がれている。前記
螺旋羽根7の外周と底壁10上との間には間隙13を有し、
この間隙13において前記回転軸6よりも下側で底壁10上
の左右両側には丸棒14が回転軸6の軸線方向に沿って延
びるようにケース3の前後両壁3a,3b間全体に渡り取着
されている。
ケース3上には蓋15が着脱可能に取付けられ、この蓋
15の後端部には仕切板16が下方へ延設されている。ケー
ス3の後壁3bの上部には傾斜板17が形成され、この傾斜
板17と蓋15の仕切板16との間で切屑落下口18が形成され
ている。そして、チップコンベヤ2から落下した切屑が
この切屑落下口18からケース3の後壁3bの内側で搬送コ
ンベヤ5の回転軸6上に落ちるようになっている。
ケース3の底壁10の下方でケース3の下端部には油受
け19が第2図に示すように開閉可能に支持されている。
第4図に示すように前記切屑排出口4の内底面中央部
には油案内部材20が同排出口4の入口4aから出口4bに渡
り取着され、この油案内部材20には第2図に示すように
頂部20aから左右両側に傾斜する案内面20bが形成されて
いる。この両案内面20bと切屑排出口4の内底面との間
にはケース3内に向けて傾斜する油回収通路21が形成さ
れている。切屑排出口4の外側には油案内杆22が取着さ
れ、この油案内杆22は切屑排出口4の出口4b側の内底面
において油回収通路21に対し三角板22aを介して接続さ
れているとともに、ケース3に向かって傾斜し、油受け
19内に挿入されている。
さて、チップコンベヤ2から落下する切屑は切屑落下
口18を通ってケース3の後壁3b付近でケース3内に溜ま
る。電動モータ8により搬送コンベヤ5の回転軸6が回
転すると、切屑は回転軸6の突起9により撹拌されると
ともに、螺旋羽根7により底壁10上を切屑排出口4に向
けて移送される。この移送途中で切屑は螺旋羽根7によ
り掻回され、螺旋羽根7の回転力により底壁10上に押え
付けられて、切屑油が切屑から取り除かれる。このよう
にして切屑から分離した切削油は底壁10の各油切り孔11
を通って油受け19に落ちる。
その後、切屑は切屑排出口4の入口4aに至り、順次押
し出されて同排出口4内に溜まる。切屑排出口4内に溜
まった切屑はその出口4bから順次押し出されて切屑捨て
箱(図示せず)内に落下する。切屑が切屑排出口4の内
底面上を徐々に移動する途中で、残った切削油が切屑か
ら分離すると、油回収通路21に集まり、同油回収通路21
を伝って再びケース3内の底壁10上に戻り、その各油切
り孔11を通って油受け19に落ちる。
さらに、切屑とともに切屑排出口4の出口4bから押し
出される切削油の一部は同出口4bで三角板22aに集まっ
てこれを伝い、さらに油案内杆22を伝って油受け19内に
落ちる。
このように本実施例においては、チップコンベヤ2に
切屑受け装置1を設置し、この切屑受け装置1のケース
3内に搬送コンベヤ5を設けるばかりではなく、この搬
送コンベヤ5に対応して油切り孔11を設けたので、切屑
に付着した切削油を切屑の移送途中で分離することがで
きる。この場合、油切り孔11を通って落ちる切削油を油
受け19により無駄なく回収することができる。
又、切屑排出口4において油回収通路21及び油案内杆
22を設けたので、本来切屑排出口4から切屑とともに捨
てられる切削油を油受け19により無駄なく回収すること
ができる。
考案の効果 上記のように構成すれば、本願請求項1〜3の考案で
は切屑が切屑受け装置から切屑排出口に移動した後も、
切屑に付着した油を効率よくかつ速やかに回収すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る切屑受け装置付きコンベヤを示
す部分側面図、第2図は同じく正面図、第3図は同じく
部分側断面図、第4図は同じく部分平断面図、第5図は
同じく正断面図である。 1……切屑受け装置、2……チップコンベヤ、3……ケ
ース、4……切屑排出口、5……搬送コンベヤ、7……
螺旋羽根、10……底壁、11……油切り孔、19……油受
け、21……油回収通路、22……油案内杆。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械から排出される切屑を受ける切屑
    受け装置(1)を切屑搬出コンベアの搬出側に設置し、
    同切屑受け装置(1)のケース(3)に設けた中空体に
    て形成した切屑排出口(4)には溜まった油をケース
    (3)側に導く油回収手段(21,22)を設けたことを特
    徴とする切屑受け装置における切屑排出口の構造。
  2. 【請求項2】工作機械から排出される切屑を受ける切屑
    受け装置(1)を切屑搬出コンベアの搬出側に設置し、
    同切屑受け装置(1)のケース(3)の底壁(10)に油
    切り孔(11)を設け、このケース(3)に設けた筒状の
    切屑排出口(4)の内底面には油回収通路(21)を設
    け、この油回収通路(21)をケース(3)の底壁(10)
    上に連通させたことを特徴とする切屑受け装置における
    切屑排出口の構造。
  3. 【請求項3】工作機械から排出される切屑を受ける切屑
    受け装置(1)を切屑搬出コンベアの搬出側に設置し、
    同切屑受け装置(1)のケース(3)の底壁(10)に油
    切り孔(11)を設け、このケース(3)に設けた筒状の
    切屑排出口(4)の外側にはその出口(4b)で内底面に
    接続した油案内杆(22)を設け、この油案内杆(22)を
    油受け(19)に連通させたことを特徴とする切屑受け装
    置における切屑排出口の構造。
JP1990024826U 1990-03-12 1990-03-12 切屑受け装置の切屑排出口の構造 Expired - Lifetime JP2502627Y2 (ja)

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