JP2008074512A - 輸送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】輸送装置を多機能化させた場合においても輸送装置の大型化を抑制して、設計の自由度を高めることができる輸送装置を提供する。
【解決手段】輸送装置としてのロータリーフィーダ14は、開口を有する収容体20と、該収容体20の内部に収容されて金属屑を移送可能とする回転体50と、前記開口を覆うとともに前記回転体50に隣接して配置され、前記収容体20の内部を金属屑収容側と内通路T側に区画する区画体70を有している。前記区画体70の金属屑収容側の一面は回転体50との協働によって金属屑を破砕するように機能し、前記区画体70の前記内通路T側の他面は該内通路Tの内面の一部を構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、たとえばNC旋盤を用いた金属製品の加工により生じた金属屑等の被輸送物を輸送する輸送装置に関するものである。
従来、セメントや穀類等の粉粒体を所定箇所(たとえば貯蔵タンク)まで輸送する際に、輸送路内に圧送される空気等の気体に前記粉粒体を混合して輸送する空気輸送システムが利用されている。しかし、たとえば、NC旋盤加工等により生じた金属屑等は、そのサイズが不均一で比重が大きいために、前記空気輸送システムを用いて直接輸送することは困難であった。そのため、前記金属屑を台車に溜めておき、作業者が所定箇所まで運んだり、NC旋盤等にコンベアを接続し、このコンベアによって前記金属屑等を所定箇所まで移動したりしていた。
ところで、前記空気輸送システムにおいて、輸送路に前記粉粒体を輸送する輸送装置としてロータリーフィーダが使用されている。このロータリーフィーダの内部には、駆動用モータにより回転駆動される回転体が配設されており、同回転体は、等間隔おきに放射状に突設されてなる複数の羽根板を有している。そして、隣接する羽根板により形成された各仕切室には、その容積に相当する量の粉粒体が順次投入され、回転体の回転に基づき前記各仕切室内に収納された粉粒体を輸送路に順次投入するようになっている。
ところで、ポリエチレン、ポリプロビレンなどの繊維状、シート状、塊状の成形物を破砕しつつ、それら成形物を輸送路に輸送するロータリーフィーダが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1のロータリーフィーダの内壁には固定刃が設けられており、この固定刃と羽根板との間で前記成形物を挟むことによって前記成形物を破砕する構成となっている。
特開2001−96181号公報
ところで、工場敷地の有効利用の観点から輸送システムの大型化は避けなければならない。たとえば、コンベア等は、NC旋盤等から生じる金属屑等を直接取り込むことができるようにNC旋盤等の排出口の下方に配置されることもあり、とくに、高さ方向の設置スペースの低減が要求されている。前記金属屑等の輸送方法として上記特許文献1のロータリーフィーダを備えた前記空気輸送システムを採用した場合、上記特許文献1のロータリーフィーダは、上方から提供される金属屑等を適宜破砕しつつ、ただ単に下方へ落下させる装置であるため、さらに下方に輸送路を設けて輸送気体によって金属屑等を圧送することになる。したがって、特許文献1のロータリーフィーダは、高さ方向において多大な設置スペースを必要とするものであるため、既存のNC旋盤等の排出口の下方の狭い空間に配置することが困難である。
また、特許文献1のロータリーフィーダでは、1つの回転体の羽根板の先端とそれに対向する固定刃との間で破砕されるのみであるため、ロータリーフィーダの下方へ落下する被輸送物の寸法を均一化するには不充分であった。たとえば、金属屑のような比重の大きい被輸送物については、寸法の不均一に伴って輸送気体による圧送が困難になることがあり、輸送路内で被輸送物が堆積してトラブルが発生するおそれもある。
この発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、輸送装置を多機能化させた場合においても輸送装置の大型化を抑制して、設計の自由度を高めることができる輸送装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の輸送装置は、開口を有して被輸送物を収容する収容体に、複数の羽根板により複数の仕切室を回転方向へ形成する回転体を間隔をおいて複数枚並設し、前記回転体の回転に伴う前記各仕切室の移動軌跡を輸送気体が圧送される輸送通路に対応させ、前記回転体の回転に基づき前記仕切室内に収容された被輸送物を前記輸送通路を介して外部へ輸送する輸送装置において、前記開口を覆うとともに前記収容体内を被輸送物収容側と輸送通路側に区画する区画体を前記回転体に隣接して配置し、前記区画体の被輸送物収容側の一面は前記羽根板との協働によって被輸送物を破砕するように機能し、前記区画体の前記輸送通路側の他面は該輸送通路の内面の一部を構成することをその要旨とする。
本発明の区画体は、被輸送物の破砕及び輸送をするために必須の構成である。その区画体を回転体と隣接して配置することで、輸送装置として確保しなければならない回転体の回転軌跡よりなる回転領域の範囲内において、被輸送物の破砕機能と輸送機能という二つの機能を実現している。このため、輸送装置を多機能化させた場合においても輸送装置の大型化を抑制して、設計の自由度を高めることができる。
請求項2に記載の発明の輸送装置は、請求項1に記載の発明において、前記収容体は回転可能に駆動軸を支持し、前記回転体は前記駆動軸に連結される連結部と、該連結部から放射状に突設された羽根板とから構成され、前記連結部は、該連結部の移動軌跡が前記輸送通路内に突出することがないように肉厚が設定されていることを要旨とする。
上記構成によれば、回転体が回転領域のいかなる位置にある場合においても、連結部が区画体の下面を越えて輸送通路側に突出することはない。そのため、連結部が輸送通路側に突出して被輸送物の輸送進路を妨害することはなく、被輸送物の輸送効率の低下が抑制される。
請求項3に記載の発明の輸送装置は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記区画体は、該区画体の被輸送物収容側の一面の端縁が前記羽根板の端縁と摺接するように位置決めされていることを要旨とする。上記構成によれば、区画体の被輸送物収容側の一面の端縁と羽根板との間の隙間から空気が漏れにくく、輸送通路内の気密性が確保しやすくなる。その結果、輸送通路内に圧送される輸送気体の高圧性が維持されることから、被輸送物の輸送効率の低下が好適に抑制される。
請求項4に記載の発明の輸送装置は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記複数枚の回転体は、該回転体の並設方向において各羽根板の位相が揃うようにして配置されていることを要旨とする。
上記構成によれば、並設された各回転体の羽根板は、同じ位相で輸送通路内を回転移動する。そのため、羽根板の位相をずらして配置した場合のように、被輸送物の輸送進路が輸送通路の下流側に存在する位相のずれた羽根板によって妨害される状況を回避しやすくなる。
請求項5に記載の発明の輸送装置は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記輸送通路下方には、被輸送物に伴って前記収容体内に供給された液体を回収する液体回収機構が設けられており、前記液体回収機構は、前記輸送通路から前記液体回収機構側への前記液体の通過を許容する通過部と、前記通過部に対して圧縮空気を吹き付ける目詰まり防止手段とを有することを要旨とする。
上記構成によれば、被輸送物に伴って収容体の内部に供給された液体が液体回収機構によって回収される。そのため、液体が被輸送物に伴って輸送装置よりも下流の輸送通路内に供給されることがほとんどなくなる。したがって、上記構成によれば、輸送装置の内部において液体を回収することができるようになるため、輸送通路内を輸送されてきた液体を分離して回収する処理手段を輸送装置よりも下流側に設ける必要はない。これにより、設備の簡略化を図ることができる。
また、上記構成によれば、被輸送物等が通過部に付着した場合に目詰まり防止手段を作動させ、目詰まり状態にある通過部に対して圧縮空気を吹き付けて、付着した被輸送物等を輸送通路側へ吹き飛ばすことができる。したがって、通過部の目詰まりによる液体回収機構の機能低下を回避することができる。
本発明の輸送装置によれば、輸送装置を多機能化させた場合においても輸送装置の大型化を抑制して、設計の自由度を高めることができる。
以下、本発明の輸送装置を図面に基づいて説明する。
図1は、被輸送物を輸送気体に混合させて輸送する空気輸送システムの全体構成を概略的に示している。なお、本実施形態では、NC旋盤11を用いた金属製品の加工により生じた金属屑を被輸送物とするとともに、ロータリーフィーダを輸送装置とする。この種の金属屑は硬質であるとともに、形状が複雑で均一ではなく、たとえば螺旋状に渦巻いているものや、長さが数ミリから数十ミリのものが混在している。このような金属屑の種類としては鉄、鋳鉄、鋳鋼、アルミニウム等が挙げられる。
本実施形態の空気輸送システムには、2つの輸送路12、13が並設されている。各輸送路12、13の最上流にはそれぞれロータリーフィーダ14が配設されている。ロータリーフィーダ14は、NC旋盤11の排出口11aから排出された金属屑を輸送路12、13側へ輸送するものである。なお、各輸送路12、13においてそれぞれ設けられるロータリーフィーダ14は、同一の構成を有している。
各輸送路12、13の最下流側には共通の吸引ブロワー15が配設されている。この吸引ブロワー15は、輸送気体の供給源となっている。本実施形態の空気輸送システムでは、各ロータリーフィーダ14によりそれぞれ輸送路12、13側に輸送された金属屑は、吸引ブロワー15により吸引されることで、負圧状態の輸送路12、13の下流側へ輸送される。
各輸送路12、13において、ロータリーフィーダ14の近傍には切換バルブ16がそれぞれ設けられている。これにより、いずれの輸送路12、13に輸送気体を供給するかが各切換バルブ16の開閉によって選択されるようになっている。吸引ブロワー15の下流側(下方)には、貯蔵タンク17が配設されている。この貯蔵タンク17には各輸送路12、13内を輸送されてきた金属屑が貯蔵されるようになっている。
図2〜4に示すように、ロータリーフィーダ14は、上方を開口する収容体20の内部に金属屑を移送可能とする回転体50を所定の間隔をおいて複数枚並設するとともに、それら回転体50と回転体50との間、回転体50と収容体20との間には区画体70が配設されている。なお、本実施形態では、ロータリーフィーダ14内を通る輸送路12(13)を内通路T(輸送通路)として記載する。以下、収容体20、回転体50及び区画体70について順次説明する。
収容体20は、NC旋盤11の排出口11aの下方においてその開口を排出口11aに対向させた状態で配置される(図1参照)。収容体20は、対向する一対の壁板22及び対向する一対の側板23、24の4枚の板材を溶接固定して形成された、上下に開口を有する箱型のフィーダケース21と、フィーダケース21の上方にボルト止めされたホッパー25と、フィーダケース21の下方にボルト止めされた外周ケース26から構成されている。
また、図4に示すように、輸送路12又は13の上流側に位置する側板23の中央下部には、外気を内通路T内に吸入するためのエア吸入口23aが開口形成されている。そして、内通路Tの下流側に位置する側板24の中央下部には、収容体20内で金属屑が混合された輸送気体を吐出するエア吐出口24aが開口形成されている。また、側板24の外側面には、エア吐出口24aに連結された下流側輸送管72が接合固定されている。
また、収容体20の略中央には、側板23に取付けられたモータ71に連結される駆動軸40が回転可能に支持されている。駆動軸40は円柱状を成しているとともに、図4に示されるように駆動軸40の外周面には、軸線方向に沿って一直線上にスピール凹部40aが所定間隔おきに形成されている。この駆動軸40には、回転体50と区画体70が装着されている。
次に、回転体50について、図2〜5に基づいて説明する。本実施形態では6枚の回転体50が収容体20に並設され、それら回転体50はいずれも同形状をなすものである。図5に示すように、回転体50には、駆動軸40に連結される円環状の連結部51が設けられている。連結部51には駆動軸40に連結されるための円形状の孔53が形成されるとともに、孔53の内面には一部凹んだスピール溝53aが形成されている。図4に示されているように、回転体50と駆動軸40は、スピール溝53aとスピール凹部40aを対向させるように位置決めされている。そして、各凹部の間に形成された空間にスピール41が挿入されることで、回転体50は駆動軸40に対して相対回転不能に連結されている。
また、連結部51には、略三角柱状の羽根板52が放射状に6枚突設されているとともに、それぞれの羽根板52の位置は、回転中心Pに対して対称となるように位置決めされている。そして、回転方向Wに対して前方側に位置する羽根板52の前方面54は、面全体が平面となるように形成されているとともに、前方面54の各端縁にはそれぞれ回転刃54aが設けられている。回転体50は、隣り合う羽根板52間に形成される仕切室Rが回転体50の回転に伴い一定の移動軌跡上を、金属屑が供給される収容体20の開口側に位置する金属屑収容側から金属屑を排出する内通路T側へ順次移動するように配置されている。
次に、区画体70について、図2〜4、図6及び7に基づいて説明する。本実施形態では、区画体70は、7枚の区画本体60を備えている。なお、それら区画本体60はいずれも同形状をなすものである。収容体20内において、7枚の区画本体60は、駆動軸40の軸方向に並設されるとともに、区画本体60は、回転体50同士の間、及び回転体50と側板23、24との間を覆うように回転体50に隣接して配置されている。
図6に示すように、区画本体60の略中央には、駆動軸40を挿通するための略円形状の孔66が設けられた円環状の軸受部61が形成されている。この軸受部61は、回転体50の並設方向から見た場合、回転体50の連結部51とほぼ同様の形状をなすように形成されている。
また、回転体50の回転方向W前方側であって、軸受部61の外周面には区画前部62が連設されている。区画前部62上面の軸受部61側には金属屑収容側の一面としての破砕面64が形成されているとともに、区画前部62上面の収容体20側にはジャマ板受面65が形成されている。図2に示すように、破砕面64の形状は、軸受部61からジャマ板受面65方向へ向かって、駆動軸40の回転中心Pよりも下方に下降傾斜した後に駆動軸40の回転中心Pよりも上方に上昇傾斜するように形成されている。なお、破砕面64の回転体50側の両端縁には、固定刃64aがそれぞれ設けられているとともに、固定刃64aは回転刃54aと協働して金属屑を剪断できるように構成されている。
また、回転体50の回転方向W後方側であって、軸受部61の外周面には区画後部63が連設されている。区画後部63の上面には駆動軸40側に回転中心Pとほぼ同じ高さで全体が水平平面状の収容面63aが形成されているとともに、収容体20側に収容面63aよりも段差をもって低くなっているジャマ板受面67が形成されている。なお、区画前部62及び区画後部63の高さ方向の肉厚(図2に示す区画前部62及び区画後部63の上下方向の肉厚)は、羽根板52の厚みよりも大きくなるように形成されている。また、区画前部62及び区画後部63がそれぞれフィーダケース21にボルト止めされることで、区画本体60は位置決めされている。
本実施形態では、区画本体は、2枚のジャマ板68、69を備えている。ジャマ板68、69は、図2及び7に示すように駆動軸40の軸方向に延びる板部材であって、回転体50と壁板22との間を覆うように配置されている。ジャマ板68、69は、フィーダケース21に設けられた貫通孔から収容体20内に挿通されてジャマ板受面65、67にそれぞれ載置されている。図2に示すようにジャマ板68、69は一部を収容体20外に突出させているとともに、この突出部位がフィーダケース21に固定されている。区画前部62のジャマ板受面65に載置されるジャマ板68は、その区画本体60側上面端縁にジャマ板刃68aを形成するとともに、ジャマ板刃68aは回転刃54aと協働して金属屑を剪断できるように構成されている。
このように、区画本体60とジャマ板68、69から構成される本実施形態の区画体70は、収容体20の開口を覆うとともに、収容体20内を金属屑収容側と内通路T側とに区画する。また、本実施形態では、回転体50及び区画体70にそれぞれ刃を設けているため、金属屑を剪断することができる。
次に、回転体50と区画体70の配置構成について説明する。回転体50及び区画本体60は、駆動軸40に交互に装着されており、本実施形態では7枚の区画本体60と6枚の回転体50がそれぞれ隣り合う位置に配置されている。このとき、回転体50と区画本体60は隙間なく配置されており、回転体50の回転に伴い回転刃54aが固定刃64aと摺接するように位置決めされている。なお、ジャマ板68、69も区画本体60と同様に回転体50の回転に伴い回転刃54aが摺接するように位置決めされている。
また、6枚の回転体50はそれぞれの羽根板52の位相を揃えて駆動軸40に連結されている。そのため、駆動軸40の回転に伴い、各回転体50の各羽根板52は内通路T内を同じ位相で回転移動する。また、図2に示すように、回転体50及び区画本体60は、区画前部62側において羽根板52と区画本体60が重なっている場合には、区画後部側においても羽根板52と区画本体60が重なるように構成されている。
次に内通路Tについて説明する。区画体70の下部には、中央部が下方に湾曲した円弧状の板部材である内周ケース31がボルト止めして固定されている。内通路Tは、輸送通路側の他面としての区画体70の下面と内周ケース31の上面との間に形成される空間であるとともに、エア吸入口23aとエア吐出口24aを連結する空間である。区画体70の下面には、略扇形状の切欠き面が形成されているため、内通路Tは断面扇形状の空間となっている。なお、前記切欠き面は、軸受部61及び区画前部62及び区画後部63の下面により構成されている。また、本実施形態では、連結部51と軸受部61が同径の円環状に形成されているため、連結部51の外周面と軸受部61の下面により形成される内通路上面Mは、段差のない面一に形成されている。
次に液体回収機構について図2及び4に基づいて説明する。本実施形態のロータリーフィーダ14には、NC旋盤11の排出口11aから金属屑に混じって収容体20の内部に供給された油分を回収する液体回収機構が内通路Tの下方に設けられている。液体回収機構は、内通路Tから液体回収機構側への油分の通過を許容する通過部としてのパンチングメタル32を設けている。パンチングメタル32は、内周ケース31の下部に設けられた軸方向に延びる略長方形状の取付孔31aに取り付けられている。パンチングメタル32の孔の大きさは、金属屑は通過せずに油分のみを通過させる程度に設定されていることが好ましい。
液体回収機構は、パンチングメタル32を通過した油分を貯留する貯留部36を設けている。貯留部36は、収容体20の底部において外周ケース26と内周ケース31との対向面間に設けられる。そして、パンチングメタル32を通じて貯留部36へ導入された油分は、バルブ34を開放した状態で吸引ポンプ(図示略)により排出部33まで吸引され、その排出部33を通じて排出される(図4参照)。なお、排出部33には、油分をろ過するフィルタが設けられていることが好ましい。
液体回収機構は、パンチングメタル32に付着した金属屑を取り除く目詰まり防止手段を設けている。目詰まり防止手段は、噴射用エア供給口35と、噴射用エア供給口35に接続された圧縮空気供給装置37と図示しない制御装置から構成されている。制御装置の指令により、圧縮空気供給装置37から供給された圧縮空気が側板23に設けられた噴射用エア供給口35を通して貯留部36内に噴射される。なお、制御装置は圧縮空気供給装置37の制御を行なうとともに、空気輸送システム全体の制御も行なっている。
次に、このように構成されたロータリーフィーダ14を用いて金属屑を移送する態様を説明する。
NC旋盤11を用いた金属加工により生じた金属屑は、その排出口11aから収容体20のホッパー25を通して金属屑収容側に到達した仕切室Rに充填される。そして、回転体50を回転方向Wに回転させることで、金属屑が充填された仕切室Rを内通路T側へと移送する。なお、仕切室R内に収まらない大きなサイズの金属屑は、羽根板52に設けられた回転刃54aと、区画体70に設けられた固定刃64a及びジャマ板刃68aとの間に挟まれて仕切室Rに収まるサイズに剪断される。本実施形態においては、破砕面64はフィーダケース21側から駆動軸40方向に向かって下降傾斜するように形成されている。そのため、回転刃54aと固定刃64aが交差する剪断ポイントは、回転体50の回転に伴ってフィーダケース21側から駆動軸40側に移動する。したがって、回転刃54aと固定刃64aとの剪断ポイントでは、剪断力が集中して働くとともに、その剪断ポイントが徐々に移行するため、金属屑の剪断が円滑に行なわれる。
また、上述したように本実施形態では、金属屑収容側にて金属屑が充填された仕切室Rは、回転体50の回転に伴って内通路T側へと移送される。このとき、切換バルブ16は開状態とされ、吸引ブロワー15により内通路Tの内部が負圧状態となっている。そして、仕切室Rが内通路T側に到達すると、仕切室R内に充填されている金属屑は、吸引ブロワー15により吸引されることで、内通路Tを通過して負圧状態の輸送路12(13)の下流側へ強制的に輸送される。このとき、内通路上面Mの形状を面一に形成するとともに、羽根板52の回転位相を揃えてあるため、金属屑は、連結部51及び羽根板52にほとんど衝突することなく内通路Tを通過する。その結果、内通路Tに供給された金属屑を輸送路12(13)へスムーズに輸送することができる。そして、金属屑は貯蔵タンク17まで輸送され、貯蔵タンク17内に貯蔵される。
また、回転体50と区画体70を隙間なく配置することで、この隙間を通した空気の漏れを抑え、内通路T内の気密性の低下を抑制している。とくに、区画前部62及び区画後部63の高さ方向の肉厚を羽根板52よりも厚くなるように構成することで、羽根板52が区画本体60と重なるように摺動する期間を長く確保している。そのため、金属屑収容側から内通路T側へ気体が流入されにくくなっている。さらに、図2に示すように、羽根板52が区画前部62側で区画本体60と重なるようにして摺動している場合には、区画後部63側においても羽根板52が区画本体60と重なるようにして摺動するように構成されているため、内通路Tへの気体流入防止効果がより高められている。
また、本実施形態においては、NC旋盤11を用いた金属加工に際して生じた油分が、金属屑に混じって収容体20の内部に供給されることがある。本実施形態では、こうした油分は収容体20に設けられた液体回収機構により回収される。すなわち、収容体20の内部に供給された油分は、金属屑とともに回転体50によって内通路Tに移送された後、パンチングメタル32を通過して貯留部36へ導入され、そこで貯留される。この貯留部36の内部に一定量の油分が貯留されると、バルブ34を開放して吸引ポンプ(図示略)を作動させて貯留部36内の油分を排出部33まで吸引し、その排出部33を通じて油分を収容体20外へ排出する。
また、本実施形態では、制御装置は定期的に目詰まり防止手段を作動させている。目詰まり防止手段の作動に際して、制御装置は、まず吸引ブロワー15、モータ71等の駆動系を停止させる。続いて、制御装置からの指令によって、圧縮空気供給装置37から圧縮空気を、噴射用エア供給口35を通して貯留部36内に向けて噴射させる。この圧縮空気の圧力によってパンチングメタルに付着した金属屑が内通路T側へ吹き飛ばされる。制御装置は、この動作を数回行なった後に、空気輸送システムの稼動再開を可能にする。
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
(1)本実施形態では、破砕機能を有するとともに内通路Tの内面の一部を構成する区画体70が回転体50と回転体50との間及び回転体50とフィーダケース21との間を覆うように回転体50に隣接して配置される。これにより、回転体50の回転領域の範囲内において金属屑の剪断と輸送を実現している。そのため、内通路Tの下面から駆動軸40までの高さが抑えられていることから、ロータリーフィーダの多機能化を達成しつつ、ロータリーフィーダ14の薄型化が図られて、設計の自由度が高められている。
(2)本実施形態では、回転体50及び区画体70にそれぞれ刃が設けられている。そのため、ロータリーフィーダ14内に供給された金属屑は、回転体50の回転に伴って摺接する前記各刃に挟まれて仕切室Rに収まるサイズに剪断される。したがって、本実施形態によれば、硬質な金属屑が供給された場合においても、好適な破砕効果を得ることができる。
(3)本実施形態では、6枚の回転体50が並設されている。回転体50を収容体20内に多数配設することで、ロータリーフィーダ14内の剪断ポイントを増加させている。そのため、金属屑をより細かくすることができるとともに、そのサイズを均一化するようにして剪断することができる。
(4)回転体50の連結部51と区画本体60の軸受部61は、同径の円環状に形成されているとともに、連結部51の外周面と軸受部61の下面により構成される内通路上面Mは、段差のない面一に形成されている。そのため、内通路Tを通過する金属屑が連結部51に衝突することなくスムーズに移動する。さらに、内通路T内の輸送気体の流れを安定化させることができ、ひいては金属屑の輸送効率を向上させることができる。
(5)本実施形態では、回転体50と区画体70は隙間なく配置されており、回転体50の回転に伴い回転刃54aが固定刃64a及びジャマ板刃68aと摺接するように位置決めされている。これにより、回転体50と区画体70との間に生じる隙間が小さくなる。そのため、内通路T内への気体の流入を抑え、内通路T内の気密性の低下を抑制する。
(6)本実施形態の各羽根板52の配置構成と区画前部62及び区画後部63の高さ方向の厚み構成によって、一方の羽根板52が区画前部62と重なって摺動している場合には、対称に位置する他方の羽根板52も区画後部63と重なって摺動することを可能にする。したがって、回転体50の回転時に金属屑収容側から内通路T側へ気体が流入されることを抑制して、内通路T内の気密性が確保し易くなっている。
(7)本実施形態に設けられた各回転体50は、羽根板52の位相を揃えて駆動軸40に固定されているため、内通路T内を羽根板52の位相を揃えて回転移動する。そのため、内通路Tに供給された金属屑は、収容体20内の下流側に配置された回転体50の羽根板52にほとんど衝突することなく内通路Tを通過する。したがって、金属屑の輸送効率を向上させることができる。
(8)本実施形態は、パンチングメタル32に対して圧縮空気を噴射する目詰まり防止手段を備えている。そのため、パンチングメタル32に付着した油分の塊や、油分を伴った金属屑等は内通路T側へ吹き飛ばされる。したがって、パンチングメタル32の目詰まりによる液体回収機構の機能低下を防止することができる。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 本実施形態では、被輸送物として金属屑を輸送する空気輸送システムを採用したが、この被輸送物は金属屑に限られるものではない。すなわち、ガラス、プラスチック、板材、生ごみ、ビニール等の粉砕体や、セメント、木の粉等の粉体等を輸送する空気輸送システムを採用してもよい。
・ 本実施形態の空気輸送システムには、2つの輸送路12、13を設けたが、同輸送路を3つ以上設ける構成を採用してもよい。このような構成とした場合、様々な種類の金属屑(たとえば鉄、鋳鉄、鋳鋼、アルミニウム等)の輸送がその種類別に可能となり、効率的である。また、輸送路を1つとする構成を採用してもよい。この場合、切換バルブ16は省略される。
・ 本実施形態では、収容体20をフィーダケース21とホッパー25と外周ケース26とから構成したが、これらを互いに一体化して構成してもよいし、2部材からなるように構成してもよい。また、たとえば、ホッパー25を省略してフィーダケース21と外周ケース26のみから構成してもよい。この場合、ロータリーフィーダ14をさらに薄型化することができる。
・ 本実施形態の収容体20は、図2に示すように、駆動軸40と直交する断面が略多角形状となるような略角筒型に構成したが、収容体20の形状はこれに限られるものではない。たとえば、収容体20を前記断面が下方に突出した半月状となるような円筒型に構成してもよい。この場合、壁板22と外周ケース26を一体に形成してもよい。
・ 収容体20の内部に供給された油分を回収して排出することができるのであれば、液体回収機構の構成は特に限定されるものではない。たとえば、吸引ポンプを省略する代わりに、貯留部36の内部に連通するとともに同貯留部36から下方へ勾配をもって延びる排出管を設け、そうした排出管を通じて前記油分を収容体20外へ排出する構成を採用してもよい。
・ ロータリーフィーダ14における液体回収機構は省略されてもよい。この場合、輸送路12(13)の最下流側に、油分と金属屑とを分離する分離手段(たとえば、バグフィルター)を設けることが好ましい。また、本実施形態の空気輸送システムにおいて、液体回収機構に加え、そうした分離手段をさらに設ける構成を採用してもよい。すなわち、ロータリーフィーダ14の内部に設けられた回収機構と、同分離手段とにより油分の分離及び回収が行われることとなる。このような構成とした場合には、油分の分離・回収機能のさらなる向上が図られる。
・ 本実施形態では、通過部として、内周ケース31の取付孔31aにパンチングメタル32を配設したが、通過部の構成はこれに限定されるものではない。内周ケース31全体をパンチングメタル32で構成してもよいし、金属屑の通過を防止して油分のみの通過を可能とするのであれば、たとえば、通過部として金網や樹脂製の濾過体等を採用してもよい。
・ 本実施形態では、回転体50を6枚並設させていたが、回転体50の数はこれに限られるものではなく、複数枚であれば何枚並設されていてもよい。また、1枚の回転体50に、羽根板52を6枚設けていたが、羽根板52の数すなわち仕切室Rの数はこれ限定されるものではなく、6つ未満であってもよく、7つ以上であってもよい。
・ 本実施形態では、各回転体50は、それぞれの羽根板52の位相を揃えて配置されていたが、羽根板52の位相をずらして配置してもよい。
・ 本実施形態では、連結部51と軸受部61を同径の円環状に形成したが、連結部51と軸受部61の形状が異なるように構成してもよい。この場合、内通路上面Mは内通路Tの通路方向において凹凸状の段差が形成されることになる。
・ 本実施形態では、連結部51を円環状に形成したが、連結部51の形状はこれに限られるものではない。たとえば、多角形状や楕円形状としてもよい。特に、連結部51の回転軌跡が区画体70の下面を越えて内通路T側へ突出しないような肉厚に形成した場合には、内通路T内を通過する金属屑を連結部51に衝突させることなくスムーズに輸送することができる。
・ 本実施形態では、スピール凹部40aとスピール溝53aを位置合わせして形成された空間にスピール41を挿入することで駆動軸40と回転体50を相対回転不能に連結していたが、回転体50の連結方法はこれに限られるものではない。たとえば、駆動軸40の外周面上に設けたスピール凹部40aの代わりに凸部を設け、スピール溝53aと凹凸の係合関係によって回転体50を連結してもよい。この場合、区画本体60には、駆動軸40に設けた凸部の通過を許容するための空間を設けるとよい。また、凹凸の係合関係に頼るのではなく、溶接や圧入によって位置決めしてもよい。
・ 本実施形態では、スピール凹部40aを駆動軸40の外周面上に軸線方向に沿って一直線上に形成したが、スピール凹部40aの配置構成はこれに限られるものではなく、互いにずれるように配設してもよい。この場合、各回転体50におけるスピール溝53aの位置を各回転体50の間で互いにずれるように配設すると、各回転体50の羽根板52同士の位相が駆動軸40の軸線方向においてずれることはない。
・ 本実施形態では、区画体70は収容体20内を、上方を金属屑収容側、下方を内通路T側と上下に区画するように形成されていたが、区画体70の形状は適宜変更可能である。たとえば、図8(a)、(b)に示すような形状の区画体70を用いても本実施形態と同様の効果を得ることができる。
・ 本実施形態では、軸受部61を円環状に形成したが、軸受部61の外周形状はこれに限られるものではない。たとえば、多角形状や楕円形状としてもよい。
・ 本実施形態では、収容面63aを回転中心Pとほぼ同じ高さで全体が平面状となるように構成したが、収容面63aの面形状はこれに限定されるものではない。たとえば、軸受部61からフィーダケース21側へ向かって上方に傾斜するように構成してもよい。この場合、収容面63a上で金属屑が移動するようになる。したがって、収容面63aに金属屑が残ったまま仕切室Rに移送されないといった状況を回避しやすくなる。また、収容面63aを側縁に向かって回転体50側に下降傾斜するような山型に形成してもよく、円弧状に形成してもよい。この場合、収容面63a上に位置する金属屑が仕切室R内に移動しやすくなる。
・ 区画前部62上面に位置する破砕面64の面形状を変更してもよい。たとえば、破砕面64を側縁に向かって回転体50側に下降傾斜するような山型に形成してもよく、円弧状に形成してもよい。この場合、区画本体60上部に位置する金属屑が仕切室R内に移動しやすくなる。
・ 本実施形態では、回転体50と区画体70との間に隙間がないように配置するとともに、回転刃54aと固定刃64a、回転刃54aとジャマ板刃68aがそれぞれ摺接するように構成されていたが、回転体50と区画体70との間に隙間を設けてもよい。この場合、回転体50と区画体70との間における金属屑等の被輸送物の噛み込みを抑制できる。また、ジャマ板68、69は、フィーダケース21に固定されていたが、ジャマ板受面65、67上を駆動軸40に対して接近離間する方向にスライド移動可能に配置してもよい。この場合、羽根板52とジャマ板68、69との間に形成される隙間を任意に調節することができる。
・ ジャマ板68、69は、どちらか一方のみを設けてもよいし、両方設けなくてもよい。ジャマ板68を設けない場合、たとえば、区画前部62の収容体20側部分のみの肉厚を駆動軸40の軸方向へ大きくすることで平面視L字状をなすようにし、この肉厚部によって回転体50と収容体20との間を覆うようにしてもよい。また、上記実施形態の回転体50と収容体20とが互いに近接配置されるか、互いに摺接するように構成してもよい。これらの点は、区画後部63側のジャマ板69を設けない場合も同様である。これらの場合、ロータリーフィーダ14の部材数を減らすことができる。
・ 本実施形態では、回転体50に回転刃54aを設けるとともに、区画体70に固定刃64a及びジャマ板刃68aを設けたが、これらの各刃は設けなくてもよい。各刃は、先端が鋭利となるように加工仕上げされたものであるが、回転体50及び区画体70そのものも焼き入れ加工するなどして金属屑等の被輸送物以上の剛性を有しているため、とくに、金属屑等の被輸送物を破砕する上で各刃が必須の構成になることはない。また、被輸送物が生ごみ等のかなり硬度の低いものであれば、各刃が不必要であることはいうまでもない。
・ 吸引ブロワー15に代えて供給ブロワーを備える空気輸送システムを採用してもよい。この場合、供給ブロワーはロータリーフィーダ14よりも上流側に設け、供給ブロワーから供給される輸送気体は、エア吸入口23aに提供される。このとき、ホッパー25の開口部に密閉ダンパーを設けて前記開口を密閉すると輸送効率が向上する。
さらに、前記実施形態より把握できる技術思想について以下に記載する。
○ 前記連結部は円環状に形成されているとともに、前記連結部と隣接する前記区画体の部位のうち、少なくとも輸送通路側の一部は前記連結部と同一形状の円弧状に形成されていることを特徴とする輸送装置。上記構成によれば、前記連結部と前記区画体から形成される輸送通路の上面側が面一の形状となるため、輸送気体の流れを安定化させ、金属屑の輸送効率を向上させることができる。
○ 前記羽根板の側縁には刃が設けられているとともに、前記区画体の上面端縁には刃が設けられていることを特徴とする輸送装置。上記構成によれば、被輸送物として硬質な金属屑等が輸送装置内に供給された場合においても、前記輸送物を剪断するため、好適な破砕効果を得ることができる。
○ 開口を有して被輸送物を収容する収容体に、複数の羽根板により複数の仕切室を回転方向へ形成する回転体が設けられ、前記回転体の回転に伴う前記各仕切室の移動軌跡を輸送気体が圧送される輸送通路に対応させ、前記回転体の回転に基づき前記仕切室内に収容された被輸送物を前記輸送通路を介して外部へ輸送する輸送装置において、前記輸送通路下方には、被輸送物に伴って前記収容体内に供給された液体を回収する液体回収機構が設けられており、前記液体回収機構は、前記輸送通路から前記液体回収機構側への前記液体の通過を許容する通過部と、前記通過部に対して圧縮空気を吹き付ける目詰まり防止手段とを有することを特徴とする輸送装置。
本実施形態の空気輸送システムを示す概略図。 本実施形態の輸送装置を示す正断面図。 図2におけるY−Y線断面図。 図2におけるX−X線断面図。 本実施形態の回転体を示す斜視図。 本実施形態の区画本体を示す斜視図。 本実施形態の区画体を示す斜視図。 (a)、(b)共に別例の区画体を示す正断面図。
符号の説明
R…仕切室、W…回転方向、T…内通路、14…ロータリーフィーダ、20…収容体、40…駆動軸、50…回転体、51…連結部、52…羽根板、70…区画体。

Claims (5)

  1. 開口を有して被輸送物を収容する収容体に、複数の羽根板により複数の仕切室を回転方向へ形成する回転体を間隔をおいて複数枚並設し、前記回転体の回転に伴う前記各仕切室の移動軌跡を輸送気体が圧送される輸送通路に対応させ、前記回転体の回転に基づき前記仕切室内に収容された被輸送物を前記輸送通路を介して外部へ輸送する輸送装置において、
    前記開口を覆うとともに前記収容体内を被輸送物収容側と輸送通路側に区画する区画体を前記回転体に隣接して配置し、前記区画体の被輸送物収容側の一面は前記羽根板との協働によって被輸送物を破砕するように機能し、前記区画体の前記輸送通路側の他面は該輸送通路の内面の一部を構成することを特徴とする輸送装置。
  2. 前記収容体は回転可能に駆動軸を支持し、前記回転体は前記駆動軸に連結される連結部と、該連結部から放射状に突設された羽根板とから構成され、
    前記連結部は、該連結部の移動軌跡が前記輸送通路内に突出することがないように肉厚が設定されている請求項1に記載の輸送装置。
  3. 前記区画体は、該区画体の被輸送物収容側の一面の端縁が前記羽根板の端縁と摺接するように位置決めされている請求項1又は請求項2に記載の輸送装置。
  4. 前記複数枚の回転体は、該回転体の並設方向において各羽根板の位相が揃うようにして配置されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の輸送装置。
  5. 前記輸送通路下方には、被輸送物に伴って前記収容体内に供給された液体を回収する液体回収機構が設けられており、
    前記液体回収機構は、前記輸送通路から前記液体回収機構側への前記液体の通過を許容する通過部と、前記通過部に対して圧縮空気を吹き付ける目詰まり防止手段とを有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の輸送装置。
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