JP2001087979A - 工作機械の切粉受け - Google Patents

工作機械の切粉受け

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JP2001087979A
JP2001087979A JP26052699A JP26052699A JP2001087979A JP 2001087979 A JP2001087979 A JP 2001087979A JP 26052699 A JP26052699 A JP 26052699A JP 26052699 A JP26052699 A JP 26052699A JP 2001087979 A JP2001087979 A JP 2001087979A
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chips
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Ikuo Kameyama
郁雄 亀山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作機械の排出口から排出される排出液か
ら、切削液を分離して切粉を回収する切粉受けにおい
て、排出液を排出した際に外部に排出液を流出しにくく
する。 【解決手段】 切粉受け10の切粉受板12は、斜面を
成す面状部分12a、共に網状の切粉受部12b及び水
切部12cからなり、面状部分12aは切粉受部12b
側に下る斜面を有している。切粉受け10では、排出液
は切粉受板12の面状部分12aに落下すると共に、排
出液の流れの勢いにて面状部分12a上を下り、切粉受
部12b上に流れることによって切粉を回収する。ま
た、切粉受部12bにて切削液(ひいては、排出液)が
溜まるようになっても、面状部分12aが斜面を成すた
め、切削液は斜面上流側に逆流しにくくなっている。万
が一、切削液が逆流した場合には切削液を水切部12c
にて落下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切粉及び切削液を
含む排出液を外部に排出する排出口を備えた工作機械の
排出口の下方に設置され、排出される排出液から切削液
を分離して切粉を回収する切粉受けに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の工作機械の切粉受け
としては、図4に示すように、切削液を収容する切削液
収容部50上に載置され、この状態で切削液収容部50
と共に工作機械Mに設けられた排出口Nの下方に設置さ
れるもの(切粉受け40)が知られている。
【0003】この切粉受け40は、排出液に含まれる切
粉を分離して回収するために全面が網状に形成された切
粉受板42と、排出液が切粉受板42上に落下する際に
切粉受け40の外部に飛散するのを防止するために切粉
受板の周囲に配設された側壁44とを備えている。ま
た、切粉受け40を切削液収容部50と共に工作機械M
の下方に設置する際に、排出口Nが切粉受け40の内側
へ通過できるようにするために側壁44には切欠部Gが
設けられている。一方、切削液収容部50は全体が箱状
に形成されているものの、上面の一部が開口しており、
切粉受け40を載置するにはその開口部にはめ込んで載
置するようになっている。また、切削液収容部50の下
部には四隅に車輪52が設けられ、この車輪52によっ
て切削液収容部50を移動できるようになっている。
【0004】そして、この切粉受けでは、排出口Nから
排出された排出液は切粉受板42に落下し、排出液に含
まれる切削液は切粉受けを通過して下方の切削液収容部
50にて回収され、他方、切粉は切粉受板上に残留する
ため切粉を回収できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の切粉受け40で
は、排出液が排出されるに従って排出液の落下領域に切
粉が蓄積されるようになるが、蓄積された切粉上に更に
排出液が排出されると、排出液の流れの勢いにて先に蓄
積された切粉が落下領域の外に押しやられつつ、落下領
域の周囲に切粉が残留するようになる。このため、排出
液が次々に排出されると、落下領域を中心にして扇状に
切粉の蓄積領域が広がるようになり、ひいては、図4
(c)に示すように、その蓄積領域が切欠部Gを設けた
側壁44にまで達し、蓄積された切粉が落下領域から切
欠部Gの下方付近までを取り囲むような山脈状を呈する
ようになる。
【0006】ところが、このように落下領域から切欠部
Gの下方付近までの領域が取り囲まれた状態で排出液が
排出されると、蓄積された切粉によって排出液の流れが
阻まれてしまい、蓄積された切粉を落下領域の外に押し
やることができなくなって、ついには、蓄積された切粉
にて取り囲まれた領域(即ち、排出液の落下領域から切
欠部Gの下方付近までの領域)を埋めるように切粉が残
留するようになる。
【0007】そして、この状態で更に排出液が排出され
てしまうと、排出液に含まれる切削液が切粉受板42に
まで到達しにくくなって、切削液が先述した領域(つま
り、蓄積された切粉にて取り囲まれた領域)内に溜ま
り、ついには、切欠部Gを介して切粉受け40の外部に
切削液(ひいては、排出液)が流出してしまうことがあ
った。
【0008】他方、側壁にこのような切欠部Gが設けら
れていない切粉受けでは、切粉受けの上部(つまり、切
粉受板の上部)から排出液が排出されることになるが、
切欠部Gを有する切粉受けの場合と同様に、排出液の落
下領域に切粉が蓄積されるようになって、蓄積された切
粉が落下領域から切欠部Gの下方付近までを取り囲むよ
うな山脈状を呈するようになる。
【0009】このため、更に排出液が排出されてしまう
と、切削液が先述した領域(つまり、蓄積された切粉に
て取り囲まれた領域)内に溜まり、ついには、側壁の縁
を介して切粉受けの外部に切削液(ひいては、排出液)
が流出してしまう、といった不具合を生じていたのであ
る。
【0010】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、工作機械の排出口から排出され
る排出液から、切削液を分離して切粉を回収する切粉受
けにおいて、排出液を排出した際に外部に排出液を流出
しにくくすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる目
的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
切削液と共に切粉を排出する排出口を備えた工作機械の
該排出口の下方に配置される切粉受けであって、該排出
口から排出される排出液より該切粉を分離する切粉受板
と、該切粉受板の周囲に設けられ側壁とを備え、前記排
出液を所定方向に流すために、前記排出口から排出され
る該排出液の落下領域及び該落下領域の周囲に設けられ
た平らな面状部分と、流れてくる前記排出液から前記前
記切粉を分離するために、前記面状部分の外側に設けら
れた網状の切粉受部とを備えていることを特徴とする。
【0012】つまり、このように構成された本発明(請
求項1)においては、排出口から排出される排出液を平
らな面状部分に落下させた上で、排出液の流れの勢い等
を利用して面状部分の外側に設けられた網状の切粉受部
にまで排出液を速やかに流し、切粉受部にて排出液から
切粉を回収するようにしているのである。
【0013】このため、切粉は排出液の落下領域に蓄積
されることなく、落下領域とは離れた切粉受部にて蓄積
されるため、従来の切粉受けを用いた場合に生じていた
落下領域を取り囲むように切粉が蓄積する、といった不
具合を防止することができ、排出液を排出した際に排出
液を切粉受け内に溜まりにくくすることができるのであ
る。
【0014】従って、本発明(請求項1)では、排出口
から排出液を排出した際に切粉受けの外部に排出液を流
出しにくくすることができるのである。ところで、切粉
受板の面状部分を、切粉受けが工作機械の排出口の下方
に配置された際に水平を成すように形成してもよいが、
より好ましくは請求項2に記載のように、排出液の落下
領域から外側に下る斜面を有するように形成した上で、
切粉受けを斜面の下流側に設けるようにするのがよい。
【0015】このようにすれば、排出される排出液が斜
面上に落下するようになるため、面状部分が水平を成す
ように形成した場合に比べて排出液の流れの勢いが強く
なり、より速やかに排出液を切粉受部に移動させること
ができる。また、切粉受部に切粉が蓄積され、排出液に
含まれる切削液が切粉受部の下方に流れ落ちにくくな
り、切粉受部にて切削液(ひいては、排出液)が溜まる
ようになっても面状部分が斜面を有するため、切削液
(または、排出液)を斜面上流側に逆流しにくくするこ
とができる。
【0016】また更に、請求項3に記載のように、面状
部分と切粉受部との間に面状部分の位置よりも切粉受部
の位置の方が低くなるような段差を設けるようにしても
よい。このようにすれば、切粉受部において落下領域か
らより離れた位置にまで排出液を到達させることができ
る。また、面状部分よりも低い位置に切粉が蓄積される
ため、先述のように切粉受部にて切削液(ひいては、排
出液)が溜まるようになっても、面状部分と切粉受部と
の間に段差が設けられているため、切削液(または、排
出液)を面状部分に逆流しにくくすることができる。
【0017】従って、本発明(請求項2及び請求項3)
では、排出口から排出液を排出した際に切粉受けの外部
に排出液をより流出しにくくすることができるのであ
る。また、請求項4に記載のように、切粉受板において
排出液の落下領域の上流側に網状の水切部を設けるのが
望ましい。このようにすれば、例えば、排出液が連続し
て排出されるような場合に、切粉受部と面状部分との境
界付近に切粉が次々に蓄積され、切削液(ひいては、排
出液)が切粉受け内に溜まるようになっても、落下領域
の上流側に設けられた水切部にて切削液を落下させるこ
とができるので、切削液(または、排出液)が切粉受け
に溜まるのを極力防止することができるのである。
【0018】従って、本発明(請求項4)では、排出口
から排出液を排出した際に切粉受けの外部に排出液を更
に流出しにくくすることができるのである。ところで、
本発明(請求項1〜4)の切粉受けを、工作機械の下方
(詳しくは、工作機械の排出口の下方)に取出可能に設
置するように構成したり、或いは、工作機械の下部(詳
しくは、工作機械の排出口の下部)に固定するように構
成してもよい。尚、工作機械の下部に固定する場合に
は、切粉や切削液を切粉受けの外部に取り出すための手
段(例えば、工作機械の外部から切粉受け内に手等を届
かせるための窓等)を別途講じておく必要がある。
【0019】そして、請求項5に記載のように、排出口
が通過可能な切欠部を側壁に設けておけば、例えば、切
粉受けを工作機械の下方に取出可能に配置するようにな
っている場合には、側壁が排出口の邪魔になることなく
所定位置(即ち、工作機械の下方における設置位置)に
設置したり、その所定位置から容易に引き出したりする
ことができるのである。
【0020】
【発明の実施の形態】
【0021】
【実施例】以下に本発明を具体化した第1,第2実施例
を図面と共に説明する。尚、各実施例の切粉受けは、図
4に示した従来の切粉受け40と同様に、切削液を収容
する切削液収容部50上に載置され、この状態で切削液
収容部50と共に工作機械Mに設けられた排出口Nの下
方に取出可能に設置されるものである。そして、各実施
例の切粉受けが従来の切粉受け40と異なる点は、排出
口Nから排出される排出液を受ける切粉受板の構造のみ
である。そのため、同じ構成部材については符号を等し
くしてその詳細な説明を省略する。
【0022】まず、第1実施例の切粉受け10について
以下に説明する。図1は、切粉受け10の概略構成を示
す説明図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)に示
したX−X線断面図を表す。切粉受け10の切粉受板1
2は、斜面を成す面状部分12aと、共に網状の切粉受
部12b及び水切部12cとからなり、これらは側壁4
4に設けられた切欠部G側から、水切部12c,面状部
分12a,切粉受部12bの順に配置されている。ま
た、面状部分12aは切粉受部12b側に下るような斜
面を有しており、他方、切粉受部12b及び水切部12
cは、切粉受け10が切削液収容部50と共に工作機械
Mの排出口Nの下方に設置された際において水平となる
ように形成されている。
【0023】このように構成された切粉受け10では、
排出口Nから排出された排出液は切粉受板12の面状部
分12aに落下すると共に、排出液の流れの勢いにて面
状部分12a上を切粉受部12b方向に下り、排出液の
落下領域とは離れた切粉受部12b上に流れるようにな
る。切粉受部12bでは、排出液に含まれる切削液が切
粉受部12bを通過して下方の切削液収容部50にて回
収され、他方、切粉は切粉受部12b上に残留するため
切粉を回収できる。
【0024】また、例えば、排出液が連続して排出され
ることによって切粉受部12bに切粉が蓄積され、排出
液に含まれる切削液が切粉受部12bの下方(即ち、切
削液収容部50)に流れ落ちにくくなり、切粉受部12
bにて切削液(ひいては、排出液)が溜まるようになっ
ても、面状部分12aが斜面を成すため、切削液(また
は、排出液)は斜面上流側に逆流しにくくなっている。
万が一、切削液が面状部分12aの上流側に逆流して
も、切欠部Gの下方には水切部12cが設けられている
ため、切削液を水切部12cの下方(即ち、切削液収容
部50)に落下させることができる。一方、切粉を含む
排出液が逆流した場合には、水切部12cにて切削液を
下方に落下させると共に、切粉を水切部12cにて残留
させて回収することもできる。
【0025】ところで、第1実施例では、切粉受板12
の面状部分12aの全面が一定方向に傾斜した斜面を成
しているが、面状部分がこのような斜面を成すのに限定
されず、複数の斜面の組み合わせにて面状部分を形成す
るようにしてもよく、例えば、図2に示すように、二つ
の斜面の組み合わせにて面状部分を形成するようにして
もよい。図2は、切粉受け20の概略構成を示し、
(a)は斜視図、(b)は(a)に示したX−X断面
図、(c)は(a)に示したY−Y断面図を表す。
【0026】切粉受け20の切粉受板22は、互いに対
称的な二つの直角三角形の斜面からなる面状部分22a
と、網状の切粉受部22bとからなり、面状部分22a
は側壁44に設けられた切欠部Gに寄せるようにして配
置され、切粉受部22bは面状部分22aを取り囲むよ
うに配置されている。そして、面状部分22aが成す二
つの斜面は、それぞれ切欠部Gの中央を中心にして斜め
両側方向に下るように傾斜しており、しかも、面状部分
22aの二つの斜面が成す峰の方向は排出口Nの出口方
向に対して平行である。一方、切粉受部22bは、切粉
受け20が切削液収容部50と共に工作機械Mの排出口
Nの下方に設置された際において水平となるように形成
されている。
【0027】このように構成された切粉受け20では、
排出口Nから排出された排出液は切粉受板22の面状部
分22aに落下すると、排出液は二つの斜面に分離して
流れ、それぞれ排出液の流れの勢いにて各面状部分22
a上を切粉受部22b方向に下り、排出液の落下領域と
は離れた切粉受部12b上に流れて切粉が回収されるよ
うになっている。
【0028】また、切粉受部22bに切粉が蓄積され、
排出液に含まれる切削液が切粉受部22bの下方(即
ち、切削液収容部50)に流れ落ちにくくなり、切粉受
部22bにて切削液(ひいては、排出液)が溜まるよう
になっても、面状部分12aが斜面を成すため、切削液
(または、排出液)は斜面上流側に逆流しにくくなって
いる。
【0029】次に、第2実施例の切粉受け30について
以下に説明する。図3は、切粉受け30の概略構成を示
す説明図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)に示
したX−X線断面図を表す。切粉受け30の切粉受板3
2は、平らな面状部分32aと、網状の切粉受部32b
と、網状の水切部32cとからなり、これらは切欠部G
側から、水切部32c,面状部分32a,切粉受部32
bの順に配置されている。面状部分32aと切粉受部3
2bとの間には、切粉受部32bの位置が面状部分32
aの位置よりも低くなるような段差が設けられている一
方、水切部32cの位置は面状部分32aの位置と同じ
である。尚、ここで位置とは、例えば、切粉受け30を
切削液収容部50の開口部に載置した際において切削液
収容部50を設置した面からの高さを指す。また、面状
部分32a,切粉受部32b,水切部32cは、切粉受
け30が切削液収容部50と共に工作機械Mの排出口N
の下方に設置された際においてそれぞれ水平となるよう
に形成されている。
【0030】このように構成された切粉受け30では、
排出口Nから排出された排出液は、切粉受板32の面状
部分32aに落下すると共に、排出液の流れの勢いにて
面状部分32a上を切粉受部32b方向に流れて、排出
液の落下領域とは離れた切粉受部32b上に落下して切
粉が回収されるようになっている。
【0031】また、切粉受部32bに切粉が蓄積され、
排出液に含まれる切削液が切粉受部32bの下方(即
ち、切削液収容部50)に流れ落ちにくくなり、切粉受
部32bに切削液(ひいては、排出液)が溜まるように
なっても、切粉受部32bが面状部分32aよりも低い
位置に設けられているため、切削液(または、排出液)
は段差を乗り越えにくく、面状部分32a側に逆流しに
くい。万が一、切削液が段差を乗り越えて面状部分32
a側に逆流した場合には、切欠部Gの下方に水切部32
cが設けられているため、切削液を水切部32cから落
下させることができる。一方、切粉を含む排出液が逆流
した場合には、水切部32cにて切削液を落下させると
共に、切粉を水切部32cにて残留させて回収すること
もできる。
【0032】以上説明したように、各実施例の切粉受け
10,20,30では、排出口Nから排出される排出液
を面状部分に落下させた上で、排出液の流れの勢い等を
利用して排出液の落下領域から離れた切粉受部にまで排
出液を流して切粉を回収するようにしているのである。
このため、排出液の落下領域に切粉が蓄積されることが
ないのである。
【0033】また、各切粉受け10,20,30では、
切粉受部が面状部分よりも低い位置に設けられているた
め、切粉受部に切粉が蓄積されて排出液に含まれる切削
液が切粉受けの下方に流れ落ちにくくなって、切粉受部
に切削液(ひいては、排出液)が溜まるようになって
も、それらは面状部分側に逆流しにくくなっている。従
って、側壁44に設けられた切欠部Gから切削液(また
は、排出液)は流出しにくいのである。
【0034】更に、各切粉受け10,30では、切粉受
板において切欠部Gの下方には水切部が設けられている
ため、万が一面状部分に切削液(または、排出液)が逆
流しても、水切部にて切削液を落下させることができ
る。従って、切欠部Gから切削液(または、排出液)は
尚一層流出しにくいのである。
【0035】以上、本発明の各実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様を採ることができる。例えば、図3に示した切
粉受け30において、面状部分32aと切粉受部32b
との間には急峻な段差を設けるようにしたが、面状部分
32aの少なくとも切粉受部32b側の端部側を、この
切粉受部32bに向かって下る斜面となるように面状部
分32aを形成するようにしてもよい。或いは、面状部
分32aの少なくとも切粉受部32b側の端部側を、こ
の切粉受部32bに向かって下る斜面となるようにする
と共に、この斜面の切粉受部32b側の端部とこの切粉
受部32bとの間に段差を設けるようにしてもよい。
【0036】このようにすれば、排出口Nから排出され
た排出液は、排出口Nから排出された排出液は切粉受板
32aの面状部分に落下すると共に、排出液の流れの勢
いにて面状部分32a及び斜面上を切粉受部32b方向
に速やかに下るようになり、面状部分32aを単に平ら
に形成した場合に比べて排出液の流れが失速しにくくな
って、面状部分32aに切粉が蓄積してしまうのを極力
回避することができるようになるので好適である。
【0037】また、上記各実施例では、切粉受けの側壁
に排出口が通過可能な切欠部Gを設けるようにしている
が、切欠部Gは必ずしも必要ではなく、単に側壁の縁の
上部を排出口が通過するようにしてもよい。(ただし、
切欠部Gを設けておけば、側壁が排出口の邪魔になるこ
となく工作機械の下方に設置したり、その設置位置から
容易に引き出したりすることができるので好適であ
る。)そして、このように側壁に切欠部Gを設けていな
い場合においても、上記した各実施例と同様に、切粉受
けの外部に切削液が流出しにくいといった効果を得るこ
とができる。
【0038】更に、上記各実施例では、切粉受け自体を
工作機械の下方に取出可能に設置するようにしている
が、切粉受けを工作機械の下部(詳しくは、工作機械の
排出口の下部)に固定するようにしてもよい。ただし、
この場合には、切粉や切削液を切粉受けの外部に取り出
すための手段(例えば、工作機械の外部から切粉受け内
に手等を届かせるための窓等)を講じておく必要があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の切粉受けの概略構成を示す説明
図である。
【図2】 第1実施例を変形した切粉受けの概略構成を
示す説明図である。
【図3】 第2実施例の切粉受けの概略構成を示す説明
図である。
【図4】 従来の切粉受けの概略構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10,20,30…切粉受け、12,22,32…切粉
受板、12a,22a,32a…面状部分、12b,2
2b,32b…切粉受部、12c,32c…水切部、4
4…側壁。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削液と共に切粉を排出する排出口を備
    えた工作機械の該排出口の下方に配置される切粉受けで
    あって、 該排出口から排出される排出液より該切粉を分離する切
    粉受板と、該切粉受板の周囲に設けられた側壁とを備
    え、 前記排出液を所定方向に流すために、前記排出口から排
    出される該排出液の落下領域及び該落下領域の周囲に設
    けられた平らな面状部分と、 流れてくる前記排出液から前記前記切粉を分離するため
    に、前記面状部分の外側に設けられた網状の切粉受部と
    を備えていることを特徴とする工作機械の切粉受け。
  2. 【請求項2】 前記面状部分は前記排出液の前記落下領
    域から該落下領域の外側に下る斜面を有し、該斜面の下
    流側に前記切粉受部が設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載の工作機械の切粉受け。
  3. 【請求項3】 前記面状部分と前記切粉受部との間に、
    該面状部分の位置よりも該切粉受部の位置の方が低くな
    るような段差を設け、該面状部分を流れた前記切粉を含
    む前記排出液が該排出液の流れの勢いにて前記切粉受部
    側に流れ落ちるように構成したことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の工作機械の切粉受け。
  4. 【請求項4】 前記切粉受板は、更に、前記排出液を当
    該切粉受板の下方に落下させるための網状の水切部を前
    記排出液の落下領域の上流側に備えていることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項に記載の工作機械の切
    粉受け。
  5. 【請求項5】 前記側壁には、前記排出口が通過可能な
    切欠部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の工作機械の切粉受け。
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