JP2502571Y2 - 線条体巻取機のトラバ―ス装置 - Google Patents

線条体巻取機のトラバ―ス装置

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JP2502571Y2
JP2502571Y2 JP1991038782U JP3878291U JP2502571Y2 JP 2502571 Y2 JP2502571 Y2 JP 2502571Y2 JP 1991038782 U JP1991038782 U JP 1991038782U JP 3878291 U JP3878291 U JP 3878291U JP 2502571 Y2 JP2502571 Y2 JP 2502571Y2
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JP
Japan
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filament
winding
arm
traverse device
winder
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JP1991038782U
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JPH04125271U (ja
Inventor
孟 高沢
良雄 阪本
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、線条体を巻き取るため
の線条体巻取機において、線条体を整列巻きするための
トラバース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、線条体の巻取ラインを図3により
説明する。この巻取ラインはケーブル等(例えば10〜
20mm径)の線条体1を比較的低速で巻き取るもので
あり、引取キャプスタン2と、トラバース装置3と、巻
取機4とからなっている。引取キャプスタン2は一対の
駆動プーリ11,12の間に線条体1を数回巻回し、線
条体1を所定の速度で巻取機4に供給するものである。
トラバース装置3はトラバースする台13の上に縦ロー
ラ14と横ローラ15が回転自在に取り付けられたもの
であり、ローラ14,15により線条体が案内されてい
る。この台13は巻取軸18に平行配置された案内棒1
6に摺動可能に挿入され、ねじ軸17の回転に台13が
往復動する。巻取機4は駆動される巻取軸18に巻取ド
ラム19を装着したものであり、制御されたトルクで巻
取ドラム19を回転させる。そして、引取キャプスタン
2の駆動プーリ12はモータM1により、トラバース装
置3のねじ軸17はモータM2により、巻取機4の巻取
軸18はモータM3で駆動され、これらモータM1,M
2,M3はコントローラ20で制御されている。
【0003】上述した巻取ラインの作動は以下の通りで
ある。引取キャプスタン2から所定の速度で繰り出され
る線条体1は巻取機4で巻取ドラム19に巻き取られ
る。巻取ドラム19に線条体1を図4の如く整列巻きと
するために、トラバース装置3がローラ14,15で線
条体1を案内しつつ巻取速度と巻き径に応じてトラバー
スする。このトラバース装置3の台13は線条体1が巻
取ドラム19に巻かれる位置より僅かに遅れてトラバー
スしており確実な整列巻きとしている。すなわち、トラ
バース装置3は遅れ角θ1を有しており、巻取ドラム1
9の鍔19aで方向転換する時に、その遅れ角θ1の方
向が逆転するようになっている。そして、巻取ドラム1
9への巻取が完了すると、巻取ラインを一旦停止させ、
巻取ドラムを交換する。ところで、巻取軸18に装着さ
れる巻取ドラム19の鍔19aの径は小さいもの(実
線)から大きなもの(二点鎖線)まであり、トラバース
装置3は大きな径の鍔19aを基準として設けられてお
り、巻取軸18とトラバース装置3までの距離Lが相当
長くなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように、上述した
トラバース装置3では、巻取軸18までに相当の距離L
があるため、遅れ角θ1が小さくなる。そのため、巻取
ドラム19の鍔19aで方向転換した時、図に示すよ
うに、巻取ドラム19の鍔19a近傍の線条体1が、前
の巻層部21に乗り移らずに上に重なる場合があり、整
列巻に乱れが生じやすいという問題点があった。
【0005】本考案の課題は、上記のような従来技術の
問題点を解決せんとするものであり、トラバース装置の
線条体案内部分を巻取ドラムに近づけることができ、遅
れ角を大きくすることができる線条体巻取機のトラバー
ス装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、線条体を供給する引取キャプスタンと線条体を巻き
取る巻取機との間に配置され、引取キャプスタンの回転
速度に応じて線条体を巻取軸と平行方向にトラバースさ
せるトラーバース台を有するトラバース装置であって、
前記トラーバース台に、巻取機に向かって伸縮自在なア
ームを取り付け、前記アームの先端に前記巻取機に至る
線条体案内ローラを設け、前記アームの伸縮によって前
記巻取機に至る線条体の遅れ角を調整可能としたもので
ある。そして、伸縮自在なアームが巻取機の径方向に揺
動自在であることが好ましい。
【0007】
【作用】このように構成される本考案は、トラバース装
置に取り付けられた伸縮自在のアームにより、巻取ドラ
ムの鍔の大小に応じてアームを伸縮して、鍔の直前まで
線条体案内ローラを近づけられるので、整列巻きをして
いる時の遅れ角が従来に比べて大きくなり、巻取ドラム
の鍔で方向転換する際に、線条体が前の巻層部にスムー
ズに乗り移る。そして、径方向に揺動自在であるアーム
により線条体の屈曲程度が調整される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本考案のトラバース装置を用いた巻取ラ
インを示す図である。
【0009】図1のトラバース装置3において、図3の
トラバース装置3と異なる点は、台13のブラケット1
3aにアーム22が取り付けられ、アーム22の先端に
案内ローラ23を設けた点である。その他の点は図3
説明したものと同様であり、同じ符号を付してその説明
を省略する。
【0010】アーム22は第1アーム24と第2アーム
25とからなっている。第1アーム24はブラケット1
3aの側面に突設された軸13bに嵌入され、セットボ
ルト26で固定されている。セットボルト26を緩める
と、第1アーム24は軸13bを支点として巻取ドラム
の径方向(又は方向)に揺動可能である。第2アー
ム25は第1アーム24の内部24aに挿入され、セッ
トボルト27で固定されている。セットボルト27を緩
めると、第2アーム25は第1アーム24に対して巻取
機に向かって(又は方向)に伸縮可能である。
【0011】案内ローラ23は第2アーム25先端の側
面に突設された軸25aに軸受を介して回転自在に支持
されている。この案内ローラ23の溝23aで線条体1
が案内される。
【0012】以下、本考案のトラバース装置3の作動を
図1及び図2により説明する。図1は小さい鍔径の巻取
ドラム19の場合を示し、図2は大きい鍔径の巻取ドラ
ム19′の場合を示す。図1において、アーム22の第
1アーム24が水平よりやや下向きの姿勢に調整されて
固定されている。また、第2アーム25は第1アーム2
4に対して伸長状態に調整され固定されている。したが
って、案内ローラ23は巻取ドラム19の鍔径に応じた
高さで巻取ドラム19に近い位置にある。線条体1は縦
横ローラ14,15で案内され、更に案内ローラ23で
案内される。案内ローラ23が巻取ドラム19の鍔19
aに近い所に位置しているので、遅れ角θ2は大きくな
る。巻取ドラム19の鍔19aで方向転換する際に、線
条体1が前の巻層部にスムーズに乗り移り、図4の如き
重なりが防止される。また、線条体1が縦横ローラ1
4,15と案内ローラ23の2か所で案内されるので、
線条体1の癖も矯正できる。さらに、案内ローラ23の
高さは巻取ドラム19の大きさに応じた高さであり、線
条体1に対する極端な屈曲がなくなる。
【0013】図2において、アーム22の第1アーム2
4が水平よりやや上向きの姿勢に調整されて固定されて
いる。また、第2アーム25は第1アーム24に対して
短縮状態に調整され固定されている。したがって、案内
ローラ23は巻取ドラム19′の鍔径に応じた高さで巻
取ドラム19に近い位置にある。そして、図1と同様
に、遅れ角θ2が大きくなり、線条体1の癖も矯正で
き、極端な屈曲もない。
【0014】なお、上述した実施例では、伸縮自在且つ
揺動自在なアーム22について説明したが、伸縮自在で
あるだけのアームであっても、巻取ドラムの大小に応じ
て遅れ角θ2を大きく維持して、線条体の整列巻きを確
実なものにすることができ、線条体の癖の矯正もでき
る。
【0015】
【考案の効果】本考案のトラバース装置は、巻取機に向
かって伸縮自在なアームが取り付けられ、前記アームの
先端に線条体案内ローラを設け、巻取ドラムの鍔の直前
まで線条体案内ローラを近づけ、遅れ角を大きくし、鍔
での線条体のトラバース方向転換の際に線条体が前の巻
層部にスムーズに乗り移るようにしたので、巻取ドラム
に大小があっても、鍔の近傍で整列巻乱れが発生するの
を防止することができる。また、線条体をトラバース装
置本体(縦横ローラ)と案内ローラの2か所で規制する
ので、線条体の癖を矯正でき、トラバース装置の動きの
通りの巻き取りができるようになる。さらに、伸縮自在
なアームが巻取機の径方向に揺動自在とすると、巻取ド
ラムに大小があっても、線条体の屈曲を調整でき、適切
な屈曲で線条体に巻き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は図1は本考案のトラバース装置を用いた
巻取ラインを示す図である。
【図2】図2はトラバース装置の作動を示す図である。
【図3】図3は従来のトラバース装置を用いた巻取ライ
ンを示す図である。
【図4】図4は巻取ドラムにおける整列巻きを示す断面
図である。
【符号の説明】
1 線条体 2 引取キャブスタン 3 トラバース装置 4 巻取機 22 アーム 23 案内ローラ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線条体を供給する引取キャプスタンと線
    条体を巻き取る巻取機との間に配置され、引取キャプス
    タンの回転速度に応じて線条体を巻取軸と平行方向にト
    ラバースさせるトラバース台を有するトラバース装置
    あって、前記トラバース台に、巻取機に向かって伸縮自
    在なアームを取り付け、前記アームの先端に前記巻取機
    に至る線条体案内ローラを設け、前記アームの伸縮によ
    って前記巻取機に至る線条体の遅れ角を調整可能とし
    ことを特徴とする線条体巻取機のトラバース装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトラバース装置におい
    て、伸縮自在なアームが巻取機の径方向に揺動自在であ
    ることを特徴とする線条体巻取機のトラバース装置。
JP1991038782U 1991-04-27 1991-04-27 線条体巻取機のトラバ―ス装置 Expired - Lifetime JP2502571Y2 (ja)

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JPH04125271U JPH04125271U (ja) 1992-11-16
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