JPH04125271U - 線条体巻取機のトラバース装置 - Google Patents

線条体巻取機のトラバース装置

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JPH04125271U
JPH04125271U JP3878291U JP3878291U JPH04125271U JP H04125271 U JPH04125271 U JP H04125271U JP 3878291 U JP3878291 U JP 3878291U JP 3878291 U JP3878291 U JP 3878291U JP H04125271 U JPH04125271 U JP H04125271U
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孟 高沢
良雄 阪本
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タツタ電線株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラバース装置の線条体案内部分を巻取ドラ
ムに近づけることができ、遅れ角を大きくすることがで
きる線条体巻取機のトラバース装置を提供する。 【構成】 線条体1を供給する引取キャプスタン2と線
条体1を巻き取る巻取機4との間に配置され、引取キャ
プスタン2の回転速度に応じて線条体1を巻取軸18と
平行方向にトラバースさせるトラバース装置3に、巻取
機4に向かって伸縮自在なアーム22を取り付け、前記
アーム22の先端に線条体案内ローラ23を設けたもの
であり、巻取ドラム19の鍔19aの直前まで線条体案
内ローラ23を近づけられるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、線条体を巻き取るための線条体巻取機において、線条体を整列巻き するためのトラバース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、線条体の巻取ラインを図3により説明する。この巻取ラインはケーブル 等(例えば10〜20mm径)の線条体1を比較的低速で巻き取るものであり、 引取キャプスタン2と、トラバース装置3と、巻取機4とからなっている。引取 キャプスタン2は一対の駆動プーリ11,12の間に線条体1を数回巻回し、線 条体1を所定の速度で巻取機4に供給するものである。トラバース装置3はトラ バースする台13の上に縦ローラ14と横ローラ15が回転自在に取り付けられ たものであり、ローラ14,15により線条体が案内されている。この台13は 巻取軸18に平行配置された案内棒16に摺動可能に挿入され、ねじ軸17の回 転に台13が往復動する。巻取機4は駆動される巻取軸18に巻取ドラム19を 装着したものであり、制御されたトルクで巻取ドラム19を回転させる。そして 、引取キャプスタン2の駆動プーリ12はモータM1により、トラバース装置3 のねじ軸17はモータM2により、巻取機4の巻取軸18はモータM3で駆動さ れ、これらモータM1,M2,M3はコントローラ20で制御されている。
【0003】 上述した巻取ラインの作動は以下の通りである。引取キャプスタン2から所定 の速度で繰り出される線条体1は巻取機4で巻取ドラム19に巻き取られる。巻 取ドラム19に線条体1を図4の如く整列巻きとするために、トラバース装置3 がローラ14,15で線条体1を案内しつつ巻取速度と巻き径に応じてトラバー スする。このトラバース装置3の台13は線条体1が巻取ドラム19に巻かれる 位置より僅かに遅れてトラバースしており確実な整列巻きとしている。すなわち 、トラバース装置3は遅れ角θ1を有しており、巻取ドラム19の鍔19aで方 向転換する時に、その遅れ角θ1の方向が逆転するようになっている。そして、 巻取ドラム19への巻取が完了すると、巻取ラインを一旦停止させ、巻取ドラム を交換する。ところで、巻取軸18に装着される巻取ドラム19の鍔19aの径 は小さいもの(実線)から大きなもの(二点鎖線)まであり、トラバース装置3 は大きな径の鍔19aを基準として設けられており、巻取軸18とトラバース装 置3までの距離Lが相当長くなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、上述したトラバース装置3では、巻取軸18までに相当の距離L があるため、遅れ角θ1が小さくなる。そのため、巻取ドラム19の鍔19aで 方向転換した時、図5に示すように、巻取ドラム19の鍔19a近傍の線条体1 が、前の巻層部21に乗り移らずに上に重なる場合があり、整列巻に乱れが生じ やすいという問題点があった。
【0005】 本考案の課題は、上記のような従来技術の問題点を解決せんとするものであり 、トラバース装置の線条体案内部分を巻取ドラムに近づけることができ、遅れ角 を大きくすることができる線条体巻取機のトラバース装置を提供することを目的 としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、線条体を供給する引取キャプスタンと線条体を巻 き取る巻取機との間に配置され、引取キャプスタンの回転速度に応じて線条体を 巻取軸と平行方向にトラバースさせるトラバース装置に、巻取機に向かって伸縮 自在なアームを取り付け、前記アームの先端に線条体案内ローラを設けたもので ある。そして、伸縮自在なアームが巻取機の径方向に揺動自在であることが好ま しい。
【0007】
【作用】
このように構成される本考案は、トラバース装置に取り付けられた伸縮自在の アームにより、巻取ドラムの鍔の大小に応じてアームを伸縮して、鍔の直前まで 線条体案内ローラを近づけられるので、整列巻きをしている時の遅れ角が従来に 比べて大きくなり、巻取ドラムの鍔で方向転換する際に、線条体が前の巻層部に スムーズに乗り移る。そして、径方向に揺動自在であるアームにより線条体の屈 曲程度が調整される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。図1は本考案のトラバー ス装置を用いた巻取ラインを示す図である。
【0009】 図1のトラバース装置3において、図3のトラバース装置3と異なる点は、台 13のブラケット13aにアーム22が取り付けられ、アーム22の先端に案内 ローラ23を設けた点である。その他の点は図3と説明したものと同様であり、 同じ符号を付してその説明を省略する。
【0010】 アーム22は第1アーム24と第2アーム25とからなっている。第1アーム 24はブラケット13aの側面に突設された軸13bに嵌入され、セットボルト 26で固定されている。セットボルト26を緩めると、第1アーム24は軸13 bを支点として巻取ドラムの径方向(又は方向)に揺動可能である。第2ア ーム25は第1アーム24の内部24aに挿入され、セットボルト27で固定さ れている。セットボルト27を緩めると、第2アーム25は第1アーム24に対 して巻取機に向かって(又は方向)に伸縮可能である。
【0011】 案内ローラ23は第2アーム25先端の側面に突設された軸25aに軸受を介 して回転自在に支持されている。この案内ローラ23の溝23aで線条体1が案 内される。
【0012】 以下、本考案のトラバース装置3の作動を図1及び図2により説明する。図1 は小さい鍔径の巻取ドラム19の場合を示し、図2は大きい鍔径の巻取ドラム1 9′の場合を示す。図1において、アーム22の第1アーム24が水平よりやや 下向きの姿勢に調整されて固定されている。また、第2アーム25は第1アーム 24に対して伸長状態に調整され固定されている。したがって、案内ローラ23 は巻取ドラム19の鍔径に応じた高さで巻取ドラム19に近い位置にある。線条 体1は縦横ローラ14,15で案内され、更に案内ローラ23で案内される。案 内ローラ23が巻取ドラム19の鍔19aに近い所に位置しているので、遅れ角 θ2は大きくなる。巻取ドラム19の鍔19aで方向転換する際に、線条体1が 前の巻層部にスムーズに乗り移り、図4の如き重なりが防止される。また、線条 体1が縦横ローラ14,15と案内ローラ23の2か所で案内されるので、線条 体1の癖も矯正できる。さらに、案内ローラ23の高さは巻取ドラム19の大き さに応じた高さであり、線条体1に対する極端な屈曲がなくなる。
【0013】 図2において、アーム22の第1アーム24が水平よりやや上向きの姿勢に調 整されて固定されている。また、第2アーム25は第1アーム24に対して短縮 状態に調整され固定されている。したがって、案内ローラ23は巻取ドラム19 ′の鍔径に応じた高さで巻取ドラム19に近い位置にある。そして、図1と同様 に、遅れ角θ2が大きくなり、線条体1の癖も矯正でき、極端な屈曲もない。
【0014】 なお、上述した実施例では、伸縮自在且つ揺動自在なアーム22について説明 したが、伸縮自在であるだけのアームであっても、巻取ドラムの大小に応じて遅 れ角θ2を大きく維持して、線条体の整列巻きを確実なものにすることができ、 線条体の癖の矯正もできる。
【0015】
【考案の効果】
本考案のトラバース装置は、巻取機に向かって伸縮自在なアームが取り付けら れ、前記アームの先端に線条体案内ローラを設け、巻取ドラムの鍔の直前まで線 条体案内ローラを近づけ、遅れ角を大きくし、鍔での線条体のトラバース方向転 換の際に線条体が前の巻層部にスムーズに乗り移るようにしたので、巻取ドラム に大小があっても、鍔の近傍で整列巻乱れが発生するのを防止することができる 。また、線条体をトラバース装置本体(縦横ローラ)と案内ローラの2か所で規 制するので、線条体の癖を矯正でき、トラバース装置の動きの通りの巻き取りが できるようになる。さらに、伸縮自在なアームが巻取機の径方向に揺動自在とす ると、巻取ドラムに大小があっても、線条体の屈曲を調整でき、適切な屈曲で線 条体に巻き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は図1は本考案のトラバース装置を用いた
巻取ラインを示す図である。
【図2】図2はトラバース装置の作動を示す図である。
【図3】図3は従来のトラバース装置を用いた巻取ライ
ンを示す図である。
【図4】図4は巻取ドラムにおける整列巻きを示す断面
図である。
【符号の説明】
1 線条体 2 引取キャブスタン 3 トラバース装置 4 巻取機 22 アーム 23 案内ローラ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線条体を供給する引取キャプスタンと線
    条体を巻き取る巻取機との間に配置され、引取キャプス
    タンの回転速度に応じて線条体を巻取軸と平行方向にト
    ラバースさせるトラバース装置に、巻取機に向かって伸
    縮自在なアームを取り付け、前記アームの先端に線条体
    案内ローラを設けたことを特徴とする線条体巻取機のト
    ラバース装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトラバース装置におい
    て、伸縮自在なアームが巻取機の径方向に揺動自在であ
    ることを特徴とする線条体巻取機のトラバース装置。
JP1991038782U 1991-04-27 1991-04-27 線条体巻取機のトラバ―ス装置 Expired - Lifetime JP2502571Y2 (ja)

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JPH04125271U true JPH04125271U (ja) 1992-11-16
JP2502571Y2 JP2502571Y2 (ja) 1996-06-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS507698A (ja) * 1973-05-23 1975-01-27

Patent Citations (1)

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JPS507698A (ja) * 1973-05-23 1975-01-27

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