JP2502311Y2 - エンジン排気装置用アクティブ・ノイズ・キャンセラ―装置 - Google Patents
エンジン排気装置用アクティブ・ノイズ・キャンセラ―装置Info
- Publication number
- JP2502311Y2 JP2502311Y2 JP252491U JP252491U JP2502311Y2 JP 2502311 Y2 JP2502311 Y2 JP 2502311Y2 JP 252491 U JP252491 U JP 252491U JP 252491 U JP252491 U JP 252491U JP 2502311 Y2 JP2502311 Y2 JP 2502311Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noise
- speaker
- engine exhaust
- active noise
- exhaust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はエンジン排気騒音に逆位
相の音を発生させることによってエンジン排気騒音を低
減させるエンジン排気装置用アクティブ・ノイズ・キャ
ンセラー装置に関するものである。
相の音を発生させることによってエンジン排気騒音を低
減させるエンジン排気装置用アクティブ・ノイズ・キャ
ンセラー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジン排気装置用アクティブ・
ノイズ・キャンセラー装置を図4を用いて説明する。
ノイズ・キャンセラー装置を図4を用いて説明する。
【0003】図4は従来のアクティブ・ノイズ・キャン
セラー装置を示す構成図であり、エンジン1から排気管
5に排出される排気騒音を上記排気管5内に設けたマイ
クロホン2で検出し、この信号を上記マイクロホン2に
接続されたキャンセル回路3に入力し、上記入力信号と
逆位相の信号を上記騒音キャンセル回路3で発生させ、
このキャンセル回路3に接続され、かつ開口部が上記排
気管5内に接するように結合された消音スピーカ4に入
力することによって上記排気管5内に放射し、この排気
管5の内部で前記エンジン1から排出される排気騒音と
合成して、外部へ排出される排気騒音を低減させるよう
に構成されていた。
セラー装置を示す構成図であり、エンジン1から排気管
5に排出される排気騒音を上記排気管5内に設けたマイ
クロホン2で検出し、この信号を上記マイクロホン2に
接続されたキャンセル回路3に入力し、上記入力信号と
逆位相の信号を上記騒音キャンセル回路3で発生させ、
このキャンセル回路3に接続され、かつ開口部が上記排
気管5内に接するように結合された消音スピーカ4に入
力することによって上記排気管5内に放射し、この排気
管5の内部で前記エンジン1から排出される排気騒音と
合成して、外部へ排出される排気騒音を低減させるよう
に構成されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では排気騒音の音圧レベルや周波数成分により、
消音スピーカ4の再生能力を決定するわけであるが、排
気騒音の音圧レベルは一般に高く、ガソリンエンジン車
の場合で、排気管5の末端に接続されるマフラーを除去
した場合、排気管5開口部で130dB(0dB=10-5N
/m2)近い大音圧になる。このような環境下で消音スピ
ーカ4に一般的な構造のダイナミックスピーカを用いた
場合、1W入力で90dB/mの能率を得ようとすると1
00W以上の入力を必要とし、上記スピーカはボイスコ
イルの温度上昇が大きくなって、コイルの焼損が発生
し、入力が印加できなくなる等の課題を有するものであ
った。
の構成では排気騒音の音圧レベルや周波数成分により、
消音スピーカ4の再生能力を決定するわけであるが、排
気騒音の音圧レベルは一般に高く、ガソリンエンジン車
の場合で、排気管5の末端に接続されるマフラーを除去
した場合、排気管5開口部で130dB(0dB=10-5N
/m2)近い大音圧になる。このような環境下で消音スピ
ーカ4に一般的な構造のダイナミックスピーカを用いた
場合、1W入力で90dB/mの能率を得ようとすると1
00W以上の入力を必要とし、上記スピーカはボイスコ
イルの温度上昇が大きくなって、コイルの焼損が発生
し、入力が印加できなくなる等の課題を有するものであ
った。
【0005】本考案は上記従来の課題を解決し、高耐入
力化を実現して信頼性の高いエンジン排気装置用アクテ
ィブ・ノイズ・キャンセラー装置を提供することを目的
とするものである。
力化を実現して信頼性の高いエンジン排気装置用アクテ
ィブ・ノイズ・キャンセラー装置を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案のエンジン排気装置用アクティブ・ノイズ・キ
ャンセラー装置は、消音スピーカのボイスコイル近傍の
磁気回路部品に対して、車体の外部から空気導入管を用
いて空気を流通させて上記磁気回路部品を冷却すると同
時に、ボイスコイル温度上昇を抑え、上記消音スピーカ
に大入力印加を可能にして、エンジンからの排気騒音の
低減を向上させるように構成したものである。
に本考案のエンジン排気装置用アクティブ・ノイズ・キ
ャンセラー装置は、消音スピーカのボイスコイル近傍の
磁気回路部品に対して、車体の外部から空気導入管を用
いて空気を流通させて上記磁気回路部品を冷却すると同
時に、ボイスコイル温度上昇を抑え、上記消音スピーカ
に大入力印加を可能にして、エンジンからの排気騒音の
低減を向上させるように構成したものである。
【0007】
【作用】この構成により外部から流入する空気は、消音
スピーカのボイスコイル近傍の磁気回路部品を冷却し、
ボイスコイルの温度上昇を抑えることが可能になり、上
記消音スピーカに大入力を印加することができる。
スピーカのボイスコイル近傍の磁気回路部品を冷却し、
ボイスコイルの温度上昇を抑えることが可能になり、上
記消音スピーカに大入力を印加することができる。
【0008】
【実施例】(実施例1) 以下、本考案による一実施例について図1〜図3を参照
しながら説明する。なお、前記図4で示した従来例と同
じ部品は同じ符号をつけ、説明を省略する。図1は本考
案のエンジン排気装置用アクティブ・ノイズ・キャンセ
ラー装置を示す構成図であり、従来例の説明で図4を用
いて説明した構成に加えて、車体前方に開口部を有する
冷却用の空気導入管6を消音スピーカ4の磁気回路に結
合して構成されている。
しながら説明する。なお、前記図4で示した従来例と同
じ部品は同じ符号をつけ、説明を省略する。図1は本考
案のエンジン排気装置用アクティブ・ノイズ・キャンセ
ラー装置を示す構成図であり、従来例の説明で図4を用
いて説明した構成に加えて、車体前方に開口部を有する
冷却用の空気導入管6を消音スピーカ4の磁気回路に結
合して構成されている。
【0009】冷却用の空気導入管6の中間部分には、外
部から導入される空気量を調整するための空気流調整弁
7が設けられている。
部から導入される空気量を調整するための空気流調整弁
7が設けられている。
【0010】図2は前記冷却用の空気導入管6を消音ス
ピーカ4に結合した構造を具体的に示す断面図であり、
消音スピーカ4の磁気回路を構成する下部プレート9の
中央部に貫通孔13を設け、この下部プレート9の底部
に空気導入管6を結合し、車体の外部から導入される空
気を上部下部プレート9に設けた貫通孔13を通り上部
へ導く。この外部から導入された空気はボイスコイル8
のボビン内周部さらには下部プレート9とマグネット1
0と上部プレート11で構成される磁気回路の磁気ギャ
ップ12部分へ拡散してボイスコイル8を冷却させるこ
とができるものである。
ピーカ4に結合した構造を具体的に示す断面図であり、
消音スピーカ4の磁気回路を構成する下部プレート9の
中央部に貫通孔13を設け、この下部プレート9の底部
に空気導入管6を結合し、車体の外部から導入される空
気を上部下部プレート9に設けた貫通孔13を通り上部
へ導く。この外部から導入された空気はボイスコイル8
のボビン内周部さらには下部プレート9とマグネット1
0と上部プレート11で構成される磁気回路の磁気ギャ
ップ12部分へ拡散してボイスコイル8を冷却させるこ
とができるものである。
【0011】(実施例2) 図3は本考案の第2の実施例によるエンジン排気装置用
アクティブ・ノイズ・キャンセラー装置の冷却用の空気
導入管6を結合した消音スピーカ4の磁気回路を示す断
面図であり、下部プレート9の上部に逆円錐形状の拡散
板14を若干の空隙を設けて配置結合することにより、
外部から導入される空気の流れをボイスコイル8の内周
部へ向けて放射し、より冷却効果を高めるようにしたも
のである。
アクティブ・ノイズ・キャンセラー装置の冷却用の空気
導入管6を結合した消音スピーカ4の磁気回路を示す断
面図であり、下部プレート9の上部に逆円錐形状の拡散
板14を若干の空隙を設けて配置結合することにより、
外部から導入される空気の流れをボイスコイル8の内周
部へ向けて放射し、より冷却効果を高めるようにしたも
のである。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案によるエンジン排気
装置用アクティブ・ノイズ・キャンセラーは、走行中の
車体より得られる外部からの空気流によって磁気回路を
冷却し、ボイスコイル温度上昇を低減させて消音スピー
カの耐入力向上を実現させることを可能にするもので実
用的価値の高いものである。
装置用アクティブ・ノイズ・キャンセラーは、走行中の
車体より得られる外部からの空気流によって磁気回路を
冷却し、ボイスコイル温度上昇を低減させて消音スピー
カの耐入力向上を実現させることを可能にするもので実
用的価値の高いものである。
【図1】本考案の一実施例によるエンジン排気装置用ア
クティブ・ノイズ・キャンセラー装置を示す構成図
クティブ・ノイズ・キャンセラー装置を示す構成図
【図2】冷却用の空気導入管を消音スピーカに結合した
構造を示す断面図
構造を示す断面図
【図3】本考案の第2の実施例によるエンジン排気装置
用アクティブ・ノイズ・キャンセラー装置の冷却用の空
気導入管を結合した消音スピーカの磁気回路を示す断面
図
用アクティブ・ノイズ・キャンセラー装置の冷却用の空
気導入管を結合した消音スピーカの磁気回路を示す断面
図
【図4】従来のエンジン排気装置用アクティブ・ノイズ
・キャンセラー装置を示す構成図
・キャンセラー装置を示す構成図
1 エンジン 2 マイクロホン 3 騒音キャンセル回路 4 消音スピーカ 5 排気管 6 空気導入管 7 空気流調整弁 8 ボイスコイル 9 下部プレート 10 マグネット 11 上部プレート 12 磁気ギャップ 13 貫通穴 14 拡散板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−214614(JP,A) 特開 平4−183912(JP,A) 特開 昭64−36911(JP,A) 実開 昭63−190513(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】エンジンに接続された排気管内の排気騒音
を検出するマイクロホンを騒音キャンセル回路に接続
し、この入力信号と逆位相を有するキャンセル信号を上
記騒音キャンセル回路に接続され、かつ開口部が上記排
気管内に接するように結合された消音スピーカに入力
し、車体の外部に開口部を設けた空気導入管の他端を上
記消音スピーカの磁気回路に設けた貫通穴に接合して構
成されたエンジン排気装置用アクティブ・ノイズ・キャ
ンセラー装置。 - 【請求項2】消音スピーカの磁気回路を構成する下部プ
レートの中央部に貫通穴を設け、この下部プレートの上
部に逆円錐形状の拡散板を隙間を介して結合した請求項
1記載のエンジン排気装置用アクティブ・ノイズ・キャ
ンセラー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP252491U JP2502311Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | エンジン排気装置用アクティブ・ノイズ・キャンセラ―装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP252491U JP2502311Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | エンジン排気装置用アクティブ・ノイズ・キャンセラ―装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04104119U JPH04104119U (ja) | 1992-09-08 |
JP2502311Y2 true JP2502311Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31730713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP252491U Expired - Lifetime JP2502311Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | エンジン排気装置用アクティブ・ノイズ・キャンセラ―装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2502311Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102012109872B4 (de) * | 2012-10-16 | 2015-08-27 | Eberspächer Exhaust Technology GmbH & Co. KG | Lautsprecher mit verbesserter thermischer Belastbarkeit |
DE102013104810A1 (de) * | 2013-05-08 | 2014-11-13 | Eberspächer Exhaust Technology GmbH & Co. KG | Schallerzeuger für ein antischall-system zur beeinflussung von abgasgeräuschen und/oder ansauggeräuschen eines kraftfahrzeugs |
DE102013011937B3 (de) | 2013-07-17 | 2014-10-09 | Eberspächer Exhaust Technology GmbH & Co. KG | Schallerzeuger für ein Antischall-System zur Beeinflussung von Abgasgeräuschen und/oder Ansauggeräuschen eines Kraftfahrzeugs |
DE102015212041A1 (de) * | 2015-06-29 | 2016-12-29 | Mahle International Gmbh | Gasführende Einrichtung |
-
1991
- 1991-01-30 JP JP252491U patent/JP2502311Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04104119U (ja) | 1992-09-08 |
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