JP2598492Y2 - アクティブ・ノイズ・キャンセラー装置 - Google Patents

アクティブ・ノイズ・キャンセラー装置

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JP2598492Y2
JP2598492Y2 JP1991001435U JP143591U JP2598492Y2 JP 2598492 Y2 JP2598492 Y2 JP 2598492Y2 JP 1991001435 U JP1991001435 U JP 1991001435U JP 143591 U JP143591 U JP 143591U JP 2598492 Y2 JP2598492 Y2 JP 2598492Y2
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JP
Japan
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sound
diaphragm
speaker
noise
conducting path
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JP1991001435U
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English (en)
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JPH0498099U (ja
Inventor
亨 吉川
麻彦 岡田
弘 輿石
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は騒音を発生する各種機器
に対して、逆位相音を発生させることによって上記騒音
を低減させるアクティブ・ノイズ・キャンセラー装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアクティブ・ノイズ・キャンセラ
ー装置の代表的な事例について図4を用いて説明する。
図4は従来のアクティブ・ノイズ・キャンセラー装置の
構成を示す部分断面図であり、例えば排気用のダクト3
4内に取付けられたマイクロホン21によって外部騒音
を検出して騒音キャンセル回路22に入力し、この入力
信号と逆位相の信号を騒音キャンセル回路22で発生さ
せ、前記ダクト34内に開口部が位置するように結合し
た消音スピーカ23によって放射し、前記ダクト34に
流入する外部騒音33と前記消音スピーカ23による逆
位相音を合成して、前記外部騒音33を低減させるよう
に構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、外部騒音の音圧レベルや周波数成分によっ
て消音スピーカ23の再生能力の決定を行うわけである
が、アクティブ・ノイズ・キャンセラー装置全体の寸
法、形状が制限されることから、消音スピーカ23も制
約を受けて所定形状の設計が困難であるという課題があ
った。
【0004】また騒音と共に環境面の課題もあり、高
温、低温、または腐食性を伴う気体の流出が発生してい
る場合も多く、消音スピーカ23の耐信頼性設計が困難
であるという課題も有していた。
【0005】本考案は上記従来の課題を解決し、設計自
由度が大きく、信頼性に優れたアクティブ・ノイズ・キ
ャンセラー装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案のアクティブ・ノイズ・キャンセラー装置は
部騒音のある音導通路内に配置されたマイクロホンと、
このマイクロフォンに接続され、このマイクロフォンか
ら入力される信号とは逆位相のキャンセル出力信号を出
力する騒音キャンセル回路と、この騒音キャンセル回路
からのキャンセル出力信号が入力される消音スピーカ
と、上記音導通路に向けた開口部を有するとともに、前
記消音スピーカの振動板との間で密閉空間を形成し、前
記消音スピーカの振動板の振動によって振動し、上記開
口部から上記音導通路内に上記消音スピーカの音波を放
射する着脱可能な付加振動板を装着してなる他の音導通
路とで構成したものである。
【0007】
【作用】この構成により、騒音が伝達される媒体と接触
するのは付加振動板のみとなり、消音スピーカは温度や
雰囲気などの環境面の影響を受けることがなくなり、設
計自由度が極めて大きくなるとともに、付加振動板の劣
化等があっても極めて容易に点検や交換が行えるもので
ある。
【0008】
【実施例】以下、本考案による一実施例について図1〜
図3を用いて説明する。
【0009】図1は本考案のアクティブ・ノイズ・キャ
ンセラー装置を示す部分断面図であり、例えば外部騒音
13のある音導通路となる排気用のダクト14内に取付
けられたマイクロホン1によって流入する外部騒音13
を検出して騒音キャンセル回路2に入力し、この入力信
号と逆位相の信号を上記騒音キャンセル回路2で発生
し、この出力信号を消音スピーカ3に入力するものであ
る。
【0010】前記消音スピーカ3の振動板前面には前記
ダクト14に向かう開口部15aを有する他の音導通路
15が設けられ、この他の音導通路15には前記消音ス
ピーカ3との間で密閉空間4を形成する付加振動板5が
取付けられ、消音スピーカ3の駆動は密閉空間4の空気
層を介してダクト14内の空気を振動させることによ
り、ダクト14内に流入する外部騒音13と上記付加振
動板5による逆位相音を合成して外部騒音13を低減さ
せるように構成したものである。
【0011】このように構成されたアクティブ・ノイズ
・キャンセラー装置は、空気層を介してダクト14内の
空気を駆動させるため、空気の有する弾性作用により高
周波数帯域では振動が減少するが、アクティブ・ノイズ
・キャンセラー装置は本質的に低減することが困難であ
る低周波数帯域のノイズをキャンセルすることが目的で
あり、不要な高周波数帯域で効力を発揮しないというこ
とは何ら問題のないことである。
【0012】また、ダクト14を伝達する空気流が高温
又は低温であり、通常のスピーカでは信頼性上問題があ
る場合でも付加振動板5のみの信頼性設計を配慮してお
けばよく、空気層は断熱効果が大きいため、消音スピー
カ3については特別の配慮が不要又は少なくてよいこと
になる。
【0013】さらに付加振動板5を独立した構成とする
ことで、消音スピーカ部分の点検あるいは交換が必要に
なった場合でも付加振動板5についてのみ行えばよくな
り、上記付加振動板5には電気入力配線が結線されてい
ないので点検や交換作業も容易で、保守コストも低減で
きるという効果もある。
【0014】図2は付加振動板5の構成を詳細に説明す
るための断面図であり、付加振動板5は適度な弾性を有
する周辺保持部6を結合し、周辺保持部6の外周部がリ
ング7に固着され、リング7の外周が取付板8にビス9
によって取付けられている。
【0015】取付板8は消音スピーカシステムの他の音
導通路15となるスピーカボックス10の一部にスリッ
ト11を設けて挿入し、ビス12によって取付板8をス
ピーカボックス10に取付け、付加振動板5を他の音導
通路15内に挿入して、密閉空間4を形成する。
【0016】なお、前記付加振動板5はダクト14の形
状によって、複数個に分割して配置構成することも可能
であり、この場合に同様の効果が得られることは言うま
でもない。
【0017】なお、図3は付加振動板5の取付け状態を
示す斜視図である。
【0018】
【考案の効果】以上のように本考案によるアクティブ・
ノイズ・キャンセラー装置は構成されるため、消音に必
要なキャンセル音を消音スピーカから密閉空間を介して
付加振動板により再生させる方式としたことで消音スピ
ーカと付加振動板とを分離して設計することが可能にな
り、所定の音響特性、環境特性の設定が容易に行えると
同時に、消音スピーカの設計自由度が極めて、広いもの
になるなど実用的価値の高いものである。
【0019】さらには消音スピーカ部分の保守、交換に
際しても付加振動板のみで可能になり、経済的にも有利
であるなど、工業的価値の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるアクティブ・ノイズ・
キャンセラー装置を示す部分断面図
【図2】付加振動板の構成を示す断面図
【図3】付加振動板の取付け状態を示す斜視図
【図4】従来のアクティブ・ノイズ・キャンセラー装置
を示す部分断面図
【符号の説明】
1 マイクロホン 2 騒音キャンセル回路 3 消音スピーカ 4 密閉空間 5 付加振動板 6 周辺保持部 7 リング 8 取付板 9,12 ビス 10 スピーカボックス 11 スリット 13 外部騒音 14 ダクト15 他の音導通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 輿石 弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−95806(JP,A) 実開 平1−133892(JP,U) 実開 平4−36397(JP,U) 実開 平4−11207(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部騒音のある音導通路内に配置された
    マイクロホンと、このマイクロホンに接続されこのマイ
    クロホンから入力される信号とは逆位相のキャンセル出
    力信号を出力する騒音キャンセル回路と、この騒音キャ
    ンセル回路からのキャンセル出力信号が入力される消音
    スピーカと、前記音導通路に向けた開口部を有するとと
    もに前記消音スピーカの振動板との間で密閉空間を形成
    し前記消音スピーカ振動板の振動によって振動し前記開
    口部から前記音道通路内に上記消音スピーカの音波を放
    射する着脱可能な付加振動板を装着してなる他の音道通
    路とで構成されるアクティブ・ノイズ・キャンセラー装
    置。
  2. 【請求項2】 他の音導通路に設けられたスリットと、
    消音スピーカの振動板との間で密閉空間を形成する付加
    振動板が取り付けられるとともに、前記スリットから挿
    入され前記他の音導通路に装着された取付板とにより前
    記付加振動板を着脱可能とした請求項1記載のアクティ
    ブ・ノイズキャンセラー装置。
JP1991001435U 1991-01-22 1991-01-22 アクティブ・ノイズ・キャンセラー装置 Expired - Lifetime JP2598492Y2 (ja)

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JPH0498099U JPH0498099U (ja) 1992-08-25
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ID=31728773

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6330789A (ja) * 1986-07-24 1988-02-09 富士電機株式会社 使用済燃料体用密封缶のシ−ル構造
US4855195A (en) * 1988-07-11 1989-08-08 Eveready Battery Company, Inc. Electrochemical cell with internal circuit interrupter
JPH0250673A (ja) * 1988-08-12 1990-02-20 Konica Corp 識別シート

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