JP2533713B2 - 騒音制御装置 - Google Patents
騒音制御装置Info
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- JP2533713B2 JP2533713B2 JP4112788A JP11278892A JP2533713B2 JP 2533713 B2 JP2533713 B2 JP 2533713B2 JP 4112788 A JP4112788 A JP 4112788A JP 11278892 A JP11278892 A JP 11278892A JP 2533713 B2 JP2533713 B2 JP 2533713B2
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- Japan
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- noise
- bumper
- tail pipe
- control device
- speaker
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のマフラからの騒
音と逆相等音圧の信号をスピーカから出力することによ
り騒音を消去する騒音制御装置に関し、特に本発明では
騒音制御装置のアクチュエータの構造、配置等を改良す
ることを目的とする。
音と逆相等音圧の信号をスピーカから出力することによ
り騒音を消去する騒音制御装置に関し、特に本発明では
騒音制御装置のアクチュエータの構造、配置等を改良す
ることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来内燃機関等から発生する騒音を低減
するためにはマフラ等の受動的な消音装置が使用されて
きたが、サイズ、消音特性等の観点から改善がなされて
いた。これに対し、音源から発生された騒音と逆位相・
等音圧の補償音をスピーカから出力し、騒音を相殺する
能動型の騒音制御装置が提案されている。ところで、3
の能動型の騒音制御装置自体の周波数特性あるいは安定
性等が十分でなく実用化が遅れていた。しかし、近年デ
ィジタル回路を使用した信号処理技術が発展し取り扱う
周波数範囲も拡大した結果、実用的な騒音制御装置が多
数提案されている(例えば特開昭63−311396号
公報)。
するためにはマフラ等の受動的な消音装置が使用されて
きたが、サイズ、消音特性等の観点から改善がなされて
いた。これに対し、音源から発生された騒音と逆位相・
等音圧の補償音をスピーカから出力し、騒音を相殺する
能動型の騒音制御装置が提案されている。ところで、3
の能動型の騒音制御装置自体の周波数特性あるいは安定
性等が十分でなく実用化が遅れていた。しかし、近年デ
ィジタル回路を使用した信号処理技術が発展し取り扱う
周波数範囲も拡大した結果、実用的な騒音制御装置が多
数提案されている(例えば特開昭63−311396号
公報)。
【0003】これはダクト上流に設置した騒音源用のマ
イクロフォンで騒音を検出し信号処理回路により騒音と
逆相・等音圧の信号をダクト下流に設置したスピーカか
ら出力し、消音された結果を消音点用のマイクロフォン
で検出してフィードバックするフィードバック系と、フ
ィードフォワード系と組み合わせたいわゆる2マイクロ
フォン・1スピーカ型の能動型の騒音制御装置である。
イクロフォンで騒音を検出し信号処理回路により騒音と
逆相・等音圧の信号をダクト下流に設置したスピーカか
ら出力し、消音された結果を消音点用のマイクロフォン
で検出してフィードバックするフィードバック系と、フ
ィードフォワード系と組み合わせたいわゆる2マイクロ
フォン・1スピーカ型の能動型の騒音制御装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の騒音
制御装置を自動車に搭載して騒音を低減するために、ス
ピーカ等からなるアクチュエータを設置する場合に低音
の大振幅時の騒音を消去しようとすると、アクチュエー
タ20が大型化するため、空間的制限を受けていた。
制御装置を自動車に搭載して騒音を低減するために、ス
ピーカ等からなるアクチュエータを設置する場合に低音
の大振幅時の騒音を消去しようとすると、アクチュエー
タ20が大型化するため、空間的制限を受けていた。
【0005】図9は従来のアクチュエータの構成を示す
図である。本図に示すアクチュエータ20は、自動車の
排気の爆音を消すマフラ1の終端パイプで発熱体である
テールパイプ2に対称な位置に配置されるスピーカ3及
び4と、該スピーカ3及び4の後部を密閉するエンクロ
ージャ21と、スピーカ3及び4の前面からの消去音を
案内する消去音案内部22とを具備する。スピーカ3及
び4で生成した消去音は消去音案内部22で案内されて
テールパイプ2の出口付近で騒音を消去する。
図である。本図に示すアクチュエータ20は、自動車の
排気の爆音を消すマフラ1の終端パイプで発熱体である
テールパイプ2に対称な位置に配置されるスピーカ3及
び4と、該スピーカ3及び4の後部を密閉するエンクロ
ージャ21と、スピーカ3及び4の前面からの消去音を
案内する消去音案内部22とを具備する。スピーカ3及
び4で生成した消去音は消去音案内部22で案内されて
テールパイプ2の出口付近で騒音を消去する。
【0006】しかしながら、低周波再生能力を向上する
ためには、エンクロージャ21の体積を大きくしてスピ
ーカ3及び4の駆動を容易にする必要があるがマフラ付
近の空間は狭く十分にエンクロージャ21の体積を確保
できないという問題がある。さらにアクチュエータが発
熱体であるマフラに接近したり、外気に曝されたりして
環境条件が過酷なため、アクチュエータに十分な性能を
発揮させることが困難であるという問題がある。
ためには、エンクロージャ21の体積を大きくしてスピ
ーカ3及び4の駆動を容易にする必要があるがマフラ付
近の空間は狭く十分にエンクロージャ21の体積を確保
できないという問題がある。さらにアクチュエータが発
熱体であるマフラに接近したり、外気に曝されたりして
環境条件が過酷なため、アクチュエータに十分な性能を
発揮させることが困難であるという問題がある。
【0007】したがって本発明は上記問題点を鑑みてア
クチュエータが十分な性能を発揮できる騒音制御装置を
提供することを目的とする。
クチュエータが十分な性能を発揮できる騒音制御装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、自動車の排気の爆音を消すマフラの終端
パイプで騒音を放出するテールパイプからの騒音を消去
する騒音制御装置に、該テールパイプの出口に配置され
るスピーカと、衝突時の衝撃を吸収するバンパを閉空間
に形成し、該閉空間に前記スピーカを収容しその後部を
密閉し、前記テールパイプに対して前記スピーカの前面
を向ける開口部を有するバンパ兼用エンクロージャとか
らなるアクチュエータを設ける。
決するために、自動車の排気の爆音を消すマフラの終端
パイプで騒音を放出するテールパイプからの騒音を消去
する騒音制御装置に、該テールパイプの出口に配置され
るスピーカと、衝突時の衝撃を吸収するバンパを閉空間
に形成し、該閉空間に前記スピーカを収容しその後部を
密閉し、前記テールパイプに対して前記スピーカの前面
を向ける開口部を有するバンパ兼用エンクロージャとか
らなるアクチュエータを設ける。
【0009】さらに、該騒音制御装置に、前記テールパ
イプの出口に配置されるスピーカと、前記スピーカの後
部を密閉するエンクロージャと、前記スピーカの前面か
らの消去音をテールパイプの出口に案内する消去音案内
部と、衝突時の衝撃を吸収するバンパを閉空間にしたバ
ンパ兼用エンクロージャと、前記エンクロージャとバン
パ兼用エンクロージャを空間的に連絡するダクトとから
なるアクチュエータを設けてもよい。
イプの出口に配置されるスピーカと、前記スピーカの後
部を密閉するエンクロージャと、前記スピーカの前面か
らの消去音をテールパイプの出口に案内する消去音案内
部と、衝突時の衝撃を吸収するバンパを閉空間にしたバ
ンパ兼用エンクロージャと、前記エンクロージャとバン
パ兼用エンクロージャを空間的に連絡するダクトとから
なるアクチュエータを設けてもよい。
【0010】さらに、騒音制御装置において、前記マフ
ラを遮熱板で囲み、衝突時の衝撃を吸収するバンパの裏
側の長手方向に沿った位置に移動し設置して、前記テー
ルパイプの出口に配置されるスピーカと、前記マフラが
あった位置にスピーカの後部を密閉するエンクロージャ
と、前記スピーカの前面からの消去音をテールパイプの
出口に案内する消去音案内部とからなるアクチュエータ
を設けてもよい。
ラを遮熱板で囲み、衝突時の衝撃を吸収するバンパの裏
側の長手方向に沿った位置に移動し設置して、前記テー
ルパイプの出口に配置されるスピーカと、前記マフラが
あった位置にスピーカの後部を密閉するエンクロージャ
と、前記スピーカの前面からの消去音をテールパイプの
出口に案内する消去音案内部とからなるアクチュエータ
を設けてもよい。
【0011】また、自動車の排気の爆音を消すマフラの
終端パイプで騒音を放出するテールパイプの出口に配置
される振動体を有して、該振動体からの振動により該テ
ールパイプからの騒音を消去する騒音制御装置におい
て、前記振動体は、衝突時の衝撃を吸収するバンパに埋
め込んだ振動板と、該振動板に結合してこれを加振する
加振部とからなる。また、前記バンパの開口部から前記
テールパイプを前記バンパと略同一面にまで突き出し前
記テールパイプの周囲にドーナツ型の振動板を前記バン
パに埋め込んむようにしてもよい。
終端パイプで騒音を放出するテールパイプの出口に配置
される振動体を有して、該振動体からの振動により該テ
ールパイプからの騒音を消去する騒音制御装置におい
て、前記振動体は、衝突時の衝撃を吸収するバンパに埋
め込んだ振動板と、該振動板に結合してこれを加振する
加振部とからなる。また、前記バンパの開口部から前記
テールパイプを前記バンパと略同一面にまで突き出し前
記テールパイプの周囲にドーナツ型の振動板を前記バン
パに埋め込んむようにしてもよい。
【0012】
【作用】本発明の騒音制御装置によれば、前記バンパ兼
用エンクロージャでは、衝突時の衝撃を吸収するバンパ
が閉空間になり、この閉空間により前記スピーカの後部
が密閉され、その開口部により前記テールパイプに対し
て前記スピーカの前面が向くことになる。このため、ス
ピーカ等からなるアクチュエータは、スピーカの後部体
積が大きくなり低音の大振幅時の騒音を効率良く消去す
ることができる。
用エンクロージャでは、衝突時の衝撃を吸収するバンパ
が閉空間になり、この閉空間により前記スピーカの後部
が密閉され、その開口部により前記テールパイプに対し
て前記スピーカの前面が向くことになる。このため、ス
ピーカ等からなるアクチュエータは、スピーカの後部体
積が大きくなり低音の大振幅時の騒音を効率良く消去す
ることができる。
【0013】さらに、該騒音制御装置に設けられたエン
クロージャにより、前記スピーカの後部が密閉され、前
記消去音案内部によって、前記スピーカの前面からの消
去音が前記テールパイプの出口に案内されかつ、前記バ
ンパ兼用エンクロージャによって衝突時の衝撃を吸収す
るバンパが閉空間にされ、前記ダクトによって前記エン
クロージャと前記バンパ兼用エンクロージャが空間的に
連絡されることにより前記スピーカの後部体積が大きく
なり低音の大振幅時の騒音が効率良く消去される。
クロージャにより、前記スピーカの後部が密閉され、前
記消去音案内部によって、前記スピーカの前面からの消
去音が前記テールパイプの出口に案内されかつ、前記バ
ンパ兼用エンクロージャによって衝突時の衝撃を吸収す
るバンパが閉空間にされ、前記ダクトによって前記エン
クロージャと前記バンパ兼用エンクロージャが空間的に
連絡されることにより前記スピーカの後部体積が大きく
なり低音の大振幅時の騒音が効率良く消去される。
【0014】また、前記バンパ兼用エンクロージャに代
わって、荷物を収容するトランクルームであって、前記
ダクトによって前記エンクロージャに連絡されるトラン
クルーム兼用エンクロージャを設けることにより、上記
と同様にスピーカの後部体積が大きくなり低音の大振幅
時の騒音を効率良く消去できる。さらに、騒音制御装置
において、前記マフラが遮熱板で囲まれ、衝突時の衝撃
が吸収されるバンパの裏側の長手方向に沿った位置に移
動され設置されて、前記マフラがあった位置に設けられ
たエンクロージャによってスピーカの後部が密閉され、
前記消去音案内によって前記スピーカの前面からの消去
音が前記テールパイプの出口に案内されることにより、
スピーカの後部体積が大きくでき低音の大振幅時の騒音
が効率良く消去される。
わって、荷物を収容するトランクルームであって、前記
ダクトによって前記エンクロージャに連絡されるトラン
クルーム兼用エンクロージャを設けることにより、上記
と同様にスピーカの後部体積が大きくなり低音の大振幅
時の騒音を効率良く消去できる。さらに、騒音制御装置
において、前記マフラが遮熱板で囲まれ、衝突時の衝撃
が吸収されるバンパの裏側の長手方向に沿った位置に移
動され設置されて、前記マフラがあった位置に設けられ
たエンクロージャによってスピーカの後部が密閉され、
前記消去音案内によって前記スピーカの前面からの消去
音が前記テールパイプの出口に案内されることにより、
スピーカの後部体積が大きくでき低音の大振幅時の騒音
が効率良く消去される。
【0015】また、前記加振部によって衝突時の衝撃を
吸収するバンパに埋め込んだ振動板が加振されて騒音を
消去する音波が発生するので、すなわち熱や湿度に弱い
スピーカを使用しないで消去音が発生するので、アクチ
ュエータは熱、湿度に対して強くなる。また、前記バン
パの開口部から前記テールパイプを前記バンパと略同一
面にまで突き出し前記テールパイプの周囲にドーナツ型
の振動板を前記バンパに埋め込んでも同様に、アクチュ
エータは熱、湿度に対して強くなるという同様の効果が
得られる。
吸収するバンパに埋め込んだ振動板が加振されて騒音を
消去する音波が発生するので、すなわち熱や湿度に弱い
スピーカを使用しないで消去音が発生するので、アクチ
ュエータは熱、湿度に対して強くなる。また、前記バン
パの開口部から前記テールパイプを前記バンパと略同一
面にまで突き出し前記テールパイプの周囲にドーナツ型
の振動板を前記バンパに埋め込んでも同様に、アクチュ
エータは熱、湿度に対して強くなるという同様の効果が
得られる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の実施例の前提となる騒音制御
装置の構成を示す図である。本図に示す騒音制御装置
は、自動車の排気の爆音を消すマフラ1の終端パイプで
発熱体であるテールパイプ2から放出される騒音を消去
する二つのスピーカ3及び4と、該テールパイプ2から
の騒音と該騒音とスピーカ3及び4から放出される逆位
相等音圧の消去音との残留雑音を誤差信号として補足す
るマイクロフォン5と、スピーカ3及び4への信号をデ
ィジタル信号からアナログ信号に変換したり、増幅した
りし、またマイクロフォン5の信号からの信号をアナロ
グ信号からディジタル信号に変換したり、増幅したりす
るインタフェース6と、後述する再現騒音信号を被制御
信号として入力し該インタフェース6を介して騒音を消
去する補償音を形成して出力するFIR(Finite Impul
se Response)からなる適応型フィルタ7と、マイクロフ
ォン5からの誤差信号を入力して該適応型フィルタ7の
FIRのフィルタ係数を更新する係数更新手段8と、該
係数更新手段8のフィルタ係数を正規化するために、前
記再現騒音信号を入力しかつ前記適応型フィルタ7の出
力からインタフェース6、スピーカ3及び4、マイクロ
フォン5、係数更新手段8までの伝達特性を模擬した第
1の伝達特性模擬手段9と、前記適応型フィルタ7の補
償信号を入力し、前記伝達特性模擬手段9と同一の伝達
特性模擬手段8の伝達特性を有する第2の伝達特性模擬
手段10と、該第2の伝達特性模擬手段10の出力信号
とマイクロフォン5の出力信号との差信号を演算し、こ
の差信号を前記適応型フィルタ7及び第1の伝達特性模
擬手段9への再現騒音信号として形成する差信号演算手
段11とを含む。なお、前記適応型フィルタ7、係数更
新手段8、第1の伝達特性模擬手段9、第2の伝達特性
模擬手段10、差信号演算手段11はディジタル信号処
理装置で構成される。
説明する。図1は本発明の実施例の前提となる騒音制御
装置の構成を示す図である。本図に示す騒音制御装置
は、自動車の排気の爆音を消すマフラ1の終端パイプで
発熱体であるテールパイプ2から放出される騒音を消去
する二つのスピーカ3及び4と、該テールパイプ2から
の騒音と該騒音とスピーカ3及び4から放出される逆位
相等音圧の消去音との残留雑音を誤差信号として補足す
るマイクロフォン5と、スピーカ3及び4への信号をデ
ィジタル信号からアナログ信号に変換したり、増幅した
りし、またマイクロフォン5の信号からの信号をアナロ
グ信号からディジタル信号に変換したり、増幅したりす
るインタフェース6と、後述する再現騒音信号を被制御
信号として入力し該インタフェース6を介して騒音を消
去する補償音を形成して出力するFIR(Finite Impul
se Response)からなる適応型フィルタ7と、マイクロフ
ォン5からの誤差信号を入力して該適応型フィルタ7の
FIRのフィルタ係数を更新する係数更新手段8と、該
係数更新手段8のフィルタ係数を正規化するために、前
記再現騒音信号を入力しかつ前記適応型フィルタ7の出
力からインタフェース6、スピーカ3及び4、マイクロ
フォン5、係数更新手段8までの伝達特性を模擬した第
1の伝達特性模擬手段9と、前記適応型フィルタ7の補
償信号を入力し、前記伝達特性模擬手段9と同一の伝達
特性模擬手段8の伝達特性を有する第2の伝達特性模擬
手段10と、該第2の伝達特性模擬手段10の出力信号
とマイクロフォン5の出力信号との差信号を演算し、こ
の差信号を前記適応型フィルタ7及び第1の伝達特性模
擬手段9への再現騒音信号として形成する差信号演算手
段11とを含む。なお、前記適応型フィルタ7、係数更
新手段8、第1の伝達特性模擬手段9、第2の伝達特性
模擬手段10、差信号演算手段11はディジタル信号処
理装置で構成される。
【0017】以上の騒音制御装置の一連の動作を説明す
る。適応型フィルタ7の出力からマイクロフォン5まで
の伝達特性Hd 、マイクロフォン5からフィルタ係数更
新手段8までの伝達特性Hm とし、騒音源としてのテー
ルパイプ2からマイクロフォン5までの伝達特性をHno
ise とする。さらにテールパイプ2からの騒音信号をS
n とし、マイクロフォン5からの出力信号をSmoとし、
適応型フィルタ7からの補償信号をSc とし、係数更新
手段8の入力信号Sm とし、差信号演算手段11の出力
である差信号をSe とする。ここに差信号Seは後に騒
音再生信号として使用あれる。また、第1の伝達特性模
擬手段9、第2の伝達特性模擬手段10が模擬する伝達
特性Hd1は、Hd1 =Hd ・Hm …(1) となり、マイクロフォン5で検出される信号Sm0は次の
ようになる。
る。適応型フィルタ7の出力からマイクロフォン5まで
の伝達特性Hd 、マイクロフォン5からフィルタ係数更
新手段8までの伝達特性Hm とし、騒音源としてのテー
ルパイプ2からマイクロフォン5までの伝達特性をHno
ise とする。さらにテールパイプ2からの騒音信号をS
n とし、マイクロフォン5からの出力信号をSmoとし、
適応型フィルタ7からの補償信号をSc とし、係数更新
手段8の入力信号Sm とし、差信号演算手段11の出力
である差信号をSe とする。ここに差信号Seは後に騒
音再生信号として使用あれる。また、第1の伝達特性模
擬手段9、第2の伝達特性模擬手段10が模擬する伝達
特性Hd1は、Hd1 =Hd ・Hm …(1) となり、マイクロフォン5で検出される信号Sm0は次の
ようになる。
【0018】 Sm0=Sn ・Hnoise +Sc ・Hd …(2) 適応型フィルタ7等の入力信号である騒音再現信号であ
って、差信号演算手段125における演算結果である差
信号Se は、上記構成により、上記式(1)、(2)か
ら次のようにして得られる。 Se =Sm0・Hm −SC ・Hd1 =(Sn ・Hnoise +Sc ・Hd )・Hm −SC ・Hd ・Hm =(Sn ・Hnoise +Sc ・Hd −SC ・Hd )・Hm =Sn ・Hnoise ・Hm …(3) として形成される。
って、差信号演算手段125における演算結果である差
信号Se は、上記構成により、上記式(1)、(2)か
ら次のようにして得られる。 Se =Sm0・Hm −SC ・Hd1 =(Sn ・Hnoise +Sc ・Hd )・Hm −SC ・Hd ・Hm =(Sn ・Hnoise +Sc ・Hd −SC ・Hd )・Hm =Sn ・Hnoise ・Hm …(3) として形成される。
【0019】係数更新手段8の入力信号Sm は、 Sm =Hm ・Sm0 …(4) となり、また他方の入力信号Teは騒音再生信号Seに
ついて再1の伝達特性模擬手段9により伝達特性Hd1を
考慮して求められる。適応型フィルタ7では、係数更新
手段8によりこの入力信号Sm が零となるようにフィル
タ係数が変更されるので、適応型フィルタ7の出力信号
である補償信号Sc は、Sm =0、すなわち、Sm0=0
として上記(2)式から下記のように定まる。
ついて再1の伝達特性模擬手段9により伝達特性Hd1を
考慮して求められる。適応型フィルタ7では、係数更新
手段8によりこの入力信号Sm が零となるようにフィル
タ係数が変更されるので、適応型フィルタ7の出力信号
である補償信号Sc は、Sm =0、すなわち、Sm0=0
として上記(2)式から下記のように定まる。
【0020】 Sc ≒−Sn ・Hnoise /Hd …(5) 以上はスピーカ3及び4で騒音を消去する消去音の信号
を形成する騒音制御装置の説明であるが、スピーカで構
成されるアクチュエータの説明を行う。図2は本発明の
第1の実施例に係る騒音制御装置用のアクチュエータの
構成を示す図である。本図(a)は乗用車の後面を示
し、乗用車の後面には衝突時の衝撃を吸収し、ボデーを
保護する働きを有するバンパが通常設けられている。該
バンパは通常、ウレタン材等の板状に形成されている。
またスピーカの低音特性を改良するためには、エンクロ
ージャの体積を大きくしてスピーカのコーンを動き易く
することが必要である。本実施例に係るアクチュエータ
20は、スピーカ3及び4と、このバンパを、本図
(b)に示すように、密閉空間にし、この中にスピーカ
3及び4を内蔵しテールパイプ2に対してスピーカ3及
び4の前面をそれぞれ対称に配置する開口部3A、4A
からテールパイプ2の出口付近に直接に消去音を放出す
るバンパ兼用エンクロジャ23とを具備する。本実施例
によれば、スピーカ3及び4の配置としてテールパイプ
2に対して最適の位置が確保でき、かつバンパ兼用エン
クロージャ23の体積を、従来大きな体積を確保するの
困難であったが、著しく大きくとれるので、低音時の大
振幅の騒音に対して再生能力を向上することができる。
さらにこのような構成により空間の有効利用が図られる
だけでなく、バンパ兼用エンクロージャ23はバンパと
して曲げ剛性等が大きくなるため強度も向上する。ま
た、大きな体積を有するエンクロージャ21を必要とし
ないため、アクチュエータ20のレイアウトに自由度が
生じ電子マフラ本体の小型化が行える。
を形成する騒音制御装置の説明であるが、スピーカで構
成されるアクチュエータの説明を行う。図2は本発明の
第1の実施例に係る騒音制御装置用のアクチュエータの
構成を示す図である。本図(a)は乗用車の後面を示
し、乗用車の後面には衝突時の衝撃を吸収し、ボデーを
保護する働きを有するバンパが通常設けられている。該
バンパは通常、ウレタン材等の板状に形成されている。
またスピーカの低音特性を改良するためには、エンクロ
ージャの体積を大きくしてスピーカのコーンを動き易く
することが必要である。本実施例に係るアクチュエータ
20は、スピーカ3及び4と、このバンパを、本図
(b)に示すように、密閉空間にし、この中にスピーカ
3及び4を内蔵しテールパイプ2に対してスピーカ3及
び4の前面をそれぞれ対称に配置する開口部3A、4A
からテールパイプ2の出口付近に直接に消去音を放出す
るバンパ兼用エンクロジャ23とを具備する。本実施例
によれば、スピーカ3及び4の配置としてテールパイプ
2に対して最適の位置が確保でき、かつバンパ兼用エン
クロージャ23の体積を、従来大きな体積を確保するの
困難であったが、著しく大きくとれるので、低音時の大
振幅の騒音に対して再生能力を向上することができる。
さらにこのような構成により空間の有効利用が図られる
だけでなく、バンパ兼用エンクロージャ23はバンパと
して曲げ剛性等が大きくなるため強度も向上する。ま
た、大きな体積を有するエンクロージャ21を必要とし
ないため、アクチュエータ20のレイアウトに自由度が
生じ電子マフラ本体の小型化が行える。
【0021】図3は本発明の第2の実施例に係る騒音制
御装置用のアクチュエータの構成を示す図である。本図
に示すアクチュエータ20は、スピーカ3及び4と、該
スピーカ3及び4の後部を密閉し、マフラ1付近に設置
される狭いエンクロージャ21と、スピーカ3及び4の
前面からの消去音をテールパイプ2に案内する消去音案
内部22と、バンパを密閉空間とするバンパ兼用エンク
ロジャ23と、該バンパ兼用エンクロジャ23とエンク
ロージャ21とを空間的に連絡するためにフレキシブル
チューブからなるダクト24とを具備する。
御装置用のアクチュエータの構成を示す図である。本図
に示すアクチュエータ20は、スピーカ3及び4と、該
スピーカ3及び4の後部を密閉し、マフラ1付近に設置
される狭いエンクロージャ21と、スピーカ3及び4の
前面からの消去音をテールパイプ2に案内する消去音案
内部22と、バンパを密閉空間とするバンパ兼用エンク
ロジャ23と、該バンパ兼用エンクロジャ23とエンク
ロージャ21とを空間的に連絡するためにフレキシブル
チューブからなるダクト24とを具備する。
【0022】本実施例によれば、マフラ3付近の空間を
小さくしたままで、バンパ兼用エンクロジャ23により
エンクロージャの体積を大きくでき、第1の実施例と同
様に低音時の大振幅の騒音に対して再生能力を向上でき
る。図4は本発明の第3の実施例に係る騒音制御装置の
アクチュエータを示す図である。本図に示すアクチュエ
ータ20は、スピーカ3及び4と、該スピーカ3及び4
を密閉し、マフラ1の付近に設置される狭いエンクロー
ジャ21と、荷物を収容するトランクルームを密閉され
たエンクロージャとして使用するトランクルーム兼用エ
ンクロージャ25と、該トランクルーム兼用エンクロー
ジャ25とエンクロージャ21とを空間的に連絡するた
めにフレキシブルチューブからなるダクト24とを具備
する。本実施例によれば、第1及び2の実施例と同様の
作用効果が得られる。
小さくしたままで、バンパ兼用エンクロジャ23により
エンクロージャの体積を大きくでき、第1の実施例と同
様に低音時の大振幅の騒音に対して再生能力を向上でき
る。図4は本発明の第3の実施例に係る騒音制御装置の
アクチュエータを示す図である。本図に示すアクチュエ
ータ20は、スピーカ3及び4と、該スピーカ3及び4
を密閉し、マフラ1の付近に設置される狭いエンクロー
ジャ21と、荷物を収容するトランクルームを密閉され
たエンクロージャとして使用するトランクルーム兼用エ
ンクロージャ25と、該トランクルーム兼用エンクロー
ジャ25とエンクロージャ21とを空間的に連絡するた
めにフレキシブルチューブからなるダクト24とを具備
する。本実施例によれば、第1及び2の実施例と同様の
作用効果が得られる。
【0023】図5は本発明の第4の実施例に係る騒音制
御装置用アクチュエータの構成を示す図である。本図に
示すように、自動車後面におけるバンパ30の裏側にマ
フラ1をバンパ30の長手方向に沿って設置し、バンパ
30の周囲をバンパ30からの熱が放散しないように遮
熱板31で囲み、テールパイプ2を後部に引き出す。従
来マフラ1があった位置にアクチュエータ20を配置す
る。
御装置用アクチュエータの構成を示す図である。本図に
示すように、自動車後面におけるバンパ30の裏側にマ
フラ1をバンパ30の長手方向に沿って設置し、バンパ
30の周囲をバンパ30からの熱が放散しないように遮
熱板31で囲み、テールパイプ2を後部に引き出す。従
来マフラ1があった位置にアクチュエータ20を配置す
る。
【0024】図6は図5のアクチュエータを自動車側面
から示す図である。本図に示すように、アクチュエータ
20は、遮熱板31を巻いた横長のマフラ1をバンパ3
0内部に設置したので、スピーカ3及び4と、マフラ1
の位置に配置できスピーカ3及び4の後部を密閉し低音
特性確保のために十分体積の大きくできるエンクロージ
ャ21と、排気管出口であるテールパイプ2の出口位置
で結合する消去音案内部22とを有する。
から示す図である。本図に示すように、アクチュエータ
20は、遮熱板31を巻いた横長のマフラ1をバンパ3
0内部に設置したので、スピーカ3及び4と、マフラ1
の位置に配置できスピーカ3及び4の後部を密閉し低音
特性確保のために十分体積の大きくできるエンクロージ
ャ21と、排気管出口であるテールパイプ2の出口位置
で結合する消去音案内部22とを有する。
【0025】したがって、本実施例によれば、マフラ1
をバンパ30内に設置することで、元のスペースに十分
な容量を持ったアクチュエータ20のエンクロージャ2
1を取り付けられる。これによりアクチュエータ20の
音圧再生能力の向上、熱影響を小さくすることができ
る。図7は本発明の第5の実施例に係る騒音制御装置用
にアクチュエータの構成を示す図である。本図(a)に
示すように、アクチュエータ20は、自動車後面におけ
るマフラ1のテールパイプ2の近くにあるバンパ30に
埋め込んだ振動板26と、バンパ30の裏側で該振動板
26を加振する加振部27とを具備する。本図(b)は
上面からみた断面図であり、本図に示すように、加振部
27と振動板26とは結合し、加振部27により振動板
26は振動されて消去音を形成する。この加振部27は
通常市販されているものでよい。なお振動板26とし
て、バンパ30全体を使用してもよい。その場合、バン
パ30の固定部(図示しない)を節としてバンパ30の
板部が振動することになる。
をバンパ30内に設置することで、元のスペースに十分
な容量を持ったアクチュエータ20のエンクロージャ2
1を取り付けられる。これによりアクチュエータ20の
音圧再生能力の向上、熱影響を小さくすることができ
る。図7は本発明の第5の実施例に係る騒音制御装置用
にアクチュエータの構成を示す図である。本図(a)に
示すように、アクチュエータ20は、自動車後面におけ
るマフラ1のテールパイプ2の近くにあるバンパ30に
埋め込んだ振動板26と、バンパ30の裏側で該振動板
26を加振する加振部27とを具備する。本図(b)は
上面からみた断面図であり、本図に示すように、加振部
27と振動板26とは結合し、加振部27により振動板
26は振動されて消去音を形成する。この加振部27は
通常市販されているものでよい。なお振動板26とし
て、バンパ30全体を使用してもよい。その場合、バン
パ30の固定部(図示しない)を節としてバンパ30の
板部が振動することになる。
【0026】したがって、本実施例によれば、スピーカ
の代わりに振動板26と加振部27を利用するアクチュ
エータ20としては実質的に加振部27が体積を占める
だけなので、アクチュエータ20を空間的に小さくで
き、かつスピーカの使用では弱点となる熱影響、湿度
(水分)に対する許容範囲が拡がり、電子マフラとして
の適用が有効になる。
の代わりに振動板26と加振部27を利用するアクチュ
エータ20としては実質的に加振部27が体積を占める
だけなので、アクチュエータ20を空間的に小さくで
き、かつスピーカの使用では弱点となる熱影響、湿度
(水分)に対する許容範囲が拡がり、電子マフラとして
の適用が有効になる。
【0027】図8は第5の実施例の変形を示す図であ
る。本図(a)の自動車の後面に示すように、アクチュ
エータ20は、バンパ30の開口部からテールパイプ2
を略同一面にまで突き出し、該テールパイプ2の周囲に
ドーナツ型にバンパ30に埋め込んだ振動板26と、本
図(b)の上面からみた断面図に示すように、バンパ3
0の裏側のテールパイプ2の周囲で振動板26を加振す
る加振部27とを具備する。本図(a)に示すように、
テールパイプ2が後部から2箇所ある場合にも同様にし
てそれぞれにアクチュエータ20を設けるようにしても
よい。以上の変形構成より第5の実施例と同様の作用効
果が得られる。
る。本図(a)の自動車の後面に示すように、アクチュ
エータ20は、バンパ30の開口部からテールパイプ2
を略同一面にまで突き出し、該テールパイプ2の周囲に
ドーナツ型にバンパ30に埋め込んだ振動板26と、本
図(b)の上面からみた断面図に示すように、バンパ3
0の裏側のテールパイプ2の周囲で振動板26を加振す
る加振部27とを具備する。本図(a)に示すように、
テールパイプ2が後部から2箇所ある場合にも同様にし
てそれぞれにアクチュエータ20を設けるようにしても
よい。以上の変形構成より第5の実施例と同様の作用効
果が得られる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、衝
突時の衝撃を吸収するバンパを閉空間にしたバンパ兼用
エンクロージャ等の閉空間によりスピーカの後部体積が
大きくしたので、低音の大振幅時の騒音を効率良く消去
できると共に、振動板をバンパに埋め込み加振させるこ
とにより、耐熱や耐湿を向上できる。
突時の衝撃を吸収するバンパを閉空間にしたバンパ兼用
エンクロージャ等の閉空間によりスピーカの後部体積が
大きくしたので、低音の大振幅時の騒音を効率良く消去
できると共に、振動板をバンパに埋め込み加振させるこ
とにより、耐熱や耐湿を向上できる。
【図1】本発明の実施例の前提となる騒音制御装置の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る騒音制御装置用の
アクチュエータの構成を示す図である。
アクチュエータの構成を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る騒音制御装置用の
アクチュエータの構成を示す図である。
アクチュエータの構成を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係る騒音制御装置のア
クチュエータを示す図である。
クチュエータを示す図である。
【図5】本発明の第4の実施例に係る騒音制御装置用ア
クチュエータの構成を示す図である。
クチュエータの構成を示す図である。
【図6】図5のアクチュエータを自動車側面から示す図
である。
である。
【図7】本発明の第5の実施例に係る騒音制御装置用に
アクチュエータの構成を示す図である。
アクチュエータの構成を示す図である。
【図8】第5の実施例の変形を示す図である。
【図9】従来のアクチュエータの構成を示す図である。
1…マフラ 2…テールパイプ 3、4…スピーカ 7…適応型フィルタ 20…アクチュエータ 21…エンクロージャ 22…消去音案内部 23…バンパ兼用エンクロージャ 24…ダクト 25…トランクルーム兼用エンクロージャ 26…振動板 27…加振部 30…バンパ 31…遮熱板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場崎 正博 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28 号 富士通テン株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−190513(JP,U) 実開 平1−173406(JP,U)
Claims (5)
- 【請求項1】 自動車の排気の爆音を消すマフラ(1)
の終端パイプで騒音を放出するテールパイプ(2)の出
口に配置されるスピーカ(3、4)を有して、該テール
パイプ(2)からの騒音を消去する騒音制御装置におい
て、 衝突時の衝撃を吸収するバンパを閉空間に形成し、この
閉空間に前記スピーカ(3、4)を収容しその後部を密
閉し、前記テールパイプ(2)に対して前記スピーカ
(3、4)の前面を向ける開口部を有するバンパ兼用エ
ンクロージャ(23)を備えることを特徴とする騒音制
御装置。 - 【請求項2】 自動車の排気の爆音を消すマフラ(1)
の終端パイプで騒音を放出するテールパイプ(2)の出
口に配置されるスピーカ(3、4)を有して、該テール
パイプ(2)からの騒音を消去する騒音制御装置におい
て、 前記スピーカ(3、4)の後部を密閉するエンクロージ
ャ(21)と、 前記スピーカ(3、4)の前面からの消去音をテールパ
イプ(2)の出口に案内する消去音案内部(22)と、 衝突時の衝撃を吸収するバンパを閉空間にしたバンパ兼
用エンクロージャ(23)と、 前記エンクロージャ(21)とバンパ兼用エンクロージ
ャ(23)を空間的に連絡するダクト(24)とを備え
ることを特徴とする騒音制御装置。 - 【請求項3】 自動車の排気の爆音を消すマフラ(1)
の終端パイプで騒音を放出するテールパイプ(2)の出
口に配置されるスピーカ(3、4)を有して、該テール
パイプ(2)からの騒音を消去する騒音制御装置におい
て、 前記マフラ(1)を遮熱板(31)で囲み、衝突時の衝
撃を吸収するバンパ(30)の裏側の長手方向に沿った
位置に移動し設置して、前記マフラ(1)があった位置
にスピーカ(3、4)の後部を密閉するエンクロージャ
(21)と、 前記スピーカ(3、4)の前面からの消去音をテールパ
イプ(2)の出口に案内する消去音案内部(22)とを
備えることを特徴とする騒音制御装置。 - 【請求項4】 自動車の排気の爆音を消すマフラ(1)
の終端パイプで騒音を放出するテールパイプ(2)の出
口に配置される振動体を有して、該振動体からの振動に
より該テールパイプ(2)からの騒音を消去する騒音制
御装置において、該振動体は、 衝突時の衝撃を吸収するバンパに埋め込ん
だ振動板(26)と、 該振動板(26)に結合してこれを加振する加振部(2
7)を備えることを特徴とする騒音制御装置。 - 【請求項5】 前記バンパ(30)の開口部から前記テ
ールパイプ(2)を前記バンパ(30)と略同一面にま
で突き出し前記テールパイプ(2)の周囲にドーナツ型
の振動板(26)を前記バンパ(30)に埋め込んだこ
とを特徴とする請求項4記載の騒音制御装置。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4112788A JP2533713B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 騒音制御装置 |
EP97115497A EP0817166B1 (en) | 1992-05-01 | 1993-04-30 | Noise control device |
EP93911968A EP0592693B1 (en) | 1992-05-01 | 1993-04-30 | Noise control device |
DE69329301T DE69329301T2 (de) | 1992-05-01 | 1993-04-30 | Lärmkontrollegerät |
PCT/JP1993/000589 WO1993022763A1 (en) | 1992-05-01 | 1993-04-30 | Noise control device |
CA002112368A CA2112368C (en) | 1992-05-01 | 1993-04-30 | Noise control device |
DE69329302T DE69329302T2 (de) | 1992-05-01 | 1993-04-30 | Lärmkontrollegerät |
DE69325330T DE69325330T2 (de) | 1992-05-01 | 1993-04-30 | Lärmkontrollegerät |
EP97115496A EP0817165B1 (en) | 1992-05-01 | 1993-04-30 | Noise control device |
US08/562,496 US5822439A (en) | 1992-05-01 | 1995-11-24 | Noise control device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4112788A JP2533713B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 騒音制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06289879A JPH06289879A (ja) | 1994-10-18 |
JP2533713B2 true JP2533713B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=14595532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4112788A Expired - Fee Related JP2533713B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 騒音制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2533713B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010024876A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Toda Constr Co Ltd | 建設機械のエンジン騒音消音装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0645614Y2 (ja) * | 1987-05-28 | 1994-11-24 | カルソニック株式会社 | 自動車の排気管用アクティブキャンセラ−システム |
JPH01173406U (ja) * | 1988-05-26 | 1989-12-08 |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP4112788A patent/JP2533713B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06289879A (ja) | 1994-10-18 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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