JP5528319B2 - マイクロフォンシステム - Google Patents

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本発明は、マイクロフォンシステム、及びこれを備えたロボット、車両に関する。
近年、外部音声を認識して、話者の方向を向いたり、話者と会話を行う人間型ロボットが開発されている。このようなロボットには、頭部などに複数のマイクロフォンが搭載されている(例えば、 特許文献1,2参照)。
特許4405072号公報 特開2006−167833号公報
ロボットの頭部は小型軽量化することが好ましく、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)マイクロフォンなど小型軽量のマイクロフォンを搭載することが想定される。
しかしながら、MEMSマイクロフォンは非常に軽量であるので、マイクロフォンシステムの系としての共振振動数が従来に比べて高くなり、音声認識に必要な振動数領域内に系の共振振動数が存在し、マイクロフォンシステムに入力されるノイズ(騒音)が増幅してマイクロフォンの受音部に伝わるという問題がおこる。
また、ロボットの頭部は、冷却ファンなどの振動源が搭載されており、マイクロフォンへのノイズが非常に大きい環境である。特に、頭部筐体の振動による固体伝播音や振動源による空気伝播音をマイクロフォンが受信するという問題がある。
本発明は、以上の点に鑑み、音声認識に必要な振動数領域内全ての固体伝播音及び空気伝播音によるノイズを抑制することが可能なマイクロフォンシステム、及びこれを搭載したロボット及び車両を提供することを目的とする。
本発明のマイクロフォンシステムは、筐体に貫通された音穴を介して外部音声を受信するマイクロフォンシステムであって、音声信号を受信する受音部が前面側に設けられたマイクロフォンと、該マイクロフォンの後面側に取り付けられた重量部材と、前記マイクロフォンが実装されたフレキシブルプリント回路基板とを有するマイクロフォンユニットと、前記音穴と連通する開口を有し、前記マイクロフォンユニットの前面側と前記筐体とにそれぞれ密着して配置される第1柔軟部材と、前記筐体に固定された固定部材と、該固定部材に保持され、前記マイクロフォンユニットの後面側に密着して配置される第2柔軟部材とを備え、所定の振動数での振動伝達率が目標値以下となるように、前記第1及び第2柔軟部材を形成する柔軟素材の縦弾性係数及び前記重量部材の質量を少なくとも設定し、前記第1柔軟部材の後面が前記フレキシブルプリント回路基板に接合されていることを特徴とする。
本発明のマイクロフォンシステムによれば、第1柔軟部材がマイクロフォンユニットの前面側と筐体とにそれぞれ密着して配置されている。そのため、筐体と受音部との空隙が第1柔軟部材によって塞がれており、筐体内部の振動による空気伝播音を受音部が受信することを抑制できる。さらに、マイクロフォンユニットは第1及び第2柔軟部材を介して筐体に保持されている。そのため、筐体の振動が第1及び第2柔軟部材で減衰され、筐体の振動による固体伝播音を受音部が受信することを抑制できる。
さらに、マイクロフォンユニットは重量部材を有している。そのため、この重量部材の質量を適宜設定することにより、マイクロフォンシステムの系としての共振振動数を変更させて、音声認識に必要な振動数領域のノイズを減衰させることが可能となる。
さらに、所定の振動数での振動伝達率が目標値以下となるように、前記第1及び第2柔軟部材を形成する柔軟素材の縦弾性係数及び前記重量部材の質量を少なくとも設定する。このため、所定の振動数で即ち音声認識に必要な領域の振動数領域で良好な振動抑制効果を得ることができ、マイクロフォンが受信するノイズを低減させることが可能となる。
さらに、前記第1柔軟部材の後面が前記フレキシブルプリント回路基板に接合されている。このため、マイクロフォンが第1柔軟部材によって安定的に保持される。
また、本発明のマイクロフォンシステムにおいて、前記マイクロフォンがMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子等で構成された小型マイクロフォンであることが好ましい。
この場合、マイクロフォン自体が小型軽量化し、これに伴い固定部材なども小型軽量化することができる。そのため、マイクロフォンシステム全体を小型軽量化することが可能となる。
また、本発明のマイクロフォンシステムにおいて、前記第1柔軟部材は、前記マイクロフォンユニットと前記筐体との間で、自由状態と比較して少なくとも例えば0.5mm圧縮されていることが好ましい。
この場合、第1柔軟部材がマイクロフォンユニットと筐体との間に確実に密着して配置されるので、受音部と筐体との空隙を確実に塞ぐことができる。
また、本発明のマイクロフォンシステムにおいて、当該マイクロフォンシステムの系の各入力振動数に対する振動伝達率が音声認識に必要な振動数領域外において1以下となるように、前記重量部材の質量を設定することが好ましい。
本発明のマイクロフォンシステムは、ロボットの頭部に装着することができる。この場合、頭部内の振動源で発生した振動によるノイズの影響をマイクロフォンシステムが受けることが抑制される。よって、外部音声の認識精度を向上させることが可能となる。
本発明のマイクロフォンシステムは、車両に搭載することができる。例えば、車両のカーナビゲーションシステムの音声認識部、携帯電話ハンズフリーシステム、アクティブ・ノイズ・キャンセラー(ANC)に搭載することができる。この場合、クリヤな音を獲得でき、音声認識率が向上するという効果が得られる。また、マイクロフォンシステムの小型化によるレイアウト性の向上及び軽量化による車両燃費の向上という効果も得られる。
本発明の実施形態に係るロボットの概略図。 本発明の第1の実施形態に係るマイクロフォンシステムの断面図。 マイクロフォンシステムの簡略化した系を示す概念図。 本発明の第2の実施形態に係るマイクロフォンシステムの断面図。
以下、本発明の実施形態に係るマイクロフォンシステムを搭載したロボットRについて、図面を参照して説明する。
図1を参照して、ロボットRは、ここでは、人間型の歩行ロボットであり、胴体2と首関節で連結された頭部1を備えている。頭部1は硬質樹脂などから形成された頭部筐体10を外殻としており、頭部筐体10内に複数のマイクロフォンシステムが搭載されている。
各マイクロフォンシステムは、外部から音を取り入れるために頭部筐体10に貫設された各音穴11を介して周囲の音声を受信して、頭部1内に設けられた図示しない音声信号処理回路に音声信号を出力する。頭部1には冷却ファンなどの振動源が搭載されており、頭部1内で振動音が発生し、頭部筐体10も振動する。
以下、ロボットRに搭載された、本発明の第1の実施形態に係るマイクロフォンシステムについて、図面を参照して説明する。
図2を参照して、マイクロフォンシステムは、マイクロフォンユニット20、第1柔軟部材30、ケーシング(固定部材)40及び第2柔軟部材50を備えている。
マイクロフォンユニット20は、音声信号を受信する受音部21が前面側に設けられたマイクロフォン22、及びマイクロフォン22の後面側に取り付けられたウェイト(重量部材)23を有している。受音部21の受音面は頭部筐体10の音穴11の方向を向いている。
マイクロフォン22は、音響を電気信号に変換する音響変換素子と周辺回路を含むモジュール部品であり、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子で構成されている。マイクロフォン22は、ここでは、厚さ1mm程度の直方体形状であるが、円盤形状など任意の形状であってもよい。マイクロフォン22は、フレキシブルプリント回路基板24の表面側に実装されている。
ウェイト23は、アルミニウムや銅などの金属から形成されており、ここでは、マイクロフォン22の形状に合わせて、厚さ数mm程度の直方体形状である。ウェイト23は、マイクロフォン22と反対側の面のフレキシブルプリント回路基板24に固着されている。
第1柔軟部材30は、マイクロフォンユニット20の前面側に密着して配置されている。第1柔軟部材30は、ここでは、シリコーンゲルなどのゲルから形成されているが、ゴムなど適宜な柔軟素材から形成されていてもよい。第1柔軟部材30は、ここでは、マイクロフォン22の形状に合わせて、厚さ数mm程度の略直方体形状である。
第1柔軟部材30は、音穴11と連通する開口31を有している。開口31は、受音部21の受音面の形状と同じ又はそれ以上に大きな形状に開口している。これにより、頭部筐体10の音穴11と第1柔軟部材30の開口31とが連通して、受音部21の受音面が頭部筐体10の外部に向かって開放されている。
第1柔軟部材30の後面側には凹部32が形成されており、この凹部32にマイクロフォン22の前側部分が嵌め込まれ、接合されている。これにより、マイクロフォン22が第1柔軟部材30によって安定的に保持される。
そして、第1柔軟部材30は、頭部筐体10とマイクロフォン22との間で圧縮されて、頭部筐体10と受音部21との空隙を密閉して塞いでいる。第1柔軟部材30は、自由状態と比較して少なくとも例えば0.5mm圧縮されていることが好ましい。これにより、第1柔軟部材30が頭部筐体10とマイクロフォン22との間に確実に密着して配置される。
ケーシング40は、マイクロフォンユニット20、第1柔軟部材30及び第2柔軟部材50を保持するものであり、前面側が開放された直方体形状の箱状の筐体を主体として構成されている。ケーシング40は、硬質樹脂やアルミニウムなどの金属で一体成形されており、頭部筐体10から一体的に延設されたボルト受部12にボルト13によって固定されている。また、ケーシング40は、頭部筐体10に一体に形成された突出部14によって、頭部筐体10に対して位置決めされている。なお、ケーシング40には、フレキシブルプリント回路基板24が挿通する貫通穴41が形成されている。
第2柔軟部材50は、マイクロフォンユニット20の後面側に密着して配置されている。第2柔軟部材50は、ここでは、第1柔軟部材30と同様に、シリコーンゲルなどのゲルから形成されているが、ゴムなど適宜な柔軟素材から形成されていてもよい。第2柔軟部材50は、ケーシング40の内面形状に合わせて形成されており、ここでは、厚さ数mm程度の直方体形状である。
第2柔軟部材50の前面側には凹部51が形成されており、この凹部51にウェイト23の後側部分が嵌め込まれ、接合されている。これにより、ウェイト23が第2柔軟部材50によって安定的に保持される。
そして、第2柔軟部材50は、ウェイト23とケーシング40との間で圧縮されて、ウェイト23とケーシング40と間に密着して配置されている。
以上説明したように、第1の実施形態に係るマイクロフォンシステムにおいて、マイクロフォン22はMEMS素子で構成されている。そのため、マイクロフォン22自体が従来に比べて非常に小型軽量化する。そして、これに伴いケーシング40なども小型軽量化し、マイクロフォンシステム全体を小型軽量化できる。また、頭部筐体10と第1柔軟部材30、及び第1柔軟部材30と受音部21とはそれぞれ介在物なく直接当接しているので、音穴11と受音部21との距離が短くなり、マイクロフォンシステムが小型化する。
さらに、マイクロフォンシステムの小型軽量化により、ロボットRの頭部1は、レイアウト性の向上が図られ、軽量化が可能となる。
また、ウェイト23の質量を変更することにより、マイクロフォンシステムの系の振動伝達率を調整することができる。そのため、ウェイト23を適宜な質量に設定して、音声認識に必要な範囲の振動数領域において入力されるノイズを減衰するように構成することが可能となる。
また、第1柔軟部材30が頭部筐体10とマイクロフォン22との間に密着して配置されているので、頭部筐体10と受音部21との空隙を塞ぐことができる。そのため、頭部筐体10内部の空気伝播音を受音部21が受信することを抑制できる。
また、マイクロフォンユニット20は、第1及び第2柔軟部材30,50に密着挟持されて、頭部筐体10に固体されたケーシング40に保持されている。そのため、頭部筐体10の振動が第1及び第2柔軟部材30,50で減衰され、頭部筐体10の振動による固体伝播音を受音部21が受信することを抑制できる。よって、不要振動音を減少させ、必要な外部音声のみを受音部21が受信することが可能になる。
なお、第1及び第2柔軟部材30,50は、硬すぎると頭部筐体10の振動がマイクロフォン22に伝達されるおそれがある。
そこで、音声認識に必要な領域の振動数領域で振動伝達率が1以下の目標値以下になるように、第1及び第2柔軟部材30,50を形成する柔軟素材の縦弾性係数E、形状因子、ウェイト23の質量を適宜設定する必要がある。
以下、図3を参照して、第1の実施形態に係るマイクロフォンシステムを簡略化した系で構成した場合を例として、第1及び第2柔軟部材30,50を形成する柔軟素材の縦弾性係数Eを算出する方法について説明する。
まず、音声認識に必要な領域内の振動数f(Hz)での振動伝達率Tr’(dB)の目標値を設定する。例えば、振動数fが100Hzで振動伝達率Trが0dB以下とのように目標値を設定する。
デシベル値の振動伝達率Tr’は、次式(1)で無単位の振動伝達率Trに変換される。
Figure 0005528319
系への入力振動数fと系の共振振動数fとの比である振動数比uは、次式(2)で表される。
Figure 0005528319
振動伝達率Trは、マイクロフォンユニット20へ伝達される振動の力Fと系へ入力される外力Fとの比であり、f>fであることを考慮すると、振動数比uを用いて、次式(3)で表される。
Figure 0005528319
式(2)と式(3)より、系の共振振動数fは、次式(4)で表される。
Figure 0005528319
また、系の共振振動数fは、系のばね定数K及びマイクロフォンユニット20の質量mを用いて、次式(5)で表される。
Figure 0005528319
式(4)と式(5)より、系のばね定数Kは、次式(6)で表される。
Figure 0005528319
ところで、一般的に、剪断応力τは、剪断弾性係数(剛性率)Gと剪断歪γとを用いて、次式(7)で表される。
Figure 0005528319
そして、弾性係数間の関係から、縦弾性係数(ヤング率)Eは、ポアソン比νを用いて、次式(8)で表される。
Figure 0005528319
また、剪断応力τは、剪断力Fと面積Aとを用いて、次式(9)で表される。
Figure 0005528319
弾性部材の剪断歪γは、その弾性部材の縮み量λと原長lとを用いて、次式(10)で表される。
Figure 0005528319
一般的なゴムのポアソン比νは約0.5であることを考慮すると、式(7)から式(10)より、次式(11)の関係が成立する。
Figure 0005528319
マイクロフォンユニット20へ伝達される振動の力Fは、弾性部材のばね定数kと縮み量λを用いて、次式(12)で表される。
Figure 0005528319
式(11)と式(12)から、ばね定数kは、次式(13)で表される。
Figure 0005528319
これより、第1及び第2柔軟部材30,50がともに縦弾性係数Eの柔軟素材から形成されると仮定すると、第1及び第2柔軟部材30,50の面積A,A、原長l,lを用いて、第1及び第2柔軟部材30,50のばね定数k,kは、それぞれ同じ材料を使用する場合、次式(14)で表される。
Figure 0005528319
系全体のばね係数Kは、ゲルのばね定数k,kの和であるので、式(14)から、次式(15)が成立する。
Figure 0005528319
よって、式(6)と式(15)から、柔軟素材の縦弾性係数Eは、次式(16)で求められる。
Figure 0005528319
これにより、第1及び第2柔軟部材30,50を形成する柔軟素材の縦弾性係数Eは、マイクロフォンユニット20の質量m、第1及び第2柔軟部材30,50の面積A,A、原長l,lがレイアウト性や材料の入手性などから決定されると、式(16)を用いて算出することができる。
以下、本発明の第2の実施形態に係るマイクロフォンシステムについて、図面を参照して説明する。
図4を参照して、第2の実施形態に係るマイクロフォンシステムは、第1の実施形態に係るマイクロフォンシステムと比較して、第1柔軟部材60の形状のみが異なる。
第1柔軟部材60は、音穴11と連通し、マイクロフォン22の外側面と嵌合する開口61を有している。これにより、頭部筐体10の音穴11と第1柔軟部材60の開口61とが連通して、受音部21の受音面が頭部筐体10の外部に向かって開放される。そして、開口61にマイクロフォン22全体が嵌め込まれ、第1柔軟部材60の後面がフレキシブルプリント回路基板24に接合されている。これにより、マイクロフォン22が第1柔軟部材60によって安定的に保持される。
そして、第1柔軟部材60は、頭部筐体10とフレキシブルプリント回路基板24との間で圧縮されて、頭部筐体10と受音部21との空隙を密閉して塞いでいる。第1柔軟部材60は、自由状態と比較して少なくとも例えば0.5mm圧縮されることが好ましい。これにより、第1柔軟部材60が頭部筐体10とフレキシブルプリント回路基板24との間に確実に密着して配置される。
第2の実施形態に係るマイクロフォンシステムは、第1の実施形態に係るマイクロフォンシステムと同様の作用効果を奏する。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明のロボットに相当するものとして歩行ロボットRを例に挙げて実施形態を説明したが、これに限定されない。例えば、車輪や球体等を用いて移動するロボットであってもよい。また、移動しないロボットであってもよい。
また、本発明のマイクロフォンシステムは、ロボットの頭部に搭載されるものに限定されず、ロボットの胴体部、腕部、脚部に搭載されるものであってもよい。さらに、本発明のマイクロフォンシステムは、ロボットに搭載されるものに限定されず、振動源を内部に有し、振動する筐体を有する移動体など任意のものに搭載することが可能である。
例えば、本発明のマイクロフォンシステムは、車両等のカーナビゲーションシステムの音声認識部、携帯電話ハンズフリーシステム、アクティブ・ノイズ・キャンセラー(ANC)に搭載することができる。
この場合、筐体を伝播して受音部21に伝達される固体伝播音及び空気中を伝播して受音部21に伝達される空気伝播音によるノイズを減衰することが可能であるので、クリヤな音を獲得でき、音声認識率が向上するという効果が得られる。マイクロフォンシステムの小型化によるレイアウト性の向上及び軽量化による車両燃費の向上という効果も得られる。
また、第1及び第2柔軟部材30,50を形成する柔軟素材の縦弾性係数E、面積A,A、原長l,l、ウェイト23の質量mを式(16)を用いて算出する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、試行錯誤的な実験によって決定してもよい。また、第1及び第2柔軟部材30,50を形成する柔軟素材は互いに異なる材質であってもよい。
1…頭部、 10…頭部筐体(筐体)、 11…音穴、 20…マイクロフォンユニット、 21…受音部、 22…マイクロフォン、 23…ウェイト(重量部材)、 30,60…第1柔軟部材、 31,61…開口、 40…ケーシング(固定部材)、 50…第2柔軟部材、 R…ロボット。

Claims (5)

  1. 筐体に貫通された音穴を介して外部音声を受信するマイクロフォンシステムであって、
    音声信号を受信する受音部が前面側に設けられたマイクロフォンと、該マイクロフォンの後面側に取り付けられた重量部材と、前記マイクロフォンが実装されたフレキシブルプリント回路基板とを有するマイクロフォンユニットと、
    前記音穴と連通する開口を有し、前記マイクロフォンユニットの前面側と前記筐体とにそれぞれ密着して配置される第1柔軟部材と、
    前記筐体に固定された固定部材と、
    該固定部材に保持され、前記マイクロフォンユニットの後面側に密着して配置される第2柔軟部材とを備え
    所定の振動数での振動伝達率が目標値以下となるように、前記第1及び第2柔軟部材を形成する柔軟素材の縦弾性係数及び前記重量部材の質量を少なくとも設定し、
    前記第1柔軟部材の後面が前記フレキシブルプリント回路基板に接合されていることを特徴とするマイクロフォンシステム。
  2. 前記マイクロフォンがMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロフォンシステム。
  3. 前記第1柔軟部材は、前記マイクロフォンユニットと前記筐体との間で、自由状態と比較して少なくとも0.5mm圧縮されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクロフォンシステム。
  4. 請求項1からの何れか1項に記載のマイクロフォンシステムが頭部に装着されていることを特徴とするロボット。
  5. 請求項1からの何れか1項に記載のマイクロフォンシステムが搭載されていることを特徴とする車両。
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