JP2502295B2 - エンジンのスロツトル弁制御装置 - Google Patents

エンジンのスロツトル弁制御装置

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JP2502295B2
JP2502295B2 JP61256180A JP25618086A JP2502295B2 JP 2502295 B2 JP2502295 B2 JP 2502295B2 JP 61256180 A JP61256180 A JP 61256180A JP 25618086 A JP25618086 A JP 25618086A JP 2502295 B2 JP2502295 B2 JP 2502295B2
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ステップモータを用いてスロットル弁の開
度を電気的に制御するエンジンのスロットル弁制御装置
に関するものである。
(従来技術) 従来からエンジンの吸気量を調節するスロットル弁の
開閉制御を行なうアクチュエータとして電気的にステッ
プ駆動されるステップモータを用い、制御の応答性なら
びに操作性の向上を図ったものが知られている(例えば
特開昭55−123327号公報)。ところが、このような従来
装置では、スロットル弁の開度をステップモータのステ
ップ幅ずつ段階的にしか制御できず、ステップ間の中間
的な開度には制御不可能であった。
そこで、当出願人は、ステップモータのステップ間に
おけるスロットル弁開度の制御を、デューティ比制御に
よるステップ間でのステップモータの正方向と逆方向の
作動の繰返しによって行なうようにすることをすでに提
案しており、このようにすれば、実質的にステップ間に
おいても所望の開度にスロットル弁を制御することがで
き、例えばアイドリング時のように、スロットル弁開度
を高精度に微調整することが要求される場合にも、その
要求に応じた制御が可能となる。
しかし、このようにデューティ比制御する場合、次の
ような問題点が残されていた。すなわち、制御しようと
するスロットル弁開度によっては、デューティ比が0ま
たは100%に非常に近い値となって、ステップモータを
作動させるための信号が極めて短い時間間隔で正方向か
ら逆方向あるいは逆方向から正方向へと切替わる場合が
あるが、このように切替わり時間間隔が短いときにはス
テップモータの作動が不安定で信号の切替わりに応答し
ない可能性がある。従って、上記時間間隔が短いと、一
方の作動信号には応答せず他方の作動信号のみに応答し
てステップモータが誤動作するという可能性があった。
(発明の目的) 本発明は上記の事情に鑑み、ステップモータを用いて
スロットル弁開度を制御する装置において、ステップモ
ータの各ステップ間でもデューティ比制御によってスロ
ットル弁開度を高精度に制御することができるようにし
ながら、ステップモータの誤動作を確実に防止すること
ができるエンジンのスロットル弁制御装置を提供するも
のである。
(発明の構成) 本発明は、エンジンのスロットル弁をステップモータ
で駆動するエンジンのスロットル弁制御装置において、
上記ステップモータに制御信号を出力してスロットル弁
の開度を制御する制御部に、ステップモータの各ステッ
プ間におけるスロットル弁開度の制御をデューティ比制
御によるステップ間でのステップモータの正方向と逆方
向の作動の繰返しによって行なうデューティ比制御手段
と、デューティ比制御による正方向の作動信号あるいは
逆方向の作動信号の出力間隔が、ステップモータが不安
定な状態にある零近傍の所定値以下になることを阻止す
るデューティ比制御規制手段とを設けたものである。
この構成により、ステップモータの作動が不安定とな
る極めて短い時間間隔で作動信号が切替わることのない
ように上記時間間隔を規制し、かつ、上記時間間隔が短
くなりすぎない限りは、ステップ間におけるスロットル
弁開度の制御をデューティ比制御によって高精度に行な
うようにしている。
(実施例) 第1図は、本発明の装置の概略を示し、この図におい
て、1はエンジン、2はエアクリーナ3を介して導入さ
れる吸気をエンジン1に供給する吸気通路、4は排気通
路である。上記吸気通路2中には吸気量を調節するスロ
ットル弁5が設けられており、このスロットル弁5は、
ステップモータ6によって駆動されるようになってい
る。
上記ステップモータ6は、マイクロコンピュータ等を
用いた制御部7から出力される信号により、モータドラ
イバ8を介して作動されるようになっている。上記制御
部7には、アクセルペダルの操作量を検出するセンサか
らのアクセル操作量信号9が入力されるとともに、エン
ジン回転数を検出するための信号として例えば点火系か
らの点火パルス信号10が入力され、さらに、各種外部負
荷のスイッチからの信号11、水温検出信号12等も入力さ
れている。
上記制御部7は、アクセルペダル操作中は主にアクセ
ル操作量信号9に応じてスロットル弁開度を制御する信
号を出力し、アイドリング時には、アイドル回転数を適
正に制御するため、エンジン回転数、外部負荷、水温等
に応じてスロットル弁開度を制御する信号を出力してい
る。そして、この制御部7に、ステップモータ6のステ
ップ間におけるスロットル弁開度の制御をデューティ比
制御規制によって行なうデューティ比制御手段13と、こ
のデューティ比制御を規制するデューティ比制御規制手
段14とが含まれている。当実施例では、とくに微調整が
要求されるアイドル回転数の制御時に、ステップ間にお
けるスロットル弁開度の制御をデューティ比制御で行な
い、かつ、これを規制するようにしている。
第2図は、上記制御部7に含まれるアイドル回転数制
御のための各手段をブロック図で示している。この図に
示すように、上記制御部7においては、エンジン回転数
検出手段15により、点火パルス信号10の周期を演算する
ことによってエンジン回転数を検出するとともに、負荷
判定手段16により、クーラースイッチからの信号11a、
自動変速機のニュートラル,ドライブ指定スイッチから
の信号11b、パワーステアリングスイッチからの信号11c
などに応じて外部負荷の有無および種類を判定し、この
外部負荷および水温に応じて目標回転数設定手段17によ
りアイドリング時の目標回転数を設定している。そし
て、回転数偏差演算部18により、目標回転数と実回転数
(エンジン回転数検出手段15により検出された実際の回
転数)との偏差を演算し、この偏差と負荷判定手段16か
らの負荷信号とに応じ、ステップ補正量演算部19により
スロットル弁開度の補正量をステップモータのステップ
数で求める一方、ステップ数を求めた後の残りの偏差に
応じ、デューティ比演算部13aにより、ステップ間での
微調整のためのデューティ比を求めるようにしている。
上記ステップ補正量演算部19の出力は、タイミング判定
部20を介してモータドライバ8に送られ、上記タイミン
グ判定部20は、負荷信号を受ける負荷補正遅延時間演算
部21の出力に応じて補正タイミングを判定し、例えば、
クーラーが入った時は即座に補正を開始するが、自動変
速機のレンジ指定スイッチがニュートラルからドライブ
に切替わった時は自動変速機の作動遅れを考慮して所定
時間だけ補正の開始を遅延させるようにしている。ま
た、デューティ比演算部13aは、後記デューティ比,駆
動信号変換部13bとともにデューティ比制御手段13を構
成するものであって、ここで演算したデューティ比が0
から100%の範囲内に無ければステップ数を補正する信
号をステップ補正量演算部19の出力側に送るステップ補
正を行ない、0から100%の範囲内のデューティ比信号
をデューティ比制御規制手段14に出力している。
デューティ比制御規制手段14は、デューティ比制御に
よる正方向の作動信号あるいは逆方向の作動信号の出力
間隔が、ステップモータが不安定な状態にある零近傍の
所定値以下になることをそしするもので、デューティ比
が所定範囲内であればこれをそのままデューティ比,駆
動信号変換部13bに出力し、デューティ比が所定範囲か
ら外れて0%もしくは100%に近付いた場合には規制を
行なうようにしている。この規制として当実施例では、
後記のフローチャートに示すように、デューティ比が所
定範囲外の場合にまず第1段階でデューティ比制御の周
期を大きくすることによって上記時間間隔を延長し、こ
うする場合に上記周期をあまり長くしすぎるとエンジン
回転数が不安定に変動するので、ある程度まではこのよ
うに周期を長くした上でデューティ比信号を出力する
が、さらに著しくデューティ比が0%もしくは100%に
近付く場合は、第2段階としてデューティ比制御を禁止
する信号を出力するようにしている。また、デューティ
比,駆動信号変換部13bは、デューティ比信号を受けた
ときにこれを駆動信号に変換してモータドライバ8に出
力するようにしている。
上記のようなアイドル回転数の制御の具体例をを第3
図乃至第6図フローチャートによって次に説明する。
第3図(a)および(b)はメインルーチンを示し、
このルーチンでは、第3図(a)において、スタートす
るとまずステップS1で、後記各種タイマをセットすると
ともにフラッグをクリアする等の初期化を行なう。次に
ステップS2で、このルーチンによる処理開始の周期を決
めるフラッグFSTARTが1となるまで待機し、1となれば
ステップS3で上記フラッグFSTARTを0としてからステッ
プS4に移る。上記フラッグFSTARTは、後記のように8秒
ごとにセットされる。
ステップS4では、アイドル回転数制御のための制御条
件が成立したか否かを判定する。この判定ではアクセル
操作が行なわれていないことを検出するアイドルスイッ
チがONで、かつエンジン回転数が所定値(例えば1500rp
m)以下の時をアイドリング回転数制御のための制御条
件とする。そして、この判定結果がNOの場合にはステッ
プS2に戻り、YESの場合にはステップS5以下の処理に移
る。
ステップS5では、水温に応じて目標回転数の設定値Na
を演算する。この設定値Naは、所定回転数範囲(例えば
700〜2000rpm)内で、水温が低いときには比較的高回転
とし、水温が上昇するにつれて低回転とするように、マ
ップから演算する。次にステップS6では、各種負荷スイ
ッチ11a〜11cのいずれかがONか否かを判定する。そし
て、この判定結果がYESのときは、ステップS7で、負荷
の種類の判定および車速の判定に基づき、負荷および車
速に応じたスロットル弁開度の補正量の設定値Caをステ
ップ数で求めるとともに、負荷に応じて補正遅延時間TM
lを設定し、さらにステップS8〜ステップS10で、上記補
正遅延時間TMlが経過するまでは補正量C1を0にし、補
正遅延時間TMl経過後は上記設定値Caを補正量C1として
与えてから、ステップS12に移る。また、ステップS6
の判定結果がNOのときは、ステップS11で補正量C1を0
にしてからステップS12に移る。
ステップS12では、制御周期か否かを判定し、この場
合に、制御周期は予め16msと設定しておき、制御周期に
なければステップS2に戻り、制御周期となればステップ
S13に移る。従ってステップS13以下の処理は16ms毎に行
ない、ステップS10までの処理は、遅延時間が設定遅れ
によって実質延長をきたさないように8ms毎に行なって
いる。
ステップS13〜S15ではクーラースイッチがONかOFFか
に応じ、OFFのときは目標回転数の設定値Nbを700rpm、O
Nのときは800rpmとする。次に、ステップS16〜S18
は、ステップS5で求めた設定値NaとステップS14または
ステップS15で求めた設定値Nbのいずれか大きい方を目
標回転数とする。
続いてステップS19では、負荷状態とエンジン回転数
とに応じてスロットル弁開度変化の1ステップあたりの
回転変化量Nstを算出する。次にステップS20で、上記目
標回転数と実回転数との偏差Ndefを演算する。そして、
ステップS22で上記偏差Ndefと1ステップあたりの回転
変化量Nstとを比較し、偏差Ndefが回転変化量Nstより大
きい場合は、ステップS22で、偏差Ndefを回転変化量Nst
で除算して、小数点以下を省いた概算で回転数に応じた
スロットル弁開度のステップ補正量C2を演算してから、
ステップS23に移る。上記偏差Ndefが回転変化量Nstより
小さい場合は、そのまま、ステップS23に移る。
第3図(b)のステップS23では、回転偏差(ステッ
プS22の演算が行なわれた場合はその余りの偏差。ステ
ップS24においていう回転偏差も同じ。)が制御不可能
な不感帯(例えば20rpm)内か否かを調べ、その判定結
果がYESであればそのまま後記ステップS39にうつるが、
NOであればステップS24以下の処理を行なう。
ステップS24〜S28はデューティ比演算部13aとしての
処理を行なっており、ステップS24では、上記回転偏差
に応じてP、I制御などによりデューティ比Rdを算出す
る。この場合、上記デューティ比Rdは、スロットル弁開
度の1ステップ分を100%、中央値を50%とするように
演算するとともに、ステップS22による概算の誤差等を
考慮し、−100%〜200%の範囲で求める。続いてステッ
プS25で、デューティ比Rdが0から100%の範囲内か否か
を調べ、その判定結果がYESであればそのままステップS
31に移る。ステップS25での判定結果がNOであれば、ス
テップS26〜S30で、デューティ比Rdが100%より大き場
合は、上記ステップ補正量C2を1だけ増加するととも
に、デューティ比Rdを100%だけ減少した値に直してか
らステップS31に移り、またデューティ比Rdが0%より
小さい場合は、上記ステップ補正量C2を1だけ減少させ
るとともに、100%からデューティ比Rdの絶対値を減じ
た値をデューティ比Rdと直してから、ステップS31に移
る。
ステップS31では、上記デューティ比Rdが、予め定め
た第1規制領域か否かを調べ、この第1規制領域は、例
えば0〜15%の範囲および85〜100%の範囲とする。こ
の判定結果がNOの場合、つまりデューティ比Rdが15〜85
%の範囲内にある場合は、ステップS32で予め設定した
基本周期Tb(例えば50ms)をデューティ周期Tとしてか
ら、ステップS34にうつる。ステップS31での判定結果が
YESの場合は、デューティ比制御規制手段14の第1段階
の処理として、デューティ周期Tと、デューティ比に応
じてスロットル弁開度をステップ間で上側(ステップ数
の多い側)に保持する上側保持時間Thおよび下側(ステ
ップ数の少ない側)に保持する下側保持時間Tlを、それ
ぞれ次のように設定する。すなわち、デューティ比Rdが
15%よりも小さい場合は、上記デューティ周期Tを[T
=0.15Tb/Rd]として基本周期Tbより延長するととも
に、上側保持時間Thおよび下側保持時間Tlを[Th=0.15
Tb],[Tl=T−Th]とし、デューティ比Rdが85%より
も大きい場合は、デューティ周期Tを[T=0.15Tb/
(1−Rd)]として基本周期Tbよりも延長するととも
に、下側保持時間Tlおよび上側保持時間Thを[Tl=0.15
Tb],[Th=T−Tl]とする。それから、ステップTS34
に移る。
ステップS34からステップS38まではデューティ比制御
規制手段の第2段階としての処理を行なうものであり、
ステップS34では、アイドル回転数制御が不安定になら
ないようにするためのデューティ周期T延長の限界値に
基づき、ステップS33の処理では対処仕切れない第2規
制領域を演算する。次にステップS35で、デューティ比R
dが第2規制領域にあるか否かを調べ、その判定結果がN
Oの場合に、当実施例ではさらにステップS36で後記共振
フラッグFVIVが1か否かを調べる。そして、ステップS
35,S36の判定結果がともにNOの場合はデューティ中止フ
ラッグを0とし、ステップS35,S36のいずれかで判定結
果がYESとなった場合はデューティ中止フラッグを1
(ただし、デューティ中止フラッグが2となっていれば
そのまま)としてから、ステップS39にうつる。
ステップS39ではスロットル弁の目標開度を、前記の
補正量C1とC2とを加算することによって求める。それか
ら、ステップS2に戻ってそれ以下の処理を繰返す。
第4図は第1の割込みルーチンを示し、このルーチン
は、メインルーチンでの初期化の際のタイマセットによ
って最初の割込みが開始された後は、このルーチン内で
のタイマセットにより、デューティ周期T間に2回起動
し、デューティ比,駆動信号変換部13bとしての処理を
行なものである。このルーチンが開始されると、先ずス
テップSI1でデューティ中止フラッグが2か否かを調
べ、その判定結果がNOであれば、ステップSI2でデュー
ティ周期Tが基本周期Tbより大きいか否かを調べる。こ
のステップSI2の判定結果がNOのときは、デューティ周
期Tが基本周期Tbとなっていることを意味し、この場合
は、続いてステップSI3以下の処理を行なう。
ステップSI3では、スロットル弁の位置が、デューテ
ィ比制御を行なうべき2つの位置のうちの上側にあるか
下側にあるかを調べる。そして、上側にある場合は、ス
テップSI4で次回の割込み時期を決めるタイマに[T×
(1−Rd)]の時間をセットするとともに、ステップSI
5で、スロットル弁開度を1ステップ下げる信号を出力
し、それから、後に詳述する共振タイマTMvに3msの時間
をセットした後、リターンする。また、ステップSI3
スロットル弁が下側にあることを判定した時は、ステッ
プSI7でデューティ中止フラッグが1か否かを調べ、そ
の判定結果がNOの場合は、次回割込用タイマに[T×R
d]をセットするとともに、ステップSI9でスロットル弁
開度を1ステップ上げる信号を出力してからステップSI
6を経てリターンする。
ステップSI7でデューティ中止フラッグが1であると
判定されたときは、ステップSI10で次回割込用タイマに
T/2をセットするとともに、ステップSI11でデューティ
中止フラッグを2とした後リターンし、スロットル弁開
度の変更は行なわない。こうして、メインルーチンでデ
ューティ中止フラッグが1とされたときはスロットル弁
が下側位置となったときにデューティ比制御を停止す
る。そして、上記のようにデューティ中止フラッグが2
とされた後は、メインルーチンでデューティ中止フラッ
グが0とされるまで、ステップSI1での判定結果がYESと
なり、この場合はステップSI12で次回割込用タイマにT/
2をセットして、スロットル弁開度の変更を行なわずに
リターンする。
また、ステップSI2でデューティ周期Tが基本周期よ
りも大きいことが判定されたときも、ステップSI13〜SI
21で、ステップSI3〜SI11とほぼ同様の処理を行なう。
ただし、スロットル弁が上側にあるときのステップSI14
によるタイマセットでは、メインルーチンのステップS
33で求めた下側保持時間Tlをセットし、スロットル弁5
が下側にあってデューティ中止フラッグが0のときのス
テップSI18によるタイマセットでは、メインルーチンの
ステップS33で求めた上側保持時間Thをセットする。
第5図は第2の割込みルーチンを示し、このルーチン
は、1ms毎に起動し、スロットル弁開度をステップ変化
させる基本的なステップ制御を行なうものである。この
ルーチンが開始されると、まずステップSI31で、出力信
号の累積演算等によって検出した実開度とメインルーチ
ンのステップS39で求めた目標開度とが等しいか否かを
調べる。そして、等しくなければ、ステップSI32で共振
フラッグFVIVが1か否かを調べ、1でなければ、ステッ
プSI33〜SI35でスロットル弁開度を変更し、つまり、実
開度が目標開度より大きければスロットル弁開度を1ス
テップだけ下げる信号を出力し、実開度が目標開度より
小さければスロットル弁開度を1ステップだけ上げる信
号を出力する。それから、ステップSI36で共振タイマに
3msの時間をセットした後、リターンする。
ステップSI31で実開度と目標開度とが等しいことを判
定したときは、ステップSI37で共振タイマTMvを1ずつ
ディクリメントするとともに、ステップSI38〜ステップ
SI40で、共振タイマTMvが0になるまでは共振フラッグF
VIVを1にセットし、共振タイマTMvが0になれば共振フ
ラッグFVIVを0にクリアする処理を行なってからリター
ンする。そして、共振フラッグFVIVが1にセットされて
いる間は、目標開度が変更されても、ステップSI32での
YESの判定からステップSI37に移る。ここで、当実施例
において共振タイマTMvおよび共振フラッグFVIVを用い
ているのは、実開度が目標開度に一致する状態まで制御
された直後に目標開度の変更等によって再びスロットル
弁開度が変更されるような場合、ステップモータが共振
状態にある期間内に変更信号が出力されてステップモー
タが誤動作さするという事態を防止するためであり、前
記のステップSI6、SI16もしくはステップSI36で共振タ
イマTMvがセットされてから、ステップSI37〜SI40によ
る処理で共振タイマTMvがタイムアップするまでは、ス
テップSI32での判定に基づいてステップ制御が停止さ
れ、また、メインルーチンのステップS36、S38および第
1割込みルーチンのステップSI1、SI7の判定に基づいて
デューティ比制御も停止される。
第6図は、第3の割込みルーチンを示す。このルーチ
ンは、メインルーチンにおけるステップS2以下の処理の
時間間隔および補正遅延時間TMlの計測を行なうもの
で、8ms毎に起動され、ステップSI41でフラッグFSTATを
1とセットし、ステップSI42,SI43で、補正遅延時間TMl
が0となるまでこれを1ずつディクリメントしてからリ
ターンする。
以上のようなフローチャートに従った制御によると、
アイドル時の目標回転数と実回転数との比較に基づき、
大きな回転数偏差に対しては、メインルーチンのステッ
プS39で求められた目標開度に応じ、第2割込みルーチ
ンにおけるステップSI31およびステップSI33〜SI36の処
理により、スロットル弁開度を1ステップずつ変化させ
るステップ制御を行なう。また、1ステップ分以下の回
転数偏差に対する制御としては、メインルーチンのステ
ップS24〜S30でデューティ比が求められ、第1割込みル
ーチンでの処理により、スロットル弁開度が2つのステ
ップ位置の間で、上記デューティ比に応じた時間間隔で
上側位置と下側位置とに交互に切替えられる。つまり、
第7図に示すように、デューティ比信号(線A)に応じ
てステップモータがステップ間で正方向と逆方向とに切
替え作動され(線B)、これに対応してスロットル弁開
度が変化することにより、実質的にスロットル弁開度が
ステップ間の値(一点鎖線C)にされるのと同等に、デ
ューティ比制御によって微調整されることとなる。ただ
し、デューティ比が所定範囲(15〜85%)外となる場
合、二点鎖線A1で示すように、上側保持時間もしくは下
側保持時間(デューティ比信号の切替わりの時間間隔)
が極度に短くなって、ステップモータ切替わり直後の不
安定な状態(共振状態)にある期間にデューティ比信号
が切替わり、ステップモータが誤動作(二点鎖線B1)す
る可能性がある。
このような場合に、まずメインルーチンのステップS
33の処理で、デューティ周期Tが基本周期Tbよりも長く
され、これにより上側保持時間Thおよび下側保持時間Tl
も延長されるため、上記のような誤動作が防止される
(線A2,B2)。さらに、エンジン回転数が不安定に変動
することを防止するためデューティ周期Tの延長はある
程度までにとどめ、この処理によっても上記保持時間Th
またはTlが所定時間以上に保たれない場合は、メインル
ーチンのステップS34〜S38の処理とそれに応じた第1割
込みルーチンでのステップSI1、SI7、SI10、SI12等の処
理により、デューティ比制御が停止される。
このようにして、デューティ比制御による信号切替わ
りの時間間隔が所定時間以下とならないように規制され
ることとなる。
なお、上記実施例では、アイドル回転数の制御につい
てのみ示したが、必要とあれば、アイドル時以外でも、
デューティ比制御およびその規制を行なうようにしても
よい。
(発明の効果) 以上のように本発明は、ステップモータを用いてスロ
ットル弁開度の制御を行なう装置において、ステップモ
ータのステップ間における制御をデューティ比制御によ
って行なうとともに、デューティ比制御による信号切替
の時間間隔が所定値以下になることを阻止するデューテ
ィ比制御規制手段を設けているため、デューティ比制御
で高精度にスロットル弁開度の微調整を行ないうるよう
にしつつ、デューティ比制御による信号の時間間隔が短
くなってステップモータが誤動作するといった事態を確
実に防止することができ、制御制度を向上することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す装置の概略図、第2図は
制御部のブロック図、第3図(a)(b)および第4図
乃至第6図は制御のフローチャート、第7図はデューテ
ィ比制御およびその規制の動作を示すタイムチャートで
ある。 1……エンジン、2……吸気通路、5……スロットル
弁、6……ステップモータ、7……制御部、13……デュ
ーティ比制御手段、14……デューティ比制御規制手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのスロットル弁をステップモータ
    で駆動するエンジンのスロットル弁制御装置において、
    上記ステップモータに制御信号を出力してスロットル弁
    の開度を制御する制御部に、ステップモータの各ステッ
    プ間におけるスロットル弁開度の制御をデューティ比制
    御によるステップ間でのステップモータの正方向と逆方
    向の作動の繰り返しによって行なうデューティ比制御手
    段と、デューティ比制御による正方向の作動信号あるい
    は逆方向の作動信号の出力間隔が、ステップモータが不
    安定な状態にある零近傍の所定値以下になることを阻止
    するデューティ比制御規制手段とを設けたことを特徴と
    するエンジンのスロットル弁制御装置。
JP61256180A 1986-10-27 1986-10-27 エンジンのスロツトル弁制御装置 Expired - Lifetime JP2502295B2 (ja)

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