JPH07681Y2 - アイドル回転速度制御装置 - Google Patents

アイドル回転速度制御装置

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JPH07681Y2
JPH07681Y2 JP1988046713U JP4671388U JPH07681Y2 JP H07681 Y2 JPH07681 Y2 JP H07681Y2 JP 1988046713 U JP1988046713 U JP 1988046713U JP 4671388 U JP4671388 U JP 4671388U JP H07681 Y2 JPH07681 Y2 JP H07681Y2
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rotation speed
valve
idle rotation
internal combustion
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秀毅 武藤
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案はアイドル回転速度制御装置に係り、特に、エア
コン等の外部負荷に対応してアイドル回転速度を上昇さ
せるためのアイドル回転速度上昇弁を備えるアイドル回
転速度制御装置に関する。
[従来の技術] 従来より、吸気管に設けられたスロットルバルブを迂回
する2つのバイパス路を備え、一方のバイパス路にはア
イドル回転速度制御弁(以後ISCVとも呼ぶ)を設け、他
方のバイパス路にはエアコン専用のアイドル回転速度上
昇(以後アイドルアップとも呼ぶ)弁を設けたアイドル
回転速度制御(以後ISCとも呼ぶ)装置が知られてい
る。
こういった従来の装置としては、例えば、エアコン負荷
が加わった場合には、アイドルアップ弁を開放すると共
に、ISCVのフィードバック制御を禁止し、ISCVをエアコ
ン負荷の加わる直前の開度に保持するものや、特開昭61
−116048号公報記載の様に、エアコン負荷が加わった場
合にも、ISCVのフィードバック制御を禁止せずに、アイ
ドルアップ弁とISCVの両者によりアイドル回転速度制御
を行なうものがあった。
[考案が解決しようとする課題] ところが、これらの装置においては、アイドルアップ弁
とISCVの両方からの流入空気の増量制御によりアイドル
アップを行なうため、整備工場等においてアイドルアッ
プ目標回転速度を調整する際に後者においてはアイドル
アップ弁の開度を調整すると、それに伴なってISCVのフ
ィードバック制御が行なわれてしまうために、アイドル
アップ弁の調整不良を引き起こすという問題があった。
また、前者においては内燃機関始動後エアコンオンとす
る時期によってISCV開度が異なる場合があり、その結
果、アイドルアップ弁を調整したものの実際の内燃機関
運転時に対応しない恐れがあった。そのため、アイドル
アップ目標回転速度を調整する際には後者においてはT
端子をオンとしたり、あるいはISCVのコネクタを外す等
の操作が必要であり、前者においては内燃機関のアイド
ル回転速度が安定するのを待つか、あるいはISCVに無関
係に調整するためにT端子オン等の操作を行なう必要が
あり、作業性が悪いという問題や調整時と実際のアイド
ルアップ時とではISCVの作動が異なるため調整ミスが発
生しやすという問題があった。
さらに、前者の装置においてはISCVのフィードバック制
御を禁止しているために、エアコン以外の負荷、例え
ば、運転者がヘッドライトを点灯したり、熱線、ファン
等をオンとすることによって生ずる電気負荷やハンドル
据え切りによって生ずるパワーステアリング負荷が加わ
った場合には、これら負荷に対応して流入空気量を調節
することができずエンストが発生することがあった。ま
た、内燃機関始動直後にエアコンスイッチがオンとなっ
た場合には、ISCVは全開状態のままとなり、アイドルア
ップ回転速度が異常に高くなり過ぎるという問題もあっ
た。
考案の構成 そこで、本考案は上記問題点を解決することを目的とし
て、以下の様な構成を採用した。
[課題を解決するための手段] 即ち、本考案の要旨とするところは、 内燃機関M1の吸気管にスロットルバルブを迂回して設け
られる2つのバイパス路M2と、 前記バイパス路M2の一方に設けられるアイドル回転速度
制御弁M3と、 前記バイパス路M2の他方に設けられるアイドル回転速度
上昇弁M4と、 上記アイドル回転速度制御弁M3を介して内燃機関M1への
流入空気量を調整することにより該内燃機関M1の回転速
度を目標アイドル回転速度となる様にフィードバック制
御するアイドル回転速度制御手段M5と、 内燃機関M1に外部負荷が加わった場合には上記アイドル
回転速度上昇M4により該内燃機関M1への流入空気量を増
加して該内燃機関M1の回転速度を上昇させる上昇指示信
号を出力するアイドル回転速度上昇指示手段M6と、 を備えるアイドル回転速度制御装置において、 上記アイドル回転速度上昇指示手段M6から上記指示信号
が出力された場合には、上記アイドル回転速度上昇弁M4
は外部負荷に対応して上記目標アイドル回転速度より高
い回転速度を単独で維持可能な開度とされ、 かつ、当該状態にされてからも、上記アイドル回転速度
上昇弁M4だけで目標アイドル回転速度を維持できないと
きに対処するため、上記アイドル回転速度制御弁M3のフ
ィードバック制御が継続されることを特徴とするアイド
ル回転速度制御装置にある。
[作用] 本考案のアイドル回転速度制御装置においては、内燃機
関M1に外部負荷が加わった場合には、アイドルアップ指
示手段M6によりアイドルアップ弁M4の開度が調節されて
内燃機関M1への流入空気量が増加される。アイドルアッ
プ弁M4を介して内燃機関M1へ流入する空気量の増加のみ
によってアイドルアップが実行できるため、アイドルア
ップ時にはISCVM3はISC手段M5によりフィードバック制
御され、全閉もしくは最小開度に保持されることとな
る。アイドルアップ目標回転速度調整の際には上記作用
によりISCVM3の影響を受けることなくアイドルアップ弁
M4の開度調整がなされ、また、この調整状態と実際のア
イドルアップ時とは同一条件となるため、最適な調整が
可能である。
さらに、アイドルアップ中もISCVM3のフィードバック制
御は続行されるため、さらに別の外部負荷が加わってア
イドル回転速度が低下した場合にもISC制御手段M5によ
り速やかにISCVM3の開度が調整されてエンスト発生が防
止されると共に、別の外部負荷が加わらない場合には上
記最適に調整されたアイドルアップ弁M4のみによってア
イドルアップが行なわれるため、最適なアイドルアップ
回転速度が維持される。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面と共に説明する。
第2図は、本考案の第1実施例のシステム構成図であ
る。内燃機関10の吸気通路11中には、スロットルバルブ
12が設けられており、スロットルバルブ12の開度制御に
よって内燃機関10への吸入空気量が制御される。このス
ロットルバルブ12の介挿された吸気通路11を迂回してサ
ージタンク17へと2つのバイパス通路13,15が形成され
ており、バイパス通路13には、ISCV20が介挿され、バイ
パス通路15にはエアコン専用のアイドルアップ弁23が介
挿されている。ISCV20は、アクチュエータを成すリニア
ソレノイド21をデューティ制御することによってその開
度が調節され、スロットルバルブ12とは独立して内燃機
関10への吸入空気量が制御されるようになっている。ま
た、アイドルアップ弁23はオン−オフ型の弁であって、
サージタンク17と連通する負圧路19と、負圧路19に介挿
された三方切換弁24とを備える。三方切換弁24は通常は
図示黒塗りの様に大気に開放される位置に制御されてい
る。アイドルアップ弁23は三方切換弁24が白塗り位置に
切換えられると負圧路19を介して導かれる負圧によりダ
イヤフラム25がばね26に抗して変形することにより開弁
される。ばね26は調節ねじ27により付勢力を調節するこ
とができ、それによってアイドルアップ弁23の開度調節
がなされる。尚、アイドルアップ弁23はエアコン負荷に
対応して単独でアイドルアップ可能な吸入空気量の増加
を行なえる様に調節されている。
スロットルバルブ12、ISCV20あるいはアイドルアップ弁
23によって内燃機関10への吸入空気量が制御されると、
その吸入空気量は図示しない吸入空気量センサによって
計測され、計測された吸入空気量に応じて予め決められ
た量の燃料が燃料噴射弁10aによって噴射され、機関回
転速度が制御される。リニアソレノイド21、三方切換弁
24及び燃料噴射弁10aの作動は、ISC手段M5としての制御
回路40によって制御され、そのため制御回路40には、図
示を省略したが、上述の吸入空気量センサその他から各
検出信号が入力されている。従って、アイドリング時
で、スロットルバルブ12が閉じられているときには、ス
ロットルバルブ12に設けたスロットルセンサ12aにより
その状態を制御回路40で検出してISCV20の開度を制御
し、機関回転速度を目標アイドル回転速度NEoに維持す
ることができる。
また、内燃機関10が出力軸30には、エアコンのヒンプレ
ッサ31が電磁クラッチ32を介してベルト33により接続さ
れている。このエアコンは専用のエアコン制御装置34に
よりその作動が制御される。エアコン制御装置34にはア
イドルアップ指示手段M6としてのエアコンスイッチ35が
接続されるとともに、上述の制御回路40とも入出力信号
線が接続されている。
エアコンスイッチ35がオンとなった場合には、エアコン
制御装置34、制御回路40を介して三方切換弁24が図示白
塗り位置に切換えられることによりサージタンク17から
の負圧によりアイドルアップ弁23が開弁制御され、エア
コン負荷に対応したアイドルアップが実行される。
第3図は制御回路40を中心とした電気回路部分のブロッ
ク図である。制御回路40はマイクロコンピュータを中心
に構成されており、マイクロコンピュータは、周知のよ
うに、中央処理装置(CPU)41、ランダムアクセスメモ
リ(RAM)42、リードオンリメモリ(ROM)43および入出
力回路44a、入力回路44b、出力回路44cがバス45を介し
て接続され、このバイ45を介してデータの転送等が行わ
れる。
マイクロコンピュータの1つの入出力回路44aには、ア
ナログマルチプレクサ機能を有するA/D変換器47が接続
されており、A/D変換器47には、バッファ48a,48b等を介
して水温センサ51、車速センサ52、その他図示しない吸
入空気量センサ等のアナログ信号を出力するセンサから
の検出信号が入力されている。そして、A/D変換器47で
は、CPU41からの指令に従って、水温センサ51その他か
らの検出信号をディジタル信号に変換し、A/D変換が完
了したとき完了信号を入出力回路44aを介してCPU41に送
り、再度CPU41の指令を受けてディジタル信号をRAM42に
格納する。
また、入力回路44bには、バッファ48c〜48fを介してス
ロットルセンサ12a、クランク角センサ54、ニュートラ
ルスイッチ55等のディジタル信号を出力するセンサから
の信号及びエアコン制御装置34からのコンプレッサのオ
ン/オフ状態を表わす信号等が入力される。入力回路44
bに入力されたこれらの信号も、CPU41の指令に従って処
理される。
上述のセンサは各々次のような値、状態を検出する。水
温センサ51は内燃機関10の冷却水温、車速センサ52は車
速、スロットルセンサ12aはスロットルバルブ12の開
度、クランク角センサ54は内燃機関10のクランクの回転
角を検出し、それぞれの値に応じた信号を発生する。ニ
ュートラルスイッチ55はトランスミッションに設けら
れ、ギヤ位置がニュートラル(自動変速機の場合にはパ
ーキング位置も含む。)にあるときにオンとなるスイッ
チである。なお、クランク角センサ54からの信号は、CP
U41に送り込まれた後、機関回転速度の演算に利用され
る。
さらに、出力回路44cには、フリーランカウンタ、レジ
スタ等があり、駆動回路49a〜49cを介して燃料噴射弁10
a、リニアソレノイド21、三方切換弁24が接続されてい
る。そして、CPU41から燃料噴射弁10aの開弁時間あるい
はリニアソレノイド21の通電時間に関するデータをレジ
スタに受け、そのレジスタの値をフリーランカウンタの
値と比較することによって、開弁信号あるいは通電信号
を形成する。さらに、出力回路44cはエアコン制御装置3
4とも接続され、エアコン制御装置34を介してエアコン
スイッチ35のオン信号が入力されると三方切換弁24への
開弁信号が出力される。これら開弁信号、通電信号は、
駆動回路49a〜49cを介して、燃料噴射弁10a、リニアソ
レノイド21、三方切換弁24に供給される。その他、出力
回路44cには、点火信号を形成するイグナイタ(図示せ
ず)も接続される。
一方、ROM43内には、マイクロコンピュータの各種プロ
グラムが格納されており、その他、演算処理に必要な各
種データ、テーブル等も格納されている。
ROM43に格納されたプログラムには、上述の如く、所定
クランク角毎に、又は、所定時間毎に割り込み実行さ
れ、機関回転速度を演算するプログラムや各センサから
の信号に基づいて燃料噴射弁10aの開弁時間、イグナイ
タの通電時間を演算するためのプログラム、さらには、
内燃機関10がアイドリング状態にあるとき、機関回転速
度を目標アイドル回転速度NEoに維持するように、リニ
アソレノイド21の通電時間を演算するプログラム等があ
るが、これらはいずれも公知であるので、ここでは説明
を省略する。
次に、上記構成よりなるアイドル回転速度制御装置によ
り実行されるISCV20及びアイドルアップ弁23に対する制
御処理について説明する。
第4図(イ)にエアコン負荷に対応するアイドルアップ
制御のフローチャートを示す、アイドルアップ制御ルー
チンは所定時間、例えば100msec毎に割り込み実行され
る。
まず、ステップ100にてエアコンスイッチ35がオンから
オフへあるいはオフからオンへ操作された否かが判断さ
れる。内燃機関10始動後、エアコンスイッチ35がオン操
作されると肯定判断されてステップ102へ進む。ステッ
プ102ではエアコンオンか否かが判断される。エアコン
スイッチ35がオン操作されてエアコンオンとなっている
ため、肯定判断となりステップ104へ進み三方切換弁24
が第2図白塗り位置へ切換えられアイドルアップ制御ル
ーチンを一旦終了する。再びアイドルアップ制御ルーチ
ンが繰り返し割り込み実行される。今度は、エアコンス
イッチ35がオフ操作されるまではステップ100は否定判
断となり、そのまま処理を一旦終了する。その後、エア
コンスイッチ35にオフ操作されるとステップ100は肯定
判断となり、ステップ102へ進む。今度はエアコンオフ
となっているためステップ102は否定判断されステップ1
06へ進み三方切換弁24が第2図黒塗り位置へ切換えられ
る。こうして、エアコン負荷に対応して内燃機関10への
吸入空気量が制御されアイドルアップが実行される。
尚、本実施例においては目標アイドルアップ回転速度NE
1として目標アイドル回転速度NEoより高い950rpmを設定
し、アイドルアップ弁23は単独で、NE1を保持するため
の吸入空気量増加を実行できる様調節されている。
一方、アイドル回転速度制御処理は第4図(ロ)のフロ
ーチャートに示す様に実行される。ISCルーチンは所定
時間、例えば100msec毎に割り込み実行される。まず、
ステップ110にてISCフィードバック条件にあるか否かが
判断される。この判断は、公知の如く、機関始動後所定
時間経過し、機関水温が所定温度以上となった場合にフ
ィードバック条件にあるとして肯定判断される。上記諸
条件を満たさない場合は否定判断され、ステップ126に
てISCV20を全開に保持すべく開弁信号Doutとして最大開
度信号Dmaxが設定される。一方、肯定判断されると、ス
テップ112へ進み、機関回転速度NEがISCV20の作動不感
帯NRZの上限NEouより大きいか否かが判断される。尚、
本実施例においては、目標アイドル回転速度NEoを700rp
mとし、不感帯NRZとして上限NEouを737.5rpm、下限NEod
を687.5rpmに設定してある。ステップ112にて肯定判断
された場合には、ステップ114へ進み、ISCV20への開弁
信号Doutとして前回の開弁信号Dから0.5%(全開時を1
00%とする)減少させた信号が設定され、ステップ128
以下の処理を経てアイドル回転速度を目標アイドル回転
速度NEoを含む不感帯NRZ内に収めるよう制御が行なわれ
る。一方、ステップ112で否定判断された場合には、ス
テップ116へ進み、機関回転速度NEが不感帯NRZの下限NE
od=687.5rpmより小さいか否かが判断される。肯定判断
された場合はステップ118へ進みエアコンオンか否かが
判断される。エアコンオンの場合にはステップ120へ進
みD+8%の開弁信号Doutが設定され、エアコンオフの
場合はステップ122へ進みD+2%の開弁信号Doutが設
定される。エアコンオンの場合には、通常(エアコンオ
フ)の場合よりもISCV20の開度増加を速くすることによ
りエンスト発生を速やかに防止するためである。一方、
機関回転速度NEが上記不感帯にある場合(687.5rpm≦NE
≦737.5rpm)には、ステップ112、ステップ116共に否定
判断となり、ステップ124へ進む。ステップ124では、開
弁信号Doutとして前回の開弁信号Dがそのまま設定さ
れ、ステップ128以下の処理を経てISCV20の開度が保持
される。
上述の様に、ステップ114,120,122,124又は126にてISCV
20への開弁信号Doutが設定されると、ステップ128以下
の処理へ進む。ステップ128においては上記演算されたD
outが最少開度信号Dminより大きいか否かが判断され
る。肯定判断された場合はステップ130へ進み、Doutが
最大開度信号Dmaxより小さいか否かが判断される。ステ
ップ130にて肯定判断されるとステップ136へ進みDoutが
駆動回路49bを介してそのまま出力される。一方、ステ
ップ128にて否定判断された場合にはステップ132にてDo
utとしてDminが設定され、ステップ136にて該Doutが出
力される。
同様に、ステップ130にて否定判断された場合にはステ
ップ134にてDoutとしてDmaxが設定され、ステップ136に
て該Doutが出力される。その後、ステップ138にて今回
の制御処理において決定され、出力されたDoutの値が記
憶されて処理を終了する。
次に、第5図のタイミングチャートに基づいてアイドル
アップ時の機関回転速度とISCV20への開弁信号との関係
を説明する。
ISCフィードバック制限により機関回転速度NEが目標ア
イドル回転速度NEoに制御されると、ISCV20への開弁信
号Doutは所定開弁信号Dfbに保持される。その後、時刻T
1にてエアコンスイッチ35がオン操作されると、アイド
ルアップ弁23が開放されるため、機関回転速度NEは上昇
し始める。時刻T2にてNEが前記不感帯NRZの上限NEouを
超えると、開弁信号Doutは0.5%ずつ減少され始める。
時刻T3にてDoutは最小開弁信号Dminになり、NEは目標ア
イドルアップ回転速度NE1に到達し、その後はアイドル
アップ弁23を介して吸入空気量が増加されていることに
より、NE=NE1に保持される。この時、DoutはDminに保
持され、ISCV20は全閉もしくは最小開度状態に保持され
る。
また、図中一点鎖線にて示した様に、時刻T1にてエアコ
ンオンとなった後、時刻T11にてライトが点灯された場
合、NEは外部負荷の増大によって低下する。このとき、
Doutは時刻T2以後と同様に0.5%ずつ減少されている
(ステップ114)。時刻T12にてNE=NEouとなると、Dout
はその時の開弁信号D12に保持される(ステップ124)。
その後さらにNEが低下して時刻T13にてNE=NEodとなる
と、Doutは8%ずつ増加され始める(ステップ120)。
これに伴なってNEの低下が抑制され、逆に上昇し始めて
時刻T14には再びNE=NEodとなる。するとDoutはその時
の開弁信号D14に保持される(ステップ124)。その後、
時刻T15にてNE=NEouとなると、Doutは再び減少し始め
る(ステップ114)。
次に、第2実施例について第6図、第7図に基づいて説
明する。
第2実施例は第1実施例とほとんど同じ構成からなり、
アイドルアップ弁28としてISCV20と同様のリニアソレノ
イド29を有するものを採用した。尚、図中第1実施例と
同様の構成は第3図の番号に200を加えて記載してあ
る。
アイドルアップ弁28はエアコンスイッチ235のオン操作
があると、エアコン制御装置234、制御回路240によりデ
ューティ制御され、最適なアイドルアップを実行する。
尚、アイドルアップ28も、単独にてアイドルアップ可能
な様に調整されている。調整の方法としては第1実施例
同様調節ねじ等により機械的に調節してもよいが、本実
施例では後述の如くブロワスイッチの位置によりNE1を
最適に変更することを目的とし、ブロワスイッチの各位
置に対応して制御回路40の出力すべきデューティの値を
調節している。
本実施例においてはアイドルアップ制御は第7図のフロ
ーチャートの様に実行される。
ステップ200にエアコンスイッチ235または図示しないブ
ロワスイッチが変化したか否かが判断される。肯定判断
されるとステップ202へ進みエアコンオンか否かが判断
される。エアコンオンの場合はステップ203にてブロワ
スイッチの位置が確認され、各位置に対応するステップ
205l,205m,205hのいずれかへ進む。例えば、ブロワスイ
ッチが「LO」位置であればステップ205lへ進み、目標ア
イドルアップ回転速度NE1としてNElが設定される。尚、
NElはNEouより大きな値に設定されている。その後ステ
ップ207へ進みNElにアイドルアップするのに必要な開度
にアイドルアップ弁28が開度制御される。ステップ200
にて否定判断された場合、即ち、エアコンスイッチ35も
ブロワスイッチもいずれも変化しない場合はそのまま処
理を終わる。また、ステップ202にてエアコンオフと判
断されるとステップ206へ進み、アイドルアップ弁28が
閉弁される。
以上説明した各実施例によれば、エアコンオンの際のア
イドルアップはアイドルアップ弁23,28のみを介して実
行できる。その結果、整備工場等にてアイドルアップ弁
を調整する際に、ISCV20,220のコネクタを外したり、T
端子を短絡させる必要がなく、作業性を向上するととも
に適確が可能となった。また、アイドルアップ中もISC
フィードバック制御を実行しているため、さらに、エア
コン以外の外部負荷が加わった場合の機関回転数の低下
によるエンスト発生を防止できる。さらに、ISCV20,220
の不感帯NRZとして、目標アイドルアップ回転速度NE1を
含まない、NE1より低い範囲を設定しているため、アイ
ドルアップ制御中はISCV20,220は最小開度に保持される
ので、異常に回転数が上昇することがない。
さらに、第1実施例ではアイドルアップ弁23を負圧作動
させるため、駆動電力が少なく経済的である。
また、第2実施例によれば、目標アイドルアップ回転速
度を変化すべき場合に、アイドルアップ弁28の開度をデ
ューティ制御することにより最適なアイドルアップ制御
をアイドルアップ弁28のみによって実行できる。その結
果、運転者にとって快適な乗り心地を提供すると共に、
内燃機関10を経済的に最適な状態にて運転可能である。
以上本考案の実施例につき説明したが、本考案は、何ら
これらに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲の種々の態様を採用できる。
例えば、アイドルアップ弁23は制御回路40を介すること
なくエアコンスイッチ35と直接接続されていてもよい。
また、ISCV20,220の最小開度は全閉としても、所定開度
を保つこととしてもよい。さらに、不感帯NRZを設けな
くてもNE1>NE0であれば構わない。また、アイドルアッ
プ弁23はステップモータ式、ロータリ式のものやオン−
オフ型の電磁弁等いかなる弁であってもよい。
考案の効果 以上説明した本考案によれば、アイドルアップ弁の調整
の際に作業性が向上でき、調整ミスのない適確な調整が
可能となった。また、アイドルアップ中の別の外部負荷
に対してもISCVが速やかに対応でき、エンストの発生を
防止できる。さらに、アイドルアップの際にアイドルア
ップ開始時期等に関係なく、アイドルアップ回転速度が
異常に高くなるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を例示するブロック図、第2図は
第1実施例の要部構成図、第3図は同じく制御回路のブ
ロック図、第4図(イ)は同じくアイドルアップ制御を
表わすフローチャート。第4図(ロ)は同じくアイドル
回転速度制御を表わすフローチャート、第5図は同じく
アイドルアップ時の機関回転速度と開弁信号の変化を表
わすタイミングチャート、第6図は第2実施例の要部構
成図、第7図は同じくアイドルアップ制御を表わすフロ
ーチャートである。 M1…内燃機関 M2…バイパス路 M3…アイドル回転速度制御弁 M4…アイドル回転速度上昇弁 M5…アイドル回転速度制御手段 M6…アイドル回転速度上昇指示手段 10,210…内燃機関 13,15,213,215…バイパス路 20,220…ISCV 23,28…アイドルアップ弁 34,234…エアコン制御装置 35,235…エアコンスイッチ 40,240…制御回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気管にスロットルバルブを迂
    回して設けられる2つのバイパス路と、 前記バイパス路の一方に設けられるアイドル回転速度制
    御弁と、 前記バイパス路の他方に設けられるアイドル回転速度上
    昇弁と、 上記アイドル回転速度制御弁を介して内燃機関への流入
    空気量を調整することにより該内燃機関の回転速度を目
    標アイドル回転速度となる様にフィードバック制御する
    アイドル回転速度制御手段と、 内燃機関に外部負荷が加わった場合には上記アイドル回
    転速度上昇弁により該内燃機関への流入空気量を増加し
    て該内燃機関の回転速度を上昇させる上昇指示信号を出
    力するアイドル回転速度上昇指示手段と、 を備えるアイドル回転速度制御装置において、 上記アイドル回転速度上昇指示手段から上昇指示信号が
    出力された場合には、上記アイドル回転速度上昇弁は外
    部負荷に対応して上記目標アイドル回転速度より高い回
    転速度を単独で維持可能な開度とされ、 かつ、当該状態にされてからも、上記アイドル回転速度
    上昇弁だけで目標アイドル回転速度を維持できないとき
    に対処するため、上記アイドル回転速度制御弁のフィー
    ドバック制御が継続されることを特徴とするアイドル回
    転速度制御装置。
JP1988046713U 1988-04-06 1988-04-06 アイドル回転速度制御装置 Expired - Lifetime JPH07681Y2 (ja)

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