JP2502090Y2 - 塗装用コンベア台車 - Google Patents

塗装用コンベア台車

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JP2502090Y2
JP2502090Y2 JP8834790U JP8834790U JP2502090Y2 JP 2502090 Y2 JP2502090 Y2 JP 2502090Y2 JP 8834790 U JP8834790 U JP 8834790U JP 8834790 U JP8834790 U JP 8834790U JP 2502090 Y2 JP2502090 Y2 JP 2502090Y2
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JP
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conveyor
underframe
coating
deck
decks
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JP8834790U
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JPH0450156U (ja
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能生 鈴木
稔夫 湯川
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Trinity Industrial Corp
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Trinity Industrial Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、塗装ラインに沿って被塗装物を搬送する塗
装用コンベア台車の改良に関する。
〔従来の技術〕
自動車の塗装ラインでは、被塗装物となる自動車ボデ
ィをコンベア台車の台枠に搭載して塗装ブース内や乾燥
炉内に搬送するようになっている。
このコンベア台車は、自動車ボディを搭載する台枠
が、自動車ボディの全長と同一又はそれ以下の長さに形
成されたものが一般的であるが、塗装ブース内において
は、コンベア台車で搬送中の自動車ボディに手吹塗装に
よる補正塗装等が行われるので、その塗装作業の便宜を
図るために、台枠の長さを自動車ボディの全長よりも長
くして、当該台枠の前後両端側に作業者が乗れるデッキ
・スペースを設けたものもある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし,このようにコンベア台車の台枠の前後にデッ
キを形成すると、各コンベア台車で相前後して搬送され
る自動車ボディ間の間隔が大きく広がるため、乾燥炉内
を通過する自動車ボディの単位数量が減少して、当該乾
燥炉の熱効率が悪くなるという問題があった。
なお、乾燥炉の熱効率を高めるために、乾燥炉内にお
ける自動車ボディの搬送速度を高めれば、当該自動車ボ
ディに形成された塗膜が乾燥不足にならないように乾燥
炉の炉長を長くしなければならないから、乾燥炉の設置
スペースが大きくなると同時に、その設備費が嵩むとい
う新たな問題が生ずる。
また、塗装ラインでは、コンベア台車に載せた自動車
ボディが所定の場所で前後に列を成してストレージされ
ることがあるが、この際、各自動車ボディ間の間隔が広
がれば、ストレージできる自動車ボディの数量が減少
し、また、その数量を減少させないとすれば、ストレー
ジ場所のスペースを大きくせざるを得ないという問題が
あった。
そこで本考案は、台枠の前後に作業者を乗せるデッキ
が形成されたコンベア台車で相前後して搬送される被塗
装物間の間隔を狭めることを技術的課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決するために、本考案は、被塗装物を搭
載する台枠の前後両端側に作業者を乗せるデッキが形成
された塗装用コンベア台車において、片方のデッキの下
面が他方のデッキの上面よりも上方に位置するように、
両デッキが上下に齟齬して水平に形成されていることを
特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、相前後する塗装用コンベア台車が、
互いに対向する各台枠の前端側と後端側に形成されてい
るデッキ同士を上下に重ね合わすようにして接近するこ
とができるから、各台枠に搭載されている被塗装物間の
間隔が狭められる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。
第1図は本考案による塗装用コンベア台車の一例構成
を示す側面図、第2図はその使用状態を示す側面図であ
る。
本例に示すコンベア台車1は、被塗装物となる自動車
ボディWを搭載する台枠2の左右両側にコンベアレール
3に沿って走行する車輪4,4が設けられると共に、その
台枠2の前後両端側に作業者を乗せるデッキ5及び6が
形成されている。
そして、両デッキ5及び6は、後端側のデッキ6の下
面が前端側のデッキ5の上面よりも上方に位置するよう
に、上下に齟齬して水平に形成されている。
これにより、塗装ラインに沿って相前後するコンベア
台車1及び1は、第2図に示すように、前方に位置する
コンベア1の台枠2の後端側に形成されたデッキ6の下
に、後方に位置するコンベア台車1の台枠2の前端側に
形成されたデッキ5を重ね合わすようにして互いに接近
し、両コンベア台車1及び1の夫々の台枠2に搭載され
た自動車ボディW及びW間の間隔を狭めることができ
る。
したがって、この状態で、各コンベア台車1,1…の台
枠2に搭載された自動車ボディWを乾燥炉に搬送すれ
ば、当該乾燥炉内を通過する自動車ボディWの単位数量
が増加して、乾燥炉の熱効率が良くなる。
また、各コンベア台車1,1…を所定の場所で前後に列
を成すようにストレージする場合は、第2図鎖線図示の
如く、相前後するコンベア台車1及び1のデッキ5及び
6を完全に重ね合わせて、その列の長さを短縮すること
ができるから、ストレージ場所のスペースが低減され
る。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案による塗装用コンベア台車
は、被塗装物を搭載する台枠の前後両端側に作業者を乗
せるデッキが形成されていても、相前後するコンベア台
車間の間隔をそのデッキの長さ分だけ狭めることができ
るから、各コンベア台車の台枠に搭載して搬送される各
被塗装物間の間隔を狭めて、乾燥炉の熱効率を低下させ
ないように当該乾燥炉内を通過する被塗装物の単位数量
を増加させることができるという大変優れた効果があ
る。
また、所定の場所にストレージされるコンベア台車の
列を短くして、ストレージできるコンベア台車の数量を
増加させたり、ストレージ場所のスペースを低減するこ
ともできるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による塗装用コンベア台車の一例構成を
示す側面図、第2図はその使用状態を示す側面図であ
る。 符号の説明 1……塗装用コンベア台車、2……台枠、3……コンベ
アレール、4……車輪、5……デッキ、6……デッキ、
W……被塗装物(自動車ボディ)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被塗装物(W)を搭載する台枠(2)の前
    後両端側に作業者を乗せるデッキ(5),(6)が形成
    された塗装用コンベア台車において、片方のデッキ
    (6)の下面が他方のデッキ(5)の上面よりも上方に
    位置するように、両デッキ(5),(6)が上下に齟齬
    して水平に形成されていることを特徴とする塗装用コン
    ベア台車。
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JPH0450156U JPH0450156U (ja) 1992-04-28
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