JPH061967Y2 - 屋根葺き用台車 - Google Patents
屋根葺き用台車Info
- Publication number
- JPH061967Y2 JPH061967Y2 JP1988111504U JP11150488U JPH061967Y2 JP H061967 Y2 JPH061967 Y2 JP H061967Y2 JP 1988111504 U JP1988111504 U JP 1988111504U JP 11150488 U JP11150488 U JP 11150488U JP H061967 Y2 JPH061967 Y2 JP H061967Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mountain
- roofing
- plate
- caster
- loading platform
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Handcart (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、屋根葺き用台車に係り、主として屋根上で行
われる山型折版等の運搬に利用されるものである。
われる山型折版等の運搬に利用されるものである。
〔従来の技術〕 工場や倉庫などの伽藍状建屋における屋根葺き作業は、
一般に、天井空間に架設された梁上の中央部にタイトフ
レームを一列に並べながら溶接固定していく。タイトフ
レームとしては、通常、一定幅の山部を2つ若しくは3
つ有するものが使用され、上述のごとく一列に並べられ
た状態で連続した山部を形成する。このようにしてタイ
トフレームを連設固定したら、次に、山型折版を地上か
ら吊り上げるか、若しくは、屋根上高さに設けられた成
形機で山型折版を現地成形してそのまま屋根上に送り出
し、これら山型折版をタイトフレームと直交するように
配設していく。このとき、タイトフレームと山型折版と
は互いの山部同士を重ね合わせた状態で配設されること
になる。そして、このように山型折版を配設したら、タ
イトフレームと山型折版とを上記の山部同士の接合点に
おいて吊子やボルトにて固着するとともに、隣り合う山
型折版同士の連結は相対峙する各側端部に電動捲締機を
捲馳させて行うことになる。
一般に、天井空間に架設された梁上の中央部にタイトフ
レームを一列に並べながら溶接固定していく。タイトフ
レームとしては、通常、一定幅の山部を2つ若しくは3
つ有するものが使用され、上述のごとく一列に並べられ
た状態で連続した山部を形成する。このようにしてタイ
トフレームを連設固定したら、次に、山型折版を地上か
ら吊り上げるか、若しくは、屋根上高さに設けられた成
形機で山型折版を現地成形してそのまま屋根上に送り出
し、これら山型折版をタイトフレームと直交するように
配設していく。このとき、タイトフレームと山型折版と
は互いの山部同士を重ね合わせた状態で配設されること
になる。そして、このように山型折版を配設したら、タ
イトフレームと山型折版とを上記の山部同士の接合点に
おいて吊子やボルトにて固着するとともに、隣り合う山
型折版同士の連結は相対峙する各側端部に電動捲締機を
捲馳させて行うことになる。
ところが、従来の屋根葺き作業は殆どが人手に頼ってお
り、作業者自らが数人掛かりで山型折版を同時に2〜3
枚を持ち上げ、所定のタイトフレームの場所まで運搬し
ているのが実情である。山型折版には一枚の長さが20
m以上のものがあり、また重量が80kgに及ぶものもあ
るから、高所でこのような重量物運搬作業を行うことは
あまりにも危険であり、また、一度に数枚しか運搬でき
ないために何度もこの作業を行わねばならず作業能率の
向上が図れない。一方、クレーンなどによって、山型折
版を屋根上まで引き上げるとともに引き上げた状態でそ
のまま所定のタイトフレームの場所まで運搬するのでは
長時間を要することになり、これも作業性に劣ることに
なる。
り、作業者自らが数人掛かりで山型折版を同時に2〜3
枚を持ち上げ、所定のタイトフレームの場所まで運搬し
ているのが実情である。山型折版には一枚の長さが20
m以上のものがあり、また重量が80kgに及ぶものもあ
るから、高所でこのような重量物運搬作業を行うことは
あまりにも危険であり、また、一度に数枚しか運搬でき
ないために何度もこの作業を行わねばならず作業能率の
向上が図れない。一方、クレーンなどによって、山型折
版を屋根上まで引き上げるとともに引き上げた状態でそ
のまま所定のタイトフレームの場所まで運搬するのでは
長時間を要することになり、これも作業性に劣ることに
なる。
本考案に係る屋根葺き用台車は、上記課題を解決するた
めに、屋根上に配設された折版に形成される馳締部の複
数に渡ってこれらと接触する長さに設定されたキャスタ
ー列を複数列有してなるキャスター群と、このキャスタ
ー群にて上記の馳締部上をこれらと交差しながら走行す
るように設けられた荷台部と、この荷台部に対し着脱自
在に設けられた荷台押把手と、上記の荷台部におけるキ
ャスター群の間に前後に延びるように設けられた突出部
回避溝とを備えていることを特徴としている。
めに、屋根上に配設された折版に形成される馳締部の複
数に渡ってこれらと接触する長さに設定されたキャスタ
ー列を複数列有してなるキャスター群と、このキャスタ
ー群にて上記の馳締部上をこれらと交差しながら走行す
るように設けられた荷台部と、この荷台部に対し着脱自
在に設けられた荷台押把手と、上記の荷台部におけるキ
ャスター群の間に前後に延びるように設けられた突出部
回避溝とを備えていることを特徴としている。
上記の屋根葺き用台車で屋根上に折版を配設するには、
まず、屋根上の一方の端から折版を数枚だけ配設馳締し
た後、屋根葺き用台車を上記の配設済折版の馳締部上に
載せ置いて、その後の折版運搬作業を屋根葺き用台車で
行うことになる。屋根葺き用台車は、その荷台部に折版
を一度に何枚も載せた状態で屋根上を走行することがで
きるから、折版を運搬する往復回数が減って運搬作業の
効率化を図ることができ、また、作業者自身は折版を持
ち上げて運ばなくてもよいから、運搬作業の労働条件は
格段に軽減され、その上、危険度も遥かに低減されるこ
とになる。
まず、屋根上の一方の端から折版を数枚だけ配設馳締し
た後、屋根葺き用台車を上記の配設済折版の馳締部上に
載せ置いて、その後の折版運搬作業を屋根葺き用台車で
行うことになる。屋根葺き用台車は、その荷台部に折版
を一度に何枚も載せた状態で屋根上を走行することがで
きるから、折版を運搬する往復回数が減って運搬作業の
効率化を図ることができ、また、作業者自身は折版を持
ち上げて運ばなくてもよいから、運搬作業の労働条件は
格段に軽減され、その上、危険度も遥かに低減されるこ
とになる。
また、折版を荷台部に積み込む際には、この荷台部に取
り付けられる荷台押把手が障害となるが、本考案の屋根
葺き用台車では荷台押把手は着脱自在に設けられている
ので、折版の積み込み時にはこれを取り外して積み込み
作業を容易に行うことができる。さらに、屋根葺き用台
車の進路となる山型折版上にボルト等が突出している場
合、突出部回避溝がボルト上を通過することにより、ボ
ルトにキャスターが乗り上げるのを回避することができ
る。
り付けられる荷台押把手が障害となるが、本考案の屋根
葺き用台車では荷台押把手は着脱自在に設けられている
ので、折版の積み込み時にはこれを取り外して積み込み
作業を容易に行うことができる。さらに、屋根葺き用台
車の進路となる山型折版上にボルト等が突出している場
合、突出部回避溝がボルト上を通過することにより、ボ
ルトにキャスターが乗り上げるのを回避することができ
る。
本考案の一実施例を第1図ないし第4図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
すれば、以下の通りである。
本考案に係る屋根葺き用台車1において、第3図に示す
ように、その荷台部2は略長方形状の板材からなってお
り、また、第4図に示すように、荷台部2の下面にはキ
ャスター群11が設けられている。キャスター群11は
キャスター6の略半径分づつずれて配列された合計6つ
のキャスター列10…からなっており、各キャスター列
10は整然と一定方向に並べられたキャスター6…で構
成されている。上記のキャスター6…のゴム車輪6b…
は荷台部2の進行方向に転動するように設けられてお
り、且つ、第1図(a)(b)にも示すように、隣接す
る車輪6b・6bの中心間ピッチAは屋根上に配設され
た山型折版3…に形成される馳締部4…の幅Bとほぼ同
程度に設定されている。上記の荷台部2は、上記のキャ
スター群11によって馳締部4…上をこれらと交差しな
がら走行するようになっている。
ように、その荷台部2は略長方形状の板材からなってお
り、また、第4図に示すように、荷台部2の下面にはキ
ャスター群11が設けられている。キャスター群11は
キャスター6の略半径分づつずれて配列された合計6つ
のキャスター列10…からなっており、各キャスター列
10は整然と一定方向に並べられたキャスター6…で構
成されている。上記のキャスター6…のゴム車輪6b…
は荷台部2の進行方向に転動するように設けられてお
り、且つ、第1図(a)(b)にも示すように、隣接す
る車輪6b・6bの中心間ピッチAは屋根上に配設され
た山型折版3…に形成される馳締部4…の幅Bとほぼ同
程度に設定されている。上記の荷台部2は、上記のキャ
スター群11によって馳締部4…上をこれらと交差しな
がら走行するようになっている。
荷台部2における進行方向両端側の下面は、進行方向に
向かって上り傾斜(傾斜区間約30cm)しており、これ
によって、この傾斜部に配されたキャスター6…も上記
傾斜に倣って接地面からの距離を段階的に大きくするよ
うになっており、先頭のキャスター6…が馳締部4に乗
り上げるのを容易にして荷台部2における馳締部4…上
での走行を円滑にするようになっている。また、キャス
ター群11における上記傾斜部以外の平坦部分は、屋根
葺き用台車1の走行時においても常に、馳締部4…のう
ちの少なくとも3つに渡ってこれらと接触するようにそ
の長さが設定されている。
向かって上り傾斜(傾斜区間約30cm)しており、これ
によって、この傾斜部に配されたキャスター6…も上記
傾斜に倣って接地面からの距離を段階的に大きくするよ
うになっており、先頭のキャスター6…が馳締部4に乗
り上げるのを容易にして荷台部2における馳締部4…上
での走行を円滑にするようになっている。また、キャス
ター群11における上記傾斜部以外の平坦部分は、屋根
葺き用台車1の走行時においても常に、馳締部4…のう
ちの少なくとも3つに渡ってこれらと接触するようにそ
の長さが設定されている。
また、上記荷台部2の下面中央には、荷台部2の長手方
向に延びる突出部回避溝5が形成されている。突出部回
避溝5は、山型折版3上に突出している例えばボルトの
頭部に上記キャスター6…が乗り上げるのを回避するた
めのもので、かかる機能を十分に発揮すべくその両端側
には荷台部2の先端側に向かって広がる案内部5a・5
aがそれぞれ形成されている。
向に延びる突出部回避溝5が形成されている。突出部回
避溝5は、山型折版3上に突出している例えばボルトの
頭部に上記キャスター6…が乗り上げるのを回避するた
めのもので、かかる機能を十分に発揮すべくその両端側
には荷台部2の先端側に向かって広がる案内部5a・5
aがそれぞれ形成されている。
荷台部2の進行方向両端の側壁部には荷台押把手7を荷
台部2に装着するための装着部材8…がボルト9…によ
って固着されている。各装着部材8には互いに径の異な
る嵌合穴8a・8bが一定の間隔をおいて形成されてお
り、荷台部2の各端部の側壁面に設けられた一対の装着
部材8・8が共同して合計4つの嵌合穴8a・8a,8
b・8bを有する装着装置として機能するようになって
いる。従って、荷台部2の両端側にそれぞれ装着装置が
設けられていることになる。
台部2に装着するための装着部材8…がボルト9…によ
って固着されている。各装着部材8には互いに径の異な
る嵌合穴8a・8bが一定の間隔をおいて形成されてお
り、荷台部2の各端部の側壁面に設けられた一対の装着
部材8・8が共同して合計4つの嵌合穴8a・8a,8
b・8bを有する装着装置として機能するようになって
いる。従って、荷台部2の両端側にそれぞれ装着装置が
設けられていることになる。
荷台押把手7には、第2図にも示すように、4つの脚部
7a・7a,7b・7bが形成されており、上記脚部7
a・7aは上記一対の装着部材8・8の嵌合穴8a・8
aに、脚部7b・7bは嵌合穴8b・8bにそれぞれ嵌
合されるようになっている。これにより、荷台押把手7
は荷台部2に対して着脱自在に設けられ、且つ、上記荷
台部2の進行方向両端側で何れか一方の側を必要に応じ
て選んで装着できるようになっている。
7a・7a,7b・7bが形成されており、上記脚部7
a・7aは上記一対の装着部材8・8の嵌合穴8a・8
aに、脚部7b・7bは嵌合穴8b・8bにそれぞれ嵌
合されるようになっている。これにより、荷台押把手7
は荷台部2に対して着脱自在に設けられ、且つ、上記荷
台部2の進行方向両端側で何れか一方の側を必要に応じ
て選んで装着できるようになっている。
上記の屋根葺き用台車1によって屋根上に山型折版3…
を配設するには、まず、屋根上の一方の端から山型折版
3…を数枚だけ配設して馳締した後、上記台車1を上記
の配設済山型折版3…の馳締部4…上に載せ置いて、そ
の後の折版運搬作業を屋根葺き用台車1で行うことにな
る。
を配設するには、まず、屋根上の一方の端から山型折版
3…を数枚だけ配設して馳締した後、上記台車1を上記
の配設済山型折版3…の馳締部4…上に載せ置いて、そ
の後の折版運搬作業を屋根葺き用台車1で行うことにな
る。
屋根葺き用台車1で山型折版3…を運搬するには、まず
屋根上に積載されている山型折版3…を荷台部2上に積
み込む。この積み込みの際には、上記荷台部2に取り付
けられる荷台押把手7が障害となるが、荷台押把手7は
荷台部2に対し着脱自在に設けられているので、山型折
版3…の積み込み時には上記荷台押把手7を取り外して
積み込み作業を容易に行うことができる。なお、山型折
版3…が例えば18m以上の長大なものである場合に
は、屋根葺き用台車1を2台使用すればこれら山型折版
3…を安定して積載・運搬することができる。
屋根上に積載されている山型折版3…を荷台部2上に積
み込む。この積み込みの際には、上記荷台部2に取り付
けられる荷台押把手7が障害となるが、荷台押把手7は
荷台部2に対し着脱自在に設けられているので、山型折
版3…の積み込み時には上記荷台押把手7を取り外して
積み込み作業を容易に行うことができる。なお、山型折
版3…が例えば18m以上の長大なものである場合に
は、屋根葺き用台車1を2台使用すればこれら山型折版
3…を安定して積載・運搬することができる。
荷台部2に山型折版3…を積み込んだら、荷台押把手7
を一方の側の装着部材8・8に装着して屋根葺き用台車
1を山型折版配設部まで走行させる。かかる走行は、前
述のように配設されたキャスター群11によって滑らか
なものとなる。また、キャスター群11における平坦部
分は、馳締部4…のうち3つに渡ってこれらと常に接触
するので、各馳締部4に過度の加重が加わるのを防止す
ることができる。さらに、屋根葺き用台車1は、その荷
台部2に山形折版3…を一度に何枚も積載した状態で屋
根上を走行することができるから、山型折版3…を運搬
する往復回数が減って運搬作業の効率化を図ることがで
きる。また、作業者自身は山型折版3…を持ち上げて運
ばなくても良いから、運搬作業の労働条件は格段に軽減
される上に、危険度も遥かに低減されることになる。
を一方の側の装着部材8・8に装着して屋根葺き用台車
1を山型折版配設部まで走行させる。かかる走行は、前
述のように配設されたキャスター群11によって滑らか
なものとなる。また、キャスター群11における平坦部
分は、馳締部4…のうち3つに渡ってこれらと常に接触
するので、各馳締部4に過度の加重が加わるのを防止す
ることができる。さらに、屋根葺き用台車1は、その荷
台部2に山形折版3…を一度に何枚も積載した状態で屋
根上を走行することができるから、山型折版3…を運搬
する往復回数が減って運搬作業の効率化を図ることがで
きる。また、作業者自身は山型折版3…を持ち上げて運
ばなくても良いから、運搬作業の労働条件は格段に軽減
される上に、危険度も遥かに低減されることになる。
屋根葺き用台車1が山型折版配設部に到着したら、荷台
部2上に積載されている山型折版3…を下ろして順次配
設し・馳締していく。そして、かかる山型折版3…の配
設を終えたら屋根葺き用台車1を山型折版3…の積み込
み場所まで戻り走行させる。ここで、屋根葺き用台車1
は山型折版3…の積み込み地点と山型折版3…の配設地
点との間を往復移動することになるが、この場合、進行
方向の反転を旋回(旋回走行や蛇行走行は十分可能であ
る)によって行うよりもそのまま後退走行する方が容易
である。このように後退走行を行う場合に、第1図中の
仮想線で示すように、荷台押把手7の装着位置を前後逆
に移し換えることができるので、山型折版3…の積み込
み地点へ台車1を戻り走行させる作業も極めて容易とな
る。しかも、山型折版3…の積み込み地点に着いたとき
には、荷台部2における山型折版3…の積み込み側には
荷台押把手7が無くて空いていることになるので、山型
折版3…の積み込み作業が一層容易となる。
部2上に積載されている山型折版3…を下ろして順次配
設し・馳締していく。そして、かかる山型折版3…の配
設を終えたら屋根葺き用台車1を山型折版3…の積み込
み場所まで戻り走行させる。ここで、屋根葺き用台車1
は山型折版3…の積み込み地点と山型折版3…の配設地
点との間を往復移動することになるが、この場合、進行
方向の反転を旋回(旋回走行や蛇行走行は十分可能であ
る)によって行うよりもそのまま後退走行する方が容易
である。このように後退走行を行う場合に、第1図中の
仮想線で示すように、荷台押把手7の装着位置を前後逆
に移し換えることができるので、山型折版3…の積み込
み地点へ台車1を戻り走行させる作業も極めて容易とな
る。しかも、山型折版3…の積み込み地点に着いたとき
には、荷台部2における山型折版3…の積み込み側には
荷台押把手7が無くて空いていることになるので、山型
折版3…の積み込み作業が一層容易となる。
なお、荷台部2上にゴム板などの柔軟な滑り止め部材を
配設しておけば、山型折版3…の横滑り防止とともに、
山型折版3…への疵付防止をも図ることができる。ま
た、本実施例では、荷台部2の両端に傾斜部を形成して
その部分のキャスター6…における車輪6b…の接地面
を傾斜させているが、このような構造に限るものではな
く、荷台部2の両端を平坦にしておいて、キャスター6
…の車輪支持台6a…の長さを段階的に変えることで車
輪6b…の接地面に傾斜を持たせるようにしても良い。
また、径の大きな車輪は段部を乗り越え易いということ
に着目し、先頭キャスター6…の径を大きくすれば、上
述のように車輪6b…の接地面に傾斜を持たせることと
同様の円滑走行作用を得ることができる。
配設しておけば、山型折版3…の横滑り防止とともに、
山型折版3…への疵付防止をも図ることができる。ま
た、本実施例では、荷台部2の両端に傾斜部を形成して
その部分のキャスター6…における車輪6b…の接地面
を傾斜させているが、このような構造に限るものではな
く、荷台部2の両端を平坦にしておいて、キャスター6
…の車輪支持台6a…の長さを段階的に変えることで車
輪6b…の接地面に傾斜を持たせるようにしても良い。
また、径の大きな車輪は段部を乗り越え易いということ
に着目し、先頭キャスター6…の径を大きくすれば、上
述のように車輪6b…の接地面に傾斜を持たせることと
同様の円滑走行作用を得ることができる。
本考案に係る屋根葺き用台車は、以上のように、屋根上
に配設された折版に形成される馳締部の複数に渡ってこ
れらと接触する長さに設定されたキャスター列を複数列
有してなるキャスター群と、このキャスター群にて上記
の馳締部上をこれらと交差しながら走行するように設け
られた荷台部と、この荷台部に対し着脱自在に設けられ
た荷台押把手と、上記の荷台部におけるキャスター群の
間に前後に延びるように設けられた突出部回避溝とを備
えている構成である。
に配設された折版に形成される馳締部の複数に渡ってこ
れらと接触する長さに設定されたキャスター列を複数列
有してなるキャスター群と、このキャスター群にて上記
の馳締部上をこれらと交差しながら走行するように設け
られた荷台部と、この荷台部に対し着脱自在に設けられ
た荷台押把手と、上記の荷台部におけるキャスター群の
間に前後に延びるように設けられた突出部回避溝とを備
えている構成である。
これにより、折版を運搬する往復回数が減って運搬作業
の効率化を図ることができると共に、作業者自身は折版
を持ち上げて運ばなくても良いから、運搬作業の労働条
件は格段に軽減され、その上、危険度も遥かに低減され
る。
の効率化を図ることができると共に、作業者自身は折版
を持ち上げて運ばなくても良いから、運搬作業の労働条
件は格段に軽減され、その上、危険度も遥かに低減され
る。
また、折版を荷台部に積み込む際には、この荷台部に取
り付けられる荷台押把手が障害となるが、本考案の屋根
葺き用台車では荷台押把手は着脱自在に設けられている
ので、折版の積み込み時にはこれを取り外して積み込み
作業を容易に行うことができる。さらに、屋根葺き用台
車の進路となる山型折版上にボルト等が突出している場
合、突出部回避溝がボルト上を通過することにより、ボ
ルトにキャスターが乗り上げるのを回避することができ
るという効果も併せて奏する。
り付けられる荷台押把手が障害となるが、本考案の屋根
葺き用台車では荷台押把手は着脱自在に設けられている
ので、折版の積み込み時にはこれを取り外して積み込み
作業を容易に行うことができる。さらに、屋根葺き用台
車の進路となる山型折版上にボルト等が突出している場
合、突出部回避溝がボルト上を通過することにより、ボ
ルトにキャスターが乗り上げるのを回避することができ
るという効果も併せて奏する。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示すものであ
って、第1図(a)は屋根葺き用台車の側面図、同図
(b)はC矢示部拡大断面図、第2図は屋根葺き用台車
の正面図、第3図は荷台部の平面図、第4図は荷台部の
底面図である。 1は屋根葺き用台車、2は荷台部、3は山型折版、4は
馳締部、5は突出部回避溝、6はキャスター、6aは車
輪支持台、6bはゴム車輪、7は荷台押把手、8は装着
部材、10はキャスター列、11はキャスター群であ
る。
って、第1図(a)は屋根葺き用台車の側面図、同図
(b)はC矢示部拡大断面図、第2図は屋根葺き用台車
の正面図、第3図は荷台部の平面図、第4図は荷台部の
底面図である。 1は屋根葺き用台車、2は荷台部、3は山型折版、4は
馳締部、5は突出部回避溝、6はキャスター、6aは車
輪支持台、6bはゴム車輪、7は荷台押把手、8は装着
部材、10はキャスター列、11はキャスター群であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】屋根上に配設された折版に形成される馳締
部の複数に渡ってこれらと接触する長さに設定されたキ
ャスター列を複数列有してなるキャスター群と、このキ
ャスター群にて上記の馳締部上をこれらと交差しながら
走行するように設けられた荷台部と、この荷台部に対し
着脱自在に設けられた荷台押把手と、上記の荷台部にお
けるキャスター群の間に前後に延びるように設けられた
突出部回避溝とを備えていることを特徴とする屋根葺き
用台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988111504U JPH061967Y2 (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | 屋根葺き用台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988111504U JPH061967Y2 (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | 屋根葺き用台車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0232544U JPH0232544U (ja) | 1990-02-28 |
JPH061967Y2 true JPH061967Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=31349608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988111504U Expired - Lifetime JPH061967Y2 (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | 屋根葺き用台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061967Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2528479Y2 (ja) * | 1992-03-06 | 1997-03-12 | 洋次 嶋村 | 屋根材搬送施工具 |
JP7199909B2 (ja) * | 2018-03-30 | 2023-01-06 | 株式会社長谷川工業所 | 折板屋根材運搬装置並びに二重折板葺屋根の葺設工法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS526023A (en) * | 1975-07-03 | 1977-01-18 | Nec Corp | Composite data input device |
JPS60190713U (ja) * | 1984-05-29 | 1985-12-17 | 三晃金属工業株式会社 | 運搬用具 |
-
1988
- 1988-08-25 JP JP1988111504U patent/JPH061967Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0232544U (ja) | 1990-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5785328A (en) | Stackable cart assembly | |
JPH061967Y2 (ja) | 屋根葺き用台車 | |
JP2009249968A (ja) | 屋根上搬送装置 | |
WO2001072593A1 (en) | Method and device for transporting cars | |
CN210792956U (zh) | 一种辅助清洗机器人用的高架车托运装置 | |
JP2540288Y2 (ja) | 手押し運搬車 | |
JPH0216934Y2 (ja) | ||
JPH0313084Y2 (ja) | ||
JPH0446425Y2 (ja) | ||
CN220391290U (zh) | 一种可调节的工具车用连接结构 | |
JP3001607U (ja) | 特殊運搬台車 | |
JPS6245963Y2 (ja) | ||
JPH1160180A (ja) | 長尺資材搬送車 | |
JPH0752104Y2 (ja) | 四輪カゴ車のトラック移載装置 | |
JPS6011841Y2 (ja) | 棚積設備 | |
JPH0720109Y2 (ja) | 車輌等の積み降ろし用ブリッジ | |
JPH01143720U (ja) | ||
JP2581617Y2 (ja) | 自走式荷役運搬機 | |
JPH0625443Y2 (ja) | 台車の位置決め装置 | |
JP2580368Y2 (ja) | 自動車の床下作業用搬送装置 | |
JPH0721448Y2 (ja) | 搬送装置 | |
JPH0425416Y2 (ja) | ||
JPH0653359U (ja) | 手押し車用台車および手押し車 | |
JPH0423731Y2 (ja) | ||
JPH071470Y2 (ja) | 駐車装置のパレット |