JPH0159022B2 - - Google Patents
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- JPH0159022B2 JPH0159022B2 JP58010443A JP1044383A JPH0159022B2 JP H0159022 B2 JPH0159022 B2 JP H0159022B2 JP 58010443 A JP58010443 A JP 58010443A JP 1044383 A JP1044383 A JP 1044383A JP H0159022 B2 JPH0159022 B2 JP H0159022B2
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- electrostatic coating
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B13/00—Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
- B05B13/02—Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work
- B05B13/0221—Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work characterised by the means for moving or conveying the objects or other work, e.g. conveyor belts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
- B05B5/08—Plant for applying liquids or other fluent materials to objects
- B05B5/082—Plant for applying liquids or other fluent materials to objects characterised by means for supporting, holding or conveying the objects
- B05B5/084—Plant for applying liquids or other fluent materials to objects characterised by means for supporting, holding or conveying the objects the objects lying on, or being supported above conveying means, e.g. conveyor belts
Landscapes
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
- Spray Control Apparatus (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は被塗装部品を噴霧塗装用のコンベヤ
ライン上で移送させるための取り付け具に関す
る。さらに詳しくは、非導電性の被塗装部品の一
様な静電塗装に係り、これらの部品は主として乗
用車やトラツクの部品として使用される一般に大
形で不規則な形状のものである。
ライン上で移送させるための取り付け具に関す
る。さらに詳しくは、非導電性の被塗装部品の一
様な静電塗装に係り、これらの部品は主として乗
用車やトラツクの部品として使用される一般に大
形で不規則な形状のものである。
[従来の技術]
従来、自動車等の部品に対する塗装工場におい
ては、量産のため同形の被塗装部品をコンベアラ
インに取り付けて移動させ、その塗中に静電塗装
機を配設して部品を噴霧塗装した。この場合、導
電性部品の場合には静電塗装の効力が十分に活か
されて、部品の表面をむらなく塗装することが比
較的容易であつた。ところが、近時、やや入り組
んだ外形の非導電性部品の表面を着色、その他の
理由で塗装することが多くなつた。このような場
合、被塗装部品の表面の内、スプレーガンに対面
する部位とそうでない側面など影の部位とでは、
塗料の付着が一様でないという欠点が生じた。
ては、量産のため同形の被塗装部品をコンベアラ
インに取り付けて移動させ、その塗中に静電塗装
機を配設して部品を噴霧塗装した。この場合、導
電性部品の場合には静電塗装の効力が十分に活か
されて、部品の表面をむらなく塗装することが比
較的容易であつた。ところが、近時、やや入り組
んだ外形の非導電性部品の表面を着色、その他の
理由で塗装することが多くなつた。このような場
合、被塗装部品の表面の内、スプレーガンに対面
する部位とそうでない側面など影の部位とでは、
塗料の付着が一様でないという欠点が生じた。
[発明が解決しようとする問題点]
この発明は、入り組んだ外形(以下不規則な外
形ともいう。)の非導電性の部品に対しても、静
電的噴霧塗装を用いてしかも前述のような従来欠
点を解消し、非導電性部品でもその外面を一様に
塗装しようとするものである。
形ともいう。)の非導電性の部品に対しても、静
電的噴霧塗装を用いてしかも前述のような従来欠
点を解消し、非導電性部品でもその外面を一様に
塗装しようとするものである。
[問題点を解決するための手段]
この発明では、不規則な形状の非導電性の部品
を静電塗装する場合に用いる、コンベアラインへ
の取り付け具を改良している。この取り付け具は
工場にある一般的な静電塗装と乾燥とを続けて行
なうコンベアラインに容易に適用できる。取り付
け具は、被塗装部品の内側に少なくとも一部がほ
ぼ係合的に重なり合う非導電性の板状本体と、こ
の本体をその内側から補強する支持フレームと、
この支持フレームに取り付けられその一端をコン
ベアラインに結合される導電性のブラケツトとを
有し、さらに被塗装部品において一様な塗装のた
めに静電効果を強化することが必要な部位(具体
的にはスプレーガンのノズルに対面せぬ側面など
影の部位)に隣接的に対面させて、取り付け具の
板状本体内に金属シートを局部的に配設しかつこ
の金属シートを導電性の支持フレームを介して前
記導電性ブラケツトに接続している。なお、取り
付け具の非導電性の板状本体はガラス繊維の接合
体で形成するのが好ましく、前記の支持フレーム
はこの本体内側に固定されて板状本体を補強して
いる。
を静電塗装する場合に用いる、コンベアラインへ
の取り付け具を改良している。この取り付け具は
工場にある一般的な静電塗装と乾燥とを続けて行
なうコンベアラインに容易に適用できる。取り付
け具は、被塗装部品の内側に少なくとも一部がほ
ぼ係合的に重なり合う非導電性の板状本体と、こ
の本体をその内側から補強する支持フレームと、
この支持フレームに取り付けられその一端をコン
ベアラインに結合される導電性のブラケツトとを
有し、さらに被塗装部品において一様な塗装のた
めに静電効果を強化することが必要な部位(具体
的にはスプレーガンのノズルに対面せぬ側面など
影の部位)に隣接的に対面させて、取り付け具の
板状本体内に金属シートを局部的に配設しかつこ
の金属シートを導電性の支持フレームを介して前
記導電性ブラケツトに接続している。なお、取り
付け具の非導電性の板状本体はガラス繊維の接合
体で形成するのが好ましく、前記の支持フレーム
はこの本体内側に固定されて板状本体を補強して
いる。
[作用]
この発明の取り付け具が適用される被塗装部品
は全体が非導電性材料であるから静電塗装におけ
る極性を一般的に生じない。従つてそのままでは
塗料の荷電粒子はほとんど通常のノズル噴出力に
よつて、被塗装部品のノズルに対面する部位に最
もよく付着し、このような正面の部位では塗装が
十分満足すべきものとなる。そしてノズルに対面
せぬ側面などいわゆる影の部位では、噴霧粒子の
幾分かは付着するものの十分とは言えない。とこ
ろがこの発明によれば、このような塗装不十分を
予想される部位に対して予め静電効果を強化する
ため、被塗装部品の当該部位に隣接的に対面させ
て、取り付け具の板状本体内に金属シートを局部
的に配設し、これを導電性ブラケツト等を介して
接地してあるので、被塗装部品の側面など影の部
位には静電効果が有効に作用し、噴霧ノズルに対
面する正面の部位に劣らぬ塗装がこのような部位
にも一様に施される。
は全体が非導電性材料であるから静電塗装におけ
る極性を一般的に生じない。従つてそのままでは
塗料の荷電粒子はほとんど通常のノズル噴出力に
よつて、被塗装部品のノズルに対面する部位に最
もよく付着し、このような正面の部位では塗装が
十分満足すべきものとなる。そしてノズルに対面
せぬ側面などいわゆる影の部位では、噴霧粒子の
幾分かは付着するものの十分とは言えない。とこ
ろがこの発明によれば、このような塗装不十分を
予想される部位に対して予め静電効果を強化する
ため、被塗装部品の当該部位に隣接的に対面させ
て、取り付け具の板状本体内に金属シートを局部
的に配設し、これを導電性ブラケツト等を介して
接地してあるので、被塗装部品の側面など影の部
位には静電効果が有効に作用し、噴霧ノズルに対
面する正面の部位に劣らぬ塗装がこのような部位
にも一様に施される。
なお取り付け具本体内に配設される前記金属シ
ートは前記ガラス繊維接合体内に型込み成形によ
つて固定される。
ートは前記ガラス繊維接合体内に型込み成形によ
つて固定される。
[実施例]
次にこの発明の一実施例を図面に従つて説明す
る。まず、第1図を参照すると、この図はコンベ
ヤライン10の斜視図である。このコンベヤライ
ン10は自動車製造工場で使用される代表的な型
のコンベヤラインである。軌道12は床面に形成
した溝であり、通常、矢印11の方向に移動する
駆動チエーンとその駆動装置を床面下に有する。
軌道12に組み合わされた駆動チエーンには複数
のブラケツト15が一定間隔で取り付けてあり、
コンベヤライン10に沿つて移動される。各ブラ
ケツト15には被塗装部品25を支持するための
取り付け具20の本体23がさらに取り付けられ
る。第1図においては、被塗装部品25はその上
面を水平に配置されているが、この発明において
は他の配置や形態にすることも可能である。
る。まず、第1図を参照すると、この図はコンベ
ヤライン10の斜視図である。このコンベヤライ
ン10は自動車製造工場で使用される代表的な型
のコンベヤラインである。軌道12は床面に形成
した溝であり、通常、矢印11の方向に移動する
駆動チエーンとその駆動装置を床面下に有する。
軌道12に組み合わされた駆動チエーンには複数
のブラケツト15が一定間隔で取り付けてあり、
コンベヤライン10に沿つて移動される。各ブラ
ケツト15には被塗装部品25を支持するための
取り付け具20の本体23がさらに取り付けられ
る。第1図においては、被塗装部品25はその上
面を水平に配置されているが、この発明において
は他の配置や形態にすることも可能である。
コンベヤライン10に沿つた適当な位置に塗装
場所30が設置される。塗装場所30には複数の
スプレーガン32が通常、被塗装部品の上面(ま
たは前面)に向かつて配設される。このスプレー
ガン32は被塗装部品25が塗装場所30の下
(または前側)を通過する時に作動して、被塗装
部品25の表面全体を塗装するように噴霧する。
被塗装部品25は一般に不規則な形状であり、第
1図に示したものは水平部分25aと直角部分2
5bとから成る。このような形状は自動車工場で
塗装に供される部品の種類および形状の代表的な
ものである。スプレーガン32の噴霧特性は水平
部分25aの外面に均一な塗装被膜が得られるよ
うに調整されるが、この発明の取り付け具20を
使用する場合、横の直角部分25bにも同様な均
一被膜が得られるようになる。
場所30が設置される。塗装場所30には複数の
スプレーガン32が通常、被塗装部品の上面(ま
たは前面)に向かつて配設される。このスプレー
ガン32は被塗装部品25が塗装場所30の下
(または前側)を通過する時に作動して、被塗装
部品25の表面全体を塗装するように噴霧する。
被塗装部品25は一般に不規則な形状であり、第
1図に示したものは水平部分25aと直角部分2
5bとから成る。このような形状は自動車工場で
塗装に供される部品の種類および形状の代表的な
ものである。スプレーガン32の噴霧特性は水平
部分25aの外面に均一な塗装被膜が得られるよ
うに調整されるが、この発明の取り付け具20を
使用する場合、横の直角部分25bにも同様な均
一被膜が得られるようになる。
第2図は取り付け具20および代表的な被塗装
部品25の斜視図である。取り付け具20の非導
電性本体23は被塗装部品25の不規則な形状の
少なくとも一部に嵌合できるように形成され、被
塗装部品25のすべての面に対しても十分な支持
体となる。本体23と被塗装部品25とは互いに
重ね合わされるように形成されることが望まし
い。この本体23の裏面には剛性の棒状フレーム
22が長手方向に取り付けられ、このフレーム2
2はさらに溶接その他の方法によつてブラケツト
15に固定される。支持フレーム22は特定の被
塗装部品に合うように設計された取り付け具に対
して必要かつ都合のよい立体的構造に形成される
ことが望ましく、必要に応じて、フレーム22に
垂直に複数の支持部材21を配設すれば取り付け
具20をより剛直にすることができる。フレーム
22の各端部はそれぞれ機械的かつ電気的に金属
シート24に連結される(第3図)。金属シート
24は静電効果を強化すべき特定の範囲に配設さ
れ、後述するような原理に基づくもので、塗装さ
れる部品のそのような部分に合わせて形成され
る。取り付け具本体23の表面がガラス繊維等の
接合体で形成されている場合には、金属シート2
4はこの取り付け具本体23の表面内に型込みに
よつて形成してもよい。金属シート24として金
属プレートまたは金属粉が使用可能である。これ
ら金属シート24はフレーム22、ブラケツト1
5等を介して接地されるものである。この構成は
取り付け具本体23を型の中でガラス繊維接合体
によつて形成し、この取り付け具本体内に型込み
によつて金属シート24を取り付ける場合に特に
都合がよい。支持フレームが金属の場合には、そ
の被塗装部品側を特にガラス繊維接合体によつて
十分に被覆することが望ましい。
部品25の斜視図である。取り付け具20の非導
電性本体23は被塗装部品25の不規則な形状の
少なくとも一部に嵌合できるように形成され、被
塗装部品25のすべての面に対しても十分な支持
体となる。本体23と被塗装部品25とは互いに
重ね合わされるように形成されることが望まし
い。この本体23の裏面には剛性の棒状フレーム
22が長手方向に取り付けられ、このフレーム2
2はさらに溶接その他の方法によつてブラケツト
15に固定される。支持フレーム22は特定の被
塗装部品に合うように設計された取り付け具に対
して必要かつ都合のよい立体的構造に形成される
ことが望ましく、必要に応じて、フレーム22に
垂直に複数の支持部材21を配設すれば取り付け
具20をより剛直にすることができる。フレーム
22の各端部はそれぞれ機械的かつ電気的に金属
シート24に連結される(第3図)。金属シート
24は静電効果を強化すべき特定の範囲に配設さ
れ、後述するような原理に基づくもので、塗装さ
れる部品のそのような部分に合わせて形成され
る。取り付け具本体23の表面がガラス繊維等の
接合体で形成されている場合には、金属シート2
4はこの取り付け具本体23の表面内に型込みに
よつて形成してもよい。金属シート24として金
属プレートまたは金属粉が使用可能である。これ
ら金属シート24はフレーム22、ブラケツト1
5等を介して接地されるものである。この構成は
取り付け具本体23を型の中でガラス繊維接合体
によつて形成し、この取り付け具本体内に型込み
によつて金属シート24を取り付ける場合に特に
都合がよい。支持フレームが金属の場合には、そ
の被塗装部品側を特にガラス繊維接合体によつて
十分に被覆することが望ましい。
第3図は取り付け具20の一部拡大図であり、
フレーム22と金属シート24との連結の状態を
示す図である。金属シート24は被塗装部品25
の最も塗装の困難な入り組んだ部位、この図では
側面の直角部分25bの面に沿うように取り付け
具の本体内に配設される。第1図の例では、この
直角部分25bはスプレーガン32に対面してお
らず、直進的な塗料粒子では十分な塗装が困難な
部分である。この場合、金属シート24はこの直
角部分25bに平行して隣接するように本体23
の外面に近く配設される。被塗装部品が図示のよ
うなほぼコの字状でないその他の形状の場合に
も、この発明の思想原理によく合致するように、
金属シート24を非導電性の被塗装部品におけ
る、スプレーノズルに直面しないいわゆる影の面
に隣接させて本体23内に選択的に配設すれば、
前記影の部分の塗膜の形成と均一性を十分に向上
させることができる。
フレーム22と金属シート24との連結の状態を
示す図である。金属シート24は被塗装部品25
の最も塗装の困難な入り組んだ部位、この図では
側面の直角部分25bの面に沿うように取り付け
具の本体内に配設される。第1図の例では、この
直角部分25bはスプレーガン32に対面してお
らず、直進的な塗料粒子では十分な塗装が困難な
部分である。この場合、金属シート24はこの直
角部分25bに平行して隣接するように本体23
の外面に近く配設される。被塗装部品が図示のよ
うなほぼコの字状でないその他の形状の場合に
も、この発明の思想原理によく合致するように、
金属シート24を非導電性の被塗装部品におけ
る、スプレーノズルに直面しないいわゆる影の面
に隣接させて本体23内に選択的に配設すれば、
前記影の部分の塗膜の形成と均一性を十分に向上
させることができる。
塗装する場合、被塗装部品25は、塗装工程に
送られる準備段階において取り付け具20の上に
はめ合せられる。次いで、取り付け具20はその
ブラケツト15によつてコンベヤライン10に連
結され、このコンベヤライン10に沿つて塗装場
所30へ移動される。被塗装部品25の水平部分
25aは上向きに保持され、塗装場所30におい
てスプレーガン32に対面する。
送られる準備段階において取り付け具20の上に
はめ合せられる。次いで、取り付け具20はその
ブラケツト15によつてコンベヤライン10に連
結され、このコンベヤライン10に沿つて塗装場
所30へ移動される。被塗装部品25の水平部分
25aは上向きに保持され、塗装場所30におい
てスプレーガン32に対面する。
塗装場所30に配設されるスプレーガン32は
従来と同じ静電型のものであり、コンベヤライン
10の移動に伴う被塗装部品の位置によつて作動
するものである。静電塗装の作動原理については
当業者の周知するところである。被塗装部品25
がスプレーガン32の真下に近づくと、スプレー
ガン32は作動して、静電気力線を生じ、それに
沿うように被塗装部品25に対して塗料が噴霧さ
れる。各スプレーガン32によつて発生する静電
的な噴霧力は負極に向かつて偏向して、塗料のあ
る程度の部分が直角部分25bに付着する。これ
は、被塗装部品25の外面の内、スプレーガンに
対面しないため静電効果の強化を計つて、当該形
状部分の背後に選択的に金属シート24を配設し
たからである。このため、スプレーガン32と金
属シート24に隣接する被塗装部品の部分との間
に生ずる静電気の力線密度が増大し、その結果、
その部分に向かつて比較的多くの塗料が吹き付け
られる。被塗装部品25の水平部分25aは、そ
れに隣接する取り付け具の本体23内に金属シー
トが設けてないので、この部分25aは噴霧塗装
時に静電界による塗装強化作用は受けない。しか
し、この水平部分25aはスプレーガン32に比
較的近い距離で対面しており、塗料粒子が通常の
ノズル噴出力によつてほぼ直線的に到達し十分に
付着するので、特に支障なくしかも金属シートの
配置を前述のようにした結果、被塗装部品25の
外面全体が均一に塗装されることになる。
従来と同じ静電型のものであり、コンベヤライン
10の移動に伴う被塗装部品の位置によつて作動
するものである。静電塗装の作動原理については
当業者の周知するところである。被塗装部品25
がスプレーガン32の真下に近づくと、スプレー
ガン32は作動して、静電気力線を生じ、それに
沿うように被塗装部品25に対して塗料が噴霧さ
れる。各スプレーガン32によつて発生する静電
的な噴霧力は負極に向かつて偏向して、塗料のあ
る程度の部分が直角部分25bに付着する。これ
は、被塗装部品25の外面の内、スプレーガンに
対面しないため静電効果の強化を計つて、当該形
状部分の背後に選択的に金属シート24を配設し
たからである。このため、スプレーガン32と金
属シート24に隣接する被塗装部品の部分との間
に生ずる静電気の力線密度が増大し、その結果、
その部分に向かつて比較的多くの塗料が吹き付け
られる。被塗装部品25の水平部分25aは、そ
れに隣接する取り付け具の本体23内に金属シー
トが設けてないので、この部分25aは噴霧塗装
時に静電界による塗装強化作用は受けない。しか
し、この水平部分25aはスプレーガン32に比
較的近い距離で対面しており、塗料粒子が通常の
ノズル噴出力によつてほぼ直線的に到達し十分に
付着するので、特に支障なくしかも金属シートの
配置を前述のようにした結果、被塗装部品25の
外面全体が均一に塗装されることになる。
代表的な作用例においては、複数のスプレーガ
ン32は移動するコンベヤライン10の上方約12
インチ(30cm)の位置に配設され、このスプレー
ガン32によつて被塗装部品25の外面全体にわ
たつて厚さ0.0006インチ(15μ)の均一な塗膜が
形成される。この場合、被塗装部品25の湾曲部
が直角に形成されていても、取り付け具内の適切
な金属シートの配置によつて上述の効果がある。
ン32は移動するコンベヤライン10の上方約12
インチ(30cm)の位置に配設され、このスプレー
ガン32によつて被塗装部品25の外面全体にわ
たつて厚さ0.0006インチ(15μ)の均一な塗膜が
形成される。この場合、被塗装部品25の湾曲部
が直角に形成されていても、取り付け具内の適切
な金属シートの配置によつて上述の効果がある。
特殊な被塗装部品の形状および特別な必要性に
基づいて取り付け具20および金属シート24の
形状および配列を設計する必要があるが、一度設
定すればその配列を何度も再利用して、多量の同
形の部品をコンベヤにより静電塗装装置を通して
移送し均一な表面塗装を得ることが可能である。
この発明によれば、塗装後に追加塗装したり、補
修や仕上塗装をするいかなる操作も不用であり、
定められた量の塗料を最大限有効に利用すること
ができる。
基づいて取り付け具20および金属シート24の
形状および配列を設計する必要があるが、一度設
定すればその配列を何度も再利用して、多量の同
形の部品をコンベヤにより静電塗装装置を通して
移送し均一な表面塗装を得ることが可能である。
この発明によれば、塗装後に追加塗装したり、補
修や仕上塗装をするいかなる操作も不用であり、
定められた量の塗料を最大限有効に利用すること
ができる。
[発明の効果]
この発明は不規則な形状の非導電性の被塗装部
品の外面に噴霧塗装を施す場合に、静電塗装方式
を用いしかも被塗装部品においてスプレーガンに
直接対面しない側面等の部位には、コンベヤライ
ンへの取り付け具の非導電性本体の隣接嵌合部分
に金属シートを配設して、特に静電効果の強化を
計つたので、とかく塗装が不十分となるこれらの
部位にも塗料粒子が静電気の力線に沿つて偏向し
て有効に付着することとなり、被塗装部品の外表
面を一様に塗装でき、しかもこの取り付け具は構
造が簡単で、従来のコンベヤラインにも適用が容
易であるから、比較的大型のものも含め、各種の
非導電性被塗装部品の良好な塗装製品を量産する
ことができる。
品の外面に噴霧塗装を施す場合に、静電塗装方式
を用いしかも被塗装部品においてスプレーガンに
直接対面しない側面等の部位には、コンベヤライ
ンへの取り付け具の非導電性本体の隣接嵌合部分
に金属シートを配設して、特に静電効果の強化を
計つたので、とかく塗装が不十分となるこれらの
部位にも塗料粒子が静電気の力線に沿つて偏向し
て有効に付着することとなり、被塗装部品の外表
面を一様に塗装でき、しかもこの取り付け具は構
造が簡単で、従来のコンベヤラインにも適用が容
易であるから、比較的大型のものも含め、各種の
非導電性被塗装部品の良好な塗装製品を量産する
ことができる。
この発明の精神および本質から逸脱しない限
り、この発明はどのように変更することも可能で
ある。前記実施例はすべての点で説明のための一
実施例にすぎず、この発明を制限するものではな
い。従つて、発明の範囲は前記実施例によらず特
許請求の範囲によつて制限される。
り、この発明はどのように変更することも可能で
ある。前記実施例はすべての点で説明のための一
実施例にすぎず、この発明を制限するものではな
い。従つて、発明の範囲は前記実施例によらず特
許請求の範囲によつて制限される。
第1図はコンベヤライン式の塗装装置の斜視
図、第2図は不規則な形状の被塗装部品とこの発
明の取り付け具との関係を示す斜視図、第3図は
この発明の取り付け具の部分拡大図である。 10……コンベヤライン、15……ブラケツ
ト、20……取り付け具、22……支持フレー
ム、23……取り付け具の板状本体(非導電性)、
24……金属シート、25……被塗装部品(非導
電性)。
図、第2図は不規則な形状の被塗装部品とこの発
明の取り付け具との関係を示す斜視図、第3図は
この発明の取り付け具の部分拡大図である。 10……コンベヤライン、15……ブラケツ
ト、20……取り付け具、22……支持フレー
ム、23……取り付け具の板状本体(非導電性)、
24……金属シート、25……被塗装部品(非導
電性)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 不規則な形状の非導電性の被塗装部品を静電
塗装用のコンベアラインに保持するための取り付
け具であつて、その取り付け具が被塗装部品の内
側に少なくとも一部がほぼ係合的に重なり合う非
導電性の板状本体と、この本体をその内側から補
強する導電性の支持フレームと、この支持フレー
ムに取り付けられその一端をコンベアラインに結
合される導電性ブラケツトとを有し、さらに前記
被塗装部品において一様な塗装のために静電効果
を強化することが必要な側面等の影の部位に隣接
的に対面させて、前記取り付け具の板状本体内に
金属シートを局部的に配設しかつこの金属シート
を導電性の支持フレームを介して前記導電性ブラ
ケツトに接続していることを特徴とする静電塗装
用取り付け具。 2 非導電性の前記取り付け具本体がその大部分
を占める第1の平坦部分とその端部に続く第2の
部分とから成り、この第2の部分が前記第1の部
分に対してほぼ直角である特許請求の範囲第1項
記載の静電塗装用取り付け具。 3 前記金属シートが前記第2の部分に固着され
ている特許請求の範囲第2項記載の静電塗装用取
り付け具。 4 前記取り付け具の本体の表面がガラス繊維で
非導電性に形成されている特許請求の範囲第3項
記載の静電塗装用取り付け具。 5 前記金属シートが前記ガラス繊維内に型込み
成形によつて固定される特許請求の範囲第4項記
載の静電塗装用取り付け具。 6 前記支持フレームが前記ガラス繊維製の本体
の第1の部分の外面から離れた内側に固定されて
いる特許請求の範囲第5項記載の静電塗装用取り
付け具。 7 前記ブラケツトが前記支持フレームに溶接さ
れている特許請求の範囲第6項記載の静電塗装用
取り付け具。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/342,061 US4450954A (en) | 1982-01-25 | 1982-01-25 | Electrostatic spray support |
US342061 | 1994-11-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58131161A JPS58131161A (ja) | 1983-08-04 |
JPH0159022B2 true JPH0159022B2 (ja) | 1989-12-14 |
Family
ID=23340157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58010443A Granted JPS58131161A (ja) | 1982-01-25 | 1983-01-24 | 静電塗装用取り付け具 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4450954A (ja) |
JP (1) | JPS58131161A (ja) |
CA (1) | CA1190739A (ja) |
DE (1) | DE3301824A1 (ja) |
FR (1) | FR2520263B1 (ja) |
GB (1) | GB2113573B (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US4628568A (en) * | 1985-08-01 | 1986-12-16 | General Motors Corporation | Friction type hold open mechanism |
DE3721404A1 (de) * | 1987-06-29 | 1989-01-12 | Kopperschmidt Mueller & Co | Vorrichtung zur elektrostatischen spruehbeschichtung von plattenfoermigen werkstuecken |
US5147050A (en) * | 1991-06-27 | 1992-09-15 | Surface Sciences, Inc. | Custom hanging rack with interchangeable support hooks and method therefor |
US5427822A (en) * | 1993-05-17 | 1995-06-27 | General Motors Corporation | Method and apparatus for coating vehicle panels |
FR2715200B1 (fr) * | 1994-01-19 | 1996-08-30 | Prokap Sarl | Dispositif d'accrochage de pièces à peindre pour installations de peinture électrostatique. |
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EP1099482A1 (de) * | 1999-11-10 | 2001-05-16 | Claudio Gisep | Teilehalter für Lackieranlage, Lackieranlage und Lackierverfahren |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR1227431A (fr) * | 1959-03-06 | 1960-08-19 | Loing Verreries | Procédé et dispositifs pour l'émaillage ou la peinture d'objets, notamment à usage culinaire, en verre, en matière céramique ou autre matière électriquement isolante |
JPS52145443A (en) * | 1976-05-28 | 1977-12-03 | Toyota Motor Corp | Electrostatic deposition and jig |
JPS5939194B2 (ja) * | 1976-12-13 | 1984-09-21 | 太平洋セメント株式会社 | 紙容器の製造方法及び装置 |
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-
1982
- 1982-01-25 US US06/342,061 patent/US4450954A/en not_active Expired - Fee Related
-
1983
- 1983-01-18 CA CA000419650A patent/CA1190739A/en not_active Expired
- 1983-01-18 GB GB08301300A patent/GB2113573B/en not_active Expired
- 1983-01-20 DE DE19833301824 patent/DE3301824A1/de not_active Withdrawn
- 1983-01-24 JP JP58010443A patent/JPS58131161A/ja active Granted
- 1983-01-25 FR FR8301073A patent/FR2520263B1/fr not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS57202140A (en) * | 1981-06-05 | 1982-12-10 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Assignment controlling system for satellite line |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58131161A (ja) | 1983-08-04 |
GB8301300D0 (en) | 1983-02-16 |
GB2113573A (en) | 1983-08-10 |
DE3301824A1 (de) | 1983-08-04 |
CA1190739A (en) | 1985-07-23 |
GB2113573B (en) | 1985-06-26 |
FR2520263B1 (fr) | 1986-09-19 |
FR2520263A1 (fr) | 1983-07-29 |
US4450954A (en) | 1984-05-29 |
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