JP2502079B2 - 自動二,三輪車における油圧装置取付構造 - Google Patents

自動二,三輪車における油圧装置取付構造

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JP2502079B2
JP2502079B2 JP5096887A JP5096887A JP2502079B2 JP 2502079 B2 JP2502079 B2 JP 2502079B2 JP 5096887 A JP5096887 A JP 5096887A JP 5096887 A JP5096887 A JP 5096887A JP 2502079 B2 JP2502079 B2 JP 2502079B2
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浩二 築山
雄三 原田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油圧式ディスクブレーキを備え、かつ操向
ハンドルにハンドルカバーを取り付けた自動二,三輪車
において、上記操向ハンドルにディスクブレーキ用油圧
装置を取り付けるための構造に関し、特にハンドルカバ
ーの組立性を確保しつつブレーキオイルの補充等の保守
性を向上できるようにした構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、スクータ型自動二,三輪車では、外観の向上,
走行風抵抗の低減の観点から、操向ハンドルを樹脂製の
ハンドルカバーで囲むことが行われている。また、最近
ではブレーキ性能向上の観点から油圧式ディスクブレー
キを採用する場合があり、このようなブレーキを採用し
た場合、その油圧装置は操向ハンドルに、上記ハンドル
カバー内に収容した状態に取り付けるのが一般的であ
る。
そして上記ハンドルカバー内に油圧装置を位置させた
場合、そのままではリザーブタンクにブレーキオイルを
補充する際にハンドルカバーを取り外す必要が生じる。
そこでこの問題を避けるため、ハンドルカバーのリザー
ブタンク上方に開閉蓋を設けたものがある(例えば実開
昭61−33784号公報参照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来の開閉蓋を設けたものでは、ブ
レーキオイル補充時には取付ボルトを抜き取って該開閉
蓋を取り外す必要があり、しかもこの開閉蓋を外した状
態でリザーブタンクのオイル補充用開閉キャップがハン
ドルカバーの内方に位置することから、この開閉キャッ
プの取り外しが容易ではなく、結局この従来構造では保
守性は必ずしも充分ではない。
本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み、リザーブ
タンクのブレーキオイル補充作業等の保守性を向上でき
る自動二,三輪車における油圧装置取付構造を提供する
点にある。
上記ブレーキオイルの補充等の保守性を向上するに
は、リザーブタンクの上部をハンドルカバーから上方外
方に突出させることが考えられるが、このようにした場
合は、この突出部がハンドルカバー組付け時の障害にな
り、ハンドルカバーの組立性が低下するおそれがある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明は、操向ハンドルにディスクブレーキ用
油圧装置を取り付けるとともに、これをハンドルカバー
で囲んだ自動二,三輪車において、上記油圧装置のリザ
ーブタンクの上部をハンドルカバーの開口部から外方に
突出させ、該ハンドルカバーを前後分割型とするととも
に、分割線が上記開口部を通るようにしたことを特徴と
する油圧装置取付構造である。
ここで本発明におけるリザーブタンクの上部を開口部
から外方に突出させるとは、リザーブタンクの開閉キャ
ップの開閉が容易な程度に突出させるとの意味である。
〔作用〕
本発明では、リザーブタンクをハンドルカバーから上
方外方に突出させたので、ブレーキオイルの補充時に
は、従来のようなハンドルカバーに形成された開閉蓋を
外す必要はなく、外リザーブタンクの開閉キャップを外
すだけでよい。また従来のようにリザーブタンクの開閉
キャップがハンドルカバーの内方に位置しているという
こともなく、それだけ保守性を向上できる。
また、ハンドルカバーは前後分割型で、かつその分割
線がリザーブタンク突出用開口部を通っているので、ハ
ンドルカバーの組付け時には、該カバーの前部,後部を
従来と同様に前,後方向から取り付ければよく、リザー
ブタンクの突出部が障害となることはないから、従来と
同様の組立性が確保できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第6図は本発明の一実施例による油圧装
置取付構造を説明するための図である。
図において、1は本実施例構造が採用された自動二輪
車であり、これの車体フレーム2の前端には操向軸筒3
が固定されており、該操向軸筒3に回動自在に支持され
た前フォーク4の下端には操向用前輪5が回転自在に支
持され、上端には操向ハンドル6が固定されている。ま
た、車体フレーム2の後端にはシート10が搭載され、該
シート10の下方にはスイング式エンジンユニット12が搭
載され、該エンジンユニット12の伝動ケース12aの後端
には後輪13が回転自在に支持されている。
上記操向ハンドル6のハンドルパイプ6aの左,右端部
にはハンドルグリップ18a,スロットルグリップ18bが装
着され、ハンドルグリップ18aの少し内方には左ブレー
キレバー19aが装着されている。そして該操向ハンドル
6のハンドルグリップ18a,スロットルグリップ18b間部
分はハンドルカバー7で囲まれている。このハンドルカ
バー7は樹脂製で前カバー7a,後カバー7bからなるいわ
ゆる前,後割型のものであり、その分割線7cは車幅方向
に延びている。
また、上記操向ハンドル6のスロットルグリップ18b
の内側には、前輪5に装着されたデイスクブレーキ5aを
駆動するための油圧装置20が装着されている。この油圧
装置20はマスタシリンダ21の上部にリザーブタンク22を
備えたもので、該リザーブタンク22の開閉キャップ22b
はハンドルカバー7に形成された開口部7dから上方外方
に少し突出しており、かつ該キャップ22bより下方部分
はハンドルカバー7内に位置している。また、該リザー
ブタンク22の開閉キャップ22bの少し下方にはタンク内
の油面を点検するための油面視認窓22aが車両後方に向
けて形成されている。さらにまたこのリザーブタンク22
の上部油面視認窓22aと開閉キャップ22bとの間には、受
け皿状のブーツ26が嵌合装着されており、該ブーツ26は
ブレーキオイル補充時等に溢れたオイルを受けるための
もので、その前部には排油ホース27が接続されている。
上記マスタシリンダ21に形成されたレバー支持部21a
には、右ブレーキレバー19bが揺動自在に支持されてお
り、該レバー19bの基部19cがマスタシリンダ21のピスト
ンに連結されている。また、上記マスタシリンダ21の取
付ブラケット部21bには取付キャップ23が取付ボルト23a
で固定されており、これによりマスタシリンダ21はハン
ドルパイプ6aにボルト締め固定されている。
また、上記後カバー7bの上記油圧装置20後方部分には
調整開口7eが形成されている。該開口7eは上記マスタシ
リンダ21のハンドルパイプ6aへの取付角度を調整するた
めのものであり、該開口7eから上記マスタシリンダ21の
取付ボルト23a部分が外方に臨むようになっている。ま
た、この調整開口7eには開閉蓋24が開閉可能に取り付け
られている。そしてこの開閉蓋24の前端面24fはハンド
ルカバー7の上部前後分割線7c上に位置しており、結局
この分割線7cはリザーブタンク22突出用の上記開口部7d
内を通っている。またこの開閉蓋24は前端面24fに形成
された係合爪24aを前カバー7aに形成された係合片7fの
係合孔内に係止させ、その後端壁24bを取付ボルト25で
後カバー7bに締めつけ、これにより上記調整開口7e部分
に固定されている。
また上記開閉蓋24の略中央部分には下方に凹状の点検
凹部24cが形成されており、該凹部24cの上記リザーブタ
ンク22と対向する縦壁24dには油面点検孔24eが形成され
ており、該点検孔24eは上記リザーブタンク22の油面視
認窓22aを臨んでいる。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例車両のブレーキオイルの点検保守において
は、リザーブタンク22内の油面高さを点検孔24eを通し
て油面視認窓22aで確認し、油面が低下した場合は、リ
ザーブタンク22の開閉キャップ22bを取り外し、該タン
ク22内に所定量のオイルを注入する。この場合、従来の
ようにハンドルカバーに形成された開閉蓋を外す必要は
なく、かつリザーブタンク22の開閉キャップ22bは外方
に突出しているから、該キャップ22bの着脱が容易であ
り、従ってブレーキオイルの補充作業は非常に容易に行
える。
また、本実施例のハンドルカバー7の組付けにおいて
は、一般的な前後割型のハンドルカバーと同様に、その
前カバー7a,後カバー7bを前,後から水平方向に嵌め込
んで取り付ける。この場合、本実施例のハンドルカバー
7は前後分割型にするとももに、その分割線7cがハンド
ルカバー7の開口部7d内を通っているから、リザーブタ
ンク22が上方に突出していても該両カバー7a,7bを水平
方向に移動させて取り付ける際の障害になることはな
く、従来と同様の組立性を確保できる。
また、例えば転倒によってマスタシリンダ21の取付角
度がずれた場合にこれを元の角度に修正するには、開閉
蓋24を取り外してマスタシリンダ21の取付ボルト23aを
緩め、これを元の位置に戻せばよい。このように本実施
例では、開閉蓋24を設けたので、マスタシリンダ21の取
付角度等を容易に調整できる。
なお、上記実施例では、ハンドルカバー7に開閉蓋24
を取り付けたが、本発明では、この開閉蓋24は必ずしも
必要ではない。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係る自動二,三輪車における油
圧装置取付構造によれば、リザーブタンクをハンドルカ
バーの開口部から外方に突出させ、該ハンドルカバーを
前後割型にするとともに、分割線が上記開口部を通るよ
うにしたので、ハンドルカバーの組立性を確保しつつ油
圧装置の保守性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の一実施例による油圧装置
取付構造を説明するための図で、第1図及び第2図はそ
れぞれマスタシリンダ部分の断面側面図、第3図はマス
タシリンダ部分の平面図、第4図は該実施例構造が適用
されたハンドルカバー部分の平面図、第5図はその背面
図、第6図は該実施例構造が採用された自動二輪車の側
面図である。 図において、1はスクータ型自動二輪車、6は操向ハン
ドル、7はハンドルカバー、7a,7bは前,後カバー、7c
は前後分割線、7dは開口部、18a,18bはハンドルグリッ
プ,スロットルグリップ、19a,19bはブレーキレバー
(操作レバー)、20は油圧装置、22はリザーブタンク、
24は開閉蓋である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操向ハンドルをグリップ,及び操作レバー
    を突出させた状態にハンドルカバーで囲んだ自動二,三
    輪車において、上記操向ハンドルにディスクブレーキ用
    油圧装置を取り付けるための構造であって、該油圧装置
    のリザーブタンクの上部をハンドルカバーに形成された
    開口部から上方に突出させ、該ハンドルカバーを前,後
    に2分割された前後割型とするとともに、前後分割線が
    上記開口部を通るようにしたことを特徴とする自動二,
    三輪車における油圧装置取付構造。
JP5096887A 1987-03-04 1987-03-04 自動二,三輪車における油圧装置取付構造 Expired - Lifetime JP2502079B2 (ja)

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JPS63215476A JPS63215476A (ja) 1988-09-07
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JP2002104273A (ja) * 2000-10-02 2002-04-10 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車のハンドル部構造

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