JP2501332Y2 - 作業車の操作具取付構造 - Google Patents

作業車の操作具取付構造

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JP2501332Y2
JP2501332Y2 JP4829490U JP4829490U JP2501332Y2 JP 2501332 Y2 JP2501332 Y2 JP 2501332Y2 JP 4829490 U JP4829490 U JP 4829490U JP 4829490 U JP4829490 U JP 4829490U JP 2501332 Y2 JP2501332 Y2 JP 2501332Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばバックホーの掘削作業装置における
ブームとバケットとを単一の操作レバーの十字操作によ
って操縦するといった具合の操作具の取付構造に係り、
詳しくは十字操作可能な操作具を、その操作レバー部以
外の部位をカバー部材で覆うとともに、前記操作具をそ
の十字操作方向を相対的に90°ずらした状態に付け替え
自在に構成してある作業車の操作具取付構造に関する。
〔従来の技術〕
この種の作業車において、十字操作具を90°ずらして
付け替え自在に構成してあるのは次のような理由に因る
ものである。
すなわち、バックホーの場合で説明すると、ブームと
バケット、およびアームと旋回台の旋回とが夫々組とな
って左右一対の十字操作具でもって操作される構成とな
り、アームと旋回の操作具を例に挙げると、第3図に示
すようにA社製のバックホーではレバーを前に倒すとア
ーム上昇、後へ倒すとアームかき込み、そして左へ倒す
と左旋回、右へ倒すと右旋回という状態に設定されてい
る。そして、この操作形態に慣れた使用者が、製品寿命
によって新型に買い換えるとか、異なるリース業者から
借り換えること等によって以前と違うB社製のバックホ
ーを使用することがある。その場合、アームと旋回の操
作具は第3図に示すように、レバーを前に倒すと右旋
回、後へ倒すと左旋回、そして左へ倒すとアーネ上昇、
右へ倒すとアームかき込みというA社製の操作具を、そ
の十字操作方向を相対的に半時計回り方向へ90°ずらし
た状態で配置されていて、以前の操作形態に慣れた使用
者では操作し難く、誤操作のおそれもある。
そこで、B社製の操作具をA社製の配置状態に変更設
定すれば違和感なく異なるB社製の操作具を操作できる
ようになるので、その要望に答えたものとして、前述し
た90°ずらして付け替え自在な操作具が採用されるに至
ったのである。
〔考案が解決しようとする課題〕
第4図に示すよう前記操作具(12)は、通常、座席
(11)の横または前方位置に配設されており、外観上操
作具本体等の操作レバー部(13)以外の部位は支持塔
(12)に内装するとともに、その上端にはシール機能を
有するゴムブーツ(19)を装備してある。
そして、操作具は4本のボルトによって支持塔内部に
固定されていたので、該操作具を90°ずらして付け替え
する場合には、先ず、ゴムブーツを支持塔上端から外
し、それから工具を使って4本のボルトを一旦外して操
作具を90°回動し、また4本のボルトを締め付け、次い
でゴムブーツを嵌めるといった手順が必要であり、この
付け替え作業が大変面倒であった。
本考案は操作具の付け替え作業を簡単に行えるように
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、冒頭に記載した
作業者の操作具取付構造において、前記操作具を、十字
操作における縦操作方向と横操作方向の双方に直交する
方向の軸芯周りに回動自在、かつ、該軸芯方向への移動
が規制された状態で前記カバー部材に内装される支持台
に固定するとともに、この支持台の外周に設けた該支持
台回動操作用の作用部を、前記カバー部材に形成した操
作具回動方向に長いスリットを通して前記カバー部材の
外部から移動操作可能に構成し、かつ、前記支持台が90
°回動移動された状態と元の位置に復帰した状態との夫
々の状態で該支持台の回動移動を阻止する係止機構を、
前記スリットを介して前記カバー部材の外部より係脱操
作可能に設けてあることを特徴構成とする。
〔作用〕
前記特徴構成によると、操作具を固定した回動自在な
支持台をその作用部をしてカバー部材の外側から回動操
作でき、しかも、その支持台を90°離れた2箇所の回動
位置夫々に係止する機構をもカバー部材の外側から操作
できる。
つまり、(イ)操作具の付け替え作業は全て操作具を
カバー部材に内装した状態のままで行うことができるよ
うになり、従来のようにゴムブーツを外したり着けたり
するといったカバー部材の着脱作業が不要になるととも
に、(ロ)それに起因して手指が汚れるとか、カバー部
材の不完全な装着による操作具本体部位へのダストの侵
入といった不都合も解消されるようになる。
〔考案の効果〕
従って、(イ)の作用によって操作具の着け替え作業
が簡単に行えるようになり、しかも(ロ)の作用によっ
てその取扱い性や操作具の保守上の点からも有利となる
作業車の操作具取付構造を提供できた。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図にドーザ(1)を有したクローラ式走行機台
(2)に上下軸芯(X)回りで旋回自在な旋回台(3)
を取付け、この旋回台(3)に原動部(4)、操縦部
(5)を備えるとともに、ブーム(6)、アーム
(7)、バケット(8)から成るバックホー装置(9)
をスイングブラケット(10)を介して取付けて、ドーザ
付バックホーを構成してある。
前記操縦部(5)における運転座席(11)の両横位置
夫々に操縦塔(12),(12)が配してあり、これら操縦
塔(12),(12)の上部には夫々十字操作具(13),
(13)が立設配置してあり、座席(11)から見て左側に
アーム(7)と旋回台(3)用の第1操作具(13)を、
右側にブーム(6)とバケット(8)用の第2操作具
(13)を夫々設けてある。
次に、前記第1操作具(13)の取付構造について説明
する。
第1図、第2図に示すように操縦塔(12)の上部内面
には円筒状の回転案内面部(14)を有した仕切り(15)
が固定されており、この仕切り(15)に、操作具(13)
をボルト止めしたフランジ付円筒状の支持台(16)を前
記案内面部(14)の内側で、かつ受け部(17)に乗せ付
けた状態で嵌め入れてあり、縦軸心(P)周りで支持台
(16)を操縦塔(12)に対して回動自在としてある。
前記操作具(13)は、アームシリンダ(18)の制御弁
(図示せず)を油圧切換え操作するアーム用パイロット
バルブと、旋回台(3)を旋回動させる油圧モータ(図
示せず)の制御弁(図示せず)を油圧切換え操作する旋
回用パイロットバルブとからなる操作具本体(13a)
と、これら両パイロットバルブを十字操作によって各別
に操作可能な操作レバー(13b)とで構成され、操縦塔
(12)上端に嵌装された蛇腹式のゴムブーツ(19)から
操作レバー(13b)を操縦塔(12)とゴムブーツ(19)
で成るカバー部材(A)から取り出してある。
第1図に示すように前記支持台(16)の外周下方部位
に、前記縦軸心(P)の外径方向へ向けて棒状の切換え
レバー(20)を固着してある。案内面部(14)には切換
レバー(20)用の周溝(23)が形成してあるとともに、
操縦塔(12)には前記切換レバー(20)を外部へ突出さ
せる回動方向に長いスリット(27)を形成してある。
そして切換レバー(20)を、ストッパ板(24)を操縦
塔(12)にボルト止めすることによってスリット(27)
の両端位置で位置固定する係止機構(B)を構成してあ
る。
従って、第3図に示すように、操作レバー(13b)を
前に倒すとアーム上昇となるA社状態に操作具(13)が
設定されているときに、切換えレバー(20)を前方へ90
°回し操作してストッパ板(24)で係止すれば、同図に
示すように操作レバー(13b)を左へ倒すとアーム上昇
となるB社状態になり、ゴムブーツ(19)を外すること
なく操作具(13)を90°ずらして付け替えでき、しかも
それら両位置に係止維持できるのである。
尚、操縦塔(12)を基部(29)と上部(30)との上下
分割構造とし、その分割位置をスリット(27)部位に設
定しておくと、上部(30)を外せば切換えレバー(20)
付きの支持台(16)の取り外しが容易に行える。
〔別実施例〕 第5図、第6図に示すような構造としても良い。
前記支持台(16)の外周下方部位に、前記縦軸心
(P)の外径方向へ向けて棒状の切換えレバー(20)を
縦軸心(P)方向に沿って上下揺動自在に枢着するとと
もに、巻きバネ(21)によって下方へ揺動する方向に付
勢してある。
そして、切換えレバー(20)が該スリット(27)を通
じて外部に突出するように構成してあるとともに、その
スリット(27)の周方向両端に一段下った凹入部(2
8),(28)を連設してある。つまり、下向きに付勢さ
れた切換えレバー(20)が両凹入部(28),(28)に係
入されることにより、支持台(16)が90°回動移動され
た状態と元の位置に復帰した状態との夫々の状態で該支
持台(16)の回動移動を阻止する係止機構(B)を構成
してある。
また、第7図、第8図に示すように、本実施例にお
ける切換レバー(20)を操縦塔(12)より突出しない筒
ボス(31)で構成し、ストッパー板(24)に、この筒ボ
ス(31)と嵌合する係止片(25)を設けて係止機構
(B)を構成するのも良い。
この場合、支持筒(16)はドライバー等を筒ボス(3
1)に挿入して回動することになるが、操縦塔(12)内
に筒ボス(31)が入り込んでいるので他物が当って回動
するというおそれのない利点がある。
本考案では切換レバー(20)や筒ボス(31)等を総称
して作用部(D)と定義する。
また、本考案をブームとバケットとの第2操作具(1
3)や、コンバインにおける操向と前処理部の昇降との
操作具等、十字操作具を備えたあらゆる作業車に適用可
能である。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車の操作具取付構造の実施例を
示し、第1図は該構造を示す断面図、第2図は係止機構
の状態を示す斜視図、第3図は十字操作レバーの操作形
態を示す図、第4図はバックホーの側面図、第5図、第
6図は夫々係止機構の第1別実施例を示す断面図、側面
図、第7図、第8図は夫々係止機構の第2別実施例を示
す断面図、側面図である。 (13)……操作具、(13b)……操作レバー、(16)…
…支持台、(27)……スリット、(A)……カバー部
材、(B)……係止機構、(D)……作用部、(P)…
…縦軸心。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】十字操作可能な操作具(13)を、その操作
    レバー(13b)部以外の部位をカバー部材(A)で覆う
    とともに、前記操作具(13)をその十字操作方向を相対
    的に90°ずらした状態に付け替え自在に構成してある作
    業車の操作具取付構造であって、前記操作具(13)を、
    十字操作における縦操作方向と横操作方向の双方に直交
    する方向の軸心(P)周りに回動自在、かつ、該軸心
    (P)方向への移動が規制された状態で前記カバー部材
    (A)に内装される支持台(16)に固定するとともに、
    この支持台(16)の外周に設けた該支持台回動操作用の
    作用部(D)を、前記カバー部材(A)に形成した操作
    具回動方向に長いスリット(27)を通して前記カバー部
    材(A)の外部から移動操作可能に構成し、かつ、前記
    支持台(16)が90°回動移動された状態と元の位置に復
    帰した状態との夫々の状態で該支持台(16)の回動移動
    を阻止する係止機構(B)を、前記スリット(27)を介
    して前記カバー部材(A)の外部より係脱操作可能に設
    けてある作業車の操作具取付構造。
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