JP2501099B2 - 内視鏡の光学系装置 - Google Patents

内視鏡の光学系装置

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JP2501099B2 JP60166153A JP16615385A JP2501099B2 JP 2501099 B2 JP2501099 B2 JP 2501099B2 JP 60166153 A JP60166153 A JP 60166153A JP 16615385 A JP16615385 A JP 16615385A JP 2501099 B2 JP2501099 B2 JP 2501099B2
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敏彦 橋口
正造 渋谷
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内視鏡の光学系外端を、高温高圧の水蒸気
減菌に耐えられるよう改良した内視鏡の光学系装置に関
するものである。
[従来の技術と発明が解決しようとする問題点] 近年、体腔内患部の観察,診断,或は鉗子などを用い
た体腔内の組織の採取,治療処置に硬性及び軟性の内視
鏡が広く用いられている。これら内視鏡は、体腔内に挿
入し用いられるものである為、その使用に際して消毒等
の減菌処理が施される。
ところで、前記減菌処理のうち、高温高圧の水蒸気を
用いた水蒸気減菌は有効ではあるが、内視鏡に対しては
困難であった。即ち、内視鏡は対象物を観察するための
観察光学系の対物,接眼の両端部材に光学ガラスを用い
ているので、水蒸気減菌を繰り返すと、短期間で前記光
学ガラスの外表面が表面浸食されて観察性能が損なわれ
る虞れがある。
[発明の目的] 本発明は、これらの事情に鑑みてなされたもので、観
察光学系の対物,接眼の端部等内視鏡の光学系外端を、
高温高圧の水蒸気減菌に対して耐性のある素材にて形成
し、水蒸気減菌による光学系外端の外表面の浸食をなく
して該水蒸気減菌を繰り返し行っても観察性能が損なわ
れることがないようにした内視鏡の光学系装置を提供す
ることを目的としている。
[問題点を解決するための手段及びその作用] 前記目的を達成するため本発明による内視鏡の光学系
装置は、光学系外端の光学部材をAl2O3単結晶,Al2O3焼
結体、あるいはMgO単結晶にて形成している。この構成
により、繰り返し水蒸気減菌を行なっても前記光学系外
端の外表面の浸食がなく観察性能が損なわれることはな
い。
[発明の実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。第
1図ないし第3図は本発明の第1実施例に係り、第1図
は(硬性)内視鏡の内部を一部省略して示す断面図、第
2図は第1図の挿入部先端側を拡大して示す断面図、第
3図は第1図の接眼部側を拡大して示す断面図である。
これらの図において、符号1は直視型の硬性内視鏡
で、手元側の把持部を兼ね且つ後方端にアイピース2を
取付けた操作部3と、この操作部3から前方へ延設した
体腔内に挿入される細長の挿入部4とから構成されてい
る。前記挿入部4は、外管5と内管6とから成り、この
外管5と内管6との間に間隙を有して操作部3側から挿
入部4先端面にかけて照明光学系としてのライトガイド
ファイバ7が挿入内設されている。このライトガイドフ
ァイバ7は操作部3の側面に取付けたライトガイド口金
8に延設され、その口金8部分の端面が入射端とされ、
図示しないフレキシブルなライトガイドケーブルを通し
て光源装置より照明光を供給入射するようになっている
と共に、ライドガイドファイバ7の挿入部4先端面が出
射端となっている。
そして、前記内管6からアイピース2にかけた操作部
3内に観察光学系が内設されている。図面上では内管6
先端部内に内設された対物レンズ9が示されているのみ
で、リレーレンズ系,接眼レンズ系は省略されている。
尚、第2図において符号10はレンズ管、11は間筒であ
る。
このような構成の内視鏡において、本発明では、内管
6の対物レンズ9前方の先端面に、高温高圧の水蒸気減
菌に対して耐性のあるAl2O3(アルミナ)単結晶板から
なるカバー体12が液密に接着し取付けられている。又、
同様に接眼部側においても図示しない接眼レンズ後方
に、水蒸気減菌に対し耐性のあるAl2O3(アルミナ)単
結晶板からなるカバー体13が液密に接着し取付けられて
いる。尚、本発明内視鏡では、操作部3及び挿入部4等
その外表面部材は水蒸気減菌に対して耐性があり、錆の
発生しない材料、例えばステンレス等により形成されて
いる。
このような構成の内視鏡では、減菌に対し容易且つ有
効な高温高圧の水蒸気減菌を繰り返し行うことが可能と
なって、観察光学系の対物側及び接眼側の外端における
外表面が、高温高圧の水蒸気により浸食を受けることが
なく観察の妨げとなることはない。
第4図には本発明の第2実施例に係る挿入部先端側が
断面図にて示されている。
この第2実施例では、水蒸気に耐性のあるAl2O3単結
晶板からなるカバー体12を内管6内周壁に直接接着し取
付けることなく、支持用段部14を有する枠15を介して内
管6に接着取付けている。この取付構成では、第1実施
例のようにカバー体12を内管に直接接着するのに比べ、
内管6の肉厚を薄くでき、さらにカバー体12の接着面積
を大きくできると共に、対物レンズ9を支持する間筒16
を枠15の背面に当接させて内設することが可能となり、
レンズ系を組み込み易く、しかもレンズ系にぐらつきが
生じにくくなる。
第5図には本発明の第3実施例に係る斜視型内視鏡の
挿入部先端が断面図にて示されている。
この実施例は、斜視型内視鏡の内管6先端内周壁に、
高温高圧の水蒸気減菌に対し耐性のあるAl2O3(アルミ
ナ)単結晶板を素材としたカバー体12が直接接着により
取付けられている。
第6図及び第7図には本発明の第4実施例に係る内視
鏡の挿入部先端が断面図にて示されている。この実施例
は、前記第5図に示す第3実施例におけるカバー体12を
かしめ枠16を用いて内管6内周に固定している。この実
施例ではかしめ枠16と内管6とは、半田又はろう付けで
固定することが可能となり、確実に取付けることができ
る。尚、第7図は第6図の要部拡大図である。
第8図には本発明の第5実施例が示されている。この
実施例は第4実施例に示すかしめ枠17を用いてカバー体
12を直視型内視鏡の内管6に固定したものである。図中
鎖線で示す部分はカバー体12のかしめ枠17への取付け
後、かしめ後17先端をカバー体12先端面と面一になるよ
う切削した部分を示している。
このようにかしめ枠を用いる場合には、カバー体12と
かしめ枠16,17との接着は必要ないが、接着することに
より、さらに大きい固定度と液密性が得られる。
第9図には本発明の第6実施例を示す断面図が示され
ている。この実施例は、操作部3の凹状カバー体受け18
にカバー体13を収納する一方、内周に取付ねじを有して
操作部3の外周側雄ねじ部に螺合されて操作部3に取付
けられる押え枠19にて前記カバー体13をはさみ込み固定
するよう構成している。尚、この実施例において、カバ
ー体13と押え枠19又は操作部3のカバー体受け18との間
にOリングを介装することにより、液密が得られて接着
の必要がなくなり、又、このことにより組立性を向上で
きる。
第10図には本発明の第7実施例が断面図に示されてい
る。この実施例は、高温高圧の水蒸気に耐性のあるAl2O
3(アルミナ)単結晶にてレンズを成形し、対物レンズ
9の最外側レンズ9aとして内管6に接着取付けたもので
ある。この構成では、別途カバー体(ガラス)が不要と
なりその分部品点数及び組付工数を低減できる。また、
入射光の角度を大きく取れるため、同一内径の内管であ
っても視野角の拡大を図ることができる。
第11図には本発明の第8実施例が示されている。この
実施例は高温高圧の水蒸気に耐性のあるAl2O3(アルミ
ナ)単結晶でレンズを成形し、接眼レンズ20の最外側レ
ンズ20aとして用いたものである。この構成では、カバ
ー体(ガラス)がないため、そのもつ厚み分だけアイポ
イントを手前にもってこれるので、接眼部に目を押し付
けなくても全視野の観察が可能となる。
さらに、本発明においては、前述の如く観察光学系の
外端のみならず、照明光学系であるライトガイドファイ
バーの入射,出射端に、高温高圧の水蒸気に対し耐性の
あるAl2O3(アルミナ)端結晶からなるカバー体を配設
してもよく、そうすれば水蒸気減菌を繰り返し行なって
も照明の明るさを保つことができる。
尚、本発明において前述の実施例では、高温高圧の水
蒸気に対し耐性のある素材としてAl2O3(アルミナ)単
結晶を挙げたが、この他にMgO単結晶、透明セラミック
(Al2O3焼結体)、透明ポリサルフォン、パイレックス
(Pyrex#7740,Corning Glass Work Co.の商品名)等が
同様に用いられる。
又、本発明は直視,斜視のみならず側視型等にも当然
適用でき、硬性,軟性の別なく用いられる。
さらに、前述の水蒸気に対し耐性のある素材なるなる
カバー体は、内視鏡用カメラのカバー体、レクチャース
コープのカバー体、ライトガイドケーブルの内視鏡側接
続端にも用いることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、内視鏡の光学系
外端を、水蒸気による浸食がない素材にて形成したの
で、水蒸気減菌を繰り返し行なっても観察などの妨げに
なることはなく、その結果この水蒸気減菌を用いること
ができ、内視鏡の確実な減菌ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明内視鏡の第1実施例に係
り、第1図は全体断面図、第2図は先端側の拡大断面
図、第3図は接眼側の拡大断面図、第4図は第2実施例
の断面図、第5図は第3実施例の断面図、第6図及び第
7図は第4実施例の断面図、第8図は第5実施例の断面
図、第9図は第6実施例の断面図、第10図は第7図実施
例の断面図、第11図は第8図実施例の断面図である。 1…内視鏡、3…操作部 4…挿入部、5…外管 6…内管、12,13…カバー体 9…対物レンズ、20…接眼レンズ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】観察光学系及び照明光学系を内設した高温
    高圧水蒸気減菌を施す内視鏡において、光学系外端の光
    学部材をAl2O3単結晶、Al2O3焼結体、あるいはMgO単結
    晶にて形成したことを特徴とする内視鏡の光学系装置。
JP60166153A 1985-07-26 1985-07-26 内視鏡の光学系装置 Expired - Lifetime JP2501099B2 (ja)

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JPS6225720A JPS6225720A (ja) 1987-02-03
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JPS5457039U (ja) * 1977-09-28 1979-04-20
JPS57150935A (en) * 1981-03-16 1982-09-17 Olympus Optical Co Endoscope

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JPS6225720A (ja) 1987-02-03

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