JP2001161625A - 硬性鏡 - Google Patents

硬性鏡

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JP2001161625A
JP2001161625A JP35321499A JP35321499A JP2001161625A JP 2001161625 A JP2001161625 A JP 2001161625A JP 35321499 A JP35321499 A JP 35321499A JP 35321499 A JP35321499 A JP 35321499A JP 2001161625 A JP2001161625 A JP 2001161625A
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JP
Japan
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grip
rigid endoscope
guide fiber
bent
insertion portion
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JP35321499A
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English (en)
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Hideki Tsujitani
英樹 辻谷
Hiroshi Oba
博 大場
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】硬性鏡の把持部及び把持部を把持した術者の手
が手術用顕微鏡の視野内に入り込むことがない硬性鏡を
提供することにある。 【解決手段】先端部に観察窓を有した挿入部2と、この
挿入部2の基端部に設けられた把持部3とからなる硬性
鏡において,前記挿入部2の途中をクランク状に屈曲
し,先端部から屈曲部6までのストレート部分7の長さ
を50〜150mmとするとともに、前記屈曲部6によ
って前記ストレート部分7に対する把持部3のオフセッ
ト量を10〜30mmにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,例えば,脳外科
分野で顕微鏡下で使用する硬性鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,脳神経外科,耳鼻咽喉科,眼科等
においては,手術用顕微鏡観察下で行なわれる外科手術
であるマイクロサージャリが盛んに行なわれている。さ
らに,より低侵襲であることを目的として,マイクロサ
ージャリには硬性鏡による内視鏡観察が用いられてい
る。
【0003】例えば,特開平7−261094号公報に
示すように,脳神経外科において顕微鏡観察と内視鏡観
察とを併用して手術を行う場合,術部の真上に手術用顕
微鏡の鏡体を位置決めし,鏡体下の側方から硬性鏡を術
部に挿入して患部を内視鏡観察することが行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、硬性鏡は真
直ぐな挿入部の先端部に観察窓を有し,挿入部の基端部
に把持部が設けられている。そして、術者が把持部を把
持した状態で顕微鏡観察と内視鏡観察を併用するが、把
持部及び把持部を把持した術者の手が手術用顕微鏡の視
野内に入り,視野を妨げるという問題があった。
【0005】この発明は前記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、顕微鏡観察と内視鏡観
察を併用し,外科手術を行う際に,硬性鏡の把持部及び
把持部を把持した術者の手が手術用顕微鏡の視野内に入
り込むことがなく,操作性の向上を図ることができる硬
性鏡を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は,前記目的を
達成するために, 先端部に観察窓を有した挿入部と、こ
の挿入部の基端部に設けられた把持部とからなる硬性鏡
において,前記挿入部の途中をクランク状に屈曲し,先
端部から屈曲部までのストレート部分の長さを50〜1
50mmとするとともに、前記屈曲部によって前記スト
レート部分に対する把持部のオフセット量を10〜30
mmにしたことを特徴とする。
【0007】前記構成によれば,挿入部のストレート部
分と把持部とがオフセットしているため,硬性鏡の把持
部及び把持部を把持した術者の手が手術用顕微鏡の視野
内に入り込むことがなく、手術用顕微鏡によって患部を
広範囲に観察することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下,この発明の各実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0009】図1及び図2は第1の実施形態を示し,図
1は硬性鏡の側面図,図2は硬性鏡の使用状態を示す図
である。硬性鏡1は、挿入部2と、把持部3とから構成
されている。挿入部2にはイメージガイドファイバ,ラ
イトガイドファイバ、鉗子チャンネル(いずれも図示し
ない)が内蔵されている。挿入部2の先端部には挿入部
2の軸線に対して傾斜する斜面に観察窓4が設けられ,
斜視内視鏡として構成されている。また、把持部3には
信号ケーブル、イメージガイドファイバ,ライトガイド
ファイバを内蔵したユニバーサルコード5が接続されて
いる。
【0010】前記挿入部2の途中,本実施形態において
は把持部3の近傍の挿入部2はクランク状に屈曲されて
いる。そして、挿入部2の先端部から屈曲部6までのス
トレート部分7の長さAは挿入部2の長さによって異な
るが,50〜150mmに設定されている。さらに、屈
曲部6によってストレート部分7に対して把持部3は平
行で,しかもストレート部分7に対する把持部3のオフ
セット量Bを10〜30mmに設定されている。
【0011】このように構成された硬性鏡1によれば,
図2に示すように,脳神経外科において顕微鏡観察と内
視鏡観察とを併用して手術を行う場合,術部8の真上に
手術用顕微鏡9の鏡体10を位置決めし,鏡体10の下
の側方から硬性鏡1を術部8に挿入して患部を内視鏡観
察することが行なわれる。このとき、挿入部2に屈曲部
6が設けられ,挿入部2と把持部3がオフセットしてい
るため,術者が把持する把持部3が手術用顕微鏡9の視
野を妨げることはなく、また把持部3が鏡体10と干渉
することはなく,操作性を向上できる。
【0012】図3は第2の実施形態を示し,第1の実施
形態においては、挿入部2の屈曲部6によってストレー
ト部分7に対して把持部3を平行にしたが,本実施形態
においては,把持部3の軸線に対して挿入部2のストレ
ート部分7を斜めに構成したものである。本実施形態の
硬性鏡1においても,第1の実施形態と同様に,挿入部
2に屈曲部6が設けられ,挿入部2と把持部3がオフセ
ットしているため,術者が把持する把持部3が手術用顕
微鏡9の視野を妨げることはなく、また把持部3が鏡体
10と干渉することはなく,操作性を向上できる。
【0013】図4は第3の実施形態を示し,第1及び第
2の実施形態のように,挿入部2に屈曲部6を設ける
と,その屈曲部6の曲げ半径が小さすぎると,挿入部2
に内蔵するイメージガイドファイバ,ライトガイドファ
イバ、鉗子チャンネル等の先端硬質部11を挿通できな
いという問題を解消するためのもので、屈曲部6の曲げ
半径をR10〜R30に設定したものである。
【0014】イメージガイドファイバ,ライトガイドフ
ァイバ、鉗子チャンネル等の先端硬質部11はファイバ
等の端部を樹脂によって固めたもの、あるいは金属短管
に挿入して接着剤によって固定したものである。ここ
で、挿入部2の内径を1.5〜3mmとし、先端硬質部
11の外径を0.3〜2.0mm、長さを3〜7mmと
すると、屈曲部6の曲げ半径をR10〜R30に設定す
ることにより、先端硬質部11が屈曲部6を通過でき,
イメージガイドファイバ,ライトガイドファイバ、鉗子
チャンネル等を挿入部2に挿通可能となり、組立性を向
上できる。
【0015】図5(a)(b)はライトガイドコネクタ
及びコネクタキャップを開示したものであり,ライトガ
イドケーブル21の基端部にはコネクタ本体22が接続
されている。コネクタ本体22は、ライトガイドファイ
バ23の端部に嵌着された内筒24と、内筒24の外側
に嵌合された外筒25とから構成されている。
【0016】内筒24の内周面はライトガイドファイバ
23の外周面に密に嵌合する第1の嵌合部26と第1の
隙間27を介して嵌合する第2の嵌合部28が設けられ
ている。内筒24の外周面の2箇所には対称的に切欠部
29が設けられ,外筒25の内周面との間に第2の隙間
30が形成されている。この第2の隙間30は内筒24
の端部から第1の隙間27に対応する部分まで延長して
おり,第1と第2の隙間27,30は内筒24の径方向
に貫通する連通孔31によって連通している。
【0017】さらに,外筒25の端部には嵌合筒32に
よって内部に空洞部33が形成され,外部には雄ねじ3
4が形成されている。そして、嵌合筒32にはコネクタ
キャップ35が嵌合され,コネクタキャップ35の内周
面には雄ねじ34に螺合される雌ねじ36が形成されて
いる。コネクタキャップ35の内部には空洞部33に挿
入される筒部37が設けられ,この外周面には環状溝3
8が設けられている。環状溝38にはOリングからなる
シール部材39が嵌着されている。
【0018】このように構成されたライトガイドコネク
タ及びコネクタキャップによれば、ガス滅菌時にはコネ
クタ本体22に対してコネクタキャップ35を取り外す
ことにより、コネクタ本体22は空洞部33から第2の
隙間30、連通孔31、第1の隙間27までガスが進入
するため、圧力差によるコネクタ本体22の破損を防止
できる。
【0019】また、洗浄,消毒時にはコネクタキャップ
35をコネクタ本体22の嵌合筒32に嵌合し、雌ねじ
36を雄ねじ34に螺合することにより,筒部37が空
洞部33に挿入される。そして,シール部材39が嵌合
筒32の内周面に密着して液密にシールされるため、コ
ネクタ本体22を防水構造とすることができる。また,
シール部材39は環状溝38に嵌合されているため,コ
ネクタキャップ35の着脱を繰り返してもシール部材3
9の脱落を防止できる。
【0020】図6(a)(b)(c)は硬性鏡を開示し
たものであり,挿入部40と把持部41及びユニバーサ
ルコード42とから構成されている。挿入部40は途中
で屈曲されており,屈曲部43によってストレート部分
44と把持部41とがオフセットされている。
【0021】挿入部40は先端パイプ45aと屈曲した
後端パイプ45bとからなり,この先端パイプ45aと
後端パイプ45bとは嵌合した状態で接着剤等によって
接続されている。挿入部40の先端部における内部には
観察窓46に対向して観察光学系47が設けられ,この
観察光学系47はイメージガイドファイバ48と光学的
に接続されている。さらに,観察光学系47は先端保護
パイプ49によって覆われ,イメージガイドファイバ4
8は保護チューブ50によって覆われている。そして、
先端保護パイプ49と保護チューブ50は観察光学系4
7の後方で嵌合した状態で接着剤等によって接続されて
いる。さらに,観察光学系47及びイメージガイドファ
イバ48と平行にライトガイドファイバ51が設けら
れ,この先端は照明窓52に光学的に接続されている。
【0022】従って,観察光学系47を予め先端パイプ
45aを組み込んだ状態で,この先端パイプ45aを後
端パイプ45bと接続することができ,組立作業性を向
上できる。
【0023】さらに,前記把持部41における上面,す
なわち観察光学系47の視野方向に対応する部分は平坦
面53が形成されている。このように把持部41の一部
に平坦面53を設け,この平坦面53に手指を当てるこ
とにより,視野方向が分かるため操作性を向上できる。
【0024】さらに,把持部41の後端部41aにはユ
ニバーサルコード42を把持部41に接続するための第
1の接続パイプ54と第2の接続パイプ55が設けられ
ている。把持部41の後端部41aと第1の接続パイプ
54とは嵌合接続され,この嵌合部は第1のOリング5
6と接着剤57とによって気密にシールされている。さ
らに,第1の接続パイプ54と第2の接続パイプ55と
は嵌合接続され,この嵌合部は第2のOリング58と接
着剤59とによって気密にシールされている。従って,
硬性鏡のガス滅菌時においても把持部41の内部にガス
が侵入することはなく,完全にシールされている。
【0025】前記構成によれば,次のような構成が得ら
れる。
【0026】(付記1)先端部に観察窓を有した挿入部
と、この挿入部の基端部に設けられた把持部とからなる
硬性鏡において,前記挿入部の途中をクランク状に屈曲
し,先端部から屈曲部までのストレート部分の長さを5
0〜150mmとするとともに、前記屈曲部によって前
記ストレート部分に対する把持部のオフセット量を10
〜30mmにしたことを特徴とする硬性鏡。
【0027】(付記2)前記ストレート部分の軸線と把
持部の軸線とは平行であることを特徴とする付記1記載
の硬性鏡。
【0028】(付記3)前記ストレート部分の軸線と把
持部の軸線とは角度を持っていることを特徴とする付記
1記載の硬性鏡。
【0029】(付記4)前記屈曲部の内径と曲げ半径
が,イメードガイドファイバ,ライトガイドファイバ,
鉗子チャンネル等の内蔵物の硬質部が通過できる寸法に
設定されていることを特徴とする付記1記載の硬性鏡。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように,この発明によれば,
挿入部の途中をクランク状に屈曲し,先端部から屈曲部
までのストレート部分の長さを50〜150mmとする
とともに、屈曲部によってストレート部分に対する把持
部のオフセット量を10〜30mmにしたことにより、
顕微鏡観察と内視鏡観察を併用し,外科手術を行う際
に,硬性鏡の把持部及び把持部を把持した術者の手が手
術用顕微鏡の視野内に入り込むことがなく,また把持部
が手術用顕微鏡と干渉することはなく、操作性の向上を
図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す硬性鏡の側面
図。
【図2】同実施形態を示し、硬性鏡の使用状態の図。
【図3】この発明の第2の実施形態を示す硬性鏡の側面
図。
【図4】この発明の第3の実施形態を示す挿入部の縦断
側面図。
【図5】ライトガイドコネクタを示し,(a)は縦断側
面図、(b)はX−X線に沿う断面図。
【図6】硬性鏡を示し,(a)は全体の一部切欠した側
面図,(b)は挿入部の先端部の縦断側面図,(c)は
Y−Y線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…硬性鏡 2…挿入部 3…把持部 6…屈曲部 7…ストレート部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月8日(2000.2.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】図1及び図2は第1の実施形態を示し,図
1は硬性鏡の側面図,図2は硬性鏡の使用状態を示す図
である。硬性鏡1は、挿入部2と、把持部3とから構成
されている。挿入部2にはイメージガイドファイバ,ラ
イトガイドファイバ、鉗子チャンネル(いずれも図示し
ない)が内蔵されている。挿入部2の先端部には挿入部
2の軸線に対して傾斜する斜面に観察窓4が設けられ,
斜視内視鏡として構成されている。また、把持部3に
メージガイドファイバ,ライトガイドファイバを内蔵
したユニバーサルコード5が接続されている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に観察窓を有した挿入部と、この
    挿入部の基端部に設けられた把持部とからなる硬性鏡に
    おいて,前記挿入部の途中をクランク状に屈曲し,先端
    部から屈曲部までのストレート部分の長さを50〜15
    0mmとするとともに、前記屈曲部によって前記ストレ
    ート部分に対する把持部のオフセット量を10〜30m
    mにしたことを特徴とする硬性鏡。
JP35321499A 1999-12-13 1999-12-13 硬性鏡 Pending JP2001161625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35321499A JP2001161625A (ja) 1999-12-13 1999-12-13 硬性鏡

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JP35321499A JP2001161625A (ja) 1999-12-13 1999-12-13 硬性鏡

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005006867A (ja) * 2003-06-19 2005-01-13 Pentax Corp 術中観察用内視鏡
JP2008264578A (ja) * 2002-05-08 2008-11-06 Kuresuto Japan Kk 軟骨組織の物性測定用の光励起蛍光検出装置
JP2013500109A (ja) * 2009-07-29 2013-01-07 マウナ ケア テクノロジーズ 脳のファイババンドル顕微鏡法のための装置及び方法

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