JP2500933B2 - ランプウエイの油圧回路 - Google Patents
ランプウエイの油圧回路Info
- Publication number
- JP2500933B2 JP2500933B2 JP1465485A JP1465485A JP2500933B2 JP 2500933 B2 JP2500933 B2 JP 2500933B2 JP 1465485 A JP1465485 A JP 1465485A JP 1465485 A JP1465485 A JP 1465485A JP 2500933 B2 JP2500933 B2 JP 2500933B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wedge
- switching valve
- cylinder
- circuit
- pressure oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車運搬船等のランプウェイ係止用ウェッ
ジの油圧回路の改良に関する。
ジの油圧回路の改良に関する。
(従来の技術) 自動車運搬船等のランプウェイは、閉時にこれを船体
に係止し、風雨に対して密状態を保つために通常、第2
図及び第3図のようにランプウェイ開口部の両側にウェ
ッジシリンダ5を設けている。すなわち、ウェッジシリ
ンダ5は、図示しないウェッジを、ランプウェイを閉鎖
状態に固定する位置(これを以下「ロック位置」とい
う。)とランプウェイを開き方向に解放可能な位置(こ
れを以下「リリース位置」という。)の何れかの方向に
作動する。
に係止し、風雨に対して密状態を保つために通常、第2
図及び第3図のようにランプウェイ開口部の両側にウェ
ッジシリンダ5を設けている。すなわち、ウェッジシリ
ンダ5は、図示しないウェッジを、ランプウェイを閉鎖
状態に固定する位置(これを以下「ロック位置」とい
う。)とランプウェイを開き方向に解放可能な位置(こ
れを以下「リリース位置」という。)の何れかの方向に
作動する。
このウェッジシリンダ5の操作は例えば第4図に示さ
れるように、ランプウェイのウィンチ巻上げ用油圧モー
タ2の駆動回路3及び制動回路4と並列的にウェッジ操
作回路6を設け、ウェッジシリンダ切換弁17を切り換え
ることにより行っている。そして、ウェッジシリンダ5
の操作時以外はこの切換弁17を中立状態にして、ウェッ
ジシリンダ5への油通を遮断し、圧油をCポートを介し
てタンク20へ環流させる。なお、16は分流弁であり、油
圧モータ2の駆動回路3及び制動回路4とウェッジ操作
回路6の各回路へそれぞれに適した圧力となるように油
圧ポンプ8からの圧油を分流させるために設けられてい
る。
れるように、ランプウェイのウィンチ巻上げ用油圧モー
タ2の駆動回路3及び制動回路4と並列的にウェッジ操
作回路6を設け、ウェッジシリンダ切換弁17を切り換え
ることにより行っている。そして、ウェッジシリンダ5
の操作時以外はこの切換弁17を中立状態にして、ウェッ
ジシリンダ5への油通を遮断し、圧油をCポートを介し
てタンク20へ環流させる。なお、16は分流弁であり、油
圧モータ2の駆動回路3及び制動回路4とウェッジ操作
回路6の各回路へそれぞれに適した圧力となるように油
圧ポンプ8からの圧油を分流させるために設けられてい
る。
一方、ランプウェイの上昇操作時に、ウェッジシリン
ダ5がロック位置にあると、ウェッジの一部とランプウ
ェイが干渉してウェッジを損傷することがあるので、ラ
ンプウェイの上昇操作時にはリリース位置にしておく必
要がある。そこで、ウェッジ操作回路6とは別に油圧モ
ータ2の駆動回路3から圧油の一部をウェッジシリンダ
5をリリース位置とする側(この場合、伸側)の油室に
導き、ランプウェイの上昇操作中はウェッジシリンダ5
を伸長方向に加圧し続けるウェッジ保持回路7が設けら
れる。
ダ5がロック位置にあると、ウェッジの一部とランプウ
ェイが干渉してウェッジを損傷することがあるので、ラ
ンプウェイの上昇操作時にはリリース位置にしておく必
要がある。そこで、ウェッジ操作回路6とは別に油圧モ
ータ2の駆動回路3から圧油の一部をウェッジシリンダ
5をリリース位置とする側(この場合、伸側)の油室に
導き、ランプウェイの上昇操作中はウェッジシリンダ5
を伸長方向に加圧し続けるウェッジ保持回路7が設けら
れる。
なお、制動回路4は、ウィンチ切換弁10と連動して切
換わるブレーキシリンダ切換弁12により、油圧モータ2
の回転停止時に制動をかけるブレーキシリンダ11に対
し、圧油を選択的に供給つまり油圧モータ2の回転時に
はブレーキシリンダ11に圧油を送り込んでブレーキ操作
を解除するようになっている。
換わるブレーキシリンダ切換弁12により、油圧モータ2
の回転停止時に制動をかけるブレーキシリンダ11に対
し、圧油を選択的に供給つまり油圧モータ2の回転時に
はブレーキシリンダ11に圧油を送り込んでブレーキ操作
を解除するようになっている。
このように構成されたランプウェイの油圧回路1は、
2基以上のランプウェイを備える場合、他のランプウェ
イ駆動装置9や油圧装置とタンデム回路で結ばれ、駆動
回路3のウィンチ切換弁10を中立位置にすることによ
り、油圧ポンプ8の圧油を他の装置へ供給できるように
している。
2基以上のランプウェイを備える場合、他のランプウェ
イ駆動装置9や油圧装置とタンデム回路で結ばれ、駆動
回路3のウィンチ切換弁10を中立位置にすることによ
り、油圧ポンプ8の圧油を他の装置へ供給できるように
している。
(発明が解決しようとする問題点) ところが上記のランプウェイの油圧回路1において
は、他のランプウェイ駆動装置9を駆動する場合に油圧
ポンプ8からの圧油はウィンチ切換弁10の中立位置を経
由するため、該切換弁10のP、Tポートに高圧が加わ
り、ここからA、Bポートを経て駆動回路3内へ高圧の
作動油が漏洩することがある。特にBポートに漏洩した
作動油がウェッジ保持回路7を介してウェッジシリンダ
5の伸側へ流れると、収縮状態のウェッジシリンダ5が
自然伸長してリリース位置に移動し、知らないうちにラ
ンプウェイの係止が解かれてしまう恐れがある。
は、他のランプウェイ駆動装置9を駆動する場合に油圧
ポンプ8からの圧油はウィンチ切換弁10の中立位置を経
由するため、該切換弁10のP、Tポートに高圧が加わ
り、ここからA、Bポートを経て駆動回路3内へ高圧の
作動油が漏洩することがある。特にBポートに漏洩した
作動油がウェッジ保持回路7を介してウェッジシリンダ
5の伸側へ流れると、収縮状態のウェッジシリンダ5が
自然伸長してリリース位置に移動し、知らないうちにラ
ンプウェイの係止が解かれてしまう恐れがある。
また、ランプウェイの上昇、下降操作時にはウェッジ
シリンダ切換弁17は中立位置にしておくが、その際に分
流弁16を通じて該切換弁17に送られた圧油はタンク20へ
逃がしてしまうので、ポンプ圧力の全量をランプウェイ
の操作に充てることが出来ず、回路効率が悪いという問
題もある。
シリンダ切換弁17は中立位置にしておくが、その際に分
流弁16を通じて該切換弁17に送られた圧油はタンク20へ
逃がしてしまうので、ポンプ圧力の全量をランプウェイ
の操作に充てることが出来ず、回路効率が悪いという問
題もある。
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、ウェ
ッジシリンダの自然解放を防止すると共に回路効率を向
上させることを目的としている。
ッジシリンダの自然解放を防止すると共に回路効率を向
上させることを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、ランプウェイのウィンチ巻上げ用油圧モー
タへの圧油の給排を巻上方向またはその逆転方向に選択
的に切換える位置と回転を停止する中立位置とを有しか
つ前記中立位置にて他の油圧回路に圧油を供給する回路
を有する駆動切換弁と、該駆動切換弁の弁作動に連動
し、駆動切換弁が中立位置のときに油圧モータのブレー
キシリンダから圧油を排除して制動させる制動位置と、
駆動切換弁が中立位置以外のときに該ブレーキシリンダ
へと圧油を供給して制動を解除する解除位置とを備えた
制動切換弁と、ランプウェイを船体に係止するウェッジ
をロック位置またはリリース位置に駆動するウェッジシ
リンダと、ウェッジシリンダを保持状態とする中立位置
と該ウェッジシリンダをロック方向またはリリース方向
に選択的に駆動する位置とを備えたウェッジシリンダ切
換弁と、ランプウェイの上昇操作中、圧油の供給を受け
てウェッジシリンダをリリース位置に駆動及び保持する
ウェッジ保持回路からなるランプウェイの油圧回路にお
いて、ウェッジ保持回路を前記駆動切換弁から独立させ
て設け、ウェッジシリンダ切換弁を介してウェッジシリ
ンダに供給する圧油を該ウェッジシリンダ切換弁が中立
位置のときに圧油供給源の下流側に戻す戻し回路を形成
するとともに、前記制動切換弁の制動位置にウェッジ保
持回路とドレンラインとを接続する油路を形成した。
タへの圧油の給排を巻上方向またはその逆転方向に選択
的に切換える位置と回転を停止する中立位置とを有しか
つ前記中立位置にて他の油圧回路に圧油を供給する回路
を有する駆動切換弁と、該駆動切換弁の弁作動に連動
し、駆動切換弁が中立位置のときに油圧モータのブレー
キシリンダから圧油を排除して制動させる制動位置と、
駆動切換弁が中立位置以外のときに該ブレーキシリンダ
へと圧油を供給して制動を解除する解除位置とを備えた
制動切換弁と、ランプウェイを船体に係止するウェッジ
をロック位置またはリリース位置に駆動するウェッジシ
リンダと、ウェッジシリンダを保持状態とする中立位置
と該ウェッジシリンダをロック方向またはリリース方向
に選択的に駆動する位置とを備えたウェッジシリンダ切
換弁と、ランプウェイの上昇操作中、圧油の供給を受け
てウェッジシリンダをリリース位置に駆動及び保持する
ウェッジ保持回路からなるランプウェイの油圧回路にお
いて、ウェッジ保持回路を前記駆動切換弁から独立させ
て設け、ウェッジシリンダ切換弁を介してウェッジシリ
ンダに供給する圧油を該ウェッジシリンダ切換弁が中立
位置のときに圧油供給源の下流側に戻す戻し回路を形成
するとともに、前記制動切換弁の制動位置にウェッジ保
持回路とドレンラインとを接続する油路を形成した。
(作用) ウェッジ保持回路を駆動回路から独立して設け、制動
回路のブレーキシリンダ切換弁で制御するようにしたた
め、駆動回路に圧油が漏洩してもウェッジ保持回路へは
流入せず、ランプウェイの昇降時以外はウェッジ保持回
路はブレーキシリンダ切換弁を通じてドレンラインにつ
ながるので、ウェッジシリンダに解放圧力が加わること
もない。
回路のブレーキシリンダ切換弁で制御するようにしたた
め、駆動回路に圧油が漏洩してもウェッジ保持回路へは
流入せず、ランプウェイの昇降時以外はウェッジ保持回
路はブレーキシリンダ切換弁を通じてドレンラインにつ
ながるので、ウェッジシリンダに解放圧力が加わること
もない。
ランプウェイの上昇操作中でウェッジシリンダ切換弁
が中立位置にあるとき、圧油は戻し回路を経由して圧油
供給源の下流側に合流する。したがって、圧油供給源か
らの圧油の全量がランプウェイの上昇操作に供給される
ことになり、油圧回路の効率が向上する。
が中立位置にあるとき、圧油は戻し回路を経由して圧油
供給源の下流側に合流する。したがって、圧油供給源か
らの圧油の全量がランプウェイの上昇操作に供給される
ことになり、油圧回路の効率が向上する。
(実施例) 第1図に本発明の実施例を示す。
1はランプウェイの油圧回路であり、ウィンチ巻上げ
用の油圧モータ2を駆動する駆動回路3、同じく制動を
行う制動回路4、ウェッジシリンダ5を伸縮つまりウェ
ッジのリリース位置またはロック位置の何れかへの作動
を制御するウェッジ操作回路6、及びランプウェイの上
昇操作中のウェッジシリンダ5を前記リリース位置に保
持するウェッジ保持回路7により構成される。これらの
回路3、4、6及び7はいずれも圧油供給源としての油
圧ポンプ8からの圧油の供給を受け、また該ポンプ8に
対して別のランプウェイ駆動装置9とでタンデム回路を
構成する。
用の油圧モータ2を駆動する駆動回路3、同じく制動を
行う制動回路4、ウェッジシリンダ5を伸縮つまりウェ
ッジのリリース位置またはロック位置の何れかへの作動
を制御するウェッジ操作回路6、及びランプウェイの上
昇操作中のウェッジシリンダ5を前記リリース位置に保
持するウェッジ保持回路7により構成される。これらの
回路3、4、6及び7はいずれも圧油供給源としての油
圧ポンプ8からの圧油の供給を受け、また該ポンプ8に
対して別のランプウェイ駆動装置9とでタンデム回路を
構成する。
駆動回路3には上記駆動切換弁としてのウィンチ切換
弁10が設けられ油圧モータ2の回転をランプウェイの上
昇、下降両方向、つまり巻上方向とその逆転方向とに選
択的に切換える他、中立位置においては油圧モータ2へ
の油通を遮断して、油圧ポンプ8からの圧油を他のラン
プウェイ装置9に接続する。
弁10が設けられ油圧モータ2の回転をランプウェイの上
昇、下降両方向、つまり巻上方向とその逆転方向とに選
択的に切換える他、中立位置においては油圧モータ2へ
の油通を遮断して、油圧ポンプ8からの圧油を他のラン
プウェイ装置9に接続する。
制動回路4には上記ウィンチ切換弁10と連動してブレ
ーキシリンダ11に圧油を送り込む上記制動切換弁として
のブレーキシリンダ切換弁12が設けられる。制動回路4
はブレーキシリンダ11の圧側(ブレーキ解除側)にのみ
接続し、該シリンダの伸側にはスプリングが介装され
て、圧側に油圧力を受けない限り該シリンダ11は伸長状
態(すなわちブレーキオン状態)を保つ。ブレーキシリ
ンダ切換弁12は上流側に油圧ポンプ8より導かれたPポ
ートとドレンライン13に接続するTポートを有し、下流
側には前記ブレーキシリンダ11の圧側に至るBポートと
ウェッジ保持回路7に至るAポートとが設けられる。ブ
レーキシリンダ切換弁12はウィンチ切換弁10に連動し
て、油圧モータ2がランプウェイ上昇側に回転する時は
PポートをBポート及びAポートに接続し、ランプウェ
イ下降側に回転する時はPポートをBポートに、Tポー
トをAポートに接続する。またウィンチ切換弁10が中立
位置にある時はPポートを遮断して、TポートをAポー
ト及びBポートに接続する。
ーキシリンダ11に圧油を送り込む上記制動切換弁として
のブレーキシリンダ切換弁12が設けられる。制動回路4
はブレーキシリンダ11の圧側(ブレーキ解除側)にのみ
接続し、該シリンダの伸側にはスプリングが介装され
て、圧側に油圧力を受けない限り該シリンダ11は伸長状
態(すなわちブレーキオン状態)を保つ。ブレーキシリ
ンダ切換弁12は上流側に油圧ポンプ8より導かれたPポ
ートとドレンライン13に接続するTポートを有し、下流
側には前記ブレーキシリンダ11の圧側に至るBポートと
ウェッジ保持回路7に至るAポートとが設けられる。ブ
レーキシリンダ切換弁12はウィンチ切換弁10に連動し
て、油圧モータ2がランプウェイ上昇側に回転する時は
PポートをBポート及びAポートに接続し、ランプウェ
イ下降側に回転する時はPポートをBポートに、Tポー
トをAポートに接続する。またウィンチ切換弁10が中立
位置にある時はPポートを遮断して、TポートをAポー
ト及びBポートに接続する。
ウェッジ保持回路7は上記ブレーキシリンダ切換弁12
のAポートからの圧油をパイロット付切換弁14及びダブ
ルオペレートチェック弁15を介してウェッジシリンダ5
の伸側(リリース位置側)の油室に供給する。ダブルオ
ペレートチェック弁15は、その一方のチェック弁に順方
向に圧油を供給すると該圧油の圧力で他方のチェック弁
が開いて逆方向の流れを許容するようになっており、し
たがって図示したように各チェック弁にウェッジシリン
ダ5の両油室を連通した構成とすることにより、いずれ
かの油室への圧油の供給によりウェッジシリンダ5の伸
縮作動が可能となるとともに、圧油の供給を停止するこ
とによりウェッジシリンダ5をそのときの位置に拘束し
ておくことができる。
のAポートからの圧油をパイロット付切換弁14及びダブ
ルオペレートチェック弁15を介してウェッジシリンダ5
の伸側(リリース位置側)の油室に供給する。ダブルオ
ペレートチェック弁15は、その一方のチェック弁に順方
向に圧油を供給すると該圧油の圧力で他方のチェック弁
が開いて逆方向の流れを許容するようになっており、し
たがって図示したように各チェック弁にウェッジシリン
ダ5の両油室を連通した構成とすることにより、いずれ
かの油室への圧油の供給によりウェッジシリンダ5の伸
縮作動が可能となるとともに、圧油の供給を停止するこ
とによりウェッジシリンダ5をそのときの位置に拘束し
ておくことができる。
また、ウェッジ操作回路6は油圧ポンプ8の直下流に
設けた分流弁16から分流された圧油をウェッジシリンダ
切換弁17及びダブルオペレートチェック弁18を介して、
ウェッジシリンダ5の伸側または圧側の油室へ選択的に
供給する。なお、ウェッジシリンダ切換弁17の下流側に
は該切換弁17が中立位置の場合に圧油をウィンチ切換弁
10の上流の圧油供給側へ環流させる戻し回路19を設け
る。
設けた分流弁16から分流された圧油をウェッジシリンダ
切換弁17及びダブルオペレートチェック弁18を介して、
ウェッジシリンダ5の伸側または圧側の油室へ選択的に
供給する。なお、ウェッジシリンダ切換弁17の下流側に
は該切換弁17が中立位置の場合に圧油をウィンチ切換弁
10の上流の圧油供給側へ環流させる戻し回路19を設け
る。
次に作用について説明する。
ランプウェイの上昇操作は、駆動回路3のウィンチ切
換弁10をランプウェイ上昇側(図中右方向)に切り換え
ると、これに連動して制動回路4のブレーキシリンダ切
換弁12のPポートがA及びBポートに接続される。その
結果ブレーキシリンダ11の圧側にBポートを通じて圧油
が送られて制動が解除され、油圧モータ2がランプウェ
イ上昇方向に回転を始める。この時、ウェッジ保持回路
7はブレーキシリンダ切換弁12のAポートからの圧油を
受けて、パイロット付切換弁14を図中下方に切り換え、
ウェッジシリンダ5のリリース位置側の油室に圧油を供
給する。また、中立位置にあるウェッジ操作回路6のウ
ェッジシリンダ切換弁17に送られた圧油は戻し回路19を
経由して駆動回路3に合流する。したがって、油圧ポン
プ8の全量をランプウェイの上昇操作に使用することが
でき、油圧回路の効率が向上する。ランプウェイの上昇
が終って開口部が閉じたら、ウィンチ切換弁10を中立位
置に戻せば、油圧モータの回転が停止し、該切換弁10に
連動してブレーキシリンダ切換弁12も中立状態に戻り、
A及びBポートがTポートにつながることにより、ブレ
ーキシリンダ11の圧側圧力が解放されて、ブレーキオン
の状態となり油圧モータ2の回転を拘束するとともに、
パイロット付切換弁14が再び図示位置に復帰し、ウェッ
ジシリンダ5への伸側圧力の供給を断つとともにダブル
オペレートチェック弁15を介してウェッジシリンダ5の
油室をドレン側に解放可能とする。ここで、ウェッジシ
リンダ切換弁17を中立位置から圧縮側(図中右方向)に
切り換え、ウェッジシリンダ5をロック位置に収縮させ
てランプウェイを係止した後、中立位置に戻して係止状
態を保持するようにする。
換弁10をランプウェイ上昇側(図中右方向)に切り換え
ると、これに連動して制動回路4のブレーキシリンダ切
換弁12のPポートがA及びBポートに接続される。その
結果ブレーキシリンダ11の圧側にBポートを通じて圧油
が送られて制動が解除され、油圧モータ2がランプウェ
イ上昇方向に回転を始める。この時、ウェッジ保持回路
7はブレーキシリンダ切換弁12のAポートからの圧油を
受けて、パイロット付切換弁14を図中下方に切り換え、
ウェッジシリンダ5のリリース位置側の油室に圧油を供
給する。また、中立位置にあるウェッジ操作回路6のウ
ェッジシリンダ切換弁17に送られた圧油は戻し回路19を
経由して駆動回路3に合流する。したがって、油圧ポン
プ8の全量をランプウェイの上昇操作に使用することが
でき、油圧回路の効率が向上する。ランプウェイの上昇
が終って開口部が閉じたら、ウィンチ切換弁10を中立位
置に戻せば、油圧モータの回転が停止し、該切換弁10に
連動してブレーキシリンダ切換弁12も中立状態に戻り、
A及びBポートがTポートにつながることにより、ブレ
ーキシリンダ11の圧側圧力が解放されて、ブレーキオン
の状態となり油圧モータ2の回転を拘束するとともに、
パイロット付切換弁14が再び図示位置に復帰し、ウェッ
ジシリンダ5への伸側圧力の供給を断つとともにダブル
オペレートチェック弁15を介してウェッジシリンダ5の
油室をドレン側に解放可能とする。ここで、ウェッジシ
リンダ切換弁17を中立位置から圧縮側(図中右方向)に
切り換え、ウェッジシリンダ5をロック位置に収縮させ
てランプウェイを係止した後、中立位置に戻して係止状
態を保持するようにする。
ランプウェイの下降操作はウェッジシリンダ切換弁17
を伸側(図中左方向)にしてランプウェイの係止を解い
た後、中立位置に戻してから行う。ウィンチ切換弁10を
下降側(図中左方向)に切り換えると、連動するブレー
キシリンダ切換弁12のPポートがBポートに、Tポート
がAポートに接続され、ブレーキシリンダ11が収縮して
ブレーキを解除し、油圧モータ2はランプウェイ下降方
向に回転する。ウェッジ保持回路7はAポートからTポ
ートを介してドレンライン13に接続されるためパイロッ
ト付切換弁14は作動せず図示位置を保持する。ウェッジ
操作回路6の圧油はランプウェイ上昇時と同様に戻し回
路19を通って駆動回路3に合流する。
を伸側(図中左方向)にしてランプウェイの係止を解い
た後、中立位置に戻してから行う。ウィンチ切換弁10を
下降側(図中左方向)に切り換えると、連動するブレー
キシリンダ切換弁12のPポートがBポートに、Tポート
がAポートに接続され、ブレーキシリンダ11が収縮して
ブレーキを解除し、油圧モータ2はランプウェイ下降方
向に回転する。ウェッジ保持回路7はAポートからTポ
ートを介してドレンライン13に接続されるためパイロッ
ト付切換弁14は作動せず図示位置を保持する。ウェッジ
操作回路6の圧油はランプウェイ上昇時と同様に戻し回
路19を通って駆動回路3に合流する。
また、油圧ポンプ8を別のランプウェイ装置9の駆動
に使用する場合は、ウィンチ切換弁10を中立位置にして
おけば、駆動回路3内への油通が遮断され、圧油は該切
換弁10を通じて別のランプウェイ装置9へ送られる。ま
た、同じく中立位置となるブレーキシリンダ切換弁12に
おいては、Pポートが遮断され、ブレーキシリンダ11及
びウェッジ保持回路7はいずれもドレンライン13に接続
される。ウィンチ切換弁10の内部には高圧が発生する
が、仮に駆動回路3内に圧油の一部が漏洩しても、ウェ
ッジ保持回路7が駆動回路3から独立しているためウェ
ッジ保持回路7に作動油が流入する恐れはない。また、
同様にブレーキシリンダ切換弁12のPポートにも高圧が
加わるが、ウェッジ保持回路7はA及びTポートを介し
てドレンライン13に連結されているため、Pポートの圧
油が漏洩してもドレンライン13に排出されるだけでウェ
ッジ保持回路7内部に圧力は発生せず、パイロット付切
換弁14が作動する恐れはないのでランプウェイの係止状
態は確実に維持される。
に使用する場合は、ウィンチ切換弁10を中立位置にして
おけば、駆動回路3内への油通が遮断され、圧油は該切
換弁10を通じて別のランプウェイ装置9へ送られる。ま
た、同じく中立位置となるブレーキシリンダ切換弁12に
おいては、Pポートが遮断され、ブレーキシリンダ11及
びウェッジ保持回路7はいずれもドレンライン13に接続
される。ウィンチ切換弁10の内部には高圧が発生する
が、仮に駆動回路3内に圧油の一部が漏洩しても、ウェ
ッジ保持回路7が駆動回路3から独立しているためウェ
ッジ保持回路7に作動油が流入する恐れはない。また、
同様にブレーキシリンダ切換弁12のPポートにも高圧が
加わるが、ウェッジ保持回路7はA及びTポートを介し
てドレンライン13に連結されているため、Pポートの圧
油が漏洩してもドレンライン13に排出されるだけでウェ
ッジ保持回路7内部に圧力は発生せず、パイロット付切
換弁14が作動する恐れはないのでランプウェイの係止状
態は確実に維持される。
なお、上記実施例は2台以上のランプウェイ装置をタ
ンデム回路でつないだ場合のものであるが、これをパラ
レル回路とした場合にも本発明は有効である。
ンデム回路でつないだ場合のものであるが、これをパラ
レル回路とした場合にも本発明は有効である。
(発明の効果) 以上のように、本発明はランプウェイ上昇中にウェッ
ジシリンダの作動状態を維持するウェッジ保持回路を、
ランプウェイの上昇、下降を行う油圧モータの駆動回路
から独立させ、該モータの制動回路のブレーキシリンダ
切換弁で制御するようにしたため、駆動回路からウェッ
ジ保持回路に作動油が流入することは無く、またランプ
ウェイ上昇時以外はウェッジ保持回路はブレーキシリン
ダ切換弁を通じてドレンラインにつながるのでウェッジ
シリンダに解放圧力が発生する恐れもない。したがっ
て、別のランプウェイの駆動作業中に、高圧を受けたウ
ィンチ切換弁から圧油の一部が漏洩しても、これにより
ウェッジシリンダが解放位置に作動することはあり得
ず、知らないうちにランプウェイの係止が解かれるとい
った危険な事態を確実に防止することが出来る。
ジシリンダの作動状態を維持するウェッジ保持回路を、
ランプウェイの上昇、下降を行う油圧モータの駆動回路
から独立させ、該モータの制動回路のブレーキシリンダ
切換弁で制御するようにしたため、駆動回路からウェッ
ジ保持回路に作動油が流入することは無く、またランプ
ウェイ上昇時以外はウェッジ保持回路はブレーキシリン
ダ切換弁を通じてドレンラインにつながるのでウェッジ
シリンダに解放圧力が発生する恐れもない。したがっ
て、別のランプウェイの駆動作業中に、高圧を受けたウ
ィンチ切換弁から圧油の一部が漏洩しても、これにより
ウェッジシリンダが解放位置に作動することはあり得
ず、知らないうちにランプウェイの係止が解かれるとい
った危険な事態を確実に防止することが出来る。
また、ランプウェイの上昇操作中でウェッジシリンダ
切換弁が中立位置にあるとき、戻し回路によりウェッジ
シリンダへの圧油を圧油供給源の下流側に戻すようにし
たので、このとき圧油供給源からの圧油の全量をランプ
ウェイの上昇操作に供給することができ、したがって油
圧回路の効率が向上する。
切換弁が中立位置にあるとき、戻し回路によりウェッジ
シリンダへの圧油を圧油供給源の下流側に戻すようにし
たので、このとき圧油供給源からの圧油の全量をランプ
ウェイの上昇操作に供給することができ、したがって油
圧回路の効率が向上する。
第1図は本発明の実施例の構成を示す油圧回路図、第2
図はランプウェイとウェッジシリンダの配置関係を示す
側面図、第3図は同じ正面図であり、第4図は従来の油
圧回路の構成を示す油圧回路図である。 1…油圧回路、2…油圧モータ、3…駆動回路、4…制
動回路、5…ウェッジシリンダ、6…ウェッジ操作回
路、7…ウェッジ保持回路、8…油圧ポンプ、9…他の
ランプウェイ装置、10…ウィンチ切換弁(駆動切換
弁)、11…ブレーキシリンダ、12…ブレーキシリンダ切
換弁(制動切換弁)、13…ドレンライン、17…ウェッジ
シリンダ切換弁、19…戻し回路。
図はランプウェイとウェッジシリンダの配置関係を示す
側面図、第3図は同じ正面図であり、第4図は従来の油
圧回路の構成を示す油圧回路図である。 1…油圧回路、2…油圧モータ、3…駆動回路、4…制
動回路、5…ウェッジシリンダ、6…ウェッジ操作回
路、7…ウェッジ保持回路、8…油圧ポンプ、9…他の
ランプウェイ装置、10…ウィンチ切換弁(駆動切換
弁)、11…ブレーキシリンダ、12…ブレーキシリンダ切
換弁(制動切換弁)、13…ドレンライン、17…ウェッジ
シリンダ切換弁、19…戻し回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭48−32831(JP,B1) 特公 昭56−18437(JP,B2) 実公 昭49−35117(JP,Y1) 実公 昭48−2866(JP,Y1) 実公 昭45−20421(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】ランプウェイのウィンチ巻上げ用油圧モー
タへの圧油の給排を巻上方向またはその逆転方向に選択
的に切換える位置と回転を停止する中立位置とを有しか
つ前記中立位置にて他の油圧回路に圧油を供給する回路
を有する駆動切換弁と、該駆動切換弁の弁作動に連動
し、駆動切換弁が中立位置のときに油圧モータのブレー
キシリンダから圧油を排除して制動させる制動位置と、
駆動切換弁が中立位置以外のときに該ブレーキシリンダ
へと圧油を供給して制動を解除する解除位置とを備えた
制動切換弁と、ランプウェイを船体に係止するウェッジ
をロック位置またはリリース位置に駆動するウェッジシ
リンダと、ウェッジシリンダを保持状態とする中立位置
と該ウェッジシリンダをロック方向またはリリース方向
に選択的に駆動する位置とを備えたウェッジシリンダ切
換弁と、ランプウェイの上昇操作中、圧油の供給を受け
てウェッジシリンダをリリース位置に駆動及び保持する
ウェッジ保持回路からなるランプウェイの油圧回路にお
いて、ウェッジ保持回路を前記駆動切換弁から独立させ
て設け、ウェッジシリンダ切換弁を介してウェッジシリ
ンダに供給する圧油を該ウェッジシリンダ切換弁が中立
位置のときに圧油供給源の下流側に戻す戻し回路を形成
するとともに、前記制動切換弁の制動位置にウェッジ保
持回路とドレンラインとを接続する油路を形成したこと
を特徴とするランプウェイの油圧回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1465485A JP2500933B2 (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | ランプウエイの油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1465485A JP2500933B2 (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | ランプウエイの油圧回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61175196A JPS61175196A (ja) | 1986-08-06 |
JP2500933B2 true JP2500933B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=11867197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1465485A Expired - Lifetime JP2500933B2 (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | ランプウエイの油圧回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500933B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5068938A (en) * | 1990-09-13 | 1991-12-03 | Frederick Roscoe | Self-leveling platform for loading docks |
-
1985
- 1985-01-29 JP JP1465485A patent/JP2500933B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61175196A (ja) | 1986-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6330797B1 (en) | Hydraulic circuit for turning excavator | |
JPH1096402A (ja) | 油圧回路 | |
JPS62106104A (ja) | 油圧モ−タのブレ−キ回路 | |
KR100296535B1 (ko) | 유압모터의구동장치 | |
KR870000506B1 (ko) | 토목 건설기계의 유압회로 시스템 | |
JP2500933B2 (ja) | ランプウエイの油圧回路 | |
KR100194701B1 (ko) | 유압제어장치 | |
JP2003120604A (ja) | 流体圧回路 | |
CN115370628A (zh) | 回转液压系统、回转装置和作业机械 | |
JP5481853B2 (ja) | 建設機械の油圧回路 | |
JPH09329106A (ja) | 液圧回路 | |
JP2004217009A (ja) | ネガティブ式駐車ブレーキ解除装置およびブレーキシステム | |
JP3803186B2 (ja) | 複数アクチュエータの油圧回路構成及びこの油圧回路を備えた掘削アタッチメント | |
JP4836350B2 (ja) | 油圧制御装置 | |
JP2005090573A (ja) | Hst走行駆動装置 | |
WO2023162883A1 (ja) | 流体圧回路 | |
JPS6037431Y2 (ja) | 巻胴自動ブレ−キの誤操作防止装置 | |
JPH0124407Y2 (ja) | ||
JP4841291B2 (ja) | 油圧モータブレーキ装置 | |
JPH10274210A (ja) | 車両用油圧回路 | |
JP4771926B2 (ja) | 建設機械のキャビテーション防止回路 | |
JPS633830B2 (ja) | ||
JP2008014405A (ja) | 建設機械の昇圧回路、建設機械の昇圧回路の供給部体 | |
JPS63151731A (ja) | 油圧シヨベルの油圧回路 | |
JPH0427338B2 (ja) |