JP2004217009A - ネガティブ式駐車ブレーキ解除装置およびブレーキシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】油圧ポンプ10からサービスブレーキ13に圧油を供給するための2つの油圧回路12a、12bを有するブレーキシステムに設置されるネガティブ式駐車ブレーキ26の解除装置において、各油圧回路12a、12bからネガティブ式駐車ブレーキ26に流入する圧油を連通および遮断する2つの電磁切換弁22a、22bと、各電磁切換弁22a、22bに圧油の連通または遮断の指令を出力する2つの操作部50a、50bと、各油圧回路12a、12bから流入する圧油のうち高圧側の圧油を選択してネガティブ式駐車ブレーキ26に流出させる高圧選択弁24とを備えてなる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホイールローダなど建設機械におけるネガティブ式駐車ブレーキを解除するための装置およびこの装置を備えたブレーキシステムに関する。
【0002】
【従来技術】
従来より、ホイールローダなどの建設機械にはネガティブ式駐車ブレーキが採用されている。このネガティブ式駐車ブレーキは原動機で駆動される油圧ポンプの油圧力を用いてネガティブ式駐車ブレーキの制動力を解除するように構成されているので、原動機が停止したときには前記制動力が作用する。従って、ネガティブ式駐車ブレーキは、ホイルローダなどの通常停止時だけでなく、原動機故障による停止またはブレーキの電気系統の故障などの緊急時にも作動する。そのため、緊急時に作動した場合、ホイールローダなどの停止場所によってはホイールローダなどが他の車両の通行妨害または作業妨害などになる場合がある。そこで、このような状態を解消するためネガティブ式駐車ブレーキにはその制動力を解除する装置が設けられている。この装置の油圧系統図の一例を図4に示す。以下、図4に基づいて従来のネガティブ式駐車ブレーキ解除装置を説明する。
【0003】
まず、ネガティブ式駐車ブレーキ解除装置が適用されるブレーキシステムについて説明する。図4に示すように原動機(図示せず)で駆動する油圧ポンプ10の吐出側に油圧回路12が接続されている。油圧回路12は法規に従いその途中から2つの油圧回路12a、12bに分岐され、分岐した油圧回路12a、12bがサービスブレーキ13にそれぞれ接続されている。なお、サービスブレーキ13は、ホイールローダのメインブレーキなどの総称である。
【0004】
各油圧回路12a、12bの途中には、油圧ポンプ10からの圧油を蓄圧するアキュムレータ14a、14bがそれぞれ設けられている。油圧ポンプ10から各アキュムレータ14a、14bまでの各油圧回路12a、12bには、それぞれのアキュムレータ14a、14b内の圧油が油圧ポンプ10側に流出することを阻止するためのチェック弁(逆流防止手段)15a、15bがそれぞれ設けられている。このようなブレーキシステムにネガティブ式駐車ブレーキ解除装置が設けられている。
【0005】
ネガティブ式駐車ブレーキ解除装置は、チェック弁15bからサービスブレーキ13までの油圧回路12bを分岐してネガティブ式駐車ブレーキ26に接続した分岐回路25と、分岐回路25に介在し、原動機が停止したときにアキュムレータ14bからネガティブ式駐車ブレーキ26に流入する圧油を連通および遮断する電磁切換弁22とを備える。この電磁切換弁22はスイッチ50を介して電源51に電気的に接続されている。このスイッチ50はこれをON/OFFすることによって電磁切換弁22へ上記圧油の連通または遮断の指令を出力するように構成されている。上記のようなネガティブ式駐車ブレーキ解除装置が適用されるネガティブ式駐車ブレーキ26はバネなどの付勢手段26aを備え、圧油がネガティブ式駐車ブレーキ26に供給されないとき付勢手段26aの付勢力により車輪27に制動力が作用するように構成されている。以上のように構成されるネガティブ式駐車ブレーキ26は以下の作用を奏する。
【0006】
上記ネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力を解除する場合には、まずスイッチ50をON状態にする。これにより電磁切換弁22が切換位置Bに切り替わり、油圧回路12bとネガティブ式駐車ブレーキ26とが油圧的に連通され、アキュムレータ14bに蓄圧された圧油がネガティブ式駐車ブレーキ26に供給される。その結果、ネガティブ式駐車ブレーキ26内の圧力が上昇し、これによって上記付勢手段26aが圧縮され、ネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力が解除される。一方、ネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力を作用させる場合、スイッチ50をOFF状態にする。これにより、電磁切換弁22が切換位置Bから切換位置Aに切り替わり、油圧回路12bとネガティブ式駐車ブレーキ26とが遮断され、ネガティブ式駐車ブレーキ26内の圧油はオイルタンク(図示せず)に戻される。その結果、ネガティブ式駐車ブレーキ26内の圧油の圧力は低下し、ネガティブ式駐車ブレーキ26の付勢手段26aの付勢力により車輪27に制動力が作用する。(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−158342号公報(第2頁)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ネガティブ式駐車ブレーキ解除装置は、サービスブレーキに圧油を供給する2つの油圧回路のうちの一つの油圧回路に設けられている。そのため、この油圧回路が破損した場合、ネガティブ式駐車ブレーキの制動力を解除することができない。また、ネガティブ式駐車ブレーキ解除装置の制動力を解除するスイッチなどが故障した場合にも同様にネガティブ式駐車ブレーキの制動力を解除することができない。
【0009】
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであり、油圧回路の破損やスイッチ故障など緊急時に、速やかにその制動力を解除することができるネガティブ式駐車ブレーキ解除装置およびこの装置を備えたブレーキシステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、油圧ポンプからサービスブレーキに圧油を供給するための2つの油圧回路を有するブレーキシステムに設置されるネガティブ式駐車ブレーキの解除装置において、2つの油圧回路からそれぞれ分岐された各分岐回路に接続された、各油圧回路からネガティブ式駐車ブレーキに流入する圧油を連通および遮断する2つの電磁切換弁と、各電磁切換弁に電気的に接続された、各電磁切換弁に圧油の連通または遮断の指令を出力する2つの操作部と、各油圧回路から各電磁切換弁を通して流入する圧油のうち高圧側の圧油を選択してネガティブ式駐車ブレーキに流出させる高圧選択弁とを備えてなることを特徴とする。
【0011】
この構成では、2つの油圧回路のうちいずれか一方が破損した場合であっても、高圧選択弁が各油圧回路から各電磁切換弁を通して流入する圧油のうち高圧側の圧油を選択し、高圧側の油圧回路からネガティブ式駐車ブレーキに圧油を供給することにより、ネガティブ式駐車ブレーキの制動力を解除することができる。また、一の操作部と2つの電磁切換弁とを、他の操作部と2つの電磁切換弁とを電気的にそれぞれ接続する、または、一の操作部と一の電磁切換弁とを、他の操作部と他の電磁切換弁とを電気的にそれぞれ接続するので、2つの電磁切換弁のうちいずれか一方の電磁切換弁またはこれに接続する操作部が故障した場合であっても、他方の電磁切換弁およびこれに接続する操作部を用いてネガティブ式駐車ブレーキの制動力を解除することができる。
【0012】
また、本発明では、上記記各油圧回路が、油圧ポンプからの圧油を蓄圧するアキュムレータと、該アキュムレータ内の圧油が油圧ポンプ側に流出することを阻止する逆流防止手段とをそれぞれ有しており、上記各電磁切換弁が、各逆流防止手段に対して各アキュムレータ側の各油圧回路からそれぞれ分岐された各分岐回路に接続され、各アキュムレータからネガティブ式駐車ブレーキに流入する圧油をそれぞれ連通および遮断するように構成されており、上記高圧選択弁が、2つの入口と1つの出口とを備え、各入口が各電磁切換弁に油圧的にそれぞれ接続され、該出口が前記ネガティブ式駐車ブレーキに油圧的に接続され、各電磁切換弁から流出する圧油のうち高圧側の圧油を選択してネガティブ式駐車ブレーキに流出させるように構成されていることが好ましい。
【0013】
この構成では、両油圧回路にアキュムレータおよび逆流防止手段が設けられているので、両油圧回路のうちいずれか一方が破損した場合であっても、他方の油圧回路に設けられたアキュムレータ内に蓄圧された圧油がここからからネガティブ式駐車ブレーキに供給される。これにより、ネガティブ式駐車ブレーキの制動力が解除される。
【0014】
また、本発明は、油圧ポンプからサービスブレーキに圧油を供給するための2つの油圧回路を有するブレーキシステムに設置されるネガティブ式駐車ブレーキの解除装置において、2つの油圧回路から流入する圧油のうち高圧側の圧油を選択してネガティブ式駐車ブレーキに流出させる高圧選択弁と、該高圧選択弁からネガティブ式駐車ブレーキに流入する圧油を連通および遮断する電磁切換弁と、該電磁切換弁に電気的に接続された、電磁切換弁に圧油の連通または遮断の指令を出力する1つまたは並列的に接続された複数の操作部とを備えてなることを特徴とする。
【0015】
この構成では、上記発明とは異なり両油圧回路に高圧選択弁を接続し、この高圧選択弁に1つの電磁切換弁を接続しているので、ネガティブ式駐車ブレーキ解除装置の全体構成が簡素になっている。この構成により以下の作用を奏する。すなわち、両油圧回路のうちいずれか一方が破損した場合に高圧選択弁が両油圧回路から流入する圧油のうち高圧側の圧油を選択し、高圧側の油圧回路からネガティブ式駐車ブレーキに圧油を供給する。これによって、ネガティブ式駐車ブレーキの制動力が解除される。また、1つの電磁切換弁に対して複数の操作部が並列に設けられているので、一の操作部が故障しても他の操作部から電磁切換弁に圧油の連通または遮断の指令を出力してネガティブ式駐車ブレーキの制動力を解除することができる。
【0016】
また、本発明では、上記各油圧回路が、油圧ポンプからの圧油を蓄圧するアキュムレータと、アキュムレータ内の圧油が油圧ポンプ側に流出することを阻止する逆流防止手段とをそれぞれ有しており、上記高圧選択弁が、2つの入口と1つの出口とを備え、各入口が各逆流防止手段に対して各アキュムレータ側の各油圧回路からそれぞれ分岐された各分岐回路に接続され、各入口から流入した両油圧回路の圧油のうち高圧側の圧油を選択してネガティブ式駐車ブレーキに流出させるように構成されており、上記電磁切換弁が、3つのポートを備え、1つのポートが高圧選択弁の出口に接続され、もう1つのポートがネガティブ式駐車ブレーキに接続され、残りのポートがタンクに接続され、高圧選択弁からネガティブ式駐車ブレーキに流入する圧油を連通および遮断し、ネガティブ式駐車ブレーキ内の油をタンクに連通および遮断するように構成されていることが好ましい。
【0017】
この構成では、両油圧回路にアキュムレータおよび逆流防止手段が設けられているので、両油圧回路のうちいずれか一方が破損した場合であっても、他方の油圧回路に設けられたアキュムレータ内に蓄圧された圧油がここからからネガティブ式駐車ブレーキに供給される。これにより、ネガティブ式駐車ブレーキの制動力が解除される。
【0018】
また、本発明に係るブレーキシステムは、サービスブレーキと、サービスブレーキに圧油を供給する油圧ポンプと、油圧ポンプから前記サービスブレーキに圧油を供給するための2つの油圧回路と、油圧ポンプからの圧油の油圧力でその制動力を解除するネガティブ式駐車ブレーキと、上記本発明に係るネガティブ式駐車ブレーキ解除装置のいずれか1つを備えてなる。
【0019】
この構成では、1つの油圧回路が破損した場合であっても、ネガティブ式駐車ブレーキの制動力を解除することができる。また、ネガティブ式駐車ブレーキ解除装置内の一の操作部が故障した場合であっても、2つの操作部が設けられているので、ネガティブ式駐車ブレーキを作動させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態に係るブレーキシステムおよびネガティブ式駐車ブレーキ解除装置が適用されるホイールローダの側面図である。ホイールローダは車体100を備え、車体100の下部前方および下部後方に一対の車輪101がそれぞれ設けられている。車体100の前方部にはアーム102の基端部が回動自在に取り付けられ、アーム102を昇降するアームシリンダ102aの一端部が車体100の前方部に、その他端部がアーム102の基端部側に取り付けられている。アーム102の先端部には、バケット103が回動自在に取り付けられ、このバケット103はレバー103aを介して車体100の前方部に回動自在に取り付けられたバケットシリンダ103bに接続されている。このバケットシリンダ103bによって、図1中の矢符Aが示すようにバケット103を回動することができるようになっている。
【0022】
また、車体100には、動力を発生する原動機104が搭載されている。原動機104には、上記のアームシリンダ102aなどに作動油を圧送する油圧ポンプ(図示せず)が装着され、また、トルクコンバータ(図示せず)を介してホイールローダの走行速度を変える変速機105が接続されている。変速機105は車輪101に連結され、原動機104から車輪101に動力を伝達している。そして、変速機105にはネガティブ式駐車ブレーキ(図示せず)が設けられている。このネガティブ式駐車ブレーキには後述の本発明の第1および第2実施の形態に係るネガティブ式駐車ブレーキ解除装置が接続され、原動機104が停止したときに車輪101に制動力が作用するようになっている。さらに、車体100には、ホイールローダの走行方向を変更するステアリングシリンダ(図示せず)が設けられ、これにより車体100を操舵することができるように構成されている。
【0023】
また、車体100には操作室106が搭載され、この中には図示してはいないが車体100を操舵するステアリング、変速機105を操作する変速機操作レバー、作業機としてのアーム102およびバケット103を操作する作業機操作レバー、これらを操作することによってホイールローダの運転を制御する制御器、並びに、後述のネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力を作用させるまたは解除するスイッチ50a、50bのうちの一つ(例えば、スイッチ50a)が設けられている。また、これらのスイッチ50a、50bのうち残の一つ(例えば、スイッチ50b)は図1に示すようにホイールローダの後方外面に設けられている。これにより、緊急時にオペレータが操作室106から離れた場合にホイールローダの外側からスイッチ50bを操作することができる。
【0024】
次に、本発明の第1の実施の形態に係るブレーキシステムおよびネガティブ式駐車ブレーキ解除装置について図2に示す油圧系統図に基づいて説明する。
【0025】
図2に示すように原動機(図示せず)で駆動する油圧ポンプ10の吐出側には油圧回路12が接続されている。油圧回路12はその途中から2つの油圧回路12a、12bに分岐され、各油圧回路12a、12bはサービスブレーキ13に接続されている。ここで、サービスブレーキ13は、ホイールローダのメインブレーキなどの総称である。そして、各油圧回路12a、12bには、油圧ポンプ10からの圧油を蓄圧するアキュムレータ14a、14bがそれぞれ設けられている。油圧ポンプ10から各アキュムレータ14a、14bまでの各油圧回路12a、12bには、それぞれのアキュムレータ14a、14b内の圧油が油圧ポンプ10側に流出することを阻止するためのチェック弁(逆流防止手段)15a、15bがそれぞれ設けられている。なお、上記のように油圧回路を2つに分岐しているのは法規制によるものである。
【0026】
各チェック弁15a、15bからサービスブレーキ13までの各油圧回路12a、12bには、その途中からそれぞれ分岐された分岐回路21a、21bが設けられ、各分岐回路21a、21bの開放端は各電磁切換弁22a、22bの一側のポートにそれぞれ接続されている。また、分岐回路21a、21bには、各アキュムレータ14a、14bから後述のネガティブ式駐車ブレーキ26に供給する圧油の圧力を所定の圧力に減圧する減圧弁20a、20bが介在する。
【0027】
上記電磁切換弁22a、22bは2つの切換位置A、Bを備え、切換位置A、Bを切り換えることによってアキュムレータ14a、14bから後述のネガティブ式駐車ブレーキ26に流入する圧油を連通または遮断することができるように構成されている。また、各電磁切換弁22a、22bは、各スイッチ50a、50bを介して電源51に電気的にそれぞれ接続されており、各スイッチ50a、50bをON/OFFすることによって各電磁切換弁22a、22bの切換位置A、Bのいずれかに切り換えることができるように構成されている。また、各電磁切換弁22a、22bは、スイッチ50a、50bのいずれか一方が故障した場合に各電磁切換弁22a、22bの内部に設けられたバネ(図示せず)などによって切換位置Bから切換位置Aに戻るように構成されている。なお、ここでは、電磁切換弁22a、22bがスイッチ50a、50bのON/OFFにより切り替わるように構成されているが、電磁切換弁22a、22bに手動で切り換えることができるようにレバーまたはネジなどを設け、これによってネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力を解除しても構わない。また、ここでは、各電磁切換弁22a、22bが各スイッチ50a、50bにそれぞれ接続されているが、一のスイッチ50aと2つの電磁切換弁22a、22bとがそれぞれ接続され、他のスイッチ50bと2つの電磁切換弁22a、22bとがそれぞれ接続されても構わない。これにより、電磁切換弁22a、22b、および、スイッチ50a、50bのうちいずれか一方が故障した場合であっても、他方の電磁切換弁またはスイッチを用いてネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力を解除することができる。
【0028】
さらに、各電磁切換弁22a、22bの他側のポートには、各油圧回路23a、23bを介して高圧選択弁24の2つの入口がそれぞれ接続されている。高圧選択弁24の出口には油圧回路25を介して後述のネガティブ式駐車ブレーキ26が接続されている。この高圧選択弁24は、各電磁切換弁22a、22bからそれぞれ流出する圧油のうち高圧側の圧油を後述のネガティブ式駐車ブレーキ26に流出するように構成されている。
【0029】
また、本発明の第1の実施の形態に係るネガティブ式駐車ブレーキ解除装置が適用されるネガティブ式駐車ブレーキ26は図2に示すようにバネ(付勢手段)26aを備え、圧油が供給されないときに付勢手段26aにより車輪27を押圧して車輪27に制動力が作用するように構成されている。
【0030】
なお、上述した構成要素のうち減圧弁20a、20b、電磁切換弁22a、22b、高圧選択弁24およびこれらを接続する油圧回路、並びに、スイッチ50a、50bおよび電源51などがネガティブ式駐車ブレーキ解除装置を構成する。また、ここでは、アキュムレータ14a、14b、チェック弁15a、15bを用いて圧油を蓄圧してこの圧油をネガティブ式駐車ブレーキ26に供給しているが、これに限定するものではない。
【0031】
次に、本発明の第1の実施の形態に係るネガティブ式駐車ブレーキ解除装置の作用について述べる。
【0032】
ホイールローダの通常運転では、油圧ポンプ10からサービスブレーキ13に圧油が送給されるとともに、両アキュムレータ14a、14b内に油圧ポンプ10からの圧油が蓄圧される。このとき、両スイッチ50a、50bのいずれか一方がON状態となっている。例えば、スイッチ50aがON状態であってスイッチ50bがOFF状態である場合、電磁切換弁22aが切換位置Bにあり、電磁切換弁22bが切換位置Aにある。この場合、電磁切換弁22aが油圧ポンプ10からの圧油を連通する切換位置Bにあるので、油圧ポンプ10からの圧油は減圧弁20aで所定の圧力に減圧されて電磁切換弁22aを通して高圧選択弁24の一側の入口に流入する。しかし、電磁切換弁22bは油圧ポンプ10からの圧油を遮断する切換位置Aにあるので、油圧ポンプ10からの圧油は高圧選択弁24の他側の入口に流入しない。その結果、高圧選択弁24の一側の入口に流入した高圧の圧油の作用により、高圧選択弁24の出口はその一側の入口に連通し、同時にその他側の入口と遮断される。
【0033】
以上より、油圧ポンプ10からの圧油の一部は油圧回路12aから分岐回路21aに分流され、減圧弁20aによって所定の圧力に減圧された後、電磁切換弁22aと高圧選択弁24とを通してネガティブ式駐車ブレーキ26に流入する。これにより、ネガティブ式駐車ブレーキ26内の圧力が上昇し、この圧力の作用によってバネ26aが圧縮される。その結果、車輪27に対するネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力が解除される。
【0034】
上記の状態からホイールローダを通常停止する場合には、スイッチ50aをON状態からOFF状態にする。これにより、電磁切換弁22aが切換位置Bから切換位置Aに切り替わり、ネガティブ式駐車ブレーキ26内の圧油がオイルタンク(図示せず)に戻される。その結果、ネガティブ式駐車ブレーキ26内の内圧が低下し、バネ26aは元の状態に戻り車輪27にネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力が作用する。
【0035】
ホイールローダの通常運転または停止時に、例えば、チェック弁15aからサービスブレーキ13までの油圧回路12aの途中が破損した場合には、アキュムレータ14a内の圧油は外部に流出しその圧力は略大気圧となる。従って、たとえスイッチ50aがON状態であっても、アキュムレータ14aからネガティブ式駐車ブレーキ26に圧油を供給することができない。その結果、ネガティブ式駐車ブレーキ26内の圧力をその制動力を解除する圧力に維持することができないので、ホイールローダを通常停止するときと同様にバネ26aが元の状態に戻り車輪27にネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力が作用する。
【0036】
上記の状態においてネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力を解除したい場合には、まず、別のスイッチ50bをOFF状態からON状態に切り換える。これによって電磁切換弁22bはその切換位置Aから切換位置Bに切り換わる。その結果、健全な油圧回路12bに設けられたアキュムレータ14b内の圧油が高圧選択弁24を通してネガティブ式駐車ブレーキ26に供給される。これにより、ネガティブ式駐車ブレーキ26内の圧力が上昇し、この圧力の作用によってバネ26aが圧縮される。その結果、車輪27に対するネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力が解除される。このとき、電磁切換弁22bから流入する圧油の圧力によって高圧選択弁24の電磁切換弁22a側の入口が閉じられるので、ここから圧油が電磁切換弁22a側に逆流することはない。
【0037】
また、上述したホイールローダの通常運転においては、スイッチ50a、50bのいずれか一方がON状態になっており、他方がOFF状態になっている。この状態において、例えば、ON状態のスイッチ50aが故障した場合、電磁切換弁22aはその切換位置Bから切換位置Aに切り替わる。これにより、両電磁切換弁22a、22bはともに切換位置Aになり、ネガティブ式駐車ブレーキの制動力が作動する。このような状態においてネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力を解除するには、健全なスイッチ50bをON状態にする。これにより、電磁切換弁22bがその切換位置Aから切換位置Bに切り替わる。そして、アキュムレータ14b内の圧油が電磁切換弁22bを通してネガティブ式駐車ブレーキ26に流入しその内圧が上昇する。この圧力の作用によりネガティブ式駐車ブレーキ26のバネ26aが圧縮され、ネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力が解除される。なお、両スイッチ50a、50bがともに最初からON状態である場合には、スイッチ50a、50bの操作は不要である。
【0038】
また、上述したホイールローダの通常停止においては、スイッチ50a、50bいずれもOFF状態になっているが、この状態において両スイッチ50a、50bのいずれか一方が故障していた場合、このスイッチをON状態にしてネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力を解除することができない。この場合、健全なスイッチを用いれば上述したようにネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力を解除することができる。
【0039】
以上より、第1の実施の形態に係るネガティブ式駐車ブレーキ解除装置は、両油圧回路12a、12bのうちいずれか一方が破損または両スイッチのうちいずれか一方が故障した場合であってもネガティブ式駐車ブレーキを容易に解除することができる。
【0040】
次に、本発明の第2の実施の形態に係るブレーキシステムおよびネガティブ式駐車ブレーキ解除装置について図3を用いて説明する。第1の実施の形態では2つの電磁切換弁22a、22bを設けているが、本第2の実施の形態では電磁切換弁を1つとし、さらにこの電磁切換弁の入口に高圧選択弁24の出口を接続し、高圧選択弁24の2つの入口を油圧回路12a、12bから分岐した分岐回路に接続している点が相違する。これにより、ネガティブ式駐車ブレーキ解除装置の構成を簡素化することができ、コスト低減を図ることもできる。なお、図3では、図2に示した構成部品と同等のものに同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0041】
図3に示すように各チェック弁15a、15bからサービスブレーキ13までの油圧回路12a、12bをそれぞれ分岐した分岐回路21a、21bが設けられ、各分岐回路21a、21bの開放端が高圧選択弁24の2つの入口にそれぞれ接続されている。一方、高圧選択弁24の出口は油圧回路29を介して電磁切換弁22の一側のポートに接続されている。この油圧回路29には減圧弁20が介在する。また、電磁切換弁22の他側のポートには油圧回路30を介してネガティブ式駐車ブレーキ26が接続されている。また、電磁切換弁22は並列的に設けられたスイッチ50a、50bを介して電源51と電気的に接続されている。なお、上述した構成要素のうち減圧弁20、電磁切換弁22、高圧選択弁24およびこれらを接続する油圧回路、並びに、スイッチ50a、50bおよび電源51などがネガティブ式駐車ブレーキ解除装置を構成する。
【0042】
この構成において、例えば、油圧回路12aが破損したとすると、これに接続される分岐回路21a内の圧油の圧力は低下するが、健全な油圧回路12bに接続される分岐回路21b内の圧力は高圧に維持されているので、高圧選択弁24の2つの入口に作用する圧力に差が発生する。この圧力差により高圧選択弁24の出口は高圧側の入口と連通し、低圧側の入口と遮断される。その結果、アキュムレータ14b内の圧油が高圧選択弁24および電磁切換弁22を通してネガティブ式駐車ブレーキ26に供給される。これにより、ネガティブ式駐車ブレーキ26内の圧力が上昇し、この圧力の作用によってバネ26aが圧縮される。その結果、車輪27に対するネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力が解除される。
【0043】
また、スイッチ50a、50bが並列的に設けられているので、一方のスイッチが故障した場合であっても残りのスイッチを用いればネガティブ式駐車ブレーキ26の制動力を解除することができる。なお、ここでは、アキュムレータ14a、14b、チェック弁15a、15bを用いて圧油を蓄圧してこの圧油をネガティブ式駐車ブレーキ26に供給しているが、これに限定するものではない。
【0044】
なお、本発明に係るブレーキシステムおよびネガティブ式駐車ブレーキ解除装置は、上記第1および第2の実施の形態に限定されるものではない。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、油圧回路の破損やスイッチ故障など緊急時に、速やかにその制動力を解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るブレーキシステムおよびネガティブ式駐車ブレーキ解除装置が適用されるホイールローダの側面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るブレーキシステムおよびネガティブ式駐車ブレーキ解除装置の油圧系統図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るブレーキシステムおよびネガティブ式駐車ブレーキ解除装置の油圧系統図である。
【図4】従来のネガティブ式駐車ブレーキ解除装置の油圧系統図である。
【符号の説明】
10 油圧ポンプ
12、12a、12b 油圧回路
13 サービスブレーキ
14a、14b アキュムレータ
15a、15b チェック弁
21a、21b 分岐回路
22、22a、22b 電磁切換弁
24 高圧選択弁
26 ネガティブ式駐車ブレーキ
50a、50b スイッチ
Claims (5)
- 油圧ポンプからサービスブレーキに圧油を供給するための2つの油圧回路を有するブレーキシステムに設置されるネガティブ式駐車ブレーキの解除装置において、
前記2つの油圧回路からそれぞれ分岐された各分岐回路に接続された、各油圧回路から前記ネガティブ式駐車ブレーキに流入する圧油を連通および遮断する2つの電磁切換弁と、
各電磁切換弁に電気的に接続された、各電磁切換弁に圧油の連通または遮断の指令を出力する2つの操作部と、
各油圧回路から各電磁切換弁を通して流入する圧油のうち高圧側の圧油を選択して前記ネガティブ式駐車ブレーキに流出させる高圧選択弁と
を備えてなることを特徴とするネガティブ式駐車ブレーキ解除装置。 - 前記各油圧回路が、前記油圧ポンプからの圧油を蓄圧するアキュムレータと、該アキュムレータ内の圧油が油圧ポンプ側に流出することを阻止する逆流防止手段とをそれぞれ有しており、
前記各電磁切換弁が、各逆流防止手段に対して各アキュムレータ側の各油圧回路からそれぞれ分岐された各分岐回路に接続され、各アキュムレータから前記ネガティブ式駐車ブレーキに流入する圧油をそれぞれ連通および遮断するように構成されており、
前記高圧選択弁が、2つの入口と1つの出口とを備え、各入口が前記各電磁切換弁に油圧的にそれぞれ接続され、該出口が前記ネガティブ式駐車ブレーキに油圧的に接続され、各電磁切換弁から流出する圧油のうち高圧側の圧油を選択してネガティブ式駐車ブレーキに流出させるように構成されている請求項1記載のネガティブ式駐車ブレーキ解除装置。 - 油圧ポンプからサービスブレーキに圧油を供給するための2つの油圧回路を有するブレーキシステムに設置されるネガティブ式駐車ブレーキの解除装置において、
前記2つの油圧回路から流入する圧油のうち高圧側の圧油を選択して前記ネガティブ式駐車ブレーキに流出させる高圧選択弁と、
該高圧選択弁から前記ネガティブ式駐車ブレーキに流入する圧油を連通および遮断する電磁切換弁と、
該電磁切換弁に電気的に接続された、電磁切換弁に圧油の連通または遮断の指令を出力する1つまたは並列的に接続された複数の操作部と
を備えてなることを特徴とするネガティブ式駐車ブレーキ解除装置。 - 前記各油圧回路が、前記油圧ポンプからの圧油を蓄圧するアキュムレータと、該アキュムレータ内の圧油が油圧ポンプ側に流出することを阻止する逆流防止手段とをそれぞれ有しており、
前記高圧選択弁が、2つの入口と1つの出口とを備え、各入口が各逆流防止手段に対して各アキュムレータ側の各油圧回路からそれぞれ分岐された各分岐回路に接続され、各入口から流入した両油圧回路の圧油のうち高圧側の圧油を選択して前記ネガティブ式駐車ブレーキに流出させるように構成されており、
前記電磁切換弁が、2つのポートを備え、一側のポートが前記高圧選択弁の出口に接続され、他側のポートが前記ネガティブ式駐車ブレーキに接続され、前記高圧選択弁からネガティブ式駐車ブレーキに流入する圧油を連通および遮断するように構成されている請求項3記載のネガティブ式駐車ブレーキ解除装置。 - サービスブレーキと、
該サービスブレーキに圧油を供給する油圧ポンプと、
該油圧ポンプから前記サービスブレーキに圧油を供給するための2つの油圧回路と、
前記油圧ポンプからの圧油の油圧力でその制動力を解除するネガティブ式駐車ブレーキと、
請求項1乃至4のいずれかに記載のネガティブ式駐車ブレーキ解除装置と
を備えてなるブレーキシステム。
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