JP2500859Y2 - 吊り具装置 - Google Patents

吊り具装置

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JP2500859Y2
JP2500859Y2 JP3378891U JP3378891U JP2500859Y2 JP 2500859 Y2 JP2500859 Y2 JP 2500859Y2 JP 3378891 U JP3378891 U JP 3378891U JP 3378891 U JP3378891 U JP 3378891U JP 2500859 Y2 JP2500859 Y2 JP 2500859Y2
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Inventor
信行 山本
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東洋運搬機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえばユニットハウ
スなど大型で箱形の荷物を、荷役車両やクレーンなどで
運搬車両に対して荷役する際に利用される吊り具装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吊り具装置としては、た
とえば実開昭52−102677号公報に開示された構
成が提供されている。この従来構成は、ユニットハウス
の上部で複数箇所に上下方向の螺子孔を形成しておき、
これら螺子孔に螺着するIボルト式の吊り金具を設けて
いる。
【0003】そして吊り金具の吊り孔に対して、荷役車
両側の昇降自在なフレーム体に設けた掛止装置を係脱さ
せていた。あるいは吊り金具の吊り孔に対して、荷役車
両やクレーンの懸吊機構を作用させていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、ユニットハウスを運搬車両に積み上げて
運搬する際に、あるいは工場内に積み上げて保管する際
に、前記吊り金具が邪魔になることから螺脱させなけれ
ばならず、そして荷役車両で荷役するときに再び螺着さ
せなければならず、これらの作業は面倒である。さらに
積み上げは上下の位置決めを正確にして行わなければな
らず、したがって積み上げ作業は容易に迅速に行えな
い。
【0005】本考案の目的とするところは、螺着と螺脱
を何度も行うことはなく、しかも積み上げ作業は容易に
迅速に行えるとともに、種々な形式の懸吊装置を対応し
得る吊り具装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案の吊り具装置は、箱形荷物の上部に螺着自在な
吊り具と、箱形荷物の下部に螺着自在な脚具とを有し、
前記吊り具を、吊り孔を有しかつ外周を円錐状面に形成
した径大上部と、この径大上部の下面に一体化した径小
中間部と、この径小中間部の下面に一体化した螺子部と
から構成し、また脚具を、前記径大上部が嵌入自在な円
錐状の凹部を形成した脚部と、この脚部の上面に一体化
した螺子部とから構成している。
【0007】
【作用】かかる本考案の構成によると、箱形荷物の上部
に吊り具を螺着させたのち、この吊り具の吊り孔に懸吊
装置のフックを作用させることで、あるいは径大上部の
下方で径小中間部にフォーク体を外嵌作用させること
で、荷役車両やクレーンを使用して箱形荷物の荷役を行
える。
【0008】そして箱形荷物を積み上げる際には、上段
となる箱形荷物の下部に脚具を螺着させておく。する
と、上段箱形荷物と一体に下降してきた脚具の凹部が下
段箱形荷物の径大上部に外嵌し、円錐状面と凹部とによ
り自動調心を行いながら、これら円錐状面と凹部とが面
接触することになる。これにより吊り具と脚具とを介し
て、下段箱形荷物上に上段箱形荷物を段積みし得る。
【0009】
【実施例】以下に本考案の一実施例を図1〜図7に基づ
いて説明する。図2、図3において、1は箱形荷物の一
例であるユニットハウスで、その四隅の上部には上下方
向の上部螺子孔2が形成され、また四隅の下部には上下
方向の下部螺子孔3が形成されている。
【0010】図1、図2において、10は前記上部螺子
孔2に螺着自在な吊り具で、吊り孔11を有しかつ外周
を円錐状面12に形成した截頭円錐状の径大上部13
と、この径大上部13の下面に一体化した円柱状の径小
中間部14と、この径小中間部14の下面に一体化した
螺子部15とから構成してある。なお径大上部13の上
半分で前記吊り孔11を形成した部分はフランジ状に形
成され、以て回転操作用に利用している。
【0011】20は前記下部螺子孔3に螺着自在な脚具
で、前記径大上部13が嵌入自在な截頭円錐状の凹部2
1を形成した脚部22と、この脚部22の上面に一体化
した円柱状の螺子部23と、前記脚部22の外面に形成
した回転操作用の段部24とから構成してある。
【0012】図5、図6において、30は荷役車両の一
例であるフォークリフト車で、車体31は、前車輪32
と後車輪33と運転席34とを有する。前記車体31の
前端にはマスト35が配設され、このマスト35に支持
案内される昇降体36には逆フォーク体37が取り付け
られる。
【0013】前記逆フォーク体37上に懸吊装置40が
セツトされる。すなわち図3、図5、図6に示すよう
に、懸吊装置40のフレーム体41は、その下面側に前
記逆フォーク体37が挿入自在な角筒部42を設けてい
る。このフレーム体41は平枠状であって、その上面周
辺に手摺43を設けることで、上面側を作業床44に形
成している。前記フレーム体41の四隅部には操作用の
貫通孔45が形成され、これら貫通孔45の近くでフレ
ーム体41の下部には、下端にフック46を有する懸吊
機構(チェン)47が設けられる。
【0014】次に、上記実施例における作用を説明す
る。工場にて製作されたユニットハウス1を、運搬車両
に積み上げて運搬する際に、あるいは工場内に積み上げ
て保管する際に、まずユニットハウス1の上部に吊り具
10を螺着させる。これは、ユニットハウス1の上部螺
子孔2に螺子部15を螺合させることで行える。この螺
合は、フランジ状部に回転操作具をセットして吊り具1
0を回転させることで行え、その際に螺合は、ユニット
ハウス1の上面に径小中間部14の下面が当接するまで
行われる。
【0015】次いで、逆フォーク体37に懸吊装置40
をセツトしてなるフォークリフト車30をユニットハウ
ス1の近くにまで走行させる。この走行は、逆フォーク
体37により懸吊装置40を上昇させた状態で行われ、
これによりユニットハウス1の上方に懸吊装置40を位
置させる。
【0016】そして逆フォーク体37により懸吊装置4
0を下降させたのち、そのフック46を吊り具10の吊
り孔11に係合させる。この係合は、作業床44上の作
業者が貫通孔45を通して手動操作することで行える。
このように係合させた状態で逆フォーク体37により懸
吊装置40を上昇させることで、各吊り具10を介して
ユニットハウス1の持ち上げを行える。
【0017】次いでフォークリフト車30を目的とする
場所にまで走行させ、そして前述とは逆の操作を行うこ
とで、運搬車両の荷台や工場内の保管場所など置き部4
8にユニットハウス1を載置し得る。
【0018】このようにして置き部48に載置したユニ
ットハウス1上に別のユニットハウス1を積み上げると
き、前述のように各吊り具10を介してユニットハウス
1を持ち上げた状態で、ユニットハウス1の下部に脚具
20を螺着させる。これは、ユニットハウス1の下部螺
子孔3に螺子部23を螺合させることで行える。この螺
合は、段部24に回転操作具をセットして脚具20を回
転させることで行え、その際に螺合は、ユニットハウス
1の下面に脚部22の上面が当接するまで行われる。
【0019】次いで前述したようにユニットハウス1の
運搬を行い、置き部48に載置したユニットハウス1の
上方に位置させる。この状態でユニットハウス1を下降
させると、一体に下降してきた脚具20の凹部21が下
段ユニットハウス1の径大上部13に外嵌し、円錐状面
12と凹部21とにより自動調心を行いながら、これら
円錐状面12と凹部21とが面接触することになる。こ
れにより吊り具10と脚具20とを介して、下段ユニッ
トハウス1上に上段ユニットハウス1を段積みし得る。
なお三段目のユニットハウス1も同様にして段積みし得
る。
【0020】図4では、最下段のユニットハウス1を置
き部48上に直接に載置した形式を示したが、これは脚
具20を介して載置させてもよい。なお上記実施例で
は、荷役車両の一例であるフォークリフト車30を使用
しての荷役を説明したが、これは工場内に据え付けてあ
るクレーンを使用して荷役を行ってもよい。この場合に
クレーン側のフックが吊り孔11に係合される。
【0021】図7、図8は本考案の別の実施例を示す。
すなわち懸吊装置40のフレーム体41は、その下面側
の四隅に横方向に出退自在な二又のフォーク体50を有
し、そしてフォーク体50を出退動させるシリンダ装置
51を設けている。したがってフォーク体50を退入動
させた状態で懸吊装置40を下降して、このフォーク体
50を径小中間部14に内方から対向させ、そしてシリ
ンダ装置51によりフォーク体50を突出動させて径小
中間部14に外嵌作用させることで、ユニットハウス1
の運搬や段積みを行える。
【0022】
【考案の効果】上記構成の本考案によると、箱形荷物の
上部に吊り具を螺着させたのち、この吊り具の吊り孔に
懸吊装置のフックを作用させることで、あるいは径大上
部の下方で径小中間部にフォーク体を外嵌作用させるこ
とで、種々な形式の懸吊装置を有する荷役装置を使用し
て箱形荷物の荷役を行うことができる。
【0023】そして箱形荷物の下部に脚具を螺着させて
おくことで、上段箱形荷物と一体に下降してきた脚具の
凹部が下段箱形荷物の径大上部に外嵌し、円錐状面と凹
部とにより自動調心を行うことができるとともに、円錐
状面と凹部とが面接触して一体化できる。これにより下
段箱形荷物に対する上段箱形荷物の段積みを、吊り具と
脚具とを介して容易に迅速に、しかも螺着と螺脱を何度
も繰り返すことなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、吊り具装置の分解斜
視図である。
【図2】同吊り具装置を使用した段積み状態での要部縦
断面図である。
【図3】同ユニットハウスと懸吊装置との斜視図であ
る。
【図4】同段積み状態での概略正面図である。
【図5】同フォークリフト車と懸吊装置との側面図であ
る。
【図6】同フォークリフト車と懸吊装置との平面図であ
る。
【図7】本考案の別の実施例を示し、懸吊装置の斜視図
である。
【図8】同係止作用状態を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 ユニットハウス(箱形荷物) 2 上部螺子孔 3 下部螺子孔 10 吊り具 11 吊り孔 12 円錐状面 13 径大上部 14 径小中間部 15 螺子部 20 脚具 21 凹部 22 脚部 23 螺子部 30 フォークリフト車(荷役車両) 40 懸吊装置 46 フック 47 懸吊機構 50 フック体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形荷物の上部に螺着自在な吊り具と、
    箱形荷物の下部に螺着自在な脚具とを有し、前記吊り具
    を、吊り孔を有しかつ外周を円錐状面に形成した径大上
    部と、この径大上部の下面に一体化した径小中間部と、
    この径小中間部の下面に一体化した螺子部とから構成
    し、また脚具を、前記径大上部が嵌入自在な円錐状の凹
    部を形成した脚部と、この脚部の上面に一体化した螺子
    部とから構成したことを特徴とする吊り具装置。
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