JP3050462U

JP3050462U - 脱着式簡易リフト

Info

Publication number: JP3050462U
Application number: JP1998000599U
Authority: JP
Inventors: 義博金子
Original assignee: 義博金子
Priority date: 1998-01-08
Filing date: 1998-01-08
Publication date: 1998-07-14
Anticipated expiration: 2004-01-08

Abstract

(57)【要約】【目的】本考案は、設置場所や電源に制約されずに、簡
単且つ効率的に、トラック等へ荷物を、積んだり降ろし
たり出来る、脱着式の簡易リフトを提供する事にある。【構成】リフト柱（３）の下部に柱補強板（６）を設
け、昇降部分として、リフト柱（３）の上部と下部の内
部に滑車（９）を設け、リフト柱（３）の適当な高さ
に、巻上げ具（１２）を設ける、巻上げ具（１２）から
滑車（９）にワイヤー（１０）を通して取付け、荷台
（１）にそれぞれ荷台支持コマ（８）と荷台吊りブラケ
ット（１１）を設けて、荷台吊りブラケット（１１）に
ワイヤー（１０）を通して取付ける、この荷台（１）と
支持台（２）をリフト柱（３）の上部より差し込んで設
け、リフト柱（３）の最上部に柱カバー（７）と適当な
る位置に、高さ調整ピン（５）を設けて昇降ハンドル
（４）を装着して機能する事を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、トラック等の荷役作業の簡易リフトに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、トラック等の荷物の積み降ろしは、トラックに固定積載したクレーンやリフターが主力で使用されており、これは便利であるが、その装置は大掛かりでトラックから取り外したり、取り付けたりする事は困難であり、値段が高かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような問題点があった。専門業者にトラックに組み込んで貰う必要が生じ、高価格であり、当然メンテナンスを強いられる事になるので、普及しにくい欠点があった。本考案は、これらの問題点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

リフト柱（３）の下部に柱補強板（６）を設け、リフト柱（３）の上部と下部の内部に滑車（９）を取り付ける。さらにリフト柱（３）の適当な高さに、巻上げ具（１２）を設ける。この巻上げ具（１２）から滑車（９）にかけてワイヤー（１０）を通して取付ける。一方荷台（１）に、それぞれ荷台支持コマ（８）と荷台吊りブラケット（１１）を設けて、この荷台吊りブラケット（１１）にワイヤー（１０）を通して取付ける。次に荷台（１）と支持台（２）をリフト柱（３）の上部より差し込んで設ける。そしてリフト柱（３）の最上部に柱カバー（７）と、適当なる位置に高さ調整ピン（５）を設けて、最後に昇降ハンドル（４）を装着する。本考案は、以上のような構成よりなる脱着式簡易リフトである。

【０００５】

【作用】

まず本考案を用意する。支持台（２）を外して、支持台（２）の一端をトラック荷台（１７）とトラックアオリ板（１６）の隙間に差し込み、もう一端をリフト柱（３）の最上部より同時に差し込んで、トラック荷台（１７）の高さに面合わせして、高さ調整ピン（５）を差し込み固定する。次に荷台（１）に荷物を乗せて、昇降ハンドル（４）を手で回して荷物を支持台（２）まで上げる。また荷物を降ろすには、トラック荷台（１７）から支持台（２）、荷台（１）と荷物を乗せて昇降ハンドル（４）を回して、降ろし作業が終わる。後は高さ調整ピン（５）を抜いて、支持台（２）を取り外して、保管もしくはトラック荷台（１７）の隅に置いておけば良いのである。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。本考案は、３本のリフト柱（３）から構成されており、それぞれの下部を柱補強板（６）で接続固定する。センターのリフト柱（３）の上部と下部の内部に滑車（９）を設ける、そして適当な高さ位置に巻上げ具（１２）を組み付けて固定する。次に荷台（１）を用意して、これに荷台吊りブラケット（１１）を溶接等で付ける。また荷台支持コマ（８）もこの両端に組みつける、そしてワイヤー（１０）を巻上げ具（１２）から滑車（９）に通して荷台吊りブラケット（１１）に取付けて固定する。さらにこれらを組み付けた荷台（１）を図３のごとく、両側のリフト柱（３）には荷台支持コマ（８）を上部より差し込んで行き、センターのリフト柱（３）には荷台吊りブラケット（１１）を差し込んで組み付ける。一方荷台（１）の反対側に、支持台（２）を差し込んで、高さ調整ピン（５）で固定する。最後にリフト柱（３）の再上部を柱カバー（７）で蓋をして、昇降ハンドル（４）を装着する。本考案は以上のような構造でこれを使用する時は、まず荷物をトラック等に乗せる場合支持台（２）を外して、支持台（２）の一端をトラック荷台（１７）とトラックアオリ板（１６）の隙間に差し込み、もう一端をリフト柱（３）の最上部より同時に差し込んで、トラック荷台（１７）の高さに面合わせして、高さ調整ピン（５）を差し込み固定する。次に荷台（１）に荷物を乗せて、昇降ハンドル（４）を手で回して荷物を支持台（２）まで上げればよい。また荷物を降ろすには、トラック荷台（１７）から支持台（２）、荷台（１）と荷物を乗せて昇降ハンドル（４）を回して、降ろし作業が終わる。後は高さ調整ピン（５）を抜いて、支持台（２）を取り外して、保管もしくはトラック荷台（１７）の隅に置いておけば良いのである。また、本考案のベストモードとしては図５に示すように、リフト柱（３）の下部に柱補強板（６）を設けて、昇降部分として、リフト柱（３）の内部に昇降ブラケット（１５）と昇降歯車アッシィー（１４）を組込んで取付けた昇降ボールネジ（１３）を設け、荷台（１）に昇降ブラケット（１５）を取付ける。そしてこの荷台（１）と支持台（２）をリフト柱（３）の上部より差し込んで設ける。またリフト柱（３）の最上部に柱カバー（７）と、適当なる位置に高さ調整ピン（５）を設けて、最後に昇降ハンドル（４）を装着してもよい。

【０００７】

【考案の効果】

何時何処でも、またトラックの種類に関係なく、簡単に素早く、誰の手でも取り付け、取り外しが出来るリフトであるので、ちょっとした重量物があってもすぐ準備して、楽々荷物の積み降ろし作業行える。このように軽量および簡単構造な為、持ち運びが出来るローコスト製品として、従来にない付加価値があり、かなりの需要が見込まれる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の使用図である。

【図３】本考案の一部切り欠いた斜視図である。

【図４】本考案の詳細使用図である。

【図５】本考案のベストモードの斜視図である。

【符号の説明】

１荷台２支持台３リフト柱４昇降ハンドル５高さ調整ピン６柱補強板７柱カバー８荷台支持コマ９滑車１０ワイヤー１１荷台吊りブラケット１２巻上げ具１３昇降ボールネジ１４昇降歯車アッシィー１５昇降ブラケット１６トラックアオリ板１７トラック荷台

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】リフト柱（３）の下部に柱補強板（６）
を設け、昇降部分として、リフト柱（３）の上部と下部
の内部に滑車（９）を設け、リフト柱（３）の適当な高
さに、巻上げ具（１２）を設ける、巻上げ具（１２）か
ら滑車（９）にワイヤー（１０）を通して取付け、荷台
（１）にそれぞれ荷台支持コマ（８）と荷台吊りブラケ
ット（１１）を設けて、荷台吊りブラケット（１１）に
ワイヤー（１０）を通して取付ける、この荷台（１）と
支持台（２）をリフト柱（３）の上部より差し込んで設
け、リフト柱（３）の最上部に柱カバー（７）と適当な
る位置に、高さ調整ピン（５）を設けて昇降ハンドル
（４）を装着してなる脱着式簡易リフト。