JP2500722Y2 - 生化学自動分析装置の恒温槽 - Google Patents

生化学自動分析装置の恒温槽

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JP2500722Y2
JP2500722Y2 JP1990114993U JP11499390U JP2500722Y2 JP 2500722 Y2 JP2500722 Y2 JP 2500722Y2 JP 1990114993 U JP1990114993 U JP 1990114993U JP 11499390 U JP11499390 U JP 11499390U JP 2500722 Y2 JP2500722 Y2 JP 2500722Y2
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constant temperature
reaction
thermostat
thermostatic
temperature water
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動分析装置で試料の入った反応キュベット
を一定温度に保つ恒温槽に関するものである。
(従来の技術) 生化学自動分析装置では反応キュベットの反応液の温
度を例えば人間の体温に近い37±0.1℃というような一
定温度に保つ必要がある。そのため、反応キュベットの
周囲を温度調節された恒温水に浸す方式の恒温槽が主と
して用いられている。
ディスクリート方式の生化学自動分析装置で、測光系
移動型の測光方式を採用しているものでは、反応キュベ
ットは反応ディスクの同心円上に配置され、恒温水に反
応キュベット上部まで浸され、恒温水が恒温槽内を流れ
る。また、恒温槽自体も反応ディスクとは独立して回転
する。
(考案が解決しようとする課題) 生化学自動分析装置で分析処理能力を向上させ、装置
の小型化を図るために、反応キュベット配列の隣接キュ
ベット間の間隔が狭くなってきている。そのため、反応
キュベット配列の周囲に恒温水が流れているが、この恒
温水の流れはほぼ連続して配置されたキュベットによっ
て恒温槽の内周側と外周側とに大きく分けられる。実際
に恒温水の温度を測定してみると、内周側と外周側とで
0.数℃の差が生じている。
また、外気温が低い(例えば13℃程度)場合には、恒
温水上層部は外気と接触するため、恒温水の上層部と下
層部との温度差が顕著に現われ、反応液量が多い場合に
は反応液上層部が37±0.1℃という条件に保たれなくな
ることがある。
本考案はこのような恒温層の温度不均一を簡便な方法
で減速させ、反応液の温度調節精度を向上させることの
できる恒温層を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案では、生化学自動分析装置で回転式反応装置の
円周に沿って配列された反応キュベットを恒温水に浸
し、前記恒温水中を通過する測定光により前記反応キュ
ベット内の反応を測定する測光手段を備えて、前記反応
装置とは独立して測光手段とともに往復回転する恒温槽
において、この恒温槽の往復進行方向と直交する方向に
延びた突状の隆起部が測光位置と異なる位置にこの恒温
槽の内壁面に設けられ、前記隆起部はこの恒温槽の往復
進行方向の少なくとも往方向に対する断面形状が前方か
ら後方に向って緩やかに立ち上がる傾斜面を持つ形状に
形成されていることを特徴とする。
(作用) 恒温水の流れは隆起部によって乱され、反応キュベッ
ト配列を挟んで内周側と外周側とで混ざり合い、恒温層
内の恒温水の温度が均一になる。
また、隆起部が上記の形状であるので、恒温水はその
隆起部のゆるやかな傾斜面に沿って流れるようになるの
で、少なくとも往方向では気泡は発生せず、測光部によ
る光学測定が支障なく行われる。
(実施例) 第1図は一実施例の部分拡大断面図、第2図は本考案
が適用された回転式反応装置を示す平面図であり、第1
図は第2図のX−X線位置での断面図を表わしたもので
ある。第3図は一実施例における1つの隆起部の部分を
示す斜視図である。
第2図に示されるように、生化学自動分析装置の回転
式反応装置では、反応ディスク2の円周に沿って反応キ
ュベット4が配列されており、反応ディスク2が図では
時計方向の矢印方向に回転して反応キュベット4を所定
の位置に移動させていく。反応キュベット4には所定の
位置で検体が分注され、他の所定の位置で反応試薬が分
注される。
反応キュベット4は第1図に示されるように恒温槽8
内を流れる恒温水12に浸され、検体と反応試薬が反応液
6として入れられる。恒温槽8は反応キュベット4が入
るようにリング状の溝に形成されており、恒温槽8には
一定温度に保たれた恒温水12が温度調節部から恒温槽8
の底部の入口を経て供給され、恒温槽8の底部の出口か
ら出て温度調節部に戻り、再び恒温槽8に供給される循
環流路が形成されている。
反応キュベット4内の反応液6の反応の進行状態を測
定するために、反応ディスク2の中心部に光源14が配置
され、恒温槽8の外周部に測光部16が取りつけられてい
る。この測定系が測光系移動型測光方式であるために、
測光部16が取りつけられた恒温槽8が反応ディスク2と
は独立して第2図で往復方向の矢印で示されるように時
計方向と反時計方向の往復方向に回転する。ここで、回
転速度は往方向(時計方向)が復方向(反時計方向)よ
り速く、測定は往方向への回転時に行われる。
恒温槽8の内周側の内壁面8aには隆起部としてフィン
18が数個所に取りつけられている。フィン18は第3図及
び第4図に示されるような断面形状が前方から後方向に
向かって緩やかに立ち上がる傾斜面を持つ形状(第4図
(A)(B)である。
次に、本実施例の動作について説明する。
恒温槽8の内壁面の数個所にフィン18が取りつけられ
ているので、恒温水の流れに第3図に記号20で示される
ようにフィン18で乱され、反応キュベット4の配列に対
して恒温槽内周側と外周側の恒温水が強制的に混和され
て恒温槽8内の恒温度均一性がよくなる。
反応キュベット4内の反応液温度を測定した例を以下
の表に示す。
表中で「従来」と表示されているのはフィンをもたない
恒温槽であり、「フィン有」と表示されているのは本考
案による恒温槽である。反応液温度の設定温度は37.00
℃である。
この結果によれば、フィンを設けることにより反応液
温度の外気温からの影響が小さくなることがわかる。
実施例ではフィン18は恒温槽8の内周側の内壁内8aに
設けられているが、外周側の内壁面8bに設けてもよい。
(考案の効果) 本考案では回転式反応装置のキュベットを一定温度に
保つ回転式恒温槽の内側壁に恒温槽の往復進行方向と直
交する方向に延びた突状の隆起部を測光位置と異なる位
置に設け、この隆起部はこの恒温槽の往復進行方向の少
なくとも往方向に対する断面形状が前方から後方に向か
って緩やかに立ち上げたので、恒温水が反応キュベット
配列を挾んで混和され、恒温槽内の温度の均一性がよく
なり、外気温の変動による反応キュベット内の反応液温
度の変化が小さくなる。しかも、恒温水が攪拌されると
きに少なくとも往方向では気泡が発生せず、測光部によ
る光学部測定が精度よく行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の部分拡大断面図、第2図は本考案が
適用された回転式反応装置を示す平面図であり、第1図
は第2図のX−X線位置での断面図を表わしたものであ
る。第3図は一実施例における1つの隆起部を示す斜視
図、第4図(A),(B)はそれぞれ実施例のフィンを
示す水平断面図である。 2……反応ディスク、4……反応キュベット、6……反
応液、8……恒温槽、8a,8b……恒温槽の内壁面、12…
…恒温水、18……フィン。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】生化学自動分析装置で回転式反応装置の円
    周に沿って配列された反応キュベットを恒温水に浸し、
    前記恒温水中を通過する測定光により前記反応キュベッ
    ト内の反応を測定する測光手段を備えて、前記反応装置
    とは独立して測光手段とともに往復回転する恒温槽にお
    いて、この恒温槽の往復進行方向と直交する方向に延び
    た突状の隆起部が測光位置と異なる位置にこの恒温槽の
    内壁面に設けられ、前記隆起部はこの恒温槽の往復進行
    方向の少なくとも往方向に対する断面形状が前方から後
    方に向って緩やかに立ち上がる傾斜面を持つ形状に形成
    されていることを特徴とする生化学自動分析装置の恒温
    槽。
JP1990114993U 1990-10-31 1990-10-31 生化学自動分析装置の恒温槽 Expired - Lifetime JP2500722Y2 (ja)

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JP2007285760A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Olympus Corp 分析装置

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