JPH0429400Y2 - - Google Patents

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JPH0429400Y2
JPH0429400Y2 JP1982025010U JP2501082U JPH0429400Y2 JP H0429400 Y2 JPH0429400 Y2 JP H0429400Y2 JP 1982025010 U JP1982025010 U JP 1982025010U JP 2501082 U JP2501082 U JP 2501082U JP H0429400 Y2 JPH0429400 Y2 JP H0429400Y2
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JP
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constant temperature
liquid
heat conduction
cuvette
container
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JP1982025010U
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は恒温装置、特に自動化学分析装置に用
いるのに好適な恒温装置に関するものである。
自動分析装置における従来の恒温装置として、
例えば特開昭56−132566号公報に開示されている
ように、多数のキユベツトを同一円周上に保持す
るキユベツト保持部材を、密閉型の恒温槽のフタ
の部分に接触して移動可能に設け、このフタを通
して恒温槽内の恒温化された液体の保有熱をキユ
ベツト保持部材に伝熱してキユベツト内の被検液
を恒温化するようにしたものがある。
しかしながら、かかる恒温装置にあつては、恒
温槽のフタを介して恒温槽内の恒温化された液体
の保有熱をキユベツト保持部材に伝熱するように
しているため、熱伝導率が悪く、被検液の恒温化
に時間がかかり、したがつて分析処理時間が長く
なるという問題がある。
このような問題を解決する方法として、キユベ
ツト保持部材を恒温槽内の恒温液に直接浸漬させ
て熱伝導率をあげることが考えられるが、このよ
うに構成すると気化した恒温媒体がキユベツトに
付着凝固したり、キユベツト内に混入して、測定
結果に悪影響を及ぼすという新たな問題が生じる
ことになる。
また、上述した従来の恒温装置においては、キ
ユベツト保持部材が熱伝導部材である恒温槽のフ
タに密着していなければ一定の熱伝導が行われな
いため、キユベツト保持部材が摺動する恒温槽の
フタの摺動面およびキユベツト保持部材の移動機
構に相当の精度が要求され、構成が複雑になると
共に、高価になるという問題がある。
さらに、上述した従来の恒温装置においては、
恒温槽内の液体の液面が、熱伝導部材であるフタ
の部分まで達している場合と、達していない場合
とでは、熱伝導効率に差が生じて被検液を所望の
温度に制御することが困難になるため、恒温液体
の液面の高さをも考慮する必要があり、メンテナ
ンスが悪いという問題もある。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、簡単かつ安価に構成でき、しか
も容器保持部に保持される容器内の被検液を所望
の温度に効率良く恒温化できると共に、その温度
制御も容易にでき、また特に自動分析装置に適用
した場合には容器を通しての測光精度に悪影響を
及ぼすことがないよう適切に構成した恒温装置を
提供することを目的とする。
本考案の恒温装置は、上部に開口部を有し、内
部に保持した液体の温度を一定に保つ恒温槽と、
この恒温槽に近接して移動可能に設けた容器保持
部と、前記開口部を通して前記恒温槽内の恒温液
体に侵入するように前記容器保持部に結合して設
けた熱伝導部と前記熱伝導部が前記恒温槽内に侵
入した状態で、前記開口部を閉塞するように封止
部材とを備え、前記熱伝導部を介して前記恒温槽
内の恒温液体の保有熱を前記容器保持部に熱伝導
して該容器保持部に保持される容器内の液体を恒
温化し、前記封止部材により前記恒温槽内の恒温
液体およびその蒸気気体が前記容器保持部に侵入
するのを防止するよう構成したことを特徴とする
ものである。
以下図面を参照して本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案の恒温装置の一例の構成を示す
線図的中央縦断面図であり、第2図は第1図に示
すキユベツトのキユベツトホイールへの挿入態様
を示す斜視図であり、第3図は第1図に示すパツ
キン板の取付態様を示す一部拡大断面図である。
第1図〜第3図において、恒温槽1の外装は断熱
材2をもつて覆われており、恒温槽1内には液体
3を入れ、液体3の中に、恒温槽1の底部に挿脱
可能に設けたヒータ4と、温度センサ5をそれぞ
れ浸漬させる。恒温槽1の側部に攪拌用モータ6
を取り付け、その駆動軸7にフアン8を固着す
る。恒温槽1の中央上部に回転用ベース9を着脱
自在に嵌合するよう設ける。回転用ベース9に固
着した台状部9aにモータ10を取り付け、その
駆動軸11に歯車12を固着する。回転板13は
ベアリング14を介し回転用ベース9の中心に対
し自在に回動し、かつ上部に固着した歯車15は
歯車12と噛合する。回転板13の台状部上に植
設したねじ16をキユベツトホイール17にあけ
た孔に挿入し、ナツト18で固着する。キユベツ
トホイール17は複数のキユベツト19を保持
し、その保持部17a,17b,17cと熱伝導
部17dとを熱伝導性の良い材料で一体成形し、
測光の光束通過孔20をキユベツト19の透明な
側面と対向する面に設ける。恒温槽1の上面には
熱伝導部17dが液体3に浸漬する為の溝21を
設ける。また、恒温槽1の中央上部に測光用光源
ランプ22を設け、測光のためのフイルタ23と
レンズ24と光束を通過させる孔20,25,2
6と受光素子27とを同一直線上に配置する。第
3図に示すように、恒温槽1の溝21を有するテ
ーパー面28とキユベツトホイール17の底面と
の間で、熱伝導部17dの両側には、テーパー面
28およびキユベツトホイール底面に当接して溝
21を閉塞するようにパツキング板29を設け
る。これは、溝21と熱伝導部17dとの隙間か
ら恒温槽1内の液体3よりの蒸発気体とか、液体
3がフアン8の攪拌あるいは熱伝導部17dの回
動による液面の動揺によりキユベツト19側に侵
入し、それぞれキユベツト19の測光面に付着す
るのを防止するための部材である。パツキン板2
9はゴム等の弾性のある材料で、逆椀状形をなし
その底部を容器保持部17bの底面に当接させ、
その椀縁状部を恒温槽のテーパー面28に当接さ
せる。テーパー面28は溝21の方向に下降する
形状に形成する。なお、符号30はキユベツト1
9内に収容されている被検液を示し、31は恒温
槽1の上部室の保温蓋を示す。
次に上記の本実施例の動作を説明する。恒温槽
1内の液体3をヒータ4に通電加熱すると共に攪
拌用モータ6を駆動しその駆動軸7を介してフア
ン8を回動させ液体3を攪拌し恒温化する。第2
図に示すように測光すべき被検液30を収容した
キユベツト19をA矢視方向にキユベツトホイー
ル17の保持部17a,17b,17c間に挿入
する。恒温槽1内の液体3が所定の恒温設定温度
例えば37℃に到達すると温度センサ5がこの設定
温度を検知しヒータ4の通電を停止する。以後こ
のヒータ4への通電、停止の制御を行ない液体3
を恒温化する。キユベツトホイール17の熱伝導
部17dは液体3へ浸漬された部分からの熱伝導
および恒温槽1の上面と液体3の液面との間の空
気層からの熱伝導により加熱され、キユベツト1
9内の被検液30を恒温化する。選択的に行なう
キユベツト19の測光位置までの回動および停止
は、図示しない装置によつて、キユベツト19を
保持しているキユベツトホイール17を回転板1
3の予めの原点合せ後の回動、停止によつて行な
う。この回転板13の回動、停止はモータ10の
歯車12と回転板13の歯車15の噛合により行
なう。測光位置にあるキユベツト19に対しラン
プ22よりの光をフイルタ23、レンズ24、孔
25、孔20、被検液30、孔26を経て受光素
子27に入射させ、この受光素子27の出力に基
いて被検液30の濃度を算出する。また、パツキ
ン板29の椀状形内部に付着した液はテーパー面
28に沿つて流れ下り、溝21と熱伝導部17d
の隙間から恒温槽1内に落下する。
以上述べたように、本考案の恒温装置によれ
ば、容器保持部から伸びた熱伝導部を恒温槽内の
液体に直接浸漬して容器保持部に保持される容器
内の被検液を恒温化するようにしたので、被検液
を所望の温度に効率良く、かつ迅速に恒温化する
ことができると共に、その温度制御も容易にでき
る。したがつて、自動分析装置に適用した場合に
は、分析処理時間を短くできるので、処理能力を
上げることができる。また、容器保持部を恒温槽
に密着させて移動させる必要がないので、簡単に
できると共に、安価にできる。
さらに、容器保持部から伸びた熱伝導部を恒温
槽内の液体に浸漬させることにより、容器保持部
と恒温槽内の液多々意との間を充分離間すること
ができるので、気化した恒温媒体が容器に付着凝
固したり、容器内に混入するのを有効に防止で
き、特に熱伝導部恒温槽内に侵入した状態で、恒
温槽の開口部を閉塞するように封止部材を設けた
ので恒温媒体の容器への付着凝固を完全に防止で
き、したがつて自動分析装置に適用した場合には
測定結果に悪影響を及ぼすことがないと共に、測
光精度に悪影響を及ぼすこともない。
なお、本考案の恒温装置は前述の実施例に限定
されるものでなく幾多の変形や変更が可能であ
る。例えば実施例では熱伝導部をキユベツトホイ
ールと一体としたが、キユベツト保持部にハメア
イ嵌合、あるいは熔接によつて形成してもよい。
また、パツキン板は実施例ではゴムを用いたが、
弾性のある素材であればゴム以外のものの使用も
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の恒温装置の一例の構成を示す
線図的中央縦断面図、第2図は第1図に示すキユ
ベツトのキユベツトホイールへの挿入態様を示す
斜視図、第3図は第1図に示すパツキン板の取付
態様を示す一部拡大断面図である。 1……恒温槽、2……断熱材、3……液体、4
……ヒータ、5……温度センサ、6……攪拌用モ
ータ、7……駆動軸、8……フアン、9……回転
用ベース、9a……台状部、10……モータ、1
1……駆動軸、12……歯車、13……回転板、
14……ベアリング、15……歯車、16……ね
じ、17……キユベツトホイール、17a,17
b,17c……保持部、17d……熱伝導部、1
8……ナツト、19……キユベツト、20……
孔、21……溝、22……ランプ、23……フイ
ルタ、24……レンズ、25……孔、26……
孔、27……受光素子、28……テーパー面、2
9……パツキン板、30……被検液、31……保
温蓋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上部に開口部を有し、内部に保持した液体の温
    度を一定に保つ恒温槽と、この恒温槽に近接して
    移動可能に設けた容器保持部と、前記開口部を通
    して前記恒温槽内の恒温液体に侵入するように前
    記容器保持部に結合して設けた熱伝導部と、 前記熱伝導部が前記恒温槽内に侵入した状態
    で、前記開口部を閉塞するように封止部材とを具
    え、前記熱伝導部を介して前記恒温槽内の恒温液
    体の保有熱を前記容器保持部に熱伝導して該容器
    保持部に保持される容器内の液体を恒温化し、前
    封止部材により前記恒温槽の恒温液体およびその
    蒸気気体が前記容器保持部に侵入するのを防止す
    るよう構成したことを特徴とする恒温装置。
JP2501082U 1982-02-24 1982-02-24 恒温装置 Granted JPS58127360U (ja)

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JP2501082U JPS58127360U (ja) 1982-02-24 1982-02-24 恒温装置

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JPS58127360U JPS58127360U (ja) 1983-08-29
JPH0429400Y2 true JPH0429400Y2 (ja) 1992-07-16

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60105967A (ja) * 1983-11-15 1985-06-11 Nippon Tectron Co Ltd 自動分析装置における反応容器の保持構造
JP5336889B2 (ja) 2009-03-09 2013-11-06 ベックマン コールター, インコーポレイテッド 反応容器ホルダおよび分析装置
JP5204748B2 (ja) * 2009-12-15 2013-06-05 株式会社日立ハイテクノロジーズ 臨床検査用の分析装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56132566A (en) * 1980-03-21 1981-10-16 Olympus Optical Co Ltd Thermostat photometrical apparatus

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JPS626534Y2 (ja) * 1979-06-08 1987-02-14

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