JPS6360855B2 - - Google Patents

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JPS6360855B2
JPS6360855B2 JP11135381A JP11135381A JPS6360855B2 JP S6360855 B2 JPS6360855 B2 JP S6360855B2 JP 11135381 A JP11135381 A JP 11135381A JP 11135381 A JP11135381 A JP 11135381A JP S6360855 B2 JPS6360855 B2 JP S6360855B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/75Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated
    • G01N21/77Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated by observing the effect on a chemical indicator
    • G01N21/82Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated by observing the effect on a chemical indicator producing a precipitate or turbidity

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  • Pathology (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、免疫学的凝集反応による凝集パター
ンの判定に用いる粒子凝集判定装置に関するもの
であり、特に血球粒子の凝集パターンから各種の
血液型の判定や抗体,抗原の検出を行なうための
装置に関するものである。 例えば特公昭51―16798号公報にはこのような
粒子凝集判定装置が記載されている。この装置は
底面がワインカツプ状に彎曲した反応容器を用
い、この容器に遠心分離して得られる被検血球の
2〜3%の浮遊液と特定の抗血清とを定量分注
し、両者を撹拌した後、静置し、次に遠沈を行な
い沈澱した血球を振りほどく様に反応容器を激し
く振動させた後、比較的ゆつくり振動させて凝集
成分を容器底面の中心部に集める様にして凝集パ
ターンを形成し、これを分光光度計,吸光光度
計,螢光光度計等で測光検出するものである。し
かしRh式血液型を判定する場合や、各種の不規
則抗体,抗原やHBs抗原等を検出する場合の様
に結合力の弱い免疫学的凝集反応の場合は、上記
の様な判定方法は利用できない。すなわち、凝集
結合力が弱いと、反応容器を振動させることによ
り一旦結合した血球等の粒子が分離してしまい、
反応容器の底部あるいは中心部に集まらないから
である。 一方、本願人は特開昭56―1352号公報に開示さ
れたように、傾斜した底面に規則的な段差を設け
ることにより、凝集結合力の強弱の如何にかかわ
らず凝集パターンを明確に形成することができる
粒子凝集反応判定容器を提案した。すなわち、第
1図に示すように粒子凝集反応判定容器1の底面
を円錐形にすると共に、この円錐形の傾斜底面に
その最下部(頂点)2を中心として同心円状に連
続して規則的に複数の段差3を形成して、傾斜底
面における傾斜方向の断面形状を鋸歯波状に構成
したものである。ところが、この容器の場合のよ
うに、段差を一様にしただけでは、成分によつて
は凝集くずれを起こす場合がしばしばある。特に
ABO式血液型判定法の裏検査の場合に、検体に
よつては凝集パターン周辺部がめくれたり、ずれ
落ちたりする場合があり、血液型の判定を困難に
することが実験的に見出された。また、HBS抗
原を検査するR―PHA法や梅毒抗体を検査する
T―PHA法を行う時にもHBS抗原や梅毒抗体が
微量で凝集力が弱く、かつ反応初期の撹拌が十分
でないと、凝集結合パターンの周辺部からくずれ
易く、パターンが明確でなくなることがしばしば
ある。また、このように粒子凝集反応判定容器1
の底面を円錐状にし、この円錐形の傾斜底面にそ
の最下部2を中心に同心円状に規則的に複数の段
差3を設けることは製造技術上に幾多の問題を含
んでいる。例えば上記容器1に段差3を形成する
場合、段差3を精密加工した治具を予じめ製作し
ておき容器1の素材例えば、プラスチツク,アク
リル等を熱により溶融しておきこの治具を押圧し
て形成することが通常考えられる。または、容器
1を形成した後、上記段差3を精密加工により形
成することも考えられる。治具を予じめ製作して
熱による押圧形成する方法は治具が円錐であるの
でその精密加工が難しい。また、段差3を精密加
工する方法は、多量生産及びコスト上問題がある
ことは明らかである。このように、従来の容器の
段差3に要する加工上の問題点の他に、円錐状の
凝集面を持つ容器における凝集状態において欠点
を有することを本発明者等は確認した。 すなわち、被検血球の浮遊液と特定の抗血清と
を定量分注し、撹拌した後静置し、最終的に凝集
成分を容器底面の中心部に集める訳であるが、こ
の時の凝集状態は必ずしも中心部に対して均一に
ほぼ同心状に凝集するものとは云えない。これ
は、上記浮遊液中の被検血球の分布密度が上記定
量分注又は撹拌により平均分布されない事の他に
容器1の円錐形の傾斜底面によるものと考えられ
る。すなわち、円錐形状であるが故に、被検血球
は底面の中心部の周辺に自由に飛来して凝集する
ので、その凝集状態の形状は、楕円状あるいは長
円状になる可能性がある。これは、容器1が円錐
状であつて、これには浮遊液を規制するための手
段あるいは対策が何らなされていないことによる
ものと考える。このように凝集パターンが真円か
ら外れると、凝集判定に本質的な悪影響を及ぼ
し、測定精度の低下、更に信頼性に対して大きな
問題となるものである。 更に、上述のワインカツプ状あるいは円錐形状
の粒子凝集反応容器においては凝集判定に必要と
される被検血球を含んだ浮遊液の量が必然的に多
くなり、貴重な血液の微量化という課題に支障を
生じる。すなわち、浮遊液の占める容積は上記容
器の形状、例えばワインカツプ状または円錐形状
に依存する。従つて、浮遊液の量を如何に少なく
することが出来るかが、採取する貴重な血液の微
量化に関連するものである。 さらに凝集パターンの形成と容器底面の傾斜角
度とは密接な関係があり、一般に凝集結合力の強
い反応では傾斜角度は大きい方が正確な凝集パタ
ーンができ、これに対し凝集結合力の弱い反応で
は傾斜角度が小さい方が正確な凝集パターンがで
きる。しかしながら、このように凝集反応の程度
に応じてそれぞれ異なる傾斜角度を持つた数種類
の容器を準備することは大変である。さらに反応
の途中で傾斜角度を変えることは実際上不可能で
ある。 本発明の目的は、上述した種々の不具合を解決
し、凝集結合力の強弱の如何にかかわらず、かつ
微量の粒子により、安定かつ明確な免疫学的凝集
反応による凝集パターンを形成できるように構成
した粒子凝集判定装置およびそれに用いる粒子判
定容器を提供するものである。 本発明は底面に段差を有し、粒子を含んだ検液
を収容する粒子判定容器の底面に形成される粒子
凝集パターンを光電的に検出するために、上記容
器の底面を一様に照明し、この底面の像を結像レ
ンズにより一次元又は二次元受光装置の受光面に
結像させる光学系と、上記受光装置からの画像信
号に基づいて凝集判定を行なう中央処理装置とを
具える粒子凝集判定装置において、上記容器を所
定の角度で傾斜させる手段を設けたことを特徴と
するものである。 本発明はさらに、底面に段差を有し、粒子を含
んだ検液を収容する粒子判定容器の底面に形成さ
れる粒子凝集パターンを光電的に検出するため
に、上記容器の底面を一様に照明し、この底面の
像を結像レンズにより一次元又は二次元受光装置
の受光面に結像させる光学系と、上記受光装置か
らの画像信号に基づいて凝集判定を行なう中央処
理装置と、上記容器を所定の角度で傾斜させる手
段とを具える粒子凝集判定装置に用いる粒子判定
容器において、全体としてほぼ平坦であつて規則
的な段差を形成した底面と、この底面を傾斜させ
たときに内部に収容した検液がこぼれないような
高さを有する側壁とを設けたことを特徴とするも
のである。 以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。 先ず、本発明の基本的な構成を説明する前に、
上述の従来の円錐形の容器1における底面に形成
される凝集パターンの一例について説明する。第
2図AおよびBは容器1の底面の拡大平面図およ
び中央縦断面図であり、円錐状の底面に粒子が結
合凝集して一様に堆積した状態を示してある。こ
の一様な堆積パターンを観察すると、中央の最下
部周辺2Aには相当厚く堆積しているのに対し
て、周辺部2Cではそれに比べてやや薄く堆積し
ていて、その中間部2Bではほぼ連続的に厚さが
変化している。 第3図は本発明の粒子判定容器の基本的な構成
を示す図であり、第2図に示す従来の円錐状容器
と対比するため第2図Aでは仮想線で重ねて示し
てある。第3図Aは本発明の粒子判定容器の一実
施例の外観斜視図であり、第3図Bは上記容器の
底部に形成した段差の一実施例を示す拡大断面図
であり、第3図Cは上記容器内に凝集パターンが
堆積された状態を示す平面図であり、第3図Dは
第3図Cの中央縦断面図である。第3図Aにおい
て、容器10は長方形状の側面11A,11Bと
この側面より若干短い長方形状の側面12A,1
2B及び全体として平坦な底部13からなる矩形
状の透明部材、例えばガラス,アクリル,プラス
チツク等で形成されている容器である。上記透明
部材とするのは後述するように、堆積された凝集
パターンを測定する際に発光体からの照射光を容
易に通過させるためである。第3図Bにおいて、
底部13に形成する段差14は図示の断面図に示
す如く一辺が垂直な立上り面14Aとほぼ鋸歯状
の斜面14Bから成つている。上記立上り面14
Aと斜面14Bがなす窪み部15に、検液中の被
検血球(図示せず)が後述の如く容器10を傾斜
させることにより遂次堆積して凝集することにな
る。第3図Cおよび第3図Dにおいて、容器10
内に検液16を収容し側面12Aの最下部17を
支点とし側面12Bを矢印方向に持ち上げ傾むけ
ることにより所定の傾斜角度をもつて静置し固定
することによつて被検血球の堆積が行なわれ凝集
パターンが形成される。この凝集パターンは、段
差14の傾斜面のうち側面12A,側面12Aと
12Bとの中間部,側面12Bの各部位をそれぞ
れ16A,16Bおよび16Cとすると、それぞ
れの各部位に対して相当厚い堆積部16′A、こ
れに比べてやや薄い堆積部16′C、連続的に厚
さが変化する堆積部16′Bより成る凝集パター
ンが形成される。このように堆積した凝集パター
ンは図示の如く側面12Aおよび側面12Bによ
る側方からの規制により、各部位の凝集パターン
はそれぞれ均一的に堆積することが判明した。こ
れは段差14が相対的にほぼ平面状(段差14が
あるにしても円錐状の容器の底面に比べて)であ
り、これに適当な傾斜をもたせるので、被検血球
はあたかも平板上をころがり落ちる如く堆積する
からである。この被検血球のころがりは、上述の
斜面14A,立上り面14Bおよび底面14の傾
きに依存するものである。 第4図Aは底面14の拡大断面図であり、第4
図Bは底面14を所定角度をもつて傾斜させたと
きの拡大断面図である。本発明者等は上記依存性
について種々の実験の結果、以下の結論を得た。
被検血球が斜面14B上を転回し究極的に窪み部
15および斜面14B周辺に一様に(側面12A
と平行方向に)堆積するには、斜面の角度αと基
準面18と底面14Cがなす角度βとの和である
斜面14Bの傾斜角度γは、γ−25゜〜45゜が望ま
しい角度である。従つて上記角度αとβの和γが
25゜〜45゜であればよく、例えばγ−45゜とすると、
α=15゜、β=3゜、またはα=30゜、β=15゜とすれ
ばよい。上記角度γが大きすぎると、被検血球の
ころがりは早くはなるが凝集パターンは第3図C
のような安定かつ正確な堆積状態は得ることがで
きない。すなわち第3図Cにおいて相当厚く堆積
する部分16′Aと、やや薄く堆積する部分1
6′Cのみとなり、これが全ての検液に同様の傾
向として現われ本来の凝集パターンの判定に役立
つことができない。一方、傾斜角度γが小さすぎ
ると上述とは逆に被検血球のころがりは遅く、凝
集パターンを形成するのに相当な長時間を要し、
やはり第3図Cに示す凝集パターンを得ることが
できず、所定時間内に堆積した各凝集パターンご
との判別ができないものとなる。 本発明の粒子判定容器の使用法としては種々考
えられる。例えば最初から容器を所定角度γだけ
傾斜させておいて検液を注入したり、最初は容器
をγより小さい角度で傾斜しておいて検液を注入
し、次に容器をγまで傾斜させて静置したりする
ことができる。また、最初は容器を水平として検
液を注入し、以後容器を傾斜させ、最終的に角度
γだけ傾けた状態で静置することもできる。 第1表はこの後者の場合に容器10を傾斜させ
るための動作、すなわち、傾斜角度および一旦停
止の時間をプログラム化して表わしたものであ
る。すなわち、容器10に検液を注入する水平状
態を初期状態として、傾斜角度γに至る途中経過
の容器の傾斜角度および停止時間(tsで示す)と
の組み合わせをプログラムしたものである。従つ
てこの傾斜動作後に角度γに達した時は、当然の
ことながら容器10は角度γを保持して静置さ
れ、被検血球の沈降および堆積が行なわれる。ま
た、容器を傾ける速度は一定とするが、勿論異な
らせることもできる。
【表】
【表】 第5図は本発明による粒子凝集判定装置の判定
動作を行なう装置の一実施例のブロツクを主とし
た線図である。光源ランプ30の光をコリメート
レンズ31により平行光とし、拡散板32を介し
て容器10に一様に入射させる。この容器10に
は第3図C,Dで示した凝集パターンが形成され
ているものとする。次に結像レンズ33により一
次元受光装置34上に結像させる。本発明では、
この受光装置としてはCCD,BBD,MOS型IC、
走査回路を付随させたフオト・ダイオードアレイ
等を構成の一例とする。なお、二次元受光装置の
適用については後述する。この実施例の特徴は凝
集パターンの判定を行なうこと、予じめ設定した
プログラムにより容器10を上記第4図および表
1に示した傾斜動作を行なわせること、又は外部
選択スイツチ群により角度γを任意にセレクトす
ること、測定経過および結果をランダムに表示あ
るいはプリントアウトさせる機能をもたせる等を
行なわせることができる装置である。各回路の相
互間の接続は図示の通りであるので詳細は省くと
して上記特徴を実行するに当つての構成動作は以
下の通りである。 増幅器35は、各受光素子からの出力画像信号
は時系列で読出されこのアナログ信号を増幅す
る。このアナログ信号をA/D変換器36でデイ
ジタル信号に変換し、デコーダ・ラツチ回路37
に供給しメモリする。このデコーダ・ラツチ回路
37には、試料識別番号検出回路38から試料番
号が供給され、所定の位置に試料番号に対応した
試料から検出されたデイジタル量がメモリされ
る。一方、容器10の傾斜角度γを検出する傾斜
角度検出回路39からのアナログ信号はA/D変
換器40を介してデコーダ・ラツチ回路37に傾
斜角度γをデイジタル量としてメモリされる。こ
のデコーダ・ラツチ回路37にはCPU41が接
続され、凝集判定に基づくデータ演算や上記特徴
の各種演算処理を行なうようになつており、図示
しないがこのCPU41には加減乗除回路や比較
回路やその他演算、データ処理のための各種回路
が含まれているものとする。このCPU41から
の各種指令情報によりデコーダ・ラツチ回路37
からの傾斜角度γや試料識別番号、更にCPU4
1に予じめ設定された凝集判定の各種データ例え
ば凝集パターンの比較値、同一試料を多数の容器
に入れた場合の個々の判定および平均判定、時々
刻々と変化する凝集パターンの観察等の各種デー
タは、表示装置駆動回路42、表示装置43およ
びプリンタ駆動回路44、プリンタ45によつて
表示される。更にこのCPU41には制御回路4
6が接続されており、この制御回路46は本装置
の各種機構、例えば試料の搬送、試薬の定量分注
等の凝集判定に要する装置の制御を行なうもの
で、出力端47でデイジタル量的な制御出力を送
出する。また容器10の傾斜角度の制御にあたつ
ては、制御回路46のデイジタル的な制御信号を
一旦、D/A変換器48によりアナログ信号に変
換し駆動回路491を介して傾斜角度γの範囲内
の所望の動作、すなわち、容器10の水平状態か
ら傾斜角度γまで動作させて静置させる等は、第
1表に示したプログラム化した動作形態によるも
のとする。なお、D/A変換器48には上記駆動
回路491に準じた各種機構を駆動する駆動回路
が多数49o迄設けられている。CPU41にはイ
ンターフエイス・アドレスデコーダ50、入力ス
イツチ群ランダムアクセスメモリ51、デコー
ダ・ラツチ52,53の一連の情報入力群が接続
されている。これら個々の回路についての説明は
省くとして、特にデコーダ・ラツチ52,53に
予じめ設定する各種設定事項について述べる。 52A〜52Gは凝集パターンを写真撮影する
ための選択指令用のスイツチ群であり、それらの
指令は上記駆動回路492を介して図示しない写
真撮影装置を動作せしめる。 52A:「ASA」使用フイルムのASA感度を設
定する。 52B:「撮影箇所設定」第3図に示す凝集パタ
ーンの各状態16′Aと16′C,16′Aと
16′B,16′Bと16′C,16′A〜1
6′Cの内一つ等の撮影箇所を設定する。 52C;「MODE設定」写真撮影装置の動作をオ
ート又はマニアル選択する。 52D;「フラツシユ撮影」フラツシユ撮影の有
無を指定する。 52E;「インターパル設定」試料の時々刻々の
変化を予じめ設定した時間間隔で撮影するた
めの設定スイツチ。 52F;「撮影開始指令」本装置がスタート開始
してから例えば30分又は40分と指定した時点
で撮影するためのスイツチ。 52G;「自動停止設定」このスイツチには例え
ば、定量分注、搬送、試料識別番号、写真撮
影等ごとの設定スイツチがあり、「定量分注」
の指示をしておくと、この定量分注に異常が
あつたとき自動停止するものであり、これは
表示装置43、プリンタ45に表示される。
上記設定スイツチは組合わせも可能である。 52A;「経過報告設定」予じめ設定した時間間
隔が経過したとき、その報告を指示させるも
ので、指示を与えられると52Gと同様に表
示装置43、プリンタ45に表示する。 52B〜53E;容器10の傾斜角度を指示しそ
の動作を設定する。その一例として第1表に
基づくプログラム指示がある。 53B;「角度γ」、容器10を水平位置より傾斜
角度γまで移動させ、その後、角度γで静置
固定し凝集を行なわせる。 53C;「A→角度γ」第1表のAステージのプ
ログラムに従つて傾斜移動させた後、角度γ
で静置固定させ凝集を行なわせる。 53D;「B→角度γ」第1表のBステージのプ
ログラムに従つて傾斜移動させた後、角度γ
で静置固定させ凝集を行なわせる。 53E;「C→角度γ」第1表のCステージのプ
ログラムに従つて傾斜移動させた後、角度γ
で静置固定させ凝集を行なわせる。 53F;「一括読出し」同一試料を2〜3個の判
定容易に分注して凝集パターンを検出し、再
現性をみるとき、これらを一括して表示装置
43、プリンタ45にて表示する。 53G;「平均読出し」53Fのときの平均値を
算出して同様に表示する。 53H;其の他 上記の各スイツチ群により入力情報の設定をデ
コーダ・ラツチ52,53に与えて所望の動作お
よびデータ処理を行なうものである。基本的な動
作は、上記の予じめ設定した入力情報とデコー
ダ・ラツチ回路37のデイジタル情報がCPU4
1において、演算および処理が行なわれる。各受
光素子からの出力は所定の如く加算され、CPU
41内の比較回路に供給する。この加算出力は、
例えば第3図に示す凝集パターンの16′Aの像
を受光する受光素子群の出力の総和と、16′C
の像を受光素子群の出力の総和とすることができ
る。上記比較回路では、これらの比較を行ない、
その比較結果に基づいて凝集パターンの判定を行
ない、その判定結果を表示装置43、プリンタ4
5で表示するものである。 第6図は本発明の粒子判定容器の他の実施例を
示す図であり、第6図Aは容器10の縦断面であ
り、第6図Bは容器10の底面14Cに設けたス
リツト板60の平面図であり、第7図は底面14
Cの一部に遮光部分61を施した斜視図である。
第6図AおよびBにおいて、スリツト板60はス
リツト60Aを有している。このスリツト60A
の縦60A―1および横60A―2は夫々受光装
置34の縦列および横列に対応する。これらスリ
ツト幅は受光装置34と同等か僅かに大きいもの
とする。なお第6図AおよびBでは図面を簡単と
するため段差14は省略してある。第7図におい
てスリツト部62は底面14Cに施した遮光部分
61により所定の幅に形成される。これは、透明
部材で形成された底面14Cに遮光物質を蒸着
(スパツタリング)または塗付(コーテイング)
等により形成する。 第6図および第7図において、スリツト板60
およびスリツト部62、遮光部分を設けた理由
は、本発明の容器に堆積する被検血球は上述の各
部位16′A,16′B,16′Cごとに明確に均
一的に凝集パターンを形成するものであるから、
底面14Cの長手方向11A,11Bと平行など
の箇所を測定してもよいが、上記手段で測定する
幅を規制することによつて受光装置34に測定に
必要な光照射のみを与えることができるので相対
的な感度を向上させることができるためである。 第8図は二次元受光装置70を適用した他の実
施例である。第8図Aは受光装置70の斜視図で
あり、第8図Bは容器10と受光装置70との相
関関係図である。第8図Aにおいて、受光装置7
0は素子列x1,x2,……xn-1,xnと素子列y1
y2,……yo-1,yoから成る。この受光装置70と
凝集パターンの対応は第3図を基に第8図Bの如
くなり、この実施例の特徴は、凝集パターン1
6′A,16′B,16′Cをy素子列でと、ある
いはy素子列ブロツクで読取ることができること
が可能なことである。すなわち、例えば凝集パタ
ーンの部位16′Aを素子列x1y1,x1,y2,……
x1yo-1,x1yo、素子列x2y1,x2y2,……x2yo-1
x2yo,……,ごとに一素子列単位で測定すること
ができ極めて高精度に読取ることができる。この
場合、一素子列単位は平均値でCPU41で演算
処理する。また同様に複数個の素子列単位を一ブ
ロツクとして求めることができることは云うまで
もない。以上の設定は、第5図に示したデコー
ダ・ラツチの53H「その他」で指定する。この
実施例にあつては第6図および第7図に示した手
段も併わせて適用できる。 第9図は本発明の粒子判定容器のさらに他の実
施例を示す。この実施例は容器の洗浄性を改良し
たものであり、従来例で示した円錐形状の容器お
よび本発明の容器10は矩形状であるため段差に
入つた測定済の被検血球を洗浄する際は、多大な
人的な工数と多量な洗浄剤と水洗水が必要とな
る。(この点については、従来の円錐状の容器と
同様である。)第9図Aの容器80の枠体81に
は、多数個の貫通した矩形状の開孔82が形成さ
れている状態を示す外観斜視図である第9図Bは
基板の外観斜視図であり、上記開孔82に嵌合す
る段差83を有した底部84を多数個配設した基
板85を示す。この基板85には底部84を囲む
ように上記枠体81が嵌挿される溝部86が形成
されている。第9図Cは上記枠体81と基板85
とを嵌挿して組立てたものの断面図である。 上記枠体81は透明部材あるいは遮光部材で形
成してもよく、基板85には第6図および第7図
に示したように矢印方向に洗浄を行なえば容易に
出来ると共に、その乾燥も極めて短時間に達成で
き、しかもコンタミネーシヨンが皆無の洗浄が期
待できる。 なお、本発明は前述の実施例に限定されるもの
でなく、特許請求の範囲内で種々の変更が可能で
ある。 上述したように本発明によれば、粒子判定容器
の底面を任意の角度で傾斜させることができるの
で、各種反応に対して最適な傾斜角度で使用する
ことができ、凝集パターンを正確かつ安定に形成
することができる。また1種類の容器を準備すれ
ば良いので便利である。さらに容器の底面の段差
および段差の斜面と立上り部によつて形成される
窪み部に被検白球が堆積されるものであるが、こ
の斜面の角度は傾斜角度γとの関係において任意
に設定することができるので、底面の段差の設計
の自由度は高く、製作も容易となる。底面を矩形
に形成した場合には、検液を収容した後の凝集パ
ターン(第3図の16′A,16′B,16′C)
は上記矩形状の側面によつて横幅方向の規制を受
け上記凝集パターンの凝集変形のない、均一的な
凝集を得ることができるので測定精度、すなわち
判定精度を向上させることができる。また、容器
を傾けることによつて検液の移動と底面に設けた
段差による相乗効果によつて検液中の被検血球の
撹拌作用を行なわせることができ、良好な凝集反
応を行なわせることができる。 容器は、底面の段差を形成した後、側面を組合
わせてできるので加工および製作上極めて容易に
できる。すなわち、底面の形成にあつては、長尺
部材に段差を精密加工しその後に個々に細分化す
ればよく、自動加工、自動組立に有利である。さ
らに多数の容器をマイクロプレートとして形成す
る場合には、段差を形成した基板に枠体を嵌挿さ
せるだけで一気に組立てることができ、またこの
マイクロプレートを着脱式にしておけば、判定終
了後の付着した被検血球および検液の洗浄は極め
て容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の粒子凝集反応判定容器の一例の
縦断面図、第2図AおよびBは第1図に示す容器
の底面の拡大平面および中央縦断面図、第3図A
は本発明の粒子判定容器の一実施例の外観斜視
図、第3図Bは上記容器の底部に形成した段差の
一実施例を示す拡大断面図、第3図Cは上記容器
内に凝集パターンが堆積された状態を示す平面
図、第3図Dは第3図Cの中央縦断面図、第4図
Aは容器底面の拡大断面図、第4図Bは容器底面
を所定角度をもつて傾斜させたときの拡大断面
図、第5図は本発明の粒子凝集判定装置の判定動
作を行なう装置の一実施例のブロツクを主とした
線図、第6図Aは本発明の粒子判定容器の他の一
実施例の縦断面図、第6図Bは上記容器の底面に
スリツト板を設けた平面図、第7図は上記容器の
底面の一部に遮光部分を施した斜視図、第8図A
は本発明の二次元受光装置の一実施例の斜視図、
第8図Bは容器と上記受光装置の相関関係図、第
9図Aは本発明の粒子判定容器の更に他の実施例
の斜視図、第9図Bは第9図Aに示す容器の基板
の斜視図、第9図Cは第9図Aに示す容器の拡大
断面図である。 10…容器、11A,11B,12A,12B
…側面、13…底部、14…段差、14A…立上
り面、14B…斜面、15…窪み部、18…基準
面、30…光源ランプ、31…コリメートレン
ズ、32…拡散板、33…結像レンズ、34…受
光装置、35…増幅器、36…A/D変換器、3
7…デコーダ・ラツチ回路、38…試料識別番号
検出回路、39…傾斜角度検出回路、40…A/
D変換器、41…CPU、42…表示装置駆動回
路、43…表示装置、44…プリンタ駆動回路、
45…プリンタ、46…制御回路、47…出力
端、48…D/A変換器、491〜49o…駆動回
路、50…インターフエイスアドレスデコーダ、
51…入力スイツチ群ランダムアクセスメモリ、
52,53…デコーダラツチ、60…スリツト
板、62…スリツト部、70…二次元受光装置、
80…容器、81…枠体、83…段差、85…基
板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 底面に段差を有し、粒子を含んだ検液を収容
    する粒子判定容器の底面に形成される粒子凝集パ
    ターンを光電的に検出するために、上記容器の底
    面を一様に照明し、この底面の像を結像レンズに
    より一次元又は二次元受光装置の受光面に結像さ
    せる光学系と、上記受光装置からの画像信号に基
    づいて凝集判定を行なう中央処理装置とを具える
    粒子凝集判定装置において、上記容器を所定の角
    度で傾斜させる手段を設けたことを特徴とする粒
    子凝集判定装置。 2 底面に段差を有し、粒子を含んだ検液を収容
    する粒子判定容器の底面に形成される粒子凝集パ
    ターンを光電的に検出するために、上記容器の底
    面を一様に照明し、この底面の像を結像レンズに
    より一次元又は二次元受光装置の受光面に結像さ
    せる光学系と、上記受光装置からの画像信号に基
    づいて凝集判定を行なう中央処理装置とを具え、
    上記容器を所定の角度で傾斜させる手段とを具え
    る粒子凝集判定装置に用いる粒子判定容器におい
    て、全体としてほぼ平坦であつて規則的な段差を
    形成した底面と、この底面を傾斜させたときに内
    部に収容した検液がこぼれないような高さを有す
    る側壁とを設けたことを特徴とする粒子判定容
    器。
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