JP3360484B2 - 検体の検査装置 - Google Patents

検体の検査装置

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JP3360484B2
JP3360484B2 JP11096095A JP11096095A JP3360484B2 JP 3360484 B2 JP3360484 B2 JP 3360484B2 JP 11096095 A JP11096095 A JP 11096095A JP 11096095 A JP11096095 A JP 11096095A JP 3360484 B2 JP3360484 B2 JP 3360484B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性体を含む粒子(以
下、本明細書において粒子と記載する場合には磁性体を
含む粒子を意味する)を利用し、検体中に粒子と反応す
る特定の物質が含まれているかを検査する検体の検査方
法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、抗原抗体反応によって起こる
凝集反応を利用して、検体中に抗体または抗原が存在す
るか否かを検出する免疫反応検査(凝集反応測定法)が
行われている。そして、凝集反応が起こったか否かは、
検体を静置し得られた凝集の状態などから検出が可能で
ある。しかし、この方法では、検出に時間がかかり、迅
速な検査が行えなかった。
【0003】そこで、本出願人は、特開平3−1443
67号公報において、凝集反応測定法に磁性体を含む粒
子を用い、磁力を利用して強制沈降を行うことを提案し
た。この方法では、検体収容用の多数のウェルをマトリ
クス配置したマイクロプレートを利用し、このマイクロ
プレートのウェル内の検体に磁性体を含む粒子を添加
し、多数のウェル内でこれらを混合して反応を生起させ
る。この反応後に磁力によって粒子を強制沈降させた
後、マイクロプレートを傾けてウェル底部の沈降粒子を
重力によって流れ出させる。そして、この流れ出しパタ
ーンの形状を判定し、免疫反応の有無を検出する。これ
によって、多数の検体についての検査を効率的に行うこ
とができる。
【0004】さらに、この流れ出しパターンの形状判定
を自動化できれば、個人差による誤差などを排除できる
と共により高速の検査を行うことができる。本出願人
は、特開平6−324041号公報において、光センサ
を利用して、マイクロプレートの各ウェル中の沈降粒子
の形状を検出し、検査を行う装置について提案した。こ
の装置では、ウェルの1列分に対応した数の光センサを
設け、マイクロプレートをこの光センサ上を通過させる
ことによって、沈降粒子の流れ出し形状を検出する。こ
こで、光センサによる検出は、ライン上に沈降粒子が存
在するか否かの検出になる。このため、この装置では、
光センサを左右に移動させて1つのウェルに対し、3本
のラインの検出を行い、沈降粒子の形状を正確に求めて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この特開平6
−324041号公報に記載の装置では、ライン上に沈
降粒子が存在するか否かの検出であるため、この検出ラ
インが沈降粒子に対して位置がずれると、沈降粒子の形
状の正確な検出が行えない。そこで、位置決めをできる
だけ正確に行うと共に、検出ライン数を多くすることが
要求される。
【0006】しかし、検出ライン数を多くすると検出に
それだけ時間がかかるという問題点があった。また、位
置決めを正確に行うために、マイクロプレートや光セン
サの移動機構を高精度のものにしなければならないとい
う問題点があった。
【0007】また、本出願人は、特開平5−29700
1号公報において、テレビカメラを利用して沈降粒子の
形状を検出する装置を提案した。この装置では、マイク
ロプレート全体をCCD・TVカメラで撮影し、得られ
た画像信号の輝度変化から沈降粒子の長さを検出する。
しかし、この装置について、各種の実験を行ったとこ
ろ、その測定結果にばらつきが出てしまい、必ずしも高
精度の検査が行えないことが分かった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、十分短時間で正確な検査
が行える検体の検査装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、検体と磁性体
を含む粒子とをウェル内で混合し、混合物を磁力を利用
して強制沈降させた後、ウェルを傾斜させ、傾斜後の沈
降粒子の形状の変化を検出して、検体中に粒子と反応す
る特定物質が含まれていたかを検査する検体の検査装置
において、傾斜後の混合物を収容したウェルがX方向お
よびY方向に所定のピッチでマトリクス状に配列された
マイクロプレートをY方向に上記Y方向のピッチ毎にス
テップ的に搬送するマイクロプレート搬送機構と、マイ
クロプレートの1つのウェルに収容された沈降粒子の形
状を撮影する撮像装置と、この撮像装置をX方向に上記
X方向のピッチ毎にステップ的に移動させる撮像装置移
動機構と、撮像装置から得られる各ウェルに収容された
沈降粒子についての個別の画像信号を受け入れ、これを
画像処理して、傾斜後の沈降粒子の形状を検出する形状
検出部と、この形状検出部の検出結果に基づいて、検体
中に上記特定物質が含まれていたかどうかを判定する判
定部と、を有する。
【0010】さらに、撮像装置からの撮像画像について
の信号を画素毎のデジタル画像データとして記憶する画
像メモリを有すると共に、上記マイクロプレートの傾斜
は、沈降粒子がY方向に流れ出すように容器を傾けるこ
とによって行い、上記形状検出部は、最初に、所定間隔
をおいたX方向の所定数のラインにおけるデジタル画像
データから傾斜後の沈降粒子のY方向の軸を検出し、次
に、検出された軸上下の所定数のY方向のラインにおけ
るデジタル画像データから各ライン毎の傾斜後の沈降粒
子の長さを検出し、得られた複数のY方向の長さから沈
降粒子の長さを検出することを特徴とする。
【0011】また、上記形状検出部は、最初のX方向の
所定ラインの検出は、Y方向の間隔を比較的大きくして
検出を行うライン数を所定の少ない数とし、各Y方向の
ラインではY方向のすべての画像データを利用して軸を
検出し、求められた軸の上下のラインにおける検出は、
X方向の間隔を比較的小さくして行うことを特徴とす
る。
【0012】また、上記粒子には、抗原または抗体が結
合され、上記検査は検体中に対応する抗体または抗原が
存在するか否かを検査するものであり、上記形状検出部
は、傾斜後の沈降粒子の長さを検出することを特徴とす
る。
【0013】
【作用】本発明に係る検体の検査装置は、上述のような
構成を有しており、撮像装置により、ウェルの1つ1つ
の画像信号を個別に得る。そして、この画像信号を画像
処理して、傾斜後の沈降粒子の形状を検出し、これによ
って検体中に特定物質が含まれていたかを判定する。
【0014】ここで、傾斜後の沈降粒子は、重力の影響
で、流れ出すため、細長い形状になっている。そして、
マイクロプレートは、多数(例えば、12×8=96
個)のウェルを有している。そこで、1回の撮影で、す
べてのウェルについての画像信号を得ると、ウェルの位
置によっては(特に周辺部)、撮像装置から見た角度が
無視できず、沈降粒子の流れ出し方向が中心部とは異な
った方向になる。また、角度により検出される長さ自体
も変化する。そこで、通常の画像処理では十分正確な検
出が行えなかった。しかし、本発明では、ウェル毎の個
別の画像信号を得るため、このような問題を解消でき
る。
【0015】また、粒子には、検査したい特定物質であ
る抗体(または抗原)に対応する抗原(または抗体)が
結合してある。そこで、この粒子を検体に添加混合する
と、検体に検査したい特定物質である抗体(または抗
原)が含まれていた場合に、免疫反応が起こる。そし
て、免疫反応が起こった場合には、粒子同士が結合する
凝集反応が起こる。そこで、磁力によって強制的に吸引
して得た沈降粒子は、比較的強固に集合することにな
り、傾斜による重力によりあまり流れ出さない。
【0016】一方、免疫反応が起こらなかった場合に
は、凝集反応が起きず、沈降粒子の集合は弱く、傾斜に
よる重力で容易に流れ出す。従って、所定の抗体(また
は抗原)が存在しなかった検体では、傾斜後の沈降粒子
が細長い紡錘形状になる。そこで、傾斜後の沈降粒子の
長さ等を検出することによって、検体中に抗体(または
抗原)が存在したか否かを判定できる。
【0017】また、最初に沈降粒子の軸を検出し、検出
した軸に平行な複数ラインの画像データから沈降粒子の
長さを検出することで、データ処理量を少なくして、正
確な沈降粒子の長さ検出を行うことができる。
【0018】傾斜後の沈降粒子は、細長い形状を有して
いる。そこで、沈降粒子の軸検出を比較的大きな間隔の
ラインのデータから行い、軸の上下の比較的密な間隔の
ラインのデータから長さを検出する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。
【0020】「全体構成」図1は、本実施例に係る検体
の検査装置の全体構成を示す模式図である。マイクロプ
レート10には、多数(8×12=96個)の検体収容
用のウェルが所定のピッチでX,Y方向にマトリクス状
設けられている。そして、供給ステーションAでは、各
ウェル内にそれぞれ検体が注入されたマイクロプレート
10が供給用スタック12内に積層状態で収容されてい
る。
【0021】そして、マイクロプレート10は一枚ずつ
供給用スタック12から取り出され、分注ステーション
Bに移送される。この分注ステーションBでは、マイク
ロプレート10の各ウェル内に凝集用薬剤である試薬が
注入される。例えば、分注器14が図示しない駆動機構
によって移動され、各ウェル内に所定の試薬を所定量ず
つ順次添加する。例えば、図1の紙面に垂直な方向をX
方向とし、図示のように紙面上の水平方向をY方向とし
た場合に、まず分注器14下方にマイクロプレート10
のウェルの1列目を配置し、分注器をX方向に移動して
マイクロプレート10の最初の1列のウェルに対し試薬
を添加する。次に、マイクロプレート10をウェル配置
の1ピッチ分だけY方向に移動して、分注器14をX方
向に移動して次の列のウェルに試薬を添加する。そし
て、これを繰り返すことによってすべてのウェルに試薬
を添加する。
【0022】ここで、この試薬は、特定の抗原(または
抗体)を結合した粒子を含むものであり、これを検体中
に添加した際に、免疫反応が生起されるかどうかによ
り、検体中に抗体(または抗原)が存在するかを判定す
る。検査の種別に応じて、各種の試薬が利用される。そ
して、この試薬に含まれる粒子には、フェライトなどの
磁性体が混入されているため、粒子は磁力の影響を受け
る。なお、検体としては、例えば適当な濃度に希釈され
た血清が用いられ、これに特定の抗体が存在するかが判
定される。また、例えば、検体が25μlで、試薬が2
5μl程度である。
【0023】すべてのウェルに対し試薬の添加が終了し
た場合に、マイクロプレート10を撹拌ステーションC
に移送する。この撹拌ステーションCは、マイクロプレ
ート10を保持した状態で振動する振動装置16からな
っている。そして、この振動装置16により、マイクロ
プレート10を振動させることによって、分注ステーシ
ョンBで注入された試薬と検体の混合が促進される。こ
の例では、5分程度の時間撹拌し、免疫反応が確実に起
こるようにしている。
【0024】なお、供給ステーションAから撹拌ステー
ションCまでのマイクロプレート10の輸送は、1つの
ベルトに取り付けられたホルダにマイクロプレート10
を保持した状態でベルトを移動することなどの方法で行
われる。
【0025】撹拌ステーションCにおいて、試薬と検体
の撹拌が終了した場合には、そのマイクロプレート10
は磁石・回収ステーションDに移送される。この磁石・
回収ステーションDの下部には、上下動自在の磁石板1
8が設けられている。そして、磁石板18は、マイクロ
プレート10の各ウェルに対応した位置に配置された磁
石を有しており、混合物中の粒子を下方に向けて吸引す
る。
【0026】また、本実施例においては、マイクロプレ
ートの各ウェルは、その底部が中央が下方に向けて突出
する円錐状になっており、混合物中の粒子は、ウェルの
中央部(最低部)に集まり、強制的に沈降される。これ
によって、マイクロプレート10を上方または下方から
見れば、各ウェルの中心に黒い点が形成されているよう
に見える。この磁力による強制沈降処理は、マイクロプ
レート10を磁石板18上に1分程度位置させることに
よって行う。
【0027】この磁石による強制沈降処理が終了した場
合には、マイクロプレート10は、撹拌ステーションC
に隣接する傾斜ステーションEに反転して移送される。
この傾斜ステーションEでは、マイクロプレート10を
例えば60゜傾ける。この傾斜処理を2分間程度行うこ
とによって、沈降粒子は、重力の影響で流れ出す。そし
て、この流れ出しの状況は、免疫反応が生起されていた
か否かで大きく異なる。
【0028】すなわち、免疫反応が生起された(検体中
に所定の抗体(または抗体)が存在した)場合には、粒
子同士が結合する凝集反応が起こる。そこで、磁力によ
って強制的に吸引した沈降粒子は、比較的強固に集合し
ており、傾斜による重力により余り流れ出さない。一
方、免疫反応が生起されなかった場合には、凝集反応が
起こらず、沈降粒子の集合は弱く、傾斜による重力で容
易に流れ出す。従って、免疫反応が生起されなかった
(所定の抗体(または抗原)が存在しなかった)検体で
は、沈降粒子が細長い紡錘形状になる。なお、各ウェル
は比較的小さく表面張力があるため、傾斜してもウェル
内の液体が流れ出すことはない。
【0029】そして、このようにして、傾斜により流れ
出した沈降粒子の形状は、水平に戻してもすぐには戻ら
ない。そこで、傾斜ステーションEにおいて、所定時間
傾斜した後、マイクロプレート10を水平に戻して撮影
ステーションFに移送する。
【0030】撮影ステーションFでは、下方に撮像装置
としてのCCDカメラ20が設けられており、上方には
照明装置22が設けられている。そして、マイクロプレ
ート10は、このCCDカメラ20と照明装置22の間
を移動する。
【0031】ここで、本実施例においては、撮影ステー
ションFにおいて、マイクロプレート10をY方向にウ
ェルのピッチ毎に移動する。一方、CCDカメラ20は
マイクロプレート10を静止した状態で、X方向にウェ
ルのピッチ毎に移動する。これによって、マイクロプレ
ート10の各ウェルの1つ1つの画像がCCDカメラ2
0から個別に出力される。そして、この1ウェル毎の画
像信号がデータ処理装置で解析され、沈降粒子の流れ出
し形状に応じて、検体中に抗原(または抗体)が存在し
たかが判定される。なお、通常の場合、マイクロプレー
ト10におけるウェルのピッチはX,Y方向とも同一で
あり、1回当たりの移動量は、X,Y方向とも同一であ
る。
【0032】また、照明装置22は、冷陰極管22a
と、光を拡散する拡散板22bとから構成されており、
ちらつきやむらのない照明を達成している。
【0033】このようにして、撮影が終了した場合に
は、マイクロプレート10を磁石・回収ステーションD
の磁石板18上に再び移送する。そして、磁石板18の
上方には回収用スタック24が配置されている。そこ
で、磁石板18を上方に移動することによって、マイク
ロプレート10が回収用スタック24内に回収される。
【0034】このように、本実施例においては、磁石板
18が回収用スタック24の下方に配置されており、こ
の磁石板18を利用してマイクロプレート10を回収用
スタック24に回収できる。そこで、磁力による強制沈
降処理と、マイクロプレート10の回収が1つの磁石・
回収ステーションにおいて行われる。従って、全体とし
て、装置の省スペース化を図ることができる。
【0035】また、本実施例では、左右両端に供給用ス
タック12と回収用スタック24がそれぞれ配置されて
いる。このため、マイクロプレート10の供給排出の際
に、比較的広い空間を利用することができ、マイクロプ
レートの供給排出が楽に行える。例えば、供給用スタッ
ク12に対するマイクロプレート10の供給や、回収用
スタック24からのマイクロプレート10排出を自動的
に行ったり、供給用スタック12、回収用スタック24
自体の入れ替えを自動的に行ったりすることも容易であ
る。
【0036】図2は、本実施例の装置の外観を示す斜視
図である。このように、装置に向かって右側から供給ス
テーションA、分注ステーションB、撹拌ステーション
C、傾斜ステーションE、撮影ステーションF、磁石・
回収ステーションDが、順番に設けられている。また、
分注ステーションBの手前側には、試薬載置場所30
(図においては、試薬瓶32が載置されている)が設け
られており、分注器14は、試薬瓶32から試薬を所定
量だけ吸い込み、これをマイクロプレート10の各ウェ
ルに注入する。また、装置の前面左側には各種の操作を
行うための操作パネル34が設けられており、装置の前
面右側には処理結果を打ち出すプリンタ36が設けられ
ている。
【0037】「撮影・画像処理のための構成」図3に、
本装置の機能ブロック図を示す。操作パネル34には、
制御部40が接続されており、この制御部40が装置の
各種動作を制御する。すなわち、コントローラ42を介
し、マイクロプレート搬送機構である駆動部44を制御
して、マイクロプレート10の所定の移動を制御すると
共に、コントローラ46を介し撮像装置移動機構である
駆動部48を制御して、CCDカメラ20の移動を制御
する。また、制御部40は、CCDカメラ20における
1ウェルずつの画像データの取り込みタイミングも制御
する。
【0038】CCDカメラ20には、形状検出部および
判定部として機能するデータ処理部50が接続されてお
り、CCDカメラ20からの画像データを処理し、免疫
反応が生起されたかを判定する。そして、判定結果をプ
リンタ36から出力する。なお、画像メモリ52は、画
像データを記憶するものであり、少なくとも1画面分の
画像データを記憶する容量を有している。
【0039】「画像データの取り込み」次に、撮影ステ
ーションFにおける撮影の動作について、図4に基づい
て説明する。まずマイクロプレート10およびCCDカ
メラ20が原点位置にあるかを確認し(S1)、原点位
置にあった場合にはマイクロプレート10をY方向に移
動し、一列目ウェルをCCDカメラ20の軌道の上方に
位置させる(S2)。次に、CCDカメラ20をX方向
に移動し、1番目のウェルをCCDカメラ20の上方に
位置させる(S3)。この状態で、1番目のウェルにつ
いての画像データをデータ処理部50を介し、画像メモ
リ52に取り込む(S4)。そして、取り込んだ画像デ
ータについて、データ処理部50が後述する処理を行
い、免疫反応が起こっていたかを判定する。
【0040】このようにして、1番目のウェルについて
画像データの取り込みが終了した場合には、X方向の終
点か否かを判定し(S5)、終点でなければS3に戻
り、CCDカメラ20をX方向の1ピッチ分移動する。
これによって、1列目の2番目のウェルがCCDカメラ
20の上方に位置するため、このウェルについての画像
データを取り込み、処理を行う。このようにして、X方
向にCCDカメラをウェルの1ピッチずつ移動して、デ
ータの取り込みを繰り返す。
【0041】そして、1列分のデータ取り込み、処理が
終了したときは、S5においてYESとなり、次にY方
向の終点か否かを判定する(S6)。終点でなかった場
合には、X=−XとしてCCDカメラ20の移動方向を
反転し(S7)、S2に戻る。そこで、マイクロプレー
ト10がY方向にウェルの1ピッチ分だけ移動され、ウ
ェルの次の列がCCDカメラ20の軌道の上方に位置さ
れる。そして、この状態で、CCDカメラを−X方向に
1ピッチずつ移動して、1つ1つのウェルについての画
像の取り込みを繰り返す(S3〜S5)。
【0042】このようにして、ウェルの画像を順次取り
込んでゆき、すべてのウェルについての画像取り込みが
終了した場合には、S6においてYESとなり、1つの
マイクロプレート10についての画像取り込みが終了す
る。
【0043】すなわち、図5に示すように、CCDカメ
ラ20をX方向に移動しX方向の終点に来た場合にマイ
クロプレート10をY方向に移動することを繰り返し、
すべてのウェルの画像を取り込む。
【0044】ここで、傾斜後の沈降粒子は、重力の影響
で、流れ出すため、細長い形状になっている。そして、
マイクロプレートは、多数(例えば、12×8=96
個)のウェルを有している。そこで、1回の撮影で、す
べてのウェルについての画像信号を得ると、周辺部のウ
ェルの撮像装置から見た角度が無視できず、画像データ
における沈降粒子の流れ出し方向が中心部とは異なった
方向になる。また、角度により画像における長さ自体も
変化する。そこで、従来の装置では傾斜後の沈降粒子の
形状を十分正確に検出することができなかった。しか
し、本実施例では、ウェル毎の個別の画像信号を得るた
め、角度の問題がなく十分正確な検出を行うことができ
る。
【0045】「画像処理の動作」上述のようにして、各
ウェルの画像データを1つずつ取り込んだ場合に、デー
タ処理部50がそれぞれの画像データを処理して免疫反
応が起こっていたかを判定する。これについて、図6〜
図9に基づいて説明する。
【0046】まず、画像データを取り込む(S11)。
本実施例では、CCDカメラ20から得られる画像デー
タは、512×128ピクセルのデータ量であり、各ピ
クセルのデータは、256階調、すなわち明るさの程度
によって0〜255のデジタルデータで表現されてい
る。従って、数値が小さいほど光が不透過、すなわち黒
を示している。
【0047】そして、このような画像データから、粒子
軸を算出する(S12)。この粒子軸の算出は、図7
(A)に示すように、垂直方向に例えば32ライン(1
6ピクセル毎)のピクセルのデータを取り出し、このデ
ータから黒の部分を判定し、その中心をつなぐことによ
って行う。
【0048】ここで、この粒子軸は、画像(ピクセルの
並び)の水平方向に対し平行なものになっている。すな
わち、マイクロプレート10を傾斜させる際にその軸は
水平方向であり沈降粒子は、この傾斜処理によって、Y
方向に流れ出す。そして、CCDカメラ20の水平方向
をY方向に設定することで、粒子軸がピクセルの並びの
水平方向になる。そこで、粒子軸の検出は、32の垂直
ラインにおける黒の部分の中心点の多数決で求めること
ができる。なお、場合によっては、最小二乗法などによ
り、任意に方向で粒子軸を検出してもよい。
【0049】このようにして、粒子軸を求めた場合に
は、この粒子軸と、粒子軸の上下4ラインずつの計9つ
の水平ラインを選択する(S13)。この例では、粒子
軸から1ライン置きに4ラインずつを選択する。このよ
うに、この例では、粒子軸を求める際は垂直方向の全ピ
クセルを利用して、最高精度で検出を行い、水平方向の
ラインの選択は、1ライン置きとして少ないデータ量で
比較的広い範囲の検出を行い、沈降粒子の流れ出し形状
を効果的に把握するようにしている。また、粒子軸算出
の時に沈降粒子の垂直方向の大きさが分かるため、この
大きさに基づいて、選択するライン数や、その間隔を決
定してもよい。
【0050】次に、選択したラインの各ピクセルのデー
タを取り出すと共に、これを2値化する(S14)。こ
こで、取り出されたデータは、例えば、図8に示すよう
なデータになっている。なお、この図では、便宜的に9
ピクセル×5水平ラインだけを示している。
【0051】そして、このデータを所定のしきい値で2
値化して、「1」、「0」のデータにする。図8の例を
しきい値150で2値化すると、図9に示すようなデー
タになる。この「0」の部分が、黒、すなわち粒子と判
定された粒子ピクセルである。
【0052】次に、9ラインの2値化データについて、
論理和を計算する(S15)。すなわち、垂直方向の9
つのデータに1つでも「0」があれば、その水平位置の
データを「0」にする。
【0053】そして、得られた1ライン分のデータから
連続する値「0」のピクセル(粒子ピクセル)をカウン
トすることによって粒子長を得(S16)、これを出力
する(S17)。
【0054】このようにして、1つのウェルについての
粒子長が得られる。そして、免疫反応が起こっていた場
合には、沈降粒子の凝集力が強いため、流れ出しにく
く、免疫反応が起こっていなかった場合には沈降粒子が
流れ出しやすい。そこで、粒子長に応じて、検体に抗体
または抗原が含まれていた(+)、疑わしい(±)、検
体に抗体または抗原が含まれていなかった(−)と判定
する。例えば、粒子長125ピクセル以上を(−)、7
5ピクセル以下を(+)、76〜124ピクセルの範囲
を(±)等と判定する。
【0055】このようにして得られた判定結果は、1マ
イクロプレート10のすべてのウェルについての判定が
終了した際に、まとめてプリンタ36から出力される。
【0056】「傾斜、撮影、磁石・回収ステーションに
おける移動機構」図10に、傾斜ステーションE、撮影
ステーションF、磁石・回収ステーションDにおけるマ
イクロプレート10の搬送機構の構成を示す。マイクロ
プレート10は、ホルダ60に保持されている。このホ
ルダ60は、マイクロプレートの周辺部を保持する枠形
のものである。そして、このホルダ60の一端側(図に
おける左側)には、マイクロプレート10の移動方向
(Y方向)と直交する方向(X方向)の回転軸60aが
形成されている。そこで、傾斜ステーションEでは、こ
の回転軸60aと係合する回転駆動機構(図示せず)に
よってこの回転軸60aを回転することで、マイクロプ
レート10を傾斜させる。
【0057】また、ホルダ60は、傾斜ステーションE
から磁石・回収ステーションDに至るベルト62に取り
付けられている。なお、このベルト62は、ホルダ60
に対し、装置の裏面側に位置している。そして、このベ
ルト62は、一対のプーリ64、66に掛け回され、プ
ーリ66はステッピングモータ68によって回転可能に
なっている。そこで、ステッピングモータ68でプーリ
66を回転することによって、各ステーション間の移動
および撮影ステーションFにおけるY方向のピッチずつ
の移動が行われる。
【0058】また、磁石・回収ステーションDは、ベル
ト62の上方に回収用スタック24が配置され、下方に
磁石板18が配置されている。そして、この磁石板18
が、ロッド70の上端に取り付けられており、このロッ
ド70がモータ72で上下動する。従って、マイクロプ
レート10を磁石板18の上方に位置させた状態で、ロ
ッド70を上方に移動し、磁石板18で、マイクロプレ
ート10を保持することによって、磁力による強制沈殿
処理を行うことができる。
【0059】さらに、撮影処理が終了したマイクロプレ
ート10を磁石板18の上方に位置させた状態で、ロッ
ド70を大きく上昇させ、マイクロプレート10を回収
用スタック24内に下方から挿入することによって、マ
イクロプレート10を回収用スタック24内に回収する
ことができる。なお、モータ72にはピニオン72aが
取り付けられており、ロッド70にはラック70aが取
り付けられている。そこで、このラックピニオンによっ
て、ロッド70を上下動することができる。
【0060】なお、装置の各所には、光電センサなどの
位置検出器を設け、この検出値を用いて移動を制御して
いる。
【0061】「CCDカメラの移動機構」図11に、C
CDカメラ20の移動機構を示す。図示のように、CC
Dカメラ20は、基板80に固定されている。そして、
基板80は、支持部材82を介しガイド84に固定され
ており、このガイド84がレール86を抱え込んで、レ
ール86上を移動可能になっている。
【0062】さらに、支持部材82は、ベルト88に固
定されており、このベルト88がステッピングモータ9
0によって回転されるプーリ92に掛け回されている。
そこで、ステッピングモータ90の駆動によって、CC
Dカメラ20を所定距離ずつ移動することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る検体
の検査装置によれば、撮像装置により得たウェルの1つ
1つの画像信号を処理する。そこで、1つ1つのウェル
の画像を高精度のものにでき、かつウェルの位置により
画像が変化することがない。そこで、傾斜後の沈降粒子
の形状を正確に検出することができ、正確な検査が行え
る。
【0064】特に、免疫反応が起こるか否かを検出し
て、検体中に抗体(または抗原)が存在するか否かを確
実に検査することができる。
【0065】また、最初に沈降粒子の軸を検出し、検出
した軸に平行な複数ラインの画像データから沈降粒子の
長さを検出することで、データ処理量を少なくして、正
確な沈降粒子の長さ検出を行うことができる。
【0066】さらに、沈降粒子の軸検出を比較的大きな
間隔のラインのデータから行い、軸の上下の比較的密な
間隔のラインのデータから長さを検出することで、細長
い形状の傾斜後の沈降粒子の長さを効率的に検出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の検体の検査装置の全体構成を示す図
である。
【図2】 実施例の外観を示す斜視図である。
【図3】 実施例の機能ブロック図である。
【図4】 撮影時の動作を示すフローチャートである。
【図5】 撮影手順を示す説明図である。
【図6】 画像処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】 沈降粒子に対する検出を説明する図である。
【図8】 画像データの例を示す図である。
【図9】 2値化後のデータを示す図である。
【図10】 マイクロプレート10の搬送機構を示す図
である。
【図11】 CCDカメラの移動機構を示す図である。
【符号の説明】
10 マイクロプレート、20 CCDカメラ、34
操作パネル、36 プリンタ、40 制御部、42,4
6 コントローラ、44,48 駆動部、50データ処
理部、52 画像メモリ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−324041(JP,A) 特開 平5−297001(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/543 585 G01N 33/543 531 G01N 33/543 541 G01N 35/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体と磁性体を含む粒子とをウェル内で
    混合し、混合物を磁力を利用して強制沈降させた後、ウ
    ェルを傾斜させ、傾斜後の沈降粒子の形状の変化を検出
    して、検体中に粒子と反応する特定物質が含まれていた
    かを検査する検体の検査装置において、 傾斜後の混合物を収容したウェルがX方向およびY方向
    に所定のピッチでマトリクス状に配列されたマイクロプ
    レートをY方向に上記Y方向のピッチ毎にステップ的に
    搬送するマイクロプレート搬送機構と、 マイクロプレートの1つのウェルに収容された沈降粒子
    の形状を撮影する撮像装置と、 この撮像装置をX方向に上記X方向のピッチ毎にステッ
    プ的に移動させる撮像装置移動機構と、 撮像装置から得られる各ウェルに収容された沈降粒子に
    ついての個別の画像信号を受け入れ、これを画像処理し
    て、傾斜後の沈降粒子の形状を検出する形状検出部と、 この形状検出部の検出結果に基づいて、検体中に上記特
    定物質が含まれていたかどうかを判定する判定部と、 を有し、 さらに、前記撮像装置からの撮像画像についての信号を
    画素毎のデジタル画像データとして記憶する画像メモリ
    を有すると共に、 上記マイクロプレートの傾斜は、沈降粒子がY方向に流
    れ出すように容器を傾けることによって行い、 前記形状検出部は、 最初に、所定間隔をおいたX方向の所定数のラインにお
    けるデジタル画像データから傾斜後の沈降粒子のY方向
    の軸を検出し、 次に、検出された軸上下の所定数のY方向のラインにお
    けるデジタル画像データから各ライン毎の傾斜後の沈降
    粒子の長さを検出し、 得られた複数のY方向の長さから沈降粒子の長さを検出
    する ことを特徴とする検体の検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 上記形状検出部は、 最初のX方向の所定ラインの検出は、Y方向の間隔を比
    較的大きくして検出を行うライン数を所定の少ない数と
    し、各Y方向のラインではY方向のすべての画像データ
    を利用して軸を検出し、 求められた軸の上下のラインにおける検出は、X方向の
    間隔を比較的小さくして行う ことを特徴とする検体の検
    査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかに記載
    の装置において、上記粒子には、抗原または抗体が結合され、上記検査は
    検体中に対応する抗体または抗原が存在するか否かを検
    査するものであり、 上記形状検出部は、傾斜後の沈降粒子の長さを検出する
    ことを特徴とする検体の検査装置。
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