JPH032555A - 電気泳動装置 - Google Patents

電気泳動装置

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JPH032555A
JPH032555A JP1250398A JP25039889A JPH032555A JP H032555 A JPH032555 A JP H032555A JP 1250398 A JP1250398 A JP 1250398A JP 25039889 A JP25039889 A JP 25039889A JP H032555 A JPH032555 A JP H032555A
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support
electrophoresis
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JP1250398A
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Robert J Sarrine
ロバート、ジェー、サリーン
Henry A Garsee
ヘンリー、エー、ガーシー
Charles D Kelley
チャールズ、ディー、ケリー
Philip A Guadagno
フィリップ、エー、ガダーニョ
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Original Assignee
Helena Laboratories Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば医学研究における血液缶白質を分析す
る場合等に用いられる電気泳動分析に係り、特に電気泳
動、着色、培養、乾燥、走査を経て試料の濃度測定に至
るプロセスを完全自動化するのに好適な装置に関する。
〔従来の技術〕
人間および動物における病気の診断においては多くの情
報が血精蛋白質、脂蛋白質、ヘモグロビンおよびイソエ
ンシミのような生化学液体の分析] 2 により提供されることが知られている。電気泳動はこの
ような生化学液体を顕微鏡分析にかけるため、あるいは
試料の分析の際に光学的濃度測定技術を適用するために
それぞれの成分を分離するのに有効な方法としてよく知
られている。電気泳動の基本的方法では、試料がバッフ
ァ溶液を含んだ多孔質な表面を有する支持媒体に支えら
れ、その分子が電界の作用を受ける中で分離される。試
料は液体の様々な成分が支持媒体を通って異なった割合
で移動するためにそれぞれの成分に分離される。その後
の支持媒体中の分留成分の着色具合いが光学的濃度ある
いは他の方法に委ねられてg+++定される。一般に、
電気泳動は年数をかける中で人為的な工程を経て成し遂
げられる。この人為的プロセスは操作員が電気泳動チャ
ンバの適当な空洞をバッファ溶液で満たすことから始ま
る。バッファ溶液は電気泳動工程において支持媒体の表
面に湿気を与えるために使用される液体であり、しかも
それは電気泳動チャンバに適用される電源に電気的イン
クフェイスを提供し、この結果、電界の働きが支持媒体
に及ぶことになる。支持媒体の代表的なものはセルロー
ズアセテートないしアガロズのような膠質で被覆された
裏材、たとえばマイラ(登録商標)の小片である。検査
される液体試料の代表には、勿論他の液体も可能である
か、血精があり、その成分は電界を通って移動させられ
る。電気泳動チャンバが準備された後、精密に位置を保
って、かつ可能な限り正確さを期するように決められた
量の試料が操作員の手で支持媒体上に着けられる。作業
員は、それから支持媒体を電気泳動チャンバ内に支持媒
体の長平方向各端部がそれぞれ空洞内のバッファ溶液に
浸されるように置く。その後、空洞を横切って時間間隔
を正確に保ち、かつ−貫させるように高電圧を加えて、
電気泳動を行なう。
電気泳動が完了した後に、操作員は支持媒体の表面に対
して着色試薬あるいは着色剤の均一な膜を試薬と試料と
が化学的に結合するための時間間隔を正確に計り、かつ
−貫させて着ける。着色試薬は液体試料の分離した成分
と化学的に結合するために電気泳動の後に用いられる液
体であって、その成分の働きにより光学的特徴が現われ
ることになる。
次に、操作員は支持媒体を温度の制御されたオーブンの
中に入れ、正確かつ一貫した温度ならびに時間間隔のも
とで培養する。培養は時間間隔の固定した加熱による液
体試料の成分と着色試薬との間の化学的反応を制御する
プロセスである。次に、作業員は温度水準を」1昇させ
、第2の正確かつ一貫した温度ならびに時間間隔のもと
て試料プレートを乾燥する。この乾燥工程は支持媒体か
ら水分を除去することにより試料と試薬との間の反応の
進行を停止させる。
人為的操作による支持媒体の準備過程の問題の一つは電
気泳動に委ねられる支持媒体に分析される液体試料が何
度も係わることである。試料は吸い出し器を用いて支持
媒体に一度に一つ連続して着けられるか、吸い出し器は
新たな試料を吸い出す前に汚れかついてしまったならば
、洗浄剤を使ってすすぎ洗いしなければならない。アプ
リケータは試料を支持媒体に同時にないし並行して着け
るように設計されている。このようなアプリケータの例
はへレナラボラトリ(テキサス州)の製品カタログ(1
984−1985年)の61頁に記載されている。この
ようなアプリケータは支持媒体に8.]2ないしそれ以
上の試料を着けることになり、より容易な、そしてより
再現し易い電気泳動技術を作り出す利点かある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、アプリケータによるこの種の作業は本質
的に非自動的であり、支持媒体にそれぞれ試料を着けた
後で取付用チップを洗浄することが要求される。この従
来のアプリケータを使う上での不利な点は、各サイクル
タイム中、ピペットのバレルの洗浄を自動的に行なう手
段がないことである。この洗浄は新たな液体試料を新し
い支持媒体に着ける間を通してピペットのバレルか汚染
されるのを防止するために実施される。不利とみられる
もう一つの点は、極めて少量−1マイクロリツトルオー
ダーの試料液を支持媒体に正確にしかも自動的に着ける
ための手段がないことである。
さらに、別な不利な点として従来のものは1マイクロリ
ットルオーダの微量の試料液を福釈液を使用して薄める
のに正確に、しかも自動的に行なう手段を持たないこと
である。
電気泳動ならびに支持媒体に着けられた複数の試料の着
色を自動的に果たすための装置および方法には従来から
知られた技術がある。たとえば、米国特許第43604
18号および米国特許第4391689号は、自動化さ
れた電気泳動ならびに着色装置および方法についてのべ
るものである。この装置は電気泳動チャンバとプラット
フォームに装着され、かつ列をなしている一群の容器と
を有し、容器は液状着色剤および溶液を処理する一連の
プレートをそれぞれ収容するのに適した形状になってい
る。水平に開くフレームを有するホルダラックは電気泳
動プレートないし電気泳動チャンバの試料を着けた支持
媒体を支えている。
この電気泳動プレートは人手か、上述した並行作業を可
能にするアプリケータを使用する方法の何れかの方法を
用いて液体試料を着けたものを事前に準備しておく必要
がある。この電気泳動プレトは予め決められた時間周期
を切って電気泳動チャンバ1旧こ並べて収容される。扛
重および移動装置はベース上に備えられ、ホルダラック
とプ1ノートとを電気泳動チャンバからそれぞれの容器
の内部に移動させるように機能する。
着色工程が上述した人為的システムよりもむしろ希色工
程用化学的手順を当てにしていることは注目すべきこと
である。たとえ、上記した装置が多くの好ましい特徴を
備えているとしても、ユニット内に複数の化学的ならび
に洗浄溶液を定期的に与えることを要求するという点に
おいて、装置の実用上の不利は否定できない。
電気泳動に委ねられた支持媒体を光学的に走査するため
の従来技術による装置および方法は光電子増倍管、フォ
トダイオードあるいは光信号に比例する電流ないし電圧
出力を発生ずるこれらと類似の装置が使用される。これ
らの装置は、−船釣に、検出器として知られるものであ
る。これらの検出器を利用する従来の装置は電気泳動に
より準備された試料の物理的な特徴を決定づけるために
用いられる。試料の分離されたバンドと関係する特徴は
大きさと光源からの光と異なる波長である放出光の光学
的密度ないし強度である。電気泳動に委ねられた各試料
の分離されたバンドから試料の成分を見分けることがで
きる。こうした成分が量的に決められることは医学上の
診断あるいは研究の目的を果たするためにも特に望まれ
ている。
−船釣に、上記の検出器を使用する装置にはブロッキン
グ用スリットが使用される。このスリットの目的は、検
出器の働きとしてスリットとそれぞれの大きさおよび形
状が同じである試料ブレトのある部分を同時に検出する
ことを可能にするためである。検出器は、それから検出
された光量に振幅で比例する電流ないし電圧を発生する
。この発生した電流ないし電圧はアナログ/デジタル変
換器により変換され、光量に相当する値かデジタル計算
機のメモリ内のフォーマットに蓄えられる。
この従来技術を使用するときの問題の一つはスリットの
幅と長さについて、極めて高い精度が要求されることで
ある。仮に、その長さがあまりにも長いと、検出された
光の幾分かはそれと隣接する試料から生じている可能性
がある。また、仮に、その長さが短かすぎると、実際に
走査している試料からの光のすべてが検出されない可能
性がある。
プレート上の複数の試料に関しては試料から試料までの
スリットの大きさを変更する必要がある。
仮に、スリットの幅があまりに大きいと、仮に境界を生
じさせることが不可能でないにしても、難しくなり走査
している複数の試料の隣接するバンドからの光が検出さ
れてしまう。仮に、幅が非常に小さいと、検出器の出力
は不規則となり、正確に比例する値を与えない。
スリットを用いる検出器のもう一つの不利な点は試料の
完全な観察のためにはそれぞれの試料が検出器か試料プ
レートの何かを移動させることにより機械的に走査され
る必要があることである。
この移動については速さを一定に保つ必要があり、しか
も光学的密度と試料の成分の大きさの両方について、正
確な値をデジタルデータとして得るために振動から自由
でなければならない。複数の試料が走査されるために検
出器ないし試料プレートはスキャナが一つの試料を走査
し、それを終わってから次の試料へと走査工程を続ける
といった具合に継続して移動させる必要がある。このよ
うな移動の仕方は検出器が完全な試料を精密に、かつ唯
−求めている試料だけを探し出すうえで高精度でなけれ
ばならず、反復性も優れていなければならない。
本発明の目的は、複数の液体試料が支持媒体に自動的に
着けられ、支持媒体上にこれらの試料が委ねられて、自
動的に電気泳動、着色、培養工程に順に進み、試料の成
分がバンドに分離された支持媒体を乾燥し、バンドを自
動的に、しがも電気的に走査し、その走査結果から得ら
れるデータについて濃度測定法により自動的に分析し、
これによりそれぞれの液体試料の分析値を与えるだめの
装置を提供するものである。
また、本発明の別な目的は電源への電気的インタフェイ
スを与えるためのバッファ液に浸して使用される支持媒
体を必要としない電気泳動工程のための装置および方法
を提供することにある。
さらに、本発明の別な目的は電気泳動工程の後に、人間
の介在なしに着色試薬を支持媒体に着け、さらに培養、
乾燥を行なうことのできる装置を提供するものである。
また、本発明の別な目的は着色工程の後に支持媒体の人
手による運搬を伴なうことなく、支持媒体の電子的走査
を行なうことのできる装置を提供することにある。
さらに、本発明の別な目的は支持媒体の電子的走査で使
用するための走査装置を較正するだめの方法を提供する
ことにある。
さらに、本発明の別の目的は自動的に複数の試料を支持
媒体に着け、これを電気泳動、着色、培養工程に順に進
め、液体試料の成分がバンドに分離された支持媒体を乾
燥するための単一の装置と組合わせる機械的走査装置を
提供することにある。
本発明の上記目的は他の利点や特徴と併せて液体試料の
電気泳動分析を自動的に行なう自動電気泳動装置により
提供される。
〔課題を解決するための手段及び作用〕この電気泳動装
置は上面に分析プレートか支持されるベースを有する。
多孔性杉材からなる支持小片はこの分析プレートの上に
置かれる。走査ボックスは分析プレートを1刊こ収容し
ている。試料プレートは同じベースの分析プレートがら
縦方向に離れた位置に置かれる。この試料プレートは横
方向に並んだ1列ないしそれ以」二の試料が置かれるウ
ェルの一群を備えている。電気泳動装置が操作される前
に、分析される液体試料がこのウェルに着けられる。フ
レームは走査ボックスの側壁に形成される開口部を通し
て試料プレートと分析プレートとの間を移動し、複数の
ピペット、1本ないしそれ以上の着色用試薬瓶、1個な
いしそれ以上のプランジャと結合しているソレノイドを
運ぶ。
計算機制御のちとに、液体試料は試料プレートから支持
小片の表面に並んだウェルに着けられる。
液体試料の成分を縦方向に電気泳動の原理に従って移動
させるために磁化されたポストと協働する電極バーか支
持小片を通して分析プレートのすみずみまで電流を供給
する。このとき、分析プレートは同時に冷却される。計
算機制御のちとに、試薬は試薬用瓶から支持小片の表面
に放出され、そして、この試薬を薄く延ばすために支持
小片の表面を横切って電極バーが移動するようにプラン
ジャが駆動される。この後、計算機制御のちとに、支持
小片は培養され、乾燥させられる。走査ボックスの天井
部分に取付けられたカメラは移動した液体試料の成分か
示すところのアナログ電圧信号を発生する。これによら
ないときは、フレーム上に配置された機械式走査装置が
同じアナログ電圧信号を発生するために使用される。計
算機制御のちとに、この移動した液体試料の成分による
アナログ表示は支持小片の縦/横の座標の関数として濃
度あるいは光の明暗度のデジタル表示に変換される。計
算機処理手段は試料それぞれの各成分の横方向の分離お
よび該当部の濃度を決定する。
〔実施例〕
第1図および第1A図は自動電気泳動装置]0およびそ
れに付随するデジタル式計算機400を示している。第
1図に示されるように、自動電気泳動装置10は試料プ
レートユニット14ならびに支持媒体12を取付けるた
め電気泳動チャンバ13が搭載されるベース16を有す
る。電気泳動プロセスで、好ましくは、使用される支持
媒体12はセルローズアセテート、アガローズないし膠
質からなる材料を用いて被覆される裏材を有する。
この支持媒体の本発明に従う特別な構造は後に詳しく説
明される。
自動電気泳動装置10は試料プレートユニット14と電
気泳動チャンバ13との間で縦方向に移動する自動クレ
ーン30を備えている。自動泳動装置10は側壁106
および入口壁102ならびに後壁を有する走査ボックス
1o○を備えている。
走査ボックス100の前側にはスロット104が形成さ
れ、支持媒体12に着けられた試料の電気泳動、着色お
よび走査の各工程中、ドア(図示せず)が装着されて走
査ボックス]00の隔離が行なわれる。このドアにはド
アが開放されているときには電気泳動チャンバ13内に
電圧が加えられるのを防止する回路と連動する安全装置
か備えられる。この安全装置は電気泳動チャンバ13内
の2000〜3000ボルト程度の高い電圧に起因する
作業員の不注意による事故を防止するものである。図中
開放位置で示されるカバー92は電気泳動チャンバ13
を開き、あるいは閉じるために縦方向に滑って動く。蛍
光ランプll0A。
110B、ll0C,1,10Dは計算機400(第1
A参照)で制御されたカメラ114/レンズ1]2から
なるシステムにより走査が行なわれる間、支持媒体12
を蛍光をもって照射するために走査ボックス100の天
井部に取付けられる。
自動クレーン30を制御するために使用されるデジタル
制御回路300ならびに電気泳動プロセスは後に詳述さ
れる。ブラウン管406は自動電気泳動装置10に取付
けられ、監視情報が操作員に対して提供される。
第2図は自動電気泳動装置10の前側を断面して示すも
ので、走査ボックスコー00内の試料プレトユニット]
4、自動クレーン30、電気泳動チャンバ13およびカ
メラ]14/レンズ112の詳細が示されている。自動
電気泳動装置10はベース]6の上に試料プレートユニ
ット14を移動させるマウンティングプレート]5を有
する。
試料プレートユニッl−14(これは自動電気泳動装置
10上に配置する前に液体試料を人手により供給するこ
ともあり得る)は試料を支持媒体]2に自動的に着ける
ために液体試料が収容される横方向に2列に並ぶウェル
26.28を有する。吸取空間22が配置されてそこに
吸取紙が置かれる。
もちろん、要求があれば集合式吸取空間としてそれぞれ
自身のための吸取紙が用意されてもよい。
試料プレートユニット14上には洗浄ウェル20と放出
ウェル]8とが設けられ、自動クレーン30により運ば
れたピペットはそこで先に?にかけられると共に、試料
の自動着床が行なわれる間、余った試料がそこに棄てら
れる。
第2図および第4図に示されるように自動クレーン30
はローラ36により軌道34上を移動するために取付け
られたフレーム40を有する。軌道34はベース16に
より支持される。第4図に示されるようにローラ36.
36’ はシャフト38によりフレーム40に取付げら
れる。ローラ36.36′は軌道34の横向きの突出部
と係合する溝を有し、これにより自動クレーン30に試
料プレートユニット14と電気泳動チャンバ1Bの間で
縦方向の移動を行なわせる。軌道34はベース16に立
っている直立部月3に固定された水平部材4により支え
られている。第4図に示されるように、ベース]6に取
付けられたモータ208は駆動ホイール210に固定さ
れた出力シャフト209を有する。第3図に示されるよ
うに、従動ホイール210Aは自動電気泳動装置]0の
縦方向の反対側端部に備えられる。駆動ホイール21、
0により駆動され、しかも従動ホイール2]OAのまわ
りに輪に結ばれたベルl−212はフレーム40のシャ
フト38の延長部2]4に固定される。このため、モー
タ208の回転により駆動ホイール210は従動ホイー
ル2 1OAのまわりにベルト2]2を駆動し、自動ク
レーン30がベース]6に対して移動させられる。
第2図、第3図および第4図に示されるように自動クレ
ーン30はフレーム40により支持された縦部材56を
有する。縦部材56に固定された水平ブIノー1・58
は、第4図に示されるように瓶支持部材50のシャフト
52を支えている。2本の瓶48は止めねじ6]により
瓶支持部伺50に取付けられる。フレーム40に対して
固定されたモー160は瓶支持部+4’ 50のシャフ
ト52に接続された出力軸を備えている。モータ60の
駆動は自動クレーン30が電気泳動チャンバ13にさし
かかり、ある位置にきたとき瓶48内に用意された試薬
が支持媒体12の表面に放出されるまで、瓶支持部月5
0に回転動作を与える。
第2図および第3図に示すように、直立バ46は自動ク
レーン30のフレーム40から」ニガに延在し、そこに
2個のソレノイド42が取(=Iけられる。このソレノ
イド42は、それぞ゛れその出力シャフトに取付けられ
たアーム44を有する。
このアーム44は電気泳動チャンバ]3内に備えられる
電極/延ばしバー74および76との係合が得られるよ
うにスロワl−44Aを備えている。
また、アーム44は第3図に示されるカバー92の穴9
3の内部に収められるようになっている。
上記したところから本発明に係る自動クレーン30か試
料プレートユニット ンバコ−3との間で縦方向に移動して使用され、かつピ
ペット集合体32、−組のソレノイド42および一組の
瓶48を有することは明らかである。
液体試料をウェル26、28から汲み上げ、電気泳動チ
ャンバ13まで運ぶピペット集合体32の制御、試薬を
薄く延ばし、かつカバー92を閉じるアーム44を有す
るソレノイド42および支持媒体12に試薬を供給する
瓶48については第6図に基づいて後に詳しく説明され
る。自動クレーン30のこれ以外の特徴は第1図、第2
図および第4図に関連するものが以下に説明される。す
なわぢ、自動クレーン30は走査ボックス100の入口
壁102にある開口部101を通して走査ボックス10
0の外側から移動させられる。自動クレーン30が走査
ボックス100の内部を通行しているときにピペット集
合体32の頂点32′か開口部101の内縁近くに迫る
ように横断面形状を形成する。カメラ114/レンズ]
]2からなるシステムにより支持媒体]2の走査が行な
われる間、走査ボックス]00の外側から内部に入る光
は、開口部]01の内縁に合わせて自動クレーン30の
外側断面形状を形成しているためにほぼ遮断される。
一方、第2図、第3図および第4図に示されるように、
マウンティングプレート]5は自動クレーン30の軌道
34の間に横方向に向けて配置された分析プレート80
を支持している。自動クレン30は分析プレー)80の
上方で軌道34に沿って自由に縦方向に動く。第3図に
示されるように、分析プレート80には1個ないしそれ
以」二の芯出し用のガイドピン68が備えられ、支持媒
体12を移動可能に固定している。支持媒体12は縦方
向の両端部に2個のリザーバ64A、64Bを有する。
このリザーバ64A、64Bは支持媒体12の表層と同
じ何科から構成された膠質の板材である。支持媒体12
は、好ましくは2列に並ぶウェル62.63を有し、電
気泳動にかけられる試料がそこに収容される。電気泳動
チャンバ]3は支持媒体12のレベルとほぼ同じレベル
に縦方向に延長される一対の第1の電極ポスト94を有
する。同様に一対の第2の電極ポスト96は支持媒体]
2の上方に同じように延在し、第1の電極ポスト94か
ら縦方向に離して配置される。
この第1および第2の電極ポスト94.96は、好まし
くは金属のような磁気飼料から構成され、また、これは
電気泳動電流を導くのに使用される。
第1の電極/延ばしバー74は電気泳動チャンバ13の
縦方向の一方の端に、また第2の電極/延ばしバー76
は縦方向の他方の端にそれぞれ配置される。この第1お
よび第2の電極/延ばしバー74.76は、好ましくは
金属ないし鋼のような強磁性材料から構成される。この
ため、第3図に示されるように第1および第2の電極/
延ばしば−74,76が配置されたとき、これらと第1
および第2の電極ポスト94.96との磁気的結合力に
より第1および第2の電極/延ばしバー74.76は第
1および第2の電極ポスl−94,96に密着して置か
れる。第3A図は第1の電極ポスト94が電圧VEを保
っている電源の正の端子に、そして第2の電極ポスト9
6が負の端子にそれぞれ接続される様子を示している。
第1の電極ポスト94と協働する第1の電極/延ばしバ
ー74はリザーバ64Aに電気泳動電流を分配し、その
後電流は支持媒体12を横切る。この電流は支持媒体1
2のリザーバ64Bに達するまで、横方向全体に広がり
を保ちながら支持媒体12を通って縦方向に流れ、さら
にそのあと電気泳動回路の終端である第2の電極ポスト
96まで第2の電極/延ばしバー76を通って流れる。
第3C図および第3D図は第1および第2の電極/延ば
しバー74.76の詳細を示すもので、第3C図に示さ
れるように金属のような強磁性材料で完全に構成したも
のか、その両端部のみを強磁性材料とし、中間部分をグ
ラファイトないしステンレス鋼により構成したもの(第
3C図)か何れかが使用される。支持媒体12を通って
流れている電気泳動電流の働きによりウェル62.63
内の液体試料の各成分か縦方向に移動する。第3E図に
支持媒体12内のウェル62の列に関して横方向のバン
ド62A、62B内における成分の移動状態、およびウ
ェル63の列について横方向のバンド63A、63B内
における成分の移動状態がそれぞれ示される。
リザーバ64Aからリザーバ64Bにかけて支持媒体1
2を横切って電流を流すための手段は上記のもの以外に
も勿論可能である。たとえば、第3F図には電圧VEの
電源とそれぞれ結ばれた導体ヒンジ75.77が示され
ている。この導体ヒンジ75.77は支持媒体12を分
析プレート80の上に置くために分析プレート80全体
を開放するときには各々外に折って置き、支持媒体12
を分析プレート80に置いた後に、リサーバ64Aとリ
ザーバ64Bとの電気的接触を果たすために下に折りた
たむようにしたものである。
たとえ、ウェル62.63内の液体試料の成分が第3A
図および第3E図に示されるように、縦方向に移動した
としても、支持媒体12は、後記のように蛍光ランプで
光学的に走査される前に試薬の付着、培養および乾燥工
程を経て着色されねばならない。電泳動工程がより高い
電流(それは支持媒体]2および分析プレート80の抵
抗加熱に終わる)の供給により早くなってしまう場合に
備え、2個の冷却/加熱装置70(好ましくは第3図に
示されるように6個の配列による)が分析プレート80
の真下に用意される。この冷却/加熱装置70は、好ま
しくは装置の一つの方向に電流を流すことにより熱を上
面から底面に運ぶように機能するもの、例えばペルチェ
形式がよい。電流がこのようなペルチェ形式の装置で逆
方向から流されるとき、熱は分析プレート80に対して
流れる。第3B図は電流の向きを制御して熱を分析プレ
ート80からその下側に熱的に接続された放熱体84に
かけて向かわせる方法を示している。
電流の向きが反対方向になると、熱は放熱体84から分
析プレート80にかけて運ばれる。
第4図は分析プレート80の真下に備えられる冷却/加
熱装置70の配置についてより明瞭に示すもので、金属
製の導体82は冷却装置の下側に設けられ、フィン形の
放熱体84はこの導体82の下側に配置される。絶縁祠
78は各冷却/加熱装置70の側部の空間を満たしてい
る。第5図に示すように、放熱体84は入口ダクト20
6の内部に延在している。冷却空気はファン204によ
り入口ダクト206内を通して運ばれ、放熱体84のフ
ィンに行き渡り、出口ダクト208を経由して自動電気
泳動装置10の後側まで導かれる。
第3A図および第3B図に示すように、電気泳動工程中
、一つの方向に制御された電流が冷却/加熱装置70に
流され、工程が行なわれる間に生した熱が入口ダクト2
06から導かれる空気によって外に運び出される。この
冷却/加熱装置70を用いる利点はより高い電気泳動電
流を流せることにあり、これにより電気泳動工程のため
に必要な時間を減少させることができる。このような高
い電流により生じる熱は冷却/加熱装置70により効果
的に放棄される。
電気泳動工程が終了した後、試薬を支持媒体12の表面
に着ける。試薬の延ばしが完了したならば、支持媒体1
2は試薬と共に培養が必要となる。この培養は電気泳動
チャンバ13のまわりに密閉された空間を作るためにカ
バー92を閉じて行なわれる。
第2図、第3図および第4図に示すように、縦方向に延
びる一対のバー88は分析プレート80から垂直に延在
している。スロット90はこのバー88の内部に形成さ
れ、そこにカバー92が嵌められ、縦方向にそれが滑っ
て動き、これにより分析プレート80の上側部分が開は
閉めされる。
第3図はカバー92が開かれた位置にある場合を示して
おり、カバー92にはこれを開は閉めするためのソレノ
イド42のアーム44と協働する一対の穴93が一方の
端部に形成されている。上記のように冷却/加熱装置7
0は分析プレート80の真下に備えられ、これが培養工
程(および乾燥工程)に用いられるとき、電流は冷却の
ための電流と反対方向に流される。冷却/加熱装置70
で反対方向に流される電流の働きにより試薬を培養する
だめの熱か支持媒体12にその熱を伝える分析プレート
80に直接加えられる。
第2図、第3図および第4図には培養工程が完了した後
に支持媒体]2の表面を横切って流される乾燥空気を供
給する手段が示される。縦方向に延びるスロット86は
分析プレート80の領域内の支持媒体12が配置される
空間の外側に形成される。このようなスロット86の配
置は第3図に示され、また第4図の分析プレート80を
横方向に断面したところの図にも示されている。このス
ロット86の右側は入口ダクト98と連絡しており、一
方左側は出口タクト9つと連絡している。
加熱器202は乾燥用ファン200と同様に人口ダクト
98内に設けられる。入口ダクト98は放熱体84に固
定されたブラケッl−218により支持されている。同
様に、出口ダクト99は放熱体84に固定されたブラケ
ット216により支持されている。乾燥工程の間、空気
は入口ダクト98を通ってファン200により自動電気
泳動装置10の前側から送り込まれ、加熱器202を横
切って支持媒体12の表面に流される。
第2図および第4図に示されるように、走査ホックス1
00はそのボックス100の天ノ1部近くに正方形に取
付けられた4本の蛍光ランプ]]OA、1.1.OB、
1.10C,]、1.0Dを有する。レンズ112を有
するカメラ]14は走査ボックス100の天井壁]09
の内側に支持され、支持媒体12の表面に向けられて視
界をそこに定めている。勿論、カメラ114による効果
的な走査のためにカバー92はカメラ114/レンズ]
]2からなるシステムに支持媒体12をさらすように縦
方向に、かつ外方向に移動させねばならない。支持媒体
12の走査の間、外側からの光はスロット104(第1
図参照)内に嵌め込まれる前部カバ(図示せず)により
ほぼ遮断され、しかも自動クレーン30により入口壁1
02内の開口部101かほぼ塞がれる。
第6図に第1図に示されたデジタル制御回路300間の
相互の継続ならびに自動クレーン30の移動を制御する
要素をブロック線図として示している。様々な情報およ
び電気泳動チャンバ]3内に配置されたデジタル制御回
路300か図示される。デジタル制御回路300はバス
410により計算機400に接続される。計算機400
のデジタル制御回路300への接続は第1A図中に物理
的に示され、さらに第6図および第7図に線図的に示さ
れ、これらは後に詳しく説明される。
デジタル制御回路300は、たとえばモトロラ社製のM
C6802のようなマイクロプロセッサチップである中
央演算処理装置(以下CPUと称する)301を有する
。リードオンリーメモリ(以下ROMと称する)302
は制御用プログラムを蓄えている。ランダムアクセスメ
モリ(以下RAMと称する)303は一時的に使用され
るデ一夕を蓄えるために備えられる。入出力インクフェ
イス(以下VIAと称する)304はプログラマブル入
出力インタフェイスならびに出力制御および入力伝達な
いし監視機能ならびに時間間隔を与えるために使用され
るシステムタイマを備えている。デジタルアナログ変換
器(以下D/A変換器と称する)305は電気泳動チャ
ンバ13内のアナログ回路にアナログ出力電圧を与える
ために用いられる。アナログデジタル変換器(以下A/
D変換器と称する)306は電気泳動チャンバ13内の
回路から出力される監視電圧を与えるために使用される
。シリアル入出力インターフェイス328は計算機40
0とバス410を経由するデジタル制御回路300との
間で入力コマンドおよび出力信号を変換するために用い
られる。
データバス329はCPU30]、ROM302、RA
M303、VIA304、D/A変換器305、A/D
変換器306およびンリアル入出力インターフエイス3
28の間における双方向デジタル接続用として備えられ
る。バス330はCPU301からROM302、RA
M303、VIA304、D/A変換器305、A/D
変換器306およびシリアル入出力インタフェイス32
8への一方向デジタル接続用として使用されるアドレス
バスである。このアドレスバス330はCPU30]に
よってデジタルデータか運ばれ、あるいはそこからデジ
タルデータが取り出されるデバイスが唯一選択されて使
用される。出力インターフェイスバス331はVIA3
04から取り出され、CPU301のデジタル出力を勾
えるためにCPU301が制御する各回路の入口端に接
続される。同様に、入力インターフェイスバス332は
監視および検出回路の出力をVIA304を経由してC
PU301にデジタル入力として与えるようにその入力
端に接続される。
自動クレーン30に注目すると、5個の分離している各
要素すなわち、フレーム40、ピペット集合体32のバ
レルおよびプランジャ、試薬用瓶支持部材50およびソ
レノイド42が制御される。
フレーム40の制御は制御用モータ208のためのモー
タ駆動および制動回路307によるものである。第6図
中に線図的に示された位置検出器316は第3図中に示
される試料カムプレー1・201、分析カムプレー1−
203およびリミットスイッチ205.207をもって
具体的に構成される。位置検出器316はスイッチ20
5.207が試料カムプレーh 201および分析カム
プレート203に触れてそれを通過するとき、スイッチ
205.207の動作中断を数えることにより機能する
。瓶支持部材50に関して、モータ駆動回路310は、
フレーム40が支持媒体12の上方に置かれたとき、2
方向のうちの一つの方向にモータ60を回転させるため
、CPU301およびVIA304からの指令を受けて
制御される。リミットスイッチ(図示せず)は第4図に
示されるように瓶支持部材50のシャフト52と係わっ
て位置検出器319として好適である。
ソレノイド駆動回路311は、信号がソレノイド42に
与えられたとき、アーム44を下方向の位置まで延ばす
ようにソレノイド42と協働して働く。
インタロック回路323は試料プレートユニット]4が
正規の位置に置かれ、かつ自動電気泳動装置10が計算
機400から始動コマンドを受け入れ可能である場合に
VIA304を経由してCPU301に信号を出力する
電気泳動チャンバ1−3内の回路に注目すると、高電圧
回路325および高電圧監視回路326か第3A図中に
示されるように電気泳動電流を支持媒体12へ供給する
ために使用される。高電圧回路325はD/A変換器3
05、バス333および走査ボックスドアインタロック
回路373を経由してCPU301から出力されるコマ
ンドに応答する。高電圧監視回路326からの監視信号
はバス334を経由してA/D変換器306に入力され
る。同様に、温度監視回路327はCPU301による
確認のためバス334を経由してA/D変換器306に
アナログ信号を入力している。温度センサないし変換器
327は第2図中の電気泳動チャンバ13内の温度を感
知して出力する。冷却/加熱装置70に対するデジタル
制御信号はバス331から加熱器培養回路313に出力
される。同様に、デジタル制御信号はバス331から冷
却器回路314に出力される。ランプ駆動回路315は
走査ボックス100内の蛍光ランプ110A,IIOB
,IIOC,IIODを制御するためにバス331を経
由して出力されるデジタル信号に応答している。
回路315は走査ボックス100内の蛍光ランプ1、1
.OA,IIOB,IIOC,]、1.0Dを制御する
ためにバス331を経由して出力されるデジタル信号に
応答している。
第7図に注目すると、計算機400の要素の線図的な表
示はシリアル入出力インターフェイス328およびバス
410を経由してデジタル制御回路300に至る接続を
示している。シリアル入出力インターフェイス401は
計算機400のためのインターフェイスとして使用され
る。好ましくは計算機400はコンパクトデスクプロモ
デル(登録商標)のようなパーソナル形計算機を使用す
る。計算機400の働きは第1A図のシステム構成にお
いて、操作員から与えられるコマンドを自動電気泳動装
置10に伝えることと、自動電気泳動装置10から操作
員へデータを報告することであり、計算機400内に蓄
えられたデジタルデータが分析され、出力装置により操
作員に対するグラフィック表示およびテキストレポート
の双方が与えられる。計算機400に対する操作員から
の入力はキーボード407により与えられ、一方プリン
ト出力はプリンタ408により与えられる。
ビデオテキスト用ブラウン管405は計算機400と直
接体わり、一方ビデオグラフィック用ブラウン管406
は第1A図に示されるように自動電気泳動装置10と結
合して設けられる。カメラ114は、好ましくは観察領
域のアナログ電圧表示を発生するビディコンを用いる。
フレームグラバ40Bはカメラ114のアナログ出力を
デジタルデータ表示に変換するためにカメラ1]4と接
続される。フレームグラバ403が続けて発生するグラ
フィックおよびテキスト用の双方の分析結果はメモリ4
09内にデジタル表示として蓄えられる。運転操作中、
カメラ114は電気泳動および着色工程が計算機400
およびデジタル制御回路300の制御のもとに自動的に
完了した後に、第3E図に幾分類似した観察表面を見る
ことになる。蛍光ランプll0A、]、]、OB、11
.0C。
110Dが点灯されたとき、カメラ1]4は支持媒体1
2を走査する。このとき、カメラ]14はビデオ用信号
と、同期化信号とを発生ずる。ビデオ用電圧振幅は支持
媒体12の表面から放出された光量を表示している。こ
のアナログ電圧は上述されたようにフレームグラバ40
3により512カラム、512画素列のマトリックスか
らなるデジタル表示に変換される。同期化信号はビデオ
アナログデータを支持媒体12上の精密な位置と相関さ
せるために使用される。試料プレーI・ユニット14お
よび電気泳動操作が自動電気泳動装置10で始まる前に
、カメラ1]4/レンズ112からなるシステムの較正
は終了させる。この較正は512カラム、512列のマ
トリックスの個々の画素における濃度レベルの不均一な
応答を生じる非直線性の影響を正す目的で実施される。
カメラ114/レンズ112からなるシステムを較正す
るために均一なテスト支持媒体12′が第1.5A図に
示されるように走査ボックス100内の分析プレート8
0上に置かれる。このテスト支持媒体12′は試料が着
けられていない支持媒体であり、勿論電気泳動、培養な
いし着色も行なわれないものである。走査ボックス10
0のドアが閉じられ、自動クレーン30が開口]01内
に移動させられて走査ボックス1001:IHこ入るす
べての外光がほぼ遮断された実際の走査条件を模擬する
条件がつくられる。次に、蛍光ランプ110A、ll0
B、ll0C,ll0Dが点灯され、それからカメラ1
]4/レンズ112からなるシステムが働き出す。フレ
ームグラバ403は支持媒体12′のスナップショット
、すなわちメモリ409内に蓄えられた512カラム、
512列のマトリックスの画素のそれぞれの濃度を受け
取る。
次に、分析プレーI・80上に置かれた実際の支持媒体
12の15トラックあるいは列と同じ15]・ラックに
ついてテンプレート80]、802・・・815がプロ
グラム制御のちとに電子的に定められる。それぞれのト
ラックの高さないし“Y”方向はメモリ409の高さ(
約34画素)のおよそ1/15である。トラックそれぞ
れの幅ないし゛X″方向はそのメモリの合4幅である5
12画素に等しい。これらの15トラツクは後に走査さ
れる分析プレートの試料トラックの位置に一致する。]
5トラックのそれぞれの範囲内において、画素濃度デー
タの二次元配列は合計することにより一次元配列のデー
タに変換され、そして約34画素列のそれぞれの範囲内
で512縦カラムのそれぞれにつき画素値の平均か求め
られる。これはトラックの、縦カラムの各々について行
なわれる。
トラック内の34画素の濃度は合計され、そして画素列
の数、たとえば34により分割される。結果として、各
々15トラックはX=1からX=512までランニング
する画素のX方向の関数として平均濃度の列ベクトルに
より表される。この151・ラック、5A2濃度値の゛
平均濃度”7トリツクス内の各平均濃度の探査は、それ
から最大値I maxの決定が行なわれる。次に、その
平均濃度マトリックス(15トラツク、512濃度値)
内の平均の画素濃度は最大値Imaxの値に分割される
。このマトリックスのそれぞれの要素はその分割の結果
により再配置される。したがって、マトリックスのそれ
ぞれの要素は実際の支持媒体12が15のウェルの2セ
ツトに収められた試料を着けた後に正規に走査される間
、支持媒体12に適用される“正規の因子マトリックス
“の正しい因子として扱われる。
第1.5B図は実際の支持媒体12のためにフレームグ
ラバ403により蓄えられた512×512画素の各々
の分析領域を自動的に決めるため、プログラム制御のち
とに形成された601.612.616.623のよう
な電子テンブレトを示している。電子プレートの“Y“
軸方向は先に述べられた15トラツクと同様なものであ
る。
たとえば、電子テンプレート601はウェル701の箇
所に支持媒体12と接して置かれた試料の縦方向の電気
泳動パターンと正しく合せるために予め決められている
。支持媒体12が分析プレート80に接して予め決めら
れた位置に置かれており、しかもカメラ114/レンズ
112か分析プレート80に対して固定されているので
、電子テンプレート601はウェル701での液体試料
のための電気泳動パターンと正確に合うことになる。こ
れらの電子テンプレートは試料の各々に備えられる。こ
の電子テンプレートの各データは試料のそれぞれに電子
泳動進展距離Xの関数として単一の濃度表示を与えるた
めにそのテンブレトの内側がY列の画素にわたり平均か
求められる。
次に、各電子テンブレー1・のそれぞれのX画素位置に
対する平均濃度値に上に述べられた因子マトリックスに
蓄えられた同じ因子数が掛けられる。
このデータは濃度の分析が行なわれる計算機400のデ
ジタルメモリ409内のフォーマット内に蓄えられる。
本出願人による米国特許4242730号はマイクロプ
ロセッサによる制御を特徴としている濃度計について述
べている。
この特許は第1A図の計算機400に示されたブナラン
管406のような陰極線管にアナログ表示するため走査
された試料のデジタル量がどのように処理されるかにつ
いて記述するものである。操作員は表示された濃度曲線
について手を加えることも可能である。
ビデオカメラあるいはCCDのような類似のデバイスを
使用する場合、試料の走査は30分の1秒で終了させら
れ、非常に有利である。この走査は第3E図に示スすよ
うに30試料全部の情報を含んでいる。このデータは計
算機により二次元配列に編成され、このため、計算機が
正確に試料の縦方向の個々の成分を定めるだけでなく、
試料の分離が平行な状態に起こらない場合に試料の境界
を正確に決定することが可能である。
支持媒体12の走査では電子式の走査による利点が適え
られない状況が考えられる。製造コストについてより安
価なものが求められる場合、第16図の自動クレーン3
0′の部品として従来技術による機械式光学スリットお
よび走査装置900が使用されることになる。この自動
電気泳動装置10′は走査装置900が第1図のカメラ
114/レンズ112からなるシステムの電子式走査の
代替として機械的に駆動される電子式走査を提供する点
を除いて第1図の自動電気泳動装置]0と実質的に同一
である。
自動クレーン30’の前側に固定された走査装置900
は、好ましくは蛍光ランプ901、規準器903および
光電子増倍管905を有する。蛍光ランプ901はカバ
ー906の内側に配置される。規準器903はカバー9
06の内側に形成される横方向のスリット904内に置
かれ、走査される間、正面が支持媒体12の方向(下向
き)に向けられる。光電子増倍管905は規準器903
を経由して伝えられる光に応答している。図示しないモ
ータは規準器903/光電子倍増管905を支持媒体1
2を横切り、横方向に進ませるために設けられる。電気
のサービスループ907あるいはケーブルは光電子増倍
管905と、計算機400へ走査信号を入力するための
変換器(図示せず)との間に備えられる。サービスルー
プ907は走査している間、蛍光ランプ901を制御す
るデジタル制御回路300(第6図参照)に接続される
。支持媒体12を横切って行なわれる走査はモータ21
0(第3図参照)を備えた自動クレーン30′により成
し遂げられる。先に述べられたように、機械式スリット
および走査装置900は支持媒体12上の試料の縦方向
に分離された成分の濃度の電気信号を発生する。第16
図は支持媒体12の上に縦方向に移動する前の自動クレ
ーン30′を示している、走査ボックス909が第1図
に示される走査ボックス100よりも高さにおいてより
低い構造にしているのはカメラ116/レンズ112か
らなるシステムを必要としないからである。
操作員が第1図に示されるように自動電気泳動装置10
のベース16上の位置に試料プレートユニット〕4を据
付け、かつ支持媒体12を第3図に示されるように分析
プレート80の上に置いた後に走査ボックス100の前
側のドアが閉しられ、この後、計算機400のキーボー
ド407を通してコマンドが打たれて運転が開始される
。分析される液体試料が試料プレートユニット]4のウ
ェル26.28にそれぞれ置かれることは既に知るとこ
ろである。各ウェル26.28は、好ましくは15個の
分離したウェルを有する。標準液体試料は比較のために
これらのウェルの1個に置かれる。また、吸取紙が吸取
空間22に置かれ、かつ洗浄ウェル20がそれ以前から
洗浄水で満たされていることも理解される。ベース16
上への試料プレートユニット14の移動は第6図に示す
ようにデジタル制御回路300にバス332を通[7て
信号を送る。計算機400は自動処理がデジタル制御の
ちとに進む指示を受ける。
第8図ないし第13図は試料プレートユニット14のウ
ェル26.28に蓄えた液体試料の自動処理における重
要なステップを示している。第8図はピペット集合体3
2の個々のピペットか予め決められた量の試料を汲み上
げるところを示している。
第9図は自動クレーン30が支持媒体]2の領域まで縦
方向に移動したところを示し、ここで液体試料がその支
持媒体12の表面にあるウェル62.63に着けられる
。このとき、電気泳動チャンバ100のカバー92が開
放位置にあることは、特に注目されねばならない。
第10図はアーム44がカバー92の穴93と係合する
ためにソレノイド42により駆動された後に、カバー9
2が閉じられる様子を示している。
また、同時に、自動クレーン30が電気泳動チャンバ1
00の方向に縦方向に移動したところを示し、これによ
りカバー92か閉じられる。
カバー92が閉じられた後に試料の電気泳動工程が行な
われることは確実に保証されている。この工程は先に述
べられているが、要するに、電極ポスト94.96およ
び電極/延ばしバー74.76により支持媒体12に電
気泳動電流を供給することか含まれる。同時に、支持媒
体12に対する電気泳動電流の供給について、電流は冷
却/加熱装置70に一つの方向から供給される。支持媒
体12の冷却はより高い電気泳動電流の供給を可能にし
、これにより電気泳動工程はより速い速度で成し遂げる
ことができる。第11図は試薬を入れた瓶48から試薬
47を供給している様子を示している。この試薬47は
モータ60により瓶支持部材50を回転させることによ
り支持媒体12の表面に放出される。また、本図は第1
0図に示された手順と逆の手順によりカバー92が開放
位置に運ばれたところも示している。
第12図は、支持媒体12の表面を横切って試薬が薄く
延ばされるところを示している。好ましくは、この延ば
しはプランジャ式のアーム44の駆動により行なわれ、
このため、アーム44のスロット44Aは電極/延ばし
バー76と係合させられる。自動クレーン30は、それ
から試薬が支持媒体12の表面を横切って薄く延ばされ
るように往復運動させられる。もう一つの電極/延ばし
バー74は電極/延ばしバー76に付加して、さらに支
持媒体12の表面に試薬を延ばすために同様に使用され
る。
次に、カバー92は第11図に示される操作と同じ操作
で密閉位置に移され、培養および乾燥工程が行なイっれ
る。この培養工程は分析プレート80を予め決められた
時間だけ加熱するように冷却/加熱装置70を操作する
ことを要求する。乾燥工程は第4図により明らかに示さ
れるようにダクト98を通して、さらに支持媒体コ2を
横切って乾燥用空気を供給することを要求する。
培養および乾燥工程が行なわれた後に、支持媒体1−2
の電子式走査が実施される。゛第13図に示すように、
カメラ114/レンズ112からなるシステムは蛍光ラ
ンプll0A、ll0B。
110C,ll0Dにより照射された支持媒体12の視
界領域の示すアナログ信号を発生する。
この光学的信号のイメージは自動電気泳動装置10に直
接取付けられたブラウン管406に再生される。また、
第13図はカメラ114による走査が行なわれる間、走
査ボックス100の外から内部に入る光を遮断するため
に自動クレーン30が走査ボックス]、 OOの人口壁
]02にある開口部101の内側に置かれることを示し
ている。
第1.4 A図ないし第1−4 F図は自動電気泳動装
置]Oの制御に関係するフローチャー1・を示している
。第14 A図は電気泳動工程の自動制御のためのデジ
タル制御回路300に計算機400からの信号が出力さ
れる手順を示している。論理ボックス500により示さ
れるように、ピペット集合体32の各ピペットがバレル
アップおよびプランジャダウンの姿勢を取ることにより
休止位置へ動かされる。フレーム40はモータ駆動およ
び制動回路307に制御信号を伝えることにより原位置
に動かされ、位置検出器316でその位置を感知する。
次に、計算機400は論理ブロック50]により示され
るように、シリアル入出力インタフェイス328を経由
して始動コマンドが与えられるまで待機する。計算機4
00は、その後仮に試料プレートユニット]4がマウン
ティングプレー 1−15に置かれたならば、論理ブロ
ック502により指示が決定される。仮に、信号かイン
ターロック回路323からあるとすれば、そのプロセス
の制御は続けられ、仮に、信号かないとすれば、エラー
信号が操作員に対するエラー通報を印字ないし表示する
ために計算機400に回答される。
第14 B図に示すように、論理ブロック503は支持
媒体]2にウェル62から液体試料を着床する。ピペッ
トの洗浄ならびに乾燥の働きは支持媒体]2に試料を着
けることに先行する。ウェル28から抽出された液体試
料は、この後支持媒体コ−2のウェル63に着けられる
。ピペットは再び洗浄される。次に、論理ブロック50
5において、ピペット集合体32が駆動され、各ピペッ
トがバレルアップおよびプランジャダウンの姿勢になる
第1.4 C図に示されるように、連続したブロック5
06により電気泳動チYンハ]Bの全面にわたりカバー
92による密閉か行なわれる。これらのステップはフレ
ーム40かカバー92の開放位置へ動かされる論理ブロ
ック507から始まる。
それから論理ブロック508の中で、アーム44がカバ
ー92の穴93と係合するために下に向かって動かされ
るように電流がソレノイド駆動回路311に供給される
。次に、論理ブロック509では、フレーム40が電気
泳動チャンバ13の方向へカバー92の密閉位置まで動
かされる。論理ブロック5]0において、ソレノイド駆
動回路311からの電流が遮断され、これによりアーム
44が休止位置へと戻される。論理ブロック51]の中
で、フレーム40はその原位置に移される。
論理ブロック512は支持媒体12に電気泳動電流を供
給し、一方、同時にそれを冷却することを果たす。論理
ブロック513は電気泳動電流を供給する時間をセット
し、かつ調整すると共に、電極ボスト94.96の間に
電圧を加える。論理ブロック514では、冷却/加熱装
置70およびファン204を働かせるために冷却器回路
314が接続される。論理回路516は回路325から
の電圧を監視し、電気泳動時間を計測し、この後上記電
圧ならびに冷却/加熱装置70が遮断される。
次に、第14D図に注口すると、符号515として−ま
とめに付された論理ブロックはカバ92を開くために必
要なステップについて述べている。このステップはカバ
ー92を閉じるための論理ブロック506に類似してお
り、詳細な説明は省略する。71号518か付された論
理ブロックは支持媒体]2の表面に試薬を着1するため
の制御を与えるものである。論理ブロック519におい
ては、フレーム40が電極/延ばしバー74.76の間
のほぼ中間で支持媒体12と向かい合う位置に駆動され
る。論理ブロック520では、モタ60が駆動され、こ
れにより瓶48を回転させて支持媒体]2の表面に試薬
を供給することができる。モータ60の駆動は、それか
ら瓶支持部材50をその休止位置に戻すために逆方向に
動かされる。符号521が記された論理ブロックは支持
媒体]2の表面を横切って試薬を薄く延ばすために必要
なステップを記述している。論理プロッり522におい
ては、ソレノイド42が電極/延ばしバー74の上方に
くるまで、フレーム40が動かされる。論理ブロック5
23では、アーム44が下方向に延びてスロット44A
が電極/延ばしバー74を“握る”か、あるいは平行に
取り囲むように電流がソレノイド駆動回路311に供給
される。論理ブロック524の中でフレーム40はウェ
ル62の方向へ動かされ、その後、電極ポスト94の位
置まで再び移動させられる。ソレノイド駆動回路311
に対する電流はアーム44を休止位置へ戻すために論理
ブロック525の中で断たれる。論理ブロック526.
527.528.529は支持媒体12の表面を横切っ
て電極/延ばしハーフ6を動作させ、試薬を薄く延ばす
ように制御すると共に、アーム44をその休止位置まで
戻す。
カバー92は、この後、論理回路530に従って先に述
べられた符号506と同一の手順により密閉される。
第1.4. E図に注目すると、プロセスはね号531
として−まとめにイ」された論理ブロックに続く。これ
らのステップ中のデジタル制御回路300は試薬の供給
と培養の開始との間で実施されるため、充分な時間を掛
けることが許される。
−まとめに試薬培養532として記された論理ステップ
は培養時間をセラ1〜するためステップ533および温
度をセットするためのステップ534から始まる。この
培養加熱器回路313は論理ブロック535の中で投入
される。論理回路536は温度検出器327から送られ
る培養温度を監視し、乾燥ステップ538に制御を回す
−まとめに乾燥538として記された論理ステップは乾
燥時間および温度がセットされる論理ブロック539お
よび540から始まる。論理ブロック54]では、乾燥
器回路340が加熱器202およびファン200を働か
すために接続される。論理ブロック542は温度検出器
327から送られる乾燥温度ならびに乾燥時間を監視す
る。
論理ブロック543は培養加熱器回路3]3および乾燥
器回路340を遮断する。
次に、第14F図はカバー92が−まとめに符号544
として記されたステップの制御のもとに再び開かれるこ
とを示している。このステップは上記の論理ブロック5
17(第14D図参照)と同一である。制御は、この後
、計算機400により蛍光ランプll0A、ll0B、
ll0C。
110Dが点灯しているか否かか決められる論理ブロッ
ク545に回される。もし、否であると制御は論理ブロ
ック546の中でそれらを点灯する信号を発する計算機
400へ回される。それらが点灯したことを示す論理ブ
ロック547の信号を受けるとすぐに制御はカメラ]1
4からのビデオイメージを受信し、かつ蓄える論理ブロ
ック548に回される。蛍光ランプ11,OA、 1.
1. OB、ll0C,11,0Dは論理ブロック54
9の制御のもとに消灯される。
計算機400は、この後、試料の成分の濃度を決定する
公知の方法に従う論理ブロック550において濃度の算
定を行なう。各々論理ブロック551および論理ブロッ
ク552により指示されたようにグラフィック出力がブ
ラウン管405.406上に表示され、プリントレポー
トがプリンタ408上に出力される。
以上説明したように、自動クレーン30のピペット集合
体32は支持媒体12のウェル62.63に試料を着け
るため、個々のピペット内に試料を吸い取った後に試料
プレートユニット14から移動させられる。モータ21
0、ベルト212、カムプレート201.203、リミ
ットスイッチ205.207などの働きを併せ、計算機
制御をもとにしたかかる移動は正確であるが、試料がウ
ェル62.63に正確に置かれることは電気泳動工程お
よび濃度の分析の結果が可能な限り正確なものになるた
めに重要である。第2図、第3図および第4図に示され
たところに従えば、ピペット集合体32のウェル62.
63に対する並びは分析プレート80に固定された一組
のピン450.452および454.456と、ピペッ
ト集合体32のバレル駆動体462.464に形成され
たスロット458.460とが影響を及ぼし合う。
バレル駆動体4621.464は第4図に一対のピン4
50.452と並んで示されている。ピペット集合体3
2が支持媒体12上のウェル62に試料を着けるために
降ろされたとき、スロット458.460はピン450
.452と組み合う。
結果としてピペット集合体32はウェル62に対して正
確に並ぶことになる。
スロット458.460は、好ましくはピン450.4
52および454.456の端部の円錐形状に適合させ
るために逆円錐形に形成される。
このスロット458.460は、ピペット集合体32が
降ろされたとき、凹部62.63に対するピペット集合
体32の並び違いを取り除くようなピン450.452
.454.456の漏斗のような働きをする。
上述のように電気泳動工程では、液体試料か正確にウェ
ル62.63に着けられることか重要である。ピペット
集合体32の縦方向の位置決めは第6図に示されるよう
に、モータ駆動および制動回路307により果たされる
。軌道34の間に横方向の僅かな寸法の変化が試料プレ
ートユニット14と分析プレート80との間の縦方向の
距離に狂いをもたらし、ローラ36′と軌道34との間
の摩擦が変わることがある。この−司法の変化はウェル
62.63の真上のバレルの正確な位置決めを妨げる要
因となる。このような摩擦の変化を減少させるため、マ
ウンl−37(第3図参照)がフレーム40に固定され
ると共に、フレーム40から外方向に延長する形状が選
ばれる。ローラ36′は軌道34に対してローラ36′
が横方向に内側に向くようにスプリング3つを介して支
持される。軌道34の一つにローラ36′を押し付ける
力は摩擦の変化を減少させてモータ駆動および制動回路
307がウェル62.63の上方のピペット集合体32
を正確に位置決めすることを可能にする。
先に、第3図および第12図と関連して説明されたよう
に、電極/延ばしバー74.76は試薬を薄く延ばす延
ばしバーとして機能する。第12図はアーム44が動作
することにより支持媒体]2の表面を横切って動く電極
/延ばしバー76がその頂部にある試薬を延ばしている
ところを示している。
炭素あるいはグラファイトでつくられる電極/延ばしバ
ー74.76が試薬を薄く延ばすとき、その試薬および
/または支持媒体12の膠質成分が炭素成分と化学的に
反応し、その際支持媒体12の表面に反応物質が着いて
しまうことがある。
そこで、第17図に示される実施例はそのような可能性
を未然に防ぐものである。すなわぢ、電極ポスト94.
96の外側に第3C図の電極バーを使用することがこの
場合好ましい。この電極/延ばしバー74’ 、76’
 はある磁気をもつところの電極ポスト94.96とし
て形成され、鉄のような磁性材料からなる端部を有する
が中間部分は支持媒体12のリザーバ64A、64Bを
経由して電流をより多く導くためにグラファイト材料を
もって構成されている。また、第3D図に示される全体
を鉄材料によって構成される電極バーも電極/延ばしバ
ー74’ 、76’ に使用できる。この電極/延ばし
バー74’ 、76’ は横方向に離された電極ポスト
94.96の間の想像線の外側に配置される。電極ポス
ト94.96は支持媒体12の上方にあって分析プレー
ト80から縦方向に延びており、かつ電極/延ばしバー
74′76′が所定の位置にあるとき、支持媒体12に
関して整列している。
一電極/延ばしバー74’ 、76’ は電極ポスト9
4.96と電気的な接続状態が保たれるだけでなく、支
持媒体12のリザーバ64A、64Bとの接触が果たさ
れるように支持媒体12に対しても位置を調整される。
延ばしバー75.77は一方の一対の電極ポスト96と
の間の横方向の想像線の内側に配置される。好ましくは
、この延ばしバー75.77はガラス祠により構成され
るが、これに代えて他の不活性な材料で構成することが
できる。
第12図と類似する第18図は試薬が支持媒体12の表
面に放出された後に、それを横切って前後に延ばしバー
77を動かすためにアーム44が降ろされたところを示
している。
第3図、第3D図と関連して先に述べたように、ウェル
62.63の横方向の列は支持媒体]2の平らな表面に
形成されている。電気泳動工程に委ねられた試料はこの
ウェル62.63の部分に、好ましくは、上述されたピ
ペット集合体32を用いて自動的に着けられる。このウ
ェルの列は支持媒体12の膠質面に点の窪みとして並ん
でいる。
−船釣に、このような点は平らな面あるいは半球状の窪
みをもとにした円形パターンにより特徴づけられる。こ
の場合、仮に、試料が円形の窪みを持つところに着けら
れ、その試料が様々な成分を含んでいると、成分を完全
に分離するまでにより多くの時間がかかる。一方、短形
の窪みを持つところに試料が着けられたとすると、同じ
様々な成分を含む試料であっても、より少ない時間で完
全な分離を行なうことができる。
第20図は、仮定の成分Aと成分Bを含む同一の試料に
おけるそれぞれの分離時間について示すものである。各
成分は蛋白質あるいは支持媒体12の膠質に加えられ電
界ないし電流のもとに成分を縦方向に移動させる電荷を
有する蛋白質に類似する試料であることが確められてい
る。成分AおよびBの電荷の相違は同じ電界の影響のも
とに2つの成分の間で異なった移動速度を与える。
第20図に示すように、円形の窪み62A、Bは寸法d
ないし円形の窪み62Aの直径のために寸法Sだけ分離
されるまで、長い移動時間を必要とする。換言すると、
円の後側にある成分B1が円の前側にある成分A2から
分離されるような移動においては成分Bを移動させるの
に充分な時間が与えられねばならない。一方、短形の窪
み 62A’ とした場合は寸法d′が短かく、短形の
後側にある成分B4を短形の前側にある成分A3から分
離するための時間をより短縮することが可能である。電
気泳動時間の短縮は荷電成分の拡散が減少するという点
において有益である。
上述した第2図、第3図および第4図に示されるように
、自動クレーン30のフレーム40は試薬用の瓶48が
固定された瓶支持部月50を運ん7] でいる。この運搬においては瓶48に入った試薬か支持
媒体12の表面に可能な限り平らに放出されることが望
まれるが、ある種の試料の電気泳動テストでは19以上
の試薬を使わねばならないことがある。そこで、第21
図に示される実施例においては第2の瓶支持部材50′
か備えられる。
これはプレート58からシャフト52′により支持され
る。ここで、試薬用の瓶48′は第2の瓶支持部材い5
0′に止めねじ61′によって固定される。フレーム4
0に固定された第2の駆動モタ60’ はシャフト52
′に結ばれた出力シャフト(図示せず)を有する。独立
か、モータ60と同時かの何れかによるモータ60′の
駆動は自動クレーン30が電気泳動チャンバ13の上方
である位置へ移動したとき、支持媒体12に瓶48′か
ら試薬か放出されるまで、第2の瓶支持部材50’を回
転させる。
第22図は第2図に示す装置の一方の側面図を示すもの
であるが、その一方、試料の分離操作か行われた後に、
試薬を支持媒体12に着ける代替装置についても示して
いる。支持媒体12と対面しているスプレーノズル53
は導管59を経由して試薬リザーバ57と連絡する加圧
シリンダ55に吊下げられている。ソレノイド63か付
勢されたときに生じる力で試薬に圧力が作用し、スプレ
ーノズル53内の穴により決められたパターンの中で試
薬が噴き出す。好ましくは、この試薬の散布はフレーム
40が支持媒体12を横切って縦方向に移動して行く間
に行なわれる。第22図の装置はその後に続く試薬を薄
く延ばす工程か不必要である点において、益するところ
が大きい。
上述された自動電気泳動装置および方法について、当業
者か本発明の精神から離れることなく、様々な変更をな
し得ることは明らかである。上記説明は発明の好ましい
例を示すためのもので、例証として、一方これに制限さ
れることのないものとして理解されねばならない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動′嘔気泳動装置の全体を示す
斜視図、第1A図はデジタル制御回路にコマンドおよび
制御信号を与える計算機と結合した自動電気泳動装置を
示す斜視図、第2図は第1図に示す自動電気泳動装置の
正面図、第3図は同装置の平面図、第3A図は支持媒体
の縦方向の端部に備えられる電極ポストにわたるように
配置された電源を示す電気系統線図、第3B図は分析プ
レートの真下に配置された冷却/加熱装置の電源を示す
電気系統線図、第30および第3D図は電極/延ばしバ
ーを示す斜視図、第3E図は支持媒体に着けられた試料
の成分の移動状態を示す説明図、第3F図は別の方法に
よる支持媒体に対する電気泳動電流の供給方法を示す電
気系統線図、第4図は第2図の4−4線に沿う断面図、
第5図は第2図の5−5線に沿う断面図、第6図はデジ
タル制御回路と自動クレーンに関係する要素とのインタ
フェイスを示すブロック線図、第7図は自動電気泳動装
置と係わる計算機を示すブロック線図、第8図ないし第
13図は本発明の主要な工程を示す工程説明図、第1.
4 A図ないし第1.4 F図は計算機内に蓄えられた
プログラムの論理ブロックを示すフローチャー1・、第
15A図はカメラ/レンズシステムを較正するために使
用される均一な支持媒体を示す説明図、第15B図はプ
ログラム制御のちとに作成された電子テンプレートを示
す説明図、第16図は本発明の他の実施例を示す斜視図
、第17図および第18図はさらに異なる本発明の他の
実施例を示す系統線図および正面図、第19図は支持媒
体の表面に形成されるウェルの他の形状を示す説明図、
第20図は荷電粒子の挙動を説明するための図、第21
図は本発明に係る自動クレーンの他の実施例を示す平面
図、第22図は第21図に示す自動クレーンの側面図で
ある。 12・・・支持媒体、]3・・電気泳動チャンバ、14
・・・試料プレートユニット、]5・・・マウンティン
グプレー1−116・ベース、30・・・自動クレーン
、32・・・ピペット集合体、34・・・軌道、36.
36′・・・ローラ、40・・・フレーム、42・・・
ソレノイド、50・・・瓶支持部材、50′ ・・第2
の瓶支持部材、64A、64B・・・リザーバ、70・
・・冷却/加熱装置、74.74’ 、76.76′電
極/延ばしバー、80・・・分析プレート、94.96
・・・電極ボスト、100・・・走査ボックス、300
・・・デジタル制御回路、307・・・モータ駆動およ
び制動回路、31.0・・・モータ駆動回路、311−
・・・ソレノイド駆動回路、400・・・計算機、40
6・・ブラウン管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ベースと、このベース上に縦方向に配置され上面お
    よび下面を有する分析プレートと、この分析プレートの
    上面に移動可能に設けられ、その表面に液体試料を受け
    入れる横方向に並んだウェルの列を有する支持媒体と、
    この支持媒体の各ウェルに液体試料を着けるための自動
    クレーン手段と、液体試料の成分の縦方向に配列された
    パターンをつくるように前記支持媒体の縦方向の区間に
    わたり、ほぼ均一に電気泳動電流を供給する手段とを備
    え、前記自動クレーン手段は前記ベース上に前記プレー
    トとの間に距離を保って縦方向に配置され、液体試料を
    収容するウェルの横方向に並ぶ列を有する試料プレート
    と、前記ベースに固定された軌道手段と、互いに一定の
    間隔を置き、しかも前記試料プレートおよび前記支持媒
    体のウェルと対応させて設けられたピペットの列を有す
    るピペット集合体と、前記軌道手段により支持され前記
    ピペット集合体を前記試料プレートのウェルと前記支持
    媒体のウェルとの間を縦方向に移動させるフレーム手段
    と、前記ピペットが前記支持媒体のウェルまで移動した
    とき、前記ピペットの列を前記ウェルに対して正確に並
    べるための整列手段と、前記ピペットが前記試料プレー
    トに位置決めされたとき、該ピペットに対応する液体試
    料の入ったウェルから試料を吸い出し、一方前記ピペッ
    トが前記支持媒体に位置決めされたとき、該ピペットに
    入れられた液体試料をそれに対応するウェルに着床させ
    るための制御手段とから構成されることを特徴とする電
    気泳動装置。 2、前記整列手段が前記支持媒体の横方向の相対する側
    に前記分析プレートから直立して延びる複数の位置決め
    ピンと、前記ピペット集合体に配置されたスロットとを
    備え、試料を前記支持媒体のウェルに着床させる間、前
    記スロットが前記位置決めピンと組み合うことを特徴と
    する請求項1記載の電気泳動装置。 3、ベースと、このベース上に縦方向に配置され上面お
    よび下面を有する分析プレートと、この分析プレートの
    上面に移動可能に設けられ、その縦方向の各端部に電気
    作用により伝導する第1および第2のリザーバ部を有す
    る支持媒体と、この支持媒体の横方向の相対する側に配
    置され、該支持媒体の前記第1のリザーバ部とほぼ平行
    に並び、それらの間に第1の想像線を定める2本の電極
    を有する一対の第1の電極と、前記支持媒体の横方向の
    相対する側に配置され、該支持媒体の前記第2のリザー
    バ部とほぼ平行に並び、それらの間に第2の想像線を定
    める2本の電極を有する一対の第2の電極と、前記第1
    のリザーバ部および前記第1の電極と電気的な接触を保
    って前記第1の想像線の外側に配置された第1の電極バ
    ーと、前記第2のリザーバ部および前記第2の電極と電
    気的な接触を保って前記第2の想像線の外側に配置され
    た第2の電極バーとから構成され、前記第1および第2
    の想像線の間隔がそれらの内側として定められることを
    特徴とする電気泳動装置。 4、前記第1および第2の想像線の間の前記支持媒体を
    横切って横方向に配置された少なくとも1本の電気的に
    非導体性の延ばしバーを備えることを特徴とする請求項
    3記載の電気泳動装置。 5、前記第1および第2の想像線の間の前記支持媒体を
    横切って横方向に配置された一本の第2の延ばしバーを
    有することを特徴とする請求項4記載の電気泳動装置。 6、前記第1および第2の電極バーがグラファイト材か
    ら構成されることを特徴とする請求項3記載の電気泳動
    装置。 7、前記第1および第2の電極が前記分析プレートから
    直立して延びる磁気ポストであって、前記第1および第
    2の電極バーが強磁性材料で構成される端部および電気
    的に導体のグラファイトから構成される中間部を備える
    ことを特徴とする請求項3記載の電気泳動装置。 8、前記非導体性の延ばしバーがガラス材料から構成さ
    れることを特徴とする請求項6記載の電気泳動装置。 9、ベースと、このベース上に縦方向に配置された分析
    プレートと、この分析プレートの上面に移動可能に設け
    られ、その上面に電気泳動媒体を有する電気的に非導体
    性の裏材を具備し、その縦方向のそれぞれの端部に電気
    作用により伝導する第1および第2のリザーバ部を有す
    ると共に、前記電気泳導媒体内に配置された少なくとも
    一つのウェルを備えた支持媒体とから構成され、前記電
    気泳動媒体は前記裏材の頂上に平らな表面を形成してい
    るほぼ均一な厚さの媒体であって、しかも前記リザーバ
    部は前記電気泳動媒体の平らな表面の上方に延在してい
    ることを特徴とする電気泳動装置。 10、前記ウェルが前記支持媒体の平らな表面に円形の
    窪みをもって形成されることを特徴とする請求項9記載
    の電気泳動装置。 11、前記ウェルが前記支持媒体の平らな表面に長辺を
    該支持媒体の横方向と平行に、かつ短辺を縦方向と平行
    になるように配置された短形の窪みをもって形成される
    ことを特徴とする請求項9記載の電気泳動装置。 12、ベースと、このベース上に縦方向に配置された分
    析プレートと、この分析プレートの上面に移動可能に設
    けられ、その上面に電気泳動媒体を有する電気的に非導
    体性の裏材を具備し、その縦方向のそれぞれの端部に電
    気作用により伝導する第1および第2のリザーバ部を有
    すると共に、前記電気泳動媒体内に配置された少なくと
    も一つの短形の窪みを備えた支持媒体とから構成され、
    前記電気泳動媒体は前記裏材の頂上に平らな表面を形成
    しているほぼ均一な厚さの媒体であって、しかも前記リ
    ザーバ部は前記電気泳動媒体の平らな表面の上方に延在
    していることを特徴とする電気泳動装置。 13、ベースと、このベース上に縦方向に配置された分
    析プレートと、この分析プレートの上面に移動可能に設
    けられ、その上面に電気泳動媒体を有する電気的に非導
    体性の裏材を具備すると共に、前記電気泳動媒体内に配
    置された少なくとも一つの短形の窪みを備えた支持媒体
    とから構成され、前記電気泳動媒体は前記裏材の頂上に
    平らな表面を形成しているほぼ均一な厚さの媒体である
    ことを特徴とする電気泳動装置。 14、ベースと、このベース上に縦方向に配置され、上
    面および下面を有する分析プレートと、この分析プレー
    トの上面に移動可能に設けられ、その表面に液体試料を
    受け入れる横方向に並んだウェルの列を有する支持媒体
    と、この支持媒体の各ウェルに液体試料を着けるための
    自動クレーン手段とを備え、前記自動クレーン手段は前
    記ベース上に前記プレートから離して縦方向に配置され
    、液体試料を入れるウェルの横方向に並ぶ列を有する試
    料プレートと、前記ベースにそれぞれ固定され、かつ前
    記分析プレートと前記試料プレートとの間に縦方向に延
    在する第1および第2の軌道と、互いの間に一定の間隔
    を置き、しかも前記試料プレートおよび前記支持媒体の
    ウェルと対応させて設けられたピペットの列を有するピ
    ペット集合体と、このピペット集合体を運ぶためのフレ
    ーム手段と、このフレーム手段の横方向の相対する側部
    に固定され、前記第1および第2の軌道との対応を保っ
    て前記フレーム手段を支持し、かつ前記試料プレートの
    ウェルの列から前記支持媒体のウェルの列にかけて前記
    ピペットの列の往復動作を可能にする第1および第2の
    ローラ手段と、前記試料プレートと前記分析プレートと
    の間にかけて前記フレーム手段を移動させる駆動手段と
    、前記第1の軌道に対して前記第1のローラ手段を押し
    つけ、前記ローラ手段と前記軌道との間の摩擦の変化を
    減少させるスプリング手段とから構成されることを特徴
    とする電気泳動装置。 15、前記フレーム手段が横方向の側部を有し、前記第
    1のローラ手段が前記フレーム手段の横方向の一方の側
    部と接し、かつ縦方向に互いに離間して配置され、前記
    第1の軌道の横方向の外側縁端に接触している第1およ
    び第2のローラを備え、前記第2のローラ手段が前記フ
    レーム手段の横方向の他方の側部と接し、かつ縦方向に
    互いに離間して配置された第3および第4のローラを備
    え、さらに前記スプリング手段が前記第1のローラを前
    記第1の軌道の外側縁端に対して内側に押しつける第1
    のスプリング手段および前記第2のローラを前記第1の
    軌道の外側縁端に対して内側に押しつける第2のスプリ
    ング手段をそれぞれ備えることを特徴とする請求項14
    記載の電気泳動装置。 16、ベースと、このベース上に配置された分析プレー
    トと、この分析プレートの上面のある位置に移動可能に
    設けられた支持媒体と、前記支持媒体が前記分析プレー
    ト上の決められた位置にある間、液体試料を前記支持媒
    体に着けるための手段と、前記支持媒体が前記分析プレ
    ート上の決められた位置に継続して保持される間、電気
    泳動電流を前記支持媒体に供給する手段と、前記支持媒
    体が前記分析プレート上の決められた位置に継続して保
    持される間、着色用試薬を前記支持媒体に運ぶ自動クレ
    ーン手段とを備えてなる電気泳動装置。 17、前記支持媒体の表面に着色用試薬を運ぶための前
    記自動クレーン手段は前記ベースに固定された軌道手段
    と、この軌道により支持されて前記支持媒体の上方のあ
    る位置に動くフレーム手段と、このフレーム手段に軸受
    を介して支承されたシャフトのまわりに角度を切って回
    転する瓶支持部材と、この瓶支持部材により運ばれ、内
    部に着色用試薬を収容する少なくとも1本の瓶と、前記
    瓶支持部材が前記支持媒体の表面の上方に置かれたとき
    、前記シャフトのまわりに前記瓶支持部材を回転させる
    ための手段とを備え、これにより前記瓶により運ばれた
    試薬が前記支持媒体の表面に放出されるようになってい
    ることを特徴とする請求項16記載の電気泳動装置。 18、前記支持媒体の表面に着色用試薬を運ぶための前
    記自動クレーン手段は前記ベースに固定された軌道手段
    と、この軌道手段により支持されて前記支持媒体のある
    位置に動くフレーム手段と、前記支持媒体の表面に着色
    用試薬を噴射するスプレー手段とを備えることを特徴と
    する請求項16記載の電気泳動装置。 19、前記スプレー手段が前記支持媒体の表面に試薬を
    噴射している間、前記支持媒体の表面上方に前記フレー
    ム手段を移動させるための手段を備えることを特徴とす
    る請求項18記載の電気泳動装置。 20、前記支持媒体の表面に着色用試薬を運ぶための前
    記自動クレーン手段は前記ベースに固定された軌道手段
    と、この軌道により支持されて前記媒体の上方のある位
    置に動くフレーム手段と、このフレーム手段に軸受を介
    して支承された第1のシャフトのまわりに角度を切って
    回転する第1の瓶支持部材と、前記フレーム手段に軸受
    を介して支承された第2のシャフトのまわりに角度を切
    って回転する第2の瓶支持部材と、前記第1の瓶支持部
    材により運ばれ、内部に着色用試薬を収容する少なくと
    も1本の第1の瓶と、前記第2の瓶支持部材により運ば
    れ、内部に着色用試薬を収容する少なくとも1本の第2
    の瓶と、前記第1の瓶支持部材あるいは第2の瓶支持部
    材の何れかが前記支持媒体の表面の上方に置かれたとき
    、前記第1のシャフトのまわりに前記第1の瓶支持部材
    あるいは前記第2のシャフトのまわりに前記第2の瓶支
    持部材の何れかを回転させるための手段とを備え、これ
    により前記第1の瓶あるいは前記第2の瓶の何れかによ
    り運ばれた試薬が前記支持媒体の表面に放出されるよう
    になっている請求項16記載の電気泳動装置。
JP1250398A 1988-10-27 1989-09-26 電気泳動装置 Pending JPH032555A (ja)

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