JP2511008Y2 - 細管の電気泳動装置 - Google Patents

細管の電気泳動装置

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JP2511008Y2 JP1993033162U JP3316293U JP2511008Y2 JP 2511008 Y2 JP2511008 Y2 JP 2511008Y2 JP 1993033162 U JP1993033162 U JP 1993033162U JP 3316293 U JP3316293 U JP 3316293U JP 2511008 Y2 JP2511008 Y2 JP 2511008Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気泳動に、特に、細
管(毛管)の電気泳動に、さらに詳しくは、細管の電気
泳動データを表示する装置に関する。本考案は、必ずし
も制限するのではないが、臨床化学において使用でき
る。
【0002】
【従来の技術】臨床化学における電気泳動の有用性は、
たとえば、体液ばかりでなく血清中のタンパク質の分析
において長い間認められている。臨床実験室における電
気泳動の使用は、1950年代の始めに、紙片で実行された
電気泳動に端を発する。たとえば、血清中のタンパク質
は、バッファ液で湿らされた紙片に沿って分離された。
分離が完了した後、分離されたタンパク質は、可視模様
を作るため固定され、着色された。前記模様は、電気泳
動を起こさせる電圧の影響下でタンパク質の流れの方向
に直交する可視バンドの形態であった。電気泳動の模様
すなわちバンドを解釈する際、着色されたバンドの相対
的な強さが、タンパク質と、サンプル中のタンパク質の
相対的な濃度とを同定するため検査された。
【0003】前記紙片は、その後、酢酸セルローズまた
は硝酸セルローズの微孔性の膜に取って替わられた。こ
れら膜は、支持物質のより小さな穴の寸法によってより
よい分析を与えた。前記膜を固定し、着色することに加
えて、前記膜は、これら膜を溶液中に浸すことによって
洗浄でき、これによって着色されたバンドの相対的な位
置に影響を及ぼすことなく、膜の微孔をつぶすことがで
きた。
【0004】微孔性の膜をこのように洗浄して、前記膜
は、タンパク質の可視のバンドの数量化のために、走査
濃度計によって走査された。そのような走査濃度計は、
照射スリットと膜の反対側の光検出器とを使用するもの
であり、タンパク質のバンドの相対的な濃度に比例する
検出信号を発生する。その結果検出された信号は、垂直
軸に沿って濃度を、そして水平軸に沿って相対的なゲル
位置を与えるグラフとして表示された。その結果は着色
濃度の表示、したがって膜に沿うそれぞれの濃度の最高
値を対応するグラフに沿うピーク値とした、膜に沿うタ
ンパク質の濃度の表示であった。タンパク質のバンドに
対応するピーク値の下方の面積を比較することによっ
て、サンプルに含まれるタンパク質の部分の相対的な分
布の数量的な評価が行われた。
【0005】臨床の電気泳動の発展の次のステップは、
支持媒体としてゲル層の導入であった。少量のサンプル
が、マイラー(mylar:商品名)のような安定した基材上
に作られた薄いゲル層の1つのエッジ近くに加えられる
こととなる。前記ゲルは、その後、適当な電界中で電気
泳動され、分離されたタンパク質部分を固定し、かつ、
着色することによって処理され、その結果生じる着色さ
れたゲルを直接的に調べることによって検査するか、ま
たは、走査濃度計でゲルの数量的な走査を得ることによ
って検査された。
【0006】現在の臨床化学の電気泳動ゲルの解釈は、
ゲル上のバンドによって示されるタンパク質部分内のタ
ンパク質の比例的な含有量の数量的なデータばかりでな
く、ゲル上の着色されたタンパク質バンドの質的検査に
も依存する。さらに、前記ゲルは、その後の再検査、分
析または研究のために永久的な医療記録の一部として組
み込まれうる。このように、前記ゲルのパターンは、一
般に、患者の全体にわたる臨床状態についての、またあ
る場合には、特別な診断の解釈の一部についての病理学
者の評価の重要な一部となっている。
【0007】ゲルの臨床の電気泳動の成功および受入れ
にもかかわらず、前記技術は、熟練した技術者を必要と
し、かつ、時間を浪費する結果、前記技術を使用して実
行されうる試験数量を事実上制限している。自動化され
たゲルの電気泳動分析が利用できるけれども、これら分
析は、しばしば非常に扱いにくく、かなりな据付け時間
と努力とを必要とする。
【0008】細管(毛管)の電気泳動はより最近開発さ
れたもので、現在ゲルで実行されている電気泳動の分離
のタイプを実行するのに使用できる。細管の電気泳動で
は、およそ 5μからおよそ 200μの範囲の内径と、しば
しばおよそ20cmの長さとを有する小さな管すなわち細管
が、導電性の流体すなわちバッファで満たされる。分析
されるべき少量のサンプルが細管の穴の一方の端部に導
かれ、細管の両端部がバッファの別個の貯蔵器内に置か
れる。およそ2,000 vからおよそ30,000vの範囲の直流
電圧が、前記バッファ貯蔵器内に配置された電極によっ
て細管の両端部に印加され、典型的にはおよそ 5μA か
らおよそ 1mAの範囲の小電流を引き起こし、細管を通し
て流す。
【0009】細管を横切って印加される正しい極性によ
って、前記サンプルは、サンプルの導入端部から細管の
他方の端部に向けて移動を開始する。この移動が起こる
と、サンプル中の異なる分子は、主として分子のわずか
に異なる電荷のために、異なる速度で動く。これら異な
る移動速度は、わずかに異なる電荷を持つ分子のあるも
のを別のものから分離させ、ある分子は、ゆっくり移動
する分子より早く移動し、ゆっくり移動する分子に対し
て前進する。サンプルが細管の他方の端部に近づくと、
小体積のサンプルは、分子の相対的な移動速度によって
異なる分子のバンドに分離されるようになる。このよう
な異なる分子のバンドすなわちグループは、細管の他方
の端部の近くで、たとえば、細管の穴に光線を通すこと
によって検出される。異なる分子によって引き起こされ
る吸光度のような光線に対する変化が、分離された分子
が光線を通過するとき検出される。このように、サンプ
ル中の異なる分子または分子のクラスもしくは範疇と、
そのような分子の相対的な濃度とを同定する。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】細管の電気泳動分析器
の自動化された形態はこの技術分野において公知である
けれども、きまりきった臨床実験室の適用に適する自動
化された分析器はない。従来の分析器は、その自動化さ
れた性質にもかかわらずかなりの手動操作を必要とし、
一度にたった1つのサンプルを電気泳動させ、異なる細
管の交換手順を有し、または高圧の窒素タンクのような
付加的な外部の装置を必要とする。これら不利に加え
て、従来の細管の電気泳動分析器は、臨床化学実験室で
実践する病理学者に直ちに受け入れられる形態でその結
果のエレクトロホレトグラム(electrophoretogram)を表
示しない。ゲルの電気泳動と矛盾しない仕方で患者のサ
ンプルを評価するため病理学者によって利用できる表示
フォームないしフォーマットを従来の分析器が与えるこ
とができないことは、実質的かつ重要な欠点であり、臨
床化学の分野に関するそのような従来の技術の不利であ
る。
【0011】したがって、ゲルの電気泳動で得られたも
のと比較できる仕方で病理学者によって直ちに、かつ、
容易に利用できる表示フォームないしフォーマットを提
供する、自動化された細管の電気泳動分析器の要求があ
る。さらに、使用し易く、サンプル操作が少なく、そし
て従来の細管の電気泳動分析器と比べて実質的に効率を
増加できる、自動化された細管の電気泳動分析器の要求
がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案は、臨床化学の細
管の電気泳動分析器で使用するための表示方法を実行す
る表示装置である。本考案に係る表示装置は、電気泳動
時間に関する吸光度を表示するエレクトロホレトグラム
に加えて、またはこれに代えて、またはこれと一緒に、
吸光度をグラフィックスケールすなわちグラフィック範
囲の値内のグラフィック値に関連づけるグラフィックデ
ィスプレイすなわちディスプレイを発生し、前記グラフ
ィック値を表示する。可視のグラフィック値は、ある範
囲の色相、彩度および(または)明るさ(強さ)を含む
ことができ、または単色スケールを表示できる。前記グ
ラフィック値は、電気泳動時間に関係した長さを有する
ストライプと、対応する吸光度に相互に関係する前記ス
トライプ内の強さのようなグラフィック値とで表示でき
る。その結果のストライプは、公知の臨床のゲルの電気
泳動技術と、本考案の臨床の細管の電気泳動分析器との
間の解釈上の関連を与える。
【0013】本考案による表示装置は、細管内で流体を
電気泳動する手段と、前記細管内の流体の吸光度に関係
する複数の値を検出する手段とを含むことができる。前
記装置は、検出された値をある範囲のグラフィック値に
関係付け、1つのグラフィック値を選定し、かつ、表示
する手段を含む。
【0014】前記吸光度をある範囲のグラフィック値に
関係付ける前記手段は、前記吸光度をある範囲の吸光度
値に関係付け、前記範囲の吸光度値内の吸光度の値に従
って比を決定し、前記比に従って前記グラフィック値を
選定する。前記範囲の吸光度値は上限および下限を有
し、上限が変動しうる。これに代え、前記上限および下
限は、本考案による表示を自動調整するため吸光度のデ
ータから選定しうる。
【0015】本考案はまた、けい光、放射能およびコン
ダクタンス測定のデータのような、細管の電気泳動にお
ける別の測定技術の結果を表示するのに使用することが
できる。
【0016】
【実施例】本考案の前記または別の特長、面および利点
は、添付の図面を参照する以下の詳細な説明および請求
の範囲の記載から一層よく理解されるであろう。
【0017】図1および図2を参照するに、本考案に従
う分析器40は、下方の水平な取付けプレート42と上
方の水平な取付けトレー44とを有する台上に形成され
ている。取付けプレート42は、ターンテーブルアッセ
ンブリ46、細管アッセンブリ48、流体制御アッセン
ブリ49、プローブアッセンブリ50およびピペット移
送・希釈器アッセンブリ52を支持する。上方の取付け
トレー44は、カードケージ54、低電圧の直流電源5
6および光源の供給源58を支持する。複数の試薬の貯
蔵器62もまた、オペレータに容易に接近させるため、
上方の取付けトレー44の正面エッジに支持されてい
る。好ましい態様では、貯蔵器62は水ボトル64と、
pH10.2のホウ酸のような適当なランニングバッファを収
容しているバッファボトル66と、水酸化ナトリウム
(苛性ソーダ)を収容している洗浄液ボトル68と、リ
ン酸塩で緩衝された食塩水のような適当な希釈剤を収容
している希釈剤ボトル70とを含む。前記希釈剤は、所
望の場合、特別な化学的参照マーカを付加的に含むこと
ができる。この化学的参照マーカは、フタイ エイ.シ
ェン(Fu-Tai A.Chen) の名で1991年 5月31日に特許出願
された、発明の名称を「細管の電気泳動を利用するサン
プル成分の同定」(Identification of Sample Constitu
ents Utilizing Capillary Electrophoresis) とする米
国特許出願第708,424 号に記載されているようなもので
ある。貯蔵器62を上方のトレー44に置くことは、分
析器40の至るところにある貯蔵器62に収容されてい
る試薬の重力供給を可能にする。分析器40はまた、図
1には示してないが、慣用された仕方で適当な、頂部パ
ネル、側部パネル、前部パネルおよびドアを含むことが
できる。
【0018】ターンテーブルアッセンブリ46は、サン
プル管および試薬セグメントの支持と自動化された位置
決めとを与える。さらに詳しくは、ターンテーブルアッ
センブリ46はターンテーブル100を含み、ターンテ
ーブル100はその中心で軸104によって回転可能に
支持されている。軸104は、図1に簡略化のため破線
で示した電動機および駆動ベルトアッセンブリ106の
一部である。このアッセンブリ106は、取付けプレー
ト42によって支持され、ターンテーブル100の下方
かつ内方にある。電動機および駆動ベルトアッセンブリ
106は、制御可能な仕方でターンテーブル100と軸
104とを回転するように操作される。
【0019】ターンテーブル100は上方の面110
と、下方の環状支持部112とを含む。上方の面110
は、この面110の外周縁近くに配置された複数の円弧
状のリブ114を含む。図示の実施例では、リブ114
は、上方の面110の周縁に10個の等間隔をおいた場
所を画定しており、リブ114間にピン115がある。
下方の環状支持部112は、その面から上方へ伸びてい
るポスト116を含む。複数対のポスト116は、リブ
114のそれぞれに関して半径方向の外方に配置されて
いる。したがって、20本のポスト116が10個の対
応するリブ114に関して環状支持部112に配置され
ている。
【0020】ターンテーブル100はまた、内方の垂下
リップ118(図3)を含み、この垂下リップ118
は、その下方のエッジに形成した10個の等間隔をおい
た切欠き(図示せず)を含む。これら切欠きは、光学検
出器(図示せず)によって検出されるべく寸法決めさ
れ、したがって、慣用的な仕方でターンテーブル100
の回転位置を決定する。
【0021】サンプル管セクタ130は、ターンテーブ
ル100の周縁に抜き取り血液のようなサンプルを入れ
る複数のサンプル管132を支持するため、環状支持部
112とポスト116とに掛けられる。サンプル管セク
タ130は、環状支持部112に載るために適合された
水平フランジ134と、ポスト116を受け入れる2つ
の穴136とを含み、それによって水平フランジ134
を環状支持部112に載せ、サンプル管セクタ130を
ターンテーブル100に取外し可能に取り付ける。
【0022】複数の試薬セグメント140が上方の面1
10の周縁に取外し可能に配置される。各試薬セグメン
ト140は、上方の面110の周縁の曲面に調和するた
め湾曲されている。試薬セグメント140はリブ114
の上方に嵌り、したがってリブ114は、試薬セグメン
ト140の外方のエッジ近くの試薬セグメント140の
内側に嵌り、これによって試薬セグメント140を上方
の面110に取外し可能に保持する。試薬セグメント1
40は6つの貯蔵器グループ142を含み、各貯蔵器グ
ループ142は4つの個々の貯蔵器144を含む。各貯
蔵器144は、使用できる最高容量まで満たされたと
き、およそ 200μlの液体を保持できる。5つの試薬セ
グメント140が図2に示されている。
【0023】細管アッセンブリ48は、複数の細管と、
これら細管を通して電流を流すための関連した電極と、
検出のために使用される光ファイバを位置決めする光フ
ァイバホルダとのための支持をする。ここで使用するよ
うに、細管の「サンプル端」とは、細管の長さに沿う電
気泳動の分離前にサンプルが細管に導かれる端であり、
細管の「検出端」とは、細管の長さに沿って起こる電気
泳動の分離の結果を検出するために使用される検出手段
の近傍の端である。
【0024】ここに示した実施例では、細管アッセンブ
リ48は6本の細管200を支持している。これら細管
は、時には、細管200aないし200fのように個々
に適切に同定される。細管200は、慣用されているシ
リカ石英ガラスの細管であり、ポリイミドの薄いコンフ
ォーマルコーティングをして形成され、およそ 5μから
200μの範囲内の、さらに詳しくは、およそ25μから75
μの範囲内の内径を有し、およそ 140μから 375μの範
囲内の外径を有する。
【0025】細管200のサンプル端は、サンプル端プ
レート202によって取外し可能に支持されている。サ
ンプル端プレート202は、概して円弧状であり、6つ
の細管端リテーナ204(図4)を含む。細管端リテー
ナ204の垂直中央軸線は、ターンテーブル100に配
置されている試薬セグメント140の貯蔵器グループ1
42内の貯蔵器144の対応するものの間の間隔と整合
すべく間隔をおかれている。この間隔は、細管200の
端部を、たとえば、ターンテーブルの回転によって位置
決めされるとき、各貯蔵器グループ142内の貯蔵器1
44の第1のものの上方で整合する。
【0026】細管端リテーナ204のそれぞれは、サン
プル端プレート202を貫通し、環状の肩208を定め
る肩付き穴206を含む。分極されたバリウムフェライ
トの環状のマグネット210が穴206内で肩208に
固定されている。
【0027】サンプル端プレート202によって保持さ
せるため、細管200のそれぞれのサンプル端212
は、適当なゴムの接着剤216によってサンプル端プレ
ート202の近傍の細管200に接着された、分極され
たバリウムフェライトの第2の環状のマグネット214
を含む。細管200を図4に示すように位置させると、
マグネット210、214の突き当て端は、それぞれ逆
の極性となり、マグネット214、210間に吸引磁力
を創る。磁力は、それによって、細管200をサンプル
端プレート202内に取外し可能に保持し、ターンテー
ブル100によって運ばれる試薬セグメント140内の
貯蔵器144への接近のためにサンプル端212を位置
決めする。
【0028】2つの接近穴220、222がサンプル端
プレート202を貫通して形成されている。接近穴22
2は接近穴220よりも大きな直径を有する。接近穴2
20は、サンプル端プレート202の下方のターンテー
ブル100に配置されうる試薬セグメント140の貯蔵
器144の上方に整合すべく形成されている。一方、接
近穴222は、サンプル端プレート202の下方のサン
プル管セクタ130によって保持されているサンプル管
132にサンプル端プレート202を通って接近すべく
整合されている。
【0029】2つの特定長さの小口径の硬質管224、
226が小さな接近穴220の近傍のサンプル端プレー
ト202によって保持されている。試薬分配管のグルー
プ230を形成する特定長さの管224、226は、サ
ンプル端プレート202(図5)を貫通するのに充分な
長さであり、垂直に対してわずかな角度で固定されてい
る。試薬分配管のグループ230は、サンプル端プレー
ト202の下方で特定長さの管224、226の開口端
の下方に配置されうる試薬セグメント140の貯蔵器1
44に液体試薬を供給するため位置決めされる。
【0030】サンプル端プレート202は複数の裸線電
極240(図3および図4)を含む。これら裸線電極2
40は、サンプル端プレート202の下方面から垂下
し、ターンテーブル100の中心に関して、細管端リテ
ーナ204の対応するものと半径方向で整合する。した
がって、ここに示した実施例では、6つの細管端リテー
ナ204に対応する6つのそのような電極240があ
る。電極240は、サンプル端プレート202の下側に
形成された溝242内にゴムの接着剤によって固定さ
れ、溝242内に配置されるワイヤ244に接続され
る。ワイヤ244は、より大きな交差する溝246(図
2)を経て送られ、適当なゴムの接着剤によって大きな
溝246内に同様に保持されている。ワイヤ244とし
たがって電極240とは、適当に絶縁されたワイヤ(図
示せず)を経て高電圧の直流電源248の1つの出力端
子に接続される。
【0031】サンプル端プレート202は、水平のター
ンテーブル100に関して垂直方向へ変位可能に形成さ
れる。複数のポスト250(その1つを図1に示す)が
取付けプレート42に固定され、サンプル端プレート2
02の外方のコーナ部に固定される直進型のベアリング
252を支持する。昇降用のステップモータ254(図
3)がサンプル端プレート202に固定されている軸2
56を垂直に作動する。ステップモータ254が作動す
ると、サンプル端プレート202のアップ・ダウン位置
を定める機械的ストッパの間にサンプル端プレート20
2を昇降する。
【0032】細管アッセンブリ48はまた、マニホルド
プレート300を含む。マニホルドプレート300は、
ポスト250と支持ポスト344の頂部に取り付けら
れ、サンプル端プレート202の外方エッジに近接する
円弧状のエッジ302を含む。マニホルドプレート30
0は6つの検出ステーション320を支持しており、こ
れら検出ステーション320は、マニホルドプレート3
00の内部に形成された導管すなわちマニホルド322
の上方で整合されている。ここに示した実施例では、マ
ニホルド322は、より大きな円弧状の溝324の上方
でマニホルドプレート300に形成された円弧状の溝3
23の形態である。裸線電極325が円弧状の溝323
の全長にわたって円弧状の溝323内に配置されてい
る。裸線電極325は、マニホルドプレート300を貫
通する穴(図示せず)を通って存在し、かつ前記穴内で
密封され、システムアースに接続される。円弧状の密閉
片326がマニホルド322を閉じるため大きな円弧状
の溝324内に密封されている。
【0033】細管200をマニホルド322に接近させ
るため、6つの穴328(図3および図7)がマニホル
ドプレート300の上方面を貫通して形成されている。
これら穴328のそれぞれは、穴328の小口径部分3
32に縮小する肩330を含む。環状のシール334が
穴328内に固定されている。シール334は、後述す
るように、細管200の端部をマニホルド322に導く
内側テーパ336を含む。
【0034】2つの管カップリング338、340(図
6)が密閉片326を貫通する穴内に固定され、マニホ
ルド322と連通している。管カップリング338、3
40は、このように、マニホルド322との液体の連通
路を与える。
【0035】マニホルドプレート300はまた、洗浄ス
テーション346(図2および図6)を含む。洗浄ステ
ーション346は頂部の開口した内方の噴水348を含
む。水溶液が噴水348の底部の穴を経て供給され、噴
水の頂部からキャッチベースン349にあふれ出る。キ
ャッチベースン349は、洗浄廃水を洗浄ステーション
346から除くドレーンポートを含む。
【0036】6つの検出ステーション320は、対応す
る6つの穴328およびシール334の上方で同軸的に
整合されている。検出ステーション320のそれぞれ
は、垂直な支持構造350、352(図7)を含む。こ
れら支持構造350、352は横へ伸びるアーム35
4、356を有し、アーム354、356はアームの外
側に形成されたねじ358、360をそれぞれ備える。
垂直な支持構造350、352は、細管200の検出端
と光ファイバアッセンブリの入出力部とを受け入れるべ
く適合されている。
【0037】細管200のそれぞれの検出端は、細管2
00の回りに形成されているホルダ400内に保持され
る。ホルダ400はハンドル部402と、平坦部404
と、細管200の回りに流体のシールを形成する円筒状
の下流部406とを含む。この下流部406は、シール
334によって受け入れられるべく適合され、下流部4
06とシール334との間にシール関係を確立する。
【0038】本考案に係る分析器40では、細管200
内のサンプル成分の検出のための光は、ファイバーオプ
ティックスによって細管200にもたらされ、ファイバ
ーオプティックスによって細管200から適当な検出器
に導かれる。さらに詳しくは、図1に破線で示したよう
に、取付けトレー44の下方に取り付けられる吸熱器ハ
ウジング420内の単一の重水素ランプが、単一の光フ
ァイバーの光ガイド422(図3)に導かれる。光ガイ
ド422は光ファイバーのスプリッタ424で分割さ
れ、6つの入力の光ファイバーの光ガイド426にな
る。
【0039】図3および図7に示した光ガイド426の
1つに関する説明を継続すると、残りの光ガイド426
は一致する構造を有することが理解される。入力の光フ
ァイバの光ガイド426はホルダ機構428で終ってお
り、アーム354に取外し可能に締め付けられるナット
構造430を含む。ホルダ機構428は、ホルダ400
の平坦部404に形成された、細管200にさらすウイ
ンド432に関して位置決めされている。細管200の
コーティングは、入力の光ファイバの光ガイド426の
端から細管を経て出力の光ファイバの光ガイド434へ
紫外線を通過させるため、取り除いておくことが好まし
い。
【0040】出力の光ガイド434はその端部に、ナッ
ト構造438によってアーム356内に取外し可能に固
定されるホルダ機構436を含む。出力の光ファイバの
光ガイド434の反対側の端は、検出器ハウジング45
0に導かれる。検出器ハウジング450は、細管200
を通過する光を検出するシリコン光電検出器640(図
8)のような適当な検出器を含む。
【0041】分析器40の流体制御システムは、貯蔵器
62、サンプル端プレート202およびマニホルドプレ
ート300を含む細管アッセンブリ48、流体制御アッ
センブリ49、プローブアッセンブリ50、ピペット移
送・希釈器アッセンブリ52、およびこれら要素を相互
に接続する管類と共に廃物ボトル74を含む。ここに記
したそのような管類は、図1ないし図3には簡略化のた
めに示してないが、図6には概略な形態で示してある。
図6を参照するに、水ボトル64、バッファボトル6
6、洗浄液ボトル68、希釈剤ボトル70、廃物ボトル
74、洗浄ステーション346およびマニホルド322
が流体制御アッセンブリ49に接続されている。流体制
御アッセンブリ49は、バッファバルブ501と、補助
通気バルブ502とを含み、補助通気バルブ502は、
一方ではバッファボトル66に、他方ではマニホルドラ
イン503および管カップリング338を経てマニホル
ド322の一方の端部に接続されている。開口端を有す
る通気管504がバルブ501、502の間に接続され
ている。水バルブ505が水ボトル64とマニホルドラ
イン503を経て管カップリング338との間に接続さ
れている。
【0042】マニホルド322の第2の端部のカップリ
ング340は、開口端を有する通気管506に接続され
ている。マニホルドの通気バルブ507は、通気管50
6の開口端近くの通気管506において弁機能を行う。
通気管504、506の開口端は、バルブの故障が生じ
たとき、通気管504、506のいずれかを経ての試薬
の流出を避けるため、バッファボトル66または水ボト
ル64内の最も高い流体レベルの上方にある。管カップ
リング340は、さらに、マニホルドのドレンバルブ5
08に接続され、このマニホルドのドレンバルブ508
は、マニホルドのドレンライン509を経て廃物ボトル
74に接続されている。
【0043】流体システムのための真空は、流体制御ア
ッセンブリ49の一部である真空ポンプ510によって
発生される。真空ポンプ510からの真空出力は、バル
ブ512の一方側に連通され、バルブ512の他方側は
真空調整器514に接続されている。真空調整器514
の調整された出力は、真空源ライン515を経て廃物ボ
トル74に連通されている。調整器のバイパスバルブ5
16は、真空ポンプ510からの真空出力側と真空源ラ
イン515との間に接続されている。真空調整器514
は制御された真空を達成するために設けられる。制御さ
れた真空は、たとえば、サンプルを細管200のサンプ
ル端に吸引するのに使用される。真空調整器514は、
分析器40の操作に関して後述するように、細管200
を通して水またはバッファ試薬を単に吸引するときのよ
うに、正確さの少ない流体制御が必要とされるとき、バ
ルブ516を操作することによってバイパスされ、真空
が側管に通されるようになる。
【0044】プローブ洗浄バルブ517が、水ボトル6
4と水ステーション346の内方の噴水348との間に
接続され、洗浄真空バルブ518がキャッチベースン3
49のドレンポートとマニホルドのドレンライン509
との間に接続されている。バルブ501、502、50
5、507、508、512、516、517、518
はすべてソレノイド制御バルブであり、バルブ507以
外の全てのバルブは、通常閉じている。すなわち、これ
らバルブは、ソレノイドが電力供給を受けていない非作
動状態のとき閉じ、ソレノイドが電力供給を受けている
作動状態のとき開く。バルブ507は通常開いている。
【0045】このように、マニホルドライン503はバ
ルブ502、505および管カップリング338に共通
であることが分る。他方、マニホルドのドレンライン5
09は、マニホルドのドレンバルブ508、洗浄真空バ
ルブ518および廃物ボトル74に共通である。
【0046】ソレノイド制御の洗浄液バルブ520は、
水酸化ナトリウムの洗浄液ボトル68と、試薬分配管2
30のグループに含まれる管224との間に接続されて
いる。同様に、ソレノイド制御の通常閉じているバッフ
ァバルブ522は、バッファボトル66と、試薬分配管
230のグループに含まれる管226との間に接続され
ている。マニホルドの通気バルブ507以外のここに記
載した全てのバルブは、流体制御アッセンブリ49に含
むことができ、通気バルブ507は通気管506の開口
端に隣接する上方のトレー44に取り付けることができ
る。
【0047】プローブアッセンブリ50は慣用されてい
る設計のもので、プローブアーム530を含む。プロー
ブアーム530は、一端で変位機構532によって支持
され、他端で流体処理プローブ534とニードル536
とを支持する。ニードル536は、図8に関して述べる
昇降機のコントローラ668のような分析器の制御回路
によって、たとえば、流体中でプローブ534とニード
ル536とを接触させて流体の導電率を感知することに
よって流体のレベルを検出するために使用される。
【0048】変位機構531は垂直変位モータ532と
水平変位モータ533とを含む。これらは、プローブア
ーム530と、流体処理プローブ534と、ニードル5
36とを、慣用的な仕方で昇降しかつ回転するため一緒
に制御される。
【0049】ピペット移送・希釈器アッセンブリ52
は、流体運搬管560を経て流体処理プローブ534に
接続されている。流体運搬管560はロータリバルブ5
62に接続され、ロータリバルブ562は、電動機駆動
されるピペット564を、図6に示すように、希釈剤ボ
トル70にまたは別のバルブ位置の流体処理プローブ5
34に接続する。ロータリバルブ562は電動機566
によって制御され、ピペット564は、ねじ駆動機構5
70を介してピペット564に接続される電動機568
によって制御される。ピペット・希釈器アッセンブリ5
2は慣用されている設計のもので、たとえば、米国カリ
フォルニア州サニーベールのカブロ(Cavro;Sunnyvale,
California, U.S.A)から入手できるモデルXL3000とする
ことができる。
【0050】分析器40は、さらに、分析器40の自動
化された特長を制御し、かつ、適切な利用者インターフ
ェイスを提供するため、計算機ベース制御システム59
0を含む。ここに記載し、図8にブロックで示した実施
例では、計算機ベース制御システム590は、マクイク
ロプロセッサボード600を含む中央計算機592を含
む。マイクロプロセッサは、たとえば、インテル会社(I
ntel Corporation) から入手できるタイプi386とするこ
とができる。マイクロプロセッサボード600は、記憶
装置ボード602とインタフェース接続され、次々に、
フロッピィおよびハードディスクの駆動装置604にイ
ンタフェース接続されている。マイクロプロセッサボー
ド600はまた、キーボード606、ビデオボード60
8、直並列ポート610、アナログ−ディジタル変換器
612およびインタフェース614にインタフェース接
続されている。ビデオボード608は、表示画面618
を有する、慣用されている計算機のカラーモニタ616
を駆動する。計算機592は、この技術の分野で大変よ
く知られている、慣用されているアイ・ビー・エム(Int
ernational Business Machines Corporation) の両立で
きるパーソナルコンピュータの形態をとることができる
ことが理解される。さらに、アナログ−ディジタル変換
器612とインタフェース614とは、コンピュータバ
スに差し込まれる1または複数のカードを経てそのよう
なコンピュータと慣用されている仕方でインタフェース
接続できる。
【0051】制御システムのアナログ部分に関しては、
既に述べたように、出力の光ファイバの光ガイド434
が6つの固体素子の検出器640に導かれている。検出
器640の出力は、次々に、6つのそれぞれの増幅器6
42に加えられ、これら増幅器642の出力は、アナロ
グ信号インタフェース644に加えられる。アナログ信
号インタフェース644は信号を選定し、選定した信号
をアナログ−ディジタル変換のために基準化する。選定
されたアナログ出力は、アナログ−ディジタル変換器6
12に加えられる。基準電圧増幅器646もまた、アナ
ログ信号インタフェース644とアナログ−ディジタル
変換器612とを校正するため、アナログ信号インタフ
ェース644に加えられる。
【0052】電流監視用のレジスタ650は、高電圧電
源248と細管200とによって形成される高電圧回路
に直列に置かれている。増幅器648はレジスタ650
を横切る電圧を感知し、増幅器648の出力はアナログ
信号インタフェース644に加えられ、このように、細
管200を通る電流を監視する手段を提供する。
【0053】マイクロプロセッサボード600の制御の
下で、インタフェース614は、分析器40のアッセン
ブリや装置の感知と制御とのため、交換出力およびディ
ジタル−アナログ出力だけでなく、いくつかの直列のデ
ータのインタフェースを与える。直列のインタフェース
は、ターンテーブルの電動機制御装置660、プローブ
の水平変位の電動機制御装置662、プローブの垂直変
位の電動機制御装置664、ピペット移送・希釈器の電
動機制御装置666および昇降機のステップモータの制
御装置668に与えられる。電動機制御装置660、6
62、664、666、668は、関連して制御される
装置の慣用されている感知装置と一緒に、それぞれの電
動機を慣用されている仕方で制御する。
【0054】インタフェース614はまた、ディジタル
−アナログ変換器を含む。この変換器は、高電圧電源2
48に電圧制御信号を与え、それによって電源248に
よって生ずる電圧を調整する。インタフェース614は
また、高電圧電源248、真空ポンプ510およびソレ
ノイド作動バルブ501、502、507、508、5
12、516、517、518、520、522をON、
OFF に切り換える交換出力を含む。インタフェース61
4は、分析器40のパネル(図示せず)が取り外された
とき作動される安全インタロックスイッチ670に応答
し、これにより、マイクロプロセッサボード600によ
って高電圧電源248の能力をなくする。
【0055】分析器40の分析サイクルについての次の
説明のために、分析器40は、流体処理プローブ534
に希釈剤を注入され、たとえば、洗浄ステーション34
6の上方の停止位置に持ち上げられた準備完了状態であ
るとする。注入は、たとえば、希釈剤ボトル70からピ
ペット移送・希釈器52に希釈剤を吸い入れ、バルブ5
62の位置を図6に一点鎖線で示した位置に変更し、そ
して流体プローブ534が注入されるまで希釈剤を流体
運搬管560に排出することによって達成される。サン
プル端プレート202もまた、細管200のサンプル端
と電極240とがターンテーブル100によって運ばれ
うる試薬セグメント140の頂部を通過するように持ち
上げられ、ターンテーブル100がホームポジションと
なり、真空ポンプ510および高電圧電源248がOFF
となり、そして全てのバルブが標準すなわち死んだ状態
である。
【0056】分析サイクルが開始する前に、さらに、サ
ンプル管セクタ130がターンテーブル100の、たと
えば、負荷位置680に置かれているとする。サンプル
管セクタ130は、6つのサンプル管132aないし1
32fを保持し、それぞれのサンプル管が人の血清のよ
うな分析のための適当なサンプルを収容している。ま
た、空の清潔な試薬セグメント140が、位置決めされ
ているサンプル管セクタ130の内側でリブ114の対
応する1つの上方に置かれている。この説明の目的のた
めに、負荷位置680における試薬セグメント140内
の6つの貯蔵器グループ142が、6つのサンプル管1
32aないし132fに対応するグループ142aない
し142fとして同定されており、グループ142aな
いし142fのそれぞれにおける4つの貯蔵器144
が、貯蔵器144aないし144dとして同定されてい
る。
【0057】キーボード606は、細管の電気泳動の分
析サイクルを明らかにするため操作される。キーボード
606によって制御システム590に与えられる命令
は、たとえば、ターンテーブル100上のサンプル管セ
クタ130の位置、サンプル管セクタ130のサンプル
管132の数量(この例では、6つのサンプル管132
aないし132f)、およびサンプル管セクタ130で
運ばれるサンプル管132に関して実行される各バッチ
分析のための分析パラメータを含むことができる。この
分析パラメータは、サンプルが真空によってまたは高電
圧の印加によって細管200に吸い込まれることとなる
のかどうか、細管200の端部へのそのようなサンプル
注入時間の長さ、電気泳動中印加されるべき電圧、およ
び電気泳動が実行されるべき時間の長さを含むことがで
きる。
【0058】分析器40がキーボードによって指定され
た分析の開始を命令され、制御システムが分析器40の
自動化された制御を引き継ぐ。ターンテーブル100
が、第1のサンプル管132aを接近穴222の下方、
かつ、流体処理プローブ534によって説明された円弧
の下方に位置するため、回転される。最初持ち上げられ
た停止位置にある流体処理プローブ534が、第1のサ
ンプル管132aの上方位置へ回転される。プローブア
ッセンブリ50とピペット移送・希釈器アッセンブリ5
2とは、流体処理プローブ534の先端をサンプル管1
32a内に収容されているサンプル中に下げ、前もって
定めた体積のサンプルを流体処理プローブ534中に吸
い込み、プローブ534を持ち上げ、かつ、サンプル管
132aの内側の貯蔵器グループ142aの第1の貯蔵
器144aの上方へプローブ534を回転し、そして流
体処理プローブ534の先端を貯蔵器144a中に下げ
るため制御される。ピペット移送・希釈器アッセンブリ
52は、サンプルを貯蔵器144aに分配し、さらに付
加的な体積の希釈剤を貯蔵器144aに分配するため制
御される。
【0059】流体処理プローブ534は持ち上げられ、
回転され、そして洗浄ステーション346の内方の噴水
348中に下げられる。典型的には、ブローブ534を
洗浄するため、洗浄バルブ517、洗浄真空バルブ51
8およびバイパスバルブ516が開かれ、真空ポンプ5
10が、プローブ534の回りの噴水348に水を流
し、かつ、キャッチベースン349内のドレンポートを
経て排水を除くため操作される。付加的な希釈剤が、流
体処理プローブ534の内部の洗浄を確保するため、ピ
ペット移送・希釈器アッセンブリ52の操作によって流
体処理プローブ534から噴水348に流されうる。
【0060】前記に代えて、前記サンプル希釈サイクル
は繰り返し実行することができる。すなわち、貯蔵器1
44aからサンプルの第1の希釈液を流体処理プローブ
534に吸い込み、その第1の希釈液を4番目の貯蔵器
144dに移送し、前もって定めた量の希釈液を流体処
理プローブ534を経て4番目の貯蔵器144dに加え
るように、プローブアッセンブリ50とピペット移送・
希釈器アッセンブリ52とを制御して繰り返し実行する
ことができる。このやり方で、サンプルの第2の希釈液
が、電気泳動の分析にまたは前記サンプルの第2の電気
泳動の分析に使用するために作られる。
【0061】ターンテーブル100は、貯蔵器グループ
142a内の貯蔵器144b、144cを洗浄管224
およびバッファ試薬管226のそれぞれ下方に位置する
ため回転される。バルブ520、522が、ランニング
バッファおよび洗浄液をそれぞれ貯蔵器144b、14
4cに分配するため、前もって定めた時間開かれる。
【0062】前記したサンプル、ランニングバッファお
よび洗浄液の分配手順は、希釈されたサンプル、ランニ
ングバッファおよび洗浄液を貯蔵器グループ142bな
いし142fのそれぞれの貯蔵器144a、144b、
144cに分配するため、サンプル管132bないし1
32fに残っているサンプルのために繰り返される。
【0063】細管200がランニングバッファで満たさ
れていないとすると、ターンテーブル100は、ランニ
ングバッファを収容している貯蔵器グループ142aな
いし142fの貯蔵器144bの上方に細管200のサ
ンプル端を位置するように回転される。昇降機のステッ
プモータ154は、サンプル端プレート202がピン1
15に突き当たり、細管200aないし200fに対応
する電極240だけでなく細管200aないし200f
のサンプル端が貯蔵器グループ142aないし142f
のランニングバッファの貯蔵器144b中にそれぞれ入
るまでサンプル端プレート202を下げるべく制御され
る。真空ポンプ510が作動され、調整器のバイパスバ
ルブ516が廃物ボトル74とマニホルドのドレンライ
ン509とを経る真空を生ずるため開かれる。マニホル
ドの通気バルブ507が閉じられ、マニホルドのドレン
バルブ508が開かれ、真空をマニホルド322に加え
る。これによって、ランニングバッファを細管200を
通して吸い込む。前もって定めた適当な時間経過後、真
空ポンプ510とバルブ516との作動が止められる。
バッファバルブ501、補助通気バルブ502およびマ
ニホルドの通気バルブ507が開かれ、ドレンバルブ5
08が、ランニングバッファボトル66から重力供給に
よってマニホルド322をランニングバッファで満たす
ことを完了するため閉じられる。重力供給によってマニ
ホルド322をランニングバッファで満たすことは、細
管200を経て供給されるランニングバッファでマニホ
ルド322を満たすことよりより時間効率が良い。これ
は、真空ポンプ510およびバルブ516によって廃物
ボトル74を経て真空を加えても、細管200の内径が
極めて小さく、これら細管を通る液体の流速が非常に低
いことによる。
【0064】マニホルド322が満たされると、バッフ
ァバルブ501と補助通気バルブ502とが閉じられ
る。マニホルド322が重力供給によってバッファを満
たされることから、流体コラムがバッファボトル66内
の本質的にバッファのレベルの通気管506内に支持さ
れている。前記流体コラムは、マニホルド322内に静
水の背圧を生ずる。この背圧は、細管を経るサンプルの
分離流れを緩め、分離時間のばらついた(run-to-run)変
動を起こさせる。これを防ぐため、真空ポンプ510が
作動され、バイパスバルブ516、マニホルドのドレン
バルブ508およびマニホルドの通気バルブ507が開
かれ、前記流体コラムを廃物ボトル74に引き出し、背
圧の可能性を減らす。その結果、マニホルドの流体圧
力、したがって貯蔵器144の圧力を本質的に大気圧す
なわち周囲圧力にする。
【0065】前記に代えて、細管200は、分析サイク
ルの開始に先だって満たされうる。これは、試薬セグメ
ント140をターンテーブル100に位置させ、セグメ
ント140の貯蔵器グループ142aないし142fの
貯蔵器144bをランニングバッファで満たし、そして
昇降機のステップモータ254、真空ポンプ510およ
び真空バルブ516、さらにバッファバルブ501、通
気バルブ502、ドレンバルブ507、508をいま述
べた仕方と同様な仕方で作動するによって達成できる。
【0066】サンプルを細管200に充填するために、
昇降機のステップモータ254は、細管200の端部お
よび電極240が試薬セグメント140を通過するよう
にサンプル端プレート202を持ち上げるべく制御され
る。ターンテーブル100は、それぞれの貯蔵器グルー
プ142aないし142f内のサンプル貯蔵器144a
の上方へ細管200のサンプル端を位置するため回転さ
れ、そして昇降機のステップモータ254は、細管20
0のサンプル端がサンプル貯蔵器144a内に収容され
ている希釈されたサンプル内となるように、サンプル端
プレート202をピン115に降ろすべく制御される。
真空ポンプ510とバルブ512、507、508と
が、調整された真空をマニホルド322に加えるため作
動される。調整された真空のマニホルド322への適当
な時間の付加によって、貯蔵器グループ142aないし
142fの6つの貯蔵器144aから前もって定めた体
積の希釈されたサンプルが、細管200aないし200
fの6つのサンプル端にそれぞれ吸い込まれる。
【0067】真空ポンプ510とバルブ512、50
7、508とが、その後、調整された真空を開放するた
め作動を止められ、サンプル端プレート202が持ち上
げられ、ターンテーブル100が回転され、そしてサン
プル端プレート202が、細管200aないし200f
のサンプル端と対応する電極240とをそれぞれの貯蔵
器グループ142aないし142f内のランニングバッ
ファの貯蔵器144bに位置するため、再び降ろされ
る。
【0068】高電圧電源248は、細管200を横切っ
て高電圧を印加すべく命令される。さらに詳しくは、高
電圧電源はワイヤ244に接続され、ワイヤ244は、
そのときバッファの貯蔵器144b内に配置されている
6つの電極240に接続される。高電圧電源248によ
って発生した別の極は、システムアースを経てマニホル
ド322内に配置されているマニホルド電極325に接
続される。およそ6000から10,000vの範囲であることが
好ましい直流電圧の印加によって、細管の電気泳動が細
管200のサンプル端に既に引き込まれているサンプル
によって開始する。
【0069】細管200を横切って印加される電気泳動
に適する電圧によって、電気泳動の分離が起こり、たと
えば、2分ないし4分の電気泳動期間中、サンプル内の
分子の移動性に依存して分離されたサンプルが、細管2
00のそれぞれ内のウインド432を通って流れる。入
力および出力の光ファイバの光ガイド426、434間
のウインド432を通って、したがって細管の穴を通っ
て導かれた光線は、周期的にサンプル取りされ、検出器
640、増幅器642、アナログ信号インタフェース6
44、アナログ−ディジタル変換器612およびマイク
ロプロセッサボード600によって処理され、サンプル
成分の吸光度に関係するディジタル値を創り出す。この
値は、6本の細管200aないし200fに対応する6
つのデータチャンネルすなわちデータ列を創る細管20
0aないし200fのそれぞれのために配列され、か
つ、記憶されることが好ましい。前記値は、さらに別の
操作やデータ分析、制御システム590または外部のホ
ストコンピュータによる削減のため、ディスク駆動装置
604の1つにファイルとして記憶することができる。
【0070】サンプル分析が完了し、必要なデータがシ
ステム制御装置によって集められた後、マイクロプロセ
ッサボード600は、細管200から電気泳動をする電
圧を除去するため高電圧電源248を制御する。昇降機
のステップモータ254は、細管200のサンプル端お
よび電極240が試薬セグメント140を通過し、か
つ、ターンテーブル100が貯蔵器144c内の洗浄液
を細管200のサンプル端の下方に位置すべく回転され
るように、サンプル端プレート202を持ち上げるため
作動される。昇降機のステップモータ254は、貯蔵器
グループ142aないし142f内の貯蔵器144cに
収容されている洗浄液内に細管200aないし200f
のサンプル端を位置すべくサンプル端プレート202を
降ろすため再び制御される。調整された真空が再びマニ
ホルド322に加えられ、洗浄液を細管200を経てマ
ニホルド322に引き込む。前もって定めた時間の経過
後、細管200はランニングバッファで再び満たされ、
細管を次の分析に備える。ボトル64内の水は、分析器
40がバルブ505を開くことによって閉じられたと
き、たとえば、マニホルド322の洗浄を維持するため
使用できる。細管200は適当な洗浄の後、乾燥状態で
長い遊休期間保管できる。通気管504は、マニホルド
322をバルブ502、508を経て真空を加えられた
廃物ボトル74に排水するとき、使用できる。
【0071】付加的なサンプル管セクタ130を分析器
40の上に配置し、いままで述べてきたバッチ平行の分
析サイクルを繰り返すことができる。
【0072】このように、本考案に係る分析器40は、
複数の細管によるサンプルのバッチ平行の分析を可能に
し、細管はこれら細管の検出端で共通のマニホルドを分
け持つ。共通のマニホルドを使用することによって、細
管の電気泳動は、複数の細管のそれぞれのための複雑な
個別の流体チャンネルを含まない分析器を使用して、信
頼性のある、能率的な方法で実行できる。細管の準備、
サンプル充填、電気泳動、細管の洗浄および再充填は、
共通のマニホルドによってより能率的に達成でき、たと
えば、重力供給または同時的な平行する真空供給の使用
によって、より簡単に達成できる。そのような簡単さ
は、付加的なポンプ、ピンチバルブ、ロータリバルブな
どを減らす。
【0073】試薬セグメント140は、サンプル端プレ
ート202を昇降する昇降機のステップモータ254に
よって以外に、細管200のサンプル端にもたらすこと
ができる、ということが認められるべきである。たとえ
ば、図9を参照して、本考案による分析器の変更例は、
ターンテーブルの回転方向および垂直方向の変位機構7
02に取り付けられたターンテーブル700を含みう
る。変位機構702は、分析器のベースプレート706
によって支持されている。変位機構702は、全て慣用
された設計の、垂直変位モータおよび機構のような、タ
ーンテーブル700を昇降する手段と、回転変位モータ
および機構とを含む。細管アッセンブリ704は、ベー
スプレート706に関して固定され、細管200および
マニホルド322と本質的に同じである複数の細管70
8およびマニホルド709を含む。前記したものと同様
な適当な制御システムの制御下で、変位機構702はタ
ーンテーブルを軸710の回りに回転し、また矢印71
2によって示すようにターンテーブル702を上方およ
び下方へ垂直に変位する。したがって、電気的接続を与
えるための電極(図示せず)ばかりでなく細管708の
サンプル端が、前記した試薬セグメント140と同様な
試薬セグメントに収容されている貯蔵器に置かれ、貯蔵
器から除かれる。分析器40の実施例または図9に示し
た実施例のいずれかに関して、複数の細管のサンプル端
は、貯蔵器および試薬セグメント内に同時に置かれ、バ
ッチ平行の分析を可能にし、サンプルを細管によって処
理する。
【0074】分析器40への別の変更が可能である。た
とえば、細管アッセンブリ48は、熱的に安定した環境
を提供する、たとえば、ペルチェ装置によって加熱およ
び冷却される温度制御された室内に配置できる。そのよ
うな温度の安定した環境は、細管によって実行されるバ
ッチ平行の分析が細管から細管へ温度を安定させられ、
それによって分析器40によって検出される結果に及ぼ
す温度の影響を減らさなければならない場合、特に有利
である。
【0075】細管アッセンブリ48で運ばれる細管20
0の数は、たとえば、サンプルセクタによって運ばれう
るサンプル数にしたがって増加または減少しうる、とい
うことが理解されるべきである。
【0076】細管20のそれぞれのために、制御システ
ム590はこの制御システム590によって集められた
吸光度のデータを、図10に示す吸光度のグラフ750
の形態のエレクトロホレトグラムのような慣用されてい
る形態で、たとえば、モニタスクリーン618にエレク
トロホレトグラムとして表示できる。そのような表示
は、たとえば、横軸752の時間と縦軸754の吸光度
とに関して定められ、かつ、グラフ750を形成するた
め線によって結ばれた、一連の選定された吸光度のデー
タ点でありうる。時間軸すなわち横軸752は、電気泳
動する電圧の印加開始の0分から細管の電気泳動分析の
終り、たとえば、6分までの範囲で電気泳動時間を表す
ことができ、一方、吸光度軸すなわち縦軸754は、0.
00から0.01の範囲で吸光度を表すことができる。
【0077】本考案にしたがって、制御システム590
によって集められた前記吸光度のデータはまた、グラフ
ィックストライプ760の形態でモニタスクリーン61
8に表示できる。ストライプ760を発生するため、制
御システム590は、1つの選定された吸光度値と吸光
度値の範囲との間の関係を決定する。この関係を使用し
て、制御システム590は、グラフィック値の範囲から
1つのグラフィック値を選定し、この選定されたグラフ
ィック値を表示する。前記選定された吸光度値は、グラ
フ750に定められた吸光度のデータ点に対応すること
が好ましく、前記選定されたグラフィック値は、前記吸
光度のデータ点と横方向で配列されることが好ましい。
この過程をグラフ750に表示されたデータ点のそれぞ
れについて実行することによって、制御システム590
はストライプ760を発生する。このように、ストライ
プ760は、変動する吸光度を電気泳動時間に関するグ
ラフィック値のストライプとして独特に可視的に表示す
る。そのような表示は、臨床化学実験室における病理学
者のような細管の電気泳動データを解釈する者に、細管
の電気泳動の吸光度データの量的な(グラフ750とし
て)また質的な(ストライプ760として)見方を提供
する。
【0078】前記グラフィック値の範囲は、可視すなわ
ちグラフィック表示の、いかなる範囲、スケールまたは
広がりであってもよく、前記範囲、スケールまたは広が
りにわたる可視的に異なる表示を与える。そのような範
囲は、たとえば、色相、彩度および(または)明るさを
異ならせることによって形成することができる。また
は、明から暗への、逆に、吸光度を増加するために暗か
ら明への明るさの範囲として知覚される単色範囲の値と
することができる。前記範囲はまた、色または強さの明
白な範囲を創るためディザ技術(dithering techniques)
によって形成することもできる。ここに記載した実施例
では、前記グラフィック値の範囲は、グラフ750によ
って表示されうる最低の吸光度に対応する、図10の表
示のために0.00の吸光度である一方の極の、たとえば白
から、グラフ750によって表示されうる最高の吸光度
の、図10の表示のために0.01の吸光度である濃青まで
の色の範囲である。したがって、スクリーン618を色
付きで見た時、ストライプ760は、吸光度グラフ75
0に示された対応する吸光度にしたがって白から薄青を
経、濃青にいたる色の範囲からなる。図10の図式の表
示は、ストライプ760を単色の灰色スケールとして描
いてあり、この灰色スケールの白い端部がスクリーン6
18の白に対応し、灰色スケールの最も暗い灰色がスク
リーン618の最も濃い青に対応する。
【0079】図10に見られるように、たとえば、ピー
ク762、764、766、768は、グラフ750上
の増加する吸光度を表している。対応するバンド77
2、774、776、778はそれぞれ、増加する吸光
度のピーク762、764、766、768に関するス
トライプ760の増加する暗いグラフィック値を視覚化
するのに役立つ。
【0080】前記したように、図式範囲の値のスケール
から選定されるグラフィック値は、対応する吸光度に関
して横方向へ配列される。たとえば、吸光度のピーク値
762は、バンド772内の対応する最も暗いグラフィ
ック値の真上で横方向へ配列(図10で見たとき、一方
のものを他方のものよりも左から右へ配列)されてい
る。同様に、吸光度のピーク764、766、768
は、それぞれのバンド774、776、778内の対応
する最も暗いグラフィック値の真上で横方向へ配列され
ている。
【0081】吸光度のグラフの図式表示と対応するスト
ライプの表示が図11にある。ビデオボード608とモ
ニタ616とは、たとえば、この技術の分野において公
知であるように、表示スクリーン618を行と列との画
素に配列することによってディスプレイを発生する。ス
クリーン618の画素は、図11に、行と列とに配列し
た複数の正方形800によって表されている。30行の
画素の第1のグループ802は、吸光度のグラフ804
を描くため制御される。同様に、30行の画素の第2の
グループ806は、本考案によるストライプ表示807
を創るため制御される。この例では、第1のグループ8
02に描かれる吸光度の範囲が0.00から0.01であるとす
る。
【0082】表示スクリーン618に画素の色を表すた
め、第1のグループ802の画素は、画素をいっぱいに
した正方形の形態で示してある。たとえば、前記正方形
は、スクリーン618では赤色に対応させることができ
る。もっとも、別の色も使用することができる。
【0083】この例では、第2のグループ806のスク
リーン618に表示されるべきグラフィック値の範囲
は、最小の吸光度のための白から最高の吸光度のための
濃青までであるとする。図11に前記グラフィック値の
範囲を表すため、前記範囲は、該範囲の白端のため画素
すなわち正方形800内に点を入れることなく、また、
前記範囲の濃青端のため画素に点を入れることにより描
かれている。
【0084】図11に示した表示を得るため、吸光度の
データが画素列812aないし812jのそれぞれに対
応して記憶されうる。たとえば、画素列812aないし
812jのそれぞれは、電気泳動中の1秒のサンプル期
間を表すことができる。したがって、吸光度は各秒でサ
ンプル取りされ、画素列812aないし812jに対応
して記憶される。この技術の分野において公知であるよ
うに、0.00から0.01の範囲内の吸光度に比例する、グル
ープ802内の垂直位置を有する画素が選定され、該画
素の色が変えられる。この手順は、グラフ804を形成
するため繰り返される。図11に暗いブロックで示した
画素間の中間の画素の色は、図11には明瞭にするため
示してないが、線を形成するため変えることができる。
吸光度のグラフ804は、吸光度のピーク808を明ら
かにする。
【0085】本考案によれば、白から青までの範囲のグ
ラフィック値が画素列の吸光度に比例して選定される。
さらに詳しくは、前記吸光度は、グループ802によっ
て表される吸光度の範囲(この例では、0.00から0.01)
に関係づけられ、その結果の比は、前記グラフィック値
の範囲からグラフィック値を比例的に選定するのに使用
される。グループ806内の対応する画素列の画素は、
その後、選定されたグラフィック値に全て調整すなわち
設定される。その結果は、グループ806の高さに等し
い高さと、グラフ804の幅に等しい表示幅とを有する
ストライプである。図11に見られるように、ストライ
プ807の相対的なグラフィック値すなわち「暗さ」
は、グラフ804によって表された吸光度にしたがって
変わっており、それによってグラフ804として吸光度
のデータの量的な見方を、またストライプ807として
そのような吸光度のデータの質的な見方を提供する。
【0086】前記に代えて、図12に示すように、吸光
度値のグラフ820は、ストライプの可視の表示822
が占める位置と同じ垂直位置を占めることができ、吸光
度のグラフと吸光度のストライプ表示とを一方を他方に
重ねて表示する便利な可視的に有用な技術を提供する。
さらに、本考案に係る分析器40のために、分析器40
の6つの全ての細管200aないし200fの吸光度の
データは、図13に示したように、モニタ616のスク
リーンに表すことができる。細管200aないし200
fのそれぞれは、その独自のエリア850aないし85
0fを含む。エリア850aないし850fのそれぞれ
は、慣用されている吸光度のグラフとして吸光度のデー
タを表示するか、もしくは、図10のグラフ750のよ
うなエレクトロホレトグラムを表示するか、または、図
10のストライプ760に類似のストライプとして吸光
度のデータを表示するか、または、図12に示したもの
と類似の吸光度のグラフで重ね合せたストライプを表示
することができる。
【0087】図13の表示配列は、細管200のそれぞ
れの結果の直接の比較を可能にする。これは、たとえ
ば、免疫削除分析(immunosubtraction assay) において
特に有利である。そのような分析では、同じサンプルが
6つの細管200によって分析されるが、5つの細管2
00のための電気泳動分析に先だって免疫反応が作用さ
れる。図13の表示フォーマットは、免疫削除の結果の
即座の可視の比較を可能にする。
【0088】本考案の利点は、ストライプのグラフィッ
ク表示がスクリーン618の限られた垂直面積すなわち
高さのエレクトロホレトグラムの特性についての重要な
情報を与えることができることである。図10のグラフ
750のようなエレクトロホレトグラムは、情報を与え
るため垂直スケール754を必要とし、概してより多く
の情報は、垂直スケール754の高さが増加するとき前
記エレクトロホレトグラムによって運ばれる。これは、
当然ながら、スクリーン618のような限られた垂直空
間がある場合、不利である。しかし、重要な情報が本考
案によるストライプを使用するグラフィック値の範囲に
よって運ばれることから、そのような範囲は、スクリー
ンの限られた垂直高さにおいて存在することができる。
このように、6つのエリア850aないし850fが図
13には示してあるけれども、本考案によるストライプ
によって運ばれる情報の特性を保持しつつ、より多くの
数量のエリアが互いにグループ化されうる。これは、た
とえば、病理学者が数多くの細管の電気泳動結果を迅速
に検査し、全体のパターンと関係とを求める場合、特に
有利である。
【0089】図14を参照するに、図13に示したフォ
ーマットに本考案によるストライプ760を表示する方
法がブロックで示してある。図14の方法のために、見
ることのできるストライプ幅(ストライプ幅)が画素に
基づいてスクリーン618のストライプの幅に前もって
設定され、細管200のそれぞれのための吸光度データ
(ペイントデーダ)の配列が作られる。そのような配列
は、ストライプ幅に等しい要素数を有する。たとえば、
640 幅の標準のVGA ディスプレイでは、ストライプ幅が
520 画素に設定され、細管のためのペイントデータの配
列のそれぞれは、520 要素を含む。各ペイントデータの
配列は、それぞれの細管200の電気泳動時間に関する
吸光度データで満たされる。吸光度データは、たとえ
ば、分析器40による電気泳動分析中に作られる電気泳
動時間に関する吸光度のデータ点のファイルから選定さ
れ、特定の吸光度のデータ点は、ストライプによって示
されるべき時間にわたってペイントデータを満たすた
め、電気泳動時間に関して選定される。
【0090】前もって定めた最小および最大の吸光度値
(min-abs、max-abs)が記憶され、それぞれ0.00および0.
01に設定される。さらに、スクリーンコーナの座標X
(左から右へ)とY(頂部から底部へ)が、第1のスト
ライプの上方の左手コーナのために確立される。この左
手コーナは、第1の細管200aのためのエリア850
aの上方の左手コーナ852に対応する。細管200の
どのような順序も使用できるが、グループ142aない
し142fのための細管200aから200fまでのデ
ータをエリア850aないし850f内にそれぞれ表示
すべく前記順序が選定されることが好ましい。
【0091】図14の方法を開始する(860)と、6
4個の「ペン」が前記範囲のグラフィック値のために白
から濃青まで作られる(862)。これらペンは、プロ
グラム技術において公知のもので、赤、緑および青(R
GB)分量をもち、ペン配列(ペン* )に配列されてい
る。その配列では、最小の吸光度を表す白を作るため最
大のRGB分量を有するペン* の第1の要素(要素0)
と、最高の吸光度を表す濃青を作るため最少のRG分量
と最大のB分量とを有するペン* の最後の要素(要素6
3)としている。前記RG分量は、前記グラフィック値
の範囲にわたる滑らかな色変化を作るためペン* の第1
の要素から最後の要素まで伴われる。
【0092】前記方法は、その後、6つの細管200の
ためのストライプを描くため第1のループカウンタによ
って制御される第1のループを初期設定し(864)、
第1の細管200aで開始する。前記第1のループカウ
ンタは、使用されるべきペイントデータ配列を選定す
る。自動基準機能が選定される場合(866)、すなわ
ち、細管のためのペイントデータ配列に記憶されている
最大の吸光度と最少の吸光度との間の吸光度を自動的に
基準化する機能または操作制御である場合、選定された
ペイントデータ配列の吸光度データが走査され、前記配
列内の最も低い吸光度の測定値と最も高い吸光度の測定
値とがauto-minおよびauto-maxにそれぞれ設定するのに
使用される(868)。自動基準が選定されていない場
合、またはauto-minとauto-maxとが一度設定された場
合、前記方法は、第2のループカウンタによって制御さ
れる第2のループを初期設定する(870)。第2のル
ープカウンタは、ペイントデータ配列のそれぞれの要素
のためにストライプ520の画素の幅を繰り返し描いて
ストライプ幅とすることができる。
【0093】図14の方法を継続すると、自動基準が選
定されているか否かを再び調べる(872)。自動基準
が選定されている場合、ペン* 配列要素のインデックス
値すなわちポインタが、auto-minからauto-maxの範囲内
のペイントデータの吸光度値に比例する0から63ペン
のペン* 配列要素の範囲内で選定される(874)。他
方、自動基準が選定されていない場合、ペン* 配列要素
がmin-abs からmax-abs の範囲内のペイントデータの吸
光度値に比例して選定される(876)。いずれの場合
にも、選定されたペン* インデックス値は、ペン* 配列
内に記憶されている、吸光度値の適用できる範囲内のペ
イントデータの吸光度値に比例するグラフィック値の範
囲内のグラフィック値を有するペン* 配列要素を指示す
る。
【0094】例として、自動基準が選定されていない場
合、ペン* 配列要素のインデックス値すなわちポインタ
を選定するためブロック876で実行される式は次のも
のである。
【0095】
【数1】
【0096】min-abs をauto-minに、またmax-abs をau
to-maxに取り替えた同様の式が、自動基準が選定されて
いるとき(874)実行される。
【0097】ブロック874またはブロック876のス
テップを完了した後、第2のループカウンタによるスク
リーンコーナの位置から離れ、かつ、ストライプを描か
れつつあるエリア850aないし850fの頂部と底部
との間の位置Xにあるペン*から選定されたペンの色を
使用して、線が表示スクリーン618に引かれる(87
8)。たとえば、第1の細管200aの吸光度のデータ
がエリア850aに描かれている場合、その後、選定さ
れたペン* 配列の色の線がエリア850aの頂部と底部
との間のオフセット位置Xで引かれる。この線のための
開始スクリーンのY位置は、たとえば、画素のストライ
プ高さを掛けられた第1のループカウンタに等しい量だ
け離れた、スクリーンコーナのY位置で始めることによ
って計算できる。そのような線の長さは、全て等しい値
でありうるエリア850aないし850fの1つの高さ
である。
【0098】前記方法は、その後、第2のループカウン
タ(870)を試験することによってストライプが完成
しているか否かを調べる(880)。完成していない場
合、第2のループカウンタを増分し、ラベルBでストラ
イプ幅ループの頂部に戻る(882)。
【0099】他方、ストライプが完成し、ストライプ幅
ループ(870)が満たされると、前記方法は、その
後、6つの細管の第1のループ(864)が満たされ、
したがって6つの全ての細管200について前記方法が
実施されたか否かを決定するため調べる(888)。実
施されていない場合、第1のループカウンタを増分し、
第1のループの頂部でラベルAに戻る(890)。他
方、前記方法が6つの全ての細管のためのストライプを
引いたとき、呼び出し機能に戻る(894)。
【0100】図14ないし図16の方法は、この技術の
分野において公知のプログラム技術を使用するウィンド
ウグラフィックの利用者インタフェースのウィンドウ環
境(Microsoft Corporation, Redmond, Washington, U.
S.A.)を利用することによってCプログラム言語で実行
することができる。さらに、中央計算機592は分析器
40を制御し、オペレータインタフェースといままで記
載してきたグラフィック表示機能とを与えるけれども、
本考案の好ましい実施例は、利用者インタフェースとグ
ラフィック表示機能とを、直並列ポート610内の直列
ポートを経て中央計算機592に接続される別の計算機
で実行する。この場合、そのような計算機は「ホスト」
計算機である。
【0101】本考案のストライプのグラフィック表示を
ウィンドウ環境で実行すると、図13のエリア850a
ないし850fのそれぞれは、スクリーン618の個々
のウィンドウを占めることができる。そのようなウィン
ドウは、典型的には、スクリーン618の回りを動き、
個々に開閉されうることから、エリア850aないし8
50fは、スクリーン618の回りを個々に動かされう
る。したがって、利用者が、たとえば、単一の平行分析
のために細管200の選定されたものの間の結果を比較
したり、異なる平行分析間の結果を比較したりすること
を望むとき、グループ化されうる。
【0102】本考案にしたがって表示されるグラフィッ
ク値は、たとえば、ストライプ760の少しばかり色づ
けされた部分に可視性を加えるため高め、または強める
ことができる。これは、max-abs を前もって定めた10%
のような量だけ減少し、図14ないし図16の方法を自
動基準をなくして実行することによって達成できる。ma
x-abs が減少すると、吸光度データは、より低い最大値
を持つ吸光度の範囲に関係し、これによってより濃青の
グラフィック値を選定する。これは、暗くされた、すな
わち高められたストライプ760を生じ、公知のゲルの
電気泳動技術で得られる着色し過ぎたゲルと同様の可視
印象を生ずる。
【0103】同様に、本考案にしたがって表示されるグ
ラフィック値は、高い吸光度がグラフィック値の暗いバ
ンドを生じる場合、ストライプ760の詳細を示すのを
弱めることができる。これは、逆に、max-abs を前もっ
て定めた量だけ増加し、図14ないし図16の方法を自
動基準をなくして実行することによって達成できる。吸
光度値は、より高い上限を持つ吸光度の範囲に比例する
ことから、より高い吸光度値がグラフィック値の範囲で
対応してより低いグラフィック値を生じ、このように、
たとえば、その結果のストライプ760の表示を明るく
する。
【0104】グラフィック値の範囲は、吸光度値を強め
または弱めることに非線形でありうるということがま
た、認められるべきである。たとえば、ペン* 配列のグ
ラフィック値は、吸光度の範囲を強めるため非線形の態
様で発生することができる。同様に、グラフィック値の
範囲は、異なる色相、範囲、色相または強さのサブ範囲
を含むことができる。このように、吸光度の範囲の中央
に近い吸光度値は、そのような範囲内の強さまたは高さ
を与えるため赤の影によって表示されるかもしれない。
【0105】スクリーン618のような計算機の表示ス
クリーンに表示を作ることに関して記載したけれども、
その結果のグラフィック値は、たとえば、レーザプリン
タを使用し、グラフィック値の単色範囲を作るため、こ
の技術の分野において公知であるハーフトーンすなわち
ディザ技術を使用して印刷することができる。前記グラ
フィック値の単色範囲からグラフィック値が印刷のため
に選定される。グラフィック値は、インクジェットまた
は熱転写式のプリンタのような、この技術の分野におい
て公知のタイプの色刷りプリンタで色刷り印刷すること
ができる。さらに、グラフィック値の単色像も熱式プリ
ンタを使用して印刷することができる。前記熱式プリン
タは、印刷ヘッドが熱感応性の紙を横切って動くとき、
前記印刷ヘッドに印加される熱電流のパルス幅変調によ
って印刷強さを変える。これら例では、その結果の印刷
されたコピーは、本考案にしたがって1つまたは複数の
細管200のためにグラフ750のような吸光度のグラ
フとストライプ760とを含み、たとえば、患者の医療
ファイルに含みうる永久記録を与えることが好ましい。
【0106】さらに別の変形例では、本考案にしたがっ
て発生したスクリーンは、TIFF、PIC などのような、広
く知られ、かつ、使用されているグラフィックファイル
のフォーマットの1つまたは複数に、色の深みの解像度
を変えて(たとえば、16、32、64、256 など)、スクリ
ーンダンプのファイルとして蓄えることができる。ま
た、ネットワークに、または病院を経てもしくは遠隔の
問い合わせ装置によって即座に表示するために病院の研
究室の情報システムに記憶することができる。
【0107】細管の電気泳動で集められる吸光度データ
の表示に関して記載したけれども、本考案はまた、別の
細管の電気泳動の測定技術にも使用できる。たとえば、
吸光度以外に、グラフィック値のストライプとして細管
の電気泳動中に測定されるけい光、放射能活動またはコ
ンダクタンスを表示するのに使用できる。したがって、
たとえば、けい光を使用すると、図10のグラフ750
は、細管の電気泳動中に測定されるけい光の応答性を表
し、ストライプ760は、その後、けい光値の範囲に関
係するグラフィック値の範囲から対応するけい光にした
がって選定されるグラフィック値を表示する。
【0108】さらに、吸光度値と対応する選定されたグ
ラフィック値との間の関係は、ここでは線形として記載
したけれども、対数を含む非線形のような別の関係が考
えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による分析器の斜視図である。
【図2】図1に示した分析器のターンテーブル、細管の
サンプル端プラットホームおよび細管の検出端プラット
ホームの平面図である。
【図3】図2の3−3線に沿って切断した部分断面図で
ある。
【図4】細管のサンプル端の拡大側面断面図である。
【図5】試薬を試薬セグメントに供給すべく位置決めさ
れている試薬供給管の側面断面図である。
【図6】図1の分析器の流体システムの簡略化した機能
図である。
【図7】細管の検出端のための検出ステーションの断面
図である。
【図8】図1の分析器の制御システムおよび電子部品の
ブロック図である。
【図9】本考案による分析器に使用するターンテーブル
および細管システムの別の実施例の簡略化した側面図で
ある。
【図10】本考案による表示の画像図である。
【図11】吸光度データと、この吸光度データと相互に
関係するグラフィック表示とのグラフを示す画素を表示
する拡大画像図である。
【図12】吸光度グラフがストライプと重なり合ってい
る別の実施例の拡大画像図である。
【図13】本考案の分析器による複数の細管のための吸
光度グラフおよび(または)模擬実験した濃度ストライ
プの相対的なスクリーン位置を示す概略図である。
【図14】本考案によるグラフィック表示を描くための
方法のフローチャートであって、図15および図16と
組み合わせられる。
【図15】本考案によるグラフィック表示を描くための
方法のフローチャートであって、図14および図16と
組み合わせられる。
【図16】本考案によるグラフィック表示を描くための
方法のフローチャートであって、図14および図15と
組み合わせられる。
【符号の説明】
40 分析器 46 ターンテーブルアッセンブリ 48 細管アッセンブリ 49 流体制御アッセンブリ 50 プローブアッセンブリ 52 ピペット移送・希釈器アッセンブリ 56 直流電源 100 ターンテーブル 130 サンプル管セクタ 140 試薬セグメント 142 貯蔵器グループ 144 貯蔵器 200 細管 590 制御システム 618 スクリーン 750 グラフ 760 ストライプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 スティーブン ピー キャッツマン アメリカ合衆国 92686 カリフォルニ ア州 ヨーバ リンダ ヴィア アマン テ 4715

Claims (32)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細管内の流体を電気泳動する手段と、前
    記細管内の前記流体の吸光度に関係される複数の値を検
    出する手段と、前記検出された値をグラフィック値の範
    囲に関係させ、各検出値のためにグラフィック値を選定
    する手段と、前記選定されたグラフィック値を表示する
    手段とを含む、細管の電気泳動装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、グラフィック値の前記
    範囲を色の範囲として表示する手段を含む、請求項1に
    記載の細管の電気泳動装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記値を計算機の表示
    スクリーンに表示する手段を含む、請求項1に記載の細
    管の電気泳動装置。
  4. 【請求項4】 前記グラフィック値を表示することは、
    前記値を印刷することを含む、請求項1に記載の細管の
    電気泳動装置。
  5. 【請求項5】 前記グラフィック値を表示する前記手段
    は、時間に関係される長さを有するグラフィック値のス
    トライプを作る手段を含み、前記ストライプの前記グラ
    フィック値は、時間に関する吸光度と互いに関係され
    る、請求項1に記載の細管の電気泳動装置。
  6. 【請求項6】 グラフィック値の前記範囲は変わる色の
    範囲である、請求項5に記載の細管の電気泳動装置。
  7. 【請求項7】 複数の細管内で電気泳動を同時に実行す
    る手段と、前記細管のそれぞれ内の流体の吸光度に関係
    される複数の値を検出する手段と、検出した値をグラフ
    ィック値の範囲に関係させ、各検出値のためにグラフィ
    ック値を選定する手段と、前記細管のそれぞれのために
    前記選定されたグラフィック値を表示する手段とを含
    む、電気泳動装置。
  8. 【請求項8】 グラフィック値の前記範囲は色の範囲を
    含む、請求項7に記載の電気泳動装置。
  9. 【請求項9】 前記グラフィック値を表示する前記手段
    は、前記値を計算機の表示スクリーンに表示する手段を
    含む、請求項7に記載の電気泳動装置。
  10. 【請求項10】 前記グラフィック値を表示する前記手
    段は、前記値を印刷する手段を含む、請求項7に記載の
    電気泳動装置。
  11. 【請求項11】 前記グラフィック値を表示する前記手
    段は、前記グラフィック値のストライプであって時間に
    関係される長さを有するストライプを前記細管のそれぞ
    れのために作る手段を含み、前記ストライプの前記グラ
    フィック値は、時間に関する吸光度値と互いに関係され
    る、請求項7に記載の電気泳動装置。
  12. 【請求項12】 前記ストライプは、時間に関して横方
    向へ配列される、請求項11に記載の電気泳動装置。
  13. 【請求項13】 グラフィック値の前記範囲は単色であ
    る、請求項7に記載の電気泳動装置。
  14. 【請求項14】 細管内の液体を電気泳動する手段と、
    電気泳動時間の少なくとも一部の間、前記細管に沿う前
    もって定めた位置で前記液体の吸光度を検出する手段
    と、前もって定めた時間に前記吸光度をグラフィック値
    の範囲に関係させ、各時間のためにグラフィック値を選
    定する手段と、前記選定されたグラフィック値を表示す
    る手段とを含む、電気泳動装置。
  15. 【請求項15】 前記吸光度をグラフィック値の範囲に
    関係させる前記手段は、前記吸光度を吸光度値の範囲に
    関係させ、吸光度値の前記範囲内の吸光度の値にしたが
    って比を決定し、該比にしたがって前記グラフィック値
    を選定する、請求項14に記載の電気泳動装置。
  16. 【請求項16】 前記吸光度を吸光度値の範囲に関係さ
    せる前記手段は、前記吸光度値のために上限と下限とを
    設定する手段を含む、請求項15に記載の電気泳動装
    置。
  17. 【請求項17】 前記設定する手段は、前記上限を変え
    る手段を含む、請求項16に記載の電気泳動装置。
  18. 【請求項18】 前記上限と下限とを設定する前記手段
    は、検出された吸光度値から最大の吸光度値と最小の吸
    光度値とを選定し、吸光度値の前記範囲を前記最大値お
    よび最小値に設定する手段を含む、請求項16に記載の
    電気泳動装置。
  19. 【請求項19】 前記選定されたグラフィック値を電気
    泳動時間に関して表示する手段を含む、請求項14に記
    載の電気泳動装置。
  20. 【請求項20】 前記検出された吸光度を、縦軸に吸光
    度値をかつ横軸に時間を有するグラフとして表示する手
    段を含む、請求項19に記載の電気泳動装置。
  21. 【請求項21】 前記選定されたグラフィック値の時間
    軸と前記グラフの時間軸とは横方向に配列されている、
    請求項20に記載の電気泳動装置。
  22. 【請求項22】 前記選定されたグラフィック値はスト
    ライプを形成し、該ストライプの長さが電気泳動時間に
    対応する、請求項21に記載の電気泳動装置。
  23. 【請求項23】 前記グラフは前記ストライプ上に表示
    される、請求項22に記載の電気泳動装置。
  24. 【請求項24】 前記グラフに表示された吸光度値と前
    記ストライプに表示された吸光度値との間に一対一の対
    応がある、請求項19に記載の電気泳動装置。
  25. 【請求項25】 グラフィック値の前記範囲は色の範囲
    である、請求項14に記載の電気泳動装置。
  26. 【請求項26】 グラフィック値の前記範囲は単色であ
    る、請求項14に記載の電気泳動装置。
  27. 【請求項27】 グラフィック値の前記範囲は、該範囲
    の一方の端部を他方の端部と可視的に異ならせている、
    請求項14に記載の電気泳動装置。
  28. 【請求項28】 複数のウエルを有する試薬セグメント
    と共に使用する電気泳動装置であって、 複数の細管であって各細管が第1の端部と第2の端部と
    を有する細管と、 前記細管のそれぞれの前記第1の端部を前記試薬セグメ
    ントのウエルの選定された別個のものに同時に位置させ
    る手段と、 共通の導管を画定するマニホルドであって前記細管のそ
    れぞれの前記第2の端部を前記共通の導管に受け入れ、
    それによって前記細管の前記第2の端部間に共通の液体
    通路を確立するマニホルドと、 該マニホルド内の電極と、 電気泳動時間の少なくとも一部の間、前記細管に沿う前
    もって定めた位置で前記細管内の液体の吸光度を検出す
    る手段と、 前記吸光度を前もって定めた時間にグラフィック値の範
    囲に関係させ、各時間のためにグラフィック値を選定す
    る手段と、 前記選定されたグラフィック値を表示する手段とを含
    む、電気泳動装置。
  29. 【請求項29】 前記吸光度をグラフィック値の範囲に
    関係させる前記手段は、前記吸光度を吸光度値の範囲に
    関係させ、吸光度値の前記範囲内の吸光度の値にしたが
    って比を決定し、該比にしたがって前記グラフィック値
    を選定する手段を含む、請求項28に記載の電気泳動装
    置。
  30. 【請求項30】 前記選定されたグラフィック値を電気
    泳動時間に関して表示する手段を含む、請求項28に記
    載の電気泳動装置。
  31. 【請求項31】 グラフィック値の前記範囲は色の範囲
    である、請求項28に記載の電気泳動装置。
  32. 【請求項32】 グラフィック値の前記範囲は単色であ
    る、請求項28に記載の電気泳動装置。
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