JP2500676B2 - 空気調和機の除霜制御装置 - Google Patents
空気調和機の除霜制御装置Info
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- JP2500676B2 JP2500676B2 JP3049209A JP4920991A JP2500676B2 JP 2500676 B2 JP2500676 B2 JP 2500676B2 JP 3049209 A JP3049209 A JP 3049209A JP 4920991 A JP4920991 A JP 4920991A JP 2500676 B2 JP2500676 B2 JP 2500676B2
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- Japan
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- temperature
- heat exchanger
- outdoor heat
- outdoor
- control device
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、暖房運転時の空気調和
機の除霜制御装置に関するものである。
機の除霜制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ヒートポンプ式空気調和機におい
ては、暖房開始し圧縮機が一定積算時間運転した後に室
外側熱交換器の温度を検出し、所定の値（例えば−10°
Ｃ）未満になると、室外側熱交換器に着霜したと判断し
て除霜運転に入るように制御されている。除霜運転は、
冷媒回路に設けられた四方弁を切り換え、圧縮機からの
高温の冷媒ガスを室外側熱交換器に流し、室外側熱交換
器を暖め着霜を溶かして、室外機の底板に滴下させ、底
板に設けられた排出口より機外に排出し、室外側熱交換
器の温度が、所定の値（例えば10°Ｃ）以上になると、
着霜が全て除去されたと判断して四方弁を切り換え、暖
房運転に復帰する方法が用いられている。しかしなが
ら、外気温度が低い場合（例えば０°Ｃ）以下の状態に
あると、室外機の底板やその周辺は除霜運転中でも低い
温度に保たれ、滴下した水滴も排水口に流れず、暖房運
転に復帰した時に室外側熱交換器により冷やされ底板上
に氷結し、除霜運転と暖房運転の繰り返しにより成長し
て排水口を塞ぐ等の不具合を生じることがあり、この氷
結した水滴を除去するために暖房運転を停止しなければ
ならず、長時間にわたる快適な暖房運転を行うことがで
きなかった。
ては、暖房開始し圧縮機が一定積算時間運転した後に室
外側熱交換器の温度を検出し、所定の値（例えば−10°
Ｃ）未満になると、室外側熱交換器に着霜したと判断し
て除霜運転に入るように制御されている。除霜運転は、
冷媒回路に設けられた四方弁を切り換え、圧縮機からの
高温の冷媒ガスを室外側熱交換器に流し、室外側熱交換
器を暖め着霜を溶かして、室外機の底板に滴下させ、底
板に設けられた排出口より機外に排出し、室外側熱交換
器の温度が、所定の値（例えば10°Ｃ）以上になると、
着霜が全て除去されたと判断して四方弁を切り換え、暖
房運転に復帰する方法が用いられている。しかしなが
ら、外気温度が低い場合（例えば０°Ｃ）以下の状態に
あると、室外機の底板やその周辺は除霜運転中でも低い
温度に保たれ、滴下した水滴も排水口に流れず、暖房運
転に復帰した時に室外側熱交換器により冷やされ底板上
に氷結し、除霜運転と暖房運転の繰り返しにより成長し
て排水口を塞ぐ等の不具合を生じることがあり、この氷
結した水滴を除去するために暖房運転を停止しなければ
ならず、長時間にわたる快適な暖房運転を行うことがで
きなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、外気温度が低い場合にも
除霜された水滴を確実に排出することのできる空気調和
機の除霜制御装置を提供することを目的としている。
問題点に鑑みなされたもので、外気温度が低い場合にも
除霜された水滴を確実に排出することのできる空気調和
機の除霜制御装置を提供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、除霜制御装置に外気温度を検出する外気温度センサ
を設け、外気温度が所定値未満の場合上記室外側熱交換
器温度センサによる検出温度が除霜解除温度に達したら
所定時間暖房運転への復帰を遅らせるようにした。
に、除霜制御装置に外気温度を検出する外気温度センサ
を設け、外気温度が所定値未満の場合上記室外側熱交換
器温度センサによる検出温度が除霜解除温度に達したら
所定時間暖房運転への復帰を遅らせるようにした。
【０００５】
【作用】上記の構成によれば、外気温度センサにより検
出された外気温度が所定の温度（０°Ｃ）以下であれ
ば、室外側熱交換器が除霜解除温度に達した時に一定時
間（例えば５分間）暖房運転への復帰を遅らせ、滴下し
た水滴を確実に排出することにより底板上に氷結し排水
口を塞ぐ等の不具合を防止することができる。
出された外気温度が所定の温度（０°Ｃ）以下であれ
ば、室外側熱交換器が除霜解除温度に達した時に一定時
間（例えば５分間）暖房運転への復帰を遅らせ、滴下し
た水滴を確実に排出することにより底板上に氷結し排水
口を塞ぐ等の不具合を防止することができる。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。図１は本発明の構成を示す冷媒回路図で、圧
縮機１の吐出側から四方弁２、室内側熱交換器３、膨張
弁４、室外側熱交換器５を経て四方弁２に戻り、圧縮機
１に到る冷媒回路が形成され、室内側熱交換器３および
室外側熱交換器５には近接して室内側送風機６および室
外側送風機７が配置され、それぞれ室内機および室外機
の筐体に格納されている。図は暖房運転状態を示し、圧
縮機１で高温高圧に圧縮された冷媒ガスは、矢印で示す
ように四方弁２により室内側熱交換器３に送られ、室内
側送風機６により室内側熱交換器３の間を流通する室内
空気と熱交換を行い、冷却された冷媒ガスは液化して膨
張弁４を通り、室外側熱交換器５に入り気化し、室外側
送風機７により室外空気から気化熱を奪い、四方弁２を
介して圧縮機１の吸入側に戻る。外気温度が低い状態で
暖房運転を続けると、室外側熱交換器５の温度が外気温
度より低下して室外側熱交換器５に霜付きを生じ、外気
温度の変化により成長して室外側熱交換器５の熱交換効
率を低下させるために、定期的に除霜を行う必要が生じ
ている。室外側熱交換器５の入口側に室外側熱交換器５
の温度を検出する室外側熱交換器温度センサ８、室外機
の外気に曝されている部分に外気温度センサ９が配置さ
れている。
説明する。図１は本発明の構成を示す冷媒回路図で、圧
縮機１の吐出側から四方弁２、室内側熱交換器３、膨張
弁４、室外側熱交換器５を経て四方弁２に戻り、圧縮機
１に到る冷媒回路が形成され、室内側熱交換器３および
室外側熱交換器５には近接して室内側送風機６および室
外側送風機７が配置され、それぞれ室内機および室外機
の筐体に格納されている。図は暖房運転状態を示し、圧
縮機１で高温高圧に圧縮された冷媒ガスは、矢印で示す
ように四方弁２により室内側熱交換器３に送られ、室内
側送風機６により室内側熱交換器３の間を流通する室内
空気と熱交換を行い、冷却された冷媒ガスは液化して膨
張弁４を通り、室外側熱交換器５に入り気化し、室外側
送風機７により室外空気から気化熱を奪い、四方弁２を
介して圧縮機１の吸入側に戻る。外気温度が低い状態で
暖房運転を続けると、室外側熱交換器５の温度が外気温
度より低下して室外側熱交換器５に霜付きを生じ、外気
温度の変化により成長して室外側熱交換器５の熱交換効
率を低下させるために、定期的に除霜を行う必要が生じ
ている。室外側熱交換器５の入口側に室外側熱交換器５
の温度を検出する室外側熱交換器温度センサ８、室外機
の外気に曝されている部分に外気温度センサ９が配置さ
れている。
【０００７】図２は制御ブロック図で、制御部10には、
入力として操作部（図示せず）からの信号を入力する設
定入力回路11と、室内温度センサ12、室外側熱交換器温
度センサ８、外気温度センサ９等の各種センサが接続さ
れ、制御部10にはＡ／Ｄ変換器13、比較回路14、メモリ
15、タイマ16等が設けられ、出力として室内側送風機
６、室外側送風機７、圧縮機１および四方弁２が接続さ
れている。設定入力回路11から、室内設定温度、室外側
熱交換器５の除霜開始温度や除霜終了温度、外気温度の
基準値、タイマ16の各時間設定、出力側機器の制御条件
等が入力され、メモリ15に記憶されている。この状態
で、制御部10は圧縮機１の運転を開始し、同時に室内側
送風機６と室外側送風機７の運転を開始し、室内温度セ
ンサ12等の各種センサにより検出された信号は、Ａ／Ｄ
変換器13を介して比較回路14に取り込まれ、メモリ15に
記憶された設定値と比較し、制御条件に従うように出力
側機器を制御している。
入力として操作部（図示せず）からの信号を入力する設
定入力回路11と、室内温度センサ12、室外側熱交換器温
度センサ８、外気温度センサ９等の各種センサが接続さ
れ、制御部10にはＡ／Ｄ変換器13、比較回路14、メモリ
15、タイマ16等が設けられ、出力として室内側送風機
６、室外側送風機７、圧縮機１および四方弁２が接続さ
れている。設定入力回路11から、室内設定温度、室外側
熱交換器５の除霜開始温度や除霜終了温度、外気温度の
基準値、タイマ16の各時間設定、出力側機器の制御条件
等が入力され、メモリ15に記憶されている。この状態
で、制御部10は圧縮機１の運転を開始し、同時に室内側
送風機６と室外側送風機７の運転を開始し、室内温度セ
ンサ12等の各種センサにより検出された信号は、Ａ／Ｄ
変換器13を介して比較回路14に取り込まれ、メモリ15に
記憶された設定値と比較し、制御条件に従うように出力
側機器を制御している。
【０００８】図３は本発明のフローチャートで、暖房運
転開始から圧縮機１の運転時間を積算し一定時間例えば
40分以上経過するまで除霜運転を禁止し（21）、一定時
間経過後に室外側熱交換器温度センサ８からの信号をＡ
／Ｄ変換器13を介して比較回路14に取り込み、室外側熱
交換器温度が設定値−10°Ｃ以下になった時に着霜した
と判断して（22）、室内側送風機６および室外側送風機
７を停止し四方弁２を冷房側に切換え除霜運転を開始す
る（23）。この状態で、室外側熱交換器温度が設定値５
°Ｃを越えるまで除霜運転を継続し（24）、５°Ｃを越
えた時に外気温度を外気温度センサ９により検出して設
定値０°Ｃ以下の場合に（25）、タイマ16を一定時間例
えば５分間セットして除霜運転を継続し（26）、タイム
アップ後（27）室内側送風機６および室外側送風機７を
運転し四方弁２を暖房側に切換え暖房運転に復帰する
（28）。
転開始から圧縮機１の運転時間を積算し一定時間例えば
40分以上経過するまで除霜運転を禁止し（21）、一定時
間経過後に室外側熱交換器温度センサ８からの信号をＡ
／Ｄ変換器13を介して比較回路14に取り込み、室外側熱
交換器温度が設定値−10°Ｃ以下になった時に着霜した
と判断して（22）、室内側送風機６および室外側送風機
７を停止し四方弁２を冷房側に切換え除霜運転を開始す
る（23）。この状態で、室外側熱交換器温度が設定値５
°Ｃを越えるまで除霜運転を継続し（24）、５°Ｃを越
えた時に外気温度を外気温度センサ９により検出して設
定値０°Ｃ以下の場合に（25）、タイマ16を一定時間例
えば５分間セットして除霜運転を継続し（26）、タイム
アップ後（27）室内側送風機６および室外側送風機７を
運転し四方弁２を暖房側に切換え暖房運転に復帰する
（28）。
【０００９】
【発明の効果】以上のように本発明においては、除霜運
転終了時に外気温度が低く除霜水滴が凍結する恐れのあ
る場合に、一定時間除霜復帰を遅らせ室外機の筐体内の
温度を上げるとともに、滴下した水滴を確実に排出する
ことにより底板上に氷結し排水口を塞ぐ等の不具合を防
止することができる。
転終了時に外気温度が低く除霜水滴が凍結する恐れのあ
る場合に、一定時間除霜復帰を遅らせ室外機の筐体内の
温度を上げるとともに、滴下した水滴を確実に排出する
ことにより底板上に氷結し排水口を塞ぐ等の不具合を防
止することができる。
【図１】本発明の構成を示す冷媒回路図である。
【図２】同制御ブロック図である。
【図3 】同フローチャートである。
１ 圧縮機 ２ 四方弁 ３ 室内側熱交換器 ４ 膨張弁 ５ 室外側熱交換器 ６ 室内側送風機 ７ 室外側送風機 ８ 室外側熱交換器温度センサ ９ 外気温度センサ 10 制御部 11 設定入力回路 12 室内温度センサ 13 Ａ／Ｄ変換器 14 比較回路 15 メモリ 16 タイマ
Claims (1)
- 【請求項１】 圧縮機の運転時間をタイマにより積算
し、運転時間が所定時間を超えた時に室外側熱交換器の
温度を室外側熱交換器温度センサにより検出し、検出温
度が除霜開始温度に達したら四方弁を切換えて高温冷媒
ガスを室外側熱交換器に流し除霜を開始し、検出温度が
除霜解除温度に達したら暖房運転に復帰するようにして
なる空気調和機の除霜制御装置において、上記除霜制御
装置に外気温度を検出する外気温度センサを設け、外気
温度が所定値未満の場合上記室外側熱交換器温度センサ
による検出温度が除霜解除温度に達したら所定時間暖房
運転への復帰を遅らせるようにしてなることを特徴とす
る空気調和機の除霜制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3049209A JP2500676B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 空気調和機の除霜制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3049209A JP2500676B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 空気調和機の除霜制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04268179A JPH04268179A (ja) | 1992-09-24 |
| JP2500676B2 true JP2500676B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=12824591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3049209A Expired - Lifetime JP2500676B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 空気調和機の除霜制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2500676B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR960024086A (ko) * | 1994-12-23 | 1996-07-20 | 김광호 | 공기조화기의 제상장치 및 그 제어방법 |
| DE102007010645B4 (de) * | 2007-03-02 | 2020-12-17 | Stiebel Eltron Gmbh & Co. Kg | Verfahren zum Steuern einer Kompressionskälteanlage und eine Kompressionskälteanlage |
| CN102901182B (zh) * | 2012-10-16 | 2015-06-03 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 一种空调的除霜方法 |
| JP6225548B2 (ja) * | 2013-08-08 | 2017-11-08 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和装置 |
| DE102015203159A1 (de) * | 2015-02-23 | 2016-08-25 | BSH Hausgeräte GmbH | Kältegerät |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP3049209A patent/JP2500676B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04268179A (ja) | 1992-09-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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