JP2500387B2 - 入子自動交換装置 - Google Patents

入子自動交換装置

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JP2500387B2
JP2500387B2 JP4061921A JP6192192A JP2500387B2 JP 2500387 B2 JP2500387 B2 JP 2500387B2 JP 4061921 A JP4061921 A JP 4061921A JP 6192192 A JP6192192 A JP 6192192A JP 2500387 B2 JP2500387 B2 JP 2500387B2
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律夫 瀬戸
季尾 坂倉
博 則武
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Seikosha KK
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機に付設され
る入子自動交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形機は、金型に設けられているキ
ャビティに樹脂を注入して、その樹脂を硬化させること
により、キャビティと実質的に同一形状の成形品を得る
ものである。ところが、金型に直接にキャビティを形成
すると、異なった形状の部品を成形する場合、その形状
に応じたキャビティを有する金型に交換する必要があ
る。すなわち、1台の射出成形機で複数種類の部品を成
形する場合、その部品毎に異なった金型を用意してお
き、その都度交換する必要がある。
【0003】しかし、上記のように金型全体を交換する
には、大型で重い金型を交換するためクレーン装置など
の大がかりな装置が必要である。また、高価な金型を多
数製造する必要があるため、製造コストが高いという欠
点がある。
【0004】そこで、金型本体と、キャビティを有する
小型の入子とを別設し、複数種類の入子を選択的に、共
通の金型本体に装着可能な構成としたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような入子交換
式の金型とすることにより、コストの低減は可能とな
る。しかし、従来の入子交換式金型装置では、金型本体
を成形機より取り外して成形機外で入子の着脱を行なっ
た後、再び金型本体を成形機に取り付ける必要がある。
従って、やはり大型で重い金型本体を成形機に着脱する
ためのクレーン装置などが必要であり、射出成形ユニッ
ト全体の大型化および高コスト化は避けられない。ま
た、金型の成形機への着脱作業は、面倒かつ危険である
とともに作業時間が長くかかる。そのため、金型交換の
自動化は困難であり、射出成形工程の自動化を図る上で
の1つの問題点になっている。そこで本出願人は、特願
平2−261741号において、上記課題を解決し射出
成形工程の自動化が可能な入子自動交換装置を提案して
いるが、射出成形ユニットのさらなる小型化が望まれて
いる。
【0006】本発明の目的は、先願の入子自動交換装置
よりも、さらに短時間かつ容易に入子交換作業が行なえ
るとともに、射出成形ユニット全体を極めて小型化でき
コスト低減が可能な入子自動交換装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る入子自動交
換装置は、型開き状態のとき着脱自在な入子を有する
定側と可動側とからなる1対の金型が取り付けられた射
出成形機に対応して設けられるものであって、複数の入
子を収納可能な入子収納手段は、固定側金型用の入子と
可動側金型用の入子とを対面形式で一定間隔をあけて収
納するものであり、型開き状態にある両金型間と入子収
納手段との間移動自在なアームを備えたアーム手段
設けてあり、このアームは、固定側金型用の入子と可
動側金型用の入子とをそれぞれ機械的に把持可能なチャ
ック部が両端に設けられている。
【0008】好ましくは、アーム手段は、アームを進退
させる駆動機構が配設されている第1のベース板と、第
1のベース板を進退させる駆動機構が配設されている第
2のベース板とを有する。
【0009】さらに好ましくは、両駆動機構のうちの一
方はシリンダからなり、他方はモータからなるものであ
る。
【0010】また好ましくは、アームは、第1のベース
板上で駆動機構に駆動されるアーム本体部と、アーム本
体部に着脱可能に設けられているチャック部とからなる
ものである。
【0011】また好ましくは、入子にはその種類を表す
識別情報設けてあり、入子収納手段の近傍であってア
ームの移動範囲内に識別情報の読取り手段設け
る。
【0012】また好ましくは、入子収納手段は上下複数
段に仕切られた相対向する1対の収納棚を有し、収納棚
は昇降手段によって上下動可能に設けてある。
【0013】
【実施例】以下、本発明の詳細を添付図面に示す好適な
一実施例にそって説明する。図1,2に、本発明に係る
入子自動交換装置1と、それに近接して図面下方に設置
されている射出成形機2とからなる射出成形ユニット全
体の平面図が示してある。
【0014】入子自動交換装置1は、図1において進退
可能かつ回転可能なアーム3を有するアーム手段4と、
入子収納手段5と、読取り手段71とにより構成されて
いる。そこで、まずアーム手段4について以下に説明す
る。なお、以下の説明において、図1の左右方向をx方
向、上下方向をy方向としている。
【0015】図4に示すように、フレーム6上に固定さ
れている固定テーブル7に中心孔7aが穿設してあり、
この中心孔7aにはリング状支持体8が固着されてい
る。リング状支持体8には、支持腕9a,9bおよび支
持板10を介して回転アクチュエータ11が支持されて
いる。回転アクチュエータ11の回転軸は、支持板10
を貫通し、カップリング12を介して回転テーブル13
に固着されている。回転テーブル13の下面には、リン
グ状回転体14が設けられており、リング状回転体14
は、回転軸受15を介してリング状支持体8に回転自在
に取り付けられている。従って、回転アクチュエータ1
1の駆動により、回転テーブル13はフレーム6の上方
で回転するものである。
【0016】回転テーブル13には、凸部13aが突出
形成されており、この凸部13aの上面にレール16が
設けられている。回転テーブル13の上方には第2のベ
ース板17が位置しており、その下面の1対のスライダ
18がレール16に嵌合し、ナット19がスクリュー軸
20に螺合している。このスクリュー軸20は一端にモ
ータ21(図1参照)が連結されており、詳述しない
が、回転テーブル13上に回転自在に支持されている。
従って、モータ21の駆動により、スクリュー軸20が
回転し、それと螺合するナット19を介して、第2のベ
ース板17はレール16およびスライダ18にガイドさ
れ図1のx方向に進退する。
【0017】図3に示すように、第2のベース板17の
両側部には凸部17aが突出形成されており、この凸部
17aの上面にレール22が設けられている。第2のベ
ース板17の上方には第1のベース板23が位置してお
り、その下面に設けられているスライダ23aがレール
22に嵌合している。また、第2のベース板17の上面
には、駆動手段の一例としてのロッドレスシリンダ24
が設けられており、このシリンダ24によって駆動され
る移動体25は第1のベース板23の下面に取り付けら
れている。従って、シリンダ24により移動体25が移
動し、第1のベース板23はレール22およびスライダ
24にガイドされて図1のy方向に進退する。
【0018】第1のベース板23の上方にはアーム3が
位置しており、その下面に設けられたスライダ26が、
第1のベース板23上面のレール27に嵌合されてい
る。また、図4に示すように、第1のベース板23の上
面に配設してある1対の支持板28,29には、スクリ
ュー軸30が回転自在に支持されており、アーム3の内
部に設けられているナット31がこのスクリュー軸30
に螺合している。図3に示すように、第1のベース板2
3の上面には、支持板28の側方にホルダ32が配設し
てあり、このホルダ32にモータ33(図1参照)が保
持されている。モータ33の回転軸にはプーリ34が連
結されており、支持板28を貫通するスクリュー軸30
にはプーリ35が連結されている。そして、プーリ34
とプーリ35との間には、タイミングベルト36が掛け
渡されている。従って、モータ33の駆動により、プー
リ34,35およびタイミングベルト36を介してスク
リュー軸30が回転し、それと螺合するナット31(図
4参照)が移動するため、スライダ26およびレール2
7にガイドされてアーム3が図1のy方向に移動する。
【0019】次にアーム3について詳細に説明する。図
4に示すように、アーム3は、ナット31を有しモータ
33の駆動により移動するアーム本体部37と、このア
ーム本体部37の先端に取り付けられるチャック部38
とからなるものである。チャック部38の後端には2股
部38a(図1参照)が形成されており、この2股部3
8aに取付部材39(図1参照)が挟み込まれた状態で
連結軸40が貫通されている。連結軸40の周囲には4
つの楕円孔41が穿設してあり、この楕円孔41を介し
て取付部材39に固定用ねじ42が締め付けてある。こ
の状態で取付部材39の円筒部39aがアーム本体部3
7の凹部内に角度調整可能に配設されている。また、取
付部材39の円筒部39aの周囲にも、楕円孔41と同
様な4つの図示しない楕円孔が設けられており、この楕
円孔を介してアーム本体部37に固定用ねじ43が締め
付けてある。従って、固定されているアーム本体部37
に対し、チャック部38は、固定用ねじ42が楕円孔4
1内で動き得る範囲で連結軸40を中心として回転調整
可能であるとともに、固定用ねじ43が図示しない楕円
孔内で動き得る範囲で円筒部39aを中心として回転調
整可能である。
【0020】次に、チャック部38の詳細な構成につい
て図5,6を参照して説明する。図5に示すように、チ
ャック部38の先端は、側面方向から見て中間部に空間
44を有する略コ字状に形成してあり、1対の支持梁4
5,46が固定されている。この支持梁45,46には
上下2ヶ所にそれぞれシリンダ47,48,49,50
が取り付けられている。シリンダ47,48,49,5
0の駆動軸47a,48a,49a,50aにはジョイ
ント51(図6参照)を介して把持部材52,53,5
4,55が取り付けられている。このような構成の例と
して、図6には、シリンダ49と把持部材54との連結
状態を詳細に示している。本実施例では、シリンダ4
7,48,49,50としてエアシリンダを用いてい
る。図5,6に示すように、前方の支持梁45に取り付
けられているシリンダ47,48と後方の支持梁46に
取り付けられているシリンダ49,50とは、その駆動
軸が互いに対向するように取り付けてある。そして、把
持部材52,53,54,55は、上面から見てチャッ
ク部38の幅よりも広くなっており、それぞれの端部が
屈曲する爪部52a,53a,54a,55aとなって
いる。この爪部52aと54a、爪部53aと55aは
それぞれ対向するように形成されている。把持部材5
2,53,54,55には、それぞれ1対のシャフト5
6が固着されており、このシャフト56はそれぞれ軸受
57により摺動自在に保持されている。なお、詳述しな
いが入子金型58a,58bにはピン58c(図1参
照)または凹部(図示せず)が形成してあり、チャック
部38には、入子のピン58cに嵌合可能な凹部59a
と、入子の凹部に挿入可能な凸部59bとを有する突出
部59が一体的に形成されている。
【0021】以上のような構成であり、図5に示すチュ
ーブ70(図5参照)を介して、シリンダ47,48,
49,50にエアが供給されると、その駆動軸47a,
48a,49a,50aが伸長し、把持部材52,5
3,54,55は、シャフト56および軸受57にガイ
ドされながら、それぞれ内側へ移動する。こうして、爪
部52a,53a,54a,55aを溝部58dにくい
込ませることにより、図6に示すように、チャック部3
8は入子金型58a,58bを挾持可能である。なお図
5に示すように、チャック部38には中央部に空間44
が設けられているため、軽量化されているとともに、対
向面側に突起が設けられている入子を把持する場合も、
その突起を空間44の位置に逃がすことにより何等支承
なく把持し得る。また、支持梁45,46を別部品とし
て、図示しないボルトなどを用いてチャック部38に取
り付ける構成としているため、製造が簡単である。
【0022】以上のような構成であるため、入子金型を
着脱可能なチャック部38を有するアーム手段4は、回
転アクチュエータ11の作動によりフレーム6上で回転
可能であるとともに、モータ21の作動により図1のx
方向に、シリンダ24およびモータ33の作動により図
1のy方向にそれぞれ進退可能である。さらに、チャッ
ク部38は、連結軸40を中心として回転調整可能、か
つ円筒部39aを中心として回転調整可能である。従っ
て、使用者が適宜に制御することにより、チャック部3
8は後述する射出成形機2や入子収納手段5に対して進
退し、入子58a,58bを着脱したり搬送したりす
る。
【0023】次に入子収納手段5について説明する。入
子収納手段5は、図7に示すように、フレーム6(図4
参照)に近接して配置してあるフレーム60上に、支持
板61,固定テーブル62が固定してあり、支持板61
の下面には駆動手段の一例としてのシリンダ63が取り
付けてある。このシリンダ63の駆動軸63aは、固定
テーブル62を貫通して上方へ突出している。固定テー
ブル62の上方には、収納棚64が配置してあり、この
収納棚64の下板64aにシリンダ63の駆動軸63a
が当接している。また、下板64aには1対のガイド軸
65が固着され、このガイド軸65は軸受66,固定テ
ーブル62,支持板61,フレーム60を貫通して下方
へ延出して、その下端部に固着された板部材67により
連結されている。なおこの板部材67には孔部67aが
穿設してあり、この孔部67a内にシリンダ63が位置
している。ガイド軸65の上端にはストッパ65aが固
着されており、ストッパ65aと軸受66とが当接する
ことにより、ガイド軸65の降下範囲が規制される。
【0024】収納棚64について説明すると、図7にお
いて、下板64aの両端部に側板64bが固着されてお
り、この側板64bに棚板64c,64dが架けわたさ
れており、上下2段の入子収納部が、それぞれ1対ずつ
互いに対向するように設けられ、交換用の入子金型69
a,69bがそれぞれ収納可能である。図7には、上段
に入子が収納され、下段は未収納の状態を示している。
そして側板64bの上端には上板64eが取り付けられ
ている。棚板64c,64dには流路溝(図示せず)が
設けられており、この流路溝内を温調された湯または油
などの流体が循環されることにより、収納された入子6
9a,69bが予熱される。
【0025】このような構成であるため、シリンダ63
が駆動されて駆動軸63aが伸縮すると、収納棚64お
よびその中に収納されている入子69a,69bは上下
に移動する。このとき、ガイド軸65は軸受66に軸支
されて、板部材67シリンダ63の外周を摺動しなが
ら、収納棚64の上下動をガイドする。
【0026】図4,8に示すように、固定テーブル7の
先端には、読取り手段71が設けられている。この読取
り手段71は、脚部72に矩形状の枠体73が支持され
ている。この枠体73の上板の下面にはシリンダ74a
が取り付けられており、このシリンダによって駆動され
る移動体75aには取付板76aを介してバーコードリ
ーダ77aが固定されている。また、枠体73の下板の
上面には、移動体75bを駆動するシリンダ74bが取
り付けられ、移動体75bには取付板76bを介してバ
ーコードリーダ77bが固定されている。従って、枠体
73内において、バーコードリーダ77a,77bは互
いに対向して、図8左右方向(図1y方向)に独立して
移動可能である。また、枠体73内は、入子58a,5
8bを装着した状態でアーム3が挿通可能であり、この
ときにシリンダ74a,74bを駆動してバーコードリ
ーダ77a,77bを走査させることにより、入子58
a,58bの上面または下面に設けられた識別情報とし
てのバーコード78(図1参照)を読取ることができ
る。なお、このバーコード78は、各入子の種類を示し
ており、これをバーコードリーダ77a,77bによっ
て読取ることによって入子の種類を判別することができ
る。
【0027】図1に示す射出成形機2は、アーム手段4
と近接し、かつアーム手段4の回転軸を中心として入子
収納手段5とおよそ90°の角度をなす位置(図面下
方)に設けられている。金型68a,68b(本実施例
では可動側金型が68a、固定側金型が68b)には、
入子58a,58bがそれぞれ着脱可能な入子挿入凹部
(図示せず)がパーティングライン面(PL面)に直角
方向に設けられ、この入子挿入凹部に装着された入子
は、固定手段の一例としてのキー(図示せず)を金型5
8a,58bのPL面に平行に設けられたキー溝(図示
せず)に挿入することにより固定される。従って、図1
に示す型開き状態から金型68a,68bを閉じること
により入子58a,58b間に構成されるキャビティ
(図示せず)に、成形材料が注入され、樹脂成形品が得
られる。
【0028】本実施例の射出成形ユニットの構成は以上
の通りであり、アーム手段4のチャック部38により、
射出成形機2の金型68a,68bに装着されている入
子を把持して抜き取り、入子収納手段5へ搬送して収納
し、また入子収納手段5に収納されている他の入子を把
持して射出成形機2へ搬送して金型68a,68bに装
着することにより入子の交換が行なわれる。このような
動作の詳細について以下に説明する。なお以下の説明に
おいては、金型68a,68bに予め装着されている入
子を58a,58bとし、新たに装着される入子を69
a,69bとして示している。
【0029】射出成形機2において、予め金型68a,
68bに装着されていた入子58a,58bによる成形
部品生産が完了し、異なった形状の別の部品の生産を行
なう場合について説明する。まず図1に示す型開き状態
において、第2のベース板17上でシリンダ24を作動
させて第1のベース板23を、第1のベース板23上で
モータ33の作動によりアーム3を、それぞれy方向に
移動させて、チャック部38を金型68a,68bの間
隙に位置させる。この位置でモータ21の作動により第
2のベース板17をx方向に移動させてチャック部38
を可動側金型68aに近接させ、入子58aのピン58
cを凹部59aに嵌合させた状態で、キーを抜き取り入
子58aを金型68aから解放状態とする。それと同時
に、シリンダ47,48,49,50にエアを供給し、
爪部52a,53a,54a,55aを互いに内側へ向
けて移動させて溝部58dにくい込ませ、入子58aを
チャック部38により把持する(図6参照)。そこでモ
ータ21を作動させてチャック部38をx方向に移動さ
せ、入子58aを可動側金型68aから完全に脱出させ
る。
【0030】このようにして入子58aをアーム3によ
り保持し、シリンダ24およびモータ33を作動させ第
1のベース板23およびアーム3をy方向に移動させて
アーム手段4を縮め、この状態で回転アクチュエータ1
1を作動させ回転テーブル13を時計方向に90°回転
させる。すなわち、アーム3の長手方向がx方向に位置
し、チャック部38が入子収納手段5の方向を向くよう
にアーム手段4全体を移動させる。この状態を図2に示
している。そこで、再びシリンダ24およびモータ33
を作動させて第1のベース板23およびアーム3をx方
向に移動させ、チャック部38を入子収納手段5の1対
の入子収納部の間隙に位置させる。そして、モータ21
を作動させて第2のベース板17をy方向に移動させて
チャック部38を収納棚64に近接させ、入子58aを
未収納状態の下段の入子収納部に位置させる。それから
シリンダ47,48,49,50へのエアの供給を駆動
軸47a,48a,49a,50aが収縮する方向に切
り換えて、爪部52a,53a,54a,55aを溝部
58dから離し、入子58aをチャック部38から離脱
させ棚板64c上に載置する。なお、予め入子収納手段
5の上段の入子収納部には、交換用の入子69a,69
bが収納され、読取り手段71によりバーコード78を
読取って種類を確認されたうえで収納棚64は図7の鎖
線のように上昇させた状態にセットされている。この作
業については後述する。
【0031】入子58aを棚板64c上に載置すると、
シリンダ63を作動させて、図7に示すように収納棚6
4を下降させる。すると、上段の入子収納部に収納され
ている入子69aとチャック部38とは、互いに対向す
る位置になる。そこで入子69aのピン69cを凹部5
9aに嵌合させるとともに、シリンダ47,48,4
9,50にエアを供給し、爪部52a,53a,54
a,55aを溝部69dにくい込ませて、入子69aを
チャック部38により把持する。そこでモータ21を作
動させてチャック部69を図2のy方向に移動させ、入
子69aを収納棚64から完全に脱出させる。
【0032】入子69aをアーム3により保持すると、
シリンダ24およびモータ33を作動させ第1のベース
板23およびアーム3を図2ののx方向に移動させてア
ーム手段4を縮めた状態で、回転アクチュエータ11を
作動させ回転テーブル13を反時計方向に90°回転さ
せ、再びチャック部38が射出成形機2の方向を向くよ
うにアーム手段4全体を移動させる。そこで、シリンダ
24およびモータ33により第1のベース板23および
アーム3をy方向に移動させ、チャック部38を金型6
8a,68bの間隙に位置させる。そして、入子69a
を金型68aの入子挿入凹部に挿入させるように、モー
タ21により第2のベース板17を図1のx方向に移動
させる。そして、シリンダ47,48,49,50への
エアの供給を駆動軸47a,48a,49a,50aが
収縮する方向に切り換えて、爪部52a,53a,54
a,55aを溝部69dから離すとともに、キーを挿入
し入子69aを金型68aに固定する。
【0033】以上のようにして可動側金型68aの入子
の交換が完了したとき、モータ21の作動により第2の
ベース板17を図1のx方向にさらに移動させてチャッ
ク部38を固定側金型68bに近接させ、入子58bの
凹部(図示せず)に凸部59bを嵌合させた状態で、キ
ーを抜き取り入子58bを金型68bから解放するとと
もに、シリンダ47,48,49,50にエアを供給
し、爪部52a,53a,54a,55aを互いに内側
へ向けて移動させて溝部58dにくい込ませて、入子5
8bをチャック部38により把持する。その後、可動側
の場合と同様に、アーム3を伸縮させるとともに回転さ
せて入子収納手段5の下段の入子収納部に入子58bを
収納し、収納棚64を下降させて上段の入子収納部に収
納されている入子69bをチャック部38で把持し、再
びこのアーム3を回転させて入子69bを金型68bに
装着する。
【0034】このようにして、金型68a,68bに予
め装着されている入子58a,58bを、入子収納手段
5に収納されている別の入子69a,69bと交換す
る。
【0035】次に、上記のような入子交換工程のための
準備作業について説明する。使用前に、まず入子収納手
段5の下段の入子収納部(棚板64c上)に、使用者が
手作業で交換用入子69a,69bを収納する。そし
て、シリンダ63を駆動して収納棚を上昇させ(図7鎖
線図示)、アーム3を駆動して下段の入子収納部に対向
させ交換用入子69aを把持する。交換用入子を下段の
入子収納部から抜き出したら、アーム3を収納棚64内
から一旦退却させた状態で収納棚64を下降させ、それ
から再びアーム3を収納棚64方向へ移動させる。この
過程中、アーム3に把持された交換用入子69aが読取
り手段71内に位置したところでアーム3を停止させ、
シリンダ74a,74bを作動させバーコードリーダ7
7a,77bを走査させる。走査されたバーコードリー
ダ77a,77bが、交換用入子69aの上面または下
面に設けられているバーコード78(図1参照)と対向
したときに、このバーコード78を読取って交換用入子
69aの種類を判別し、適正な入子が把持されているか
否かを確認する。適正な入子69aが把持されている場
合は、アーム3を収納棚64の上段の入子収納部に対向
させ、交換用入子69aを棚板64d上に載置する。も
う一つの交換用入子69bについても同様に、上段の入
子収納部に収納する。このようにして交換用入子69
a,69bを入子収納手段5の上段の入子収納部に収納
した状態で、前述の入子交換工程を行なう。なお、使用
者が手作業で上段の入子収納部に交換用入子を収納する
と、作業に労力を要するとともに危険性が高いため、本
実施例では交換用入子を一旦下段の入子収納部に手作業
で入れた後、アーム手段4により上段の入子収納部に移
動する方法を採用している。このように、交換用入子の
手作業による出し入れは、入子収納部下段においてのみ
行なうようにすることによって安全性を高めている。
【0036】また、入子交換工程が完了したら、射出成
形機2により部品製造が行なわれている最中に、下段の
入子収納部に収納されている使用後の入子58a,58
bを使用者が取り出した後、上記と同様に次の交換用入
子を入子収納手段5に収納する。このように、成形中に
次の部品製造のための交換用入子の収納および種類の確
認を行なっているので、時間的な無駄がなく効率的に作
業が行なえる。また、交換用入子は収納棚64の温調
より、予め温められているので、入子の交換作業が完了
すると、すぐに射出成形工程に進むことが可能である。
【0037】本発明は比較的軽量かつ小型の入子のみを
交換する構成であるため、金型全体を保持するためのク
レーンのような大型かつ高強度の装置を必要とせず、小
型で軽量のアーム3により入子の保持が可能であるた
め、射出成形ユニット全体を極めてコンパクトにするこ
とができる。しかも、1本のアーム3の両面に選択的に
入子を把持し得るようにシリンダ47,48,49,5
0および把持部材52,53,54,55を設けている
ため、ワーク把持時にもあまり広いスペースを必要せ
ず、装置の小型化に寄与する。また、4つのシリンダ4
7,48,49,50は同時に作動させるものであるた
め、その駆動機構も簡単である。なお、上記のように入
子を把持部材によって機械的に把持するようになってい
るので、金属製の入子を把持する上で信頼性が高い。
【0038】また、アーム3の伸縮を、シリンダ24に
よる第1のベース板23の移動と、モータ33によるア
ーム3の移動との2段式としているため、特にアーム3
の縮んだ状態においてその長手方向の長さを極めて短く
しコンパクト化できるとともに、シリンダ24およびモ
ータ33を同時に作動させることによりアーム3を所定
距離進出させるための動作時間を短縮することができ
る。この2段式構成において、一方を製造コストの低い
シリンダ24による駆動にし、他方を微調整の行ない易
いモータ33とスクリュー軸30による駆動としている
ため、比較的低コストで微調整可能な伸縮機構を構成し
ている。
【0039】上記実施例では、1つの金型に対して1つ
の入子を装着する構成を示しているが、これに限定され
るものではなく、1つの金型に複数の入子挿入凹部を設
け、複数個の入子を装着する構成とすることもできる。
このような場合、当然アーム3のチャック機構も図5,
6に示す構成ではなく複数個の入子をアーム3の一方の
面に把持可能な構成に交換する必要があるが、上記の構
成ではアーム3をアーム本体部37とチャック部38と
の2部材で構成しているため、チャック部38のみの交
換により様々な入子に簡単に対応可能である。
【0040】このような例が図9〜11に示してある。
図9に示す金型79には、4つの凹部79aが設けられ
ている。この凹部79aに挿入可能な入子80a,80
b,80c,80dは、連結板81,82a,82
より一体的に連結されている。その詳細な構成を図10
に示している。連結板81には切欠部81a,81b,
81c,81dが設けられており、この切欠部81a,
81b,81c,81dに入子80a,80b,80
c,80dが嵌合され、その上部および下部に入子脱落
防止のための連結板82a,82bがボルト97によっ
て固着されている。連結板82a,82bは、ピン81
eにより規制されて位置決めされており、切欠部81
a,81b,81c,81dと連結板82a,82bと
に区画された空間内に、入子80a,80b,80c,
80dは僅かな隙間(0.1〜0.2mm程度)をもっ
て保持される。このようにして入子80a,80b,8
0c,80dは連結されており、この連結状態において
金型79への着脱が行なわれている。なおこの場合、射
出成形を行なう際も連結板81,82a,82bが取り
付けられたままの状態で、入子80a,80b,80
c,80dに設けてある図示しないキャビティにより成
形が行なわれる。
【0041】図11(a),(b)には、上記構成の金
型79に装着する複数(本実施例では4個)の入子を把
持可能なチャック部83が示してある。このチャック部
83には2股部83a,透孔83b,楕円孔83cが設
けられており、外形およびアーム本体部37への取付け
方法はは前述のチャック部38と同一である。そして、
中間部に「日」字状の入子保持部83dが設けられ、そ
の前方および後方にそれぞれ支持梁84,85が取り付
けられている。支持梁84,85にはエアシリンダ8
6,87が取り付けられており、このシリンダ86,8
7の駆動軸86a,87aにはジョイント88を介して
把持部材89,90が取り付けられている。前方の支持
梁84に取り付けられているシリンダ86と後方の支持
梁85に取り付けられているシリンダ87とは、その駆
動軸が互いに対向するように取り付けてある。そして、
把持部材89,90は上面から見て幅広になっており、
それぞれの端部が屈曲して爪部89a,90aとなって
いる。この爪部89aと90aは対向するように形成さ
れている。把持部材89,90には、それぞれ4つのシ
ャフト91が固着されており、このシャフト91はそれ
ぞれ軸受92により摺動自在に保持されている。なお、
図9に示す入子80a,80b,80c,80dにはピ
ン80e,80f,80g,80hが形成してあり、チ
ャック部83には、このピンに嵌合可能な凹部93が形
成されている。
【0042】以上のような構成であり、図11に示すよ
うに、シリンダ86,87にチューブ94よりエアが供
給されると、その駆動軸86a,87aが伸長し、シャ
フト91および軸受92にガイドされながら、把持部材
89,90はそれぞれ内側へ移動する。こうして、爪部
89a,90aが連結板81を挟み込むことにより、チ
ャック部83は入子80a,80b,80c,80dを
同時に挾持可能である。なお、チャック部83の反対側
の面にも同様な連結板95で連結された入子96a,9
6b,96c,96dを挟持可能である。入子80a,
80b,80c,80dは僅かな隙間をもって保持され
ているため、アーム3から金型79へ装着する際には若
干移動させながら凹部79a内へ挿入でき、僅かな誤差
を許容し得るので作業が簡単である。
【0043】このように、金型および入子の構成が変わ
ると、1個の入子を把持するためのチャック部38や複
数の入子を把持するためのチャック部83などを用意
し、チャック部のみを交換すればよいので、アーム全体
を交換する必要はなく合理的である。さらに、チャック
部38,83はアーム本体部37に対して回転調整可能
であるため、チャック部38が金型の入子挿入凹部に適
切な角度および位置関係で近接し得るように微調整が可
能である。
【0044】入子収納手段5は、上下2段の入子収納部
を有し、シリンダ63により上下に移動可能なエレベー
タ式の構成であるため、あまりスペースを要せず多数の
交換用の入子を効率的に収納しておける。従来、上下2
段の入子収納部を有する入子収納手段を用いる場合は、
アーム手段4にはXYテーブル機構や回転機構などに加
えて、上段および下段の入子収納部に対向させるために
上下動させる機構が必要であった。従って、アーム手段
には様々な駆動機構が設けられその構成は極めて複雑に
なっていた。しかし、上記の構成では、アーム手段4に
上下動するための機構を設ける必要がなく、構成が簡単
になる。なお、上記実施例のような上下2段構成に限ら
れず、3段以上の構成としてもよい。また、奥行を長く
し、1段に多数の入子を並置させることもできる。この
ようにして、多数の交換用入子を収納しておくと、射出
成形自動化のうえで効果的である。
【0045】上記の実施例では、入子の交換に際して、
まず可動側金型の入子を交換した後で固定側金型の入子
を交換するようにしたが、これに限定されるものではな
く、固定側金型の入子を交換した後で可動側金型の入子
を交換するようにしてもよいし、両金型の入子をそれぞ
れ取り外しておいて、その後に両金型に入子をそれぞれ
装着してもよい。また、実施例では、金型から取り外し
た入子を入子収納手段5の上段の入子収納部に収納し、
下段の入子収納部から取り出した入子と交換している
が、これらを逆にして、金型から取り外した入子を上段
に収納し、下段に予め収納していた入子と交換してもよ
い。
【0046】また、アーム手段4が設けてあるフレーム
6と、入子収納手段5が設けてあるフレーム60とは共
通としてもよい。
【0047】上記実施例では、温調された流体を棚板6
4c,64dに循環させる構成としたが、棚板64c,
64dにニクロム線を埋設してこれに電流を流すなどし
て入子を予熱する構成としてもよく、他にも種々の方法
が適用可能である。
【0048】また上記実施例は入子を金型のPL面に直
角に挿脱するとしたが、入子を金型のPL面に平行に挿
脱する場合にも本考案は適用可能であるなど、本考案は
種々の変更が可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明に係る入子自動交換装置による
と、自動的に入子を金型より取り外し収納部へ収納し、
かつ収納部の他の種類の入子を金型へ装着するようにし
たために、射出成形ユニットの自動運転が可能となる。
また入子のみを交換することとしたために、交換装置そ
のものを小型化することができ、また交換作業がより安
全になる。しかもアームを1本のみ設ける構成とし、両
面に入子を把持するため、装置がさらに小型化される。
そして、把持手段により入子を機械的に把持するので信
頼性が高い。
【0050】また、アームが第1のベース板上で進退可
能とし、その第1のベース板を第2のベース板上で進退
可能な構成とすると、両駆動機構を同時に作動させアー
ムおよび第1のベース板を同時に進退させられるので、
アームの進退にかかる時間が短縮されるとともに、アー
ム手段のさらなる小型化が可能となる。特にアームを短
縮させた状態において、コンパクトになる。
【0051】上記構成において、両駆動機構のうちの一
方をシリンダとし、他方をモータを用いたものとするこ
とによって、比較的低コストでアームの伸縮の微調整が
可能なアーム手段が提供できる。
【0052】1本のアームを、アーム本体部と、実際に
入子を把持するチャック部との2部品からなる構成と
し、アーム本体部に対しチャック部を着脱自在とするこ
とにより、異なった構成の金型を用いる際に、アーム全
体を交換しなくてもチャック部のみの交換によって対応
できるため、効率的である。また、チャック部のアーム
本体部への取付け状態を調整することにより、チャック
部の位置調整が簡単にできる。
【0053】入子にその種類を示す識別標識を設け、入
子収納手段の近傍であってアームの移動範囲内にその読
取り手段を設けておき、入子を把持したアームが読取り
手段内にあるときに、識別手段を読取るようにすること
により、新しく取り付けようとする入子の種類の間違い
をなくすことができ、入子交換作業を正確にすることが
できる。
【0054】そして、入子収納手段は、上下複数段に仕
切られた相対向する1対の収納棚を有し、収納棚は昇降
手段によってエレベータ式に上下動可能であるので、省
スペ ースで多数の交換用の入子を効率的に収納しておく
ことが可能である。また、入子収納手段に昇降手段を備
えていることによって入子を交換するアーム手段に上下
動作せる機構を設ける必要がなく、アーム手段はXY方
向あるいは回転方向に移動可能であればよく、複雑にな
りがちなアーム手段の構成を簡単にすることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入子自動交換装置を含む射出成形ユニ
ットの一部破断縮小平面図
【図2】入子自動交換装置の作動状態を示す射出成形ユ
ニットの一部破断縮小平面図
【図3】入子自動交換装置のアーム手段の要部背面図
【図4】アーム手段の要部側面図
【図5】アーム手段のチャック部の要部拡大側面図
【図6】チャック部の要部拡大平面図
【図7】入子自動交換装置の入子収納手段の正面図
【図8】入子自動交換装置の読取り手段の正面図
【図9】金型および入子の他の実施例を示す要部拡大斜
視図
【図10】入子および連結板の拡大分解図
【図11】チャック部の他の実施例を示す要部拡大平面
図および側面図
【符号の説明】
1 入子自動交換装置 2 射出成形機 3 アーム 4 アーム手段 5 入子収納手段 24 シリンダ(駆動機構) 33 モータ(駆動機構) 37 アーム本体部 38 チャック部 52,53,54,55 把持部材 58a,58b 入子63 シリンダ(昇降手段) 64 収納棚 68a,68b 金型 69a,69b 入子 71 読取り手段 78 バーコード(識別情報) 79 金型 80a,80b,80c,80d 入子 81,82a,82b 連結板 83 チャック部 89,90 把持部材 95 連結板 96a,96b,96c,96d 入子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神尾 健治 東京都墨田区太平四丁目1番1号 株式 会社精工舎内 (56)参考文献 特開 平3−272822(JP,A) 特開 昭59−174331(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型開き状態のとき着脱自在な入子を有す
    固定側と可動側とからなる1対の金型が取り付けられ
    た射出成形機用の入子自動交換装置であって、 複数の上記入子を収納可能な入子収納手段は、固定側金
    型用の入子と可動側金型用の入子とを対面形式で一定間
    隙をあけて収納するものであり、 上記型開き状態にある上記両金型間と上記入子収納手段
    の上記間隙との間移動自在なアームを備えたアーム手
    が設けてあり、 上記アームは、上記固定側金型用の入子と上記可動側
    金型用の入子とをそれぞれ機械的に把持可能なチャック
    部が両面に設けられていることを特徴とする入子自動交
    換装置。
  2. 【請求項2】 上記アーム手段は、上記アームを進退さ
    せる駆動機構が配設されている第1のベース板と、上記
    第1のベース板を進退させる駆動機構が配設されている
    第2のベース板とを有することを特徴とする請求項1に
    記載の入子自動交換装置。
  3. 【請求項3】 上記両駆動機構のうちの一方はシリンダ
    からなるものであり、他方はモータからなるものである
    ことを特徴とする請求項2に記載の入子自動交換装置。
  4. 【請求項4】 上記アームは、上記第1のベース板上で
    上記駆動機構に駆動されるアーム本体部と、上記アーム
    本体部に着脱可能に設けられている上記チャック部とか
    らなるものであることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の入子自動交換装置。
  5. 【請求項5】 上記入子にはその種類を表す識別情報が
    設けてあり、上記入子収納手段の近傍であって上記アー
    ムの移動範囲内に、上記識別情報の読取り手段が設けて
    あることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の
    入子自動交換装置。
  6. 【請求項6】 上記入子収納手段は上下複数段に仕切ら
    れた相対向する1対の収納棚を有し、上記収納棚は昇降
    手段によって上下動可能に設けてあることを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の入子自動交換装置。
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