JP2500283Y2 - フィ―ドホ―ン一体型コンバ―タの測定用治具 - Google Patents

フィ―ドホ―ン一体型コンバ―タの測定用治具

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JP2500283Y2
JP2500283Y2 JP7448791U JP7448791U JP2500283Y2 JP 2500283 Y2 JP2500283 Y2 JP 2500283Y2 JP 7448791 U JP7448791 U JP 7448791U JP 7448791 U JP7448791 U JP 7448791U JP 2500283 Y2 JP2500283 Y2 JP 2500283Y2
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Inventor
良治 小磯
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株式会社船井電機研究所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は衛星放送受信用アンテ
ナ等に用いられるフィードホーン一体型コンバータの特
性を測定する際に用いる治具に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星放送受信用アンテナに用いられるフ
ィードホーン(一次放射器)一体型コンバータはよく知
られている。当該コンバータは、パラボラ等の反射鏡で
反射された電波を取込むらっぱ状のフィードホーンと、
該フィードホーンに直結したコンバータ(以下LNBと
いう)とからなり、両者を直結することによって、ノイ
ズの発生を低く抑えることができている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記コンバ
ータはフィードホーンが一体化されているために、その
性能あるいは特性を測定しようとすると、基準となる電
波(ノイズ)をフィードホーンからLNB側へと送り込
んで、その電波がLNBでダウンコンバートされた後の
信号を取出し、その信号を解析しなければならない。す
なわち、例えば同軸導波管変換器等をフィードホーンの
開口に直接連結し、該同軸導波管変換器から基準となる
電波を発生させてフィードホーンへと送り込んでいる
が、上記同軸導波管変換器とフィードホーンとの接合部
にガタが生じていたりフィードホーンのテーパー部で口
径が大きくなっていたりすると、フィードホーンに送込
まれる電波が乱れたり、高次モードが発生したりする。
そして、基準となる電波が乱れ、高次モードが含まれた
りすると、当然良好なコンバータの性能測定はできなく
なる。そこで、この考案は、上記フィードホーンの開口
と、同軸導波管変換器等の電波発生源との間に介装し
て、両者の接合部におけるガタを可及的に解消しうると
共に、ガタによって高次モードの電波が発生したとして
も、当該電波がLNB側へと送り出されない新規な測定
用治具を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、この考案に係
る測定用治具は、フィードホーンの導波管部と略同一断
面の内径を有する筒状体からなり、該筒状体の一端を上
記フィードホーンの開口部に嵌入する先細りテーパ状に
形成すると共に、該先細りテーパ状部にはスリットが形
成してあるものであり、上記筒状体内にモードフィルタ
ーを装入してもよい。
【0005】
【実施例】図1に、この考案に係る測定用治具(1)を
用いたフィードホーン一体型LNB(2)の測定システ
ムの概略を示す。LNB(2)には一体的にフィードホ
ーン(3)が固定してあり、この例のフィードホーン
(3)は円筒状の導波管部(4)と、スカート状に開い
た開口部(5)とを有している。(6)は、同軸ケーブ
ル(7)を介してノイズソース(8)に接続された同軸
導波管変換器であり、この変換器(6)の電波放出口側
に本考案に係る測定用治具(1)が固定してあり(固定
はボルトナット(9)等の公知の手段により行われてい
る(図2))、この測定用治具(1)の一端を上記フィ
ードホーン(3)の開口部(5)に進入当接させて連結
するようになっている。
【0006】(10)はLNB(2)からのダウンコン
バートされた信号(a)と、前記ノイズソース(8)か
らの基準電波信号(b)とを入力されて、両者間のノイ
ズに対する比率の変化などを解析することにより、当該
LNB(2)の性能を測定するNF計(ノイズフィギュ
アー計)である。
【0007】次に、本考案に係る測定用治具(1)の構
造を詳細に説明する。すなわち、図1にその縦断面図を
示し、図2にその正面図を示したように、この実施例の
測定用治具(1)は、フィードホーン(3)の導波管部
(4)の内径(d1)と同一の内径(d2)を有する円筒
状体(11)からなり、その一端が前記フィードホーン
の開口部(5)に嵌入する先細りテーパ状(12)に形
成してある。(13)は変換器(6)への取付のための
フランジ部である。また、上記テーパ状(12)の傾斜
角度(α2)は、開口部(5)の傾斜角度(α1)よりも
僅かに小さい角度として、該テーパ状(12)部を開口
部(5)に突入させた際、円筒状体(11)の先端が開
口部(5)に緊密に嵌合しうるように図ってあり、さら
に、この実施例ではテーパ状(12)部の先端に図1、
2に示したような8つのスリット(14)を形成してあ
る。
【0008】上記スリット(14)が形成してあること
により、テーパ状(12)部先端が径方向へ微小に変形
可能となり、該テーパ状部を開口部(5)に突入した際
の、テーパ状部と開口部との間の当接がさらに緊密とな
り、ガタがなくなる。
【0009】さらに、この実施例では該円筒状体(1
1)内に図示した通りの形状のモードフィルター(マイ
カ板にカーボンを蒸着させたもの)(15)が内装して
ある。このモードフィルター(15)の形状は種々変形
可能であるが、その方向および位置は次に示す通りの制
約がある。すなわち、このモードフィルター(15)の
向きは、図2に明示したように、変換器(6)の電界方
向と直交する平面となるように配置してある。
【0010】以上のようになっているので、この実施例
の測定用治具を用い、図1のようなシステムでLNB
(2)の性能あるいは特性を精密に測定することができ
る。すなわち、まず、変換器(6)を固定した測定用治
具(1)を図1に示したようにフィードホーン(3)の
開口部(5)へ適当な圧力で突入嵌合させ、テーパ状
(12)部と開口部(5)とを緊密に接合させる。その
後、ノイズソース(8)から基準となる信号を出力させ
て前記変換器(6)で導波管モードに変換し、電波とし
て円筒状体(11)内をLNB(2)方向へ送出させ
る。LNB(2)内に進入した電波はコンバータにより
周波数変換されて信号(a)として出力され、前記NF
計(10)に入力される。従って、前記の通りNF計
(10)により両方の信号(a)(b)を比較すること
により当該LNB(2)の性能あるいは特性が測定でき
る。
【0011】そして、上記の変換器(6)から出た電波
がLNB(2)内へと進入する際、この考案ではテーパ
状(12)部と開口部(5)とは緊密に連結されている
ので、当該接合部でのガタによる反射や高次モードが発
生しにくく、僅かに発生する高次モードも反射されて円
筒状体(11)内を通る際にモードフィルター(15)
によって大きく減衰されてしまう。従って、LNB
(2)側へは変換器(6)から出た基準となるノイズ電
波が高次モードを多く含むようなことなく良好に伝わる
こととなる。
【0012】なお、上記実施例におけるスリット(1
4)は円筒状体(11)の長手方向に延びる8本のスリ
ットであったが、この本数はもちろん8本以外であって
もよいし、形状も円筒状体(11)の長手方向に対し傾
斜あるいは直交する部分を有するものであってもよい。
【0013】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、この考案
に係る測定用治具を用いれば、フィードホーン一体型コ
ンバータの性能あるいは特性を正確に測定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係る測定用治具を用いたフィード
ホーン一体型LNBの測定システムの概略図。
【図2】 測定用治具の正面図。
【符号の説明】
(1)測定用治具 (2)フィードホーン一体型LNB (5)開口部 (11)円筒状体 (12)テーパ状部 (14)スリット (15)モードフィルター

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィードホーン一体型のコンバータに連
    接して、コンバータへと測定用の電波を案内送出する測
    定用治具であって、フィードホーンの導波管部と略同一
    断面の内径を有する筒状体からなり、該筒状体の一端を
    上記フィードホーンの開口部に嵌入する先細りテーパ状
    に形成すると共に、該先細りテーパ状部にはスリットが
    形成してあることを特徴とするフィードホーン一体型コ
    ンバータの測定用治具。
  2. 【請求項2】 筒状体内にモードフィルターを備えた請
    求項1に記載のフィードホーン一体型コンバータの測定
    用治具。
JP7448791U 1991-09-17 1991-09-17 フィ―ドホ―ン一体型コンバ―タの測定用治具 Expired - Lifetime JP2500283Y2 (ja)

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JPH0681120U JPH0681120U (ja) 1994-11-15
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JP4578208B2 (ja) * 2004-11-08 2010-11-10 シャープ株式会社 高周波部品の検査装置
JP2012124814A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Sharp Corp 衛星受信用コンバータ装置およびその製造方法、ならびに性能測定治具
JP2013121042A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Sharp Corp 衛星受信用コンバータおよびその製造方法、ならびに性能測定治具

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