JP2001284950A - 一次放射器 - Google Patents

一次放射器

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JP2001284950A
JP2001284950A JP2000099254A JP2000099254A JP2001284950A JP 2001284950 A JP2001284950 A JP 2001284950A JP 2000099254 A JP2000099254 A JP 2000099254A JP 2000099254 A JP2000099254 A JP 2000099254A JP 2001284950 A JP2001284950 A JP 2001284950A
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waveguide
annular wall
opening
primary radiator
wavelength
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Genshu To
元珠 竇
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Priority to US09/821,372 priority patent/US6580400B2/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電体フィーダの放射部を導波管の開口部か
ら突出させた一次放射器において、サイドローブを低減
して受信効率を高めること。 【解決手段】 一端に開口部1bを導波管1の内部に誘
電体フィーダ2を保持し、この誘電体フィーダ2の放射
部2bを開口部1bから突出させる。導波管1の開口部
1bを囲むように有底形状の環状壁3を設け、この環状
壁3の深さL寸法を電波の約1/4波長に設定し、環状
壁3の底面の幅H寸法を電波の約1/6〜1/10波長
に設定する。このように構成すると、開口部1bから環
状壁3の底面に向かって導波管1の外表面を流れる表面
電流iと、環状壁3の底面から開放端に向かって環状
壁3の内表面を流れる表面電流iとの位相が逆転して
キャンセルされるため、サイドローブが大幅に低減され
てメインローブのゲインが高まり、衛星からの電波を効
率良く受信することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星放送反射式ア
ンテナ等に備えられる一次放射器に係り、特に、誘電体
フィーダを使用した一次放射器に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の誘電体フィーダを使用した
一次放射器の断面図であり、この一次放射器は、一端が
開口され他端を閉塞面10aとした導波管10と、この
導波管10の開口部10bに保持された誘電体フィーダ
11とを具備している。導波管10の内部には第1プロ
ーブ12と第2プローブ13が互いに直交するように設
置されており、これらプローブ12,13と閉塞面10
aとの距離は管内波長の約1/4波長分だけ離れてい
る。誘電体フィーダ11はポリエチレン等の誘電材料か
らなり、保持部11aを境にして両端に放射部11bと
インピーダンス変換部11cとが形成されている。保持
部11aの外径は導波管10の内径とほぼ同じであり、
誘電体フィーダ11はこの保持部11aにより導波管1
0に固定されている。放射部11bとインピーダンス変
換部11cはいずれも円錐形状とされており、放射部1
1bは導波管10の開口部10bから外部に突出し、イ
ンピーダンス変換部11cは導波管10の内部に延びて
いる。
【0003】このように構成された一次放射器は衛星放
送反射式アンテナの反射鏡の焦点位置に設置されて使用
されるが、この場合、衛星から送信された電波は放射部
11bから誘電体フィーダ11の内部に収束され、誘電
体フィーダ11のインピーダンス変換部11cでインピ
ーダンス整合されて導波管10の内部に進入する。そし
て、導波管10に入力した電波を第1プローブ12と第
2プローブ13により受信し、その受信信号を図示せぬ
コンバータ回路でIF周波数信号に周波数変換して出力
することにより、衛星から送信された電波を受信するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の一次放射器においては、図6の破線で示すように、
放射パターンがサイドローブを含む形状になることが知
られている。これは、導波管10の開口部10bでのイ
ンピーダンスの不連続性に起因して、表面電流が導波管
10の外表面に流れて放射するからであり、例えば、放
射部11bの設計放射角を90度(中心に対して±45
度)とした場合、±50度近傍に高いサイドローブが発
生する。このため、放射角の中心部にあるメインローブ
のゲインが低下し、衛星からの電波を効率良く受信する
ことができないという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、放射パターンのサイ
ドローブを低減して受信効率の高い一次放射器を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一次放射器では、一端に開口部を有する導
波管と、この導波管の内部に保持され前記開口部から放
射部を突出させた誘電体フィーダとを備え、前記導波管
の前記開口部の外側に一端を開放した有底形状の環状壁
を設け、この環状壁の深さを電波の約1/4波長に設定
した。
【0007】このように構成された一次放射器では、導
波管の開口部の外表面と環状壁の内表面とを流れる表面
電流の位相が逆になり、サイドローブが大幅に低減され
てメインローブのゲインが増加するため、衛星からの電
波を効率良く受信することができる。
【0008】上記の構成において、前記環状壁の底面の
幅を電波の約1/6〜1/10波長に設定することが好
ましく、このようにするとサイドローブを効果的に低減
することができる。
【0009】また、上記の構成において、前記環状壁は
少なくとも1つ設けてあれば良いが、複数の環状壁を同
心状に設けると、サイドローブをより効果的に低減する
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明すると、図1は第1の実施形態例
に係る一次放射器の断面図、図2は該一次放射器の右側
面図である。
【0011】これらの図に示すように、本実施形態例に
係る一次放射器は、一端が開口され他端を閉塞面1aと
した断面方形の導波管1と、この導波管1の開口部1b
の内部に保持された誘電体フィーダ2とを具備してお
り、開口部1bの外側には環状壁3が設けられている。
導波管1の内部には第1プローブ4と第2プローブ5が
互いに直交するように設置されており、これらプローブ
4,5と閉塞面1aとの距離は管内波長λgの約1/4
波長分だけ離れ、両プローブ4,5は図示せぬコンバー
タ回路に接続されている。
【0012】導波管1と環状壁3はアルミダイキャスト
等で一体成形されているが、環状壁3を導波管1の外表
面に溶接等の手段で後付けすることも可能である。この
環状壁3は導波管1の開口部1bと同じ側を開放した有
底形状に形成されており、環状壁3の深さをLとする
と、L寸法は環状導波管1内を伝播する電波波長λの約
1/4波長に設定されている。また、環状壁3の底面の
幅(導波管1と環状壁3との間隔)をHとすると、H寸
法は電波波長λの約1/6〜1/10波長に設定されて
いる。
【0013】誘電体フィーダ2はポリエチレン等の誘電
材料からなり、保持部2aを境にして両端に放射部2b
とインピーダンス変換部2cとが形成されている。保持
部2aは角柱状に形成されており、この保持部2aを開
口部1bの内部に圧入や接着等の手段で固定することに
より、誘電体フィーダ2は導波管1に保持されている。
放射部2bとインピーダンス変換部2cはいずれも角錐
形状とされており、放射部2bは導波管1の開口部1b
から外部に突出し、インピーダンス変換部2cは導波管
1の内部に延びている。
【0014】次に、このように構成された一次放射器の
動作について説明する。
【0015】衛星から送信された電波は、アンテナの反
射鏡で集められて一次放射器に至り、放射部2bから誘
電体フィーダ2の内部に進入して収束された後、インピ
ーダンス変換部2cでインピーダンス整合されて導波管
1の内部に進入する。そして、導波管1に入力した電波
を第1プローブ4と第2プローブ5に結合させ、両プロ
ーブ4,5からの受信信号を図示せぬコンバータ回路で
IF周波数信号に周波数変換して出力することにより、
衛星から送信された電波を受信することができる。その
際、導波管1の開口部1bの外側を囲むように約λ/4
波長の深さを有する環状壁3が設けてあるため、図3に
示すように、開口部1bから環状壁3の底面に向かって
導波管1の外表面を流れる表面電流iと、環状壁3の
底面から開放端に向かって環状壁3の内表面を流れる表
面電流iとは、それぞれの位相が逆転してキャンセル
される。この結果、図6の実線で示すように、従来例
(破線)に比べてサイドローブが大幅に低減され、それ
に伴ってメインローブのゲインが0.2〜0.5dB程
度高まり、衛星からの電波を効率良く受信することがで
きる。
【0016】図4は第2の実施形態例に係る一次放射器
の断面図、図5は該一次放射器の右側面図であり、図1
と図2に対応する部分には同一符号を付してある。
【0017】本実施形態例が前述した第1の実施形態例
と相違する点は、導波管1の開口部1bの外側に2つの
環状壁3a,3bを同心状に設けたことにあり、それ以
外の構成は基本的に同じである。すなわち、導波管1の
開口部1bを囲むように第1の環状壁3aが設けられ、
この第1の環状壁3aを囲むように第2の環状壁3bが
設けられており、第1の実施形態例の環状壁3と同様
に、これら環状壁3a,3bの深さL寸法は電波波長λ
の約1/4波長に、底面の幅H寸法は電波波長λの約1
/6〜1/10波長に設定されている。このような構成
によれば、導波管1の外表面を流れる表面電流の一部が
第1の環状壁3aの開放端を経て第2の環状壁3b内に
流れ込んだとしても、その表面電流は第2の環状壁3b
でキャンセルされるため、サイドローブをより効果的に
低減することができる。
【0018】なお、本発明による一次放射器は上記各実
施形態例に限定されず、種々の変形例を採用することが
できる。例えば、断面円形の導波管にも適用可能であ
り、この場合、導波管の円形の開口部の外側に環状壁を
同心円状に設ければ良い。また、環状壁の数を3つ以上
にしても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0020】誘電体フィーダの放射部を導波管の開口部
から突出させた一次放射器において、導波管の開口部の
外側に一端を開放した有底形状の環状壁を設け、この環
状壁の深さを電波の約1/4波長に設定すると、導波管
の開口部の外表面と環状壁の内表面とを流れる表面電流
の位相が逆転してキャンセルされるため、サイドローブ
が大幅に低減されてメインローブのゲインが増加し、衛
星からの電波を効率良く受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態例に係る一次放射器の
断面図である。
【図2】該一次放射器の右側面図である。
【図3】該一次放射器の要部を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態例に係る一次放射器の
断面図である。
【図5】該一次放射器の右側面図である。
【図6】従来例と本発明の放射パターンを示す説明図で
ある。
【図7】従来例に係る一次放射器の断面図である。
【符号の説明】
1 導波管 1a 閉塞面 1b 開口部 2 誘電体フィーダ 2a 保持部 2b 放射部 2c インピーダンス変換部 3,3a,3b 環状壁 4 第1プローブ 5 第2プローブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に開口部を有する導波管と、この導
    波管の内部に保持され前記開口部から放射部を突出させ
    た誘電体フィーダとを備え、前記導波管の前記開口部の
    外側に一端を開放した有底形状の環状壁を設け、この環
    状壁の深さを電波の約1/4波長に設定したことを特徴
    とする一次放射器。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記環状壁の
    底面の幅を電波の約1/6〜1/10波長に設定したこ
    とを特徴とする一次放射器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    環状壁を複数設けたことを特徴とする一次放射器。
JP2000099254A 2000-03-31 2000-03-31 一次放射器 Withdrawn JP2001284950A (ja)

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EP01300827A EP1139489A1 (en) 2000-03-31 2001-01-31 Primary radiator having improved receiving efficiency by reducing side lobes
TW090105618A TW501307B (en) 2000-03-31 2001-03-09 Primary radiator having improved receiving efficiency by reducing side lobes
CN01103879A CN1315786A (zh) 2000-03-31 2001-03-19 可降低旁瓣并提高信号接收效率的一次发射器
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MXPA01003384A MXPA01003384A (es) 2000-03-31 2001-03-30 Radiador primario que tiene eficiencia de recepcion mejorada al reducir lobulos laterales.
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004109856A1 (ja) * 2003-06-05 2004-12-16 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 電波レンズアンテナ装置
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