JPH073688Y2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JPH073688Y2
JPH073688Y2 JP1988021612U JP2161288U JPH073688Y2 JP H073688 Y2 JPH073688 Y2 JP H073688Y2 JP 1988021612 U JP1988021612 U JP 1988021612U JP 2161288 U JP2161288 U JP 2161288U JP H073688 Y2 JPH073688 Y2 JP H073688Y2
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JP
Japan
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frequency converter
frequency
horn
parabolic reflector
antenna device
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JP1988021612U
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克比古 青木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、衛星通信用の地球局のアンテナ装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
第3図は従来のこの種のアンテナ装置を示す外形図であ
り、図において、1はオフセットパラボラ反射鏡、2は
反射鏡1に対し電波を放射するかあるいは反射鏡1から
の電波を受ける一次ホーン、3は増幅機能付の周波数変
換器であり、例えば低雑音コンバータ(LNC;Low Noise
Converter)である。4はコンバータ3の出力端子であ
り、例えば低雑音コンバータで周波数変換された中間周
波数IFの1GHz帯の受信出力端子である。5は受信機6と
を結ぶ線路で、例えば同軸ケーブルである。
次に動作について説明する。衛星からの電波はオフセッ
トパラボラ反射鏡1によって集められ、一次ホーン2に
向かう。ホーンで受けた電波は低雑音周波数変換器3に
よって増幅,周波数変換され、1GHz帯などの中間周波数
で、出力端子4を経て線路5を介して受信機6に導かれ
る。受信機の一例として、例えばTVレシーバがある。
以上、衛星の電波を受信する場合について述べたが、衛
星に向かい、電波を送信する場合は前述とは逆のプロセ
スで、受信機6を送信機とし(ここで送信機の出力はIF
帯の周波数の電波である)、周波数変換器3を高出力の
周波数変換器、例えHPC(high power converter)とす
ればよく、無線周波数帯(RF帯)の電波を反射鏡1から
衛星に向けて放射することになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のアンテナ装置は以上のように構成されており、受
信もしくは送信の機能しか持たず、送信,受信の共用に
することができないという欠点があった。例えば放送衛
星の電波の直接受信用に市販されているアンテナ装置の
例が代表的である。
この考案は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、構成簡単かつ安価で受信のみならず送信もで
きるアンテナ装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係るアンテナ装置は、オフセットパラボラ反
射鏡と、送信機からの送信信号を周波数変換する第1の
周波数変換器と、上記パラボラ反射鏡に対し上記第1の
周波数変換器からの電波を放射する。該第1の一次放射
器とを有する第1の組と、上記反射鏡からの電波を受け
る第2の一次放射器と、該第2の一次放射器からの受信
信号を周波数変換する第2の周波数変換器とを有する第
2の組とを備え、上記第1,第2の組をともに少なくとも
1つ以上上記オフセットパラボラ反射鏡の焦点付近に配
置して、送信と受信は専用の一次放射器を使うが、反射
鏡のパラボラ面はこれに共用するようにしたものであ
る。
〔作用〕
この考案においては、以上のようにホーン及び増幅機能
付周波数変換器を配置したので、送信用ホーンからの電
波はホーンがオフセットパラボラの焦点にあるので、本
来のパラボラ反射鏡の軸に平行な方向に放射される。一
方受信用ホーンへの電波については、可逆の原理を用い
て送信の場合で説明すると、ホーンからの電波はホーン
がほぼパラボラ反射鏡の焦点近傍にあるので、反射鏡で
反射した後は送信用ホーンからの電波の方向とほぼ同方
向に放射される。従って本来のパラボラ反射鏡の軸に平
行に到来した電波は受信用ホーンが本来の焦点にあるの
と同程度の能率でホーンに集められる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図について説明する。第1
図は本考案の一実施例によるアンテナ装置を示し、図に
おいて、2aは送信用ホーン、2bは受信用ホーン、3aは高
出力周波数変換器、3bは低雑音周波数変換器、6aは送信
機、6bは受信機である。ここで送信用ホーンはオフセッ
トパラボラ反射鏡1の焦点Fに配置されている。従っ
て、送信機6aからの信号は変換器3aを経てホーン2aから
出て、オフセットパラボラ反射鏡の軸に平行な方向の空
間に放射される。一方受信用ホーンが配設されている
F′からの電波は焦点ずれ(De-focus)の状態ではある
が、ほぼ送信ホーンからの電波の方向に向かう。受信で
言えば、送信ホーンが放射する電波とほぼ同方向(パラ
ボラの軸方向)から到来する電波はオフセットパラボラ
反射鏡を反射後F′におかれている受信用ホーンで受信
され、低雑音周波数変換器3bで周波数変換され、出力端
子4b,同軸ケーブル5bを経て、受信機で受信される。
F′がパラボラ軸上にあるので、焦点ずれFF′(ΔZ)
による開口位相分布の一様分布からのずれ量ΔΦは、 で表わされる。
ここで、θ1,θ2は第1図および第4図で示すように鏡
軸に対して焦点Fとパラボラの周縁Aと、焦点Fとパラ
ボラの周縁A′とを結ぶそれぞれの角度である。従っ
て、F′から出る電波はほぼ上にΔΦ(度)とアンテナ
開口径Dmから次式で示される角度Δθだけずれることに
なる。
このずれ量はビームのずれに相当するが、受信感度が高
ければ、このビームずれによるレベル低下は実用上無視
しうる。因みにビームのずれによるレベル低下ΔGは次
式で示される。
なおここでΘ-3は受信ビーム幅である。
このように、本実施例によるアンテナ装置によれば、オ
フセットパラボラ反射鏡を共用とし、かつ、送信,受信
それぞれ専用のホーンおよび周波数変換器で構成したの
で、例えば市販の受信専用アンテナ装置を用い、容易に
送信機能を付加することができるので、送受信共用のア
ンテナ装置を安価に提供することが可能となる。
なお、上記実施例では送受信それぞれの系を2組同時使
用する送受信用アンテナ装置について述べたが、第2図
のように“ホーン及び増幅機能付周波数変換器”を2組
以上パラボラの焦点付近に並べ、それらのうちの1個の
ホーンは焦点Fにおき、他のホーンはホーン群の回転軸
を中心に環状に配置し、使用するホーン毎にその回転ル
ーレットでホーンを焦点に合わせるようにしてもよい。
第2図は4個のホーン2a〜2dを配置する状態を示してお
り、この実施例によるアンテナ装置は、送信,受信さら
には周波数に応じてホーンを切換えて使用できるもので
ある。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案に係るアンテナ装置によれば、
オフセットパラボラ反射鏡と、送信機からの送信信号を
周波数変換する第1の周波数変換器と、上記パラボラ反
射鏡に対し上記第1の周波数変換器からの電波を放射す
る、該第1の一次放射器とを有する第1の組と、上記反
射鏡からの電波を受ける第2の一次放射器と、該第2の
一次放射器からの受信信号を周波数変換する第2の周波
数変換器とを有する第2の組とを備え、上記第1,第2の
組をともに少なくとも1つ以上上記オフセットパラボラ
反射鏡の焦点付近に配置するようにしたので、送受信共
用のアンテナ装置を安価に提供することが可能となる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるアンテナ装置の外観
図、第2図はこの考案の他の実施例を示す図、第3図は
従来のアンテナ装置を示す図、第4図は本考案の原理を
説明する図である。 図において、1はオフセットパラボラ反射鏡、2a,2b,2
c,2dは一次ホーン、3a……高出力周波数変換器(増幅機
能付の周波数変換器)、3b……低雑音周波数変換器(増
幅機能付の周波数変換器)、3c,3d……高出力周波数変
換器または低雑音周波数変換器(増幅機能付の周波数変
換器)、4a,4bは出力端子、5a,5bは同軸ケーブル、6a,6
bは受信機である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オフセットパラボラ反射鏡と、 送信機からの送信信号を周波数変換する第1の周波数変
    換器と、上記パラボラ反射鏡に対し上記第1の周波数変
    換器からの電波を放射する、該第1の一次放射器とを有
    する第1の組と、 上記反射鏡からの電波を受ける第2の一次放射器と、該
    第2の一次放射器からの受信信号を周波数変換する第2
    の周波数変換器とを有する第2の組とを備え、 上記第1,第2の組をともに少なくとも1つ以上上記オフ
    セットパラボラ反射鏡の焦点付近に配置したことを特徴
    とするアンテナ装置。
JP1988021612U 1988-02-19 1988-02-19 アンテナ装置 Expired - Lifetime JPH073688Y2 (ja)

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JPH01126714U JPH01126714U (ja) 1989-08-30
JPH073688Y2 true JPH073688Y2 (ja) 1995-01-30

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