JPH1127037A - マルチビームアンテナ - Google Patents

マルチビームアンテナ

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JPH1127037A
JPH1127037A JP12665098A JP12665098A JPH1127037A JP H1127037 A JPH1127037 A JP H1127037A JP 12665098 A JP12665098 A JP 12665098A JP 12665098 A JP12665098 A JP 12665098A JP H1127037 A JPH1127037 A JP H1127037A
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JP
Japan
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waveguide
primary radiator
antenna
primary
conical
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JP12665098A
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Inventor
Kiyoshi Fukuda
清 福田
Takuya Koizumi
拓也 小泉
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Nippon Antenna Co Ltd
Original Assignee
Nippon Antenna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】反射鏡を小型にできるようにする。 【構成】反射鏡1の焦点位置Fを間にして2つの一次放
射器2,3を配置する。一次放射器2,3は先端が誘電
体とされており、先端の径が細くされている。このた
め、2つの一次放射器2,3間の距離doを小さくする
ことができるようになり、反射鏡1の開口寸法Doを小
さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複数の衛星放送を
受信することのできる小型化されたマルチビームアンテ
ナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のCS(Communications Satellit
e)衛星は、送信機の出力が増強されていると共に、デ
ィジタル放送に移行しつつある。このように、送信出力
が向上されると共に、ディジタル化されることによりC
S受信アンテナを小型にしてもCS放送を良好に受信す
ることができるようになる。例えば、JCSAT−3お
よびJCSAT−4、SCC−Cを例にあげると反射鏡
の大きさを約45cmとすれば、沖縄を含む日本全国が
受信エリアにはいるようになる。また、JCSAT−3
とJCSAT−4とは衛星の離角度が約4.5°と小さ
い離角度とされていることから、デュアルビームアンテ
ナとすることにより両CS衛星からの電波を一つのアン
テナで受信することができるようになる。この際の、反
射鏡の大きさは50cm程度の小型のデュアルビームア
ンテナでよい。なお、複数のビームを得ることのできる
アンテナをマルチビームアンテナと呼び、2つのビーム
を得ることのできるデュアルビームアンテナは、マルチ
ビームアンテナの一種である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、反射鏡と一次
放射器とからなるアンテナの一種であるパラボラアンテ
ナを例にあげてデュアルビームアンテナの原理を説明す
る。一次放射器は反射鏡の焦点位置に配置されており、
一次放射器の位置を反射鏡の焦点位置より上下および左
右に移動させると、アンテナの指向性は移動させた方向
と反対の方向へ傾くようになる。この原理を用いて、図
8に示すように1つの反射鏡100の焦点位置Fを間に
してその近傍に2つの一次放射器101,102を配置
すると、図9に示すように2つの大きな放射ビームの指
向性を得ることができる。このように2つの放射ビーム
を有する指向性が得られるアンテナをデュアルビームア
ンテナと呼んでいる。
【0004】このデュアルビームアンテナにおいては、
焦点距離をf、反射鏡100の開口寸法をDとすると、 f≒0.5D なる関係が広く用いられている。また、2つの放射ビー
ムの中心からの傾き角度を図9に示すようにθ1とする
と、 θ1≒{tan-1(d/f)}・α ・・・(1) と表される。ただし、dは焦点Fから一次放射器までの
寸法(または、一次放射器間隔の1/2)、αは指向性
の傾き係数(約0.75)である。
【0005】上記(1)式を参照すると、デュアルビー
ムアンテナの2つの放射ビームの離角度(=2θ1)を
小さくするには、係数αが定数とされることから、反射
鏡100の開口寸法Dを固定とした場合は、焦点Fから
一次放射器101,102までの間隔dを小さくする必
要がある。また、焦点Fから一次放射器101,102
までの間隔dを固定とした場合は、反射鏡100の開口
寸法Dを大きくする必要がある。ところで、一次放射器
101,102の物理的寸法より間隔dを小さくするこ
とはできないから、一次放射器101,102の物理的
寸法により間隔dの最小値が決定されることになる。従
って、一次放射器101,102の物理的寸法より間隔
dを小さくしないと所望の離角度が得られない場合は、
反射鏡100の開口寸法Dを大きくしなければならない
ことになる。
【0006】例えば、図10に示すように2つの一次放
射器101,102を最接近させて配置したとする。こ
の際の2つの一次放射器101,102は同一寸法に形
成されており、それぞれホーンアンテナ部110,12
0と、導波管部111,121と、コンバータ部11
2,122とから構成されている。なお、ホーンアンテ
ナ部110,120は導波管部111,121と空間と
を整合させるために設けられており、コンバータ部11
2,122は受信したCS放送のマイクロ波を、中間周
波数にダウンコンバートする部分である。
【0007】この一次放射器101、102の具体的構
成の一例を図11に断面図で示す。図11に示すよう
に、一次放射器101(102)は円形導波管の先端に
形成された円錐ホーン150と、導波管の後端部に設け
られ、RF回路に受信信号を導くプローブ154と、プ
ローブ154からの受信信号を中間周波信号に周波数変
換するコンバータ回路が少なくとも組まれているRF基
板153と、周波数変換された中間周波信号を出力する
出力接栓155から構成されている。また、一次放射器
101(102)はカバー151により覆われており、
円錐ホーン150の開口部には、開口部を覆うように防
塵・防水用のホーンキャップが装着されている。
【0008】図10に戻り、反射鏡100の開口寸法D
が50cmとされ、2つの放射ビームの離角度を4.5
°とした場合の焦点Fから一次放射器101,102ま
での間隔d1を(1)式を用いて求めてみると、 d1=ftan(θ1/α)≒13.1mm となる。従って、間隔d1を決定する一次放射器10
1,102の径として2d1の間隔以下、すなわち約2
6mm以下の寸法が求められることになる。しかしなが
ら、一般に一次放射器101,102におけるホーンア
ンテナ部110,120の開口寸法d2は約40mmな
いし60mmとされているため、一次放射器101,1
02の間隔2d1を求められる26mm以下とすること
ができないことになる。
【0009】この場合には反射鏡100の開口寸法を大
きくして所望の離角度を得る必要があり、反射鏡100
が大型になることになる。すると、デュアルビームアン
テナが大型になってしまい、重量が重くなるため、支持
手段も強固なものが必要になると共に、取付作業が煩雑
になり、価格も上昇するという問題点があった。そこ
で、本発明は、放射ビームの離角度が小さくても反射鏡
を小型にすることのできるマルチビームアンテナを提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のマルチビームアンテナは、反射鏡と一次放
射器とからなるアンテナにおいて、導波管開口部に軸方
向に長い誘電体材からなるビーム集束手段が装着された
一次放射器を、反射鏡の略焦点位置に複数配置するよう
にしている。また、上記マルチビームアンテナにおい
て、前記ビーム収束手段を構成する誘電体材の両端が円
錐状に形成されており、その一端が前記導波管内に挿入
されるようにしてもよい。さらに、前記ビーム収束手段
が円筒状部と、円筒の径を次第に細めていくよう形成し
た所定肉厚の円錐状部とからなっており、前記円筒状部
が前記導波管内に挿入されるようにしてもよい。
【0011】さらにまた、上記目的を達成することので
きる本発明の他のマルチビームアンテナは、反射鏡と一
次放射器とからなるアンテナにおいて、開口部に円錐ホ
ーンが形成された円形導波管を備える一次放射器と、該
一次放射器が略焦点位置に複数配置されている反射鏡
と、前記円錐ホーンから前記円形導波管に当接するよう
挿入配置された第2円形導波管と、誘電体材からなり、
前記第2円形導波管の開口部を覆うように、円筒の径を
次第に細めていくよう形成した所定肉厚の第1円錐状部
と、該第1円錐状部から後方へ延伸され、前記円錐ホー
ンの先端の外周縁と、前記円形導波管を覆うカバーとの
間に後縁が挟持されて固着される第2円錐状部からなる
ビーム収束手段とを備えている。
【0012】このような本発明によれば、一次放射器の
先端部の径を細くすることができるため、複数配置され
た一次放射器の間隔を従来より狭めて配置することがで
きるようになる。従って、焦点から一次放射器までの間
隔を小さくすることができるので、反射鏡の開口寸法を
大きくすることなく小さな離角度の複数の放射ビームを
得ることができるようになる。また、本発明の他のマル
チビームアンテナは、従来の一次放射器を使用して、そ
の円錐ホーンの前面にビーム収束手段を設けるようにし
ているため、新たに一次放射器を設計し直す作業を不要
とすることができる。このように、本発明のマルチビー
ムアンテナでは、マルチビームアンテナとしても反射鏡
を小型化することができるため、重量を軽くすることが
でき、その取り付け手段を簡易化して、容易に取り付け
を行うことができる。また、従来の一次放射器を使用す
ることができることからアンテナの価格も安価にするこ
とができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のマルチビームアンテナの
実施の形態の一例であるデュアルビームアンテナの構成
を図1に示す。図1において、1は開口寸法がDoとさ
れたパラボラ反射鏡、2はパラボラ反射鏡1の焦点位置
Fを間にして焦点位置Fの近傍に配置された一次放射
器、3はパラボラ反射鏡1の焦点位置Fを間にして、焦
点位置Fの近傍であって一次放射器2に対向するよう配
置された一次放射器である。ここで、一次放射器2と一
次放射器3とは同一の形状とされており、その詳細構成
を図3に示す。
【0014】一次放射器2は、断面円形の導波管11
と、その先端に装着された誘電体10と、導波管11の
後端に設けられたコンバータ12とから構成されてい
る。誘電体10はビームを収束するためのものであり、
導波管11の内径とほぼ等しい径(直径約20mm)の
軸方向に長い棒状体とされており、その両端が円錐状に
形成されている。そして、導波管11内にその一端が挿
入されている。すなわち、誘電体10の一端は、導波管
11とのインピーダンス整合のために円錐状とされてい
る。また、誘電体10の他端は導波管11から外部に突
出しており、他端の円錐形状および寸法はビームを収束
して最適な指向性が得られるように調整されている。
【0015】また、コンバータ12は受信されて導波管
11を伝播してきた、衛星から送信されたCS放送の水
平偏波成分あるいは垂直偏波成分のいずれかを中間周波
数信号に周波数変換して、この中間周波数信号をCSチ
ューナに伝送している。なお、一次放射器2には、図示
されていないが水平偏波成分と垂直偏波成分の何れを受
信するかを選択する選択手段が設けられている。
【0016】一次放射器3も同様に、断面円形の導波管
21と、その先端に装着された誘電体20と、導波管2
1の後端に設けられたコンバータ22とから構成されて
いる。ビームを収束する誘電体20は導波管21の内径
とほぼ等しい径(直径約20mm)の軸方向に長い棒状
体とされており、その両端が円錐状に形成されている。
そして、導波管21内にその一端が挿入されている。す
なわち、誘電体20の一端は、導波管21とのインピー
ダンス整合のために円錐状とされている。また、誘電体
20の他端は導波管21から外部に突出しており、他端
の円錐形状および寸法はビームを収束して最適な指向性
が得られるように調整されている。
【0017】また、コンバータ22は受信されて導波管
21を伝播してきた他の衛星から送信されたCS放送の
水平偏波成分あるいは垂直偏波成分のいずれかを中間周
波数信号に周波数変換して、この中間周波数信号をCS
チューナに伝送している。なお、一次放射器3には、図
示されていないが水平偏波成分と垂直偏波成分の何れを
受信するかを選択する選択手段が設けられている。
【0018】このように本発明においては、一次放射器
2,3の先端に円錐ホーンに替えて誘電体10,20か
らなるビーム収束手段を設けるようにしたため、その径
を細くすることができる。このため、一次放射器2と一
次放射器3とを、図3に示すようにその先端を内側に傾
けて配置させることにより、コンバータ12,22の幅
が許容幅以上であっても、一次放射器12と一次放射器
22との間隔doとして所望の狭い間隔を得ることがで
きる。これにより、例えば、一次放射器12と一次放射
器22との間隔doを約26mmとすることができるの
で、反射鏡1の開口寸法Doを50cmとしても放射ビ
ームの離角度として4.5°を得ることができるように
なる。一次放射器12と一次放射器22との間隔doを
約26mmとした際の図1に示すデュアルビームアンテ
ナの指向性を示す放射パターンの一例を図2に示す。こ
の図に示されるように、2つのメインビームの離角度は
4.5°とされる。従って、反射鏡1を必要最小限の開
口寸法とすることができるので、デュアルビームアンテ
ナを小型化することができるようになる。
【0019】なお、一次放射器2,3の構成は図3に示
す構成に限らず、図4に示す構成としてもよい。ただ
し、図4には導波管26の先端とビーム収束手段である
誘電体25の部分だけの構成を示している。図4に示す
ように、誘電体25は内部がくりぬかれた所定肉厚の円
筒状部分25−1と、内部がくりぬかれた所定肉厚の円
錐状部分25−2とからなり、円筒状部分25−1が導
波管26内に挿入されて固着されている。この場合、円
筒状部分25−1の肉厚は薄くされているので、円筒状
部分25−1を導波管26内に挿入するだけで導波管2
6と誘電体25との整合をほぼとることができる。ま
た、円錐状部分25−2の形状および寸法はビームを収
束して最適な指向性が得られるように調整されている。
このように、ビーム収束手段である誘電体25を内部が
充填する構成に替えて所定肉厚の構成すると、誘電材を
成形して誘電体25を作製する際に、成形後に体積が小
さくなるいわゆるヒケが生じにくくなり、作製時に誘電
体の25の寸法の狂いや変形を生じにくくすることがで
きる。
【0020】次に、本発明のマルチビームアンテナに係
る一次放射器のさらに他の構成を図5に示す。ただし、
図5には導波管および円錐ホーンの先端とビーム収束手
段の部分だけの構成を示している。図5に示す例は、前
記図11に示す従来の一次放射器を利用して、その円錐
ホーンにビーム収束手段を装着することにより、マルチ
ビームアンテナにおける反射鏡の開口寸法によらず、共
通して一次放射器を使用できるようにしたものである。
この実施の形態では、図5に示すように、ビーム収束手
段として誘電体アンテナ兼キャップ32が、円錐ホーン
50の先端に装着されている。この誘電体アンテナ兼キ
ャップ32内には、一次放射器5(6)の円形導波管の
先端部に当接する第2円形導波管31が内蔵されてい
る。このように円形導波管が第2円形導波管31により
延伸されて、第2円形導波管31の開口部が誘電体アン
テナ兼キャップ32の円錐状部分により覆われている。
【0021】これにより、第2円形導波管31から放射
された電磁波は、誘電体アンテナ兼キャップ32におけ
る先端部の所定肉厚で形成された円錐状部によりビーム
が収束されるようになる。このような一次放射器5
(6)を備える本発明のデュアルビームアンテナの構成
を図6に示す。図6において、反射鏡1は開口寸法がD
oとされており、その焦点位置がFとされている。この
焦点位置Fを挟むように2つの一次放射器5,6が先端
間隔doとなるように配置されている。この一次放射器
5、6の構成は図5に示すとおりである。また、一次放
射器5、6に備えられているコンバータ33,34は、
一次放射器5、6により受信された衛星から送信された
CS放送の水平偏波成分あるいは垂直偏波成分のいずれ
かを、中間周波数信号に周波数変換してCSチューナに
伝送している。なお、一次放射器5,6には、図示され
ていないが水平偏波成分と垂直偏波成分の何れを受信す
るかを選択する選択手段が設けられている。
【0022】このような本発明の他の実施の形態におい
ては、一次放射器5,6の先端を延伸すると共に、ビー
ム収束手段を設けるようにしたため、一次放射器5と一
次放射器36を、図6に示すようにその先端を内側に傾
けて配置させることにより、コンバータ33,34の幅
が許容幅以上であっても、一次放射器5と一次放射器6
との間隔をdoとして所望の狭い間隔を得ることができ
る。これにより、例えば、一次放射器5と一次放射器6
との間隔doを約26mmとすることができるので、反
射鏡1の開口寸法Doを約50cmとしても放射ビーム
の離角度として4.5°を得ることができるようにな
る。従って、反射鏡1を必要最小限の開口寸法とするこ
とができるので、デュアルビームアンテナを小型化する
ことができるようになる。
【0023】また,図5に示す一次放射器5(6)の具
体的構成の一例を示す断面図を図7に示している。ただ
し、図7においては、従来の一次放射器として前記図1
1に示す一次放射器を使用している。図7において、一
次放射器5(6)は円形導波管の先端に形成された円錐
ホーン50と、導波管の後端部に設けられ、RF回路に
受信信号を導くプローブ54と、プローブ54からの受
信信号を中間周波信号に周波数変換するコンバータ回路
が少なくとも組まれているRF基板53と、周波数変換
された中間周波信号を出力する出力接栓55から構成さ
れている。
【0024】また、一次放射器5(6)はカバー51に
より覆われており、円錐ホーン50の開口部の外周縁
と、カバー51の先端内周縁との間に誘電体アンテナ兼
キャップ32の後端縁が挟持されている。このビーム収
束手段である誘電体アンテナ兼キャップ32内には、第
2円形導波管31が内蔵されており、その一端は一次放
射器5(6)の円形導波管の先端に当接している。さら
に、第2円形導波管31の他端の開口部は、誘電体アン
テナ兼キャップ32の先端部に形成されている所定肉厚
の第1円錐状部32−1により覆われており、第1円錐
状部32−1から後方へ第2円錐状部32−2が延伸さ
れている。そして、この第2円錐状部32−2の後端縁
が円錐ホーン50とカバー51とで形成された間隙に嵌
着されている。このように、従来構成の一次放射器に誘
電体アンテナ兼キャップ32を取り付けることにより、
従来の一次放射器を使用しても、反射鏡1の開口寸法を
必要最小限の開口寸法とすることができるようになる。
【0025】上記の説明においては、コンバータ12,
22,33,34の幅寸法が一次放射器の円形導波管の
径に比較して大きいものとされていたが、コンバータ1
2,22,33,34の幅寸法を狭くすれば一次放射器
2,3,5,6を平行に配置しても、一次放射器2,
3,5,6間の間隔dを狭い間隔とすることができる。
また、上記の実施の形態においては一次放射器を2つ配
置するようにしてデュアルビームアンテナとしたが、本
発明はこれに限るものではなく複数の一次放射器を配置
するようにしてマルチビームアンテナとしてもよいもの
である。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、一次放射器の先端部の径を細くすることができ、複
数配置された一次放射器の間隔を従来より狭めて配置す
ることができるようになる。従って、焦点から一次放射
器までの間隔を小さくすることができるので、反射鏡の
開口寸法を大きくすることなく小さな離角度の複数の放
射ビームを得ることができるようになる。また、本発明
の他のマルチビームアンテナは、従来の一次放射器を使
用して、その円錐ホーンの前面にビーム収束手段を設け
るようにしているため、新たに一次放射器を設計し直す
作業を不要とすることができる。このように、本発明の
マルチビームアンテナでは、マルチビームアンテナとし
ても反射鏡を小型化することができるため、重量を軽く
することができ、その取り付け手段を簡易化して、容易
に取り付けを行うことができる。また、従来の一次放射
器を使用することができることからアンテナの価格も安
価にすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチビームアンテナの実施の形態の
一例であるデュアルビームアンテナの構成を示す図であ
る。
【図2】本発明のマルチビームアンテナの実施の形態の
一例であるデュアルビームアンテナの放射パターンを示
す図である。
【図3】本発明のマルチビームアンテナの実施の形態の
一例であるデュアルビームアンテナにおける一次放射器
の構成を示す図である。
【図4】本発明のマルチビームアンテナにおける一次放
射器の他の構成を示す図である。
【図5】本発明のマルチビームアンテナにおける一次放
射器のさらに他の構成を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における図5に示す一次放
射器を用いたデュアルビームアンテナの構成を示す図で
ある。
【図7】本発明のマルチビームアンテナに係る図5に示
す一次放射器の詳細構成を示す断面図である。
【図8】従来のデュアルビームアンテナの構成を示す図
である。
【図9】従来のデュアルビームアンテナの放射パターン
を示す図である。
【図10】従来のデュアルビームアンテナにおける一次
放射器の構成を示す図である。
【図11】従来の一次放射の詳細を示す断面図である。
【符号の説明】
1 反射鏡 2,3,5,6 一次放射器 10,20,25 誘電体 11,21,26 導波管 12,22,33,34 コンバータ 25−1 円筒状部分 25−2 円錐状部分 31 第2円形導波管 32 誘電体アンテナ兼キャップ 32−1 第1円錐状部 32−2 第2円錐状部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射鏡と一次放射器とからなるアンテナ
    において、 導波管開口部に軸方向に長い誘電体材からなるビーム集
    束手段が装着された一次放射器が、反射鏡の略焦点位置
    に複数配置されていることを特徴とするマルチビームア
    ンテナ。
  2. 【請求項2】 前記ビーム収束手段を構成する誘電体材
    の両端が円錐状に形成されており、その一端が前記導波
    管内に挿入されていることを特徴とする請求項1記載の
    マルチビームアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記ビーム収束手段が円筒状部と、円筒
    の径を次第に細めていくよう形成した所定肉厚の円錐状
    部とからなっており、前記円筒状部が前記導波管内に挿
    入されていることを特徴とする請求項1記載のマルチビ
    ームアンテナ。
  4. 【請求項4】 反射鏡と一次放射器とからなるアンテナ
    において、 開口部に円錐ホーンが形成された円形導波管を備える一
    次放射器と、 該一次放射器が略焦点位置に複数配置されている反射鏡
    と、 前記円錐ホーンから前記円形導波管に当接するよう挿入
    配置された第2円形導波管と、 誘電体材からなり、前記第2円形導波管の開口部を覆う
    ように、円筒の径を次第に細めていくよう形成した所定
    肉厚の第1円錐状部と、該第1円錐状部から後方へ延伸
    され、前記円錐ホーンの先端の外周縁と、前記円形導波
    管を覆うカバーとの間に後縁が挟持されて固着される第
    2円錐状部からなるビーム収束手段と、 を備えることを特徴とするマルチビームアンテナ。
JP12665098A 1997-05-02 1998-04-22 マルチビームアンテナ Pending JPH1127037A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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