JP2000278034A - ホーンアダプター - Google Patents

ホーンアダプター

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JP2000278034A
JP2000278034A JP11147871A JP14787199A JP2000278034A JP 2000278034 A JP2000278034 A JP 2000278034A JP 11147871 A JP11147871 A JP 11147871A JP 14787199 A JP14787199 A JP 14787199A JP 2000278034 A JP2000278034 A JP 2000278034A
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健二 増田
Kazumi Tatsuzuki
和美 田續
Yasutomo Konishi
康友 小西
Kiyoshi Fukuda
清 福田
Takuya Koizumi
拓也 小泉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パラボラ反射鏡を小型化できるようにする。 【構成】 ホーンアダプター3には3つのアダプターホ
ーンが形成されており、中央のアダプターホーンの両脇
のアダプターホーンは外側に曲げられている。このた
め、3つのアダプターホーン間の短くして配置すること
ができる。これにより、パラボラ反射鏡2の口径を小さ
くすることができる。ホーンアダプター3は半裁された
上部と下部とを固着して構成されており、コンバータユ
ニット5a〜5cと別体とされていることから、種々の
組み合わせが可能となる。なお、3つのアダプターホー
ンの出口にはチョーク部が形成されており、このチョー
ク部はホーンキャップで覆われている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複数の衛星放送を
受信することのできる小型化されたマルチビームアンテ
ナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のCS(Communications Satellit
e)衛星は、送信機の出力が増強されていると共に、デ
ィジタル放送に移行しつつある。このように、送信出力
が向上されると共に、ディジタル化されることによりC
S受信アンテナを小型にしてもCS放送を良好に受信す
ることができるようになる。例えば、JCSAT−3お
よびJCSAT−4、SCC−Cを例にあげると反射鏡
の大きさを約45cmとすれば、沖縄を含む日本全国が
受信エリアにはいるようになる。また、JCSAT−3
とJCSAT−4とは衛星の離角度が約4.5°と小さ
い離角度とされていることから、デュアルビームアンテ
ナとすることにより両CS衛星からの電波を一つのアン
テナで受信することができるようになる。この際の、反
射鏡の大きさは50cm程度の小型のデュアルビームア
ンテナでよい。なお、複数のビームを得ることのできる
アンテナはマルチビームアンテナと呼ばれ、2つのビー
ムを得ることのできるデュアルビームアンテナは、マル
チビームアンテナの一種である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、反射鏡とコン
バータユニットとからなるアンテナの一種であるパラボ
ラアンテナを例にあげてデュアルビームアンテナの原理
を説明する。コンバータユニットは反射鏡の焦点位置に
配置されており、コンバータユニットの位置を反射鏡の
焦点位置より上下および左右に移動させると、アンテナ
の指向性は移動させた方向と反対の方向へ傾くようにな
る。この原理を用いて、1つの反射鏡の焦点位置Fを間
にしてその近傍に2つのコンバータユニットを配置する
と、2つの大きな放射ビームの指向性を得ることができ
る。このように2つの放射ビームを有する指向性が得ら
れるアンテナをデュアルビームアンテナと呼んでいる。
【0004】このデュアルビームアンテナにおいては、
反射鏡の焦点距離をf、その開口寸法をDとすると、 f≒0.5D なる関係が広く用いられている。また、2つの放射ビー
ムの中心からの傾き角度をθ1とすると、 θ1≒{tan-1(d/f)}・α ・・・(1) と近似的に表すことができる。ただし、dは焦点Fから
コンバータユニットまでの寸法(または、コンバータユ
ニット間隔の1/2)であり、αは指向性の傾き係数で
あり、この傾き係数αは0.7近傍の定数をとることが
経験上知られている。
【0005】上記(1)式を参照すると、デュアルビー
ムアンテナの2つの放射ビームの離角度(=2θ1)を
小さくするには、係数αが定数とされることから、反射
鏡の開口寸法Dを固定とした場合は、焦点Fからコンバ
ータユニットまでの間隔dを小さくする必要がある。ま
た、焦点Fからコンバータユニットまでの間隔dを固定
とした場合は、焦点距離fを大きくするように反射鏡の
開口寸法Dを大きくする必要がある。ところで、並行し
て配置されるコンバータユニットの幅の物理的寸法より
コンバータユニット間の間隔dを小さくすることはでき
ないから、コンバータユニットの物理的寸法により間隔
dの最小値が決定されることになる。従って、コンバー
タユニットの物理的寸法より間隔dを小さくしないと所
望の離角度が得られない場合は、反射鏡の開口寸法Dを
大きくしなければならないことになる。
【0006】例えば、接近されて並行配設される2つの
コンバータユニットは、それぞれ円錐ホーン部と、円錐
ホーン部に連接する導波管部と、導波管部が導入される
コンバータ部とから構成され、相互に同一寸法とされて
いるものとする。なお、円錐ホーン部は導波管部と空間
とを整合させるために設けられており、コンバータ部は
受信したCS放送のマイクロ波を、中間周波数にダウン
コンバートする部分である。このような2つのコンバー
タユニットを最接近させて配置したとする。
【0007】ここで、反射鏡の開口寸法Dが50cmと
され、2つの放射ビームの離角度2θ1を4.5°とし
た場合の焦点Fから2つのコンバータユニットまでの間
隔d1を(1)式を用いて求めてみると、 d1=f・tan(θ1/α)≒14mm となる。ただし、指向性の傾き係数α=0.7としてい
る。従って、間隔d1を決定する2つのコンバータユニ
ットの寸法として2d1の間隔以下、すなわち約28m
m以下の寸法が求められることになる。しかしながら、
一般にコンバータユニットにおける円錐ホーン部の開口
寸法d2は、一般に約40mm以上とされているため、
コンバータユニットの間隔2d1を求められる28mm
以下とすることができないことになる。また、コンバー
タユニットの幅は円錐ホーン部の開口寸法より大きいた
め、このことからも28mm以下とすることはできな
い。
【0008】従って、この場合には反射鏡の開口寸法を
大きくして所望の離角度を得る必要があり、反射鏡が大
型になることになる。すると、デュアルビームアンテナ
が大型になってしまい、重量が重くなるため、支持手段
も強固なものが必要になると共に、取付作業が煩雑にな
り、価格も上昇するという問題点があった。また、特開
平10−163737号公報には、2つの円形導波管を
接近して配置するようにしたコンバータ装置が開示され
ているが、2つの円形導波管とコンバータ部とが一体と
されているため、仕様が変更された際には仕様に応じて
構成も変更した製品としなければならない。例えば、受
信する衛星の数、コンバータ部における局部発振周波
数、受信する偏波(垂直偏波/水平偏波、あるいは、右
旋偏波/左旋偏波)や出力端子数が変更される毎に、仕
様にあうよう構成を変更した製品をその都度開発しなけ
ればならない。
【0009】そこで、本発明は、マルチビームアンテナ
において放射ビームの離角度が小さくても反射鏡を小型
にすることができると共に、仕様に応じた組み替えを自
由に行うことのできるホーンアダプターを提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のホーンアダプターは、複数のコンバータユ
ニットを備え、反射鏡のほぼ焦点位置に配置されるマル
チビームアンテナ用のホーンアダプターであって、該ホ
ーンアダプターは、該ホーンアダプターをほぼ中央から
半截したホーンアダプター上部とホーンアダプター下部
とからなり、前記ホーンアダプター上部とホーンアダプ
ター下部には、断面が半円筒状とされた複数のホーン部
と、該複数のホーン部のそれぞれに連通して形成されて
いると共に、コンバータユニットのコンバータホーン部
が取り付けられる断面が半円筒状とされた複数のコンバ
ータユニット取付座と、前記複数のホーン部および前記
複数のコンバータユニット取付座の開放面である接合面
とを有し、前記コンバータユニットのそれぞれのコンバ
ータホーン部を、前記ホーンアダプター上部およびホー
ンアダプター下部の前記コンバータユニット取付座内に
収納できるように、前記複数のホーン部のうちの一部の
ホーン部が外側に連続的に曲げられて形成されており、
前記ホーンアダプター上部の接合面に前記ホーンアダプ
ター下部の接合面を密着して固着することにより組み立
てられている。
【0011】さらに、上記ホーンアダプターにおいて、
前記コンバータユニットのそれぞれにおけるコンバータ
ホーン部の先端に嵌合される複数のリング部と、該複数
のリング部を連接する連接部からなる防水パッキンを備
え、前記コンバータユニットのそれぞれにおけるコンバ
ータホーン部の先端に前記防水パッキンのリング部を嵌
合して、前記ホーンアダプター上部あるいはホーンアダ
プター下部の前記コンバータユニット取付座内に収納す
ると共に、前記連接部を接合面に形成された溝内に収納
し、前記ホーンアダプター上部あるいはホーンアダプタ
ー下部の接合面に前記ホーンアダプター下部あるいはホ
ーンアダプター上部の接合面を密着して固着することに
より水密に組み立てられていてもよい。さらにまた、上
記本発明のホーンアダプターにおいて、前記ホーンアダ
プター上部と前記ホーンアダプター下部の前面に、前記
ホーン部の先端を囲むようにチョーク部が形成されてい
てもよい。
【0012】また、上記目的を達成することのできる本
発明の他のホーンアダプタは、複数のコンバータユニッ
トを備え、反射鏡のほぼ焦点位置に配置されるマルチビ
ームアンテナ用のホーンアダプターであって、該ホーン
アダプターは、該ホーンアダプターをほぼ中央から半截
したホーンアダプター上部とホーンアダプター下部とか
らなり、前記ホーンアダプター上部とホーンアダプター
下部とは、断面が半円筒状とされ少なくとも1つのホー
ン部の先端が半円錐ホーンとされた複数のホーン部と、
該複数のホーン部のそれぞれに連通して形成されている
と共に、コンバータユニットのコンバータホーン部が取
り付けられる断面が半円筒状とされた複数のコンバータ
ユニット取付座と、前記複数のホーン部および前記複数
のコンバータユニット取付座の開放面である接合面とを
有し、前記コンバータユニットにおけるそれぞれのコン
バータホーン部を、前記ホーンアダプター上部および前
記ホーンアダプター下部の前記コンバータユニット取付
座内に収納できるように、前記複数のホーン部のうちの
一部のホーン部が外側に連続的に曲げられて形成されて
おり、前記ホーンアダプター上部の接合面に前記ホーン
アダプター下部の接合面を密着して固着することにより
組み立てられている。
【0013】さらに、上記本発明の他のホーンアダプタ
において、前記ホーンアダプター上部とホーンアダプタ
ー下部における前記複数のホーン部のすべての先端に半
円錐ホーンが形成されていてもよい。さらにまた、上記
本発明の他のホーンアダプタにおいて、前記複数のホー
ン部のうち、反射鏡の焦点の近傍に位置されるホーン部
の先端に半円錐ホーンが形成され、反射鏡のほぼ焦点に
位置されるホーン部の先端には半円錐ホーンが形成され
ていないようにしてもよい。
【0014】このような本発明によれば、ホーンアダプ
ターに複数のコンバータユニットを取り付ける複数のホ
ーン部の内の一部のホーン部が外側に曲げられて形成さ
れていると共に、ホーン部の先端にチョーク部を設ける
か、チョーク部に替えて少なくとも1つのホーン部の先
端に円錐ホーンを形成するようにしたため、複数のホー
ン部の先端部の間隔を狭めることができるようになる。
従って、反射鏡の焦点からコンバータユニットまでの距
離を短くすることができるので、反射鏡の開口寸法を大
きくすることなく小さな離角度の複数の放射ビームを得
ることができるようになる。
【0015】また、ホーンアダプターはホーンアダプタ
ー上部とホーンアダプター下部とに半截された形状とさ
れているため、一部のホーン部が外側に曲げられていて
もホーンアダプター上部とホーンアダプター下部とを成
形により容易に作成することができる。特に、チョーク
部に替えて円錐ホーンを形成する場合には、チョーク部
を形成するに必要なスライド型を必要としないため、よ
り容易にホーンアダプター上部とホーンアダプター下部
とを成形により作成することができる。
【0016】さらに、ホーンアダプターを組み立てる際
に、ホーンアダプターはホーンアダプター上部とホーン
アダプター下部とに半截されていると共に、コンバータ
ユニットとは別体とされているため、ホーンアダプター
上部とホーンアダプター下部と、種々のコンバータユニ
ットとを組み合わせることができる。この際に、組み合
わせるホーンアダプターを、デュアルビーム用、トリプ
ルビーム用やそれ以上のマルチビーム用のホーンアダプ
ターに変更することも容易に行うことができる。したが
って、受信する衛星の数、コンバータ部における局部発
振周波数、受信する偏波(垂直偏波/水平偏波、あるい
は、右旋偏波/左旋偏波)や出力端子数が変更されて
も、組み合わせを変更するだけでその仕様を満足するこ
とができ、種々の仕様の製品を仕様に合うよう開発する
ことなく、ホーンアダプターとコンバータユニットの組
み合わせを変更するだけで迅速に提供することができる
ようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかるホー
ンアダプターを備えるマルチビームアンテナの構成を図
1および図2に示す。ただし、図1はマルチビームアン
テナの正面図、図2はその上面図である。なお、図1お
よび図2に示すマルチビームアンテナは、例えばトリプ
ルビームを形成するマルチビームアンテナとされてい
る。図1に示すように、マルチビームアンテナ1は開口
寸法がDoとされたパラボラ反射鏡2と、パラボラ反射
鏡2の焦点位置Fに配置されたホーンアダプター3と、
ホーンアダプター3に取り付けられている3つのコンバ
ータユニット5a,5b,5cとから構成されている。
また、パラボラ反射鏡2の裏側には、マルチビームアン
テナ1をマスト7に取り付けるアンテナ取付部6が設け
られている。このアンテナ取付部6はマルチビームアン
テナ1の仰角および方位角を自在に可変することができ
る構造とされている。
【0018】また、ホーンアダプター3を支持アーム4
に支持させる構造を図3および図4に示す。これらの図
に示すように、ホーンアダプター3の下面には断面L字
状の偏波角調整板9が取り付けられており、この偏波角
調整板9が支持アーム4に取り付けられたL字状のアー
ム取付板8に傾動自在に取り付けられている。偏波角調
整板9の扇状の前面板には円弧状の長孔9aが2カ所に
形成されており、この長孔9aにそれぞれ固定ボルト9
bが挿通されて、固定ボルト9bはアーム取付板8に螺
合されている。ここで、固定ボルト9bを緩めると固定
ボルト9bは長孔9aに沿って移動可能となり、アーム
取付板8に対する偏波角調整板9の取付角度を調整する
ことができるようになる。調整後には、固定ボルト9b
を締め付ける。このように、ホーンアダプター3を長孔
9aの範囲内において回転可能とすることができ、ホー
ンアダプター3とパラボラ反射鏡2とで形成されるビー
ムの偏波角を、衛星からの電波の偏波角に合わせること
ができる。
【0019】次に、本発明のホーンアダプターの第1の
実施の形態であるデュアルビーム用のホーンアダプター
の詳細構成を図5ないし図10に示し、これらの図を参
照しながら本発明のホーンアダプターの説明を行う。た
だし、図5(a)は本発明の第1の実施の形態のホーン
アダプターの平面図、図5(b)はその上面図、図6は
その正面図、図7はそのB−B線(図5(b)参照)で
切断した断面図、図8はそのチョーク部の構成を示す
図、図9(a)(b)および図10(a)〜(e)はホ
ーンアダプター上部の構成を示す図である。図5(a)
(b)および図6に示すように、デュアルビーム用のホ
ーンアダプター3は、ホーンアダプター上部11とホー
ンアダプター下部12とに半截されており、ホーンアダ
プター上部11とホーンアダプター下部12とを接合し
て、固定ネジ14にて両者を固着することにより構成さ
れている。なお、ホーンアダプター上部11とホーンア
ダプター下部12とは、固定ネジ14が取り付けられる
部分を除いてほぼ同形状とされている。
【0020】ほぼ同形状とされたホーンアダプター上部
11とホーンアダプター下部12とを接合する際には、
第1コンバータユニット5aと第2コンバータユニット
5bの前面から突出している円形導波管とされたコンバ
ータホーン部が、ホーンアダプター上部11とホーンア
ダプター下部12とにより上下から挟持される。これに
より、ホーンアダプター3と第1コンバータユニット5
aと第2コンバータユニット5bとは、電気的かつ機械
的に結合される。ホーンアダプター3はその先端に前面
を水密に覆う樹脂製のホーンキャップ13が取り付けら
れており、ホーンキャップ13は後述するチョーク部の
外周に嵌合されている。ホーンアダプター3内には、チ
ョーク部が前面に形成された2本の円形導波管とされた
アダプターホーン部をそれぞれ連続的に外側に曲げたR
ベンド部が形成されており、その後端がホーンアダプタ
ー3に挟持されている第1コンバータユニット5aと第
2コンバータユニット5bのそれぞれのコンバータホー
ン部に連通するようになる。
【0021】なお、アダプターホーン部にそれぞれRベ
ンド部が形成されて外側に曲げられているため、第1コ
ンバータユニット5aと第2コンバータユニット5bの
幅が広くても、図5(b)に示すように互いに前面が内
側を向いて第1コンバータユニット5aと第2コンバー
タユニット5bがホーンアダプター3に取り付けられる
ようになる。これにより、第1コンバータユニット5a
と第2コンバータユニット5bの幅より狭い間隔で2本
のアダプターホーン部の先端部を配置することができる
ようになる。従って、パラボラ反射鏡2の焦点から2つ
のコンバータユニット5a,5bが取り付けられている
ホーンアダプター3までの距離を短くすることができる
ので、パラボラ反射鏡2の開口寸法を大きくすることな
く小さな離角度の複数の放射ビームを得ることができる
ようになる。また、図6に示すように第1コンバータユ
ニット5aと第2コンバータユニット5bの下端には水
平偏波出力用と垂直偏波出力用の2つ、あるいは、右旋
偏波出力用と左旋偏波出力用の2つの出力端子51が設
けられている。
【0022】図7に図5(b)に示すB−B線で切断し
た断面図を示す。この図に示すように、ホーンアダプタ
ー3はホーンアダプター上部11の下にホーンアダプタ
ー下部12を接合することにより構成されている。そし
て、ホーンアダプター上部11の先端には、4重に構成
されたチョーク部11aが、ホーンアダプター下部12
の先端には4重に構成されたチョーク部12aが設けら
れている。このチョーク部11a,12aの前面からみ
た構成は図8に示すようになる。すなわち、円形導波管
とされた第1アダプターホーン部30aと第2アダプタ
ーホーン部30bを取り囲むように互いに略等間隔で突
出する4重の壁部によりチョーク部11a,12aが形
成されている。このチョーク部11a,12aを覆うよ
うに、その外周にホーンキャップ13が嵌合されてお
り、その嵌合部分には防水シーリング部31により防水
シーリングが施されている。
【0023】このチョーク部11a,12aの高さは、
受信する周波数帯域の中心周波数の波長λの約λ/4と
されており、このためチョーク部11a,12aの先端
からみたインピーダンスが高くなり、アダプターホーン
部30a,30bの開口の外側へ流れる電流が阻止され
るようになる。これにより、アダプターホーン部30
a、30bから放射される水平偏波と垂直偏波の指向性
を同等とすることができ、さらに、利得特性や交差偏波
特性の改善を行うことができる。ただし、チョークとし
ての十分な効果を得るには、複数の壁部からなるチョー
ク部11a,12aとする必要があり、本発明の第1の
実施の形態のホーンアダプター3では、例えば4重とさ
れている。
【0024】また、ほぼ同形状とされたホーンアダプタ
ー上部11およびホーンアダプター下部12の前半部に
断面半円形状の上部ホーン部11bおよび下部ホーン部
12bが形成され、その後半部に断面半円形状のコンバ
ータユニット取付座が形成されている。このコンバータ
ユニット取付座には、図示するようにコンバータユニッ
ト5の前面から突出している円形のコンバータホーン部
60が収納されている。このコンバータホーン部60の
先端には後述する防水パッキン21が嵌合されており、
この防水パッキン21によりコンバータユニット取付座
にコンバータホーン部60が水密に取り付けられてい
る。
【0025】さらに、コンバータユニット5は、コンバ
ータ樹脂ケース56とコンバータ樹脂ケースカバー59
内に収納されたコンバータダイカストケース55を備え
ており、このコンバータダイカストケース55内にRF
基板53が収納されている。RF基板53には、受信さ
れてコンバータホーン部60を伝播してきた受信信号を
受けるプローブと、プローブで受信した信号をIF信号
に周波数変換するコンバータ回路や増幅回路が設けられ
ている。なお、プローブが形成されたRF基板53の部
分は、コンバータホーン部60内に配置され、そのRF
基板53の後方の円形導波管はシールドシャーシホーン
部57とされて終端されている。また、RF基板53
は、内部シールドシャーシ54により各回路部が相互に
シールドされている。
【0026】さらにまた、コンバータユニット5の下部
には、コンバータダイカストケース55の一部により、
出力端子51に接続される同軸ケーブルのケーブル防水
キャップ取付部52と、その下方に延伸して出力端子5
1の円筒状のシールド部51cが形成されている。出力
端子51の略中央にはRF基板53から出力されるIF
信号を導出する中心コンタクト51aが、絶縁体51b
によりシールド部51cのほぼ中央に支持されている。
なお、コンバータダイカストケース55は2つの分離し
て形成されており、その内部にRF基板53を収納した
後、接合されて固着される。この際に、その間にコンバ
ータ本体防水パッキン58が挟持されて、防水構造とさ
れている。
【0027】次に、ホーンアダプター上部11とホーン
アダプター下部12の説明を行うが、ホーンアダプター
上部11とホーンアダプター下部12とはほぼ同形状と
されているので、代表してホーンアダプター上部11の
説明を図9および図10を参照しながら行うこととす
る。図10(a)に示すように、ホーンアダプター上部
11の先端部には2つのアダプターホーン部30a,3
0bを取り囲むように4重のチョーク部11aが形成さ
れており、アダプターホーン部30a、30bの半分
は、それぞれ断面半円形状の第1上部ホーン部11bと
第2上部ホーン部11cにより形成されている。そし
て、第1上部ホーン部11bと第2上部ホーン部11c
には互いに延伸する軸が外側に曲げられたRベンド部が
形成されている。
【0028】この第1上部ホーン部11bと第2上部ホ
ーン部11cの後端に連通するようにコンバータユニッ
ト取付座11g,11hがそれぞれ形成されている。そ
して、その境界部には防水パッキンリング部取付溝11
dと、それより幅が狭くされたコンバータ取付抜止用溝
11eとがそれぞれ形成されている。さらに、防水パッ
キンリング部取付溝11dに連通するよう接合面の両脇
に屈曲した防水パッキン取付溝11fが形成されてい
る。これらの取付溝11d,11f内には後述する防水
パッキン21が収納されて、ホーンアダプター上部11
の接合面とホーンアダプター下部12の接合面とが接合
されて固着された際にアダプターホーン部30a,30
b内に水等が浸入できないようにしている。さらにま
た、コンバータホーン部60の先端が水密にホーンアダ
プター3内に収納されるようになる。
【0029】また、図10(b)におけるA−A線で切
断した断面図を図10(e)に示すが、ホーンアダプタ
ー上部11には複数のネジ孔14bが形成されている。
このネジ孔14bは、断面半円形状の第1上部ホーン部
11bと第2上部ホーン部11cが開放されているホー
ンアダプター上部11の接合面に、ほぼ同形状とされた
ホーンアダプター下部12が接合された際に、固定ネジ
14が螺合されて両者を固着するためのものである。す
なわち、ホーンアダプター下部12にはネジ孔14bに
替えて固定ネジ14を挿通する挿通孔が形成されている
点を除いて、ホーンアダプター上部11と同形状とされ
ているのである。
【0030】次に、本発明の第1の実施の形態のホーン
アダプター3に2つのコンバータユニットを組み合わせ
た際の、組み立てる態様を図11を参照しながら説明す
る。組み立てる際には、まず第1コンバータユニット5
aと第2コンバータユニット5bの前面から突出してい
るコンバータホーン部60,60の先端に形成された防
水パッキンリング部取付座62,62に防水パッキン2
1の防水パッキンリング部21a,21aを嵌合する。
ここで、防水パッキン21について説明すると、防水パ
ッキン21は図11に示されているように、めがね状の
形状とされており弾性を有する可撓性の材料から形成さ
れている。すなわち、防水パッキン21は2つの防水パ
ッキンリング部21aと、2つの防水パッキンリング部
21aを連接する連接部21cと、2つの防水パッキン
リング部21aの両脇から延伸する延伸部21bとを備
えている。また、延伸部21bの先端は拡径されてい
る。
【0031】この2つの防水パッキンリング部21a
が、2つのコンバータユニット5a,5bのそれぞれの
コンバータホーン部60の先端に形成された防水パッキ
ンリング部取付座62に嵌合され、その状態で、2つの
コンバータユニット5a,5bがホーンアダプター下部
12のコンバータユニット取付座12g,12hにそれ
ぞれセットされる。この際に防水パッキンリング部取付
座62は、図11の2点鎖線で示す防水パッキン21の
ように屈曲されてコンバータ取付抜止用溝12e内およ
び防水パッキン取付溝12f内に収納される。これによ
り、コンバータホーン部60の先端の拡径されている抜
止リブ63が、コンバータ取付抜止用溝12eに係合さ
れ、コンバータユニット5a,5bはコンバータユニッ
ト取付座12g,12hから抜け出すことが防止され
る。さらに、防水パッキン21の両脇に形成されている
延伸部21bが防水パッキン取付溝12f内に屈曲され
て収納される。
【0032】そして、ホーンアダブター下部12の接合
面に同形状とされたホーンアダプター上部11の接合面
を接合して、5本のビス14cをホーンアダプター下部
12の挿通孔から挿通してホーンアダプター上部11の
ネジ孔14bに螺合する。これにより、第1コンバータ
ユニット5aおよび第2コンバータユニット5bとホー
ンアダプター3とが電気的かつ機械的に結合されるよう
になる。さらに、コンバータホーン部60の先端に形成
されている防水パッキンリング部取付座62はコンバー
タユニット5に向かうテーパ状とされているため、ホー
ンアダプター上部11とホーンアダプター下部12とが
固着された際に、防水パッキン21の弾性力で上部ホー
ン部11b,下部ホーン部12bの端縁に密着されるよ
うになり、上部ホーン部11b,下部ホーン部12bか
らなる円形導波管と、円形導波管からなるコンバータホ
ーン部60とが確実に電気的に連結されるようになる。
【0033】ところで、本発明の第1の実施の形態にか
かるホーンアダプター3のほぼ同形状とされたホーンア
ダプター上部11とホーンアダプター下部12には、連
続的に外側に曲げたRベンド部が形成されているが、ホ
ーンアダプター3のほぼ中央から半截した形状とされて
いるため、ホーンアダプター上部11とホーンアダプタ
ー下部12とをそれぞれ成形により作成することができ
る。この際に、ホーンアダプター上部11とホーンアダ
プター下部12との前面には、それぞれチョーク部11
a,12aを形成しなければならないため、上下の成形
型に対して横方向に移動するスライド型が必要となる。
すなわち、スライド型により上下の成形型の移動方向と
ほぼ直交する方向に突出するチョーク部11a,12a
を成形するようにする。
【0034】以上説明した本発明の第1の実施の形態に
かかるホーンアダプター3を、図1および図2に示すよ
うに反射鏡2のほぼ焦点位置に配置した際に、反射鏡2
の開口寸法Dが50cmとされ、形成すべき2つの放射
ビームの離角度2θ1が4.5°とされた場合の焦点F
から2本のアダプターホーン部30a、30bまでの間
隔d1を上記(1)式を用いて求めてみると、 d1=f・tan(θ1/α)≒14mm となる。ただし、指向性の傾き係数α=0.7としてい
る。従って、2本のアダプターホーン部30a,30b
の間隔としては2d1、すなわち約28mm以下の寸法
が求められることになるが、アダプターホーン部30
a,30bにはRベンド部が設けられていることおよび
円錐ホーン部が設けられていないことから、2本のアダ
プターホーン部30a,30bの間隔を28mm以下と
することができる。これにより、放射ビームの離角度が
小さくても反射鏡を小型にすることができるようにな
る。
【0035】次に、本発明のホーンアダプターの第2の
実施の形態の構成を図12および図13に示す。第2の
実施の形態においては、前記図1ないし図4に示すマル
チビームアンテナ1に用いるホーンアダプター3と同様
にトリプルビーム用のホーンアダプターとされている。
図12(a)は、ホーンアダプター下部112の構成を
示す斜視図であり、図12(b)はホーンアダプター上
部111の構成を示す斜視図であり、図12(c)はホ
ーンアダプター上部111の平面図である。
【0036】ホーンアダプター上部111とホーンアダ
プター下部112はほぼ同形状とされており、図12
(a)(b)に示すように、ホーンアダプター上部11
1とホーンアダプター下部112の先端部には3つのア
ダプターホーン部を取り囲むように3重のチョーク部1
11a,112aが形成されており、3つのアダプター
ホーン部は、それぞれ断面半円形状の第1上部ホーン部
111bと第1下部ホーン部112b、第2上部ホーン
部111cと第2下部ホーン部112c、第3上部ホー
ン部111dと第3下部ホーン部112dによりそれぞ
れ円形導波管として形成される。そして、中央に形成さ
れている第2上部ホーン部111cと第2下部ホーン部
112cを除いて、その両側に形成されている第1上部
ホーン部111bと第1下部ホーン部112b、およ
び、第3上部ホーン部111dと第3下部ホーン部11
2dには互いに外側に曲げられたRベンド部が形成され
ている。
【0037】この第1上部ホーン部111bと第1下部
ホーン部112b、第2上部ホーン部111cと第2下
部ホーン部112cおよび第3上部ホーン部111dと
第3下部ホーン部112dにそれぞれ連通するように、
コンバータユニット取付座111e,111f,111
gがそれぞれ形成されている。そして、その境界部には
防水パッキンリング部取付溝111h,112hがそれ
ぞれ形成されている。さらに、防水パッキンリング部取
付溝111h,112hに連通するよう接合面の両脇に
屈曲した防水パッキン取付溝111j,112jが形成
されている。これらの取付溝111h,112h,11
1j,112j内には防水パッキン21と同様の防水パ
ッキンが収納されて、ホーンアダプター上部111の接
合面とホーンアダプター下部112の接合面とが接合さ
れて固着された際にアダプターホーン部内に水等が浸入
しないようにしている。
【0038】次に、本発明の第2の実施の形態のホーン
アダプター3に3つのコンバータユニットを組み合わせ
た構成の断面図を図13(a)に示す。図13(a)に
示すように組み立てる際には、まず第1コンバータユニ
ット5a,第2コンバータユニット5bおよび第3コン
バータユニット5cの前面から突出しているコンバータ
ホーン部の先端に防水パッキン121に形成されている
3つの防水パッキンリング部をそれぞれ嵌合する。この
状態で、3つのコンバータユニット5a,5b,5cを
ホーンアダプター下部112のコンバータユニット取付
座112e,112f,112gにそれぞれセットす
る。この際に、防水パッキン121の両側の延伸部を屈
曲して防水パッキン取付溝112j内にそれぞれ収納す
る。これにより、各コンバータホーン部の先端に拡径さ
れて形成されている抜止リブと嵌合された防水パッキン
リング部が防水パッキンリング部取付溝112h内に収
納され、各コンバータユニット5a,5b,5cは抜止
リブが係合するため、コンバータユニット取付座112
e,112f,112gから抜け出すことが防止され
る。
【0039】そして、ホーンアダプター下部112の接
合面に同形状とされたホーンアダプター上部111の接
合面を接合して、6本のビスをホーンアダプター下部1
12の挿通孔から挿通してホーンアダプター上部111
のネジ孔に螺合する。これにより、第1コンバータユニ
ット5a、第2コンバータユニット5bおよび第3コン
バータユニット5cとアダプターホーン部130a,1
30b,130cとがそれぞれ電気的かつ機械的に接合
されるようになる。さらに、アダプターホーン部130
a,130b,130cの前面には水密にホーンキャッ
プ113が嵌合される。このホーンキャップ113は、
アダプターホーン部130a,130b,130cを取
り囲むように形成されているチョーク部111a,11
2aの最外周に嵌合される。このように組み立てられた
ホーンアダプター3の外形の斜視図を図13(b)に示
す。ただし、この図ではコンバータユニットを省略して
示している。
【0040】上記説明した本発明の第2の実施の形態の
ホーンアダプターにかかるほぼ同形状とされたホーンア
ダプター上部111とホーンアダプター下部112に
は、連続的に外側に曲げたRベンド部が左右に位置する
ホーン部に形成されているが、ホーンアダプター3のほ
ぼ中央から半截した形状とされているため、ホーンアダ
プター上部111とホーンアダプター下部112とをそ
れぞれ成形により作成することができる。この際に、ホ
ーンアダプター上部111とホーンアダプター下部11
2との前面には、それぞれチョーク部111a,112
aを形成しなければならないため、上下の成形型に対し
て横方向に移動するスライド型が必要となる。すなわ
ち、スライド型により上下の成形型の移動方向とほぼ直
交する方向に突出するチョーク部111a,112aを
成形するようにする。
【0041】以上説明した本発明の第2の実施の形態に
かかるホーンアダプター3を、図1および図2に示すよ
うに反射鏡2のほぼ焦点位置に配置した際の概略を示す
図を図14(a)に示し、その際に形成される放射ビー
ムの形状を同図(b)に示す。図14(a)(b)にお
いて、反射鏡2の開口寸法Dが50cmとされ、形成す
べき3つの相互の放射ビームの離角度2θ1が4.5°
とされた場合の3本のアダプターホーン部130a,1
30b,130cの相互の間隔2d1を上記(1)式を
変形して求めてみると、2d1=2f・tan(θ1
α)≒28mmとなる。ただし、指向性の傾き係数α=
0.7としている。
【0042】従って、3本のアダプターホーン部130
a,130b,130cの相互の間隔として約28mm
以下の寸法が求められることになるが、アダプターホー
ン部130a,130b,130cにはRベンド部が設
けられていることおよび円錐ホーン部が設けられていな
いことから、3本のアダプターホーン部130a,13
0b,130cの相互の間隔を28mm以下とすること
ができる。これにより、放射ビームの離角度が小さくて
も反射鏡を小型にすることができるようになる。なお、
図14においてはアダプターホーン部130bが焦点F
に配置されて、放射ビームBを形成し、アダプターホー
ン部130aはアダプターホーン部130b(焦点F)
から2d1離隔されて配置され、放射ビームAから2θ
1の離角度の放射ビームAを形成し、アダプターホーン
部130cはアダプターホーン部130b(焦点F)か
ら2d1離隔されて配置され、放射ビームAから2θ1
の離角度の放射ビームCを形成している。
【0043】以上説明した本発明の第1および第2の実
施の形態にかかるホーンアダプター3の前面にはチョー
ク部を形成するようにしている。このチョーク部は、ア
ダプターホーン部から放射される水平偏波と垂直偏波の
指向性を同等とするためのものであるが、交差偏波特性
が多少劣化するもののホーンアダプター3の前面にチョ
ーク部を形成しないようにしてもよい。このように、ホ
ーンアダプター3の前面にチョーク部を形成しないよう
にした本発明の第2の実施の形態の変形例の構成を図1
5に示す。図15はホーンアダプター3をほぼ中央で切
断した断面図であり、ホーンアダプター下部212の構
成を示している。なお、ホーンアダプタ上部211とホ
ーンアダプタ下部212とはほぼ同様の構成とされる。
【0044】本発明の第2の実施の形態の変形例におい
ては、図15に示すようにホーンアダプター下部212
には円形導波管とされる3つのアダプターホーン部を形
成するための第1下部ホーン部212b、第2下部ホー
ン部212c、第3下部ホーン部212dが形成されて
いる。第1下部ホーン部212b、第2下部ホーン部2
12c、第3下部ホーン部212dは、それぞれ断面半
円形状に形成され、ホーンアダプタ上部211に形成さ
れた第1上部ホーン部ないし第3上部ホーン部と組み合
わされて円形導波管とされる。そして、中央に形成され
ている第2下部ホーン部212cを除いて、その両側に
形成されている第1下部ホーン部212b、および、第
3下部ホーン部212dには互いに外側に曲げられたR
ベンド部が形成されている。
【0045】この第1下部ホーン部212b、第2下部
ホーン部212cおよび第3下部ホーン部212dにそ
れぞれ連通するように、コンバータユニット取付座21
2e,212f,212gがそれぞれ形成されている。
そして、その境界部には前述したような防水パッキンリ
ング部取付溝および防水パッキン取付溝が形成されてい
る。この防水パッキンリング部取付溝および防水パッキ
ン取付溝内には、前述したような防水パッキン221が
収納されて、アダプターホーン部内に水等が浸入しない
ようにされている。なお、ホーンアダプター3の先端に
は前面を水密に覆う樹脂製のホーンキャップ213が取
り付けられており、ホーンキャップ213はホーンアダ
プター3の外周に嵌合されている。
【0046】このような本発明の第2の実施の形態の変
形例にかかるホーンアダプター3においては、図14
(a)(b)に示す場合と同様に反射鏡2の開口寸法D
が50cmとされ、形成すべき3つの相互の放射ビーム
の離角度2θ1が4.5°とされた場合の3本のアダプ
ターホーン部(以下、図14(a)に対応してアダプタ
ーホーン部230a,230b,230cという)の相
互の間隔2d1は、上述したように約28mm以下の寸
法が求められることになるが、アダプターホーン部23
0a,230b,230cにはRベンド部が設けられて
いることおよび円錐ホーン部が設けられていないことか
ら、3本のアダプターホーン部230a,230b,2
30cの相互の間隔を28mm以下とすることができ
る。これにより、放射ビームの離角度が小さくても反射
鏡を小型にすることができるようになる。
【0047】本発明の第2の実施の形態の変形例にかか
るホーンアダプター3のほぼ同形状とされたホーンアダ
プター上部211とホーンアダプター下部212には、
連続的に外側に曲げたRベンド部が形成されているが、
ホーンアダプター3のほぼ中央から半截した形状とされ
ているため、ホーンアダプター上部211とホーンアダ
プター下部212とをそれぞれ成形により作成すること
ができる。この際に、ホーンアダプター上部211とホ
ーンアダプター下部212との前面には、チョーク部を
形成していないため、上下の成形型に対して横方向に移
動するスライド型は必要なく、上下の成形型だけで容易
にホーンアダプター上部211とホーンアダプター下部
212とを成形することができる。
【0048】ところで、以上説明したホーンアダプタ3
では、第2の実施の形態の変形例を除いてホーンアダプ
ター3の前面にはチョーク部が形成されている。このチ
ョーク部は、前述したようにストレートとされたアダプ
ターホーン部から放射される水平偏波と垂直偏波の指向
性を同等とするために設けられているのであるが、アダ
プターホーン部の先端に円錐ホーンが形成されていれ
ば、チョーク部を設ける必要はない。しかしながら、前
述したように反射鏡の開口寸法Dを50cmとした際に
は、アダプターホーン部間の間隔は約28mmとなるた
め、すべてのアダプターホーン部の先端に円錐ホーンを
設けることは困難である。そこで、本発明の第3の実施
の形態にかかるホーンアダプター3は、トリプルビーム
用のホーンアダプターとした際に、中央に位置するアダ
プターホーン部は先端までストレートに構成し、左右に
位置するアダプターホーン部は先端に円錐ホーンを形成
するようにしたものである。
【0049】本発明の第3の実施の形態にかかるホーン
アダプター3の構成を図16に示す。図16はホーンア
ダプター3をほぼ中央で切断した断面図であり、ホーン
アダプター下部312の構成を示している。なお、ホー
ンアダプタ上部311とホーンアダプタ下部232とは
ほぼ同様の構成とされる。図16に示すように、本発明
の第3の実施の形態のホーンアダプタ3は、ホーンアダ
プター下部312に円形導波管とされる3つのアダプタ
ーホーン部を形成するための第1下部ホーン部312
b、第2下部ホーン部312c、第3下部ホーン部31
2dが形成されている。第1下部ホーン部312b、第
2下部ホーン部312c、第3下部ホーン部312d
は、それぞれ断面半円形状に形成され、ホーンアダプタ
上部311に形成された第1上部ホーン部ないし第3上
部ホーン部と組み合わされて円形導波管とされる。
【0050】そして、中央に形成されている第2下部ホ
ーン部312cを除いて、その両側に形成されている第
1下部ホーン部312b、および、第3下部ホーン部3
12dには互いに外側に曲げられたRベンド部が形成さ
れていると共に、その先端に第1円錐ホーン部340
a,第3円錐ホーン部340cがそれぞれ形成されてい
る。この円錐ホーン部340a,340cは、それぞれ
断面半円錐状に形成され、ホーンアダプタ上部311に
形成された第1円錐ホーン部および第3円錐ホーン部と
組み合わされて円錐ホーンとされる。
【0051】この第1下部ホーン部312b、第2下部
ホーン部312cおよび第3下部ホーン部312dにそ
れぞれ連通するように、コンバータユニット取付座31
2e,312f,312gがそれぞれ形成されている。
そして、その境界部には前述したような防水パッキンリ
ング部取付溝および防水パッキン取付溝が形成されてい
る。この防水パッキンリング部取付溝および防水パッキ
ン取付溝内には、前述したような防水パッキン321が
収納されて、アダプターホーン部内に水等が浸入しない
ようにされている。なお、ホーンアダプター3の先端に
は前面を水密に覆う樹脂製のホーンキャップ313が取
り付けられており、ホーンキャップ313はホーンアダ
プター3の外周に嵌合されている。
【0052】このような本発明の第3の実施の形態にか
かるホーンアダプター3においては、図14(a)
(b)に示す場合と同様に、反射鏡2の開口寸法Dが5
0cmとされ、形成すべき3つの相互の放射ビームの離
角度2θ1が4.5°とされた場合の3本のアダプター
ホーン部(以下、図14(a)に対応してアダプターホ
ーン部330a,330b,330cという)の相互の
間隔2d1は、上述したように約28mm以下の寸法が
求められることになるが、アダプターホーン部330
a,330b,330cにはRベンド部が設けられてい
ることおよび両側のアダプターホーン部330a,33
0cにのみ円錐ホーン部を設けるようにしたことから、
3本のアダプターホーン部330a,330b,330
cの相互の間隔を28mm以下とすることができる。こ
れにより、放射ビームの離角度が小さくても反射鏡を小
型にすることができるようになる。
【0053】本発明の第3の実施の形態の変形例にかか
るホーンアダプター3のほぼ同形状とされたホーンアダ
プター上部311とホーンアダプター下部312には、
連続的に外側に曲げたRベンド部が形成されているが、
ホーンアダプター3のほぼ中央から半截した形状とされ
ているため、ホーンアダプター上部311とホーンアダ
プター下部312とをそれぞれ成形により作成すること
ができる。この際に、ホーンアダプター上部311とホ
ーンアダプター下部312との前面には、チョーク部に
変えて円錐ホーン部を形成するようにしため、上下の成
形型に対して横方向に移動するスライド型は必要なく、
上下の成形型だけで容易にホーンアダプター上部311
とホーンアダプター下部312とを成形することができ
る。
【0054】以上説明した本発明のホーンアダプター3
を組み合わせる反射鏡2の開口寸法Dは50cmとした
が、反射鏡2の開口寸法Dを60cmとしてマルチビー
ムアンテナを構成するようにしてもよい。そこで、図1
4(a)に示す反射鏡2の開口寸法Dが60cmとさ
れ、形成すべき3つの相互の放射ビームの離角度2θ1
が4.5°とされた場合の3本のアダプターホーン部
(以下、図14(a)に対応してアダプターホーン部4
30a,430b,430cという)の相互の間隔2d
1を上記(1)式を変形して求めてみると、 2d1=2f・tan(θ1/α)≒34mm となる。ただし、指向性の傾き係数α=0.7としてい
る。従って、3本のアダプターホーン部430a,43
0b,430cの相互の間隔として約34mm以下とす
ればよいことになる。このように2d1が約34mm以
下とされる場合には、アダプターホーン部430a,4
30b,430cの先端にそれぞれ円錐ホーンを形成す
ることができる。
【0055】アダプターホーン部430a,430b,
430cの先端にそれぞれ円錐ホーンを形成するように
した本発明の第4の実施の形態にかかるホーンアダプタ
ー3の構成を図17に示す。図17はホーンアダプター
3をほぼ中央で切断した断面図であり、ホーンアダプタ
ー下部412の構成を示している。なお、ホーンアダプ
タ上部411とホーンアダプタ下部412とはほぼ同様
の構成とされる。図17に示すように、本発明の第4の
実施の形態のホーンアダプタ3は、ホーンアダプター下
部412に円形導波管とされる3つのアダプターホーン
部を形成するための第1下部ホーン部412b、第2下
部ホーン部412c、第3下部ホーン部412dが形成
されている。第1下部ホーン部412b、第2下部ホー
ン部412c、第3下部ホーン部412dは、それぞれ
断面半円形状に形成され、ホーンアダプタ上部411に
形成された第1上部ホーン部ないし第3上部ホーン部と
組み合わされて円形導波管とされたアダプターホーン部
430a,430b,430cが形成される。
【0056】そして、中央に形成されている第2下部ホ
ーン部412cを除いて、その両側に形成されている第
1下部ホーン部412b、および、第3下部ホーン部4
12dには互いに外側に曲げられたRベンド部が形成さ
れていると共に、第1下部ホーン部412bないし第3
下部ホーン部412dの先端に第1円錐ホーン部440
a,第2円錐ホーン部440b、第3円錐ホーン部44
0cがそれぞれ形成されている。この円錐ホーン部44
0a,440b,440cは、それぞれ断面半円錐状に
形成され、ホーンアダプタ上部411に形成された第1
円錐ホーン部ないし第3円錐ホーン部と組み合わされて
円錐ホーンとされる。
【0057】この第1下部ホーン部412b、第2下部
ホーン部412cおよび第3下部ホーン部412dにそ
れぞれ連通するように、コンバータユニット取付座41
2e,412f,412gがそれぞれ形成されている。
そして、その境界部には前述したような防水パッキンリ
ング部取付溝および防水パッキン取付溝が形成されてい
る。この防水パッキンリング部取付溝および防水パッキ
ン取付溝内には、前述したような防水パッキン421が
収納されて、アダプターホーン部内に水等が浸入しない
ようにされている。なお、ホーンアダプター3の先端に
は前面を水密に覆う樹脂製のホーンキャップ313が取
り付けられており、ホーンキャップ313はホーンアダ
プター3の外周に嵌合されている。
【0058】このような本発明の第4の実施の形態の変
形例にかかるホーンアダプター3においては、前記した
ように反射鏡2の開口寸法Dが60cmとされて、3本
のアダプターホーン部430a,430b,430cの
相互の間隔2d1として約34mm以下の寸法とすれば
よいため、アダプターホーン部430a,430b,4
30cに円錐ホーン部を設けることができる。また、ア
ダプターホーン部430a,430b,430cにはR
ベンド部が設けられていることから、コンバータユニッ
トの幅が34mmを越えていても3本のアダプターホー
ン部430a,430b,430cの相互の間隔を34
mm以下とすることができる。これにより、放射ビーム
の離角度が小さくても反射鏡をある程度小型にすること
ができるようになる。
【0059】本発明の第4の実施の形態の変形例にかか
るホーンアダプター3のほぼ同形状とされたホーンアダ
プター上部411とホーンアダプター下部412には、
連続的に外側に曲げたRベンド部が形成されているが、
ホーンアダプター3のほぼ中央から半截した形状とされ
ているため、ホーンアダプター上部411とホーンアダ
プター下部412とをそれぞれ成形により作成すること
ができる。この際に、ホーンアダプター上部411とホ
ーンアダプター下部412との前面には、チョーク部に
変えて円錐ホーン部を形成するようにしため、上下の成
形型に対して横方向に移動するスライド型は必要なく、
上下の成形型だけで容易にホーンアダプター上部411
とホーンアダプター下部412とを成形することができ
る。
【0060】以上説明した本発明のホーンアダプターに
おいては、組み合わせられるコンバータユニット数を2
台あるいは3台としたが、これに限るものではなく4台
以上としてもよい。この際に、ホーンアダプターに形成
されるRベンド部は、各コンバータユニット同士が所定
の位置に配設できるような曲げ角度で形成すればよい。
また、ホーンアダプター上部とホーンアダプター下部と
を複数本のビスを用いて固着するようにしたが、ビスの
本数は図示する本数に限られるものではない。なお、ホ
ーンアダプターに組み合わせられるコンバータユニット
には、1つあるいは2つの出力端子が設けられており、
2つの出力端子とされている場合は、水平偏波用/垂直
偏波用、あるいは、右旋偏波用/左旋偏波用とされる。
【0061】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、ホーンア
ダプターに複数のコンバータユニットを取り付ける複数
のホーン部の内の一部のホーン部が外側に曲げられて形
成されていると共に、ホーン部の先端にチョーク部を設
けるようにしたため、複数のホーン部の先端部の間隔を
狭めることができるようになる。従って、反射鏡の焦点
からコンバータユニットまでの距離を短くすることがで
きるので、反射鏡の開口寸法を大きくすることなく小さ
な離角度の複数の放射ビームを得ることができるように
なる。
【0062】また、ホーンアダプターはホーンアダプタ
ー上部とホーンアダプター下部とに半截された形状とさ
れているため、一部のホーン部が外側に曲げられていて
もホーンアダプター上部とホーンアダプター下部とを成
形により容易に作成することができる。特に、チョーク
部に替えて円錐ホーンを形成する場合には、チョーク部
を形成するに必要なスライド型を必要としないため、よ
り容易にホーンアダプター上部とホーンアダプター下部
とを成形により作成することができる。
【0063】さらに、ホーンアダプターを組み立てる際
に、ホーンアダプターはホーンアダプター上部とホーン
アダプター下部とに半截されていると共に、コンバータ
ユニットとは別体とされているため、ホーンアダプター
上部とホーンアダプター下部と、種々のコンバータユニ
ットとを組み合わせることができる。この際に、組み合
わせるホーンアダプターを、デュアルビーム用、トリプ
ルビーム用やそれ以上のマルチビーム用のホーンアダプ
ターに変更することも容易に行うことができる。したが
って、受信する衛星の数、コンバータ部における局部発
振周波数、受信する偏波(垂直偏波/水平偏波、あるい
は、右旋偏波/左旋偏波)や出力端子数が変更されて
も、組み合わせを変更するだけでその仕様を満足するこ
とができ、種々の仕様の製品を仕様に合うよう開発する
ことなく、ホーンアダプターとコンバータユニットの組
み合わせを変更するだけで迅速に提供することができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるホーンアダプター
を備えるマルチビームアンテナの構成を示す正面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態にかかるホーンアダプター
を備えるマルチビームアンテナの構成を示す上面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態にかかるホーンアダプター
を取り付ける態様を示す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかるホーンアダプター
を取り付ける態様を示す正面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態にかかるホーンアダ
プターの構成を示す平面図および上面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態にかかるホーンアダ
プターの構成を示す平面図および正面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態にかかるホーンアダ
プターの構成を示す断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態にかかるホーンアダ
プターにおけるチョーク部の構成を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態にかかるホーンアダ
プターにおけるホーンアダプター上部の構成を示す図で
ある。
【図10】本発明の第1の実施の形態にかかるホーンア
ダプターにおけるホーンアダプター上部の構成を示す図
である。
【図11】本発明の第1の実施の形態にかかるホーンア
ダプターとコンバータユニットとを組み立てる態様を示
す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態にかかるホーンア
ダプター上部およびホーンアダプター下部の構成を示す
図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態にかかるホーンア
ダプターにコンバータユニットを組み付けた構成を示す
図である。
【図14】本発明の実施の形態にかかるホーンアダプタ
ーを備えるマルチビームアンテナの概略構成、および、
形成される放射ビームを示す図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態にかかるホーンア
ダプターの変形例の構成を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態にかかるホーンア
ダプター下部の構成を示す図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態にかかるホーンア
ダプター下部の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 マルチビームアンテナ 2 パラボラ反射鏡 3 ホーンアダプター 4 支持アーム 5 コンバータユニット 5a,5b,5c コンバータユニット 6 アンテナ取付部 7 マスト 8 アーム取付板 9 偏波角調整板 9a 長孔 9b 固定ボルト 11,111 ホーンアダプター上部 11a,12a,111a,112a チョーク部 11b,11c,111b,111c,111d 上部
ホーン部 11d,12d,111h,112h 防水パッキンリ
ング部取付溝 11e,12e コンバータ取付抜止用溝 11f,12f,111j,112j 防水パッキン取
付溝 11g,11h,12g,12h,111e,111
f,111g,112e,112f,112g,212
e,212f,212g,312e,312f,312
g,412e,412f,412g コンバータユニッ
ト取付座 12,112,212,312,412 ホーンアダ
ブター下部 12b,12c,112b,112c,112d 下部
ホーン部 13,113,213,313,413 ホーンキャッ
プ 14 固定ネジ 14b ネジ孔 14c ビス 21,121,221,321,421 防水パッキン 21a 防水パッキンリング部 21b 延伸部 21c 連接部 30a,30b,130a,130b,130c アダ
プターホーン部 31 防水シーリング部 51 出力端子 51a 中心コンタクト 51b 絶縁体 51c シールド部 52 ケーブル防水キャップ取付部 53 RF基板 54 内部シールドシャーシ 55 コンバータダイカストケース 56 コンバータ樹脂ケース 57 シールドシャーシホーン部 58 コンバータ本体防水パッキン 59 コンバータ樹脂ケースカバー 60 コンバータホーン部 61,161a,161b,161c ホーンアダプタ
ー取付座 62 防水パッキンリング部取付座 63 抜止リブ 340a,340c,440a,440b,440c
円錐ホーン部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 康友 埼玉県蕨市北町4丁目7番4号 日本アン テナ株式会社蕨工場内 (72)発明者 福田 清 埼玉県蕨市北町4丁目7番4号 日本アン テナ株式会社蕨工場内 (72)発明者 小泉 拓也 埼玉県蕨市北町4丁目7番4号 日本アン テナ株式会社蕨工場内 Fターム(参考) 5J020 AA03 BA09 BA19 BC06 CA04 DA09 5J021 AA01 AB07 BA01 FA17 FA26 HA07 JA07 5J045 AB01 AB05 DA01 LA01 MA06 NA02 5J046 AA07 AA09 AA19 AB09 AB19 RA03 RA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンバータユニットを備え、反射
    鏡のほぼ焦点位置に配置されるマルチビームアンテナ用
    のホーンアダプターであって、 該ホーンアダプターは、該ホーンアダプターをほぼ中央
    から半截したホーンアダプター上部とホーンアダプター
    下部とからなり、 前記ホーンアダプター上部とホーンアダプター下部に
    は、断面が半円筒状とされた複数のホーン部と、該複数
    のホーン部のそれぞれに連通して形成されていると共
    に、コンバータユニットのコンバータホーン部が取り付
    けられる断面が半円筒状とされた複数のコンバータユニ
    ット取付座と、前記複数のホーン部および前記複数のコ
    ンバータユニット取付座の開放面である接合面とを有
    し、 前記コンバータユニットのそれぞれのコンバータホーン
    部を、前記ホーンアダプター上部およびホーンアダプタ
    ー下部の前記コンバータユニット取付座内に収納できる
    ように、前記複数のホーン部のうちの一部のホーン部が
    外側に連続的に曲げられて形成されており、前記ホーン
    アダプター上部の接合面に前記ホーンアダプター下部の
    接合面を密着して固着することにより組み立てられてい
    ることを特徴とするホーンアダプター。
  2. 【請求項2】 前記コンバータユニットのそれぞれにお
    けるコンバータホーン部の先端に嵌合される複数のリン
    グ部と、該複数のリング部を連接する連接部からなる防
    水パッキンを備え、 前記コンバータユニットのそれぞれにおけるコンバータ
    ホーン部の先端に前記防水パッキンのリング部を嵌合し
    て、前記ホーンアダプター上部あるいはホーンアダプタ
    ー下部の前記コンバータユニット取付座内に収納すると
    共に、前記連接部を接合面に形成された溝内に収納し、
    前記ホーンアダプター上部あるいはホーンアダプター下
    部の接合面に前記ホーンアダプター下部あるいはホーン
    アダプター上部の接合面を密着して固着することにより
    水密に組み立てられていることを特徴とする請求項1記
    載のホーンアダプター。
  3. 【請求項3】 前記ホーンアダプター上部と前記ホーン
    アダプター下部の前面に、前記ホーン部の先端を囲むよ
    うにチョーク部が形成されていることを特徴とする請求
    項1記載のホーンアダプター。
  4. 【請求項4】 複数のコンバータユニットを備え、反射
    鏡のほぼ焦点位置に配置されるマルチビームアンテナ用
    のホーンアダプターであって、 該ホーンアダプターは、該ホーンアダプターをほぼ中央
    から半截したホーンアダプター上部とホーンアダプター
    下部とからなり、 前記ホーンアダプター上部とホーンアダプター下部と
    は、断面が半円筒状とされ少なくとも1つのホーン部の
    先端が半円錐ホーンとされた複数のホーン部と、該複数
    のホーン部のそれぞれに連通して形成されていると共
    に、コンバータユニットのコンバータホーン部が取り付
    けられる断面が半円筒状とされた複数のコンバータユニ
    ット取付座と、前記複数のホーン部および前記複数のコ
    ンバータユニット取付座の開放面である接合面とを有
    し、 前記コンバータユニットにおけるそれぞれのコンバータ
    ホーン部を、前記ホーンアダプター上部および前記ホー
    ンアダプター下部の前記コンバータユニット取付座内に
    収納できるように、前記複数のホーン部のうちの一部の
    ホーン部が外側に連続的に曲げられて形成されており、
    前記ホーンアダプター上部の接合面に前記ホーンアダプ
    ター下部の接合面を密着して固着することにより組み立
    てられていることを特徴とするホーンアダプター。
  5. 【請求項5】 前記ホーンアダプター上部とホーンアダ
    プター下部における前記複数のホーン部のすべての先端
    に半円錐ホーンが形成されていることを特徴とする請求
    項4記載のホーンアダプター。
  6. 【請求項6】 前記複数のホーン部のうち、反射鏡の焦
    点の近傍に位置されるホーン部の先端に半円錐ホーンが
    形成され、反射鏡のほぼ焦点に位置されるホーン部の先
    端には半円錐ホーンが形成されていないことを特徴とす
    る請求項4記載のホーンアダプター。
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